JP2992423B2 - テープ定速度制御装置 - Google Patents

テープ定速度制御装置

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JP2992423B2
JP2992423B2 JP5011152A JP1115293A JP2992423B2 JP 2992423 B2 JP2992423 B2 JP 2992423B2 JP 5011152 A JP5011152 A JP 5011152A JP 1115293 A JP1115293 A JP 1115293A JP 2992423 B2 JP2992423 B2 JP 2992423B2
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/11Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information not detectable on the record carrier
    • G11B27/13Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information not detectable on the record carrier the information being derived from movement of the record carrier, e.g. using tachometer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ記録/再生
装置等における高速検索及び早送りに使用されるテープ
送行速度の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば磁気テープ記録/再生装置10
で使用されている従来の、テープ転送装置の概略を図1
に示す。供給リール12から送られるテープ11は、キ
ャプスタン13とピンチローラ14の間に送られ、巻き
取りリール15に巻き取られる。記録/再生装置の作動
時には、リール12とリール15の間におけるテープ1
1の供給速度は、一定ではない。通常の速度からその約
20倍の速度では、テープ11はキャプスタンーピンチ
ローラ集合体13ー14に連結されたキャプスタンモー
タ16によって送り進められる。このような速度は、低
作動速度とされている。
【0003】キャプスタンーピンチローラ集合体13ー
14を使用してテープ11が送り進められる場合には、
テープ速度はほぼ一定である。テープ11を通常速度の
100〜200倍の高速で進めようとするときには、キ
ャプスタンーピンチローラ集合体13ー14は使用され
ず、リール12または15の一つに連結された駆動機構
によって、高速でテープが送り進められることが一般的
である。
【0004】先行技術においては、テープ転送速度が高
速の時には、供給リールと巻き取りリールのそれぞれの
回転周期をある特定の関係に維持することで、テープ速
度を一定に保っていた。図2は、厚さtを持つテープ1
1の断面図である。テープ自体の長さはLで、L>>t
である。長さL及び厚さtが均一で図1において変化が
ないと仮定すると、テープの断面積はLtとなり不変で
ある。さらに、同断面積は、各リールの巻き取り状態に
関わらず、常に一定である。ある時点において、供給リ
ールの外半径がrS、巻き取りリールの外半径がrT(各
リールの内半径はr)とすると、総断面積と各リールの
テープの断面積の関係は以下の式で表される:
【0005】
【数1】
【0006】なぜなら、リール間に存在するテープの量
は無視できるからである。さらに、巻き取りリール及び
供給リールの回転周期をそれぞれTT,TSとすると、下
記の関係式もまた成り立つ:
【0007】
【数2】
【0008】ただし、VTはテープ速度とする。方程式
(1)と(2)から以下の式が導き出される:
【0009】
【数3】
【0010】式(3)の右辺を見ると解るように、テー
プがリール間を転送されるにしたがい変化するのは分母
の項だけである。従って、先行技術では高速テープ転送
を一定速度で行うためには、回転周期の2乗の和または
リール回転周期の和を一定に維持しようとしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような解決方法
