JPH11185318A - テープ厚測定方法、及び、それを用いたテープ走行制御方法 - Google Patents

テープ厚測定方法、及び、それを用いたテープ走行制御方法

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JPH11185318A
JPH11185318A JP9346786A JP34678697A JPH11185318A JP H11185318 A JPH11185318 A JP H11185318A JP 9346786 A JP9346786 A JP 9346786A JP 34678697 A JP34678697 A JP 34678697A JP H11185318 A JPH11185318 A JP H11185318A
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JP
Japan
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tape
reel
take
rotation
supply reel
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JP9346786A
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English (en)
Inventor
Masato Akitaya
正人 秋田谷
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/46Controlling, regulating, or indicating speed
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B21/00Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant
    • G01B21/02Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness
    • G01B21/08Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness for measuring thickness
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状の記録媒体を定速で走行して記録再生を
行うテープ厚測定方法、及び、それを用いたテープ走行
制御方法に関し、記録媒体の走行速度を検知することな
しに、記録媒体を定速走行させることができるテープ厚
測定方法、及び、それを用いたテープ走行制御方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 所定回転数Aでの供給リール204と巻
取リール206との回転周期Ts 、Tt の比ka 、所定
回転数Aと所定回転数(A+x)との間における供給リ
ール204のテープ巻数の減少分z、所定回転数(A+
x)における供給リール204と巻取リール206との
回転周期Ts 、Tt の比kaxを取得し、取得結果に応じ
てテープ厚tを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープ厚測定方法、
及び、それを用いたテープ走行制御方法に係り、特に、
帯状の記録媒体を定速で走行させるテープ厚測定方法、
及び、それを用いたテープ走行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量なデータバックアップ装置として
DDS(Digtal Data Storage )が開発されている。D
DSは、DAT(Digital Audio Tape-recorder )の記
録フォーマットによりバックアップデータを記録するも
のである。DATでは、磁気テープを一定速で走行さ
せ、磁気テープにデータを記録するとともに、磁気テー
プからデータを再生する。磁気テープなどの帯状の媒体
は、円盤状の媒体に比べて容量が大きく、大量のデータ
をバックアップする必要がある場合などには、不可欠な
ものとなっている。
【0003】図8に従来のDDSの一例のブロック構成
図を示す。従来のDDS1では、記録再生時、DATテ
ープカセット2に収納された磁気テープ3は供給リール
4側から引き出されて、供給側ポール5、ガイドローラ
6を介して回転ドラム7に所定の巻き付け角に亘って巻
回され、巻取側ポール8、ガイドローラ9によりDAT
テープカセット2の巻取リール10側に引き込まれる。
【0004】このとき、磁気テープ2は、巻取リール1
0側でキャプスタンモータ11により回転するキャプス
タンシャフト11aとピンチローラローラ12により狭
持され、キャプスタンシャフト11aの回転により一定
速度で走行される。このとき、磁気テープ2の走行速度
は、キャプスタンシャフト11a、すなわち、キャプス
タンモータ11の回転速度により決定される。したがっ
て、磁気テープ2の走行速度を一定にするために、キャ
プスタンモータ11の回転速度を一定に保持している。
