JPH0349777Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0349777Y2
JPH0349777Y2 JP8314887U JP8314887U JPH0349777Y2 JP H0349777 Y2 JPH0349777 Y2 JP H0349777Y2 JP 8314887 U JP8314887 U JP 8314887U JP 8314887 U JP8314887 U JP 8314887U JP H0349777 Y2 JPH0349777 Y2 JP H0349777Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
intermediate plate
movable
fixed
platen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8314887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63196334U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8314887U priority Critical patent/JPH0349777Y2/ja
Publication of JPS63196334U publication Critical patent/JPS63196334U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0349777Y2 publication Critical patent/JPH0349777Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多重成形用金型、殊に横入れ式多重
成形用金型の成形機における中間プレート支持装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ほとんどのスタツクモールド等、多重成
形用金型はクレーン等によりタイバーの上方から
挿入する縦入れ式を採用しており、その内の中間
プレートはタイバー又はサポートピンにより支持
している。
しかし、中間プレートをタイバーで支持する方
式では、中間プレートをタイバーに取り付け、取
り外すのに手間がかかる上、位置決め等の調整が
難しい。また、中間プレートをサポートピンで支
持する方式では、重い中間プレートの支持が充分
でないという欠点があつた。
そこで、成形機フレームの上面に設けたレール
上に中間プレートを支持する中間プレート支持装
置が開発されている(実開昭59−97010号公報参
照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この中間プレート支持装置は中
間プレートの下端に一体に連設されて高さがタイ
バーの上下間隔より大きくなつており、多重成形
用金型を側方から挿入する際、下側のタイバーと
当たるため、多重成形用金型を上方から挿入する
縦入れ式にしなければならず、吊上げ用のクレー
ンが必要になると共に、工場建屋も必然的に高く
せざるを得なかつた。
以上のように、従来、中間プレート支持装置の
問題でいずれも多重成形用金型に横入れ式を採用
できなかつた。
ところで、クレーンを設備したり、工場建屋を
高くするとその分たけ設備が嵩むため、一般的に
建屋は低く、クレーンのない工場が多いから、射
出成形機に多重成形用金型を取り付ける方法とし
ては、横入れ式の多重成形用金型を製作し、金型
用台車及びガイド機構を使用してタイバーの側方
から挿入するのが望ましい。
本考案はかかる観点から前記従来の課題を解決
するためになしたもので、多重成形用金型をタイ
バーの側方から挿入できると共に、中間プレート
の重量を強固に支持して金型ガイドピンやラツ
ク・ピニオン式等の同調移動機構に無理な力がか
かるのを確実に防止できる多重成形用金型の中間
プレート支持装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、固定側金型に対して可動側金型及び
前記2つの金型間に配置された中間プレートを同
調移動機構を介し連動して重ね合わせ可能に組み
合わせた多重成形用金型の成形機における中間プ
レート支持装置であり、成形機の左右の下側タイ
バー間に配設したサポートフレームの両端部を成
形機フレーム上にスライドブロツクを介して型開
閉方向に移動可能に支持し、前記サポートフレー
ムの端部を前記スライドブロツク上に単動シリン
ダを介して上下動可能に支持し、前記サポートフ
レームを、前記多重成形用金型の中間プレートを
載置して着脱可能に取り付け得るように形成する
と共に、成形機の固定プラテン及び可動プラテン
に、上下のタイバー間を通して挿入される前記多
重成形用金型の固定側金型及び可動側金型をそれ
ぞれ支持案内するガイド機構を設けたことを特徴
とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面により説明す
