JPS61229735A

JPS61229735A - シ−ト材給送装置

Info

Publication number: JPS61229735A
Application number: JP7226285A
Authority: JP
Inventors: Fumio Nishino; 西野　文夫; Mototada Chokai; 鳥海　基忠; Sumitoshi Saotome; 純俊早乙女; Shinichi Sasaki; 新一佐々木
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1985-04-05
Filing date: 1985-04-05
Publication date: 1986-10-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、複写機等の画像形成装置におけるシート材の
給送装置に係り、詳しくは、投影用透明シート材のよう
な硬くかつ摩擦係数の小さい材質のシート材の給送装置
に関する。

（ロ）従来の技術従来（−例として特開昭５８−１１４４２号公報参照）
、シート材給送装置は、第４図に示すように、軸１にて
回転駆動される摩擦回転体２及びゴム又は合成樹脂等の
摩擦係数の高い部材からなる摩擦パット３を有しており
、該摩擦パット３は支軸４ａにて枢支されている分離部
材４の一端に固着されていると共に、該分離部材４の他
端に張設されたスプリング５により摩擦回転体２に所定
圧力にて圧接している。また、摩擦回転体２に臨んでシ
ート材載置台６が配設されており、該載置台６はスプリ
ング７によりその自由端を回転体２に向けて付勢され、
かつ該自由端上面にも摩擦パット８が固着されている。

そして、載置台６上に積層された多数の紙等のシート材
９はその最上のものが摩擦回転体２に接触しているが、
該最上のシート材９ｕが摩擦回転体２の矢印方向の回転
に基づく摩擦力により給送され、更にシート材９が２枚
以上送られた場合、下方のシート材は摩擦パット３の圧
接によりその送りが規制されて分離され、シート材が２
枚以上送られる重送を防止している。

（ハ）発明が解決しようとする問題点ところで、近時、複写機等に用いるシート材は、普通の
転写紙の他にも、種々のシート材が用いられるようにな
り、特に、ＯＨＰ　（ｏｖｅｒ　ｈｅａｄｐｒｏｊｅｃ
ｔｏｒ）用紙等の投影用透明シート材が用いられること
が多くなった。しかし、これらの透明シート材は、静電
気を帯びやすく、硬い材質であり。

かつシート表面も平滑性が高いため、上述した従来のシ
ート材輸送装置においては、摩擦パット３の接圧力より
も透明シート材の腰の方が強く、摩擦回転体２と摩擦パ
ット３とのニップ位置に透明シート材が挿入されずらく
、したがって、透明シート材の給送が行なわれず、たと
え、給送が行なわれでも重送されてしまうという問題を
生じている。勿論、前記透明シート材に限らず、紙質と
は異なる材質５例えば樹脂製その外回等の材質のも。

のに対して、同様な問題が発生する。

（ニ）問題を解決するための手段本発明は、上述の問題点を解消することを目的とし、第
１図及び第２図に示すように、シート材に接触する摩擦
回転体２．及び該摩擦回転体２に圧接する摩擦パット３
を備えたシート材給送装置下において、摩擦回転体２に
向けて付勢するスプリング７や押圧部材等の付勢手段を
有する載置台６上に、積載した普通紙９やアダプタ９′
等の緩衝部材を介して最上面に投影用透明シート材等の
紙質とは異なる硬くかつ摩擦係数の小さい材質からなる
シート材１０を載置し、更に前記摩擦パット３の摩擦回
転体２に対する圧接を解除するプランジャー１１等の解
除手段を設置して、該解除手段の作動に基づき摩擦パッ
ト３が摩擦回転体２に圧接していない状態で、前記付勢
手段に基づき緩衝部材を介して摩擦回転体２に接触して
いる前記シート材１０を給送することを特徴とするもの
である。

（ホ）作用上述手段に基づき、前記シート材１０の給送に際して、
シート材１０は付勢手段および緩衝部材によって摩擦回
転体２に適度の力で接触し１回転体２の回転に伴ってシ
ート材１０は前進する。さらに摩擦パット３は圧接を解
除した位置にあって摩擦回転体２との間に十分な間隔が
あるので、この間隔の存在によりシート材１０の腰が強
く硬くても、該シート１ｏは前記間隔を確実に通過し。

