JPH11185324A - テープ走行制御方法 - Google Patents

テープ走行制御方法

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JPH11185324A
JPH11185324A JP9346787A JP34678797A JPH11185324A JP H11185324 A JPH11185324 A JP H11185324A JP 9346787 A JP9346787 A JP 9346787A JP 34678797 A JP34678797 A JP 34678797A JP H11185324 A JPH11185324 A JP H11185324A
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tape
detected
track
signal
reference position
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Application number
JP9346787A
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English (en)
Inventor
Masato Akitaya
正人 秋田谷
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘリカルスキャン方式によりテープ上にトラ
ックをベリファイチェックを行いつつ記録するときのテ
ープ走行制御方法に関し、トラックを所定のフォーマッ
トに正確に記録できるテープ走行制御方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ドラムPG215からドラムの回転位相
を検出し、ドラムの回転位相と再生ヘッドとの位置関係
からテープ下端と所望のトラックの中心線上と交点の位
置を基準位置P0として検出し、トラックのデータ領域
の各フラグメントの先頭に記録された同期信号#1SYN
C、#2SYNC、#3SYNCを検出し、基準位置P0から同
期信号#1SYNC、#2SYNC、#3SYNCが検出されるまで
の時間t1、t2、t3を検出し、理論値t01、t02、
t03との時間差Δt1、Δt2、Δt3を求め、その算
術平均を求め、記録トラックのずれ量を検出し、テープ
走行を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープ走行制御方法
に係り、特に、ヘリカルスキャン方式によりテープ上に
トラックをベリファイチェックを行いつつ記録するとき
のテープ走行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量なデータバックアップ装置として
DDS(Digtal Data Storage )が開発されている。D
DSは、DAT(Digital Audio Tape-recorder )の記
録フォーマットによりバックアップデータを記録するも
のである。ここで、まず、DDSシステムについて説明
する。
【0003】図12に従来のDDSの一例のブロック構
成図を示す。従来のDDS1では、記録再生時、DAT
テープカセット2に収納された磁気テープ3は供給リー
ル4側から引き出されて、供給側ポール5、ガイドロー
ラ6を介して回転ドラム7に所定の巻き付け角に亘って
巻回され、巻取側ポール8、ガイドローラ9によりDA
Tテープカセット2の巻取リール10側に引き込まれ
る。
【0004】このとき、磁気テープ3は、巻取リール1
0側でキャプスタンモータ11により回転するキャプス
タンシャフト11aとピンチローラローラ12により狭
持され、キャプスタンシャフト4aの回転により一定速
度で走行される。このとき、磁気テープ3の走行速度
は、キャプスタンシャフト11a、すなわち、キャプス
タンモータ11の回転速度により決定される。したがっ
て、磁気テープ3の走行速度を一定にするために、キャ
プスタンモータ11の回転速度を一定に保持している。
【0005】このため、キャプスタンモータ11にFG
(Frequency Generator )13を設け、FG11により
キャプスタンモータ11の回転を検出して、サーボをか
けることによりキャプスタンモータ11の回転を一定に
して、磁気テープ3の走行速度を一定に保っていた。し
かし、DDSシステムには、DDS、DDS2、DDS
3等のフォーマットが存在する。
【0006】このうち、DDS、DDS2は、DAT
(Digital Audio Tape-recorder )のフォーマットと同
様にATF(Auto Tracking Finding )、すなわち、ト
ラッキングサーボを行うためのATF信号を記録する領
域が設けられ、このATF信号に応じてトラッキングエ
ラー信号が検出されていた。図13にDDSのデータフ
ォーマットを示す。図13(A)はDDS、図13
(B)はDDS3のデータフォーマットを示す。
【0007】DDSの規格では、図13(A)に示すよ
うに1トラック300は、両端部からマージン領域30
1、サブコード領域302、ATF領域303、データ
領域304の順に配置される。また、DDS3の規格で
は、図13(B)に示すように1トラック400は、デ
ータ領域401の両端部にマージン領域402を配置
し、サブコード領域、ATF領域を削除することにより
