JP2847035B2 - 砕氷船 - Google Patents

砕氷船

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JP2847035B2
JP2847035B2 JP6154147A JP15414794A JP2847035B2 JP 2847035 B2 JP2847035 B2 JP 2847035B2 JP 6154147 A JP6154147 A JP 6154147A JP 15414794 A JP15414794 A JP 15414794A JP 2847035 B2 JP2847035 B2 JP 2847035B2
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作性を向上せしめる
ために、船体の両方の側壁部から横方向に突出し、吃水
線下で船体の最も幅広い部分となる砕氷用構成部品を有
する砕氷船に関するものである。
【0002】
【従来の技術】砕氷特性を向上せしめるために、砕氷船
の船首の側壁面に、リーマーを取り付けることが知られ
ている。このリーマーは、鋼製の部材であって、船の長
手方向に沿って配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなリーマー
は、船首よりも後方における船の横幅よりも大きく横方
向に突出しているために、狭い航路、例えば狭い水門に
おいては、航路の幅とリーマーがぶつかることを避ける
ため、船を最大搬送能力で安定に航行することが困難で
ある。
【0004】また、このような砕氷船が氷床の多い海で
航海することは、特に数隻の船からなる船団の先頭に砕
氷船がたっている時に、問題が多い。例えば、各船舶間
の距離がかなりある場合には、砕氷船によって砕氷され
て設けられた水路に、氷床が漂流して後続の船が通過で
きる航路を狭め、後続の船の摩擦抵抗を増大せしめて速
度の低下を引き起こすことになる。また各船舶間の距離
が短い場合には、船が互いに衝突を起こしやすい上、特
に船団を周囲の氷の圧力から保護するために砕氷船を後
進させたくても、後退するのに必要な十分なスペースさ
え得ることができないことがある。従って、砕氷船の速
度は、船団のうち最も遅い船の速度に合わせなければな
らない。
【0005】また、航路を横方向に広げるために砕氷船
が戻る時には、止むを得ず比較的大きな弧を描いて、氷
床に砕氷船自体を通過せしめるための補助用水路を切り
開くことが必要になることが多い。さらに、氷床が水路
を狭めているために、砕氷船はその場でほとんど方向転
換できず、横方向への包囲突破も困難である。さらに、
上記のように船体側壁に配置されていて船の両側から横
方向に突出しているリーマー等のような砕氷用構成部品
を具備する砕氷船の場合、水門を通過する一方で、後続
の船より幅の広い可航水路を設けるために砕氷するに
は、砕氷船の船首の横幅を水門に入る前に縮め(すなわ
ちリーマーを退避させて)、水門から出た時に横幅を元
へ戻すことができるようでなければならない。公知の砕
氷船ではこの要求に応じられない。
【0006】本発明は、冒頭に述べた形式の砕氷船が有
する技術的問題点を解決し、前進および後退しながら氷
原中を航行する場合の船の操作性を向上せしめるもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的問題点を解決
するために、本発明によれば、船体周囲の氷を砕いて船
の操作性を向上せしめるため、両方の側壁部が平行にな
されているポンツーン形の船首領域を有する船体の前部
の両方の側壁部の吃水線下の部分に配置され、氷床を砕
くリーマーを有する砕氷船であって、該リーマーが、ほ
ぼ三角形の断面を有する棒状に形成されており、上記船
体前部の両方の側壁部には、上記リーマーの少なくとも
一部を船体の横方向に移動させる移動手段が設けられて
いると共に、上記リーマーの上記移動可能な部分を収容
することが可能な凹部が形成されており、上記リーマー
の上記移動可能な部分が、上記船体から横方向に突出さ
れた時には、上記船体の吃水線下の部分のうちの横方向
に最も幅広い部分となって、氷床を砕いて航路を広げる
ことが可能であり、上記リーマーの上記移動可能な部分
が、上記船体の前部の上記凹部に収容された時には、上
記船体の前部の側壁部と面一になって、狭い水路を上記
船体が航行することができるようにしたことを特徴とし
ている。すなわち、本発明によれば、吃水線下のリーマ
ーの領域における船体の横幅が、より小さな横幅に、好
ましくはリーマーの領域より後方の部分の横幅にまで縮
小し得るように構成され、船の航行中、リーマーの移動
または旋回によって、リーマーを吃水線下の突出してい
た領域から退避し得るようになされている。具体的に
は、本発明による砕氷船は、ポンツーン形の船体前部を
有する、船の操作性を向上させる手段と、船体側壁部
1,22に配設され、船体の内側および外側へ向けて移
動可能に設けられていて、船体の側面から横方向に突出
することによって船体の吃水線下における最も幅広い部
分を形成することができる、可動のリーマー30とを備
えた砕氷船において、各リーマー30を、断面の輪郭が
直角三角形をしていて、且つ、側面の長さが前記船体前
部の長さに相当する柱状にそれぞれ一体形成した部材で
構成すると共に、船体側壁部21,22には、リーマー
30を収納可能な凹部40を設け、凹部40には、船体
の長手方向に沿ってぼぼ水平に続く軸28を設け、リー
マー30を、軸28の周りを旋回できるように取り付
け、リーマー30を旋回させる移動手段を設けて、リー
マー30を船 体の内側へ向けて回転させることによっ
て、凹部40の内側に収納して、リーマー30の船体側
側面30aが、船体側壁部21,22と面一になり、リ
