JPH06168509A - カセットテープ判別方法 - Google Patents

カセットテープ判別方法

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JPH06168509A
JPH06168509A JP4319636A JP31963692A JPH06168509A JP H06168509 A JPH06168509 A JP H06168509A JP 4319636 A JP4319636 A JP 4319636A JP 31963692 A JP31963692 A JP 31963692A JP H06168509 A JPH06168509 A JP H06168509A
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Yoshihisa Tanaka
善久 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給側或は巻取側リールの何れか一方に回転
検出器を設けて、カセットテープの長さ別の種類を判別
する。 【構成】 巻取りリール側或は供給リール側の何れか一
方に回転検出器を設け、テープ速度(V)一定のテープ巻
取り或は巻戻しを行ない、回転検出器側リールの測定回
転周期(TSENSOR)から該リールのテープ巻径(RSENSOR)
を求め、他方のリールへ該リールの回転周期(T)一定の
状態でテープを搬送し、この時の該リールの設定回転周
期(T)と、検出器側リールの測定回転周期(T′SENSOR)
及び先に求めたテープ速度(V)一定のテープ巻取り或は
巻戻によって求めた回転検出器側リールテープ巻径(R
SENSOR)から、回転検出器のないリールの巻径(R)を求
め、両リールのテープの巻径(RSENSOR)(R)から両リー
ルのテープ巻き面積の和(K)を求めてKと各種テープの
固有値を比較してカセットの種類を判別する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットテープの供給
側リール又は巻取側リールの何れか一方のリールの回転
数を検出する検出器を設けるだけで、カセットテープの
長さ別の種類(以下、カセットテープの種類と呼ぶ)を判
別する方法及びテープ残量時間の検出方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来VTRにおいて、カセットテープの
種類を判別するには、一定の速度でテープを走行させ、
巻取側リールと、供給側リールの両方に設けた回転検出
センサーから、それぞれのリールの回転周期を測定し、
その値から両リールのハブを含むテープの巻き面積を求
め、この値がカセットテープの種類別に固有値をもつ性
質を利用して判別していた(特開平2−81389)。こ
の方法による演算式は、下記の通りである。 V :テープ速度(任意の設定値) TT:巻取側リール回転周期(測定値) TS:供給側リール回転周期(測定値) RT:巻取側リール巻径(半径) RS:供給側リール巻径(半径) K :テープの種類による固有値(両リールの巻面積の
和) 以上の任意設定値および、測定値から巻取側リールと供
給側リールの巻径を次式で求める事ができる。 RT=(TT×V)/2π RS=(TS×V)/2π したがって、巻取側リールと供給側リールの面積の和
(K)は、次式で表わすことができる。 K=π(RT 2+RS 2) −−−−−−−−−−−(A) =V2×(TT 2+TS 2)/4π −−−−−−−−−−−(B) この式においてV,πは、既知であるためKを求める事
ができ、その値をカセットテープの種類別の固有の値と
比較して、カセットテープの種類を判別している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このカセットテープの
種類判別は、VTRにおける二つのフィーチャーで必要
とされる機能である。第一のフィーチャーは、テープの
残量表示である。このテープ残量の計算方法については
様々な方式が実施されているが、基本的には、カセット
テープの種類を判別しないと正確なテープ残量を求める
ことができない。第二のフィーチャーは、FF(早送り)
/REW(巻戻し)の高速化である。このFF/REWを
