JPS6014430B2

JPS6014430B2 - 記録再生装置

Info

Publication number: JPS6014430B2
Application number: JP53054251A
Authority: JP
Inventors: 正之中山
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1978-05-08
Filing date: 1978-05-08
Publication date: 1985-04-13
Also published as: FR2425699A1; JPS54145513A; GB2024490A; AU528820B2; AU4655179A; DE2918544A1; DE2918544C2; GB2024490B; NL7903610A; US4280159A; FR2425699B1

Description

【発明の詳細な説明】本発明は厚さが同一で長さが異る磁気テープを一対のリ
ール間で走行させるようにした、例えばＶＴＲ、テープ
レコーダの如き記録再生装置に関するものである。

周知の如くテープカセットを使用するＶＴＲ、テープレ
コーダ等において、磁気テープの残量を検出しかつ表示
するように構成したものがある。

しかしながら従来のこの種装置では、テープカセットを
装着する際に、テープカセットの種類、即ち磁気テープ
の長さ（記録可能時間）を手動にて予めセットし、セッ
トされた磁気テープの長さに応じて磁気テープの残量を
検出するようになっている。従って実際に装着されたテ
ープカセットと、上記手動によるセットとを間違えてし
まう可能性があり、この場合には磁気テープの正確な残
量検出ができないという欠陥がある。そして磁気テープ
の残量検出が不正確であれば、ＶＴＲやテープレコーダ
が例えば記録動作を行っている時、記録途中で磁気テー
プが不測になくなってしまい、あわてて別のテープカセ
ットと交換しなければならず非常に不便である。また従
来のこの種装置では、磁気テープの残量検出を行うため
に、テープカセットの装着操作以外に、その種類を手動
にてセットするといった二段階の操作を正確に行う行う
必要があり、操作が面倒である。

本発明は上述の如き欠陥を是正すべく発明されたもので
あって、磁気テープの長さを自動的に算出すること、な
らびに上記算出された長さの異る各々の磁気テープの残
量を自動的に算出することを特徴とする記録再生装置を
提供しようとするものである。

次に本発明をＶＴＲに適した一実施例を図面に基き説明
する。

先ず第１図において、タイマー１は、ＶＴＲ（図示せず
）の動作時間を設定するためのものである。

マイクロコンピュータ（以下においてＣＰＵと記載する
）２は、ＶＴＲにテープカセット（図示せず）がセット
された後、磁気テープが走行中に上記テープカセットの
種類、換言すれば磁気テープの長さの選別と磁気テープ
の残量（残量時間または磯量長さ）とを算出するための
ものである。そしてＣＰＵ２には、後述する二つの計算
式にもとずし、て、上記算出動作を行うようにプログラ
ムがなされている。またＣＰＵ２には、上試算出動作を
行うためのデータとして、タイマー１からセット時間信
号が供給され、これと同時に磁気式回転検出機（以下に
おいて検出機と記載する）３，４から夫々パルス状の回
転検出信号が供給されるようになっている。なお検出機
３は、供給リール（図示せず）と一体的に回転する複数
の永久磁石５と磁気ヘッド６とによって構成されている
。

そして磁気ベッド６から、供給リールの回転速度（周期
）に対応した回転検出信号が得られ、この信号はＣＰＵ
２に供給されるようになっている。また検出機４は、巻
取りール（図示せず）と一体に回転する複数の永久磁石
７と磁気ヘッド８とによって構成されている。そして磁
気ヘッド８から、巻取りールの回転速度（周期）に対応
した回転検出信号が縛られ、この信号はＣＰＵ２に供給
されるようになっている。」従っ
てＣＰＵ２には、プレイ（記録又は再生）、卓送り、巻
戻しの何れのモードであっても二つの回転検出信号が供
給され、これらのモード‘こおいて上記算出動作を行う
ことが出来る。

また表示装置９は磁気テープの残量を表示するためのも
のであり、警報装置１０はタイマー１によって予め設定
された記録動作時間に対し、磁気テープの残量が不足の
とき警報を発するものである。次に上述の如く構成され
たＶＴＲの使用方法の一例を説明する。