【0005】このため、キャプスタンモータ11にFG
(Frequency Generator )13を設け、FG13により
キャプスタンモータ11の回転を検出して、サーボをか
けることによりキャプスタンモータ11の回転を一定に
して、磁気テープ2の走行速度を一定に保っていた。し
かし、図8に示すDDSシステム11のようにキャプス
タンモータ11にサーボをかけることにより磁気テープ
2の走行速度を一定に保つ装置では、キャプスタンモー
タ11、ピンチローラ12等を設け、テープ2を狭持す
る必要があるので、高密度化に伴うテープの薄手化によ
るテープダメージ等の問題点があった。
【0006】そこで、巻取リールをリールモータにより
回転させ、磁気テープの走行速度が一定になるように巻
取リールを回転させることにより、キャプスタンモータ
を排除したいわゆるキャプスタンレス方式の磁気記録再
生装置が提案されている。このキャプスタンレスの磁気
記録再生装置としては、例えば、特表平9−50047
7号に示されるような磁気記録再生装置が提案されてい
る。
【0007】特表平9−500477号に示されるよう
な磁気記録再生装置では、磁気テープ上に予め書き込ま
れたサーボ情報に従って磁気テープの走行速度が一定に
なるようにリールモータにより巻取リールの回転を制御
していた。特表平9−500477号に示されるような
磁気記録再生装置では、磁気テープ上に特有のサーボ情
報を書き込む必要があるので、特有のサーボ情報が書き
込まれていない磁気テープは再生できない。
【0008】このため、磁気テープのテープ走行速度を
エンコーダなどにより検出して、検出したテープ走行速
度に応じてリールモータにより巻取リールの回転を制御
する構成の磁気記録再生装置が提案されている。図9に
従来の磁気記録再生装置の他の一例のブロック図を示
す。同図中、図8と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。
【0009】磁気記録再生装置100は、キャプスタン
シャフトに代えて、エンコーダ101を設け、エンコー
ダ101の回転に応じて磁気テープ2の走行速度を検出
する。エンコーダ101で検出されて検出信号は制御回
路102に供給される。制御回路102は、検出信号に
応じて巻取リール10を回転させるリールモータ103
の回転速度を制御する。
【0010】巻取リール10はリールモータルモータ1
03により磁気テープ2の巻取速度を一定として、磁気
テープ2の走行速度を一定に保持している。磁気テープ
のテープ走行速度をエンコーダなどにより検出して、検
出したテープ走行速度に応じてリールモータにより巻取
リールの回転を制御する構成の磁気記録再生装置では、
キャプスタンモータに代えてエンコーダを設ける必要が
あり、小型化に寄与せず、また、エンコーダは非常に高
価なもので、低コスト化にも寄与しない。
【0011】また、エンコーダを回転させるエンコーダ
シャフト(テープ巻き付け用)は磁気テープに接触、そ
の摩擦両区により回転して、磁気テープの走行速度を検
出するものであり、エンコーダと磁気テープとに滑りが
生じた場合等には、実際の磁気テープの走行速度とエン
コーダの検出信号とに誤差が生じてしまい、磁気テープ
の走行速度を正確に制御できなくなる等の問題点があ
る。
【0012】そこで、本出願人は、特願平9−2624
30号で、供給リール及び巻取リールの回転周期からだ
けでテープ走行を制御するテープ走行方法を提案した。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のキャ
プスタンにより磁気テープの走行速度を一定にする磁気
記録再生装置では、キャプスタンモータ、ピンチローラ
などを設ける必要があるので、小型化、低コスト化を妨
げるだけでなく、テープの薄手化によるテープダメージ
の発生等の問題点があった。
【0014】また、特表平9−500477号に示され
るような磁気記録再生装置では、磁気テープ上に予め書
き込まれたサーボ情報に従って磁気テープの走行速度が
一定になるようにリールモータにより巻取リールの回転
を制御していたため、サーボ情報が書き込まれていな
い、磁気テープを記録再生することができない。さら
に、磁気テープのテープ走行速度をエンコーダなどによ
り検出して、検出したテープ走行速度に応じてリールモ
ータにより巻取リールの回転を制御する構成の磁気記録
再生装置では、キャプスタンモータに代えてエンコーダ
を設ける必要があり、小型化に寄与せず、また、エンコ
ーダは非常に高価なもので、低コスト化にも寄与しな
い。
【0015】さらに、エンコーダを回転させるエンコー
ダシャフト(テープ巻き付け用)は磁気テープに接触、
その摩擦両区により回転して、磁気テープの走行速度を
検出するものであり、エンコーダと磁気テープとに滑り
が生じた場合には、実際の磁気テープの走行速度とエン
コーダの検出信号とに誤差が生じてしまい、磁気テープ
の走行速度を正確に制御できなくなる等の問題点があっ
た。
【0016】また、本出願人が提案した特願平9−26
2430号では、テープを1000回〜2000回も巻
き取る必要があるシステムを構築した場合、供給リール
及び巻取リールの回転周期だけからテープ走行を制御す
