JPH0530841Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0530841Y2 JPH0530841Y2 JP1987170658U JP17065887U JPH0530841Y2 JP H0530841 Y2 JPH0530841 Y2 JP H0530841Y2 JP 1987170658 U JP1987170658 U JP 1987170658U JP 17065887 U JP17065887 U JP 17065887U JP H0530841 Y2 JPH0530841 Y2 JP H0530841Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- closing unit
- mold clamping
- mold opening
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 238000002347 injection Methods 0.000 description 21
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 21
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 14
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- 239000006082 mold release agent Substances 0.000 description 4
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/08—Cold chamber machines, i.e. with unheated press chamber into which molten metal is ladled
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D5/00—Machines or plants for pig or like casting
- B22D5/02—Machines or plants for pig or like casting with rotary casting tables
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は型開閉ユニツトを台車に搭載し、この
台車を竪型型締装置内へ横方向から進入させて型
締したのち鋳込を行う金型鋳造装置に関するもの
である。
台車を竪型型締装置内へ横方向から進入させて型
締したのち鋳込を行う金型鋳造装置に関するもの
である。
金型鋳造装置は従来1組の金型を型締装置で型
締して鋳込を行うものであつたが、近年、鋳込サ
イクルを短縮する目的により、金型とその仮型締
機構とからなる型開閉ユニツトを2組設け、これ
らの型開閉ユニツトを台車に搭載して竪型型締装
置内へ左右両側から交互に出し入れしながら型締
と鋳込を行う連続式の金型鋳造装置が開発されて
いる。
締して鋳込を行うものであつたが、近年、鋳込サ
イクルを短縮する目的により、金型とその仮型締
機構とからなる型開閉ユニツトを2組設け、これ
らの型開閉ユニツトを台車に搭載して竪型型締装
置内へ左右両側から交互に出し入れしながら型締
と鋳込を行う連続式の金型鋳造装置が開発されて
いる。
この種の装置として例えば実開昭58−9725号公
報に開示されている装置は、型締位置から一方の
外部型開閉位置に及ぶ長い台車とその上に搭載さ
れた2組の型開閉ユニツトとを備えており、一方
の型開閉ユニツトが型締位置にあるときに他方の
型開閉ユニツトが外部の型開閉位置にあるように
台車を1サイクルごとに左右へ交互に移動させ
て、一方の型開閉ユニツトへの鋳込中に他方の型
開閉ユニツトを準備するものである。
報に開示されている装置は、型締位置から一方の
外部型開閉位置に及ぶ長い台車とその上に搭載さ
れた2組の型開閉ユニツトとを備えており、一方
の型開閉ユニツトが型締位置にあるときに他方の
型開閉ユニツトが外部の型開閉位置にあるように
台車を1サイクルごとに左右へ交互に移動させ
て、一方の型開閉ユニツトへの鋳込中に他方の型
開閉ユニツトを準備するものである。
しかしながら、このような従来の金型鋳造装置
においては、2組の型開閉ユニツトが1台の台車
に搭載されているので、金型とその仮型締機構と
を備えた型開閉ユニツトの一方が故障してこれを
修理または交換したり、あるいは一方の型開閉ユ
ニツトの保守点検を行なつたりするときには、そ
の修復あるいは作業終了するまではこの一方側の
台車の移動ができず、他方の型開閉ユニツトが使
用できないために生産が中断するという問題があ
つた。
においては、2組の型開閉ユニツトが1台の台車
に搭載されているので、金型とその仮型締機構と
を備えた型開閉ユニツトの一方が故障してこれを
修理または交換したり、あるいは一方の型開閉ユ
ニツトの保守点検を行なつたりするときには、そ
の修復あるいは作業終了するまではこの一方側の
台車の移動ができず、他方の型開閉ユニツトが使
用できないために生産が中断するという問題があ
つた。
また、上述した従来装置にあつては、構造が簡
単で、装置全体の小型化が図れ、しかも金型の適
正な型締力、これに伴なう製品品質の向上、さら
には型締、射出、固化冷却、製品の取り出し等の
鋳造工程を連続して効率よく行なえるとは言えな
いものであり、このような点をも考慮し、上述し
た問題点を一掃し得る何らかの対策を講じること