先ずＶＴＲにテープカセットを装着する。

次にタイマー１を所定の時間にセットする。一方ＶＴＲ
は上記テープカセット装着後、自動的にロ−ディングを
行う。そしてローディングが完了すると自動的に磁気テ
ープがプレイ状態で数秒間走行される。しかしてこの間
に検出機３，４によってＣ凶２が動作されて、磁気テー
プの長さ（テープカセットの種類）と、残量とが自動的
に選別される。なお磁気テープの残量間は、表示装置９
によって表示される。一方タイマーーによって予め設定
された記録動作時間に対して、磁気テープの残量が不足
のとき警報装置１０から警報が発せられる。なおＶＴＲ
は、この後磁気テープを自動的に巻戻して、上記数秒間
走行する以前の元の状態に復帰させ、タイマー１による
議録開始の設定時間まで待機する。次にＣＰＵ２を動作
ごせて、テープカセットの種類、即ち磁気テープの長さ
を選別させるための選別式について説明する。

先ず各式に用いる各記号について述べる。

Ｔｏｏ；磁気テープ自体の厚みを表わすものとする。

従って供聯合リール又は巻取りールに巻回された磁気テ
ープの厚みＴｏは、Ｔｏ＝２×Ｔｏｏで与えられる。Ｒ
ｏ：供給リール又は巻取りールの各ハブの直径を表わす
ものとする。

Ｒｍ；供聯合リール又は巻取りールに、磁気テープを最
大に巻回した時の磁気テープの直径を表わすものとするＸ；巻取りールに巻回された磁気テープの長さを表わす
ものとする。

ｎ：巻取りールに巻回された磁気テープの巻数を表わす
ものとする。

ＲＴ；巻取りールに者回された磁気テープの巻径を表わ
すものとする。

ＴＴ；巻取りールの回転周期を表わすものとする。

ｍ：供給リールの最大巻径からほどかれた巻数を表わす
ものとする。

Ｒｓ：供給リールに巻回された磁気テープの巻径を表わ
すものとする。

Ｔｓ；供給リールの回転周期を表わすものとする。

ＶＴ：磁気テープの走行速度（職／ｓｅｃ）を表わすも
のとする。

Ｌｍａｘ：磁気テープの全長（側）を表わすものとする
。

そして供給リール又は巻取りールの夫々の回転速度（周
期）は、磁気テープの走行速度Ｖ，が一定であれば、上
詐取ｏ，Ｔｏｏ．Ｘｍａｘから求めることが出来る。

即ち供給リールにのみ磁気テープの全長Ｌｍａｘが巻回
されている時、最大巻蚤Ｒｍ‘ま、Ｒｍ２ｉＲｏ２十九
ＯＬｍａｘ／打・…・・■で与えられる。

この状態から巻取りールが回転して、磁気テープの巻取
りが行われた時、ｔ秒後における供給リールと巻取りー
ルとの回転周期ＴＴ，ＴＳは、Ｔ’（ｔ）＝汀章（ｔ）
‐ ……■Ｔ３（ｔ）＝二言ご……■ で与えられる。

なお上記■■におけるＲ”Ｒｓは、ＲＴ＝Ｒｏ十（ｎ一１）Ｔ。

……■Ｒｓ＝Ｒｍ−Ｔ。ｍ
……■で与えられるが、上記■■式におけるＲ，，Ｒ
ｓは第２図に示す如き関係にある。即ち、磁気テープが
巻きとられている間、供給リールに巻回された磁気テー
プの巻蓬Ｒｓが次第に減少するにともない、巻取りール
に巻回される磁気テープの巻蚤Ｒ，が次第に増大する。
従って巻取開始状態から巻取完了状態までの間、上記Ｒ
ｓ，ＲＴは第２図に示す円周上をトレースするように変
化し、両者の間にはノＲｓ２十Ｒ．２＝ｃｏ船ｔの関
係がある。Ｒｓ，ＲｒとＲｍ．Ｒｏとの間にはＲｍ２十
Ｒ〆＝ＲＳ２（１十Ｑ２）ｉ（芸）２ＴＳ２（・の関係
がある。

