JPH04112141A - 給紙装置における用紙ガイド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 電子写真プリンタやファクシミリなどにおいて、用紙（
カフ）シート）を送り出すための給紙装置における用紙
ガイド装置に関し、 用紙の移動に伴う摩擦を少なくし、騒音の発生を最小限
に抑制することを目的とし、 用紙収納部に積み重ねられた用紙の最上部の用紙の上面
に沿って設け、繰り出した用紙の浮き上がりを防止する
用紙ガイド板の下面から円周面部を出したピックローラ
により最上部の用紙を繰り出す給紙装置において、前記
用紙ガイド板の先端屈曲部に、繰り出す用紙の上面に接
触し従動回転するように枢着するガイドローラとを具備
し構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は電子写真プリンタやファクシミリなどにおいて
、用紙（カットシート）を送り出すための給紙装置にお
ける用紙ガイド装置に関する。

近年、ＯＡ機器のオフィスへの進出に伴いその低騒音化
が要求されている。そのため、電子写真プリンタやファ
クシミリなどにおいても駆動系を始め低騒音化が図られ
ているが、さらに用紙搬送に伴う騒音も低減が要望され
ている。

〔従来の技術〕

第３図は従来の用紙ガイド装置を用いた給紙装置の側断
面図である。

給紙装置１１は、用紙ｐを用紙収納部１１ａ−１内に積
み重ねて収納する用紙カセット１１ａと、用紙収納部１
１ａ−１の底部に設けられたばね部材１１ａ−２によっ
て用紙ｐを上方へ押し上げるための底板１１ａ３と、最
上部の用紙ｐの上面に沿って設けられ先端部分が上方へ
逆への字に屈曲した用紙ガイド板１１ｂ−１と、最上部
の用紙ｐを前方上方（図の矢印Ｃ方向）へ送り出すため
用紙ガイド板１１ｂ−１の下面に円周面部１１ｂ−２ａ
を覗かせた断面が略半円状のピックローラ１１ｂ−２と
、ピックローラ１１ｂ−２によって繰り出される用紙ｐ
を送り出すための１対の搬送ローラ１ＩＣ１即ち１１ｃ
４．１ｌｃ−２などから構成されている。

ピックローラ１１ｂ−２が停止しているときは、用紙ｐ
の上面は用紙ガイド板１１ｂ−１の屈曲部１１ｂ−１ａ
の下面にばね部材１１ａ−２によるばね圧によって接触
し、ピンクローラ１１ｂ−２の円周面部１１ｂ−２ａは
逃げていて接触していない。この状態で、ピックローラ
１１ｂ−２が図示しない駆動装置によって駆動され時計
方向（図の矢印り方向）へ回転を始めると、ピックロー
ラ１１ｂ−２の円周面部１１ｂ−２ａが用紙ｐの上面に
接触し、ピンクローラ１１ｂ−２の回転に伴って最上部
の用紙ｐが前方へ繰り出される。

繰り出された用紙ｐは、ガイド面１１ａ−４に沿って斜
め上方へ案内され、用紙ｐの先端部は回転する搬送ロー
ラｌｌｃに挟まれ搬送ローラＩＩＣによって更に前方へ
送り出される。

ピックローラ１１ｂ−２により繰り出される用紙ｐはそ
の上面を用紙ガイド板１１ｂ−１の屈曲部１１ｂ−１ａ
の下面に、用紙ｐの下面を次の用紙ｐの上面に接した状
態で搬送ローラｌｌｃの回転によって引っ張り出される
。そのとき、用紙ガイド板１１ｂ−１は用紙Ｐの浮き上
がりを防止し、それにより繰り出された用紙Ｐによるピ
ックローラのつれ回りとを防止する。

一方、ピックローラ１１ｂ−２は１回転すると、ピンク
ローラ１１ｂ−２の円周面部１１ｂ−２ａは再び用紙ｐ
から離れ待機状態になっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような上記送り出し構造によれば、
用紙ｐは搬送ローラｌｌｃによって引っ張り出される間
、用紙ガイド板１１ｂ−１の先端部の下面と次の用紙と
の間で摩擦し、その摩擦によって当該用紙ｐには用紙ｐ
の移動に対抗する抵抗力が作用し、屈曲部１１ｂ−１ａ
と搬送ローラｌｌｃとの間の張り部分ｔにおいて用紙ｐ
は強く張られる。