データ領域401のデータ容量を増加させている。
【0008】図14にDDSのトラッキングエラー検出
方法の説明図を示す。図13(A)に示すDDSフォー
マットでは、再生ヘッド310がトラック300の中心
を走査しているときには、再生ヘッド310と同一アジ
マスのATF信号311が再生され、再生ATF信号レ
ベルが最大となり、両サイドのトラック上のパイロット
信号の漏れ込み量によるトラッキングエラー信号は最小
となる。
【0009】また、再生ヘッド310がトラック300
の中心から矢印F1、F2方向にずれると、再生ヘッド
310のATF信号311にかかる量が減少して、両サ
イドのトラックからのパイロット信号に差が生じ、トラ
ッキングエラー信号は増加する。しかし、DDS3で
は、トラックパターン上にサーボ用信号パターンを持た
ない。また、DDS3システムにおいては、トラッキン
グ方式については特に規定されていない。よって、別の
何らかの方法で、トラッキングサーボをかける必要があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記トラッ
キングサーボは、トラックが記録された状態で初めて有
効となるので、記録時などのトラックが記録されていな
い状態では、無効となる。このため、記録時にはより精
度の高いテープ走行が要求される。本発明は上記の点に
鑑みてなされたもので、トラックを所定のフォーマット
に正確に記録できるテープ走行制御方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、ヘ
リカルスキャン方式によりテープ上にトラックをベリフ
ァイチェックを行いつつ記録するときのテープ走行制御
方法において、前記テープ上の基準位置を検出する基準
位置検出手順と、前記ベリファイチェックにより再生さ
れたトラックから該トラックの所望の位置に予め記録さ
れた所定の信号を検出する信号検出手順と、前記基準位
置検出手順で前記基準位置が検出されてから前記信号検
出手順で前記所定の信号が検出されるまでの時間を測定
する時間測定手順と、前記時間測定手順で測定された前
記基準位置が検出されてから前記所定の信号が検出され
るまでの時間に応じてテープ走行速度を制御するテープ
走行速度制御手順とを有することを特徴とするテープ走
行制御方法。
【0012】請求項1によれば、ベリファイチェックで
は、記録ヘッドによりトラックが記録されると、再生ヘ
ッドにより記録トラックが数トラック遅延した所定の記
録トラックが再生され、このとき、再生ヘッドの走査位
置がトラックからずれていれば、再生ヘッドにより基準
位置が検出されてからトラック上の所定の信号が検出さ
れるまでの時間が基準時間とは、ずれることになり、こ
の基準時間からのずれに応じてテープ走行速度を制御す
ることにより規定のトラックが記録される。
【0013】請求項2は、請求項1において、前記基準
位置検出手順が、回転ドラムの所望の位置を検出する位
置検出手順と、前記回転ドラム位置検出手順で検出され
た前記回転ドラムの所望の位置に応じて前記基準位置を
生成する基準位置生成手順とを有することを特徴とす
る。請求項2によれば、回転ドラムの所望の位置を検出
し、検出された位置に応じて基準位置を特定することに
より、従来の回転ドラム位置の検出手段を用いて基準位
置を検出することができる。
【0014】請求項3は、請求項1又は2において、前
記トラック上の複数の異なる位置に前記所定の信号を記
録し、前記信号検出手順は、前記トラック上の複数の位
置に記録された前記所定の信号をそれぞれで検出し、前
記時間測定手順は、前記基準位置検出手順で前記基準位
置が検出されてから前記信号検出手順で前記複数の異な
る位置に記録された信号が検出されるまでの時間をそれ
ぞれ測定し、前記テープ走行速度制御手順は、前記時間
測定手順で測定された前記基準位置から前記複数の異な
る位置に記録された前記所定の信号が検出されるまでの
複数の測定時間と、前記時間測定手順で測定された前記
基準位置から前記複数の異なる位置に記録された前記所
定の信号が検出されるまでの複数の基準時間と比較し、
それぞれの差に応じて複数のトラックのずれを検出し、
複数のトラックのずれの算術的な平均に応じてテープ走
行速度を制御することを特徴とする。
【0015】請求項3によれば、基準位置から複数の異
なる位置に記録された所定の信号が検出されるまでの複
数の測定時間と、時間測定手順で測定された基準位置か
ら複数の異なる位置に記録された所定の信号が検出され
るまでの複数の基準時間と比較し、それぞれの差に応じ
て複数のトラックのずれを検出し、複数のトラックのず
れの算術的な平均に応じてテープ走行速度を制御するこ
とにより、基準位置から所定の信号が記録された位置ま
での測定時間の誤差を低減することができ、よって、記
録トラックを精度良く記録できる。
【0016】請求項4は、請求項1乃至3において、前
記信号検出手順が、前記所定の信号として前記トラック
中のデータ領域を構成する複数のフラグメントの先頭に
付与された同期信号を検出することを特徴とする。請求
項4によれば、所定の信号としてトラック中のデータ領
域を構成する複数のフラグメントの先頭に付与された同
期信号を検出することにより、所定の信号を記録する領
域を専用に設ける必要がなくなり、データの容量を削減
することなく実現可能である。
【0017】請求項5は、請求項1乃至4において、前
記所定の信号が、同期信号のビットパターンを有するこ