は、従来のテープ記録/再生装置の問題点を表してい
る。上記したように、あるテープの速度はそのテープの
厚さと長さ(例:30分,60分,90分,120分
等)の関数である。従来のテープ記録/再生装置には、
様々な長さや厚さのテープが使われてきたため、その全
てに対してテープ転送速度を一定かつ高速に保つことは
容易ではなかった。
【0012】従って本発明の目的は、テープ転送速度を
一定に保つ高速制御装置を提供し、さらに、記録/再生
装置に使われるテープの長さや厚さに関わらずそのテー
プ転送速度を一定に保つテープ定速度制御装置をも提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記及びその他の目的
は、供給リールから巻き取りリールへテープを一定高速
度で転送する方法及び装置を提供する本発明によって達
成される。第1及び第2検出器は、それぞれ供給及び巻
き取りリールに接続され、各リールの回転周期を表す値
を検出する。計算器は、低速及び高速テープ転送におい
て検出された前記の値をもとに、ある特定の算術関数を
計算する。本発明にはまた、計算器に接続された比較器
が含まれている。比較器には、メモリが含まれており、
検出された低回転周期を表す値に関する、ある特定の算
術関数に依存したパラメータを記憶する。比較器は、検
出された高速回転周期を表す値に関する、ある特定の算
術関数結果と上記パラメータを比較する。また比較器
は、一定かつ高速のテープ転送速度を維持するために、
テープ転送速度調整用のエラー信号を出力する。
【0014】
【作用】本発明によると、パラメータはたとえば式
(3)によって明確に決定される。どんな厚さのテープ
に対しても、任意のテープ速度VTは、式(3)によ
り、巻き取りリールと供給リールの回転周期に関係づけ
られる。低テープ速度VLと要求される高テープ速度VH
*の比をVH */VLとする。この比を式(3)に代入する
と、低速時における巻き取り及び供給リール回転周期
(TLT及びTLS)と、要求される高速時の巻き取り及び
供給リール回転周期(THT *及びTHS *)の関係が以下の
式で表される。
【0015】
【数4】
【0016】上記関係式は、式(4b)の左辺と等しく
なるように設定されたパラメータを決定するのに使われ
る。具体的には、比VH */VLのある要求値と低動作速
度で決定されたTLT 2+TLS 2の値を基に、THT *2+THS
*2の要求値に対応するパラメータが得られる。
【0017】したがって、本発明の具体的な一実施例に
よれば、テープ記録/再生装置を最初に低速度で動作さ
LS 2 +T LS 2 を決定する。比VL/VH *の要求値とT
LT 2+TLS 2を使って、THT *2+THS *2の要求値を表すパ
ラメータが決定される。同パラメータは記憶され、その
後、テープ装置は高速で作動される。 HT 2 +T HS 2 の実
際の値が決定され、メモリに記憶されている要求値と比
較される。そして、 HT 2 +T HS 2 の実際値と要求値が等
しくなるよう、実際のテープ速度を変更するためエラー
信号を発生させる。 HT 2 +T HS 2 の実際値要求値が等
しくなった場合、要求された速度VH *が得られる。
【0018】
【実施例】図3に、本発明の一実施例である制御装置2
0を示した。この制御装置には、低速テープ転送用のキ
ャプスタンサーボ21、高速テープ転送用のリールサー
ボ25、そして両サーボ21及び25を制御するプロセ
ッサ34が含まれている。キャプスタンサーボ21に
は、キャプスタン13の実際の回転周期を決定するキャ
プスタン周波数発生器22(CFG)が内蔵されてい
る。実際のキャプスタン回転周期を示す信号は、CFG
からキャプスタン速度制御装置に送られ、そこで、実際
のキャプスタン回転周期と要求キャプスタン回転周期と
が比較される。キャプスタン速度制御装置は、他の装置
と共に要求キャプスタン回転周期を設定するプロセッサ
34の制御下に置かれるのが望ましい。上記の比較処理
結果は、キャプスタン速度制御装置から、キャプスタン
モータ16の速度を要求テープ速度に合わせる様に調整
するキャプスタンモータドライバ23に送られる。
【0019】リールサーボ25は、供給リール12及び
巻き取りリール15の回転周期をそれぞれ決定する供給
リール周波数発生器26(SFG)及び、巻き取りリー
ル周波数発生器27(TFG)から構成される。各々の