る。
多重成形用金型は、固定側金型5と可動側金型
11との間に中間プレート13を平行に配置し、
固定側金型5の対向部のみ又は固定側金型5及び
可動側金型11の対向部に直角に立設された金型
ガイドピン34により固定側金型5に対して可動
側金型11及び中間プレート13を後述するラツ
ク・ピニオン式の同調移動機構を介し連動して重
ね合わせ可能に組み合わせている。
前記ラツク・ピニオン式の同調移動機構は、固
定側金型5の両側面にラツク35の一端部を、可
動側金型11の両側面にラツク36の一端部を装
着して両ラツク35,36を前記金型5,11,
13の重ね合わせ方向に延在させて上下平行に設
けている。また、中間プレート13の両側面に、
前記上下のラツク35,36間に位置してラツク
35,36と噛み合うピニオン37を回転可能に
取り付けている。そして、可動側金型11の移動
に伴つて固定側金型5と中間プレート13との間
及び可動側金型11と中間プレート13との間が
それぞれ同時に同じ距離だけ開閉するように構成
している。
一方、成形機は、固定プラテン1を成形機フレ
ーム2上に設置すると共に、可動プラテン8を成
形機フレーム2上に並設されたレール7上にプラ
テン支持装置9を介して摺動可能に設置し、かつ
該プラテン8を固定プラテン1と背板との間に架
設したタイバー4に摺動可能に取り付けている。
そして、型締装置により固定プラテン1に対して
可動プラテン8をタイバー4に沿い前後進可能に
構成している。
前記固定プラテン1の上部にはクランプシリン
ダ6が設けられ、該プラテン1の対向面下部には
幅方向に延在するガイド機構3(実施例ではガイ
ドローラ)が設けられている。また、可動プラテ
ン8の上部にはクランプシリンダ12が設けら
れ、該プラテン8の対向面下部には幅方向に延在
するガイド機構10(実施例ではガイドローラ)
が設けられている。
このような成形機に対して前記多重成形用金型
は次に述べるように装着されている。つまり、固
定プラテン1と可動プラテン8との間を、重ね合
わせた金型5,11,13を挿入し得る所定の間
隔に開いた状態で、上下のタイバー4間を通して
側方から固定側金型5をガイド機構3上に支持案
内させ、かつ可動側金型11をガイド機構10上
に支持案内させながら前記重ね合わせた金型5,
11,13を挿入して固定プラテン1と可動プラ
テン8との間に配置する。次いで、クランプシリ
ンダ6により固定プラテン1に固定側金型5を装
着し、かつクランプシリンダ12により可動プラ
テン8に可動側金型11を装着している。この状
態では、中間プレート13は金型ガイドピン34
を介して固定側金型5と可動側金型11に支持さ
れているに過ぎないから、本考案では、金型5,
13間及び金型11,13間が開閉する成形動作
中、中間プレート13の重量を強固に支持して金
型ガイドピン34や前記ラツク・ピニオン式同調
移動機構に無理な力がかかるのを確実に防止する
ために後述するような中間プレート支持装置14
を設け、該装置14に中間プレート13を装着支
持させている。
前記中間プレート支持装置14は、成形機の左
右の下側タイバー4間に型開閉方向(タイバー4
の軸線方向、以下同じ)に視てほぼエの字に形成
されたサポートフレーム15を配設し、このサポ
ートフレーム15を形成する上下のプレート1
8,19の端部をタイバー4を挟んで上下に対向
させて配置している。また、前記下部フレーム1
9の左右端部を、該端部の下部に装着した固定板
16及びスライドブロツク17を介して前記レー
ル7上にそれぞれ載置して型開閉方向に移動可能
に支持し、かつ該端部を前記スライドブロツク1
7上に単動シリンダ38を介して上下動可動に支
持している。更に、前記サポートフレーム15
を、前記多重成形用金型の中間プレート13を載
置してボルト20により着脱可能に取り付け得る
ように形成している。
スライドブロツク17には昇降ガイドピン23
が突設され、この昇降ガイドピン23には前記下
部フレーム19と一体の固定板16が上下動可能
に嵌合している。前記スライドブロツク17に
は、前記固定板16の下面に当接するピストン2
4が上下動可能に嵌入され、該ピストン24の下
部には油室25が形成されている。このように、
スライドブロツク17には前記単動シリンダ38
が設けられており、油室25には減圧弁及び切換
弁を備えた図示しない油圧回路が接続されてい
る。そして、減圧弁で中間プレート13の重量に
見合つた圧力に設定した圧油の供給によりピスト
ン24が上動し、該ピストン24上に固定板16
を介して支持されたサポートフレーム15が上動
するように構成されている。
下部プレート19の端部の上部には、タイバー
4の下部に当たるストツパー21が装着されてい
る。このストツパー21は、中間プレート13が
サポートフレーム15上に取り付けられていない
場合に単動シリンダ38が作動してピストン24
がスライドブロツク17内から上動し過ぎて飛び
出したり圧油の抜けを招くのを防止するために設
けられている。
