JP2966054B2

JP2966054B2 - シート給送装置

Info

Publication number: JP2966054B2
Application number: JP2185622A
Authority: JP
Inventors: 正雄安藤
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1990-07-13
Filing date: 1990-07-13
Publication date: 1999-10-25
Anticipated expiration: 2014-10-25
Also published as: US5386983A; DE69119489D1; DE69119489T2; EP0466171A2; EP0466171A3; EP0466171B1; JPH0475928A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、複写機、レーザービームプリンタ、ファク
シミリ等の画像形成装置に装備されるシート給送装置に
関する。

（ロ）従来の技術従来、画像形成装置としてのプリンタの給紙部に装備
されるシート給送装置としては、例えば第９図、第10図
に示す構成の装置が知られている。

同図において、シート材Ｓを積載した積載台３の前端
部には、支軸11と一体の芯金12とその外周に設けられた
摩擦部材13からなる給送ローラ（給送手段）10が配設さ
れている。回動自在な支持部材81の自由端に設けられた
分離部材（分離パッドという）17は分離ばね20の弾力に
より上記給送ローラ10に圧接されている。

また、支持部材６取りつけられた中板７及び加圧ばね
９からなる加圧手段によりシート材Ｓは給送ローラ10に
加圧されている。支軸11の端部には、カム33、不図示の
駆動源に接続されているギヤ35及びばねクラッチ40等が
配設されている。ばねクラッチ40は、制御環36、ボス37
及び不図示のばね等からなっていて、ソレノイド41によ
り１回転制御が行なわれる。

装置本体の内部には、駆動ローラとばね29により圧接
される従動ローラからなる歯搬送ローラ対83が配設され
ており、搬送ローラ対83の端部には駆動を伝えるための
ギヤ30a、30bが噛合して設けられている。

ソレノイド41のONによりアクチュエータ41aと制御環3
6の爪36aの係合が外れてばねクラッチ40が作動すると、
ギヤ35の駆動が支軸11に伝達されて給送ローラ10が回転
する。また、支持部材６の自由端6bがカム33の回転に従
動することによりシート材Ｓの最上位が給送ローラ10に
圧接されて給送される。給送ローラ10は、１回転したと
きに、OFF状態のソレノイド41の爪部材41aにより制御環
36の爪36aが係合することにより、ばねクラッチ40が解
除されて給送ローラ10は停止する。分離パッド17により
分離されたシート材Ｓは、ガイド板21a,21bにより搬送
ローラ対83にガイドされて搬送される。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、上述の従来例においては、次にあげる
ような問題点があった。

（１）シート材Ｓの搬送時においても、分離パッド17及
びシート材Ｓは搬送ローラ10に常時圧接されているの
で、シート材Ｓ表面及び裏面が擦れて静電気が発生し、
トナーの転写不良これによる画質の劣化を招く。

（２）第11図に示すように、搬送ローラ対83の駆動ロー
ラ23,従動ローラ25に生じている圧力は、ローラのたわ
みによって中央部ｆよりも両端部Ｆの方が強くなってい
る。従って、シート材Ｓの挟持力も両端近傍が強くなっ
ており、摩擦分離方式を用いた給送装置では、シート材
Ｓの横幅方向の中央部に分離摩擦手段を配設しないと、
シート搬送時において給送ローラ10と分離パッド17、積
載台３により生じるバックテンションによって搬送力の
バランスが狂ってシート材Ｓ斜行を生じやすい。とき
に、給送ローラ10が丸ローラからなっている場合、半月
ローラと従動コロとを組み合わせた構成に比べてバック
テンションが大きくなる。

また、第12図，第13図に示すようにユニバーサルトレ
イのような異なるシート材Ｓを積載する場合、常にシー
ト材Ｓの横幅方向の中央部（以下センター基準という）
に分離給送部が位置して居なければならず、さらに搬送
ローラ対83の引っ張りばね29の圧も高い精度が必要とさ
れる。また、センサー基準では、積載装置に設けられた
シート材Ｓの横幅方向の位置を規制する規制板85a,85b
をシート材Ｓの中央に対して均等に移動しなければなら
ず、そのための部品点数が増えてコスト高となると共
に、シート材Ｓの横幅方向の位置揃えが悪くなる。

