JPH0628251Y2 - 射出成形機の金型取付装置 - Google Patents
射出成形機の金型取付装置Info
- Publication number
- JPH0628251Y2 JPH0628251Y2 JP1987100850U JP10085087U JPH0628251Y2 JP H0628251 Y2 JPH0628251 Y2 JP H0628251Y2 JP 1987100850 U JP1987100850 U JP 1987100850U JP 10085087 U JP10085087 U JP 10085087U JP H0628251 Y2 JPH0628251 Y2 JP H0628251Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- plate
- injection molding
- molding machine
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は射出成形機の型締機構に設けられた金型取付
装置に関するものである。
装置に関するものである。
一般に射出成形機では型盤及び型締盤の金型取付面下方
にガイドローラを備えており、そのガイドローラと同一
高さの金型交換台車上に載置された金型を、ガイドロー
ラにより型盤内に搬入あるいは反対に搬出して金型交換
を行い、型盤内に搬入した金型はクランプ装置によって
型盤に固定し、または解放することができるようになっ
ている。
にガイドローラを備えており、そのガイドローラと同一
高さの金型交換台車上に載置された金型を、ガイドロー
ラにより型盤内に搬入あるいは反対に搬出して金型交換
を行い、型盤内に搬入した金型はクランプ装置によって
型盤に固定し、または解放することができるようになっ
ている。
そのような従来の金型取付装置では、クランプ装置が型
盤に対し固定的に設けられていることから、射出成形機
毎に使用される金型の大きさが限定されてしまい、時に
射出成形機の稼働状況に応じて、１クラス下の成形機用
に製作された金型を、１クラス上の射出成形機に取り付
けて成形を行おうとしても、金型をクランプすることが
できないため、使用できず、複数台の射出成形機があり
ながら生産計画を自由に設定することができない問題が
あった。
盤に対し固定的に設けられていることから、射出成形機
毎に使用される金型の大きさが限定されてしまい、時に
射出成形機の稼働状況に応じて、１クラス下の成形機用
に製作された金型を、１クラス上の射出成形機に取り付
けて成形を行おうとしても、金型をクランプすることが
できないため、使用できず、複数台の射出成形機があり
ながら生産計画を自由に設定することができない問題が
あった。
また型盤に対して進退自在にクランプ装置を設け、大き
さの異なる金型でもクランプできるようにすることも一
部で行われているが、射出成形機では型盤の中心に射出
装置のノズルセンターが位置する様に設計されているこ
とから、小型の金型と大型の金型では、底面からノズル
センターにて対向する金型中心までの高さが異なり、金
型交換台車からガイドローラ上に導入された金型が小型
の金型の場合には、オペレータがクレーンにより該金型
を吊り上げ、ノズルセンターに応じた位置合わせした
後、クランプ装置を移動してクランプする必要があり、
このため取付けに時間がかかるばかりか、省力化のため
に設けられた自動金型交換装置が本来の機能を発揮でき
ないなどの問題もあった。
さの異なる金型でもクランプできるようにすることも一
部で行われているが、射出成形機では型盤の中心に射出
装置のノズルセンターが位置する様に設計されているこ
とから、小型の金型と大型の金型では、底面からノズル
センターにて対向する金型中心までの高さが異なり、金
型交換台車からガイドローラ上に導入された金型が小型
の金型の場合には、オペレータがクレーンにより該金型
を吊り上げ、ノズルセンターに応じた位置合わせした
後、クランプ装置を移動してクランプする必要があり、
このため取付けに時間がかかるばかりか、省力化のため
に設けられた自動金型交換装置が本来の機能を発揮でき
ないなどの問題もあった。
この考案は上記問題点を解決するために考えられたもの
であって、その目的は導入された金型が寸法の小さいも
のであってもきわめて簡単な手段により型盤と型締盤の
両方に取付けることができる新たな金型取付装置を提供
することにある。
であって、その目的は導入された金型が寸法の小さいも
のであってもきわめて簡単な手段により型盤と型締盤の
両方に取付けることができる新たな金型取付装置を提供
