JPH02179984A - テープ巻き径計算装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、一定の算式に従ってテープ巻き径を計算す
るようにしたテープ巻き径計算装置。

［従来の技術］ 磁気テープをコントロールヘッドに添接させたまま高速
走行させるハーフローディング方式或はフルロ−ディン
グ方式のビデオテープレコーダが登場し、ＶＨＳ方式ビ
デオテープレコーダにおいても高精度の高速頭出しが可
能になったのは記憶に新しいところである。

第４図に示すＶＨＳ方式ビデオテープレコーダＩは、ハ
ーフローディング方式により磁気テープ２を高速送りす
る構成であり、ビデオカセット３内の送り出しリール４
と巻き取りリール５の間から引き出した磁気テープ２を
、ヘッドドラム６内の回転磁気ヘッド６ａ、６ｂからは
離間させ、コントロールヘッド７に添接させたまま、早
送りゃ巻き戻しを行うことができる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来のビデオテープレコーダ１は、早送り或は巻き
戻しモード時の磁気テープ２の送り速度を高速化した場
合、例えば巻き戻しモード時にあっては、送り出しり−
ル４が巻き戻しを完了する直前に、磁気テープ２の速度
は最高速度に達しており、透明なリーダテープを検出し
たときに制動をかけでもリール台は即停止に至らず、巻
き取りリール５の回転が停止するまでに相応の時間がか
かることになる。このため、リール台が回転停止したと
きには、巻き取りリール５から磁気テープ２が出切って
しまい、物理的にもうこれ以上は回転できないといった
状態でリール台が回転停止することになる。こうした場
合、磁気テープ２は走行停止したときに異常な力でもっ
て引っ張られ、そのときに作用する張力が許容張力を越
える場合は、テープが切断されることがあるといった課
題を抱えていた。

［課題を解決するための手段］ この発明は、上記課題を解決したものであり、定速度で
走行しつつコントロールヘッドにより所定周波数のコン
トロール信号が記録された磁気テープを、テープリール
からコントロールヘッドに添接させながら高速走行させ
るさいに、記録時のテープ速度と記録コントロール信号
の周波数が与えられ、コントロールヘッドが検出した再
生コントロール信号の周波数から割り出されるテープの
送り速度と、テープリールの回転数とからテープの巻き
径を計算するテープ巻き径計算回路を具備することを特
徴とするものである。

［作用］ この発明は、巻き取りリールからコントロールヘッドに
添接させながら磁気テープを高速走行させるさいに、記
録時のテープ速度と記録コントロール信号の周波数が与
えられ、コントロールヘッドが検出した再生コントロー
ル信号の周波数から割り出されるテープの送り速度と、
テープリールの回転数とからテープの巻き径を計算する
ことにより、直接実測することが困難なテープ巻き径を
、計算を通じて算出する。

［実施例］ 以下、この発明の実施例について、第１図ないし第３図
を参照して説明する。第１．２図は、この発明のテープ
巻き径計算装置を適用したビデオテープレコーダの一実
施例を示す概略構成図及びテープ巻き径の計算過程を示
すフローチャート、第３図は、計算されたテープ巻き径
を用いる巻き戻し速度制御のための動作フローチャート
である。

第１図に示すビデ、オテープレコーダ１１は、ハーフロ
ーディング状態にあり、磁気テープ２はコントロールヘ
ッド７に添接したまま巻き戻されんとしている。テープ
巻き径計算装置１２は、再生コントロール信号の周波数
ｆ　ｒｅｗを検出する周波数センサＩ３と、巻き取りリ
ール５の回転数を検出する回転センサ１４、さらに記録
時のテープ速度Ｖ　ｒｅｃと記録コントロール信号の周
波数ｆ　ｒｅｃを入力するための入力回路１５等が接続
されたテープ巻き径計算回路１６を有する。回転センサ
１４は、巻き取りリール５が載置されるリール台下面に
固着された放射状２色塗り円板の回転を、フォトインタ
ラプタ等を用いて光学的に検出する構成のものが用いら
れる。

ここで、巻き取りリール５のテープ巻き径を求めるのに
用いる算式について説明する。

巻き取りリール５のテープ巻き径をＸ１巻き取りリール
５の単位時間当たり回転数をＴとすると、巻き戻しモー
ド時のテープ巻き取り速度Ｖ　ｒｅｖは、Ｖ　　ｒｅｖ
＝　　ｙｒ　　Ｘ　　Ｔ で表される。

一方、記録時のテープ速度Ｖ　ｒｅｃと、コントロール
信号の記録周波数をｆ　ｒｅｃ　（２９、９７Ｈｚ　）
を用いて、記録時のコントロール信号の記録間隔りを求
めると、 Ｌ　＝　Ｖ　ｒｅｃ／　ｆ　ｒｅｃ となる。

従って、巻き戻し時にコントロールヘッド７により再生
されるコントロール信号の周波数ｆ　ｒｅｖは、 ｆ　ｒｅｖ＝　Ｖ　ｒｅｖ／　Ｌ ＝　π　ＸＴｆｒｅｃ／Ｖｒｅｃ となり、求める巻き径Ｘは、 Ｘ　　＝　　Ｖ　　ｒｅｃｆ　　ｒｅｗ／　ｙｒ　　Ｔ
　　ｆ　　ｒｅｃとなる。

巻き戻しモードにあっては、まず１２図に示すステップ
（１０１）において、入力回路１５を通じて、記録済み
磁気テープ２の記録モードがＳＰであるか又はＥＰであ
るかが入力されており、例えばｓｐモードではＶｒｅｃ
＝３３．３５ｍｍ／ｓ。