高速化するうえで問題となるのは、テープの終端部分で
の制動である。つまり高速化によりテープ速度が速くな
るため、従来と同様の制動機構を用いた場合、テープの
終端部分のリーダーテープ部分では制動しきれず、最悪
の場合には、テープが切断される可能性がある。そのた
め、カセットテープの種類を判別して、テープの終端部
分に近づくと、安全に停止出来るよう減速する必要があ
る。従来のカセットテープの種類の判別技術は、基本的
に第一のフィーチャーとして示したテープ残量表示機能
における必要から考えられたものであり、高速FF/R
EWへの応用は、この派生的なものであった。従って、
テープ残量表示機能を持たない再生専用のVTRなどの
普及価格帯のVTRにおいては、FF/REWの高速化
も困難となっていた。本発明は、普及価格帯のVTRに
おいてもFF/REWの高速化を可能にするため、カセ
ットテープの種類判別を供給リール台と巻取リール台の
何れか一方のリール台に設けた一つの回転検出器からの
情報だけで行う方法を明らかにするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明のカセットテープの種類
を判別する方法は、巻取りリール台或は供給リール台の
何れか一方に対応して回転検出器を設け、テープ速度
(V)一定のテープ巻取り或は巻戻しを行ない、回転検出
器側リールの測定回転周期(TSENSOR)から該リールのテ
ープ巻径(RSENSOR)を求め、他方のリールへ該リールの
回転周期(T)一定の状態でテープを搬送し、この時の該
リールの設定回転周期(T)と、検出器側リールの測定回
転周期(T′SENSOR)及び先に求めたテープ速度(V)一定
のテープ巻取り或は巻戻によって求めた回転検出器側リ
ールテープ巻径(RSENSOR)から、回転検出器のないリー
ルの巻径(R)を求め、両リールのテープの巻径(RSE
NSOR)(R)から両リールのテープ巻き面積の和(K)を求
めてKと各種テープの固有値を比較してカセットの種類
を判別する。
【0005】
【効果】本発明は、供給リール側あるいは巻取リール側
の、何れか一方のみに設けた回転検出器からの情報でカ
セットテープの種類を判別できる。又、従来の方法で
は、カセットテープの種類判別は、残量表示機能の一部
であったため、VTRの中の再生専用機などの、普及機
種では、FF/REWの高速化が困難であった。しか
し、本発明に示す方式であると、FF/REWの少なく
とも一方向については、高速化が可能となる。
【0006】
【実施例】以下の説明で、通常の記録再生時において、
テープ巻取側のリールをT側リール、テープ供給側のリ
ールをS側リールとして表記する。又、テープ巻取りと
は、S側リールからT側リールにテープを走行させるこ
とであり、テープ巻戻しとは、T側リールからS側リー
ルにテープを走行させることである。
【0007】第1実施例 図1に示す如く、S側リール(1)とT側リール(2)の
内、S側リールに対応して回転検出器(3)を設けて、S
側リール(1)の回転を検出する場合。S側リール台に、
光学センサからなる回転検出器(3)を配置することによ
り、S側リール(1)の回転に応じて周期が変化するS側
リールパルスPSが出力される。尚、リールパルスPSは、
リールが一回転する毎に夫々12個発生する。次に、S側
リールパルスPSはS側周期カウンター(4)に供給され
る。S側周期カウンター(4)は、S側リールパルスPS
12個発生される間にクロック発生器(5)から発せられる
一定周期のクロックをカウントして、S側リール(1)の
回転周期TSを検出する。
【0008】以下にテープの種類判別の計算式を示す。
テープ速度一定の時、S側リール回転周期(TS1)と、S
側リール巻径の半径(RS)およびテープ速度(V)は、以下
の関係にある。 V=2πRS/TS1 従って、RSは、 RS=VTS1/2π −−−−−−−−−−−−−(C) さらに、どのようなテープ搬送方式でも、テープ速度
と、リール巻径、及びリール回転周期は、供給側も巻取
側も同様の関係にあるため、巻取側回転周期一定の時で
も、次式が成り立つ。 2πRS/TS2=2πRT/TT −−−−−−−−− 従って、T側リール半径(RT)は次のようになる。 RT=RS×TT/TS2 −−−−−−−−−(D) 上記(C)(D)式を先の(A)式に代入して、カセットテー