することにある。
上記目的によるこの考案は、機台上に佇設した型盤とそ
の型盤に対しタイバーを案内して進退自在に設けられた
型締盤とを備え、型盤と型締盤の対向面にそれぞれ型取
付面として下方に金型のガイドローラを水平に設け、か
つ両型取付面の上下にクランプ装置を対設した射出成形
機において、上記クランプ装置を型盤及び型締盤に固定
した昇降シリンダのロッドに取付けて上下動自在に設
け、位置決め装置を下部クランプ装置間の型盤及び型締
盤に固定した金型昇降シリンダのロッドに取付けて両型
取付面の下型に設けることにより、上記問題点を解決し
てなる。
の型盤に対しタイバーを案内して進退自在に設けられた
型締盤とを備え、型盤と型締盤の対向面にそれぞれ型取
付面として下方に金型のガイドローラを水平に設け、か
つ両型取付面の上下にクランプ装置を対設した射出成形
機において、上記クランプ装置を型盤及び型締盤に固定
した昇降シリンダのロッドに取付けて上下動自在に設
け、位置決め装置を下部クランプ装置間の型盤及び型締
盤に固定した金型昇降シリンダのロッドに取付けて両型
取付面の下型に設けることにより、上記問題点を解決し
てなる。
上記構成では、ガイドローラにより金型を型盤と型締盤
との型取付面に送り込んだのち、その金型をクランプ装
置により定位置に止着する。また、導入された金型が、
小寸法の金型であるときには、上記金型昇降シリンダと
位置決め装置とにより金型を金型寸法に応じた位置に移
動させたのち、上記クランプ装置を金型位置に移動して
金型の止着を行う。
との型取付面に送り込んだのち、その金型をクランプ装
置により定位置に止着する。また、導入された金型が、
小寸法の金型であるときには、上記金型昇降シリンダと
位置決め装置とにより金型を金型寸法に応じた位置に移
動させたのち、上記クランプ装置を金型位置に移動して
金型の止着を行う。
図中１は横型の射出成形機の型締機構で、機台２の上に
佇設した型盤３と、タイバー４、４を案内して型盤３に
対し進退移動する型締盤５とを備え、その型締盤５と型
盤３との対向面に型取付面６、７として、金型８を取付
けることができる通常構造よりなる。
佇設した型盤３と、タイバー４、４を案内して型盤３に
対し進退移動する型締盤５とを備え、その型締盤５と型
盤３との対向面に型取付面６、７として、金型８を取付
けることができる通常構造よりなる。
上記型盤３と型締盤５の型取付面下部には、所要数のガ
イドローラ９、９が高さを同じくして同一方向に水平に
設けてあり、それらガイドローラ９、９をもって金型８
を横方向に出入できるようになっている。
イドローラ９、９が高さを同じくして同一方向に水平に
設けてあり、それらガイドローラ９、９をもって金型８
を横方向に出入できるようになっている。
また両型取付面６、７の上下部には、該型取付面に設け
た螺溝６ａ、７ａと嵌合するクランプ装置１０，１１
が、型盤３及び型締盤５の上下部にそれぞれ固着した昇
降用シリンダ１２、１３のロッド１２ａ、１３ａに取付
けて、一対ごとに上下動自在に対設してあり、下部クラ
ンプ装置の間には金型昇降シリンダ１４が型盤３及び型
締盤５の下部にそれぞれ固着して設けてある。
た螺溝６ａ、７ａと嵌合するクランプ装置１０，１１
が、型盤３及び型締盤５の上下部にそれぞれ固着した昇
降用シリンダ１２、１３のロッド１２ａ、１３ａに取付
けて、一対ごとに上下動自在に対設してあり、下部クラ
ンプ装置の間には金型昇降シリンダ１４が型盤３及び型
締盤５の下部にそれぞれ固着して設けてある。
この金型昇降シリンダ１４のロッド１４ａに連結したＬ
型の型受板１５には、金型８の下縁中央に設けた凹所８
ａと嵌合するピン１６を有するシリンダによる位置決め
装置１７と、型取付面に穿設した縦方向の複数のロック
孔１８、１９と嵌合するロックピン２０を有するロック
シリンダ２１とが取付けてある。
型の型受板１５には、金型８の下縁中央に設けた凹所８
ａと嵌合するピン１６を有するシリンダによる位置決め
装置１７と、型取付面に穿設した縦方向の複数のロック
孔１８、１９と嵌合するロックピン２０を有するロック
シリンダ２１とが取付けてある。
上記構成では第５図に示すように、射出成形機の側方に
配設した金型交換用の台車２４により、その台車２４に
載置した金型８を、各ガイドローラ９、９をもって型取
付面６、７の間に送り込むことができる。
配設した金型交換用の台車２４により、その台車２４に
載置した金型８を、各ガイドローラ９、９をもって型取
付面６、７の間に送り込むことができる。
この場合、金型８の両下縁をガイドローラ９、９に載せ
るため、金型８は閉じた状態とするとともに、型盤３と