ーマー30を船体の外側へ向けて回転させることによっ
て、リーマー30の両端面が船体の側面から横方向に突
出してその外側縁31が船体の吃水線下における最大船
幅を形成すると共に、直角三角形の断面形状を有してい
るリーマー30の端面が船の航行方向に対し垂直に突出
するようにし、且つ、各リーマー30の外側縁31は、
断面形状が、鋭利な刃を有するか、丸みを帯びている
か、又は斜角を有するように形成され、各リーマー30
の移動可能な部分は、油圧式、電気式、機械式その他の
好適な移動装置によって可動であることを特徴とするも
のである。また、本発明による砕氷船は、ポンツーン形
の船体前部を有する、船の操作性を向上させる手段と、
船体側壁部21,22に配設され、船体の内側および外
側へ向けて移動可能に設けられていて、船体の側面から
横方向に突出することによって船体の吃水線下における
最も幅広い部分を形成することができる、可動のリーマ
ー30とを備えた砕氷船において、各リーマー30は、
全長にわたって均一な直角三角形の断面の輪郭を有し、
且つ、前記船体前部の長さに相当する長さを有する柱状
にそれぞれ一体的に形成した部材で構成し、船体側壁部
21,22には、リーマー30の横断面形状に合わせて
横断面形状を形成した部分を有し、且つ、リーマー30
の長さに相当する長さを有する凹部40を設け、リーマ
ー30を船体の長手方向に対し垂直な方向であって、水
面に対し平行な方向に移動させることができるように移
動手段を設けて、リーマー30が、船体の内側に移動さ
せられたとき、凹部40の内側に収納されて、その船体
側側面が船体側壁部21,22と面一になり、船体の外
側に移動させられたとき、リーマー30が船体の側面か
ら横方向に突出して船体の吃水線下における最も幅広い
部分を形成すると共に、直角三角形の断面形状を有して
いるリーマー30の端面が船の航行方向に対し垂直に突
出するようにし、且つ、各リーマー30の外側縁31
は、断面形状が、鋭利な刃を有するか、丸みを帯びてい
るか、又は斜角を有するように形成され、各リーマー3
0は、油圧式、電気式、機械式その他の好適な移動装置
によって可動であることを特徴とするものである。 すな
わち、本発明によれば、吃水線下のリーマーが設けられ
た領域における船体の横幅が、より小さな横幅に、好ま
しくはリーマーの領域より後方の部分の横幅にまで縮小
し得るように構成され、船の航行中、リーマーの移動ま
たは旋回によって、リーマーを吃水線下の突出していた
領域から退避しうるようになされている。
【0008】
【作用】このように構成された砕氷船では、狭い水路、
例えば水門を通過するときには、リーマーが適当な手段
によって引っ込められるか、または内側へ揺動される
か、または上昇せしめられるか、または旋回せしめられ
て船体内の適当な凹部に収納され、その狭い水路地点を
出た後、リーマーが外側へ延びてその砕氷作業位置につ
くことができる。
【0009】また、このように構成された砕氷船は、上
記の課題を解決すること、すなわち幅の狭い水門を通過
することができる一方、砕氷して後続の船よりも幅が広
い可航水路を設けることができるように、砕氷船の船首
の横幅を水門に入る前に縮め、水門から出た後に元へ戻
すことができるようになっている。
【0010】他の利点は、このように構成された砕氷船
を後進する際に発揮される。すなわち、リーマーを引っ
込めたり、内側へ旋回したり、内側へ揺動したりするこ
とができるので、後進時の動力を節減できる。特に利点
とするところは、リーマーや砕氷船の船首が特定の形状
を有しているのでなければ、氷塊を動かして適当な前進
用航路を設けるために、船を後進させなければならない
時に、リーマーを船の両側から横方向に突出している砕
氷位置から退避せしめることができるということであ
る。特に、後進操作を繰り返す場合には、リーマーを船
体内へ引っ込めることができるということは特別な利点
になる。
【0011】船体の横断面内において、リーマーの外側
縁は、鋭利な刃をつけているか、または丸味をおびてい
るか、または斜めに形成されている。上記のように移動
可能になされた砕氷用構成部品(リーマー)は、船体の
凹部内に配置されていて、油圧式,電気式,機械式また
は他の適当な移動手段によって、所望の様々な作業位置
へ突出されて、その作業位置で作動されるようになって
おり、一方、内側へ移動されることによって退避せしめ
られた状態で、船体の外板すなわち胴体と同一面をなす
ようになっている。
【0012】上記のように移動可能になされた砕氷用構
成部品は、また、船体側壁において、ほぼ水平に延びた
軸に枢着されているか、またはほぼ船の長手方向に沿っ
て配置された軸を中心に旋回することができるようにな
っている。さらに、移動可能になされた砕氷用構成部品
は、船体のほぼ長手方向に沿って列をなして配置されて
いてもよい。さらにまた、移動可能になされた砕氷用構
成部品は、船首に配置されても、船尾に配置されてもよ
い。船首と船尾の両方に配設することも可能である。
【0013】なお、本発明による氷原における操作性を
向上せしめる砕氷船はその船尾が以下のように構成され
ていてもよい。すなわち、砕氷船の船尾は、船が固い氷
床中を後進する際、氷床に少なくとも三つの異なる砕氷
帯が生じるように形成されている。その三つの砕氷帯が
生じる理由は以下の通りである。すなわち船尾は、後進
が容易なように、おおよそ従来の船首と同様の流線形を
しているが、そのうちのプロペラおよび舵が設けられた
中央船尾領域には、その後部に船の長手方向に沿って上
記流線形状から突出する突出部が形成されている。この
ため船が後進する時には、中央船尾領域によって、氷床
が船の長手方向に沿って二段階で砕氷される一つの砕氷
帯が生じる一方、中央船尾領域の両脇の流線形の部分に