プの種類別固有値と比較するとカセットの種類を判別で
きる。
【0009】図2は、本発明の第1実施例のフローチャ
ートを示す。テープの判別開始を示す開始(6)から最初
に、S側リール(1)の巻径(RS)を求めるブロック(61)
にはいる。このブロック(61)は、テープ速度一定でのテ
ープ巻取り或は巻戻し動作を行うことで、S側リール
(1)の回転周期(TS1)と、任意に設定したテープ速度
(V)から、先の(C)式を用いS側リールのテープの巻径
を求めるブロックである。ここでS側リールの巻径
(RS)が求まると、そのデータをメモリ部(62)に一時記
憶し、ブロック(63)のモード切り替えを経て、次のブロ
ック(64)に入る。このブロック(64)では、T側リール
(2)の巻径(RT)を求める。その方法は、T側リールの
回転数一定の巻戻しを行うことで、設定値であるT側リ
ール(2)の回転周期と、S側リール(1)に設けた回転検
出器(3)によって得たS側リール(1)の回転周期
(TS2)、および先に求め一時記憶部(62)に記憶したS側
リール(1)の巻径(RS)を、(D)式に代入することでT
側リールの巻径(RT)を求める。このようにして求まっ
たS側及びT側のリールの巻径(RS)(RT)から、ブロッ
ク(65)においては、先の(A)式を用いカセットの固有値
を求める。さらにブロック(66)においては、ブロック(6
7)の持つ各種カセットテープの固有値テーブルに、(A)
式の計算結果を照会し、テープの種類を判別する。
【0010】第2実施例 図3の如く、T側リールに回転検出器(3)を設けて、T
側リールの回転を検出する場合。図4は、本発明の第2
実施例のフローチャートを示す。テープの判別開始を示
す開始(7)から最初に、T側リール(2)の巻径を求める
ブロック(71)にはいる。このブロック(71)は、テープ速
度一定でのテープ巻取り或は巻戻し動作を行うことで、
T側リール(2)の回転周期(TT1)と、任意に設定したテ
ープ速度(V)から、T側リール(2)のテープの巻径
(RT)を求めるブロックである。ここでT側リール(2)
の巻径(RT)が求まると、そのデータをメモリ部(72)に
一時記憶し、ブロック(73)のモード切り替えを経て、次
のブロック(74)に入る。このブロック(74)では、S側リ
ール(1)の巻径(RS)を求める。その方法は、S側リー
ル(1)の回転数一定の巻戻しを行うことで、設定値であ
るS側リール(1)の回転周期(TS)と、T側リール(2)
に設けた回転検出器(3)によって得たT側リール(2)の
回転周期(TT2)、および先に求め一時記憶部(72)に記憶
したT側リールの巻径(RT)からS側リール(1)の巻径
(RS)を求める。尚、前記同様にして RT=VTT1/2π RS=RT×TS/TT2 の関係にある。このようにして求まったS側及びT側の
リール径から、ブロック(75)においては、先の(A)式を
用いカセットの固有値をもとめる。さらにブロック(76)
においては、ブロック(77)の持つ各種カセットテープの
固有値テーブルに、(A)式の計算結果を照会し、テープ
の種類を判別する。
【0011】第3実施例 速度一定のテープ走行と、何れか一方のリールに対応し
て配備した回転検出器(3)による回転周期から、他方の
リールの回転周期を計算し、両リールの回転周期から、
先の(B)式においても各変数値を特定することができ、
カセットの判別が可能となる。以下説明する。先ず、以
下の様に定義する。 TSENSOR:回転検出器側リールの回転周期(測定値) T :回転検出器のないリールの回転周期(計算値) RSENSOR:回転検出器側リールの巻径(半径) R :回転検出器のないリールの巻径(半径) V :テープ速度 K :両リールのテープ巻き面積の和 基本的に両リールの面積の和(K)は前記の如く下記の式
で求める。 K=π(R2 SENSOR+R2)−−−−−−−−−−−−−−−(A') 又、各リールの回転周期と巻径の関係は、式のよう
になる。 2πRSENSOR=V×TSENSORSENSOR=V×TSENSOR/2π−−−−−−−−−−(E) V=2π×RSENSOR/TSENSOR−−−−−−−(E') 2πR=V×T R=V×T/2π−−−−−−−−−−−−−(F) 従って、(A')に(E)、(F)を代入すると次の式とな