が望まれている。
単で、装置全体の小型化が図れ、しかも金型の適
正な型締力、これに伴なう製品品質の向上、さら
には型締、射出、固化冷却、製品の取り出し等の
鋳造工程を連続して効率よく行なえるとは言えな
いものであり、このような点をも考慮し、上述し
た問題点を一掃し得る何らかの対策を講じること
が望まれている。
このような問題点を解決するために本考案に係
る金型鋳造装置は、金型とその仮型締機構とを備
えた型開閉ユニツトを搭載した台車を、竪型型締
装置の左右両側にそれぞれ別個に設け、これら各
台車を竪型型締装置内へそれぞれ左右両側から別
個に出し入れ可能に設けるとともに、竪型型締装
置側に、中高部とその両側の低部とで断面凸字状
に形成され固定盤を台車の進入方向に凸字状端面
を対向させて設け、かつ台車を、上面が固定盤の
中高部上面よりも低くしかもこの固定盤への対向
部にこれよりも広幅の開口を有する形状を呈する
ように形成し、固定盤の中高部を両側から挾む前
記低部平面上に進入した位置と固定盤の横方向外
部へ退去した位置との間で進退自在に設け、この
台車上に、型開閉ユニツトをその下面が固定盤中
高部の上面よりも高い位置と低い位置との間で上
下動可能に支持するピストンを設けた構成とした
ものである。
る金型鋳造装置は、金型とその仮型締機構とを備
えた型開閉ユニツトを搭載した台車を、竪型型締
装置の左右両側にそれぞれ別個に設け、これら各
台車を竪型型締装置内へそれぞれ左右両側から別
個に出し入れ可能に設けるとともに、竪型型締装
置側に、中高部とその両側の低部とで断面凸字状
に形成され固定盤を台車の進入方向に凸字状端面
を対向させて設け、かつ台車を、上面が固定盤の
中高部上面よりも低くしかもこの固定盤への対向
部にこれよりも広幅の開口を有する形状を呈する
ように形成し、固定盤の中高部を両側から挾む前
記低部平面上に進入した位置と固定盤の横方向外
部へ退去した位置との間で進退自在に設け、この
台車上に、型開閉ユニツトをその下面が固定盤中
高部の上面よりも高い位置と低い位置との間で上
下動可能に支持するピストンを設けた構成とした
ものである。
本考案によれば、型締装置外にある左右の台車
上に、金型とその仮型締機能とを備えた型開閉ユ
ニツトをそれぞれ搭載し、一方の型開閉ユニツト
の金型を開いて離型剤をスプレーで塗布した後、
型合わせするとともに、仮型締を行なう。こうし
て準備が終わつた型開閉ユニツトが搭載された台
車を前進させて型締装置内へ進入させ、この型締
装置内で本型締を行なうとともに、射出スリーブ
内へ溶湯を供給して金型に接合し、射出シリンダ
で溶湯を金型のキヤビテイー内へ射出する。この
型締鋳込作業中に型締装置外にある他方の型開閉
ユニツトを、前記と同様に準備する。射出の終わ
つた型開閉ユニツトは溶湯の固化冷却を待つた
後、台車に載せたまゝ型締装置外へ引き出し、型
開きして製品を取り出す。このとき、他方の型開
閉ユニツトを搭載した台車を、型締装置内に進入
させ、その後は前記動作を繰り返す。
上に、金型とその仮型締機能とを備えた型開閉ユ
ニツトをそれぞれ搭載し、一方の型開閉ユニツト
の金型を開いて離型剤をスプレーで塗布した後、
型合わせするとともに、仮型締を行なう。こうし
て準備が終わつた型開閉ユニツトが搭載された台
車を前進させて型締装置内へ進入させ、この型締
装置内で本型締を行なうとともに、射出スリーブ
内へ溶湯を供給して金型に接合し、射出シリンダ
で溶湯を金型のキヤビテイー内へ射出する。この
型締鋳込作業中に型締装置外にある他方の型開閉
ユニツトを、前記と同様に準備する。射出の終わ
つた型開閉ユニツトは溶湯の固化冷却を待つた
後、台車に載せたまゝ型締装置外へ引き出し、型
開きして製品を取り出す。このとき、他方の型開
閉ユニツトを搭載した台車を、型締装置内に進入
させ、その後は前記動作を繰り返す。
ここで、本考案によれば、上述した金型鋳造装
置による鋳造作業時において、金型とその仮型締
機構を備えている型開閉ユニツトは、ピストンを
上昇させてこれで支承させた状態で台車上に搭載
され、この状態で型開閉シリンダで仮型締された
後、型締装置の固定盤上に進入させられる。この
とき、台車は、固定盤の中高部を両側から挾むよ
うに低部平面へ進入し、この進入後にピストンを
下降させると、型開閉ユニツトは、固定盤中高部
上に着座することになる。そこで、上述したよう
に型開閉シリンダで仮型締された型開閉ユニツト
は、型締装置内で本型締される。この本型締後
は、溶湯を鋳込み、固化冷却後に本型締を解き、
ピストンで型開閉ユニツトを固定盤中高部上から
浮かせた後、台車を固定盤外へ退去させて型開と
製品の取り出しとが行なわれる。
置による鋳造作業時において、金型とその仮型締
機構を備えている型開閉ユニツトは、ピストンを
上昇させてこれで支承させた状態で台車上に搭載
され、この状態で型開閉シリンダで仮型締された
後、型締装置の固定盤上に進入させられる。この
とき、台車は、固定盤の中高部を両側から挾むよ
うに低部平面へ進入し、この進入後にピストンを
下降させると、型開閉ユニツトは、固定盤中高部
上に着座することになる。そこで、上述したよう
に型開閉シリンダで仮型締された型開閉ユニツト
は、型締装置内で本型締される。この本型締後
は、溶湯を鋳込み、固化冷却後に本型締を解き、
ピストンで型開閉ユニツトを固定盤中高部上から
浮かせた後、台車を固定盤外へ退去させて型開と
製品の取り出しとが行なわれる。
第1図ないし第5図は本考案に係る金型鋳造装
置の実施例を示し、第1図はその正面図、第2図
は側面図、第3図は平面図、第4図は型開閉ユニ
ツトと台車および固定盤の一部の正面図、第5図
