JP2020522495A5

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Publication number: JP2020522495A5
Application number: JP2019566156A
Authority: JP
Filing date: 2018-05-30
Publication date: 2021-07-26

Claims

ＰＤ−１経路阻害剤および免疫療法剤と組み合わせてヒト患者における悪性腫瘍を処置することにおいて使用するための、ＬＡＧ−３阻害剤を含む医薬組成物。
ＬＡＧ−３阻害剤が、抗ＬＡＧ−３抗体またはその抗原結合フラグメント、またはＬＡＧ−３細胞外ドメインのリガンド結合フラグメントを含む可溶性ＬＡＧ−３ポリペプチドを含む、請求項１に記載の医薬組成物。
抗ＬＡＧ−３抗体が二特異性抗体を含む、請求項２に記載の医薬組成物。
（ａ）抗ＬＡＧ−３抗体またはその抗原結合フラグメントが（ｉ）配列番号７に示す配列を含む重鎖可変領域ＣＤＲ１；（ｉｉ）配列番号８に示す配列を含む重鎖可変領域ＣＤＲ２；（ｉｉｉ）配列番号９に示す配列を含む重鎖可変領域ＣＤＲ３；（ｉｖ）配列番号１０に示す配列を含む軽鎖可変領域ＣＤＲ１；（ｖ）配列番号１１に示す配列を含む軽鎖可変領域ＣＤＲ２；および（ｖｉ）配列番号１２に示す配列を含む軽鎖可変領域ＣＤＲ３を含む、
（ｂ）抗ＬＡＧ−３抗体またはその抗原結合フラグメントがそれぞれ配列番号３および５に示す配列を含む重鎖および軽鎖可変領域を含む、または
（ｃ）抗ＬＡＧ−３抗体がＢＭＳ９８６０１６、ＭＫ−４２８０（２８Ｇ−１０）、ＲＥＧＮ３７６７、ＧＳＫ２８３１７８１、ＩＭＰ７３１（Ｈ５Ｌ７ＢＷ）、ＢＡＰ０５０、ＩＭＰ−７０１（ＬＡＧ−５２５０）、ＴＳＲ−０３３、ＬＡＧ５２５、ＢＩ７５４１１１またはＦＳ−１１８を含む、
請求項２または３に記載の医薬組成物。
ＬＡＧ−３細胞外ドメインのリガンド結合フラグメントが配列番号４４に少なくとも９０％、少なくとも９５％、少なくとも９８％または少なくとも９９％配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項２に記載の医薬組成物。
可溶性ＬＡＧ−３ポリペプチドが融合ポリペプチドを含む、請求項２または５に記載の医薬組成物。
可溶性ＬＡＧ−３ポリペプチドがＦｃドメインを含む、請求項２、５または６の何れかに記載の医薬組成物。
可溶性ＬＡＧ−３ポリペプチドがＩＭＰ３２１（Eftilagimod Alpha）を含む、請求項２または５〜７に記載の医薬組成物。
ＰＤ−１経路阻害剤が抗ＰＤ−１抗体またはその抗原結合フラグメント、抗ＰＤ−Ｌ１抗体またはその抗原結合フラグメント、小分子薬物、細胞ベースの治療、またはＰＤ−１細胞外ドメインのリガンド結合フラグメントを含む可溶性ＰＤ−１ポリペプチドを含む、請求項１〜８の何れかに記載の医薬組成物。
抗ＰＤ−１抗体が、ペムブロリズマブ（キイトルーダ；ＭＫ−３４７５）、ピディリズマブ（ＣＴ−０１１）、ニボルマブ（オプジーボ；ＢＭＳ−９３６５５８）、ＰＤＲ００１、ＭＥＤＩ０６８０（ＡＭＰ−５１４）、ＴＳＲ−０４２、ＲＥＧＮ２８１０、ＪＳ００１、ＡＭＰ−２２４（ＧＳＫ−２６６１３８０）、ＰＦ−０６８０１５９１、ＢＧＢ−Ａ３１７、ＢＩ７５４０９１またはＳＨＲ−１２１０を含む、請求項９に記載の医薬組成物。