よって、氷床が均一に砕氷される二つの砕氷帯が生じ
る。つまり上記の三つの砕氷帯のうち、外側の二つが均
一な砕氷帯であり、内側の一つが乱れた砕氷帯である。
【0014】船体の中央船尾領域の、船の長手方向に沿
ってプロペラおよび舵の後方には、船の長手方向に突出
した角形構造体が設けられているとよい。この角形構造
体は、船の後進中、固い氷床から切断された中央部の帯
状の氷を破砕して小さな浮氷にする。これによって、大
きな浮氷の場合よりもよりも楽にプロペラで処理できる
ようになっている。また、船尾面の突出した角形構造体
は、船の長手方向において、それ自身は公知の船尾カバ
ーの後部に配設されてもよい。この船尾カバーにより、
船の後進時、プロペラおよび舵から砕氷が取り除かれ
る。船の後進中、まず中央船尾領域が氷を破砕すると共
に破砕された浮氷を下方へ移動せしめる。ついで船尾の
船側部が、中央船尾領域で砕氷される砕氷帯の横に隣接
する砕氷帯の氷を下方へ押す。
【0015】さらに、中央船尾領域は、前記のように砕
氷された氷を、船尾の側部で砕氷された氷の下へ押すよ
うになされていてもよい。中央船尾領域の突出部分のフ
レームの外形、特に吃水線下の外形は、波形またはジク
ザクまたは階段状であるとよい。中央船尾領域の突出部
分には、平滑状または鋸歯状の長手方向に延びたスキッ
ドが配置されていてもよい。
【0016】角形構造体の縁は鋭利な刃を有するか、ま
たは丸味を帯びているか、または斜角を有するとよい。
さらに、操作性を向上せしめるために、砕氷船が二つの
船体部を有するようにし、これらの船体部が少なくとも
一つの弾性成形部材と接続部材とで接続されることによ
って、折り畳み可能になされていてもよい。また、この
船体には、船体に垂直な軸線を中心として、各船体部を
旋回するための旋回手段が設けられているとよい。
【0017】さらに、上記の移動可能な砕氷用構成部品
を収容するための船体に設けられた凹部、および移動可
能な砕氷用構成部品自体の少なくとも一方が加熱される
ようになっているとよい。
【0018】
【実施例】図1に示された実施例において、砕氷船の船
体10の船首領域11には、側壁部が平行になされたポ
ンツーン形船体前部12が設けられている。このポンツ
ーン形船体前部12は、U字形に形成されており、吃水
線下の船体前面領域13につながっている。また、ポン
ツーン形船体前部12は、前方に傾斜した面で構成され
ている。
【0019】図1に示す船体10の船首領域11は、ほ
ぼ船幅全体に拡がっている前面領域13を有しており、
この前面領域13は先端に至るまで前方に向って傾斜し
ている。この前面領域13の外部側面縁は、長手方向に
沿って延びており部分的に湾曲した二つの側面縁14と
なされている。これらの二つの側面縁14は、船体と面
一に構成されていても、側面縁14の上側の船体から横
方向に突出するように構成されていてもよい。前面領域
13は、船の横方向に沿って湾曲している。
【0020】また、図1に示す船体10においては、前
面領域13が中心線16に沿って船底17に達する位置
から、少なくとも中央部18に至るまで(さらにより後
方に向けて)、二つの側面縁14間のフレーム15が、
再度、船の横方向に沿って、湾曲している。そして、側
面縁14の後部は、玉縁状厚み部分19とされており、
この玉縁状厚み部分19が船の大部分の長さに亘って延
びている。この玉縁状厚み部分19の後方端は、プロペ
ラ用トンネルをなす側部後方付近にある。
【0021】ポンツーン形船体前部12を有する船体1
0の船首領域11においては、側面縁14が、船体側壁
部21,22から横方向に突出している。また、船首領
域11における側面縁14には、移動可能なリーマーで
ある砕氷用構成部品130が設けられている。これらの
リーマーは、船体10の中央部18の輪郭よりも横方向
に突出するものである。図1に示す船体10において、
前方に向って先端まで傾斜している前面領域13は、そ
の後方が吃水線下になる。この前面領域13の吃水線下
の部分は、V字状斜面フレーム15を有する。前面領域
13の中央部は僅かに湾曲して構成されており、前面領
域13の後方、つまり吃水線下の部分は、V字状斜面フ
レームになっている。さらに後部では、二つのフレーム
が台形をなしている。このフレームの輪郭は、基線又は
船底17の輪郭線と、その側面線とで形成されている。
この台形のフレームの横方向に沿った傾斜は、前記V字
状フレームの横方向に沿った傾斜よりも急になってい
る。
【0022】船首領域11内では、側面縁14の少なく
とも一部分が、中心線16に平行な設計上の吃水線20
の下方にある。また、両方の側面縁14は、吃水線下の
船の形状のうち最も幅広い部分となる。前面領域13
は、前方に向って先端まで傾斜しており、その長手方向
の中央部から後部が、設計上の吃水線20の下にある。
この前面領域13の長手方向の中央部付近は、一つの平
面をなしている。設計上の吃水線20よりも上方の、側
面縁14の前方部分は、前面領域13より上では、双胴
船が二つの船首を有するような形状になっている。船体
前部の形状は中心線16に向かって凹んでおり、これに
よって二つの尖った船首23が設けられている。なお、
この船の長手方向に延びる側面縁14よりも直ぐ上は、
凹んだ形状をしている。また、図1に示す船尾25に
は、砕氷用構成部品130が設けられていない。船体1
0の概略は、以上の通りであるが、砕氷船の船体前部の
形状を異なるものにしてもよいし、船尾に横方向に突出
する砕氷用構成部品130を設けるようにしてもよい。
【0023】各船体側壁部21,22には、船の側面よ
り横方向に突出する砕氷用構成部品130が設けられ
る。砕氷用構成部品130としてはリーマー30が使用
され得る。以下にリーマー30を有する船体の実施例を