かつ最上面に位置する透明シート材とその下面の緩衝部
材９，９′とは異種材料であるため、静電気を生ずるこ
とがなく、該静電気に基づくシート同士の吸着による重
送が防止されて、シート材１０のみが給送される。

（へ）実施例以下１図に沿って、本発明を複写機の給紙装置に適用し
た実施例について説明する。

まず、給紙装置に設けられた紙載置台に、直接紙を載置
する直載方式の給紙装置に適用した実施例について、第
１図に基づいて説明する。

給紙装置Ｆは、駆動軸１にて回動駆動される摩擦回転体
２およびこれに対応する摩擦パット３を有しており、摩
擦回転体２は外周面がウレタンゴム等の摩擦係数が高く
、かつ耐摩耗性に優れた部材からなり、また、摩擦パッ
ト３もゴム又は合成樹脂等の摩擦係数の高い部材からな
り、該摩擦パット３は摩擦回転体２に対して圧接する圧
接位置およびは圧接を解除する解除位置（第１図は解除
位置を示す）の２箇所の位置に多少の微動範囲を有して
、摩擦パット３に連結されたプランジャー１１、プラン
ジャー駆動回路１１ａおよび操作ボタンｌｌｂにより制
御される。一方、載置台６は、固定部分のトレー６ａお
よび上下に揺動する可動部分の中板６ｂより構成されて
おり、中板６ｂは摩擦回転体２に向けてスプリング７に
よって付勢されており、該載置台６には普通紙９がほぼ
５腸麿の厚さに積載され、最上面には投影用透明シート
材１０が載置されている。なお、摩擦回転体２と摩擦パ
ット３とのニップ位置の上流にはガイド板１２が、下流
にはガイド板１３およびレジストローラ１４がそれぞれ
設けられたシート材を案内し搬送する。

ここで、上記の構成による作動について説明すると、普
通紙９の通常の複写操作においては、プランジャー１１
は作動せず、摩擦パット３は摩擦回転体２に対して圧接
位置にあり、従来の装置と変わることがなく、普通紙９
を給送する。そして、投影用透明シート材１０を複写等
の工程に給送するに際しては、普通紙９をほぼ３０膳園
程度積載して緩衝部材をなし、その最上面に投影用透明
シート材１０を載置して透明シート材１０を回転体に適
度の力で接触させる。一方プランジャー１１の操作ボタ
ンｌｌｂを押して駆動回路１１ａおよびプランジャー１
１を作動させて、摩擦パット３を摩擦回転体２の下方の
解除位置に移動させ、輸送作動を開始する。この複写操
作等のための輸送作動の開始指令により、摩擦回転体２
は矢印六方向に回転し、最上部の透明シート材１０およ
び緩衝部材として作動する積載された普通紙９の上層の
一部は、浜に矢印Ｂ方向に前進し、摩擦回転体２と摩擦
パット３との間隔に送給される。これらの透明シート材
および普通紙のうち、硬く腰の強い投影用透明シート材
１０は、摩擦回転体２の回動と、緩衝部材としての適度
の厚さに積載された普通紙９と、摩擦回転体２と摩擦パ
ット３との十分に大きな間隔とによって、該間隔を確実
に通過し。

下流のレジストローラ１４等の次の搬送工程に送給され
るが、透明シート材１０に続く普通紙９は、回転体２と
摩擦パット３とが圧接していないので。

逆に摩擦パット３でせき止められ、結果として最上部の
透明シート材１０のみが次工程に送給されることになる
。なおこの際、透明シート材１０とと普通紙９とは異種材料からなるため、静電気がべせず、
該静電気に基づくシート同士の吸着をも防止されて１重
送が阻止される。そして、通常の普通紙９のための複写
操作等に戻す際には、操作ボタンｌｌｂを開放してプラ
ンジャー１１の作動を停止し、摩擦パット３を摩擦回転
体２への圧接位置に戻す。

次に、他の実施例を第２図（ａ）および第２図（ｂ）に
基づいて説明するが、緩衝部材として前述の実施例が積
載した普通紙９を用いたのに対して、本実施例はアダプ
タ９′を用いた煮貝外は前述の実施例とは異ならないの
で、アダプタ９′に関する説明以外は省略する。