前述したように成形機の固定プラテン1と可動
プラテン8にそれぞれ固定側金型5及び可動側金
型11を装着した時の中間プレート13の位置の
直下に前記中間プレート支持装置14を配置する
ために位置決め用治具26が備えられている。
この位置決め用治具26の一端部は固定プラテ
ン1の両側下部にボルト27により着脱可能に設
けられ、該治具26の他端部には平面視コ形の嵌
合部28が設けられている。そして、固定ブラテ
ン1の両側に取りケ付けた位置決め用治具26の
嵌合部28にそれぞれ中間プレート支持装置14
の左右の固定板16を可動プラテン8側から嵌合
させることにより前記中間プレート13の位置の
直下に中間プレート支持装置14を位置決め可能
となつている。
前記スライドプロツク17の下面には、レール
7に摺接するスライドプレート31が設けられ、
該ブロツク17の移動方向両端部には押え板32
を介してスライドシール33が設けられている。
尚、本実施例では、単動シリンダ38をスライ
ドブロツク17に内蔵したが、固定板16側に内
蔵しても良いことは言うまでもない。
以上の構成において、成形作業中、固定プラテ
ン1に装着した固定側金型5に対して可動プラテ
ン8に装着した可動側金型11を前後進させる
と、同調移動機構によつて固定側金型5と中間プ
レート13との間がそれぞれ同時に同じ距離だけ
開閉する。その際、中間プレート13はその重量
に相当するシリンダ力で中間プレート13はその
重量に相当するシリンダ力で中間プレート支持装
置14に支持されながら型開閉方向に移動するか
ら、金型ガイドピン34や同調移動機構に無理な
力がかかることはない。
多重成形用金型を交換する場合、固定プラテン
1と可動ブラテン8との間を、重ね合わせた金型
5,11,13の挿入間隔に開いた後、中間プレ
ート13と中間プレート支持装置14の上部フレ
ーム18を連結したボルト20を外す。次いで、
単動シリンダ38のピストン24を下動させる
と、単動シリンダ38により固定板16を介して
支持されていたサポートフレーム15は昇降ガイ
ドピン23に沿つて下動するが、中間プレート1
3は金型ガイドピン34を介して固定側金型5及
び可動側金型11に支持されて下動しないから、
中間プレート13とサポートフレーム15との間
に例えば2mmの隙間を生じる。次いで、クランプ
シリンダ6,12を短縮作動させて固定プラテン
1から固定側金型11を取り外し、可動プラテン
8から可動側金型11を取り外した後、固定側金
型5をガイド機構3上に支持案内させ、かつ可動
側金型11をガイド機構10上に支持案内させな
がら前記金型5,11,13を固定プラテン1と
可動プラテン8との間から上下のタイバー4間を
通して側方に引き出す。次いで、位置決め用治具
26を固定プラテン1に装着し、その嵌合部28
にそれぞれ中間プレート支持装置14の左右の固
定板16を嵌合させて該装置14の位置決めを行
う。しかる後、前記金型取出し手順と逆の手順
で、上下のタイバー4間を通して側方から新たな
多重成形用金型を挿入し、固定プラテン1に固定
側金型5を装着し、可動プラテン8に可動側金型
11を装着すると共に、中間プレート13を中間
プレート支持装置14に装着支持させる。その
後、位置決め用治具26を固定プラテン1から取
り外す。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案は、多重成形用金型をタイ
バーの側方から挿入し、又は取り出すことができ
るから、金型交換作業が容易かつ迅速に行える。
また、成形動作中、多重成形用金型の中間プレー
トを成形機に設けた中間プレート支持装置により
支持しながら可動側金型と共に移動させることが
でき、しかも中間プレートの支持力を該中間プレ
ートの重量に相当するシリンダ力で支持できるか
ら、金型ガイドピンや同調移動機構に無理な力が
かかるのを確実に防止できる。従つて、多重成形
用金型に横入れ式を採用できるから、従来の縦入
れ式多重成形用金型で必要となるクレーン整備が
不要となり、また工場建屋を高くしないで済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す成形機の部分
正面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図、
第4図は第2図の−線、−線に沿う断面図、
第5図は第3図の−線に沿う断面図、第6図は
第5図のA部分の拡大図である。 1……固定プラテン、2……成形機フレーム、
4……タイバー、5……固定側金型、11……可
動側金型、13……中間プレート、14……中間
プレート支持装置、15……サポートフレーム、
16……固定板、17……スライドブロツク、2
0……ボルト、23……昇降ガイドピン、24…
…ピストン、25……油室、26……位置決め要
治具、34……金型ガイドピン、35,36……
ラツク、37……ピニオン、38……単動シリン
ダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定側金型に対して可動側金型及び前記2つの