（３）第10図に示すように、シート給送装置１を交換す
る場合、給送ローラ10がシート材Ｓの中央に配設されて
いるので、給送ローラ10の交換作業に必要なスペースを
確保することが困難である。

そこで、本発明は、シート材の非給送時には、積載手
段及び分離手段を回転体から離隔した位置に待機させ、
これにより画像の乱れの生じないシート給送装置を提供
することを目的とするものである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、シート材を支持して揺動可能な積載手段
と、前記積載手段に支持されているシート材を給送する
回転体と、前記回転体に伝達される駆動を制御して該回
転体を１回転制御する駆動伝達手段と、前記積載手段に
支持されているシート材を前記回転体に向けて付勢する
加圧手段と、揺動して前記回転体に圧接可能に設けら
れ、前記積載手段から給送されるシート材を回転体との
間で一枚ずつ分離するための分離手段と、前記分離手段
を前記回転体に付勢する分離加圧手段と、前記回転体の
駆動軸に設けられていて該回転体を回転に伴って回転
し、前記積載手段を前記加圧手段の付勢力に抗して押し
下げて積載されているシート材と回転体とを離間させる
離間部材と、前記積載手段に設けられ、前記分離手段と
の間に隙間を有して配置され、前記離間部材により積載
手段が押し下げられたときに前記分離手段に当接して該
分離手段を押し下げるための解除部と、前記分離手段の
シート材給送方向下流側に設けられ、前記回転体と前記
分離手段とにより分離されたシート材を搬送する搬送手
段と、を有し、前記搬送手段によりシート材の搬送を開
始した後に、前記回転体の駆動軸に設けられた離間手段
が前記積載手段を前記回転体から離間させ、続いて前記
積載手段に設けられた解除部が前記分離手段を前記回転
体から離間させるように解除タイミングを設定したこと
を特徴とする。

また、前記離間部材はカムであることを特徴とする。

また、前記回転体及び前記分離手段が、前記積層され
るシート材の横幅方向の中心から前記シート材の一端部
側に寄った方向に位置していることを特徴とする。

また、前記搬送手段は、摩擦部材からなる駆動ローラ
と、この駆動ローラの軸線に対して軸線がねじれの位置
で配設された従動コロであって前記シート材の一端部を
挟持してシート材を斜方向に搬送する一つ以上の斜送ロ
ーラ対と、この斜送ローラ対により斜送されるシート材
の一端部が当接されるものであってシート材搬送路に配
設された案内部材と、を有することを特徴とする。

また、前記給送手段の給送速度と前記搬送手段の給送
速度とが等しいことを特徴とする。

（ホ）作用以上構成に基づき、駆動伝達手段により伝達される駆
動により回転体が１回転を開始すると、揺動手可能な積
載手段を、加圧手段により揺動させてシート材を回転体
に向けて付勢すると共に、回転体に圧接可能な分離手段
を、分離加圧手段により揺動させて回転体に圧接させる
ことにより、積載手段に支持されたシート材を、分離手
段と回転体との間で一枚ずつ分離しながら分離手段のシ
ート材給送方向下流側に設けられた搬送手段に給送す
る。

そして、搬送手段によりシート材の搬送を開始した
後、まず回転体の駆動軸に設けられていて回転体の回転
に伴って回転する離間手段により、積載手段を加圧手段
の付勢力に抗して押し下げて回転体から離間させ、次に
積載手段の押し下げに伴い、積載手段に設けられると共
に分離手段との間に隙間を有して配置された解除部を分
離手段に当接させて分離手段を押し下げることにより、
分離手段を回転体から離間させる。

（ヘ）実施例以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図に基づいて
説明する。なお、第９図，第10図に示すものと同じもの
は同一符号で表わしてその説明は省略する。

同図において、積載台３に積載されたシート材Ｓの前
部は中板７により上下動可能に支持されており、この中
板７が固着されている支持部材６は、支軸6aにより積載
台３に軸支されている。上記中板（積載手段）７は、加
圧ばね（加圧手段）９により上方に付勢されている。自
由端に分離パッド17が設けられている支持部材15は支軸
16により回動自在に軸支されている。