リール回転周期を示す信号は、各周波数発生器26及び
27から、それぞれの周期カウンタ28及び29に送ら
れる。
【0020】周期カウンタ28及び29は、SFG26
及びTFG27から送られてきた信号を回転周期に変換
する。各リール12及び15の回転周期は、計算器30
に送られる。同計算器では、各リール速度制御に利用さ
れる回転周期の、ある特定の算術関数を計算する。つま
り、同計算器はSL=TLT 2+TLS 2の値を出力する。こ
こでTLT及びTLSは、それぞれ巻き取りリール15及び
供給リール12の低速回転周期であり、またSLは、こ
れらの低速回転周期の2乗の和である。2乗の和S
Lは、プロセッサ34に送られる。
【0021】プロセッサ34で、速度パラメータメモリ
33に保存されるリールモータ速度パラメータを設定す
るために、計算値SLが使われる。リールモータ速度制
御器32は、速度パラメータメモリ33に記憶されてい
るパラメータと、計算器30によって計算された値を比
較し、これらの値の差に関連したエラー信号を発生す
る。同エラー信号は、要求された高速テープ転送速度で
リールを回転させるよう、リール速度を調整するリール
モータドライバ31に送られる。
【0022】本発明の動作を以下に示す。テープを要求
高速度VH *で送ると仮定する。
【0023】はじめに、リール12及び15の各々の相
対的回転周期を決定する。テープ11をある特定低速度
Lで送るために、キャプスタンサーボ21は、プロセ
ッサ34に連結される。プロセッサ34は、VH *を通常
速度の128倍と仮定すると、テープ速度VLが通常速
度の16倍になるよう、キャプスタンサーボを制御す
る。
【0024】キャプスタンモータ16がキャプスタン1
3を回転させ、テープが低速度VLで送られると、CF
G22はキャプスタン13の回転周期を示す信号を連続
的に発生する。この信号と、プロセッサ34から出力さ
れた低テープ速度の要求値VL(通常速度の16倍)を
示す信号が、キャプスタン速度制御装置24に送られ
る。その時発生したエラー信号は、キャプスタンモータ
16の速度を調整し、要求している低テープ速度VL
するため、キャプスタンモータドライバ23に送られ
る。
【0025】一方、キャプスタンーピンチローラ集合体
13ー14がテープ11を供給リール12から巻き取り
リール15に送ることによって、両リールは回転する。
これらのリール回転に対応して、リール12及び15の
回転速度に関連する各リール回転周期を示す信号を、各
々SFG26及びTFG27が発生する。これらの発生
された信号は、それぞれの周期カウンタ28及び29に
送られ、低速巻き取りリール周期TLTと低速供給リール
周期TLSに変換される。
【0026】次に計算器30は、上記周期を受け取り、
これら周期に関するある算術関数を計算する。つまり、
L=TLT 2+TLS 2が計算される。または、周期の和T
LT+TLSが計算される。制御装置20のこの動作段階
で、計算された2乗の和SLの値はプロセッサ34に送
られる。この低速度の2乗の和SLをプロセッサ34が
受け取ると、プロセッサ34は、キャプスタンサーボ2
1の低速テープ転送動作との連結を解く。
【0027】プロセッサ34は、SLを使って、高速テ
ープ転送の定常動作を維持するために必要なパラメータ
を計算する。つまり、パラメータとは高速テープ転送周
期の要求値の2乗の和SH *(ここでSH *=THT *2+THS
*2、また、THT *及びTHS *はそれぞれ巻き取りリール及
び供給リールの要求されている高速回転周期)で、式
(4a)−(4b)から導きだした下記の式より計算さ
れる:
【0028】
【数5】
【0029】上記の式(5)において、kは実際に検出
された低速テープ転送速度VL要求高速テープ転送速
度VH *の比、つまりk=VL/VH *である。他の実施例
では、SL=TLT+TLSが計算され、 H * =S L と設定
される。SH *は、速度パラメータメモリ33に記憶され
る。
【0030】SH *が記憶された後、リール12または1
5を高速度で駆動するためにプロセッサ34は、リール
サーボ25に接続される。SFG26及びTFG27
は、周期カウンタ28及び29と共に、リール12及び
15の各々の実際の高速回転周期THS及びTHTを決定す
る。これらの周期を利用して計算器30はある算術関数
を計算する。次にこの例では、実際の周期の2乗の和つ