るので、テープ厚のバラツキがリール最大径のバラツキ
が生じる。リール最大径がばらつくと、供給リールと巻
取リールとの回転周期のバラツキを発生させるため、テ
ープ走行速度がばらついてしまい、正確なテープ走行を
行えなくなる等の問題点があった。
【0017】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、テープ厚測定をリールの回転周期から容易に測定で
き、テープ走行を補正できるテープ厚測定方法、及び、
それを用いたテープ走行制御方法を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、テ
ープを供給リールから巻取リールに至る所定のテープパ
スを通って走行させるテープ走行装置であって、前記巻
取リールを所定の回転数だけ回転させたときの前記供給
リール、及び、前記巻取リールの回転を検出するリール
回転検出手順と、前記リール回転検出手順で検出された
前記供給リール、及び、前記巻取リールの回転数から前
記テープの巻取量を算出して、前記テープの巻取量に応
じて前記テープの厚さを決定するテープ厚算出手順とを
有することを特徴とする。
【0019】請求項2は、請求項1において、前記テー
プ厚算出手順が、前記巻取リールを第1の回転数だけ回
転させたときの前記巻取リールと前記供給リールとの第
1の回転周期比を算出する第1の手順と、前記巻取リー
ルを第2の回転数だけ回転させたときの前記巻取リール
と前記供給リールとの第2の回転周期比を算出する第2
の手順と、前記第1の手順で算出された第1の回転周期
比に応じた前記供給リールへの前記テープの巻数と前記
第2の手順で算出された第2の回転周期比に応じた前記
供給リールへの前記テープの巻数との差を求める第3の
手順と、前記第3の手順で求められた前記差に応じて前
記供給リールへの前記テープの巻数を算出する第4の手
順と、前記第4の手順で算出された前記供給リールへの
前記テープの巻数に応じて前記テープ厚を算出する第5
の手順とを有することを特徴とする。
【0020】請求項1、2によれば、巻取リールの回転
からテープの巻取リールへの巻数を把握し、供給リール
の回転から供給リールの巻数の増減を把握でき、巻取リ
ールの巻数及び、供給リールのテープの巻数の増減、及
び、巻取リールと供給リールとの回転速度の比からテー
プの厚みを下記の数式により算出できる。リールハブ径
(直径)をd(mm)、テープ厚をt(mm)、リール
パルス数をM(ppr;Pulse Par Rotation)、テープ
スピードをV(mm/sec)、供給リールへのテープ
巻数をNs 、巻取リールへのテープ巻数をNt 、供給リ
ールにおけるテープ巻径をφs (直径)、巻取リールに
おけるテープ巻径(直径)をφt とすると、供給リール
のテープ巻径φs は、 φs =d+2・Ns ・t〔mm〕 ・・・(1) 巻取リールのテープ巻径φt は、 φt =d+2・Nt ・t〔mm〕 ・・・(2) で表せる。
【0021】また、供給リールの回転周期をTs 、巻取
リールの回転周期をTt とすると、 Ts =(φs ・π)/(M・V)〔sec〕 ・・・(3) Tt =(φt ・π)/(M・V)〔sec〕 ・・・(4) 式(1)〜(4)から供給リールの回転周期Ts と巻取
リールの回転周期Ttとの回転周期比を求めると、 Ts /Tt =φs /φt =(d+2・Ns ・t)/(d+2・Nt ・t) ・・・(5) で表せる。
【0022】回転周期比Ts /Tt =kとするとして、
式(5)からテープ厚tを求めると、 t=(d/2)・(k−1)/(Ns −k・Nt ) ・・・(6) で表される。なお、このとき、式(6)では、テープ厚
t及び供給リールへのテープの巻数Ns が未知数である
ので、このままでは、回転周期Ts 、Tt から単純には
テープ厚tを求めることはできない。
【0023】ここで、巻取リールをテープの巻始めから
所定回転数aだけ回転させたときのテープ厚tは、式
(6)から t=(d/2)・(ka −1)/(Nsa−ka ・a) ・・・(7) で表せる。さらに、巻取リールを所定回転数aからさら
に所定回転数xだけ回転させたときのテープ厚tは、供
給リールの巻数の減少分をzとすると、供給リールの巻
数は、(Nsa−z)となり、これを式(6)に代入し
て、テープ厚tを求めると、 t=(d/2)・(kax−1)/{(Nsa−z)−kax・(a+x)} ・・・(8) で表せる。
【0024】式(7)、(8)から (d/2)・(ka −1)/(Nsa−ka ・a) =(d/2)・(kax−1)/{(Nsa−z)−kax・(a+x)} ・・・(9) となる。
【0025】式(9)から供給リールへのテープの巻数
Nsaを求めると、
【0026】
【数1】
【0027】で表せる。式(10)により未知数であっ
た供給リールのテープ巻数Nsaが求められるので、これ
を式(7)に代入することにより、テープ厚tが求めら
れる。このように、巻取リール及び供給リールの回転周
期からテープ厚を求めることができる。請求項3は、テ
ープ走行制御方法であって、供給リールから巻取リール
に至る所定のテープパスが形成され、前記供給リールと
前記巻取リールとの回転速度比に応じて前記巻取リール
