JPH06144618A - 給紙分離装置 - Google Patents

給紙分離装置

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JPH06144618A
JPH06144618A JP29484792A JP29484792A JPH06144618A JP H06144618 A JPH06144618 A JP H06144618A JP 29484792 A JP29484792 A JP 29484792A JP 29484792 A JP29484792 A JP 29484792A JP H06144618 A JPH06144618 A JP H06144618A
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JP
Japan
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paper
separating
friction
paper feeding
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP29484792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yotaro Yamauchi
陽太郎 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06144618A publication Critical patent/JPH06144618A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機、印刷機等に使用される複数の用紙を
1枚づつに分離して送り出す給紙分離装置において、簡
素な機構で余分な用紙の供給を確実に阻止し、同時に用
紙の吸い込み性にも優れ、静粛な動作音を実現すること
のできる給紙分離装置を提供することを目的とする。 【構成】 分離部13の用紙吸い込み部分に低摩擦部1
3c、用紙分離部分に摩擦部13b、この低摩擦部13
cと摩擦部13bの間に揺動支点13aを設け、この揺
動支点13aを中心に低摩擦部13cと摩擦部13bと
が釣り合いをもって給紙ローラに対する圧接力を発生す
るよう、アーム21をねじりコイルばね18によって加
圧することにより、この低摩擦部13cによる用紙吸い
込みのための機能と摩擦部13bによる用紙分離機能と
が確実に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、印刷機等にお
いて複数の用紙を1枚ごとに分離して供給する給紙分離
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、給紙分離装置は複写機や印刷機の
用紙の自動供給装置として事務機器の自動化、省力化の
流れの中で広く要望され、多くの装置が提案されてい
る。
【0003】以下に従来の給紙分離装置について図を参
照しながら説明する。図5は従来の給紙分離装置の断面
図を示すものである。図5において、1は摩擦力によっ
て複写機や印刷機などに用紙を供給する給紙ローラであ
る。3は複数の用紙を一枚ごとに分離する分離部材で、
支点3aを中心に回動する。2は摩擦部材で、分離部材
3に固着されている。4はねじりコイルばねで、摩擦部
材2を給紙ローラ1に圧接するように分離部材3を可圧
する。5は吸い込みローラで、中継ローラ6を介し給紙
ローラ1より回転を得て摩擦力によって用紙9を給紙ロ
ーラ1に向けて吸い込む。7は押圧板で、圧縮コイルば
ね8によって用紙9を吸い込みローラ5に押しつけて駆
動力を発生させる。
【0004】以上のように構成された給紙分離装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、押圧板7
の上に置かれた用紙9を圧縮コイルばね8の圧接力によ
って吸い込みローラ5に押し当てて、給紙ローラ1と摩
擦部材2の間に向けて送り込む。ここまでが給紙分離機
能のうちの給紙の機能である。この用紙9は多数枚が重
ねられているため、同時に2枚以上が給紙ローラ1と摩
擦部材2の間に入り込むことになる。ここで給紙ローラ
1が用紙9の最上部の用紙を駆動すると、2枚目以降の
用紙は用紙同士の摩擦係数より大きい摩擦係数を持つ摩
擦部材2にて引き止められ、摩擦部材2の上にとどま
る。これが分離機能である。そして最上部の用紙は摩擦
部材2と用紙9の摩擦係数より大きい給紙ローラ1によ
って駆動され、摩擦部材2の上を滑りながら複写機や印
刷機などに送られる。次に、最上部の用紙が給紙ローラ
1から離れた後は、2枚目の用紙が同様に送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、用紙9を押圧板7の所定位置にセットする
際には、押圧板7を一時的に圧縮コイルばね8の押圧に
抗して吸い込みローラ5との隙間をあける操作をしなけ
ればならなかった。また吸い込みローラ5によって送り
込まれた用紙9が給紙ローラ1と摩擦部材2の隙間に到
達、通過するまでに座屈や反りで所定の経路を通らない
こともあり信頼性に不安があった。さらにもし用紙9が
詰まったりした場合とか、用紙を抜き出したいなどの場
合のために圧接を外すには、分離部材3と押圧板7にそ
れぞれ解除機構を連動させねばならず、複雑になるとい
う問題点を有していた。
【0006】また、摩擦部材2の材質は従来、ポリウレ
タンゴムやコルクまたはコルクとゴムの混合材料などが
用いられていた。これらの材質は分離性能や耐磨耗性に
ついては優れているが、用紙の種類によっては特に平滑
な紙との摩擦時に耳障りな異音が発生するという問題点
があった。また、コルクなどの天然素材を用いると材質
の安定化が困難であった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡素な構造で確実な給紙分離を行うことのできる給
紙分離装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の給紙分離装置は、摩擦係数の差によって積載
した用紙を1枚づつに分離して送り出す給紙分離装置に
おいて、表面の摩擦力によって複写機、印刷機等に用紙
を供給する給紙ローラと、摩擦部材を固着した摩擦部と
前記摩擦部材を配置しない低摩擦部と前記摩擦部および
低摩擦部との間に揺動支点とを有する分離部と、前記揺
動支点を揺動自在に支持し前記分離部を前記給紙ローラ
に圧接させるアームと、前記分離部を前記給紙ローラに