なお上記■式の（ＱＴｓ）２項は、（Ｑ・Ｔｓ）＝ｍＲ
Ｔ／ＶＴ＝ＴＴであるから、Ｒｍ２十Ｒ。２＝くＶ÷上
）２くＴＳ２十ＴＴ２） ……■となる。

そして上記■式における（Ｔｓ２十ＴＴ２）項はＴ
ｓ２十ＴＴ２ニｃｏ船ｔａｎｔ ……
■であるから、上記■式の和をテープカットの種類に応
じた定数（以下において選別値ｙとする）とすれば、■
式から明らかなようにＴｓとＴＴの二乗の和である。

しかしてこれらＴｓ，ＴＴは、供給ＩＪールや巻取りー
ルの夫々のハブの直径、磁気テープの長さ等によって決
定されるのである。

従って磁気テープの厚さ及びハブの直径が同一であれば
、上記ｙは磁気テープの長さに応じて変化することにな
る。故にＣＰＵ２において、検出機３，４から得られる
回転検出信号にもとづきＴｓ，ＴＴを検出し、これらに
よって上記ｙを求めればテープカセットの種類を選別す
ることが出来る。なお上記Ｔｓ，ＴＴの検出は、磁気テ
ープを数砂間走行させれば充分であり、このため極めて
短時間に磁気テープの長さを選別し得る。次にＣＰＵ２
を動作させて、磁気テープの残量Ｒｓ２十Ｒ，２＝
Ｒｍ２十Ｒｏ２ ……■の関係がある。

なお上記Ｒ’とＲｓとの比をＲ，／Ｒ８＝Ｑ
……■とする。

従ってＲ３は・Ｒｓ２｛１十（Ｒ，／Ｒｓ）２｝＝
Ｒｍ２十Ｒｏ２．．・．・・■Ｒｓ２（１十Ｑ２）＝
Ｒｍ２十Ｒｏ２・・・・・・■ノＲ肘十Ｒｏ
２，．，，．，■．・．Ｒｓ＝ −一
一一・十Ｑ２で与られる。

また上記■式のＲ’については、ＲＴ２｛・十羊｝ＦＲ
叶十Ｍ・‐・‐．・■ＲＴ２（１十Ｑ２）＝Ｑ２
（Ｒｍ２十Ｒｏ２） ……■，．，凡＝た２（Ｒ肘十Ｒ
ｏ２），．．，．．■・十Ｑ２で得られる。

（Ｒｍ２十Ｒｏ２）項と上記ＴＴ，Ｔｓとの間には、
２）＝（害）２｛ＴＳ２十（ＱＴＳ）２｝‐‐‐‐‐
‐■検出を行うための検出式について説明する。

磁気テープが走行している時、巻取りールに巻き取られ
る磁気テープの長さＸ，は×・ニ打Ｒ。

十け（Ｒ。十ＴＤ）十ｍ（Ｒ。十２ｒ。）……十中（Ｒ
ｏ十ｎＴ。）であるから、Ｘ．：打｛舵。

十ｎ土亨どＴ。｝ ‐‐…‐■で与えられる。これ
に対し供給リールからほどかれる磁気テープの長さＸ２
は、Ｘ２＝汀（Ｒｍ−Ｔｏ）十汀（Ｒｍ‐のｏ）十汀（
Ｒｍ一３ｒ。

）……十中（Ｒｍ−ｍＴ。）であるから、ｘ２＝ｍ｛ｍ
Ｒｍ−ｍ学１）Ｔ。｝ ‐‐…‐■で与えられる。ま
たＲＴ／Ｔ，＝Ｒｓ／Ｔｓなる関係から、ＲＴとＲｓと
はＲＦ宅Ｒ３＝ＱＲ３・‐‐．・■なる関係
にある。