る。 K=π((V×TSENSOR/2π)2+(V×T/2π)2) =π((V×TSENSOR)2+(V×T)2)/4π2 =V2×(T2 SENSOR+T2)/4π−−−−−−−−−−−(B') この(B')式は、先の(B)と同じである。
【0012】さて次にこの(B')式を用いて実際にカセ
ットテープの種類を判別する方法を説明する。テープ速
度(V)一定のテープ巻取り或は巻戻しを行ない、回転検
出器側リールの回転周期(TSENSOR)を測定し、式(E)か
らRSENSORを求める。回転検出器のないリールへ、該リ
ールを回転周期(T)一定の状態でテープを搬送する。こ
の時の検出器側のリールの測定回転周期(T′SENSOR)
と、先にテープ速度(V)一定のテープ巻取り或は巻戻し
によって求めた検出器側リールの巻径(RSENSOR)を、
(E')式に代入して、リール回転周期(T)一定のテープ
速度(V′)を求める。T、T′SENSOR、V′を(B')に
代入してKを算出する。Kと各種テープの固有値を比較
し種類を判別する。
【0013】第4実施例(テープ残量計算方法) 次に、REW又はFFに限定して、テープ残量を計算す
る方法を説明する。従来のテープ残量及び使用時間は、
T側リール及びS側リールの両方のリールに回転検出器
を配備し、次式(G)(H)により算出される。
【0014】
【数2】
【0015】但し、 r:リールハブ半径 t:テープ厚 L:テープ全長 TS:S側リールの回転周期(測定値) TT:T側リールの回転周期(測定値) RS:S側リールのリールハブを含んだテープ巻径 RT:T側リールのリールハブを含んだテープ巻径
【0016】又、テープ使用時間は
【数3】
【0017】として導出される。尚、テープ走行速度V
は、再生または記録時にテープ走行を為すキャプスタン
の回転制御を行うサーボ回路からの指示信号により指定
される。即ち、NTSCの場合、標準(SP)モードで
あるとの指示信号が与えられるとV=33.35mm/sec、2
倍(LP)モードであるとV=16.67mm/sec、3倍(E
P)モードであるとV=11.11mm/secが式(G)(H)に代
入される。またCUE(早送り再生)/REV(巻戻し再
生)時の場合にも同様に、各モードに対応したデータが
式(G)(H)に代入される。又、テープ走行速度V0は現
在のテープ位置から使用者がPLAY、RECでテープ
を走行させるときの速度で、使用者が任意に設定可能と
なっている。よってテープ走行速度V0は上述したテー
プ走行速度Vと同様にSP、LP、EPの各データが式
(G)(H)に代入される。
【0018】テープ残量またはテープ使用時間の算出
は、S側及びT側リールに配備したした回転検出器によ
って、S側及びT側リールの回転周期TS、TTが検出さ
れる毎、即ちS側及びT側リールの1回転毎に実行さ
れ、またテープ残量時間とテープ使用時間のいずれを算
出するかは、使用者が任意に選択可能となっている。し
かし、上述の演算式(G)(H)では、定速走行モードのみ
でしかテープ残量及びテープ使用時間を正確に算出でき
ない。定速走行モードを含む全てのテープ走行モードに
おいてテープ残量及びテープ使用時間を算出する方法と
して、VTRの有す演算回路から全テープ走行モードに
おける回転周期TFS、TFTの二乗値と、テープデータ
指定回路からのリールハブ半径r、テープ厚t、及びテー
プ全長Lと、現在のテープ位置から使用者がPLAY
(再生)、REC(記録)でテープを走行させるときのテー
プ走行速度モードV0を後述する演算式に代入して、テ
ープ残量またはテープ使用時間を算出する。ここで、テ
ープ残量及び使用時間は次式(I)(J)により算出され
る。
【0019】
【数4】
【0020】但し Tr:残量時間 L :テープの長さ r :リールハブ半径 t :テープ厚 V0 :現在のテープ位置からテープを走行させるモード
のテープ走行速度 V :TS及びTTを測定する時のテープの走行速度 TS :定速走行時(PLAY、REC、CUE、REV
等)のS側リールの回転周期 TT :定速走行時のT側リールの回転周期 TFS:非定速走行時(FF、REW)のS側リールの回