の回転速度を制御して、前記テープの走行を制御するテ
ープ走行制御方法であって、前記テープの厚さを検出す
るテープ厚検出手順と、前記テープ厚検出手順で検出さ
れた前記テープの厚さに応じて前記巻取リールの回転を
補正する回転補正手順とを有することを特徴とする。
【0028】請求項3によれば、装着されたテープのテ
ープ厚に応じて巻取リールの回転制御の補正を行うこと
により、装着されたテープのテープ厚のバラツキに応じ
て巻取リールを制御できるため、装着されたテープのテ
ープ厚によらず、テープの走行を制御できる。請求項4
は、請求項3において、前記テープ厚検出手順が、前記
巻取リールを所定の回転数だけ回転させたときの前記供
給リール、及び、前記巻取リールの回転を検出するリー
ル回転検出手順と、前記リール回転検出手順で検出され
た前記供給リール、及び、前記巻取リールの回転数から
前記テープの巻取量を算出して、前記テープの巻取量に
応じて前記テープの厚さを決定するテープ厚算出手順と
を有することを特徴とする。
【0029】請求項5は、請求項4において、前記テー
プ厚算出手順が、前記巻取リールを第1の回転数だけ回
転させたときの前記巻取リールと前記供給リールとの第
1の回転周期比を算出する第1の手順と、前記巻取リー
ルを第2の回転数だけ回転させたときの前記巻取リール
と前記供給リールとの第2の回転周期比を算出する第2
の手順と、前記第1の手順で算出された第1の回転周期
比に応じた前記供給リールへの前記テープの巻数と前記
第2の手順で算出された第2の回転周期比に応じた前記
供給リールへの前記テープの巻数との差を求める第3の
手順と、前記第3の手順で求められた前記差に応じて前
記供給リールへの前記テープの巻数を算出する第4の手
順と、前記第4の手順で算出された前記供給リールへの
前記テープの巻数に応じて前記テープ厚を算出する第5
の手順とを有することを特徴とする。
【0030】請求項4、5によれば、巻取リール及び供
給リールの回転周期からテープ厚を求めることができる
ため、特殊な手段を用いることなく、テープ厚の測定を
テープの装着毎に簡単に行え、正確なテープ走行制御が
可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。同図中、図11と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。本実施例の磁気記
録再生装置200には、磁気テープ201が収容された
テープカセット202が所定の装着位置に装着される。
所定の装着位置に装着されたテープカセット202は、
供給リールハブ203が供給リール204に係合して回
転され、巻取リールハブ205が巻取リール206に係
合する。
【0032】供給リール204、巻取リール205は、
首振りギア機構207を介してリールモータ208に結
合しており、リールモータ208の回転により選択的に
回転される。首振りギア機構207は、リールモータ2
08の回転方向(矢印A1 、A2 方向)に応じてリール
モータ208の回転駆動力を伝達するリールを選択す
る。
【0033】例えば、リールモータ208が矢印A1 方
向に回転すると、リールモータ208は供給リール20
4と係合して、リールモータ208の回転駆動力は供給
リール204に供給される。また、リールモータ208
が矢印A2 方向に回転すると、リールモータ208は巻
取リール205と係合して、リールモータ208の回転
駆動力は巻取リール205に供給される。リールモータ
208の回転数に応じて供給リール204又は巻取リー
ル205が回転され、磁気テープ201の走行が制御さ
れる。
【0034】リールモータ208は、リールモータ駆動
回路209に接続されており、リールモータ駆動回路2
09からの駆動信号に応じて回転する。リールモータ駆
動回路209は、テープ走行制御回路210に接続され
ており、テープ走行制御回路210から供給されるテー
プ走行制御信号に応じて駆動信号を生成し、リールモー
タ駆動回路209に供給する。
【0035】テープ走行制御回路210には、供給リー
ル204の回転を検出する回転検出センサ211、巻取
リール206の回転を検出する回転検出センサ212、
テープカセット202の挿入を検出するためのカセット
挿入検出スイッチ213、磁気テープ201の始端及び
終端を検出するテープ端検出センサ214が接続され
る。テープ走行制御回路210は、テープカセット20
2の挿入がカセット挿入検出スイッチ213により検出
されると、テープカセット202に収容された磁気テー
プ201の始端から終端まで走行させ、テープ201の
厚さを測定するとともに、巻取リール206の総回転数
を検出し、検出したテープ201の厚さ、巻取リール2
06の総回転数、磁気テープ201の走行時の供給リー
ル204と巻取リール206との回転周期比とに応じて
リールモータ208の回転を制御するテープ走行制御信
号を生成する。
【0036】ここで、テープ走行制御回路210のカセ
ット挿入時の動作を説明する。図2に本発明の一実施例
のテープ走行制御回路の処理フローチャートを示す。テ
ープ走行制御回路210では、カセット挿入検出スイッ
チ213によりテープカセット202が所定の装着位置
に装着されたことが検出されると(ステップS1−