は同じく平面図である。図において、床面の基礎
上には、平面視長方形状に形成されたベースプラ
テン1が設置されており、その長手方向中央部に
は、全体を符号2で示す型締装置が設けられてい
る。この型締装置2は、ベースプラテン1の4隅
に直立するタイバー3とナツト4とで固定支持さ
れたシリンダプラテン5を備えており、シリンダ
プラテン5の中心部にはムービングプラテン6を
図示の上昇位置から下降させて後述する型締を行
なう型締シリンダ(図示せず)が設けられてい
る。
置の実施例を示し、第1図はその正面図、第2図
は側面図、第3図は平面図、第4図は型開閉ユニ
ツトと台車および固定盤の一部の正面図、第5図
は同じく平面図である。図において、床面の基礎
上には、平面視長方形状に形成されたベースプラ
テン1が設置されており、その長手方向中央部に
は、全体を符号2で示す型締装置が設けられてい
る。この型締装置2は、ベースプラテン1の4隅
に直立するタイバー3とナツト4とで固定支持さ
れたシリンダプラテン5を備えており、シリンダ
プラテン5の中心部にはムービングプラテン6を
図示の上昇位置から下降させて後述する型締を行
なう型締シリンダ(図示せず)が設けられてい
る。
ベースプラテン1から床面上のピツト7内へ垂
下された複数個の支持バー8と、ピツト7の底面
に固定された支持台9とには、シリンダ受け10
が固定支持されており、これには、全体を符号1
1で示す射出装置が起立、傾動自在に枢支されて
いる。この射出装置11は射出シリンダ12と、
その上端面に同芯状に固定されたスリーブフレー
ム13とを備えており、スリーブフレーム13の
上端部に支持された射出スリーブ14の内孔に
は、射出シリンダ12の油圧で進退するピストン
ロツド15にカツプリング16で連結されたプラ
ンジヤ17のプランジヤチツプが進退自在に嵌合
されている。そして射出装置11全体は、傾転シ
リンダ18の作動により直立状態と図示の傾動状
態との間で回動し、傾動位置では溶湯の注入が行
われ直立位置では溶湯の射出が行われるように構
成されている。19は溶湯を注入する自動給湯装
置であつて、溶湯が蓄えられた溶融20と、傾
動位置の射出スリーブ14との間でラドル21を
往復動させて溶湯を所定のタイミングで供給する
ように構成されている。
下された複数個の支持バー8と、ピツト7の底面
に固定された支持台9とには、シリンダ受け10
が固定支持されており、これには、全体を符号1
1で示す射出装置が起立、傾動自在に枢支されて
いる。この射出装置11は射出シリンダ12と、
その上端面に同芯状に固定されたスリーブフレー
ム13とを備えており、スリーブフレーム13の
上端部に支持された射出スリーブ14の内孔に
は、射出シリンダ12の油圧で進退するピストン
ロツド15にカツプリング16で連結されたプラ
ンジヤ17のプランジヤチツプが進退自在に嵌合
されている。そして射出装置11全体は、傾転シ
リンダ18の作動により直立状態と図示の傾動状
態との間で回動し、傾動位置では溶湯の注入が行
われ直立位置では溶湯の射出が行われるように構
成されている。19は溶湯を注入する自動給湯装
置であつて、溶湯が蓄えられた溶融20と、傾
動位置の射出スリーブ14との間でラドル21を
往復動させて溶湯を所定のタイミングで供給する
ように構成されている。
前記ベースプラテン1の中央部には、後述する
型開閉ユニツト26を進入させる固定盤22が、
型締シリンダの真下に位置して一体形成されてお
り、この固定盤22は、中高部22aとその両側
の低部22bとで断面を凸字状に形成されてい
る。そしてベースプラテン1は固定盤22から床
面基礎上を左右両側に延びるベース23,24を
備えており、これら各ベース23,24上には2
条のレール25がそれぞれ敷設されている。
型開閉ユニツト26を進入させる固定盤22が、
型締シリンダの真下に位置して一体形成されてお
り、この固定盤22は、中高部22aとその両側
の低部22bとで断面を凸字状に形成されてい
る。そしてベースプラテン1は固定盤22から床
面基礎上を左右両側に延びるベース23,24を
備えており、これら各ベース23,24上には2
条のレール25がそれぞれ敷設されている。
そこで型開閉ユニツト26とこれを固定盤22
に対し出し入れする装置について説明する。27
はレール25と固定盤22上のレール28上で転
動する4個の車輪29を備えた台車であつて、両
側のベース23,24上にそれぞれ設けられてい
るが、この台車27とこれに搭載される型開閉ユ
ニツト26とは、左右同構成であるから以下片側
のものについてのみ説明する。台車27は固定盤
22にに対向するこの固定盤22の凸字状中高部
22aよりも広幅の開口を備えた形状、本実施例
では平面視コ字状に形成されている。ここで、第
5図に符号Dで示す開口の幅は、符号dで示す中
高部22aの幅よりもわずかに大きく形成されて
いる。また台車27には複数個ずつ2列のころ3
0が回転自在に枢着されており、ころ30の上端
すなわち台車27の上面は、固定盤中高部22a
の上面よりも第4図に符号tで示すだけ低い位置
に位置するように形成されている。31はベース
23の両側に支持された一対の台車移動用シリン
ダであつて、そのピストンロツド32の作用端は
台車27の前端部両側に固定された連結金具33
に枢着されており、例えばエア圧でピストンロツ
ド32を進退させることにより台車27は、固定
盤22の中高部22aを3方から囲むように低部
22b平面へ進入した位置と、固定盤22の横方
向外部としてもベース23上へ退去した位置との
間で進退するように構成されている。
に対し出し入れする装置について説明する。27