ＥＰモードではＶｒｅｃ＝　１１　、　１２　ｍｍ／　
ｓのように、巻き径計算回路１６に対し所要のデータが
与えられる。なお、記録コントロール信号の周波数ｆ　
ｒｅｃは、固定データ（２９，９７Ｈｚ）として既に巻
き径計算回路１６に設定しである。

こうして、Ｖｒｅｃが入力されると、続くステップ（１
０２）において、巻き取りリール５の回転数Ｔが刻々と
人力される。そして、続くステップ（１０３）において
、再生コントロール信号の周波数ｆ　ｒｅｖが入力され
ると、ステップ（１０４）において、前述の算式 ％式％ に従って、巻き取りリール５の巻き径Ｘが求められる。

求められた巻き径Ｘは、ステップ（１０５）にて後述の
テープ走行制御回路１７に出力される。

すなわち、テープ巻き径計算装置１２にて求められた巻
き径Ｘは、ここでは巻き戻し速度の制御に用いられる。

テープ巻き径計算回路１６が接続されたテープ走行制御
回路１７には、第３図のステップ（２０１）において、
ビデオカセット３のリールハブ径Ｈが与えられる。ハブ
径Ｈは、ビデオカセット３の種類によって異なり、２６
ｍｍや６２ｍｍ或は７０ｍｍなどがある。

ここでは、ステップ（１０１）〜（１０５）を包含する
ステップ（２０２）にて算出されたテープ巻き径Ｘが、
ハブ径Ｈに近付いたときに、それまで高速で巻き戻して
いた巻き取りリール５の回転速度を落とすようにしてい
る。すなわち、テープ巻き径Ｘがハブ径Ｈに比べて十分
大きいときは、判断ステップ（２０３）に続くステップ
（２０４）において、磁気テープ２を最大速度で巻き戻
し、あと少しで巻き戻しが完了するときに、ステップ（
２０５）にあるように巻き廃し速度を落とすので、テー
プを切断することなく゛短時間で巻き戻しを終えること
ができる。

このように、テープ巻き径計算装置１２は、磁気テープ
２を巻き取りリール５からコントロールヘッド７に添接
させながら巻き戻すさいに、記録時のテープ速度ｖ　ｒ
ｅｃと記録コントロール信号の周波数ｆ　ｒｅｃが与え
られ、コントロールヘット７が検出した再生コントロー
ル信号の周波数ｆ　ｒｅｗから割り出されるテープの巻
き戻し速度Ｖ　ｒｅｗと、巻き取りリール５の回転数Ｔ
とからテープ巻き径Ｘを計算する構成としたから、直接
実測することが困難なテープ巻き径Ｘ“を、計算を通じ
て算出することができ、これにより例えばテープ巻き戻
し時に、巻き取りリール５が空になるまで勢いにまかせ
て高速巻き戻ししてしまい、磁気テープ２がリール５か
ら切断されるといった不都合を、テープ巻き径Ｘに応じ
て巻き戻し速度を緩めることで防止することができる。

また、テープ巻き径Ｘを活用することで、磁気テープ２
を傷めることなく、最短時間で巻き戻すための走行制御
も可能である。

また、実施例では、テープ巻き戻しを例にとったが、送
り出しリール４の回転数を検出することで、ハーフロー
ディング或はフルロ−ディングによるテープ早送りモー
ド時にも、送り出しり−ル４の巻き径を計算することが
できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明は、テープリールからコ
ントロールヘッドに添接させながら磁気テープを高速走
行させるさいに、記録時のテープ速度と記録コントロー
ル信号の周波数が与えられ、コントロールヘッドが検出
した再生コントロール信号の周波数から割り出されるテ
ープの送り速度と、テープリールの回転数とからテープ
の巻き径を計算する構成としたから、直接実測すること
が困難なテープ巻き径を、計算を通じて算出することが
でき、これにより例えば早送り又は巻き戻し時等に、リ
ールが空になるまで勢いにまかせて高速走行させてしま
い、テープがリールから切断されるといった不都合を、
巻き径に応じてテープ送り速度を緩めることで未然に防
止することができ、またテープを傷めないで高速送りす
る場合の最短時間制御も可能である等の優れた効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１．２図は、この発明のテープ巻き径計算装置を適用
したビデオテープレコーダの一実施例を示す概略構成図
及びテープ巻き径の計算過程を示すフローチャート、第
３図は、計算されたテープ巻き径を用いる巻き戻し速度
制御のための動作フローチャート、第４図は、ハーフロ
ーディング状態における従来のビデオテープレコーダの
一例を示す平面図である。 ２１．、磁気テープ、４．、、送り出しリール。 ５１１３巻き取りリール、７．、、コントロールヘッド
、１１．、、ビデオテープレコーダ、１２゜テープ巻き
径計算装置、＋３．、、周波数センサ、１４．、、回転
センサ、１５．、、入力回路、１６．、、テープ巻き径
計算回路。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 定速度で走行しつつコントロールヘッドにより所定周波
   数のコントロール信号が記録された磁気テープを、テー
   プリールからコントロールヘッドに添接させながら高速
   走行させるさいに、記録時のテープ速度と記録コントロ
   ール信号の周波数が与えられ、コントロールヘッドが検
   出した再生コントロール信号の周波数から割り出される
   テープの送り速度と、テープリールの回転数とからテー
   プの巻き径を計算するテープ巻き径計算回路を具備する
   テープ巻き径計算装置。