上記中板７の自由端側には解除部（離間手段）7aが一
体的に形成されていて、その下端は上記支持部材15に対
向している。これにより、支持部材６がカム（離間手
段）33の回転により下降されると、上記解除部材7aが支
持部材15に当接してこれを連動して下降させるようにな
っている。

分離パッド17の下流側には、駆動ローラ23及びこれに
圧接している従動ローラ25からなる搬送ローラ対（搬送
手段）22が配設されている。この、搬送ローラ対22の前
後には、ガイド板対21a、21b及び26a,26bがそれぞれ配
設されている。

第２図に示すように、支軸11はシート給送装置１の側
板31aとその近傍に構成された支持板31cに軸受32を介し
て回転自在に配設されており、この支軸11に支持されて
いる給送ローラ（回転体）10は、積載台３の一方に寄っ
た位置に配置されている。

また、上記加圧ばね９及び分離パッド17も同様にシー
ト材Ｓの横幅方向の中心Ｃよりも一端部より（本実施例
では左端部寄り）に配置されており、これにより、使用
されるシート材Ｓの幅がある程度小さくなっても給送可
能に構成されている。また、積載台３に積載されるシー
ト材Ｓは、横幅方向の位置揃えを行なう移動可能な規制
板５により押圧されて反対側の側縁が積載台３の左端部
に設けられた突き当て部材3aに当接される。

ここで、給送ローラ10と搬送ローラ対22の駆動ローラ
23の各周波は等しくなるように設定されている。また、
搬送ローラ10の周速は、給紙ポイント（シート材Ｓの先
端部）から搬送ローラ対22のニップ部までの距離Ｐ−Ｎ
よりも長く、使用されるシート材Ｓの縦方向の長さより
も短くなるように構成されている。

シート材Ｓを積載台３上に積載するときは、第１図に
示すように分離パッド17及び中板７は下降した状態にあ
って、給送ローラ10には分離パッド17及びシート材Ｓは
接触しない位置に待機している。

次に、シート給送装置の動作を第３図を用いて説明す
る。

第３図（ａ）は、待機状態を示していて、ソレノイド
41のアクチュエータ41aが制御環36の爪36aを係止してお
り、ギヤ35（第２図参照）に駆動が伝達されていても、
ばねクラッチ（駆動伝達手段）40の作用により給送ロー
ラ10は第３図（ａ）の待機位置を保って停止している。
この時、カム33の摺動部33aが支持部材６の自由端6bに
当接しており、中板７は加圧ばね９に抗して下方に押し
下げられている。

また、中板７の解除部7aは、分離パッド17の支持部材
15に当接して分離ばね20に抗して分離パッド17を下方に
押し下げている。

次に、第３図（ｂ）において、ソレノイド41に電流が
流れるとアクチュエータ41aは矢印方向に移動して制御
環36の爪36aを釈放する。これにより、ばねクラッチ40
の作用により支軸11に駆動が伝達され、カム33と給送ロ
ーラ10が矢印方向どに同時に回動を始める。

すると、中板７の支持部材６はカム33の摺動部33aに
沿って従動することにより支軸6aを中心として矢印方向
に回動してシート材Ｓが給送ローラ10に当接される。ま
た、中板７の上記移動に伴い、支持部材15も支軸16を中
心として矢印方向に回動し、これにより分離パッド17が
給送ローラ10に圧接される。従って、ピックアップされ
たシート材Ｓの最上位のシート材S₁が、分離パッド17に
より１枚ずつ分離されて給送される。

次に、第３図（ｃ）において、給送されたシート材S₁
が、搬送ローラ対22に挟持されて搬送され始めるまで給
送ローラ10が回転した後、中板７の支持部材６はカム33
により徐々に矢印方向に押し下げられ、これに連動して
支持部材15及び分離パッド17も矢印方向に回動する。

すなわち、搬送中のシート材S₁の後方部分は、給送ロ
ーラ10により押圧されないので、シート材S₁にはバック
テンションが作用しない。その後、制御環36の爪36a
が、アクチュエータ41aに係止されてカム33及び給送ロ
ーラ10の回転が停止して第３図（ａ）の状態に戻る。