とを特徴とする。請求項5によれば、所定の信号を、同
期信号のビットパターン、すなわち、通常のデータのパ
ターンとしては用いられないビットパターンとすること
により、確実にトラックのずれを検出可能となり、記録
トラックを正確に記録できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。同図中、図11と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。本実施例の磁気記
録再生装置200は、キャプスタンレスのDDS3シス
テムに本発明のテープ走行制御方法を適用した実施例に
ついて説明する。
【0019】本実施例の磁気録再生装置200には、磁
気テープ201が収容されたテープカセット202が所
定の装着位置に装着される。所定の装着位置に装着され
たテープカセット202は、供給リールハブ203が供
給リール204に係合して回転され、巻取リールハブ2
05が巻取リール206に係合する。供給リール20
4、巻取リール205は、首振りギア機構207を介し
てリールモータ208に結合しており、リールモータ2
08の回転により選択的に回転される。首振りギア機構
207は、リールモータ208の回転方向(矢印A1 、
A2 方向)に応じてリールモータ208の回転駆動力を
伝達するリールが選択される。
【0020】例えば、リールモータ208が矢印A1 方
向に回転すると、リールモータ208は供給リール20
4と係合して、リールモータ208の回転駆動力は供給
リール204に供給される。また、リールモータ208
が矢印A2 方向に回転すると、リールモータ208は巻
取リール205と係合して、リールモータ208の回転
駆動力は巻取リール205に供給される。リールモータ
208の回転数に応じて供給リール204又は巻取リー
ル205が回転され、磁気テープ201の走行が制御さ
れる。
【0021】リールモータ208は、リールモータ駆動
回路209に接続されており、リールモータ駆動回路2
09からの駆動信号に応じて回転する。リールモータ駆
動回路209は、テープ走行制御回路210に接続され
ており、テープ走行制御回路210から供給されるテー
プ走行制御信号に応じて駆動信号を生成し、リールモー
タ駆動回路209に供給する。
【0022】テープ走行制御回路210には、供給リー
ル204の回転を検出する回転検出手段211、巻取リ
ール206の回転を検出する回転検出手段212、テー
プカセット202の挿入を検出するためのカセット挿入
検出スイッチ213、TT時間検出回路214、磁気テ
ープ201の始端及び終端を検出するテープ端検出手段
215が接続される。テープ走行制御回路210は、テ
ープカセット202の挿入がカセット挿入検出スイッチ
213により検出されると、テープカセット202に収
容された磁気テープ201の始端から終端まで走行させ
たときの巻取リール206の総回転数Sを検出し、検出
した巻取リール206の総回転数と磁気テープ201の
走行時の供給リール204と巻取リール206との比と
に応じてリールモータ208の回転を制御するテープ走
行制御信号を生成する。
【0023】まず、ここで、テープ走行制御回路210
のカセット挿入時の動作を説明する。図2に本発明の一
実施例のテープ走行制御回路の処理フローチャートを示
す。テープ走行制御回路210では、カセット挿入検出
スイッチ213によりテープカセット202が所定の装
着位置に装着されたことが検出されると(ステップS1
−1)、リールモータ駆動回路209に磁気テープ20
0を高速で巻き戻す指示を行う(ステップS1−2)。
【0024】ステップS1−2でテープ走行制御回路2
10からリールモータ駆動回路209に高速巻き戻しの
指示が行われると、リールモータ駆動回路209は、リ
ールモータ208を矢印A1方向に高速回転させる。リ
ールモータ208が矢印A1方向に高速回転されること
により、首振りギア機構207が供給リール204に結
合して供給リール204が矢印B1方向に高速回転し
て、テープカセット202の供給リールハブ203を矢
印B1方向に高速回転させる。
【0025】テープカセット202の供給リールハブ2
03が矢印B1方向に高速回転させると、磁気テープ2
01が供給リールハブ203に巻回され、磁気テープ2
01が矢印C1方向に高速走行する。磁気テープ201
が矢印C1方向に高速走行し、始端まで巻き戻される
と、テープ端検出手段215により磁気テープ201の
始端が検出される。
【0026】テープ端検出手段215により磁気テープ
201の始端が検出されると(ステップS1−3)、テ
ープ走行制御回路210は磁気テープ201を停止させ
る指示をリールモータ駆動回路209に供給し、磁気テ
ープ201の走行を停止させる(ステップS1−4)。
次に、テープ走行制御回路210は、供給リール204
の回転を検出する回転検出手段211から供給される回
転パルスのカウント値、及び、巻取リール206の回転
を検出する回転検出手段212から供給される回転パル
スのカウント値をリセットする(ステップS1−5)。
【0027】テープ走行制御回路210は、ステップS
1−5で供給リール204、巻取リール206の回転パ
ルスのカウント値をリセットした後、磁気テープ201
を早送りする指示をリールモータ駆動回路209に供給
する(ステップS1−6)。ステップS1−6でテープ
走行制御回路210からリールモータ駆動回路209に