はレール25と固定盤22上のレール28上で転
動する4個の車輪29を備えた台車であつて、両
側のベース23,24上にそれぞれ設けられてい
るが、この台車27とこれに搭載される型開閉ユ
ニツト26とは、左右同構成であるから以下片側
のものについてのみ説明する。台車27は固定盤
22にに対向するこの固定盤22の凸字状中高部
22aよりも広幅の開口を備えた形状、本実施例
では平面視コ字状に形成されている。ここで、第
5図に符号Dで示す開口の幅は、符号dで示す中
高部22aの幅よりもわずかに大きく形成されて
いる。また台車27には複数個ずつ2列のころ3
0が回転自在に枢着されており、ころ30の上端
すなわち台車27の上面は、固定盤中高部22a
の上面よりも第4図に符号tで示すだけ低い位置
に位置するように形成されている。31はベース
23の両側に支持された一対の台車移動用シリン
ダであつて、そのピストンロツド32の作用端は
台車27の前端部両側に固定された連結金具33
に枢着されており、例えばエア圧でピストンロツ
ド32を進退させることにより台車27は、固定
盤22の中高部22aを3方から囲むように低部
22b平面へ進入した位置と、固定盤22の横方
向外部としてもベース23上へ退去した位置との
間で進退するように構成されている。
このような台車27上に搭載される型開閉ユニ
ツト26は、長方形板状に形成された取付台34
を下端部に備えており、この取付台34の両短辺
側中央部には、一対の型開閉シリンダ35が基端
を取付台34に固定されて立設されている。36
は型開閉シリンダ35のピストンロツド37の作
用端に両端2箇所を固定支持されたトツプフレー
ムであつて、このトツプフレーム36と前記取付
台34とには、可動金型38と固定金型39とが
それぞれ固定されており、型開閉シリンダ35で
トツプフレーム36を昇降させることにより、可
動金型38が固定金型39に対して開閉されると
ともに、型合わせ後さらにわずかにトツブフレー
ム36を下降させることにより必要最低限の型締
力が加えられ、これによつて仮型締めが行われる
ように構成されている。40は取付台34の4隅
に基端を固定されて立設された円筒状のガイド筒
であつて、その内孔に昇降自在に嵌合されたガイ
ドロツド41の上端はトツプフレーム36が固定
されており、トツプフレーム36の上下動を案内
するように構成されている。
ツト26は、長方形板状に形成された取付台34
を下端部に備えており、この取付台34の両短辺
側中央部には、一対の型開閉シリンダ35が基端
を取付台34に固定されて立設されている。36
は型開閉シリンダ35のピストンロツド37の作
用端に両端2箇所を固定支持されたトツプフレー
ムであつて、このトツプフレーム36と前記取付
台34とには、可動金型38と固定金型39とが
それぞれ固定されており、型開閉シリンダ35で
トツプフレーム36を昇降させることにより、可
動金型38が固定金型39に対して開閉されると
ともに、型合わせ後さらにわずかにトツブフレー
ム36を下降させることにより必要最低限の型締
力が加えられ、これによつて仮型締めが行われる
ように構成されている。40は取付台34の4隅
に基端を固定されて立設された円筒状のガイド筒
であつて、その内孔に昇降自在に嵌合されたガイ
ドロツド41の上端はトツプフレーム36が固定
されており、トツプフレーム36の上下動を案内
するように構成されている。
以上のように構成された型開閉ユニツト26
は、台車27側のピストンで支承されている。す
なわち、台車27の前後左右4箇所には、シリン
ダ42が設けられ、そのエア圧等で昇降動作する
ピストンロツド43の上端半割部は、型開閉ユニ
ツト26の位置決め用として取付台34のピン孔
に嵌合されており、これに形成された段部で下降
と水平方向への移動を規制して型開閉ユニツト2
6を支承している。そして、この状態において、
前記トツプフレーム36の上下動がガイド筒40
によつて案内されるようになつている。
は、台車27側のピストンで支承されている。す
なわち、台車27の前後左右4箇所には、シリン
ダ42が設けられ、そのエア圧等で昇降動作する
ピストンロツド43の上端半割部は、型開閉ユニ
ツト26の位置決め用として取付台34のピン孔
に嵌合されており、これに形成された段部で下降
と水平方向への移動を規制して型開閉ユニツト2
6を支承している。そして、この状態において、
前記トツプフレーム36の上下動がガイド筒40
によつて案内されるようになつている。
したがつて、このような構成において、ピスト
ンロツド43が昇降することにより、取付台34
は、その下面が固定盤中高部22aの上面よりも
高い位置と低い位置との間で上下動するように構
成されている。そして、この取付台34は、ピス
トンロツド43が上昇している高い位置では中高
部22aの上面に触れることなく、固定盤22上
に進入することができるようになつている。一
方、この取付台34は、上述したように台車27
によつて固定盤22上に進入した状態で下降させ
ると、中高部22aの上面上に着座するように構
成されている。また、この取付台34は、台車2
7によつて固定盤22の中高部22a上から退出
してベース23上に位置している状態において、
ピストンロツド43をさらに下降させることによ
る低い位置では、型開閉ユニツト26がころ30
上に着座し、この型開閉ユニツト26を、保守等
のために台車27から容易に取出すことができる
ように構成されている。
ンロツド43が昇降することにより、取付台34
は、その下面が固定盤中高部22aの上面よりも
高い位置と低い位置との間で上下動するように構
成されている。そして、この取付台34は、ピス