第４図は本発明の第２の実施例を示しいる。

第４図（ａ）に示すように、分離パッド17を保持して
いる支持部材43は支軸45により回動自在に軸支されてい
る。この支軸45は、分離パッド17の下流側に配設されて
いる。中板７が下降すると、解除部7aが、支持部材43の
自由端43aに当接することにより分離パッド17も下降す
る。支軸45の上記位置は、分離パッド17と給送ローラ10
の接触点（分離ポイント）における接線上にあることが
よいことが知られている。

また、第４図（ｂ）に示すように、分離パッド17を保
持している支持部材46を上下動可能にガイド部材47内に
収納し、この支持部材46の突起46aに中板７の解除部7a
を当接させるようにしても、前記実施例と同様の作用を
行なう。この分離パッド17の移動方向は、分離ポイント
の法線方向がよいことが知られている。

第５図は、支軸11の駆動系の他の実施例を示してい
る。

第１の実施例では、ばねクラッチ40を用いて給送ロー
ラ10の１回転制御を行なっていたが、第５図（ａ），
（ｂ）に示すように、支軸11に設けられた制御リング49
a又は49bとフォトインタラプタ50により不図示のモータ
の回転を制御してもよい。

また、第１の実施例では、搬送手段としては、単なる
搬送ローラ23,25であったが、これの代わりにシート材
Ｓのタイミングをとるためのレジストローラを使用して
もよい。

第６図は本発明の第３の実施例を示しており、（ａ）
はその平面図、（ｂ）はその側面図を示している。

搬送手段としては、摩擦部材からなる駆動ローラ52
と、これに圧接される従動コロ53と、突き当てガイド60
とから構成されている。上記従動コロ53を自由端に取り
つけた支持部材55は弾性部材57により駆動ローラ52へ付
勢されており、また、駆動ローラ52の軸線と従動コロ53
の軸線とはねじれの位置にあって、挟持するシートＳを
矢印59方向（外寄りの方向）へ搬送して突き当てガイド
60にシート材Ｓの一端部Seを当接させる。シート材Ｓ
は、この突き当てガイド60にならいながら搬送されて行
く。

第７図は、本発明の第４の実施例を示している。上記
駆動ローラ52、従動コロ53及び支持部材55等により斜送
ローラ対51が構成されている。

第７図（ａ）に示すように、第７図（ａ）に示すよう
に、斜送ローラ対51と突き当てガイド６は、給送ローラ
10と反対側に寄った位置に配設してもよい。また、第７
図（ｂ）は、給送ローラ10を斜送ローラ対51と反対側に
よった位置に配設してた例である。第７図（ｃ）は、斜
送ローラ対51、支軸6a及び給送ローラ10を、第６図の配
置位置に対して反対側に配置した例を示している。

第８図において、シート材Ｓが積載される積載台61
は、装置本体２に取り付け部2aに着脱自在にしてもよ
い。また、第８図（ｂ）に示すように積載台62を支軸72
aにより回動自在に軸支して装置本体２内の収納位置62A
に積載台62を収納するようにすることも可能である。

なお、第１図において21a,21bによって形成される空
間が充分確保できるものであれば、搬送ローラ対22によ
る搬送速度よりも給送ローラ10による給送速度の方を大
きくしてもよい。また、給送ローラ10は、丸ローラでな
く、半月ローラであってもよい。

（ト）発明の効果以上説明したように本発明によれば、シート材の搬送
を開始した後に、回転体の駆動を受けて、まず離間部材
により積載手段を揺動させて回転体から離間させ、次に
揺動した積載手段により解除部を介して分離手段を回転
体から離間させることにより、簡単な構成によりシート
材に加わる摩擦負荷の解除を行うことができる。さら
に、積載手段、離間部材を回転体から離間させる解除タ
イミングを積載手段、離間部材の順に設定することによ
り、シート材を重送させることなく、確実に分離して給
送することができる。さらに、これにより以下にあげる
効果がある。

（１）シート搬送時のバックテンションが軽減されるの
で、シート材の斜行及び伸縮が健勝する。

（２）シート材搬送時には、分離手段がシート材に接触
しないので、シート材の擦れがなくなってシート材に形
成される画質が向上する。

（３）給紙ローラ（回転体）をシート材の横幅方向の中
心に配置しなくてもよいので、給紙ローラ、分離手段の
交換が容易になる。

（４）給紙ローラを支持して回転を伝達する支軸短くて
すむのでコストを低下できる。

（５）シート材の片側を基準としているので、サイズの
異なるシート材を積載するときの横幅方向の位置揃え機
構が簡単となる。

（６）画像形成装置に装備される定着手段が熱定着手段
である場合、基準側の紙端部にサーミスタを配置するこ
とが可能となり、シート給送装置に封筒や厚紙を通紙し
たときの温度の調節が容易となる。