走行指示が行われると、リールモータ駆動回路209
は、リールモータ208を矢印A2 方向に回転させる。
リールモータ208が矢印A2 方向に回転されることに
より、首振りギア機構207が巻取リール206に結合
して巻取リール206が矢印D1 方向に回転して、テー
プカセット202の巻取リールハブ205を矢印D1 方
向に回転させる。
【0028】テープカセット202の巻取リールハブ2
05が矢印D1 方向に回転させると、磁気テープ201
が巻取リールハブ205に巻回され、磁気テープ201
が矢印C2方向に高速走行する。なお、このとき、磁気
テープ201が矢印C2 方向に走行することにより、供
給リール204は矢印B2 方向に回転される。磁気テー
プ201が矢印C2 方向に走行された直後に、テープ走
行制御回路210は、供給リール204、巻取リール2
06を所定の回転数Ns 、Nt だけ回転させ、このとき
の両リールの回転周期比を検出することにより、リール
ハブ径Di の測定を行う(ステップS1−7)。
【0029】ここで、ステップS1−7のリールハブ径
の測定について説明する。供給リール204の回転数を
Ns 、巻取リール206の回転数をNt 、両リールの回
転周期比をk、リールのハブ径をDi 、理論的なテープ
厚をhとすると、巻取リール206の巻径Dotは、 Dot=Di +2・Nt ・h ・・・(1) このとき、巻取リール206をA回転(2回転)させる
ものとすると、 Dot=Di +2・A・h ・・・(2) で表せる。
【0030】一方、供給リール204の巻径Dosは、 Dos=Di +2・Ns ・h ・・・(3) で表せる。ここで、巻取リール206の巻径Dotと供給
リール204の巻径Dosとの比kを求めると、
【0031】
【数1】
【0032】で表される。式(4)からハブ径Di を求
めると、
【0033】
【数2】
【0034】で表せる。よって、供給リール204、巻
取リール206を所定の回転数Ns 、Nt だけ回転さ
せ、このときの両リールの回転周期比kを検出すること
により、式(5)からハブ径Di が求められる。なお、
供給リール204、巻取リール206の回転数Ns 、N
t の測定は、供給リールハブ203に磁気テープ201
を全て巻き取った状態から測定を行う。
【0035】次に、テープ厚hを両リールパルスの巻数
Nt 、Ns から両リールパルスの周期比Kから算出する
(ステップS1−8)。ここで、テープ厚hの算出方法
について説明する。供給リール204の巻径をDs 、巻
取リール206の巻径をDt 、リールハブ径をDi 、供
給リール204の巻数をNs 、巻取リール206の巻数
をNt 、テープ厚をhとすると、供給リール204の巻
径Ds は、 Ds =Di +2・Ns ・h ・・・(6) 巻取リール206の巻径Dt は、 Dt =Di +2・Nt ・h ・・・(7) で表せる。
【0036】一方、磁気テープ201の走行速度をVt
、リールパルス数をMとすると、供給リール204の
回転周期をTs は、
【0037】
【数3】
【0038】で表され、巻取リール206の回転周期を
Tt は、
【0039】
【数4】
【0040】で表せる。ここで、供給リール204のパ
ルス周期Ts と巻取リール206のパルス周期Tt との
比をk(k=Ts /Tt )とし、式(6)及び(7)か
らテープ厚hを求めると、
【0041】
【数5】
【0042】で表せる。測定開始時に磁気テープ201
が全て供給リール204に巻き取られた状態から、巻取
リール206をNt=A回転させ、このときの両リール
のパルス比をKaとし、供給リール204の巻数をNsa
とすると、式(10)からテープ厚hは、
【0043】
【数6】
【0044】で表せる。巻取リール206をさらに所定
回転Nt =B回転させたときの両リールパルス比をkab
とする。また、このときの供給リール204の巻数の減
少分をCとすると、供給リール204の巻数は(Nsa−
C)となる。よって、このときの式(10)からテープ
厚hは、
【0045】
【数7】
【0046】で表せる。式(11)、(12)からNsa
を計算すると、
【0047】
【数8】
【0048】となる。式(13)により、Nsaを算出
し、例えば、式(11)に代入することにより、テープ
厚hを求めることができる。ステップS1−6で磁気テ
ープ201が矢印C2方向に高速走行し、終端まで巻き
取られると、テープ端検出手段215により磁気テープ
201の終端が検出される。
【0049】テープ端検出手段215により磁気テープ
201の終端が検出されると(ステップS1−9)、こ
のときの巻取リール206の磁気テープ201の始端か
ら終端までのカウント値を検出し、保存し、テープ走行
制御回路210は磁気テープ201を停止させる指示を
リールモータ駆動回路209に供給し、磁気テープ20
1の走行を停止させた後、磁気テープ201を巻き戻す
指示をリールモータ駆動回路209に供給する(ステッ
プS1−10、S1−11)。
【0050】ステップS1−11で磁気テープ201が
巻戻され、始端が検出されると(ステップS1−1
2)、磁気テープ201の回転が停止され(ステップS
1−13)、ステップS1−13で、ステップS1−7
で測定されたリールハブ径Di 、ステップS1−8で測
定されたテープ厚h、ステップS1−10で検出された
テープ長からテープ総巻量Sを算出し、保存する(ステ
ップS1−14)。
【0051】ここで、テープ総巻量Sの算出方法につい