トンロツド43が上昇している高い位置では中高
部22aの上面に触れることなく、固定盤22上
に進入することができるようになつている。一
方、この取付台34は、上述したように台車27
によつて固定盤22上に進入した状態で下降させ
ると、中高部22aの上面上に着座するように構
成されている。また、この取付台34は、台車2
7によつて固定盤22の中高部22a上から退出
してベース23上に位置している状態において、
ピストンロツド43をさらに下降させることによ
る低い位置では、型開閉ユニツト26がころ30
上に着座し、この型開閉ユニツト26を、保守等
のために台車27から容易に取出すことができる
ように構成されている。
さらに型締装置2の上端部には押出シリンダ4
4が固定されており、型締装置2内で型開された
可動金型から製品を押出すように構成されてい
る。45は左右の各ベース23,24ごとに1組
ずつ設けられた金型スプレ装置であつて、ベース
23,24上へ引き出された型開閉ユニツト26
の中心部へ向かつて進入可能なスプレポツト46
を備えており、型開閉ユニツト26内で型開され
た金型38,39のキヤビテイ内へ離型剤を塗布
するように構成されている。また、47は左右の
ベース23,24ごとに1組ずつ設けられた製品
取出装置であつて、製品取出し位置と製品集積部
48との間で回動自在なシリンダ49を備えてお
り、製品取出位置でシリンダ49側のチヤツク5
0を、型開された金型38,39内へ進入させて
製品を取出すように構成されている。51は射出
装置11に付設され射出スリーブ14に離型剤を
塗布するスプレ装置である。
4が固定されており、型締装置2内で型開された
可動金型から製品を押出すように構成されてい
る。45は左右の各ベース23,24ごとに1組
ずつ設けられた金型スプレ装置であつて、ベース
23,24上へ引き出された型開閉ユニツト26
の中心部へ向かつて進入可能なスプレポツト46
を備えており、型開閉ユニツト26内で型開され
た金型38,39のキヤビテイ内へ離型剤を塗布
するように構成されている。また、47は左右の
ベース23,24ごとに1組ずつ設けられた製品
取出装置であつて、製品取出し位置と製品集積部
48との間で回動自在なシリンダ49を備えてお
り、製品取出位置でシリンダ49側のチヤツク5
0を、型開された金型38,39内へ進入させて
製品を取出すように構成されている。51は射出
装置11に付設され射出スリーブ14に離型剤を
塗布するスプレ装置である。
以上のように構成された金型鋳造装置の動作を
説明する。鋳造作業開始前、両側のベース23,
24のレール25上には台車27が、台車移動用
シリンダ31のピストンロツド32に支持されて
停止しており、各台車27上には型開閉ユニツト
26が、上昇したピストンロツド43によりころ
30から浮上した状態で支承されている。また、
両方の型開閉ユニツト26には、金型38,39
がそれぞれ装着されている。そこで片方の型開閉
ユニツト26の型開閉シリンダ35を作動させて
そのピストンロツド37を前進させると、トツプ
フレーム36がガイド筒40で案内されながら上
昇して型開されるので、金型スプレ装置45で金
型38,39のキヤビテイ内に離型材を塗布した
のち、ピストンロツド37を後退させて型合わせ
し、さらにピストンロツド37をわずかに後退さ
せて必要最低限の型締力を付与し、仮型締状態と
される。
説明する。鋳造作業開始前、両側のベース23,
24のレール25上には台車27が、台車移動用
シリンダ31のピストンロツド32に支持されて
停止しており、各台車27上には型開閉ユニツト
26が、上昇したピストンロツド43によりころ
30から浮上した状態で支承されている。また、
両方の型開閉ユニツト26には、金型38,39
がそれぞれ装着されている。そこで片方の型開閉
ユニツト26の型開閉シリンダ35を作動させて
そのピストンロツド37を前進させると、トツプ
フレーム36がガイド筒40で案内されながら上
昇して型開されるので、金型スプレ装置45で金
型38,39のキヤビテイ内に離型材を塗布した
のち、ピストンロツド37を後退させて型合わせ
し、さらにピストンロツド37をわずかに後退さ
せて必要最低限の型締力を付与し、仮型締状態と
される。
このように準備したのち台車移動用シリンダ3
1のピストンロツド32を前進させると、台車2
7はレール25,28上で車輪29を転動させな
がら前進し、固定盤22上で停止する。この場合
台車27の開口幅Dが固定盤中高部22aの幅d
よりも広いので、台車27は中高部22aを囲む
ようにして容易に進入する。進入時にはシリンダ
42のヘツドエンド側がポンプに接続されてお
り、またロツドエンド側がタンクに接続されてい
るが、進入後、電磁弁の切替によりヘツドエンド
側もタンクに接続されるので、型開閉ユニツト2
6全体が下降し、取付台34が中高部22aに着
座する。そこで型締シリンダを作動させてムービ
ングプラテン6を下降させると、トツプフレーム
36が型開閉シリンダの圧力に抗して下降し、金
型38,39が本型締される。この場合、型締力
は固定盤22すなわち強固なベースプラテン1に
作用し、間隙tを設けたことにより、台車27に
型締力が作用しない。型締と平行して射出装置1
1全体を傾転シリンダ18で傾動させ、自動給湯
装置19で射出スリーブ14へ溶湯を供給したの
ち、傾転シリンダ18で起立させる。そして、射
出スリーブ14を固定金型39のスリーブ孔に係
合させ、プランジヤ17を前進させて溶湯を金型
38,39のキヤビテイー内へ射出する。
1のピストンロツド32を前進させると、台車2
7はレール25,28上で車輪29を転動させな