説明する。
【0024】リーマー30は、船体側壁部21,22に
配置されている。このリーマー30は、横方向に突出可
能なものであり、このように突出せしめられた時に、リ
ーマー30が船体10の最も幅広い部分となる。そし
て、リーマー30は、船の航行中に内側へ旋回されたり
上昇せしめられたりして、退避されるようになってお
り、これによってリーマー30が配設されている領域
が、その後方のリーマー30が配設されていない領域と
ほぼ面一になるようになっている。すなわち、船体10
の最も幅広い部分の横幅を、小さく抑えることができる
ようになされている。また、リーマー30は、船の横方
向に突出する鋼製部材であって、船体10の側壁部2
1,22の凹部40内に配置されている。
【0025】図2および図3に示すように、船体側壁部
21,22には、凹部40が形成されている。そして凹
部40の内部には、船体10の長手方向に長い柱状のリ
ーマー30が配設されている。凹部40も、船体の長手
方向に延びており、柱状のリーマー30の長さに相当す
る長さを有している。
【0026】また、移動手段50が、各リーマー30を
内側または外側へ旋回して移動させるために、船体10
の内部に配設されている。この移動手段50は、リーマ
ー30の作動を確実に行えるものであれば、油圧式,電
気式,機械式、その他の適当なものであってよい。すな
わち、図2および図3の実施例では、図8および図9の
場合と同様に、移動手段50として油圧作動式シリンダ
ーを用いているが、他の適当な作動装置を用いてもよ
い。図2および図3に示す実施例では、リーマー30
が、凹部40内に収納されると、リーマー30の船体側
側面30aが、船体側壁部21,22によって形成され
る平面に合致して、ここから突出しないようになってい
る。これによって、船体の最大船幅つまり船首領域11
の最大船幅は、二つの船体側壁部21,22の間の距離
に等しくなる(図3)。
【0027】また、図2および図3に示す実施例によれ
ば、リーマー30は、ほぼ直角三角形の横断面形状を有
している。また、リーマー30の上部領域には、ほぼ水
平に配置された旋回軸28が挿通せしめられ、この旋回
軸28が船体側壁部21に止められており、これによっ
て、リーマー30は旋回軸28を中心に回動可能になさ
れている。リーマー30の旋回軸28は、各々取付けら
れる船首領域11の傾斜に応じた方向に配置されてい
る。すなわち、船体10の二つの側壁部21,22に設
けられたリーマー30は、船の長手方向にほぼ向いてい
る旋回軸28を中心に旋回できる。従って、図2から明
らかなように、各リーマー30は、船の長手方向に向け
てほぼ水平に配置された軸28の周りを回転することに
よって、全体が船体の長手方向に対し垂直な方向に突出
し、ほぼ直角三角形の横断面形状を有しているリーマー
30の端面は船の航行方向に対し垂直に突出するような
構成となっている。これにより、リーマー30を船体の
外側に突出させることによって、直角三角形の横断面形
状を有している端面が船の航行中にすれ違う氷床に対し
て垂直にぶつかり、氷を砕いて航路を拡げることができ
る。また、リーマー30が旋回せしめられて凹部40に
収納されたとき、リーマー30の横断面形状の基準面で
ある船体側側面30aが、船体側壁部21,22によっ
て形成されている平面に合致する(図3)。リーマー3
0がこのように退避可能になされているのは、砕氷船が
氷がない狭い水路を通ることを可能にするためである。
なお、作動状態、すなわち砕氷状態においては、リーマ
ー30は図2に示した位置に止められている。
【0028】図4に示す実施例では、図2および図3に
示す実施例と同様に、凹部40が、リーマー30の横断
面形状に合わせた横断面形状となるように形成されてい
るが、さらに、リーマー30が旋回せしめられて、完全
に凹部40内に収納され得るようになっている。また、
リーマー30の外側縁はフレームの横断面内で鋭利な刃
をつけるか、または丸みを帯びるかまたは斜角を有する
ように形成されている(図2)。丸みを帯びている外側
縁のリーマー30の形状は符号31a(仮想線)で示さ
れている。なお、リーマー30のような砕氷用構成部品
130は、船体10の長手方向に沿って、多数配置され
るようにしてもよい。砕氷用構成部品130がリーマー
30のように移動可能な場合には、各リーマー30は旋
回せしめられて、船体側壁部21,22における長手方
向に沿った凹部40内に保持される。これらのリーマー
30の移動は、油圧式、電気式、機械式または他の適当
な装置によって行なわれる。なお、図4の実施例におい
ても図2および図3の実施例と同様に、各リーマー30
は、船の長手方向に向けてほぼ水平に配置された軸28
の周りを回転することによって、全体が船体の長手方向
に対し垂直な方向に突出し、ほぼ直角三角形の横断面形
状を有しているリーマー30の端面は船の航行方向に対
し垂直に突出するような構成となっている。これによ
り、リーマー30を船体の外側に突出させることによっ
て、直角三角形の横断面形状を有している端面が船の航
行中にすれ違う氷床に対して垂直にぶつかり、氷を砕い
て航路を拡げることができる。
【0029】また、側壁部21,22に設けられるリー
マー30を、船体10に沿って移動可能なように構成す
ることも可能である。この場合、船体10に沿って移動
可能なリーマー30を、船体10の側壁部21,22の
それぞれに、一つずつ配設することもできるし、船体1
0の側壁部21,22のそれぞれに、複数ずつ配設する
こともできる。このようにして、移動可能な、すなわち
リーマー30等のように船体の内側および外側へ移動可
能な砕氷用構成部品130を、船体10に沿って配置す
ることによって、リーマー30を調整または設定して、
最も効果的な作動状態におくことができる。