（７）シート搬送中に、給紙圧及び分離圧が解除される
のでシート材の重層が低減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すシート給送装置の縦断
側面図、第２図は同じく平面図、第３図は同じく作用
図、第４図は本発明の第２の実施例を示す給送ローラ部
の縦断側面図、第５図は駆動制御の別の例を示す側面
図、第６図（ａ）は本発明の第３の実施例を示すシート
給送装置の平面図、第６図（ｂ）は同じく側面図、第７
図は本発明の第４の実施例を示すシート給送装置の平面
図、第８図は積載台の取りつけ状態の別の例を示す縦断
側面図、第９図は従来のシート給送装置の一例を示す縦
断側面図、第10図は同じく平面図、第11図は同じく搬送
ローラ部の正面図、第12図及び第13図は給送されるシー
ト材の平面図である。Ｓ……シート材、S₁……最下位のシート材、１……シー
ト給送装置、２……装置本体、３……積載台（積載手
段）、６……支持部材、７……中板、7a……解除部（離
間手段）、９……加圧ばね（加圧手段）、10……給送ロ
ーラ（回転体）、17……分離パッド（分離手段）、20…
…分離ばね（加圧部材）、22……搬送ローラ対、33……
カム（離間手段）、36……制御環、40……ばねクラッチ
（駆動伝達手段）、41……ソレノイド、51……斜送ロー
ラ対、52……駆動ローラ、53……従動コロ、60……突き
当てガイド。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】シート材を支持して揺動可能な積載手段
と、前記積載手段に支持されているシート材を給送する回転
体と、前記回転体に伝達される駆動を制御して該回転体を１回
転制御する駆動伝達手段と、前記積載手段に支持されているシート材を前記回転体に
向けて付勢する加圧手段と、揺動して前記回転体に圧接可能に設けられ、前記積載手
段から給送されるシート材を回転体との間で一枚ずつ分
離するための分離手段と、前記分離手段を前記回転体に付勢する分離加圧手段と、前記回転体の駆動軸に設けられていて該回転体の回転に
伴って回転し、前記積載手段を前記加圧手段の付勢力に
抗して押し下げて積載されているシート材と回転体とを
離間させる離間部材と、前記積載手段に設けられ、前記分離手段との間に隙間を
有して配置され、前記離間部材により積載手段が押し下
げられたときに前記分離手段に当接して該分離手段を押
し下げるための解除部と、前記分離手段のシート材給送方向下流側に設けられ、前
記回転体と前記分離手段とにより分離されたシート材を
搬送する搬送手段と、を有し、前記搬送手段によりシート材の搬送を開始した後に、前
記回転体の駆動軸に設けられた離間手段が前記積載手段
を前記回転体から離間させ、続いて前記積載手段に設け
られた解除部が前記分離手段を前記回転体から離間させ
るように解除タイミングを設定したことを特徴とするシ
ート給送装置。
【請求項２】前記離間部材はカムであることを特徴とす
る請求項１記載のシート給送装置。
【請求項３】前記回転体及び前記分離手段が、前記積載
されるシート材の横幅方向の中心から前記シート材の一
端部側に寄った方向に位置していることを特徴とする請
求項１記載のシート給送装置。
【請求項４】前記搬送手段は、摩擦部材からなる駆動ロ
ーラと、この駆動ローラの軸線に対して軸線がねじれの
位置で配設された従動コロであって前記シート材の一端
部を挟持してシート材を斜方向に搬送する一つ以上の斜
送ローラ対と、この斜送ローラ対により斜送されるシー
ト材の一端部が当接されるものであってシート材搬送路
に配設された案内部材と、を有することを特徴とする請
求項１記載のシート給送装置。
【請求項５】前記給送手段の給送速度と前記搬送手段の
給送速度とが等しいことを特徴とする請求項１乃至４の
いずれか１項記載のシート給送装置。