て説明する。まず、テープ巻数、全テープ長等の関係に
ついて説明する。図3に本発明の一実施例の全テープ長
を検出する方法を説明するための図を示す。図3におい
てDi は、ハブ径、Do は磁気テープ201の巻回時の
最大径を示す。
【0052】ここで、テープ巻数がNで最大のテープ巻
径Do となったときには、最大テープ巻径Do は、 Do =Di +2N・h ・・・(14) で表せる。また、テープ巻数Nにおける外周長lは、 l=π(Di +2N・h) ・・・(15) で表せる。
【0053】一方、全テープ長Lは、式(14)、(1
5)から
【0054】
【数9】
【0055】で表される。また、式(16)からテープ
巻数Nは、
【0056】
【数10】
【0057】で表せる。テープ総巻量Sは、ステップS
1−7で測定されたリールハブ径をDi 、ステップS1
−8で測定されたテープ厚をh、式(16)により算出
された全テープ長をLとすると、 S=h・L+2・Di 2 /4π3 ・・・(18) で表せる。
【0058】テープ走行制御回路210は、式(18)
で算出されたテープ総巻量Sを保存し、記録再生時にリ
ールモータ208の回転制御に用いる。次に、記録時の
リールモータ208の回転制御について説明する。図4
に本発明の一実施例の記録時のテープ走行制御回路の処
理フローチャートを示す。
【0059】まず、テープ走行制御回路210は、回転
検出手段211及び回転検出手段212により供給リー
ル204及び巻取リール206の回転数を検出する(ス
テップS2−1)。次に、テープ走行制御回路210
は、ステップS2−1で検出された供給リール204及
び巻取リール206の回転数の2乗和を算出する(ステ
ップS2−2)。
【0060】供給リール204及び巻取リール206の
回転周期をTs 、Tt とすると、2乗和は、 Ts 2 +Tt 2 ・・・(19) で表される。このとき、式(19)の供給リール204
及び巻取リール206の回転周期をTs 、Tt の2乗和
は、一定となり、その定数は、テープ走行速度Vt とテ
ープ総巻量Sとの関数で表される。すなわち、
【0061】
【数11】
【0062】で表せる。なお、右辺は、テープカセット
202の挿入時に算出されたテープ総巻量Sと磁気テー
プ201を走行させるべき一定走行速度Vt とから容易
に算出される。したがって、ステップS2−2で算出さ
れた供給リール204及び巻取リール206の回転周期
をTs 、Tt の2乗和から右辺の理論値を減算すること
により誤差信号が検出される(ステップS2−3)。
【0063】また、微調整回路214により記録トラッ
クの所定のフォーマットからのずれが検出されており、
微調整回路214で検出されたずれ量に応じてテープ走
行制御回路210が制御される(ステップS2−4)。
ステップS2−3で検出された誤差信号にステップS2
−4で取得したずれ量が加算され、テープ走行時の誤差
信号とされる(ステップS2−5)。
【0064】ステップS2−5で生成された誤差信号に
よりリールモータ駆動回路209への走行制御信号を制
御する(ステップS2−6)。情報記録中、上記ステッ
プS2−1〜S2−6を繰り返し(ステップS2−
7)、巻径によらず、一定のテープ速度を得る。図5に
本発明の一実施例の微調整回路のブロック図を示す。
【0065】微調整回路214は、再生ヘッド216か
らの再生信号を増幅するヘッドアンプ217、ヘッドア
ンプ217で増幅された再生信号からデータ及びクロッ
クを抽出するPLL回路218、PLL回路218で抽
出されたデータから所望のデータを検出するターゲット
信号検出回路219、回転ドラム7の回転を検出するP
Gセンサ215からパルスを遅延させ、基準信号を得る
プリディレイ回路220、プリディレイ回路220で遅
延されたパルスをゲートするゲート回路221、ゲート
回路221から供給される基準信号とターゲット信号検
出回路219から供給される所望のデータの検出タイミ
ングとの時間差を検出するタイミング測定回路222か
ら構成される。
【0066】次に、微調整回路214の動作を説明す
る。図6にトラックとヘッドとの関係を示す図を示す。
ヘッド501は、通常トラック502の中心を走査す
る。このとき、テープ503の下端を基準位置P0と
し、ヘッド501が基準位置P0からトラック502上
の中心位置を走査すると、データ領域の最初のフラグメ
ントの同期信号までに達する時間はT0となる。
【0067】トラック502は、テープ503の下端に
対して傾斜して形成されるので、ヘッド501がトラッ
ク502の中心位置から矢印E方向にずれた場合には、
図6に示すようにヘッド501が基準位置P0からデー
タ領域の最初のフラグメントの同期信号までに達する時
間はT0−Δtとなる。また、ヘッド501がトラック
502の中心位置から矢印F方向にずれた場合には、図
6に示すようにヘッド501が基準位置P0からデータ
領域の最初のフラグメントの同期信号までに達する時間
はT0+Δtとなる。
【0068】このように、トラック502に対するヘッ
ド501の位置関係に応じて基準位置P0からデータ領
域の最初のフラグメントの同期信号までに達する時間が
変動することからこの時間を検出することにより、記録
トラックのずれ量が検出できる。そこで、本実施例で
は、回転ドラム7のPGセンサ215を用いて基準位置
P0を設定し、再生ヘッド216により同期信号を検出
するまでの時間を検出することにより、記録トラックの