【0030】なお、船体前部から横方向に突出するよう
に設けられているリーマー30のような移動可能な砕氷
用構成部品130とは別に、砕氷用構成部品130を船
尾25に配置することもできる。また、図2および図3
による実施例においては、リーマー30が船体側壁部2
1,22の上部に位置する旋回軸28を中心に旋回する
ことができるが、図4に示す実施例のように、この旋回
軸28を船体側壁部21,22の下部に位置するよう
に、リーマー30を配設することも可能である。
【0031】図5に示されている実施例においては、船
体側壁部21,22に配設されたリーマー30が、船体
フレーム26の突出する方向に突出している。図5で
は、リーマー30が、上昇せしめられた位置にある状態
が示されており、この状態でのリーマー30の切断縁の
縁線が符号27で示されている。そしてリーマー30
は、この上昇せしめられた位置から、矢印Xで示すよう
に下方に旋回せしめられる。リーマー30が下方にある
場合の、リーマー30の切断縁の縁線は、符号228で
示されている。なお、リーマー30の下部領域すなわち
切断縁付近の外形が図6に示されている。
【0032】図7においては、船体の外側へ移動可能な
リーマー30の領域が、符号Aで示されている。また、
符号Bで示されている領域は、リーマー30の形に適合
し、これを収容する区域である。この区域Bは、リーマ
ー30を収容する凹部40として形成されている。船体
側壁部に形成された凹部40は、リーマー30の全長に
相当する長さを有する。この場合、リーマー30に合わ
せて凹部40を形成することもできるし、船体側壁部2
1,22の横幅を一部大きくすることによりリーマー3
0を収容する凹部40を形成することも可能である。図
7においては、氷床の高さが、符号200で示されてい
る。
【0033】図7の実施例において、船体側壁部21,
22におけるリーマー30は、二つの部分、すなわち移
動可能部30aと固定部30aとからなる。リーマー3
0が退避状態にあるときは、移動可能部30aと固定部
30bは、連続した形状をなすように構成されている。
また、リーマー30の移動可能部30aは、固定部30
bまたは船体に水平に設けられた軸28aを中心に矢印
X1に示すように旋回可能になされている。また、各リ
ーマー30は、直角三角形の断面の輪郭を有し、且つ、
船体前部の長さに相当する長さを有するように形成され
ると共に、その領域が船体側壁部21,22上で船尾に
向いた状態で、船体の長手方向に沿って水平に延びた軸
28aの周りを旋回可能に船体側壁部21,22に取り
付けられるようにして、ポンツーン形船体前部領域内の
側縁部に配置されている。
【0034】図8および図9に示されている実施例にお
いても、他の実施例と同様に、リーマー30を収納する
ための凹部40が、船体側壁部21,22に設けられて
いる。この場合、凹部40は、船体前部の段部を用いて
形成される。図8および図9の実施例においても、二つ
の船体側壁部21,22におけるリーマー30は、鋼製
の組み立て部材から構成されており、前記の移動手段5
0により船体の内側および外側に移動可能である。図9
においては、リーマー30は砕氷するための作動位置に
延びており、図8では氷がない狭い通路を通るためにリ
ーマーが引っ込んでいる。この場合、リーマー30の内
側および外側への移動は、船体の長手方向に直角に行な
われる。
【0035】リーマー30のような横方向に突出可能に
なされた砕氷用構成部品130の、内側および外側へ移
動可能な、または内側および外側へ折込み可能な、また
は内側および外側へ旋回可能な配置および構成は、砕氷
用構成部品130を横方向に延ばす必要がある場合に砕
氷船に使用され得る。この場合、リーマーの横方向への
延長、つまり外側への移動によって船幅が増加する。図
10の実施例によれば、リーマー30は全長にわたって
均一な断面形状を有する柱状に設けられており、その船
体側側面が全長にわたって船体側壁面に適合するよう
に、船体側壁部21,22に設けられた凹部40に収容
されるようになっている。また、各リーマー30は、直
角三角形の断面の輪郭を有し、且つ、船体前部の長さに
相当する長さを有し、更に、船体の内側及び外側に移動
せしめられたときに、外壁の輪郭が船体の外板の方向に
面一となるように形成されると共に、全長にわたって船
体の外板から等距離に移動可能となるようにしてポンツ
ーン形船体前部の側縁部領域に配置されている。すなわ
ち、各リーマー30は、全体が船体の長手方向に対し垂
直な方向であって水面に対して平行な方向に移動させら
れ、それによって船体側壁部21,22の外側に突出す
る。またこのとき、各リーマー30は、図8ないし図1
0より明らかなように、その直角三角形の断面形状を有
する端面が船の航行方向に対し垂直に突出するような構
成となっている。 これにより、リーマー30を船体の外
側に突出させることによって、直角三角形の横断面形状
を有している端面が船の航行中にすれ違う氷床に対して
垂直にぶつかり、氷を砕いて航路を拡げることができ
る。
【0036】また、図11に示すように、リーマー30
の船首側を軸28aの位置で船体側壁部21または22
に取付け、リーマー30を横に延ばすときに、リーマー
30の船首から遠い部分が船体側壁面21,22を出入
りするように構成することも可能である。この場合、リ
ーマー30は、適当な移動手段50を用いて矢印X2に
示すように、内側および外側へ旋回される。なお、本実
施例においても、リーマー30を収納するための凹部4
0は、図10の実施例における凹部40と同様に船体側
壁部21,22に適正に構成されている。また、各リー
マー30は、直角三角形の断面の輪郭を有し、且つ、船
体前部の長さに相当する長さを有し、更に、船体の内側