1)、リールモータ駆動回路209に磁気テープ200
を高速で巻き戻す指示を行う(ステップS1−2)。
【0037】ステップS1−2でテープ走行制御回路2
10からリールモータ駆動回路209に高速巻き戻しの
指示が行われると、リールモータ駆動回路209は、リ
ールモータ208を矢印A1方向に高速回転させる。リ
ールモータ208が矢印A1方向に高速回転されること
により、首振りギア機構207が供給リール204に結
合して供給リール204が矢印B1方向に高速回転し
て、テープカセット202の供給リールハブ203を矢
印B1方向に高速回転させる。
【0038】テープカセット202の供給リールハブ2
03が矢印B1方向に高速回転させると、磁気テープ2
01が供給リールハブ203に巻回され、磁気テープ2
01が矢印C1方向に高速走行する。磁気テープ201
が矢印C1方向に高速走行し、始端まで巻き戻される
と、テープ端検出手段215により磁気テープ201の
始端が検出される。
【0039】テープ端検出手段215により磁気テープ
201の始端が検出されると(ステップS1−3)、テ
ープ走行制御回路210は磁気テープ201を停止させ
る指示をリールモータ駆動回路209に供給し、磁気テ
ープ201の走行を停止させる(ステップS1−4)。
次に、テープ走行制御回路210は、供給リール204
の回転を検出する回転検出手段211から供給される回
転パルスのカウント値、及び、巻取リール206の回転
を検出する回転検出手段212から供給される回転パル
スのカウント値をリセットする(ステップS1−5)。
【0040】テープ走行制御回路210は、ステップS
1−5で供給リール204、巻取リール206の回転パ
ルスのカウント値をリセットした後、磁気テープ201
を走行させる指示をリールモータ駆動回路209に供給
する(ステップS1−6)。ステップS1−6でテープ
走行制御回路210からリールモータ駆動回路209に
高速早送りの指示が行われると、リールモータ駆動回路
209は、リールモータ208を矢印A2方向に高速回
転させる。リールモータ208が矢印A2方向に高速回
転されることにより、首振りギア機構207が巻取リー
ル206に結合して巻取リール206が矢印D1方向に
高速回転して、テープカセット202の巻取リールハブ
205を矢印D1方向に高速回転させる。
【0041】テープカセット202の巻取リールハブ2
05が矢印D1方向に高速回転させると、磁気テープ2
01が巻取リールハブ205に巻回され、磁気テープ2
01が矢印C2方向に高速走行する。なお、このとき、
磁気テープ201が矢印C2方向に走行することによ
り、供給リール204は矢印B2方向に回転される。磁
気テープ201が矢印C2方向に走行された直後に、テ
ープ走行制御回路210は、供給リール204、巻取リ
ール206を所定の回転数Ns 、Nt だけ回転させ、こ
のときの両リールの回転周期比を検出することにより、
リールハブ径の測定を行う(ステップS1−7)。
【0042】ここで、ステップS1−7のリールハブ径
の測定について説明する。リールハブ径(直径)をd
(mm)、テープ厚をt(mm)、リールパルス数をM
(ppr;Pulse Par Rotation)、テープスピードをV
(mm/sec)、供給リールへのテープ巻数をNs 、
巻取リールへのテープ巻数をNt 、供給リールにおける
テープ巻径をφs (直径)、巻取リールにおけるテープ
巻径(直径)をφt とすると、供給リールのテープ巻径
φs は、 φs =d+2・Ns ・t〔mm〕 ・・・(11) 巻取リールのテープ巻径φt は、 φt =d+2・Nt ・t〔mm〕 ・・・(12) で表せる。
【0043】このとき、巻取リール206をA回転(2
回転)させるものとすると、 φt =d+2・A・t ・・・(13) で表せる。一方、供給リール204の巻径φs は、 φs =d+2・Ns ・t ・・・(14) で表せる。
【0044】ここで、巻取リール206の巻径φt と供
給リール204の巻径φs との比kを求めると、
【0045】
【数2】
【0046】で表される。式(15)からハブ径dを求
めると、
【0047】
【数3】
【0048】で表せる。上記式(16)から、まず、ハ
ブ径dが求められる。なお、供給リール204、巻取リ
ール206の回転数Ns 、Nt の測定は、供給リールハ
ブ203に磁気テープ201を全て巻き取った状態から
測定を行う。ここで、再び、図2に戻って説明を続け
る。
【0049】テープ走行制御回路210は、次に、テー
プ厚tを両リールパルスの巻数Nt、Ns から両リール
パルスの周期比Kから算出する(ステップS1−8)。
ここで、テープ厚tの算出方法について説明する。図3
に本発明の一実施例のテープ厚測定処理の動作フローチ
ャートを示す。テープ厚測定処理では、まず、テープ厚
tの算出に必要な所定回転数Aでの供給リール204と
巻取リール206との回転周期Ts 、Tt の比ka 、所
定回転数Aと所定回転数(A+x)との間における供給
リール204のテープ巻数の減少分z、所定回転数(A
+x)における供給リール204と巻取リール206と
の回転周期Ts 、Tt の比kaxを取得する(ステップS
2−1)。
【0050】次に、ステップS2−1で取得した所定回