ずれを検出する。記録トラックは、再生ヘッド216と
90°の位相差をもって配置された記録ヘッド223に
より記録される。記録ヘッド223は、記録回路224
が接続され、記録回路224から供給される記録信号に
応じて磁界を発生して、磁気テープ201を磁化するこ
とにより記録トラックを記録する。
【0069】再生ヘッド216により再生された再生信
号が再生アンプ217を介して供給される。再生アンプ
217で増幅された再生信号は、PLL回路218に供
給される。PLL回路218は、再生信号に位相同期し
たクロック及びデータを発生する。PLL回路218で
発生されたクロック及びデータは、ターゲット信号検出
回路219に供給される。また、一方、PGセンサ21
5により検出された回転ドラム7の回転パルスは、プリ
ディレイ回路220に供給される。
【0070】PGセンサ215は、回転ドラム7の1回
転に1パルスの回転パルスを発生する。プリディレイ回
路220は、PGセンサ215からの回転パルスを遅延
させて、テープの端部P0 の位置に応じたタイミングを
得る。また、ターゲット信号検出回路219は、PLL
回路219で復調されたデータから、例えば、通常のデ
ータのパターンとしては現れない(4T+4T)、すな
わち、「0100010001」又は「1100010
001」のパターンを検出する。
【0071】図7に本発明の一実施例の同期信号のパタ
ーンを説明するための図を示す。図7(A)は同期信号
を構成する符号、図7(B)、(C)は符号により磁気
テープ時に形成されるパターンを示す。図7(B)、
(C)に示すようは符号はいわゆる(4T+4T)と呼
ばれるもので、通常のデータのパターンとしては使用さ
れることはない。よって、この図7(B)に示す「01
00010001」又は図6(C)に示す「11000
10001」のいずれかの(4T+4T)のパターンを
同期信号として記録することにより、誤検出を回避でき
る。
【0072】タイミング測定回路222は、プリディレ
イ回路220により得られた基準信号発生からターゲッ
ト信号検出回路219で(4T+4T)のパターンが検
出されるまでの時間を測定する。図8に本発明の一実施
例の微調整回路の動作波形図を示す。図7(A)はPG
パルス、図8(B)は再生信号、図8(C)は基準信
号、図8(D)はタイミング測定回路222の出力信号
の動作波形図を示す。
【0073】図8(A)に示すように時刻t0でPGパ
ルスが発生してから時刻t1で再生信号中の同期信号が
検出されるまでの時間T0 に応じた誤差信号が発生され
る。なお、記録時には記録ヘッドの位置を制御する必要
があるが、通常ベリファイチェックを行っているので、
ベリファイチェック時に同期信号を検出することによ
り、記録ヘッドのトラックに対する位置を検出し、位相
誤差信号とする。
【0074】図9に本発明の一実施例の記録時の回転ド
ラムが1回転した時の動作説明図を示す。図9に示すよ
うに記録時には記録ヘッド601によりトラックTr1
が記録されると、記録ヘッド601と同一のアジマス角
をする再生ヘッド602が記録ヘッド601により記録
されたトラックTr1を走査するように、記録ヘッド6
01及び再生ヘッド602の位置が決定されている。
【0075】よって、再生ヘッド602により基準位置
P0から同期信号までの時間を検出し、テープ走行速度
を制御することにより、記録ヘッド601によるトラッ
クTr1の形成位置を制御できる。なお、本実施例では
トラックの最初の同期信号#1SYNCを検出したが、精度
を上げるためにトラック中の複数の同期信号を検出し、
平均とってもよい。
【0076】図10に本発明の一実施例のスリーポイン
ト測定方法のフローチャート、図11に本発明の一実施
例のスリーポイント測定方法の動作説明図である。ま
ず、図11に示すように基準位置ref (PG信号)から
データ領域701の最初のフラグメント702−1の同
期信号#1SYNCまでの時間t1、基準位置ref からデー
タ領域701の次のフラグメント702−2の同期信号
#2SYNCまでの時間t2、基準位置ref からデータ領域
701の次のフラグメント702−3の同期信号#3SY
NCまでの時間t3を検出する(ステップS3−1)。
【0077】次にステップS3−1で、検出された各時
間t1〜t3と基準位置ref から同期信号#1SYNC、#
2SYNC、#3SYNCまでに係る時間を基準値(理論値)t
01、t02、t03との時間差の絶対値Δt1、Δt2、Δ
t3を求める(ステップS3−2)。次に、ステップS
3−2で求められた測定時間差t1〜t3と基準値t01
〜t03との時間差Δt1〜Δt3の平均値thを求める
(ステップS3−3)。平均値thは、
【0078】
【数12】
【0079】で表される。一方、ステップS3−1で図
10に示す基準位置ref (PG信号)からデータ領域7
01の最初のフラグメント702−1の同期信号#1SY
NCまでの時間t1が計測されると、次に測定時間t1と
理論値t01とのずれを判定する(ステップS3−4)。
【0080】ステップS3−4での判定結果、測定時間
t1と理論値t01とが一致する場合には、ヘッドがトラ
ック中心を走行していると判定できるので、トラッキン
グエラー信号は0となる。また、ステップS3−4での
判定結果、測定時間t1と理論値t01とに誤差がある場
合には、次に、測定時間t1と理論値t01との差の方向
を判定する(ステップS3−5)。
【0081】ステップS3−5で測定時間t1が理論値