に回転せしめられたときに、外壁の輪郭が船体の外板の
方向に面一となるように形成されると共に、その端部が
前記船体前部に向いた状態で、船体の長手方向に対し垂
直に設けられた軸28aの周りを旋回可能に船体側壁部
21,22に取り付けられて、図示の如く、片腕レバー
式に船体の内側及び外側に旋回可能となるようにして、
ポンツーン形船体前部の側縁部領域に配置されている。
【0037】また、凹部40には、その内部に破砕され
た氷が入らないように、あるいはこの凹部40の内部に
氷が絶えず入らないようにするために、例えば、図10
に示すように加熱装置または放水装置が設けられてお
り、リーマー30を延ばしたまま氷原中を航海する場合
には、例えば、加圧水または加熱された加圧水が、凹部
40の壁面に設けられている放出オリフィス、放出ノズ
ル等を通して、凹部40内の空間に噴射されるようにな
っている。同図において、凹部40の壁面45には、多
数の放出オリフィス81が設けられており、これら放出
オリフィス81が加圧水供給管82を経て、加圧水発生
装置80に連通されている。なお、この加圧水発生装置
80は、図示しない加熱水装置に接続されていてもよ
い。
【0038】このようにして、凹部40も移動可能な砕
氷用構成部品130も、加熱され得るように構成されて
いる。
【0039】以上、砕氷船における砕氷用構成部材の配
置構成につき実施例を用いて説明したが、上記各実施例
のように砕氷用構成部材が構成された砕氷船の船尾部分
の構成を図12ないし図19に示す実施例のようにして
もよい。図12ないし図19によれば、船体10の船尾
輪郭125は、船が連続した氷床中を後進する時、氷床
に少なくとも三つの異なる砕氷帯が生ずるように形成さ
れている。その三つの砕氷帯が生じる理由は以下の通り
である。すなわち船尾輪郭125は、後進が容易なよう
に、おおよそ従来の船首と同様の流線形をしているが、
そのうちの中央船尾領域126には船の長手方向に沿っ
てプロペラおよび舵160が設けられており、その後方
に船の長手方向に沿って流線形状から突出した突出部が
設けられている。このため船が後進する時には、中央船
尾領域126によって、氷床が船の長手方向に沿って二
段階で砕氷される一つの砕氷帯が生じる一方、中央船尾
領域126の両脇の流線形の部分によって、氷床が均一
に砕氷される二つの砕氷帯が生じる。つまり上記の三つ
の砕氷帯のうち、外側の二つが均一な砕氷帯であり、内
側の一つが乱れた砕氷帯である(図15、図19および
図22)。
【0040】図12,図14および図15において、船
体10の船尾25における角形構造体が符号140,1
41,142で示されており、一方、図13においては
スキッドが符号143で示されている。図14におい
て、船体10の船尾25における船尾肋板が符号128
で示されている。図16ないし図19において、船尾2
5の中央船尾領域126には、プロペラおよび舵160
が船の長手方向に沿って設けられ、その後方に突出した
角形構造体140a,141aが形成されており、これ
が船の後進時、氷床から氷を切断・破砕し、上記の砕氷
帯を生じせしめるようになっている。この場合には、角
形構造体140a,141aによって、小さな浮氷が生
じるようになるので、大きな浮氷を処理する場合よりも
楽にプロペラ160aで処理できる。なお、図12およ
び図16に示されている船体10は、計二つのプロペラ
および舵160を具備している。
【0041】図20ないし図22に示す実施例におい
て、船尾25の中央船尾領域126には、船の後進時に
プロペラおよび舵160の付近から砕氷を取り除く船尾
カバー148が、配置されている。また、船尾25の中
央船尾領域126には、船の長手方向に沿って船尾カバ
ー148の後方に、角形構造体145が配置されてい
る。船が後進すると、中央船尾領域126の角形構造体
145が先ず氷を破砕し、砕氷を下方へ押し、次いで横
に隣接している砕氷帯の氷を船尾25における角形構造
体145より外側の部分で下方へ押す。そして、中央船
尾領域126の角形構造体145で破砕された氷は、船
尾25における角形構造体145より外側の部分で破砕
された氷の下へ押される。
【0042】中央船尾領域126の突出部のフレームの
外形、特に吃水線下の外形は波形またはジグザグまたは
階段状に形成されるとよい。また中央船尾領域126の
突出部には、平滑状または鋸歯状の長手方向に延びたス
キッドが配設されてもよい。また、角形構造体140,
141,142または140a,141aまたは145
の縁は、鋭利な刃を有するか、または丸みを帯びるか、
または斜角を有するように形成されている。
【0043】上記の如く、移動可能な砕氷用構成部品1
30と、角形構造体140,141,142または14
0a,141aを有する船尾の形状は、例えば図1に示
すような砕氷船の船体に設けることが可能になってい
る。また、これらの形状を、図23および図24に示す
ような、少なくとも二つの船体部300,301が互い
に結合されてなる関節式相互接続船に用いることもでき
る。
【0044】図23ないし図25の実施例において、船
体は二つの船体部300,301から成っているが、船
体部の数は二つに限定されるものではなく、数個の船体
部を折り畳み式に接続することももちろん可能である。
二つの船体部300,301のうち、船体部300は船
首領域11を有している。この場合、船体部300の両
側壁部には、横方向に突出する砕氷用構成部品130で
あるリーマーが設けられており、このリーマーが船体部
300の吃水線下の最も幅広い部分をなすようになって
いる。
【0045】船体部301は船尾輪郭125を有してい
る。この船尾輪郭125によって、上述の場合と同様
に、船が閉じた氷床中を後進する時、氷床に少なくとも