向けて圧接するように前記アームを加圧するばねとを備
えた構成を有している。
【0009】
【作用】この構成によって、簡単な操作で複写または印
刷する用紙を装填することができ、確実な用紙の吸い込
みと分離を達成することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例の給紙分離装置を
示す断面図、図2はその外観斜視図である。図1および
図2において、11は給紙ローラ、13は分離部で、揺
動支点13aを間にして、摩擦部材12を有する摩擦部
13bと、摩擦部材を配置しない低摩擦部13cとから
なっている。17は用紙ガイドで用紙19が自重で落下
するように斜め後方に傾けられている。18は分離部1
3を給紙ローラ11に圧接するねじりコイルばね、20
は分離部13と給紙ローラ11の圧接を解除するための
カム、21はねじりコイルばね18の力を分離部13に
伝えるアームで、分離部13の揺動支点13aを支持
し、給紙用ローラ11を圧接する方向に働く。22は複
写機または印刷機に用紙19を正確に送り込む印刷用ロ
ーラである。ここで、給紙ローラ11に分離部13がね
じりコイルばね18によって圧接されたときの給紙ロー
ラ11と用紙19との摩擦力は、用紙19と摩擦部材1
2との摩擦力よりも大きく、用紙19と摩擦部材12と
の摩擦力は用紙19同士の摩擦力よりも大きくなるよう
にしている。
【0012】以上のように構成された給紙分離装置につ
いて、図3を用いてその動作を説明する。まず、用紙ガ
イド17に用紙19を装填する。このときカム20はア
ーム21から離間した状態で、給紙ローラ11に分離部
13をねじりコイルばね18により圧接する状態にあ
る。用紙19は自重によって分離部13の低摩擦部13
cと給紙ローラ11の隙間に入り込む。ここで給紙ロー
ラ11が回転を始めると用紙19の最も給紙ローラ11
に近い最上部の1枚が給紙ローラ11と低摩擦部13c
との圧接により移動を始め、場合によっては2枚以上の
用紙を引き込んで摩擦部材12に到達する。ここで摩擦
部13bには揺動支点13aを中心に低摩擦部13cと
バランスを取った圧力が常にかかるため、仮に2枚以上
の用紙が引き込まれていたとしても最上部の1枚の用紙
のみが摩擦係数の大きい給紙ローラ11と接触している
ため、2枚目以降を摩擦部材12に残して、最上部の1
枚のみをこれより先の複写機または印刷機に送り込むこ
とができる。以上のように給紙の際は低摩擦部13cに
より用紙19がスムーズに給紙ローラまで導かれ、ま
た、揺動支点13aの働きにより、抵摩擦部13cと摩
擦部13bの両方が常に給紙ローラに圧接するため、用
紙の吸い込み動作および送り出し動作共安定して行え
る。
【0013】図4はカム20を回動させて、給紙ローラ
11から分離部13を離間させた状態を示す。このとき
分離部13は揺動支点13aを中心に自由に揺動し、用
紙19の通過を妨げないようにできる。これにより、用
紙19が詰まったりした場合とか、用紙19を抜き出し
たいなどの場合に圧接を外すことができる。
【0014】以上のように本実施例によれば、簡素な構
成で、スムーズで確実な給紙、分離動作を行うことがで
き、しかも用紙の装填や詰まったりした場合の用紙の抜
き出しなどの操作を容易に行うことができる。
【0015】また、給紙ローラに圧接する摩擦部材に、
本発明では、従来の材料に代わってエンジニアリングプ
ラスチックである熱可塑性ポリエステル・エラストマー
のショアD硬さ40°の材料を用いることにより、用紙
との摩擦時の異音は全く発生しなくなった。用紙の分離
性能と耐磨耗性についても従来と同等の性能を有してい
る。
【0016】なお、本実施例では、ばねをねじりコイル
ばねとしたが、これを圧縮コイルばねまたは引張コイル
ばねとしても良いことはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、表面の摩擦力に
よって複写機、印刷機等に用紙を供給する給紙ローラ
と、摩擦部材を固着した摩擦部と摩擦部材を配置しない
低摩擦部と摩擦部および低摩擦部との間に揺動支点とを
有する分離部と、揺動支点を揺動自在に支持し分離部を
給紙ローラに圧接させるアームと、分離部を給紙ローラ
に向けて圧接するようにアームを加圧するばねとを備え
たことにより、操作性、機能の確実性、構成の簡素化、
動作音の静粛性の点で優れた効果が得られる優れた給紙
分離装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の給紙分離装置の主要部断面
【図2】本発明の一実施例の給紙分離装置の外観斜視図
【図3】本発明の一実施例の給紙分離装置の動作説明の
ための主要部断面図
【図4】本発明の一実施例の給紙分離装置において給紙
ローラと分離部を離間させたときの主要部断面図
【図5】従来の給紙分離装置の主要部断面図
【符号の説明】
11 給紙ローラ 12 摩擦部材 13 分離部 13a 揺動支点 13b 摩擦部 13c 低摩擦部 17 用紙ガイド 18 ねじりコイルばね 20 カム 21 アーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦係数の差によって積載した用紙を1枚
    づつに分離して送り出す給紙分離装置において、表面の
    摩擦力によって複写機、印刷機等に用紙を供給する給紙
    ローラと、摩擦部材を固着した摩擦部と前記摩擦部材を
    配置しない低摩擦部と前記摩擦部および前記低摩擦部と
    の間に揺動支点とを有する分離部と、前記揺動支点を揺
    動自在に支持し前記分離部を前記給紙ローラに圧接させ
    るアームと、前記分離部を前記給紙ローラに向けて圧接
    するように前記アームを加圧するばねとを備えたことを
    特徴とする給紙分離装置。
  2. 【請求項2】アームに当接させることにより給紙ローラ
    から分離部を離間させるカムを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の給紙分離装置。
  3. 【請求項3】給紙ローラに圧接する摩擦部材は、ゴムの
    特性を備えるプラスチックであるエラストマーで構成さ
    れたものであることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の給紙分離装置。
JP29484792A 1992-11-04 1992-11-04 給紙分離装置 Pending JPH06144618A (ja)

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