この摩擦による抵抗力は、用紙が静止状態から移動し始
め繰り出される間で変動し、しかも用紙は緊張状態にあ
るため用紙にびびり現象が発生し、その振動が騒音を発
するという問題を生じていた。

上記問題点に鑑み、本発明は用紙の移動に伴う摩擦を少
なくし、騒音の発生を最小限に抑制することのできる給
紙装置における用紙ガイド装置を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の給紙装置における
用紙ガイド装置においては、第１図に示すように、用紙
ガイド板１ｂ−１の先端屈曲部１ｂ−１ａに、繰り出す
用紙Ｐの上面に接触し従動回転するように枢着するガイ
ドローラ１ｂ−３とを具備し構成する。

〔作用〕

繰り出される用紙は、搬送ローラに挟まれ引っ張られる
と緊張状態にある。そのとき、用紙の上面はガイドロー
ラの外周面に接触し引っ張り出されるため、ガイドロー
ラは従動回転することとなる。用紙が繰り出される間は
用紙ガイド板の下面とは直接、摩擦することはなく次の
用紙との摩擦だけとなる。摩擦抵抗が少なくなると、ガ
イドローラと搬送ローラとの間の張り部分における用紙
の緊張度は軽減され、用紙の摩擦によるびびり振動は殆
どなくなり、騒音を低減することができる。

〔実施例〕

以下図面に示した実施例に基づいて本発明の要旨を詳細
に説明する。

第１図は用紙ガイド装置を用いた給紙装置の側断面図、
第２図は第１図の用紙ガイド装置の要部斜視図である。

図において、給紙装置１は、用紙Ｐを用紙収納部１ａ−
１内に積み重ねて収納する用紙カセフト１ａと、用紙収
納部１ａ−１の底部に設けられたばね部材１ａ−２によ
って用紙Ｐを上方へ押し上げるための底板１ａ３と、最
上部の用紙Ｐの上面に沿って設けられ先端部が上方へ逆
への字に屈曲した用紙ガイド板ｉｂ１と最上部の用紙Ｐ
を前方上方（第１図の矢印Ａ方向）へ送り出すため用紙
ガイド板１ｂ−１の下面に２点鎖線で示す円周面を覗か
せた断面が略半円状のピックローラ１ｂ−２と用紙ガイ
ド板１ｂ−１の屈曲部１ｂ−１ａに設けられたガイドロ
ーラ１ｂ−３とで構成する用紙ガイド装置１ｂと、ピッ
クローラ１ｂ−２によって繰り出される用紙Ｐを搬送す
るための一対の搬送ローラＩＣ１即ち１ｃ−Ｌｌｃ−２
などから構成する。

搬送ローラｌｃは、用紙カセ、７Ｈａに取り付けられ、
搬送ローラＩＣと用紙収納部１ａ−１との間の外面は用
紙Ｐを搬送ローラＩＣへ案内するだめのガイド面１ａ−
４を備える。

用紙ガイド板１ｂ−１は、板金からなりビ・ノクロ：う
１ｂ−２に干渉しない形状に切り欠（。

ガイドローラ１ｂ−３は、合成ゴムなどの弾性材料から
なり用紙ガイド板１ｂ−１の屈曲部１ｂ−１ａ位置に軸
受１ｂ−４により回動自在に枢着する。ガイドローラ１
ｂ−３は従動回転する観点から回転摩擦及び慣性をでき
るだけ小さく設計する。

各ピックローラ１ｂ−２は、合成ゴムなどの弾性材料か
らなり円周面部１ｂ−２ａの表面には、軸方向に滑り止
めのための図示しない多数の凸条または溝を備える。

ピックローラ１ｂ−２は、通常は図の実線で示すように
円周面部１ｂ−２ａが上側にあって用紙Ｐから離れてい
るが、図示しない駆動装置により駆動され回転すること
によって円周面部１ｂ−２ａが用紙Ｐの上面に接触しつ
つ回転し、これによって最上部の１枚の用紙Ｐだけを繰
り出す。