まり、 H =T HT 2 +T HS 2 が計算される。また、他の例
では、SL=TLT+TLS及び H * =S L が使用され、S
H=THT+THSが計算される。この時、リールモータ速
度制御器32は、高速度周期の実際の測定値の2乗の和
Hを受け取り、このSHと速度パラメータメモリに記憶
されているパラメータ、つまり高速度周期の要求値の2
乗の和SH *とを比較する。実際の測定値の2乗の和SH
と要求値の2乗の和SH *との差に関連してエラー信号が
発生され、リールモータドライバ31に送られる。リー
ルモータドライバ31は、要求されたテープ転送速度V
H *にリール速度を調整する。
【0031】ここで、SFG26及びTFG27は、各
々のリールの回転周期を示す信号を連続的に送っている
ことが重要となる。つまり、高速テープ転送速度が、要
求定常値VH *で連続的に維持されるのである。
【0032】次に、図4に示されている本発明の第2実
施例40を以下で説明する。第2実施例40は、第1実
施例20と数カ所の違いはあるが同様である。最初に速
度パラメータメモリ45は、プロセッサ44の制御下で
計算器30から値を直接受け取り、記憶できるようする
ために、計算器30へ直接接続される。このプロセッサ
44は、マイクロプロセッサである必要はなく(複雑な
算術理論素子は不必要)、単純な制御素子であれば良
い。
【0033】発振器41は一定周期Tを持つ信号を発生
し、その信号をマルチプレクサ43及び周波数分割器4
2へ送る。周波数分割器42は、発振器41(周期T)
のn倍の周期nTを持つ信号を出力する。同信号もま
た、マルチプレクサ43に入力される。マルチプレクサ
43はプロセッサ44によって制御され、その制御信号
によって、発振器41の信号または周波数分割器42の
信号を選択、出力する。マルチプレクサ43からの出力
信号は、各周波数カウンタ28及び29に入力され、リ
ール12及び15の回転周期を決定するための基本周期
として使用される。つまり、回転周期カウンタ28及び
29は、回転周期を出力しない。むしろ周期カウンタ2
8及び29は、基本周期を掛けると、供給または巻き取
りリールのある特定回転周期であるTSまたはTTとな
る、基本周期係数を出力する。つまり、Tを基本周期と
仮定すると、供給リール周期カウンタ28が係数X
Sを、巻き取りリール周期カウンタ29が係数XTをそれ
ぞれ出力する。ここで、TS=XSTそしてTT=XTTで
ある。
【0034】次に、第一実施例と異なっている点につい
て、第二実施例を述べる。高速回転周期パラメータの要
求値計算に必要な計算は、TまたはnTを基本周期とし
て選択することにより簡略化することができる。高速回
転周期及び低速回転周期の計算に、それぞれ基本周期T
及びnTを使用すると仮定する。これらの関係により、
低速基本周期の2乗の和YL、高速基本周期の実際の計
測値の2乗の和YH、高速基本周期の要求値の2乗の和
H *は、SL、SHそしてSH *と同様に計算できる。すな
わち:
【0035】
【数6】
【0036】式(6a)、(6b)及び(6c)におい
て、XLSは低速度で測定された供給リールの基本周期係
数、XLTは低速度で測定された巻き取りリールの基本周
期係数、XHSは高速度で測定された供給リールの実際の
基本周期係数、XHTは高速度で測定された巻き取りリー
ルの実際の基本周期係数、XHS *は供給リールの高速基
本周期係数の要求値、XHT *は巻き取りリールの高速基
本周期係数の要求値である。したがって:
【0037】
【数7】
【0038】また、
【0039】
【数8】
【0040】であるから、周期nT及びTをそれぞれ右
辺及び左辺から計算することができ、
【0041】
【数9】
【0042】となり、これは下記のように省略できる。
【0043】
【数10】
【0044】式(10)は、どのような値にも設定する
ことができる単一のパラメータnを持つ。周波数分割器
42の倍数nをVH */VLと設定すると、式(10)か
ら判るように、低速基本周期係数の計測値の2乗の和Y
Lは、高速基本周期係数の要求値の2乗の和YH *と等し
くなる。言い換えると、適当なn(つまりn=VH */V
L)を選ぶと、乗法を使うことなくYH *を直接・簡単に
導き出せるのである(なぜならYH *=YLであり乗法は
不必要)。
【0045】第1実施例20と同じように、要求高速度
H *でテープを送ると仮定する。最初に、テープを低速