転周期 TFT:非定速走行時のS側リールの回転周期 但し、L,r,tはカセットテープ固有の定数で、予め
マイコン内部に記憶しておく。そのカセットテープの種
別は、TS 2+TT 2の値により判別する。また、V0も定
数であり予めマイコン内に記憶させておく。
【0021】尚、テープ走行速度V0は上述したように
使用者が任意に設定可能となっている外部スイッチ(図
示せず)からの指示信号により指定され、よってテープ
走行速度V0は、SPモードで33.35mm/sec、LPモード
で16.67mm/sec、EPモードで11.11mm/secが式(I)(J)
に代入される。更に、磁気テープがビデオテープレコー
ダに装着された後、初めてFF/REW等の非定速走行
モードが為された場合は、テープ種別が判別されていな
いで、リールハブ半径r、テープ厚みt、及びテープ全長
Lが判らない。従って、強制的に定速走行モードを為
し、テープ種別を判別してからFF/REWに移行する
ようになされている。以上のようにして算出されたテー
プ残量またはテープ使用時間は、表示制御回路を介して
表示器(何れも図示せず)にて表示される。残量機能を利
用し高速巻き取り制御を行う。高速巻き取りにより、テ
ープエンドでリーダテープ終端まで出きってしまわない
ように、テープエンドに近づいたことを残量計算値で確
認し、減速するようにしている。尚高速巻き取り時はT
側リール台の回転数は一定である。
【0022】上記従来例の場合、残量計算を行うため
に、T側リール台は勿論のこと、S側リール台にも回転
検出器必要になる。従ってコストアップになるのでロー
コスト機種には残量機能を盛り込むことができない。ま
た、高速FF/REWは、残量機能を利用しているた
め、この機能も盛り込むことができない。
【0023】以下は、T側リール台とS側リール台の何
れか一方に回転検出器を設け、REW又はFFに限定し
て、残量計算を行なう方法を明らかにするものである。
実施例に於て、T側リール台に回転検出器を設け、RE
Wのみに限定し、残量計算を行う方法を説明する。記
録、再生、早送り再生或は巻戻し再生によるテープ速度
一定のテープ走行を行ない、T側リールの回転周期(先
の(B)式のTT)を測定する。駆動モータ(キャプスタン
モータ)回転一定でREWを行う。駆動モータのFGパ
ルスにてモータ回転周期Tmを一定に制御する。駆動モ
ータからS側リール台までの減速比をεとし、Sリール
の回転周期TS'を次の(K)式にて求める。 TS'=Tm/ε −−−−−−−−−−(K) 但し、 ε=S側リール台回転数/駆動モータ回転数 同時に、T側リールの回転周期(TT)'を測定する。下記
の(L)式よりTSを求める。 TS=TFS=TT・TS’/TT' −−−−(L) TS,TTが求まったので、(B)式に代入してテープの種
別を判別し、(J)式により残量を計算する。
【0024】テープ位置がテープトップ付近でなけれ
ば、高速REWモードに入る。(K)式よりS側のリール
台の回転周期を測定し、T側リールの回転周期と合わせ
て(J)式に代入し随時残量計算を行う。テープ位置が巻
き始めに近づいたら、残量値がある値になった地点で巻
き戻し速度を減速する。この様に、REWのみに限定す
れば、S側リール台に回転検出器が無くても上に示す方
法にて残量計算が行うことができる。従って、T側リー
ル台の回転検出器のみで高速REWを行うことができ
る。
【0025】上記とは逆にS側リール台のみに回転検出
器を設け、FFのみに限定しても残量計算ができる。記
録、再生、早送り再生或は巻戻し再生によるテープ速度
一定のテープ走行を行ない、S側リールの回転周期を測
定する。駆動モータ(キャプスタンモータ)回転一定でF
Fを行う。モータのFGパルスにてモータ回転周期Tm
を一定に制御する。駆動モータからT側リール台までの
減速比をεとすると、T側リールの回転周期TT'は(M)
式にて求めることができる。 TT'=Tm/ε −−−−−−−−−−(M) 但し、 ε=T側リール台回転数/駆動モータ回転数 同時に、S側リールパルスの周期TS'を測定する。(N)
式よりTTを求める。 TT=TFT=TS・TT’/TS' −−−−(N) TS,TTが求まったので、(B)式に代入してテープの種
別を判別し、(J)式により残量を計算する。テープ位置
がテープトップ付近でなければ、高速FFモードに入