抗ＰＤ−Ｌ１抗体が、アテゾリズマブ（テセントリク；ＲＧ７４４６；ＭＰＤＬ３２８０Ａ；ＲＯ５５４１２６７）、デュルバルマブ（ＭＥＤＩ４７３６）、ＢＭＳ−９３６５５９、アベルマブ（バベンチオ）、ＬＹ３３０００５４、ＣＸ−０７２（Ｐｒｏｃｌａｉｍ−ＣＸ−０７２）、ＦＡＺ０５３、ＫＮ０３５またはＭＤＸ−１１０５を含む、請求項９に記載の医薬組成物。
小分子薬物がＣＡ−１７０を含む、請求項９に記載の医薬組成物。
細胞ベースの治療が、ＭｉＨＡ負荷ＰＤ−Ｌ１／Ｌ２発現抑制樹状細胞ワクチン、多能性キラーＴリンパ球を発現する抗プログラム細胞死タンパク質１抗体、自己ＰＤ−１標的化キメラスイッチ受容体修飾Ｔリンパ球またはＰＤ−１ノックアウト自己Ｔリンパ球を含む、請求項９に記載の医薬組成物。
可溶性ＰＤ−１ポリペプチドがＦｃドメインを含む融合ポリペプチドを含む、請求項９に記載の医薬組成物。
免疫療法剤が、ＣＴＬＡ−４活性のモジュレーター、ＣＤ２８活性のモジュレーター、ＣＤ８０活性のモジュレーター、ＣＤ８６活性のモジュレーター、４−１ＢＢ活性のモジュレーター、ＯＸ４０活性のモジュレーター、ＫＩＲ活性のモジュレーター、Ｔｉｍ−３活性のモジュレーター、ＣＤ２７活性のモジュレーター、ＣＤ４０活性のモジュレーター、ＧＩＴＲ活性のモジュレーター、ＴＩＧＩＴ活性のモジュレーター、ＣＤ２０活性のモジュレーター、ＣＤ９６活性のモジュレーター、ＩＤＯ１活性のモジュレーター、ＳＴＩＮＧ活性のモジュレーター、ＧＡＲＰ活性のモジュレーター、Ａ２ａＲ活性のモジュレーター、ＣＥＡＣＡＭ１活性のモジュレーター、ＣＥＡ活性のモジュレーター、ＣＤ４７活性のモジュレーター、ＰＶＲＩＧ活性のモジュレーター、ＴＤＯ活性のモジュレーター、ＶＩＳＴＡ活性のモジュレーター、サイトカイン、ケモカイン、インターフェロン、インターロイキン、リンホカイン、腫瘍壊死因子（ＴＮＦ）ファミリーのメンバー、免疫刺激オリゴヌクレオチド、免疫チェックポイント阻害剤、免疫チェックポイント増強因子または刺激因子、ＴＬＲ９アゴニスト、サイトカイン、ＴＧＦ−βアンタゴニスト、ｉＮＯＳアンタゴニスト、ＳＨＰ−１アンタゴニスト、ＣＳＦ１Ｒ（コロニー刺激因子１受容体）アンタゴニスト、ＴＮＦファミリーメンバーのアゴニスト、アルデスロイキン、トシリズマブ、ＭＥＤＩ５０８３、ＣＤ１６０（ＮＫ１）アゴニスト、またはこれらの何らかの組み合わせを含む、請求項１〜１４の何れかに記載の医薬組成物。
免疫チェックポイント阻害剤が、ＣＴＬＡ−４アンタゴニスト、ＣＤ８０アンタゴニスト、ＣＤ８６アンタゴニスト、Ｔｉｍ−３アンタゴニスト、ＴＩＧＩＴアンタゴニスト、ＣＤ２０アンタゴニスト、ＣＤ９６アンタゴニスト、ＩＤＯ１アンタゴニスト、ＳＴＩＮＧアンタゴニスト、ＧＡＲＰアンタゴニスト、ＣＤ４０アンタゴニスト、Ａ２ａＲアンタゴニスト、ＣＥＡＣＡＭ１（ＣＤ６６ａ）アンタゴニスト、ＣＥＡアンタゴニスト、ＣＤ４７アンタゴニスト、ＰＶＲＩＧアンタゴニスト、ＴＤＯアンタゴニスト、ＶＩＳＴＡアンタゴニスト、ＫＩＲアンタゴニスト、またはこれらの何らかの組み合わせを含む、請求項１５に記載の医薬組成物。
ＣＴＬＡ−４アンタゴニストが、抗ＣＴＬＡ−４抗体またはその抗原結合フラグメント、可溶性ＣＴＬＡ−４ポリペプチド、または細胞ベースの治療を含む、請求項１６に記載の医薬組成物。
抗ＣＴＬＡ−４抗体が、イピリムマブ（ヤーボイ）、トレメリムマブ（チシリムマブ；ＣＰ−６７５，２０６）、ＡＧＥＮ−１８８４またはＡＴＯＲ−１０１５を含む、請求項１７に記載の医薬組成物。
可溶性ＣＴＬＡ−４ポリペプチドが、アバタセプト（オレンシア）、ベラタセプト（Nulojix）、ＲＧ２０７７またはＲＧ−１０４６を含む、請求項１７に記載の医薬組成物。