なお回転周期比をＱとすれば、Ｑ＝ＴＴ／Ｔｓとなり、
以下においてＱは周期比を表わすものとし、この周期比
にもとづいて磁気テープの残量検出を行うものとする。

そして上記■式から、巻取りールに巻回された磁気テー
プの巻数ｎを求めると、ｎ＝ＲＴ−Ｒｏ＋Ｔｏ
……■Ｔ。

Ｒｍ−Ｒｓ．．．．．．■ｍ＝
−元−で与えられる。

これと同様に、第■式から供Ｖ給リールからほどかれた
磁気テープの巻数ｍを求めると、で与えられる。

また上記供孫合リールからほどかれる磁気テープの長さ
Ｘ２と、巻取りールに巻取られる磁気テープの長さＸ，
とは等しい筈であるから、上記■■式は、汀紬。

十ｎ−■デ２Ｔ。｝刊｛ｍＲｍ−ｍ（芋１２Ｔ。｝
．・・．・・■である。この■式に上
記■■■式を代入し整理すると、（１十Ｑ２）Ｒｓ２十
（１一Ｑ）Ｔ。

Ｒｓ十Ｒｏ（Ｔ。−Ｒｏ）＋Ｒｍ（Ｔ。−Ｒｍ）＝０
．．．．．．■となり、この■式において、１十
Ｑ２＝Ａ、（１−Ｑ）Ｔ。

＝Ｂ、Ｒｏ（Ｔ。−Ｒｏ）十Ｒｍ（Ｔｏ−Ｒｍ）＝Ｃと
し、■式をＲｓについて変形すると、ＲＳ＝−Ｂ＋暖−
４ＡＣ ‐‐‐‐‐‐■となる。

そして磁気テープの巻取りが進んで、上記＠式に示すＲ
ｓがＲｓ，になった時点で、上記■式に示すｍをｍ，と
すれば、Ｒｍ−Ｒｓ，．．，．．．
■ｍｌ＝−市−で求められる。

更に■式を■式に代入すると、ｘ２＝充（半き；２Ｒ。
２）＝芥Ｒ。

２等隻千となる。

そしてＲｍは上記■式に示されているので、■式におけ
る８２は８２＝（器）２＝Ｒ。

２十汀ＤＬｍａＸ′打．・．．・．■Ｒｏ２となる
。

またＬｍａｘとＶＴとについて、Ｋ．＝砦ご肌■ とすると、磁気テープが所定速度で走行している時の残
量時間ＴＲは、ＴＲ＝Ｋ．（・−Ｌ羊貴） ……◎ で与えられ、この■式はＴＲ＝交差市（片舎一・） ……■ となる。

そして言己磁気テープの長さと残量との算出は、ＣＰＵ
２内において第３図に示す如き順序で行わＸ２＝宏（Ｒ
ｍ−ＲＳ）（Ｒｍ十ＲＳ−Ｔ。

）．・・．・■となる。しかるに、Ｒｍ》Ｔｏ，Ｒｓ》
Ｔｏであるから、上記■式は、Ｘ２＝衆（Ｒｍ２‐ＲＳ
２）・・・・・・■と変形することが出来る。

またＲｍ》Ｔｏであるから、■式における記号Ｂ、即ち
（１十Ｑ）Ｔｏ〒０と見倣すことが出来る。

従って上記■式は更に変形され、ＲＳ２≠羊主Ｒ筈鯛
．・・．・・■となる。

また上記■式について■式を代入し整理すると、．・・
．・・■ れる。

即ち、ＣＰＵ２に検出器３，４から回転検出信号が供給
されると、これらにもとすき回転周期Ｔｓ，ＴＴが検出
される。次いで上記ＴｓとＴＴとのそれぞれにつき２乗
演算がなされ、これらの加算が行われる。そして選別値
ｙが算出され、これによりカセット（磁気テープ）の選
別が行われる。そして上記Ｔｓ，Ｔ丁にもとづいて、両
者の周期比Ｑが算出され、以下磁気テープの残量が第３
図に示す如き順序で算出される。なお第３図におけるＴ
Ｒ＝Ｐ／（１十Ｑ２）−Ｑは、上記■式を更に変形した
ものである。