t01より大きい、すなわち、 t1>t01 のときには、磁気ヘッドがトラックに対して図10の矢
印F2方向にずれているすなわち、磁気ヘッドがトラッ
クに対して遅れていると判断できるので、測定時間t1
の論理値t1rにステップS3−3で算出された平均値t
hを加算した値(t1r+th)をずれ量として出力する
(ステップS3−6)。
【0082】また、ステップS3−5で測定時間t1が
理論値t01より小さい、すなわち、 t1<t01 のときには、磁気ヘッドがトラックに対して図10の矢
印F1方向にずれている、すなわち、磁気ヘッドがトラ
ックに対して進んでいると判断できるので、測定時間t
1の論理値t1rにステップS3−3で算出された平均値
thを減算した値(t1r−th)をトラッキングエラー
信号として出力する(ステップS3−7)。
【0083】上記ステップS3−6、S3−7で求めら
れた信号(t1r+th)、(t1r−th)をテープ走行
制御時の位相誤差信号として用いる。トラック上の3点
までの誤差を平均した平均値thによりずれ量を算出し
ているので、テープ走行の位相制御を単一の同期信号を
検出した場合に比べて高精度に制御できる。
【0084】なお、変形例では、データ領域701の先
頭から3つのフラグメント702−1〜702−3の同
期信号#1SYNC、#2SYNC、#3SYNCを検出したが、1
トラックで検出する同期信号の数は3つの限ることはな
く、複数ヶ所を測定点としてもよい。さらに、複数ヶ所
の測定点から所定数の測定点のずれを検出し、その平均
をずれ量としてもよい。
【0085】また、実施例では、テープの基準位置から
同期信号までの測定時間と、基準時間との差から求めら
れたずれ量をキャプスタンレス方式のテープ走行制御時
の位相誤差信号として用いたが、これに限られるもので
はなく、通常のドラムサーボ用にも用いることもでき
る。さらに、本実施例では、テープカセット挿入時に巻
き戻し、早送りを繰り返し、装着されたテープカセット
の磁気テープの総巻量を検出おり、この検出に数分かか
るが、DDSシステムでは、テープカセット装着時には
立ち上がりまでに数十分を要するのが通常で、上記検出
動作に数分費やしたとしても大したタイムロスとはなら
ない。
【0086】また、上記実施例では、DDSシステムに
ついて説明したが、適用できるシステムはDDSシステ
ムに限られるものではなく、要はベリファイチェックを
行いつつ、ヘリカルスキャン方式でトラックを記録する
システムに対して適用できる。さらに、本実施例では、
トラック記録時の動作に特徴があるので、トラック記録
時の動作について説明したが、再生時にも記録時と同様
に、微調整回路により微調整を行うことにより安定した
トラッキングが可能となる。
【0087】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、ベリファイチェックでは、記録ヘッドによりトラッ
クが記録されると、再生ヘッドにより記録トラックが数
トラック遅延した所定の記録トラックが再生され、この
とき、再生ヘッドの走査位置がトラックからずれていれ
ば、再生ヘッドにより基準位置が検出されてからトラッ
ク上の所定の信号が検出されるまでの時間が基準時間と
は、ずれることになり、この基準時間からのずれに応じ
てテープ走行速度を制御することにより規定のトラック
が記録される等の特長を有する。
【0088】請求項2によれば、回転ドラムの所望の位
置を検出し、検出された位置に応じて基準位置を特定す
ることにより、従来の回転ドラム位置の検出手段を用い
て基準位置を検出することができる等の特長を有する。
請求項3によれば、基準位置から複数の異なる位置に記
録された所定の信号が検出されるまでの複数の測定時間
と、時間測定手順で測定された基準位置から複数の異な
る位置に記録された所定の信号が検出されるまでの複数
の基準時間と比較し、それぞれの差に応じて複数のトラ
ックのずれを検出し、複数のトラックのずれの算術的な
平均に応じてテープ走行速度を制御することにより、基
準位置から所定の信号が記録された位置までの測定時間
の誤差を低減することができ、よって、記録トラックを
精度良く記録できる等の特長を有する。
【0089】請求項4によれば、所定の信号としてトラ
ック中のデータ領域を構成する複数のフラグメントの先
頭に付与された同期信号を検出することにより、所定の
信号を記録する領域を専用に設ける必要がなくなり、デ
ータの容量を削減することなく実現可能となる等の特長
を有する。請求項5によれば、所定の信号を、同期信号
のビットパターン、すなわち、通常のデータのパターン
としては用いられないビットパターンとすることによ
り、確実にトラックのずれを検出し、ずれに応じたテー
プ走行制御が可能となり、記録トラックを正確に記録で
きる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例のテープ走行制御回路の動作
フローチャートである。
【図3】本発明の一実施例のテープ長とテープ総巻量と
の関係を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例のテープ走行制御回路の記録
再生時の動作フローチャートである。
【図5】本発明の一実施例の微調整回路のブロック構成
図である。
【図6】再生ヘッドとトラックとの関係を示す図であ
る。
【図7】本発明の一実施例の同期信号のパターンを説明
するための図である。