度VLで送るためにキャプスタンサーボ21が連結され
る。プロセッサ44の制御によってマルチプレクサ43
は、基本周期をnT(n=VH */VL)とする周波数分
割器の信号を選択する。例えばVLが通常速度の16
倍、VH *が通常速度の128倍だとすると、回転周期カ
ウンタ28及び29の基本周期は8Tとなる。周期カウ
ンタ28及び29は、低速基本周期係数の計測値XLS
びXLTを出力する。これらの係数を受け、計算器30は
低速基本周期係数の計測値の2乗の和YL=XLS 2+XLT
2を計算する。そしてこの値は、速度パラメータメモリ
45に直接送られる。その後、制御素子44は、キャプ
スタンサーボ21の連結を切る。
【0046】次にテープを高速で送るために、リールサ
ーボ25が連結される。制御素子44の制御によってマ
ルチプレクサ43は、発振器41の信号を、周期カウン
タ28及び29の基本周期として選択する。上記で詳細
に述べられているように、周期カウンタ28及び29
は、高速基本周期係数の実際の計測値XHS及びXHTを決
定するのに使用される基本周期Tを持つことになる。計
算器30へこれらの係数が入力され、その2乗の和 H
=X HS 2 +X HT 2 が計算される。この実際測定された高速
基本周期の2乗の和の値は、リールモータ速度制御器3
2に送られ、そこで速度パラメータメモリ45に記憶さ
れているパラメータと比較される。詳細に上記で述べて
いるように、そこに記憶されているパラメータYLは高
速基本周期係数の要求値の2乗の和YH *と等しいため、
テープ速度の実際値と要求値の差を決定することができ
る。つまり、2つの異なった周期T及びnTを周期カウ
ンタ28及び29の基本周期とすることで、乗法を使う
ことなく第1実施例と同じ結果を得ることができる。よ
り好ましい実施例において、このような単純で低価格の
プロセッサ44の使用は、必要とされる。
【0047】最後に、前述の2つの実施例は単に例とし
て述べたものであり、特許請求の範囲の精神と範囲を逸
脱することなく、当業者は他にも数多くの実施例を考え
出すことができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、テープ転送速度を一定
に保つ高速度制御装置が提供される。また、記録/再生
装置に用いられるテープの長さや厚さにかかわらず、そ
のテープ転送速度を一定に保つテープ定速度制御装置が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテープ転送装置の概略を示す。
【図2】テープの一部を示す。
【図3】本発明の第一実施例を示す。
【図4】本発明の第二実施例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−287949(JP,A) 特開 平2−287951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の高速かつ一定のテープ転送速度で
    供給リールから巻き取りリールへテープを送る装置であ
    って、 それぞれ前記供給リールおよび巻き取りリールに接続さ
    れ、低テープ転送速度での前記各リールの回転周期を表
    す第1の値の組、および、高テープ転送速度での前記各
    リールの回転周期を表す第2の値の組を求める第1およ
    び第2の検出器と、 前記第1および第2の検出器に接続され、低テープ転送
    速度および高テープ転送速度で検出された回転周期を表
    す前記第1および第2の値の組の和関数の計算を行う計
    算器と、 前記計算器に接続されるとともに、低テープ転送速度で
    検出された回転周期を表す前記第1の値の組の和に比例
    する前記所望の高テープ転送速度を表すパラメータを記
    憶する記憶手段を有する比較手段とを備え、 前記比較手段は、高テープ転送速度で検出された回転周
    期を表す前記第2の値の組の前記和関数の結果を前記パ
    ラメータと比較して、一定の高テープ転送速度を維持す
    るためにテープ転送速度調整用のエラー信号を生成し、 低テープ転送速度での回転周期を表す前記第1の値の組
    は第1および第2の基本周期係数を含み、これらの基本
    周期係数は、前記低テープ転送速度に対する所望の高テ
    ープ転送速度の比率を基本周期に掛けた積で前記低テー
    プ転送速度回転周期を割ったものに等しく、 前記高テープ転送速度を表す前記第2の値の組は第3お