１対の搬送ローラＩＣは、合成ゴムなどの弾性材料から
なり、一方の搬送ローラ１ｃ−１は図示しない駆動装置
により駆動されて回転しこれに圧接した搬送ローラ１ｃ
−２を回転させるとともに、これらの間に進入して来た
用紙Ｐを挟み矢印Ａ方向に送り出す。

つぎに、上述のように構成した給紙装置１の動作につい
て説明する。

ピックローラ１ｂ−２が停止しているときは、用紙Ｐの
上面はガイドローラ１ｂ−３にばね部材１ａ−２による
ばね圧によって接触し、ビンクローラ１ｂ−２の円周面
部１ｂ−２ａは逃げていて接触していない。

この状態で、ビンクローラ１ｂ−２が図示しない駆動装
置によって駆動され時計方向（図の矢印Ｂ方向）に回転
すると、最上部の用紙Ｐ、１枚を繰り出す。

繰り出された用紙Ｐは、ガイド面１ａ−４に沿って斜め
上方へ案内され、ピックローラ１ｂ−２が１回転する間
に用紙Ｐの先端部が回転する搬送ローラＩＣ１即ちＩＣ
４１１Ｃ−２の間に達し挟まれる。その後は、搬送ロー
ラ１ｃの回転によって引っ張り送り出す。

用紙Ｐが搬送ローラＩＣによって送り出される間におい
て、用紙Ｐは用紙ガイド板１ｂ−１の屈曲部１ｂ−１ａ
には接触せずガイドローラ１ｂ−３の円周面に接触して
案内される。

ガイドローラ１ｂ−３は、用紙Ｐとの接触摩擦により従
動回転する。搬送ローラＩＣによって送り出された用紙
Ｐは、例えば図示しない電子プロセスによって印字また
は画像が形成される。

このように、繰り出される用紙Ｐが用紙ガイド板１ｂ−
１に接触しないように用紙ガイド板１ｂ−１の屈曲部１
ｂ−１ａにガイドローラ１ｂ−３を備えることにより、
用紙Ｐはガイドローラ１ｂ−３の外周面に接触し引っ張
り出されるため、ガイドローラ１ｂ−３は従動回転する
。したがって、用紙Ｐは用紙ガイド板１ｂ１とは直接、
摩擦することはなく次の用紙Ｐとの摩擦だけとなる。摩
擦抵抗が少なくなると、ガイトローラ１ｂ−３と搬送ロ
ーラ１ｃどの間の張り部分子における用紙Ｐの緊張度は
軽減され、用紙Ｐの摩擦によるびびり振動は殆どなくな
り、騒音を低減することができる。

１ｂ−１ａは屈曲部、 １ｂ−２はピックローラ、 １ｂ−３はガイドローラ、 Ｐは用紙をそれぞれ示す。

〔発明の効果〕

以上、詳述したように本発明によれば、ピックローラで
繰り出し搬送ローラで送り出す際の用紙の移動に伴う振
動を防止し、騒音の発生を最小限に抑制することができ
るといった産業上極めて有用な効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例の側断面図、第２図は第
１図の用紙ガイド装置の要部斜視図、第３図は従来技術
による側断面図である。 図において、 １は給紙装置、 １ａ−１は用紙収納部、 ■ｂ−１は用紙ガイド板、 ！１１８ｚ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 用紙収納部（１ａ−１）に積み重ねられた用紙（Ｐ）の
   最上部の用紙（Ｐ）の上面に沿って設け、繰り出した用
   紙（Ｐ）の浮き上がりを防止する用紙ガイド板（１ｂ−
   １）の下面から円周面部（１ｂ−２ａ）を出したピック
   ローラ（１ｂ−２）により最上部の用紙（Ｐ）を繰り出
   す給紙装置（１）において、 前記用紙ガイド板（１ｂ−１）の先端屈曲部（１ｂ−１
   ａ）に、繰り出す用紙（Ｐ）の上面に接触し従動回転す
   るように枢着するガイドローラ（１ｂ−３）とを具備し
   てなることを特徴とする給紙装置における用紙ガイド装
   置。