がら前進し、固定盤22上で停止する。この場合
台車27の開口幅Dが固定盤中高部22aの幅d
よりも広いので、台車27は中高部22aを囲む
ようにして容易に進入する。進入時にはシリンダ
42のヘツドエンド側がポンプに接続されてお
り、またロツドエンド側がタンクに接続されてい
るが、進入後、電磁弁の切替によりヘツドエンド
側もタンクに接続されるので、型開閉ユニツト2
6全体が下降し、取付台34が中高部22aに着
座する。そこで型締シリンダを作動させてムービ
ングプラテン6を下降させると、トツプフレーム
36が型開閉シリンダの圧力に抗して下降し、金
型38,39が本型締される。この場合、型締力
は固定盤22すなわち強固なベースプラテン1に
作用し、間隙tを設けたことにより、台車27に
型締力が作用しない。型締と平行して射出装置1
1全体を傾転シリンダ18で傾動させ、自動給湯
装置19で射出スリーブ14へ溶湯を供給したの
ち、傾転シリンダ18で起立させる。そして、射
出スリーブ14を固定金型39のスリーブ孔に係
合させ、プランジヤ17を前進させて溶湯を金型
38,39のキヤビテイー内へ射出する。
射出された溶湯が固化して冷却されると、型締
シリンダによる型締を解き、シリンダ42のヘツ
ドエンド側をポンプ側へ切替えると、型開閉ユニ
ツト26が上昇して取付台34が固定盤22の中
高部22aから離間するので、台車移動シリンダ
31のピストンロツド32を後退させると、型開
閉ユニツト26が搭載された台車34がベース2
3上へ引き出される。上記型締、射出動作中に、
他方のベース24上の台車27に搭載された型開
閉ユニツト26の金型38,39には上記と同様
にして離型剤の塗布が行われ、ベース23側の台
車27がベース23上へ引き出されると同時に型
締位置へ進入する。前記ベース23上へ引き出さ
れた台車27上の型開閉ユニツト26内において
型合わせされている金型38,39は、型開閉シ
リンダ40によつて型開され、可動金型38側に
保持された製品は、金型38,39の中心部へ押
出された製品取出装置47のチヤツクへ押出シリ
ンダ44によつて押出され、シリンダ49の作動
で金型外へ取り出されたのち、集積部48に集積
される。
シリンダによる型締を解き、シリンダ42のヘツ
ドエンド側をポンプ側へ切替えると、型開閉ユニ
ツト26が上昇して取付台34が固定盤22の中
高部22aから離間するので、台車移動シリンダ
31のピストンロツド32を後退させると、型開
閉ユニツト26が搭載された台車34がベース2
3上へ引き出される。上記型締、射出動作中に、
他方のベース24上の台車27に搭載された型開
閉ユニツト26の金型38,39には上記と同様
にして離型剤の塗布が行われ、ベース23側の台
車27がベース23上へ引き出されると同時に型
締位置へ進入する。前記ベース23上へ引き出さ
れた台車27上の型開閉ユニツト26内において
型合わせされている金型38,39は、型開閉シ
リンダ40によつて型開され、可動金型38側に
保持された製品は、金型38,39の中心部へ押
出された製品取出装置47のチヤツクへ押出シリ
ンダ44によつて押出され、シリンダ49の作動
で金型外へ取り出されたのち、集積部48に集積
される。
この製品取り出し動作中、型締位置にある他方
の型開閉ユニツト26の金型38,39は型締さ
れて溶湯の射出が行われる。この型締、射出中に
他方の金型38,39には離型剤が塗布され、以
下上記動作が繰り返されて、左右の型開閉ユニツ
ト26への鋳造動作が交互に行われる。そして、
金型38,39の交換や保守時には、シリンダ4
2のロツドエンド側をポンプ側に切替え、ヘツド
エンド側をタンク側に切替えると、ピストンロツ
ド43が後退して取付台34がころ30に着座す
るまで型開閉ユニツト26が下降するので、型開
閉ユニツト26を手または図示しない取出し治具
を用いて台車27外へ容易に引出せる。
の型開閉ユニツト26の金型38,39は型締さ
れて溶湯の射出が行われる。この型締、射出中に
他方の金型38,39には離型剤が塗布され、以
下上記動作が繰り返されて、左右の型開閉ユニツ
ト26への鋳造動作が交互に行われる。そして、
金型38,39の交換や保守時には、シリンダ4
2のロツドエンド側をポンプ側に切替え、ヘツド
エンド側をタンク側に切替えると、ピストンロツ
ド43が後退して取付台34がころ30に着座す
るまで型開閉ユニツト26が下降するので、型開
閉ユニツト26を手または図示しない取出し治具
を用いて台車27外へ容易に引出せる。
なお、左右の台車27は、それぞれ別々のタイ
ミングで型締部へ出し入れしてもよいし、また一
方を入れるときに他方を出すというように同期し
て出し入れしてもよい。さらに、一方の型開閉ユ
ニツト26を、金型交換や故障時の保守等のため
に作業を中断する場合には、他方の型開閉ユニツ
トのみで鋳造作業を続行することができる。
ミングで型締部へ出し入れしてもよいし、また一
方を入れるときに他方を出すというように同期し
て出し入れしてもよい。さらに、一方の型開閉ユ
ニツト26を、金型交換や故障時の保守等のため
に作業を中断する場合には、他方の型開閉ユニツ
トのみで鋳造作業を続行することができる。
以上説明したように本考案に係る金型鋳造装置
によれば、金型とその仮型締機構とを備えている
型開閉ユニツトを搭載した台車を、竪型型締装置
の左右両側にそれぞれ別個に設け、これら各台車
を竪型型締装置内へそれぞれ左右両側から別個に
出し入れ可能に設けるとともに、竪型型締装置側
に、中高部とその両側の低部とで断面凸字状に形
成された固定盤を台車の進入方向に凸字状端面を
対向させて設け、かつ台車を、上面が固定盤の中