型締盤５との間隔も金型８の厚さ寸法より若干大き目に
設定して置く。
るため、金型８は閉じた状態とするとともに、型盤３と
型締盤５との間隔も金型８の厚さ寸法より若干大き目に
設定して置く。
また送り込まれた金型８が射出成形機に適合するもので
あるときには、上記ピン１６と凹所８ａとの嵌合により
左右位置を決めたのち、直ちに各クランプ装置１０，１
１により金型８をクランプして型取付面６、８に止着す
るが、金型寸法が小さく異なる金型２２のときには、金
型２２の中心Ａが金型８の中心Ｂよりも下側にあるの
で、左右の位置決めを行ったのち、金型昇降シリンダ１
４を上昇作動して型受板１５により金型２２を押上げ、
金型中心Ａを型取付面６の中心部にあるノズル孔２３の
センターに合わせる。
あるときには、上記ピン１６と凹所８ａとの嵌合により
左右位置を決めたのち、直ちに各クランプ装置１０，１
１により金型８をクランプして型取付面６、８に止着す
るが、金型寸法が小さく異なる金型２２のときには、金
型２２の中心Ａが金型８の中心Ｂよりも下側にあるの
で、左右の位置決めを行ったのち、金型昇降シリンダ１
４を上昇作動して型受板１５により金型２２を押上げ、
金型中心Ａを型取付面６の中心部にあるノズル孔２３の
センターに合わせる。
この金型中心の位置合せに伴いロックシリンダ２１も型
受板１５によって上昇し、予め設けられた上記固定孔１
９に位置することから、位置合わせ後にロックシリンダ
２１を作動して、ロックピン２０をロック孔１９に挿入
し、位置の固定を行う。
受板１５によって上昇し、予め設けられた上記固定孔１
９に位置することから、位置合わせ後にロックシリンダ
２１を作動して、ロックピン２０をロック孔１９に挿入
し、位置の固定を行う。
そして次に各クランプ装置１０、１１の上下位置を、昇
降用シリンダ１２、１３により修正してから、クランプ
装置１０、１１を作動して金型２２の止着を行う。
降用シリンダ１２、１３により修正してから、クランプ
装置１０、１１を作動して金型２２の止着を行う。
この考案は上述のように、上下部のクランプ装置１０，
１１を型盤３及び型締盤５に固定した昇降シリンダ１
２，１３のロッド１２ａ，１３ａに取付けて上下動自在
に設け、位置決め装置１７を下部クランプ装置間の型盤
３及び型締盤５に固定した金型昇降シリンダ１４のロッ
ド１４ａに取付けて両型取付面６，７の下側に設け、そ
の金型昇降シリンダにより金型中心と型盤のノズル孔セ
ンターとの位置合せを行えるようにしたことから、寸法
の異なる金型を型取付面に容易に取付けることができ
る。また金型昇降シリンダを両型取付面に設けたので、
クレーンにより金型を吊り上げる必要がなく、左右位置
を決めたのち金型昇降シリンダにより金型を垂直に上げ
さえすればセンターの位置合せができるため、従来に比
べて作業が簡単に済み、自動金型交換にも応用して省力
化を図り、多種多様の成形品の生産を容易となすことも
できるなどの特長を有する。
１１を型盤３及び型締盤５に固定した昇降シリンダ１
２，１３のロッド１２ａ，１３ａに取付けて上下動自在
に設け、位置決め装置１７を下部クランプ装置間の型盤
３及び型締盤５に固定した金型昇降シリンダ１４のロッ
ド１４ａに取付けて両型取付面６，７の下側に設け、そ
の金型昇降シリンダにより金型中心と型盤のノズル孔セ
ンターとの位置合せを行えるようにしたことから、寸法
の異なる金型を型取付面に容易に取付けることができ
る。また金型昇降シリンダを両型取付面に設けたので、
クレーンにより金型を吊り上げる必要がなく、左右位置
を決めたのち金型昇降シリンダにより金型を垂直に上げ
さえすればセンターの位置合せができるため、従来に比
べて作業が簡単に済み、自動金型交換にも応用して省力
化を図り、多種多様の成形品の生産を容易となすことも
できるなどの特長を有する。
図面はこの考案に係る射出成形機の金型取付装置の１実
施例を示すもので、第１図は型締機構の側面図、第２図
は型盤の正面図、第３図はクランプ装置部分の側面図、
第４図は金型昇降シリンダ部分の側面図、第５図は金型
交換の説明図である。 １……型締機構、２……機台 ３……型盤、４……タイバー ５……型締盤、６、７……型取付面 ８……金型、９……ガイドローラ １０、１１……クランプ装置 １２、１３……昇降シリンダ １４……金型昇降シリンダ １５……型受板 １６……固定ピン １７……位置決め装置 １８、１９……ロック孔 ２０……ロックピン ２１……ロックシリンダ ２２……金型 ２３……ノズル孔
施例を示すもので、第１図は型締機構の側面図、第２図
は型盤の正面図、第３図はクランプ装置部分の側面図、