転数Aでの供給リール204と巻取リール206との回
転周期Ts 、Tt の比ka 、所定回転数Aと所定回転数
(A+x)との間における供給リール204のテープ巻
数の減少分z、所定回転数(A+x)における供給リー
ル204と巻取リール206との回転周期Ts 、Ttの
比kaxからテープ厚tを算出し、装着されたテープカセ
ット202に収容されたテープ201のテープ厚tとし
て保存する(ステップS2−2、S2−3)。
【0051】次に、ステップS2−1のテープ厚tの算
出に必要な所定回転数Aでの供給リール204と巻取リ
ール206との回転周期Ts 、Tt の比ka 、所定回転
数Aと所定回転数(A+x)との間における供給リール
204のテープ巻数の減少分z、所定回転数(A+x)
における供給リール204と巻取リール206との回転
周期Ts 、Tt の比kaxを取得する処理について説明す
る。
【0052】図4に本発明の一実施例の数値取得処理の
動作フローチャートを示す。磁気テープ201を巻取リ
ール206に巻き戻した状態から回転検出センサ212
により巻取リール206の回転パルス数を所定の回転数
であるA回転になるまで、カウントする(ステップS3
−1、S3−2)。なお、回転検出センサ212では、
巻取リール206が1回転する毎にM個のパルスが発生
するこのため、回転検出センサ212で検出されたパル
スPt をM分の1することにより、巻取リール206の
回転数(Pt/M)が求められ、この回転数(Pt/
M)が所定の回転数Aになったか否かを検出する。
【0053】巻取リール206の回転数(Pt/M)が
所定の回転数A回転に達すると、次に、供給リール20
4及び巻取リール206、ぞれぞれの回転周期Ts 、T
t を検出し(ステップS3−3、S3−4)、供給リー
ル204と巻取リール206との回転周期Ts 、Tt の
比ka =(Ts /Tt )を算出する(ステップS3−
5)。
【0054】次に、供給リール204、及び、巻取リー
ル206の回転パルスPs 、Pt を巻取リール206の
回転数が(A+x)になるまで、カウントする(ステッ
プS3−6〜S3−8)。ステップS3−8で、巻取リ
ール206の回転数が(A+x)になると、このときの
供給リール204の回転数をzに設定する(ステップS
3−9)。
【0055】次に、巻取リール206の所定の回転数
(A+x)における供給リール204及び巻取リール2
06、ぞれぞれの回転周期Ts 、Tt を検出し(ステッ
プS3−10、S3−11)、供給リール204と巻取
リール206との回転周期Ts、Tt の比kax=(Ts
/Tt )を算出する(ステップS3−12)。以上によ
り、テープ厚tの算出に必要な所定回転数Aでの供給リ
ール204と巻取リール206との回転周期Ts 、Tt
の比ka 、所定回転数Aと所定回転数(A+x)との間
における供給リール204のテープ巻数の減少分z、所
定回転数(A+x)における供給リール204と巻取リ
ール206との回転周期Ts 、Tt の比kaxが取得でき
る。
【0056】次に、図3のステップS2−2のテープ厚
算出処理について説明する。図5に本発明の一実施例の
テープ厚算出処理の動作フローチャートを示す。テープ
厚算出処理では、まず、式(10)に図4に示す処理で
求められた所定回転数Aでの供給リール204と巻取リ
ール206との回転周期Ts 、Tt の比ka 、所定回転
数Aと所定回転数(A+x)との間における供給リール
204のテープ巻数の減少分z、所定回転数(A+x)
における供給リール204と巻取リール206との回転
周期Ts 、Tt の比kaxを代入し、供給リール204の
所定の回転数Aにおけるテープ201の巻取数Nsaを算
出する(ステップS4−1)。
【0057】次に、式(7)に図2のステップS1−7
で、式(16)に従って求められたリール径d及び図4
に示すステップS3−5で求められた所定回転数Aでの
供給リール204と巻取リール206との回転周期Ts
、Tt の比ka を代入することによりテープ厚tを算
出する(ステップS4−2)。以上により、供給リール
204、巻取リール206の回転を回転検出センサ21
1、212により検出するだけ容易にテープ厚tを算出
することができる。
【0058】ここで、再び、図2に戻って説明を続け
る。ステップS1−8で、テープ201のテープ厚tが
求められると、次に、テープ201を早送りし、テープ
長を測定する(ステップS1−9、S1−10)。テー
プ201が終端まで巻き取られると、テープ端検出セン
サ215により磁気テープ201の終端が検出される。
【0059】テープ端検出センサ215により磁気テー
プ201の終端が検出されると(ステップS1−1
1)、磁気テープ201の走行を停止させ、このときの
巻取リール206の磁気テープ201の始端から終端ま
でのカウント値を検出し、保存する(ステップS1−1
2)。次に、テープ走行制御回路210は、磁気テープ
201を巻き戻す指示をリールモータ駆動回路209に
供給し、磁気テープ201を巻き戻す(ステップS1−
13)。
【0060】ステップS1−13で磁気テープ201が
巻戻され、始端が検出されると(ステップS1−1
4)、磁気テープ201の回転が停止され(ステップS