    金型間に配置された中間プレートを同調移動機構
    を介し連動して重ね合わせ可能に組み合わせた多
    重成形用金型の成形機における中間プレート支持
    装置であり、 成形機の左右の下側タイバー間に配設したサポ
    ートフレームの両端部を成形機フレーム上にスラ
    イドブロツクを介して型開閉方向に移動可能に支
    持し、前記サポートフレームの端部を前記スライ
    ドブロツク上に単動シリンダを介して上下動可能
    に支持し、前記サポートフレームを、前記多重成
    形用金型の中間プレートを載置して着脱可能に取
    り付け得るように形成すると共に、成形機の固定
    プラテン及び可動プラテンに、上下のタイバー間
    を通して挿入される前記多重成形用金型の固定側
    金型及び可動側金型をそれぞれ支持案内するガイ
    ド機構を設けたことを特徴とする多重成形金型の
    中間プレート支持装置。
JP8314887U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0349777Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8314887U JPH0349777Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8314887U JPH0349777Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63196334U JPS63196334U (ja) 1988-12-16
JPH0349777Y2 true JPH0349777Y2 (ja) 1991-10-24

Family

ID=30936473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8314887U Expired JPH0349777Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0349777Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0639960Y2 (ja) * 1989-04-21 1994-10-19 三菱重工業株式会社 射出成形機等の型締装置
JP5553813B2 (ja) * 2011-10-27 2014-07-16 株式会社日本製鋼所 中間金型支持装置および金型装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63196334U (ja) 1988-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0370328B1 (en) Support for quick mold changing
JP4510089B2 (ja) モールドセットを成形機に装填する改良された方法
JP4504427B2 (ja) 3段スタックモールド成形機
RU2699477C1 (ru) Вертикальный пресс для литейной машины и литейная машина
JP2008515677A (ja) 成形機用の自動式空気ドッキング及び水ドッキングシステム
US5012568A (en) Method for installing and replacing parts in an injection molding machine
JP4504428B2 (ja) モールドセットを成形機に案内するシステム
JP4439560B2 (ja) 多段スタックモールド成形機用のリンク機構アセンブリ
JPH0349777Y2 (ja)
JP2807107B2 (ja) 金型交換装置
GB2257939A (en) Automatic mold exchanging method for molding machine
JPH07246622A (ja) 型締装置
JPH04294840A (ja) 無枠鋳型造型設備
JP3150647B2 (ja) 射出成形機等の竪形型締装置
US5346382A (en) Hot runner exchange apparatus for use in an injection molding machine
JP2969304B2 (ja) 射出成形装置の金型交換装置
JP4739933B2 (ja) 射出延伸ブロー成形機
JPH0628251Y2 (ja) 射出成形機の金型取付装置
JPH03355Y2 (ja)
JPS6163703A (ja) 合成高重合体の溶融紡糸装置
JP2940253B2 (ja) 竪型ダイカストマシン
JPH0796153B2 (ja) 横形ダイカストマシンにおける金型取付装置
JPH0646605Y2 (ja) 低圧鋳造設備における上金型移動台車装置
JPH0530841Y2 (ja)
JPS6367455B2 (ja)