フダブタ９′は、第２＠Ｃｂ）に示すように前端部９’
ａと投影用透明シート材１０を載置する載置部９’ｂと
からなり、該前端部９’ａは載置部９’ｂに対して略９
０度に折り曲げられ、その高さは３ｍ−程度であり、材
質は厚紙等によりなり緩衝作用を有している。そして、
透明シート材１０を給送装置Ｆによって給送するに際し
ては、まず、載置台６上の普通紙を取り出して、代りに
フダプタ９′を載置台６上にセットし、その上に透明シ
ート材１０を載置し、その後は前述の実施例と同様に輸
送装置を作動させるが、前述の実施例と同様フダプタ９
′によって透明シート材１０を摩擦回転体２への圧接力
の変動に対して、適度の緩衝作用によって接触する。

更に、別の他の実施例を第３図に基づいて説明する。

本実施例は、載置台において、前述の第１番目。

第２番目の実施例の直載方式のものとは異なり。

カセット１５の内部に載置台６を有するカセット方式の
ものである。そして、カセット１５の底部１５ａに設け
た突起部１５ｃによって、摩擦パット３における圧接位
置と解除位置との切換を自動的に行なうものである。即
ち、透明シート材１０の複写操作等の給送作動を行なう
に際しては、カセット１５内の載置台６上に積載した普
通紙９等の緩衝部材を置き、その上に透明シート材１０
載置し、このカセット１５を給送装置Ｆ′に対して矢印
Ｃ方向から挿入しセットする。この際、カセット１５の
底面１５ａには開口部１５ｂが設けられ、カセット１５
内の載置台６に対して該開口部１５ｂを介して、装置本
体側に設けられた抑圧部材７′が作用する。該抑圧部材
７′はスプリング７′ａとレバー７’ｂとからなり、レ
バー７’ｂによって載置台６を摩擦回転体２に向けて付
勢する。

一方、カセット１５の底部１５ａの突起部１５ｃにより
、レバー１１′は下方に押下げられ、これに連結した摩
擦パット３も下方に移動されると共に、摩擦パット３は
摩擦回転体２への圧接を解除し、摩擦回転体２との間に
十分な間隔をつくる。

カセット１５を排出する場合には逆に作動し、したがっ
てカセット１５の挿入・排出に伴って圧接・解除は自動
的に切換えられるが、普通紙９用のカセット１５の底部
には突起が設けられていないので従来の輸送装置は変り
なく作動する。

なお、上述した構成および作動以外の説明は。

第１番目、第２番目の実施例と同様であるので省略する
。

また、摩擦パッドを回転体から完全に離さなくとも、圧
接力を弱くするだけでもよい。

（ト）発明の詳細な説明したように１本発明によれば、摩擦パットの摩擦
回転体２への圧接を解除する手段と緩衝部材とを有する
ことにより、普通紙を給送する装置においても、普通紙
に比べて腰が強くかつ摩擦係数の小さい投影用透明等の
シート材を確実に給送することができ、しかも、シート
材を一度に二枚以上給送する重送をも防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のシート材輸送装置を複写機に適用し
た実施例の側面図、第２図（ａ）はその他の実施例の側
面図、第２図（ｂ）は第２図（、）におけるフダプタの
斜視図、第３図はその別の他の実施例の側面図、第４図
は従来装置の側面図である。２・・・摩擦回転体　、　３・・・摩擦パット　、　６
゜６′・・・載置台　、　７・・・スプリング（付勢手
段）、７′・・・抑圧部材（付勢手段）、　９・・・積
載した普通紙（緩衝部材）　、　９′・・・フダプタ（
緩機部材）　、　１０・・・投影用透明シート材　、１
１・・・プランジャー（解除手段）　　、　１１’・・
・レバー（解除手段）。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シート材に接触する摩擦回転体、及び該摩擦回転
体に圧接する摩擦パットを備えたシート材給送装置にお
いて、摩擦回転体に向けて付勢する付勢手段を有する載置台上
に、緩衝部材を介して最上面に紙質とは異なる硬くかつ
摩擦係数の小さい材質からなるシート材を載置し、更に
前記摩擦パットの摩擦回転体に対する圧接を解除する解
除手段を設置して、該解除手段の作動に基づき摩擦パッ
トが摩擦回転体に圧接していない状態で、前記付勢手段
に基づき緩衝部材を介して摩擦回転体に接触している前
記シート材を給送することを特徴とするシート材給送装
置。
（２）前記シート材が投影用透明シート材である特許請
求の範囲第１項記載のシート材給送装置。