1−15)、ステップS1−15で、ステップS1−7
で測定されたリールハブ径Di 、ステップS1−8で測
定されたテープ厚t、ステップS1−12で検出された
テープ長からテープ総巻量Sを算出し、保存する(ステ
ップS1−16)。
【0061】ここで、テープ総巻量Sの算出方法につい
て説明する。まず、テープ巻数、全テープ長等の関係に
ついて説明する。図6に本発明の一実施例の全テープ長
を検出する方法を説明するための図を示す。図6におい
てdは、ハブ径、φo は磁気テープ201の巻回時の最
大径を示す。
【0062】ここで、テープ巻数がNで最大のテープ巻
径φo のとき、最大テープ巻径Do は、 φo =d+2・N・t ・・・(17) で表せる。また、テープ巻数Nにおける外周長lは、 l=π(d+2・N・t) ・・・(18) で表せる。
【0063】一方、全テープ長Lは、式(17)、(1
8)から
【0064】
【数4】
【0065】で表される。また、式(19)からテープ
巻数Nは、
【0066】
【数5】
【0067】で表せる。テープ総巻量Sは、ステップS
1−7で測定されたリールハブ径をd、ステップS1−
8で測定されたテープ厚をt、式(19)により算出さ
れた全テープ長をLとすると、 S=t・L+2・d2 /4π3 ・・・(21) で表せる。
【0068】テープ走行制御回路210は、式(21)
で算出されたテープ総巻量Sを保存し、記録再生時にリ
ールモータ208の回転制御に用いる。なお、実際には
テープ総巻量Sは、予め上記方法により算出され、メモ
リに格納されており、テープセット装着時の各種測定結
果に応じて読み出される。次に、記録時のリールモータ
208の回転制御について説明する。
【0069】図7に本発明の一実施例の記録時の処理フ
ローチャートを示す。まず、テープ走行制御回路210
は、回転検出手段211及び回転検出手段212により
供給リール204及び巻取リール206の回転数を検出
する(ステップS5−1)。次に、テープ走行制御回路
210は、ステップS2−1で検出された供給リール2
04及び巻取リール206の回転数の2乗和を算出する
(ステップS5−2)。
【0070】供給リール204及び巻取リール206の
回転周期をTs 、Tt とすると、2乗和は、 Ts 2 +Tt 2 ・・・(22) で表される。このとき、式(22)の供給リール204
及び巻取リール206の回転周期をTs 、Tt の2乗和
は、一定となり、その定数は、テープ走行速度Vt とテ
ープ総巻量Sとの関数で表される。すなわち、
【0071】
【数6】
【0072】で表せる。なお、右辺は、テープカセット
202の挿入時に算出されたテープ総巻量Sと磁気テー
プ201を走行させるべき一定走行速度Vt とから容易
に算出される。したがって、ステップS2−2で算出さ
れた供給リール204及び巻取リール206の回転周期
をTs 、Tt の2乗和から右辺の理論値を減算すること
により誤差信号が検出される(ステップS5−3)。
【0073】このとき、誤差信号をテープ総巻量S毎に
回転周期Ts 、Tt に応じて予め算出しておき、メモリ
に格納して、記録、再生時に検出された回転周期に応じ
てメモりから読み出す構成としてもよい。誤差信号から
TT時間算出処理により位相誤差信号を取得する(ステ
ップS5−4)。ステップS5−3で検出された誤差信
号にステップS5−4で取得した位相誤差信号を加算し
て、誤差信号とする(ステップS5−5)。
【0074】ステップS5−5で生成された誤差信号に
よりリールモータ駆動回路209への走行制御信号を制
御する(ステップS5−6)。情報記録中、上記ステッ
プS5−1〜S5−6を繰り返し(ステップS5−
7)、巻径によらず、一定のテープ速度を得る。なお、
本実施例での再生モード時では、TT時間算出処理によ
りステップS5−4で取得した位相誤差信号が算出さ
れ、誤差信号が補正される。
【0075】また、本実施例では、テープカセット挿入
時に巻き戻し、早送りを繰り返し、装着されたテープカ
セットの磁気テープの総巻量を検出おり、この検出に数
分かかるが、DDSシステムでは、テープカセット装着
時には立ち上がりまでに数十分を要するので、上記検出
動作に数分費やしても問題はない。また、上記実施例で
は、DDSシステムについて説明したが、適用できるシ
ステムはDDSシステムに限られるものではなく、DA
Tなどテープを所望の速度で走行させるシステムに対し
て適用できる。
【0076】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1、2によ
れば、巻取リール及び供給リールの回転周期からテープ
厚を求めることができるため、特殊な手段を用いること
なく、テープ厚の測定をテープの装着毎に簡単に行え
る。請求項3によれば、装着されたテープのテープ厚に
応じて巻取リールの回転制御の補正を行うことにより、
装着されたテープのテープ厚のバラツキに応じて巻取リ
ールを制御できるため、装着されたテープのテープ厚に
よらず、テープの走行を制御できる等の特長を有する。
【0077】請求項4、5によれば、巻取リール及び供
給リールの回転周期からテープ厚を求めることができる
ため、特殊な手段を用いることなく、テープ厚の測定を