三つの異なる砕氷帯が生ずる。すなわち、三つの砕氷帯
のうち二つの外側砕氷帯は、従来の船体前部と同様の形
状の船尾側部によって、船の後進時に生ずる均一な砕氷
パターンを有し、内側の一つの砕氷帯は、中央船尾領域
126に設けられているプロペラおよび舵160の後方
に船の長手方向に沿って流線形から突出して設けられて
いる突出部によって、船の後進時に二段階で砕氷される
ことによる砕氷パターンを有する。なお、この船尾輪郭
においても、船の長手方向にある突出した角形構造体が
中央船尾領域の突出部として船体に形成されている。
【0046】図23ないし図25に示す実施例におい
て、二つの船体部300,301は少なくとも一つ(本
実施例では図25に示すように二つ)の弾性成形部材3
02,302aによって相互に接続されている。各弾性
成形部材302または302aは、例えば緩衝装置とし
て構成されている。さらに、この二つの船体部300,
301は、接続手段303により相互に接続されてい
る。この場合、接続手段303は、ホーザーであって、
二つの船体部300,301間を引きつけるものであ
る。
【0047】さらに、図23に示すように、二つの船体
部300,301は、油圧ピストン304,304aを
介して相互に接続されている。これらの二つの油圧ピス
トン304,304aは、二つの船体部300,301
の間に並行するように配置されている。一方、図25に
示すように、緩衝装置となる弾性成形部材302,30
2aは、互いに上下に重なるように配置されている。油
圧ピストン304,304aの両端部305は、船体部
300,301にそれぞれ枢着されているか、またはカ
ルダン継手で取り付けられている。
【0048】二つの船体部300,301の互いに対向
する船体壁面には、緩衝装置となる弾性成形部材30
2,302aを収納するための凹部309が形成されて
いる。なお、二つの船体部300,301のうち、後方
の船体部301は、押し船であってもよい。また、油圧
ピストン304,304aは旋回装置を構成しており、
その駆動により、船に垂直な軸線を中心として、二つの
船体部300,301を互いに旋回せしめる。
【0049】
【発明の効果】上述の如く本発明による砕氷船によれ
ば、リーマーが船の両側から突出して移動可能に設けら
れており、狭い水路においては船体に収納され、砕氷時
には突出して氷床を切り開き砕氷を横方向へ取り除いて
氷のない幅広い水路を設ける。このため、後続の船が砕
氷による抵抗を受けずに、また速度も低下することなく
航行することができる。また、リーマーが、ポンツーン
形の船首領域を有する船体前部の両側壁部21,22の
吃水線下の部分に配置されているから、リーマーが最も
幅広い部分となって砕氷を行うので船自体の航行が妨げ
られることがない。また、以上のことから、後進時に
も、余分な負荷がかからず、迅速な船の方向転換ができ
且つ動力も節減できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動可能な砕氷用構成部品が設けられるポンツ
ーン形の船体前部を有する船体を下方から見た概略図で
ある。
【図2】上部に設けられた軸を中心に旋回可能になされ
ており外側に旋回せしめられた状態のリーマーと、この
リーマーを収容するための凹部の断面を示す船体の部分
断面図である。
【図3】図2に示すリーマーを内側へ旋回した状態を示
す図である。
【図4】下部に設けられた軸を中心に旋回可能になされ
ており外側に旋回せしめられた状態のリーマーと、この
リーマーを収容するための凹部の断面を示す船体の部分
断面図である。
【図5】船体のフレームの輪郭に沿って水平軸を中心に
旋回するリーマーを一部断面にして示す、このリーマー
を有する船体前部の斜視図である。
【図6】図5に示したリーマーを拡大して示す縦断面図
である。
【図7】固定部および移動可能部を有するリーマーが、
船体前部領域に配置された状態を示す概略側面図であ
る。
【図8】船の長手方向に沿って長く、船の横方向に移動
可能になされたリーマーが設けられた船体前部領域にお
ける船体中央部断面図である。
【図9】図8に示したリーマーの作業状態を示す図であ
る。
【図10】加熱装置が設けられた船体にリーマーを収納
する凹部が形成された実施例の、リーマーを横方向に突
出した状態を示す、船体前部の部分平面図である。
【図11】他の実施例のリーマーを横方向に突出した状
態を示す、船体前部の部分平面図である。
【図12】突出する角形構造体が設けられた船尾の側面
図である。
【図13】図12に示した船尾の底面図である。
【図14】図12に示した船尾の背面図である。
【図15】図14に示した船尾の拡大図である。
【図16】船の長手方向に延在する、船尾面から突出し
た構造が設けられた船尾の側面図である。
【図17】図16に示した船尾の下面図である。
【図18】図16に示した船尾の背面図である。
【図19】図18に示した船尾の拡大図である。
【図20】船尾カバーの後方に形成された突出した角形
構造体が設けられた船尾の側面図である。
【図21】図20に示した船尾の下面図である。
【図22】図20に示した船尾の背面図である。
【図23】二つの関節式相互接続船体部から成る砕氷船
の平面図である。
【図24】図23に示した船の側面図である。
【図25】図23におけるXXXVI-XXXVI 線矢視断面図で
ある。
【符合の説明】