【図8】本発明の一実施例の微調整回路の動作波形図で
ある。
【図9】本発明の一実施例の記録時に回転ドラムが1回
転した時の動作説明図である。
【図10】本発明の一実施例のスリーポイント測定方法
のフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例のスリーポイント測定方法
の動作説明図である。
【図12】従来の一例の構成図である。
【図13】DAT、DDS、DDS2、DDS3の記録
フォーマットを説明するための図である。
【図14】DAT、DDS、DDS2のトラッキングエ
ラー検出方法を説明するための図である。
【符号の説明】
200 磁気記録再生装置 201 磁気テープ 202 テープカセット 203 供給リールハブ 204 供給リール 205 巻取リールハブ 206 巻取リール 207 首振りギア機構 208 リールモータ 209 リールモータ駆動回路 210 テープ走行制御回路 211、212 回転検出手段 213 テープカセット挿入検出スイッチ 214 微調整回路 215 PGセンサ 216 再生ヘッド 217 ヘッドアンプ 218 PLL回路 219 ターゲット信号検出回路 220 プリディレイ回路 221 ゲート回路 222 タイミング測定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカルスキャン方式によりテープ上に
    トラックをベリファイチェックを行いつつ記録するとき
    のテープ走行制御方法において、 前記テープ上の基準位置を検出する基準位置検出手順
    と、 前記ベリファイチェックにより再生されたトラックから
    該トラックの所望の位置に予め記録された所定の信号を
    検出する信号検出手順と、 前記基準位置検出手順で前記基準位置が検出されてから
    前記信号検出手順で前記所定の信号が検出されるまでの
    時間を測定する時間測定手順と、 前記時間測定手順で測定された前記基準位置が検出され
    てから前記所定の信号が検出されるまでの時間に応じて
    テープ走行速度を制御するテープ走行速度制御手順とを
    有することを特徴とするテープ走行制御方法。
  2. 【請求項2】 前記基準位置検出手順は、回転ドラムの
    所望の位置を検出する位置検出手順と、 前記回転ドラム位置検出手順で検出された前記回転ドラ
    ムの所望の位置に応じて前記基準位置を生成する基準位
    置生成手順とを有することを特徴とする請求項1記載の
    テープ走行制御方法。
  3. 【請求項3】 前記トラック上の複数の異なる位置に前
    記所定の信号を記録し、 前記信号検出手順は、前記トラック上の複数の位置に記
    録された前記所定の信号をそれぞれで検出し、 前記時間測定手順は、前記基準位置検出手順で前記基準
    位置が検出されてから前記信号検出手順で前記複数の異
    なる位置に記録された信号が検出されるまでの時間をそ
    れぞれ測定し、 前記テープ走行速度制御手順は、前記時間測定手順で測
    定された前記基準位置から前記複数の異なる位置に記録
    された前記所定の信号が検出されるまでの複数の測定時
    間と、前記時間測定手順で測定された前記基準位置から
    前記複数の異なる位置に記録された前記所定の信号が検
    出されるまでの複数の基準時間と比較し、それぞれの差
    に応じて複数のトラックのずれを検出し、複数のトラッ
    クのずれの算術的な平均に応じてテープ走行速度を制御
    することを特徴とする請求項1又は2記載のテープ走行
    制御方法。
  4. 【請求項4】 前記信号検出手順は、前記所定の信号と
    して前記トラック中のデータ領域を構成する複数のフラ
    グメントの先頭に付与された同期信号を検出することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のテープ
    走行制御方法。
  5. 【請求項5】 前記所定の信号は、同期信号のビットパ
    ターンを有することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか一項記載のテープ走行制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101739A1 (fr) * 2001-06-12 2002-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil d'enregistrement/reproduction magnetique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101739A1 (fr) * 2001-06-12 2002-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil d'enregistrement/reproduction magnetique
US7130147B2 (en) 2001-06-12 2006-10-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic recording/reproducing apparatus

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