    よび第4の基本周期係数を含み、これらの基本周期係数
    は、前記基本周期で前記高テープ転送速度回転周期を割
    ったものに等しく、 前記パラメータは、前記第1および第2の基本周期係数
    の2乗の和に等しい装置。
  2. 【請求項2】 所望の高速かつ一定のテープ転送速度で
    供給リールから巻き取りリールへテープを送る装置であ
    って、 それぞれ前記供給リールおよび巻き取りリールに接続さ
    れ、低テープ転送速度での前記各リールの回転周期を表
    す第1の値の組、および、高テープ転送速度で の前記各
    リールの回転周期を表す第2の値の組を求める第1およ
    び第2の検出器と、 前記第1および第2の検出器に接続され、低テープ転送
    速度および高テープ転送速度で検出された回転周期を表
    す前記第1および第2の値の組の和関数の計算を行う計
    算器と、 前記計算器に接続されるとともに、低テープ転送速度で
    検出された回転周期を表す前記第1の値の組の和に比例
    する前記所望の高テープ転送速度を表すパラメータを記
    憶する記憶手段を有する比較手段とを備え、 前記比較手段は、高テープ転送速度で検出された回転周
    期を表す前記第2の値の組の前記和関数の結果を前記パ
    ラメータと比較して、一定の高テープ転送速度を維持す
    るためにテープ転送速度調整用のエラー信号を生成し、
    さらに、 一定周期の第1の信号を生成する発振器と、 前記第1の信号に応答して、前記第1の信号周期の固定
    倍の周期を有する第2の信号を生成する周波数分割器
    と、 前記第1および第2の信号を入力として受け、低テープ
    転送速度で前記テープを転送する際、前記第1および第
    2の検出器の基本周期入力として前記第2の信号を出力
    し、高テープ転送速度で前記テープを転送する際、前記
    第1および第2の検出器の基本周期入力として前記第1
    の信号を出力するマルチプレクサと、 を備える装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置であって、前記周波
    数分割器は、前記低テープ転送速度に対する前記所望の
    高テープ転送速度の比率を前記第1の信号周期に掛けた
    値に等しい周期を有する第2の信号を生成する装置。
  4. 【請求項4】 テープを供給リールから巻き取りリール
    へ所望の一定の高テープ転送速度で転送する方法であっ
    て、 (a)低テープ転送速度で前記供給リールおよび巻き取
    りリールの良好の回転周期を表す第1の値の組を検出す
    ること、 (b)前記供給リールおよび巻き取りリールで検出され
    た低テープ転送速度回転周期を表す前記第1の値の組の
    和関数を計算器で計算すること、 (c)前記供給リールおよび巻き取りリールの所望の高
    テープ転送速度回転周期 を表すパラメータであって、前
    記供給リールおよび巻き取りリールで検出された低テー
    プ転送速度回転周期を表す前記第1の値の組に比例した
    パラメータをメモリ内に記憶すること、 (d)高テープ転送速度での前記供給リールおよび巻き
    取りリールの回転周期を表す第2の値の組を検出するこ
    と、 (e)前記供給リールおよび巻き取りリールで検出され
    た高テープ転送速度回転周期を表す前記第2の値の組の
    和関数を計算器で計算すること、 (f)前記消耗の高テープ転送速度を達成するために、
    前記供給リールおよび巻き取りリールで検出された高テ
    ープ転送速度回転周期を表す前記第2の値の組の前記和
    関数の結果と前記パラメータとの差に従ってリールモー
    タの速度を調整すること を備え、 ステップ(a)は、前記第1の値の組を検出する際に基
    本周期として使用するために第1の信号を選択し、ステ
    ップ(d)は、前記第2の値の組を検出する際に基本周
    期として用いるために第2の信号を選択し、前記第2の
    信号は、前記低テープ転送速度に対する前記所望の高テ
    ープ転送速度の比率を前記第1の信号の周期に掛けた値
    に等しい周期を有する方法。
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