テープの装着毎に簡単に行え、正確なテープ走行制御が
可能となる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例のテープ走行制御回路のテー
プカセット挿入時の動作フローチャートである。
【図3】本発明の一実施例のテープ厚測定処理の動作フ
ローチャートである。
【図4】本発明の一実施例のテープ走行制御回路の算出
用数値取得処理の動作フローチャートである。
【図5】本発明の一実施例のテープ走行制御回路のテー
プ厚算出処理の動作フローチャートである。
【図6】本発明の一実施例の全テープ長を検出する方法
を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例の記録時の処理フローチャー
トである。
【図8】従来の一例のブロック構成図である。
【図9】従来の他の一例のブロック構成図である。
【符号の説明】
200 磁気記録再生装置 201 磁気テープ 202 テープカセット 203 供給リールハブ 204 供給リール 205 巻取リールハブ 206 巻取リール 207 首振りギア機構 208 リールモータ 209 リールモータ駆動回路 210 テープ走行制御回路 211、212 回転検出センサ 213 テープカセット挿入検出スイッチ 214 テープ端検出センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを供給リールから巻取リールに至
    る所定のテープパスを通って走行させるテープ走行装置
    であって、 前記巻取リールを所定の回転数だけ回転させたときの前
    記供給リール、及び、前記巻取リールの回転を検出する
    リール回転検出手順と、 前記リール回転検出手順で検出された前記供給リール、
    及び、前記巻取リールの回転数から前記テープの巻取量
    を算出して、前記テープの巻取量に応じて前記テープの
    厚さを決定するテープ厚算出手順とを有することを特徴
    とするテープ厚測定方法。
  2. 【請求項2】 前記テープ厚算出手順は、前記巻取リー
    ルを第1の回転数だけ回転させたときの前記巻取リール
    と前記供給リールとの第1の回転周期比を算出する第1
    の手順と、 前記巻取リールを第2の回転数だけ回転させたときの前
    記巻取リールと前記供給リールとの第2の回転周期比を
    算出する第2の手順と、 前記第1の手順で算出された第1の回転周期比に応じた
    前記供給リールへの前記テープの巻数と前記第2の手順
    で算出された第2の回転周期比に応じた前記供給リール
    への前記テープの巻数との差を求める第3の手順と、 前記第3の手順で求められた前記差に応じて前記供給リ
    ールへの前記テープの巻数を算出する第4の手順と、 前記第4の手順で算出された前記供給リールへの前記テ
    ープの巻数に応じて前記テープ厚を算出する第5の手順
    とを有することを特徴とする請求項1記載のテープ厚測
    定方法。
  3. 【請求項3】 供給リールから巻取リールに至る所定の
    テープパスが形成され、前記供給リールと前記巻取リー
    ルとの回転速度比に応じて前記巻取リールの回転速度を
    制御して、前記テープの走行を制御するテープ走行制御
    方法であって、 前記テープの厚さを検出するテープ厚検出手順と、 前記テープ厚検出手順で検出された前記テープの厚さに
    応じて前記巻取リールの回転を補正する回転補正手順と
    を有することを特徴とするテープ走行制御方法。
  4. 【請求項4】 前記テープ厚検出手順は、前記巻取リー
    ルを所定の回転数だけ回転させたときの前記供給リー
    ル、及び、前記巻取リールの回転を検出するリール回転
    検出手順と、 前記リール回転検出手順で検出された前記供給リール、
    及び、前記巻取リールの回転数から前記テープの巻取量
    を算出して、前記テープの巻取量に応じて前記テープの
    厚さを決定するテープ厚算出手順とを有することを特徴
    とする請求項3記載のテープ走行制御方法。
  5. 【請求項5】 前記テープ厚算出手順は、前記巻取リー
    ルを第1の回転数だけ回転させたときの前記巻取リール
    と前記供給リールとの第1の回転周期比を算出する第1
    の手順と、 前記巻取リールを第2の回転数だけ回転させたときの前
    記巻取リールと前記供給リールとの第2の回転周期比を
    算出する第2の手順と、 前記第1の手順で算出された第1の回転周期比に応じた
    前記供給リールへの前記テープの巻数と前記第2の手順
    で算出された第2の回転周期比に応じた前記供給リール
    への前記テープの巻数との差を求める第3の手順と、 前記第3の手順で求められた前記差に応じて前記供給リ
    ールへの前記テープの巻数を算出する第4の手順と、 前記第4の手順で算出された前記供給リールへの前記テ
    ープの巻数に応じて前記テープ厚を算出する第5の手順
    とを有することを特徴とする請求項4記載のテープ走行
    制御方法。
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