細胞ベースの治療が、抗ＣＴＬＡ４ｍＡｂＲＮＡ／ＧＩＴＲＬＲＮＡトランスフェクト自己樹状細胞ワクチンまたは抗ＣＴＬＡ−４ｍＡｂＲＮＡトランスフェクト自己樹状細胞ワクチンを含む、請求項１７に記載の医薬組成物。
免疫チェックポイント増強因子または刺激因子がＣＤ２８アゴニスト、４−１ＢＢアゴニスト、ＯＸ４０アゴニスト、ＣＤ２７アゴニスト、ＣＤ８０アゴニスト、ＣＤ８６アゴニスト、ＣＤ４０アゴニスト、ＩＣＯＳアゴニスト、ＣＤ７０アゴニスト、ＧＩＴＲアゴニスト、またはこれらの何らかの組み合わせを含む、請求項１５に記載の医薬組成物。
ＬＡＧ−３阻害剤およびＰＤ−１経路阻害剤が、非経腸投与用に製剤される、請求項１〜２１の何れかに記載の医薬組成物。
ＬＡＧ−３阻害剤およびＰＤ−１経路阻害剤が、一製剤に製剤される、請求項１〜２２の何れかに記載の医薬組成物。
ＬＡＧ−３阻害剤、ＰＤ−１経路阻害剤および免疫療法剤が、別々に製剤される、請求項１〜２２の何れかに記載の医薬組成物。
悪性腫瘍が肝臓癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、口腔癌、頭頚部癌、乳癌、肺癌、皮膚または眼内悪性黒色腫、腎臓癌、子宮癌、卵巣癌、結腸直腸癌、結腸癌、直腸癌、肛門癌、胃癌、精巣癌、子宮癌、卵管癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、膣癌、外陰癌、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、小児癌、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓または輸尿管癌、腎盂癌、中枢神経系（ＣＮＳ）新生物、原発性ＣＮＳリンパ腫、腫瘍血管形成、脊髄軸腫瘍、脳幹神経膠腫、下垂体腺腫、カポジ肉腫、類表皮癌、扁平上皮細胞癌、環境誘発癌、血液系腫瘍、ウイルス関連癌、またはこれらの何らかの組み合わせからなる群から選択される、請求項１〜２４の何れかに記載の医薬組成物。
悪性腫瘍が、黒色腫、小細胞肺癌、非小細胞肺癌（ＮＳＣＬＣ）、ヒトパピローマウイルス（ＨＰＶ）関連腫瘍、胃腺癌、多発性骨髄腫、Ｂ細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫／原発性縦隔Ｂ細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、急性骨髄リンパ腫、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ系白血病、濾胞性リンパ腫、汎発性大Ｂ細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、免疫芽球性大細胞リンパ腫、前駆体Ｂリンパ芽球性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、急性リンパ芽球性白血病、菌状息肉症、未分化大細胞リンパ腫、Ｔ細胞リンパ腫、前駆体Ｔリンパ芽球性リンパ腫、胃食道接合部癌、頭頚部扁平上皮細胞癌、腎細胞癌、肝細胞癌、またはこれらの何らかの組み合わせである、請求項１〜２５の何れかに記載の医薬組成物。
抗ＬＡＧ−３抗体またはその抗原結合フラグメントおよび免疫療法剤が第一選択処置または第二選択処置として投与される、請求項１〜２６のいずれかに記載の医薬組成物。
悪性腫瘍が第一選択処置に難治性である、請求項１〜２７の何れかに記載の医薬組成物。
少なくとも一つの付加的治療剤の投与をさらに含む、請求項１〜２８の何れかに記載の医薬組成物。
少なくとも一つの付加的治療剤が化学療法剤を含む、請求項２９に記載の医薬組成物。