る。(K)式よりT側リール台の回転周期を測定し、S側
リールの回転周期と合わせて(J)式に代入し随時残量計
算を行う。テープ位置が巻き始めに近づいたら、残量値
がある値になった地点で巻き 取り速度を減速する。本
発明は上記実施例の構成に限定されることなく、特許請
求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のブロック図である。
【図2】第1実施例のフローチャートである。
【図3】第2実施例のブロック図である。
【図4】第2実施例のフローチャートである。
【図5】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
(1) S側リール台 (2) T側リール台 (3) 回転検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取りリール側或は供給リール側の何れ
    か一方に回転検出器を設け、テープ速度(V)一定のテー
    プ巻取り或は巻戻しを行ない、回転検出器側リールの測
    定回転周期(TSENSOR)から該リールのテープ巻径(R
    SENSOR)を求め、他方のリールへ該リールの回転周期
    (T)一定の状態でテープを搬送し、この時の該リールの
    設定回転周期(T)と、検出器側リールの測定回転周期
    (T′SENSOR)及び先に求めたテープ速度(V)一定のテー
    プ巻取り或は巻戻によって求めた回転検出器側リールテ
    ープ巻径(RSENSOR)から、回転検出器のないリールの巻
    径(R)を求め、両リールのテープの巻径(RSENSOR)(R)
    から両リールのテープ巻き面積の和(K)を求めてKと各
    種テープの固有値を比較してカセットの種類を判別する
    方法。
  2. 【請求項2】巻取りリール側或は供給リール側の何れか
    一方に回転検出器を設け、テープ速度(V)一定のテープ
    巻取り或は巻戻しを行ない、回転検出器側リールの測定
    回転周期(TSENSOR)から該リールのテープ巻径(R
    SENSOR)を求め、更に他方のリールへ該リールの回転周
    期(T)一定の状態でテープを搬送し、この時の検出器側
    リールの測定回転周期(T′SENSOR)及び先に求めたテー
    プ速度(V)一定のテープ巻取り或は巻戻によって求めた
    回転検出器側のリールテープ巻径(RSENSOR)から、 V=2π×RSENSOR/T′SENSOR より、リール回転周期(T)一定のテープ速度(V′)を求
    め、T、T′SENSOR、V′を K=V′2×(T′2 SENSOR+T2)/4π に代入して両リールのテープ巻き面積の和(K)を算出
    し、Kと各種テープの固有値を比較してカセットの種類
    を判別する方法。
  3. 【請求項3】 巻取りリール側或は供給リール側の何れ
    か一方に回転検出器を設け、テープ速度(V)一定のテー
    プ巻取り或は巻戻しを行ない、回転検出器側リールの測
    定回転周期(TT)を測定し、次に駆動モータの回転周期
    (Tm)を一定に制御して回転検出側リールを回転周期一
    定で高速回転させ、駆動モータから回転検出器側リール
    までの減速比(ε)から回転検出器のないリールの回転周
    期(TS′)を求めると共に、回転検出器側リールの回転
    周期(TT′)を測定し、 TS=TT・TS′/TT′ より、TSを求め、TS及びTTより、テープの種類を判
    別し、 【数1】 により、テープの残量計算を行なうことを特徴とするテ
    ープの残量検出方法。但し、 L :テープの長さ r :テープハブ半径 t :テープ厚 V0 :現在のテープ位置からテープを走行させるモード
    のテープ走行速度 TFS:非定速走行時(FF、REW)の供給側リールパ
    ルスの周期 TFT:非定速走行時の巻き取り側リールパルスの周期
JP4319636A 1992-11-30 1992-11-30 カセットテープ判別方法 Expired - Fee Related JP3066206B2 (ja)

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