第４図は金型昇降シリンダ部分の側面図、第５図は金型
交換の説明図である。 １……型締機構、２……機台 ３……型盤、４……タイバー ５……型締盤、６、７……型取付面 ８……金型、９……ガイドローラ １０、１１……クランプ装置 １２、１３……昇降シリンダ １４……金型昇降シリンダ １５……型受板 １６……固定ピン １７……位置決め装置 １８、１９……ロック孔 ２０……ロックピン ２１……ロックシリンダ ２２……金型 ２３……ノズル孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−201624（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−53321（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭52−131775（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】機台上に佇設した型盤とその型盤に対しタ
イバーを案内して進退自在に設けられた型締盤とを備
え、型盤と型締盤の対向面をそれぞれ型取付面として下
方に金型のガイドローラを水平に設け、かつ両型取付面
の上下にクランプ装置を対設した射出成形機において、
上記クランプ装置を型盤及び型締盤に固定した昇降シリ
ンダのロッドに取付けて上下動自在に設け、位置決め装
置を下部クランプ装置間の型盤及び型締盤に固定した金
型昇降シリンダのロッドに取付けて両型取付面の下側に
設けてなる射出装置の金型取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987100850U JPH0628251Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | 射出成形機の金型取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987100850U JPH0628251Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | 射出成形機の金型取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS647515U JPS647515U (ja) | 1989-01-17 |
| JPH0628251Y2 true JPH0628251Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31329301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987100850U Expired - Lifetime JPH0628251Y2 (ja) | 1987-06-30 | 1987-06-30 | 射出成形機の金型取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628251Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3681832B2 (ja) * | 1996-09-12 | 2005-08-10 | 東芝機械株式会社 | 射出成形機の金型クランプ装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5644494Y2 (ja) * | 1976-04-02 | 1981-10-19 | ||
| JPS5941081Y2 (ja) * | 1980-09-12 | 1984-11-26 | 株式会社日本製鋼所 | 射出成形機の金型取付装置 |
| DE8212045U1 (de) * | 1982-04-26 | 1982-09-02 | Battenfeld Maschinenfabriken Gmbh, 5882 Meinerzhagen | Schnellwechsel- und/oder Spannvorrichtung für die Formwerkzeuge von Spritzgießmaschinen |
-
1987
- 1987-06-30 JP JP1987100850U patent/JPH0628251Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS647515U (ja) | 1989-01-17 |
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