高部上面よりも低くしかもこの固定盤への対向部
にこれよりも広幅の開口を有する形状を呈するよ
うに形成し、固定盤の中高部を両側から挾む前記
低部平面上に進入した位置と固定盤の横方向外部
へ退去した位置との間で進退自在に設け、この台
車上に、型開閉ユニツトをその下面が固定盤中高
部の上面よりも高い位置と低い位置との間で上下
動可能に支持するピストンを設けた構成としたの
で、簡単な構造にもかかわらず、以下に列挙する
実用上種々優れた効果を奏する。
によれば、金型とその仮型締機構とを備えている
型開閉ユニツトを搭載した台車を、竪型型締装置
の左右両側にそれぞれ別個に設け、これら各台車
を竪型型締装置内へそれぞれ左右両側から別個に
出し入れ可能に設けるとともに、竪型型締装置側
に、中高部とその両側の低部とで断面凸字状に形
成された固定盤を台車の進入方向に凸字状端面を
対向させて設け、かつ台車を、上面が固定盤の中
高部上面よりも低くしかもこの固定盤への対向部
にこれよりも広幅の開口を有する形状を呈するよ
うに形成し、固定盤の中高部を両側から挾む前記
低部平面上に進入した位置と固定盤の横方向外部
へ退去した位置との間で進退自在に設け、この台
車上に、型開閉ユニツトをその下面が固定盤中高
部の上面よりも高い位置と低い位置との間で上下
動可能に支持するピストンを設けた構成としたの
で、簡単な構造にもかかわらず、以下に列挙する
実用上種々優れた効果を奏する。
型開閉ユニツトにおける金型等の交換や保守
点検を行なうために、一方の型開閉ユニツトに
よる鋳造作業を中断するときに、他方の型開閉
ユニツトによる鋳造作業を続行することがで
き、装置全体の生産を停止していた従来例に比
べて、生産性を大幅に向上させることができ
る。
点検を行なうために、一方の型開閉ユニツトに
よる鋳造作業を中断するときに、他方の型開閉
ユニツトによる鋳造作業を続行することがで
き、装置全体の生産を停止していた従来例に比
べて、生産性を大幅に向上させることができ
る。
ピストンの上昇で型開閉ユニツトを台車上で
固定盤中高部の上面よりも高い位置まで浮か
せ、この状態で台車により型開閉ユニツトを固
定盤上に進入させた後、ピストンを下降させる
ことにより、型開閉ユニツトが固定盤中高部上
面上に着座して型締力を受けるようにすること
ができるので、従来のように型開閉ユニツトを
昇降させるシリンダ等を竪型型締装置部分に設
ける必要がなく、鋳造装置全体の構造が簡素化
するとともに、装置全体の小型化が図れ、さら
い型開閉ユニツトの装着が容易になり、作業性
が向上し、また金型の適正な型締力、これに伴
なう製品品質の向上、型締、射出、固化冷却、
製品の取り出し等の鋳造工程を連続して効率よ
く行なえる。
固定盤中高部の上面よりも高い位置まで浮か
せ、この状態で台車により型開閉ユニツトを固
定盤上に進入させた後、ピストンを下降させる
ことにより、型開閉ユニツトが固定盤中高部上
面上に着座して型締力を受けるようにすること
ができるので、従来のように型開閉ユニツトを
昇降させるシリンダ等を竪型型締装置部分に設
ける必要がなく、鋳造装置全体の構造が簡素化
するとともに、装置全体の小型化が図れ、さら
い型開閉ユニツトの装着が容易になり、作業性
が向上し、また金型の適正な型締力、これに伴
なう製品品質の向上、型締、射出、固化冷却、
製品の取り出し等の鋳造工程を連続して効率よ
く行なえる。
特に、型開閉ユニツトは、台車上でピストン
によりその下面が固定盤中高部の上面よりも高
い位置と前記上面よりも低い位置との間で上下
動可能に支持されていることから、竪型型締装
置内での本型締時における型締力を、型開閉ユ
ニツトを支承している台車ではなく、固定盤す
なわち強固なベースプラテンに作用させること
が可能で、確実な本型締を行なえ、鋳造装置と
しての効果を発揮させることができる。
によりその下面が固定盤中高部の上面よりも高
い位置と前記上面よりも低い位置との間で上下
動可能に支持されていることから、竪型型締装
置内での本型締時における型締力を、型開閉ユ
ニツトを支承している台車ではなく、固定盤す
なわち強固なベースプラテンに作用させること
が可能で、確実な本型締を行なえ、鋳造装置と
しての効果を発揮させることができる。
第1図ないし第5図は本考案に係る金型鋳造装
置の実施例を示し、第1図はその正面図、第2図
は側面図、第3図は平面図、第4図は型開閉ユニ
ツトと台車および固定盤の一部の正面図、第5図
は同じく平面図である。 1……ベースプラテン、2……型締装置、6…
…ムービングプラテン、11……射出装置、22
……固定盤、22a……中高部、22b……低
部、23,24……ベース、25,28……レー
ル、26……型開閉ユニツト、27……台車、3
1……台車移動用シリンダ、32……ピストンロ
ツド、33……連結金具、34……取付台、35
……型開閉シリンダ、36……トツプフレーム、
38……可動金型、39……固定金型、42……
シリンダ、43……ピストンロツド。
置の実施例を示し、第1図はその正面図、第2図
は側面図、第3図は平面図、第4図は型開閉ユニ
ツトと台車および固定盤の一部の正面図、第5図
は同じく平面図である。 1……ベースプラテン、2……型締装置、6…
…ムービングプラテン、11……射出装置、22
……固定盤、22a……中高部、22b……低
部、23,24……ベース、25,28……レー
ル、26……型開閉ユニツト、27……台車、3
1……台車移動用シリンダ、32……ピストンロ
ツド、33……連結金具、34……取付台、35
……型開閉シリンダ、36……トツプフレーム、
38……可動金型、39……固定金型、42……