但しこの式においてＰ＝（８２十１／８２一１）Ｋ，、
Ｑ＝Ｋ，／（６２−１）（Ｃｏ順ｔ）である。従ってＣ
ＰＵ２内において、検出機３，４から得られる回転検出
信号からＴｓ，ＴＴを検出し、これらによって上記■式
にもとすき残量時間ＴＲが検出される。なお残量時間Ｔ
Ｒの検出は、磁気テープを数秒間走行させれば充分であ
り、このため極めて短時間に磁気テープの残量時間を検
出し、かつ表示装置９によって表示することが出来る。
なおＣＰＵ２において、磁気テープの残量時間ＴＲが検
出されると同時に、この残量時間ＴＲはタイマー１によ
って設定された記録動作時間と比較される。そして残量
時間ＴＲが上註記銭動作時間よりも短い場合には、ＣＰ
Ｕ２から警報装置１０に信号が供給され、警報が発せら
れる。なお上記警報が発せられた時には、磁気テープの
巻戻しを行って残量時間を増すか、又は磁気テープの長
い別のテープの長い別のテープカセットと交換し、かつ
上記動作を再度行えばよい。以上述べた本発明の実施例
では、テープカセットの磁気テープの長さの選別及び残
量を算出する方式についてのみ説明したが、オーブンリ
ール方式の記録再生装置ついても、まったく同様の動作
及び効果を期待することが出来る。

また実施例ではプレイ状態での算出方法について述べた
が、早送り、巻戻し‘こおいても同様に算出できる。本
発明は上述の如く、二つのりールの回転周期を検出し、
これらの回転検出信号のこ秦の和を算出してもの値によ
り磁気テープの長さを自動的に選別するようにしたもの
であるから、従来のような磁気テープの残量表示に関し
て磁気テープの長さを予め手動にてセットするような操
作が不必要となり非常に使い易い。また上記二っの検出
信号の比較により、上記長さの異る各々の磁気テープの
残量を自動的に算出するようにしたものであるから、磁
気テープの残量を常に正確に算出することが出来、信頼
・性が非常に高い。

従って例えばタイマーにて、記録再生装置を自動的に動
作させ、かつ自動的に停止させるような場合、タイマー
にて予め設定された記録動作時間よりも磁気テープが早
く無くなってしまうような不都合を未然に防止すること
が出来る。

また上記算出した磁気テープの残量とタイマーにて設定
された記録動作時間とを比較して、記録動作時間に対し
磁気テープの務量が不足する場合には、警報を発するこ
とが出来るなどの使い方が可能であり、非常に都合のよ
いものが得られる。図面の簡単な鞍明図面は本発明の一実施例を示すものであって、第１図は
ＶＴＲの要部の回路構成を示すブロックダイヤグラム、
第２図は供Ｖ給リールと巻取りールとに巻回された磁気
テープの巻蓬の関係を示す説明図、第３図はＣＰＵの演
算順序を示すチャートである。

なお図面に用いられる符号において、２・…・・マイク
ロコンピュータ、３・・・・・・磁気式回転検出機、４
・・・…磁気式回転検出機、９・・・・・・表示装置、
１０・・・・・警報装置である。

第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】１厚さが同一で長さが異なる磁気テープを一対のリー
ル間で走行させるようにした記録再生装置において、上
記一対のリールの回転周期をそれぞれ検出し、これら二
つの回転検出信号の二乗の和を算出してその値により、
上記磁気テープの長さを選別し得るようにした記録再生
装置。２厚さが同一で長さが異なる磁気テープを一対のリー
ル間で走行させるようにした記録再生装置において、上
記一対のリールの回転周期をそれぞれ検出し、これら二
つの回転検出信号の二乗の和を算出してその値により、
上記磁気テープの長さを選別し得るようにし、上記二つ
の回転検出信号の比較により、上記長さの異なる各々の
磁気テープの残量を算出し得るようにした記録再生装置
。