10 船体 11 船首領域 13 前面領域 21,22 側壁部 28 旋回軸 30 リーマー 40 凹部 50 移動手段(油圧作動式シリンダー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤンセン,ヘルマン イヨツト ドイツ連邦共和国、デー2970、エムデ ン、マルチン−ファベル−シユトラーセ 1 (72)発明者 クリーマン,アルフレツト ドイツ連邦共和国、デー2970、エムデ ン、アム パペルデイーク 26 (72)発明者 ルプ,カルル−ハインツ ドイツ連邦共和国、デー2000、ハンブル ク 71、ヴイーヒエルカンプ 4 (72)発明者 シユヴアルツ,ヨアヒム ドイツ連邦共和国、デー2070、クロス− ハンスドルフ、アルテル アハテルカン プ 74ベー (72)発明者 フアルゲス,ギユンテル ドイツ連邦共和国、デー2970、エムデ ン、ハイルスベルゲルシユトラーセ 50 (72)発明者 ヴアース,ハインリツヒ ドイツ連邦共和国、デー5300、ボン 2、アム スタツトヴアルト 50 (56)参考文献 特開 昭58−89484(JP,A) 特開 昭62−23896(JP,A) 特開 昭55−29631(JP,A) 実開 昭58−8693(JP,U) 実開 昭59−81691(JP,U) 実開 昭62−20990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 35/08 B63B 1/04 - 1/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンツーン形の船体前部を有する、船の操
    作性を向上させる手段と、船体側壁部21,22に配設
    され、船体の内側および外側へ向けて移動可能に設けら
    れていて、船体の側面から横方向に突出することによっ
    船体の吃水線下における最も幅広い部分を形成する
    とができる、可動のリーマー30とを備えた砕氷船にお
    いて、各リーマー30を、断面の輪郭が直角三角形をしてい
    て、且つ、側面の長さが前記船体前部の長さに相当する
    柱状にそれぞれ一体形成した部材で構成すると共に、 船体側壁部21,22には、リーマー30を収納可能な
    凹部40を設け、 凹部40には、船体の長手方向に沿ってぼぼ水平に続く
    軸28を設け、 リーマー30を、軸28の周りを旋回できるように取り
    付け、 リーマー30を旋回させる移動手段を設けて、 リーマー30を船体の内側へ向けて回転させることによ
    って、凹部40の内側に収納して、リーマー30の船体
    側側面30aが、船体側壁部21,22と面一になり、
    リーマー30を船体の外側へ向けて回転させることによ
    って、リーマー30の両端面が船体の側面から横方向に
    突出してその外側縁31が船体の吃水線下における最大
    船幅を形成すると共に、直角三角形の断面形状を有して
    いるリーマー30の端面が船の航行方向に対し垂直に突
    出するようにし、且つ、 各リーマー30の外側縁31は、断面形状が、鋭利な刃
    を有するか、丸みを帯びているか、又は斜角を有するよ
    うに形成され、 各リーマー30の移動可能な部分は、油圧式、電気式、
    機械式その他の好適な移動装置によって可動であること
    を特徴とする砕氷船。
  2. 【請求項2】ポンツーン形の船体前部を有する、船の操
    作性を向上させる手段と、船体側壁部21,22に配設
    され、船体の内側および外側へ向けて移動可能に設けら
    れていて、船体の側面から横方向に突出することによっ
    て船体の吃水線下における最も幅広い部分を形成するこ
    とができる、可動のリーマー30とを備えた砕氷船にお
    いて、各リーマー30は、全長にわたって均一な直角三角形の
    断面の輪郭を有し、且 つ、前記船体前部の長さに相当す
    る長さを有する柱状にそれぞれ一体的に形成した部材で
    構成し、 船体側壁部21,22には、リーマー30の横断面形状
    に合わせて横断面形状を形成した部分を有し、且つ、リ
    ーマー30の長さに相当する長さを有する凹部40を設
    け、 リーマー30を船体の長手方向に対し垂直な方向であっ
    て、水面に対し平行な方向に移動させることができるよ
    うに移動手段を設けて、 リーマー30が、船体の内側に移動させられたとき、凹
    部40の内側に収納されて、その船体側側面が船体側壁
    部21,22と面一になり、船体の外側に移動させられ
    たとき、リーマー30が船体の側面から横方向に突出し
    て船体の吃水線下における最も幅広い部分を形成すると
    共に、直角三角形の断面形状を有しているリーマー30
    の端面が船の航行方向に対し垂直に突出するようにし、
    且つ、 各リーマー30の外側縁31は、断面形状が、鋭利な刃
    を有するか、丸みを帯びているか、又は斜角を有するよ
    うに形成され、 各リーマー30は、油圧式、電気式、機械式その他の好
    適な移動装置によって可動であることを特徴とする砕氷
    船。
  3. 【請求項3】 上記リーマー30が、船体10のほぼ長
    手方向に沿って、列をなして配置されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の砕氷船。
  4. 【請求項4】 上記リーマー30が、船体10の前部1
    1に加えて船尾25にも配置されていることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の砕氷船。
  5. 【請求項5】 リーマー30の移動可能な部分を収容可
    能に形成された凹部、及び移動可能なリーマー30の少
    なくとも一方が、加熱されるようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の砕氷船。
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