シリンダ、43……ピストンロツド。
Claims (1)
- 台車上に搭載した型開閉ユニツトを竪型型締装
置内へ左右両側から出し入れ自在に設けた金型鋳
造装置において、前記型開閉ユニツトを搭載した
台車を、前記竪型型締装置の左右両側にそれぞれ
別個に設け、これら各台車を前記竪型型締装置内
へそれぞれ左右両側から別個に出し入れ可能に設
けるとともに、前記竪型型締装置側に、中高部と
その両側の低部とで断面凸字状に形成された固定
盤を前記台車の進入方向に凸字状端面を対向させ
て設け、かつ前記台車を、上面が前記固定盤の中
高部上面よりも低くしかもこの固定盤への対向部
にこれよりも広幅の開口を有する形状を呈するよ
うに形成し、前記固定盤の中高部を両側から挾む
前記低部平面上に進入した位置と固定盤の横方向
外部へ退去した位置との間で進退自在に設け、こ
の台車上に、前記型開閉ユニツトをその下面が前
記固定盤中高部の上面よりも高い位置と低い位置
との間で上下動可能に支持するピストンを設けた
ことを特徴とする金型鋳造装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987170658U JPH0530841Y2 (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | |
EP88117331A EP0315801A3 (en) | 1987-11-10 | 1988-10-18 | Die casting apparatus |
US07/265,371 US4993474A (en) | 1987-11-10 | 1988-10-28 | Die casting apparatus |
KR1019880014568A KR890007818A (ko) | 1987-11-10 | 1988-11-05 | 다이캐스팅 장치 |
KR1019880014568A KR910006941B1 (ko) | 1987-11-10 | 1988-11-05 | 다이캐스팅장치 |
AU24980/88A AU594590B2 (en) | 1987-11-10 | 1988-11-10 | Die casting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987170658U JPH0530841Y2 (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0180253U JPH0180253U (ja) | 1989-05-30 |
JPH0530841Y2 true JPH0530841Y2 (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=31461793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987170658U Expired - Lifetime JPH0530841Y2 (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0530841Y2 (ja) |
KR (1) | KR890007818A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7198480B2 (en) * | 2005-02-01 | 2007-04-03 | Yamato Engineering, Inc. | Injection molding system with high production efficiency and low system cost |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5865560A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-19 | Toshiba Mach Co Ltd | 立形ダイカスト機の金型交換装置 |
JPS61104807A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-05-23 | Ube Ind Ltd | 竪型成形機における金型開閉、移動方法 |
-
1987
- 1987-11-10 JP JP1987170658U patent/JPH0530841Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-11-05 KR KR1019880014568A patent/KR890007818A/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5865560A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-19 | Toshiba Mach Co Ltd | 立形ダイカスト機の金型交換装置 |
JPS61104807A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-05-23 | Ube Ind Ltd | 竪型成形機における金型開閉、移動方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0180253U (ja) | 1989-05-30 |
KR890007818A (ko) | 1989-07-06 |
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