JP2017525821A - 副産物の含有量が低いポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法 - Google Patents

副産物の含有量が低いポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法に関する。本発明の方法によれば、別途の添加剤がなくてもアクロレインのような毒性副産物の含有量が低いポリ(トリメチレンテレフタレート)を製造することができる。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年8月26日付韓国特許出願第10−2014−0111841号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容は本明細書の一部として組み込まれる。
本発明は、アクロレインのような毒性副産物の含有量が低いポリ(トリメチレンテレフタレート)を製造する方法に関する。
ポリ(トリメチレンテレフタレート)は、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸またはジメチルフタレートのエステル化および重縮合から製造され得るポリエステルである。
ポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法は、既に数回公知となっている。例えば、米国登録特許第6,277,947号には、触媒であるチタン化合物の存在下でテレフタル酸とトリメチレングリコールとエステル化、予備縮合および重縮合によるポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法が記述されている。ここで、前記エステル化は、第1段階で1.25乃至2.5のトリメチレングリコール対テレフタル酸のモル比、0乃至40ppmのチタン含有量、245乃至260℃の温度、および1乃至3.5barの圧力下で少なくとも2段階以上が実行され、少なくとも一つの後続段階で初期段階より35乃至110ppmより多いチタンが追加される。
そして、米国登録特許第6,353,062号には、連続式3−容器、3−段階重合法により、第1容器がビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタレートおよび低分子量重合体の混合物を製造するためのエステル反応器であり、第2容器が予備重合反応器であり、第3反応器が最終重合反応器または仕上機(finisher)から構成されるポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法が記述されている。
また、米国登録特許第7,132,484号および第6,538,076号には、連続式4−容器、4−段階重合法により、第1容器がビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタレートおよび低分子量重合体の混合物を製造するためのエステル反応器であり、第2容器がフラッシャー(flasher)であり、第3容器が予備重合反応器であり、第4容器が最終重合反応器から構成されるポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法が記述されている。そして、米国登録特許第5,599,900号には、テレフタル酸またはジメチルテレフタレートを1,3−プロパンジオールとエステル化して得られるジヒドロキシトリメチレンテレフタレートまたはその低分子量オリゴマーを不活性気体と接触させて重合反応させながら反応副産物を除去する方法が記述されている。
一方、ポリ(トリメチレンテレフタレート)は、その製造過程でアクロレインおよびアリルアルコールのような副産物が形成される。しかし、このような副産物は、毒性が強いため、ポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造過程で毒性副産物の形成を最小化することが好ましい。
ポリ(トリメチレンテレフタレート)を製造するに当たり、アクロレインのような毒性副産物を低減させる方法について公知となった事例がある。例えば、毒性副産物の生成を減らすために、米国登録特許第7,381,787号には、リン化合物を添加する方法が開示されており、米国登録特許第6,093,786号には、ヒンダードフェノールと芳香族オルガノホスファイトと共に添加する方法が開示されており、米国登録特許第7,223,471号には、ポリ(トリメチレンテレフタレート)の溶融物に多官能アルコール(polyfunctional alcohols)、カルボン酸無水物(anhydrides of carboxylic acids)、カルボン酸およびその塩(carboxylic acids and their salts)、カーボハイドレート(carbohydrates)などを添加する方法が開示されている。
しかし、このような公知の方法のように別途の添加剤を用いて副産物を低減させる方法は、製造工程を複雑にするだけでなく、予期せぬ他の副産物が形成されることもあり、特に最終重合体の物性が低下される問題点がある。
米国登録特許第6,277,947号 米国登録特許第6,353,062号 米国登録特許第7,132,484号 米国登録特許第6,538,076号 米国登録特許第5,599,900号 米国登録特許第7,381,787号 米国登録特許第6,093,786号 米国登録特許第7,223,471号
本発明の目的は、別途の添加剤がなくてもアクロレインのような毒性副産物の含有量が低いポリ(トリメチレンテレフタレート)を製造することができる方法を提供することにある。
本発明によれば、
無触媒下で、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸またはジメチルテレフタレートを含む原料混合物からエステル化生成物を形成する段階と、
無触媒下で、前記エステル化生成物の重縮合によりポリ(トリメチレンテレフタレート)の予備重合体を形成する段階と、
前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が0.10dl/g以上であり、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり150当量以下である時点に触媒を添加して、前記予備重合体の重縮合によりポリ(トリメチレンテレフタレート)を形成する段階と、
を含むポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法が提供される。
ここで、前記エステル化生成物は、直列に連結された第1エステル化反応器および第2エステル化反応器で連続的に形成され、それぞれのエステル化反応器から気相副産物ストリームが連続的に気化および除去され得る。
そして、前記原料混合物は、1モルのテレフタル酸またはジメチルテレフタレートに対して1.0乃至1.5モルの1,3−プロパンジオールを含むことができる。
また、前記エステル化生成物は、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタレート、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸またはジメチルテレフタレートとの低分子量ポリエステル、またはこれらの混合物を含むことができる。
そして、前記エステル化生成物の形成は、1乃至4kgf/cmの圧力および230乃至260℃の温度下で行われ得る。
一方、前記エステル化生成物の重縮合および前記予備重合体の重縮合は、2個以上の重合反応器を含む装置を利用して連続的または不連続的に行われ得る。
具体的に、前記エステル化生成物は、第1重合反応器に供給されて前記予備重合体を形成し、前記予備重合体は、前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が0.10dl/g以上であり、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり150当量以下である時点に触媒と共に第2重合反応器に供給されてポリ(トリメチレンテレフタレート)を形成することができる。
そして、前記エステル化生成物の重縮合は、230乃至270℃の温度と100乃至300mmHgの圧力下で行われ得る。
また、前記予備重合体の重縮合は、230乃至270℃の温度と10乃至200mmHgの圧力下で行われ得る。
一方、前記触媒は、チタンおよびスズからなる群より選択された1種以上の活性金属を含む有機または無機化合物であってもよい。
そして、前記触媒は、最終重合体の重量を基準に20乃至250ppmの活性金属が含まれるように添加され得る。
そして、前記予備重合体の重縮合により形成されるポリ(トリメチレンテレフタレート)は、0.8乃至1.2dl/gの固有粘度または70,000乃至130,000の重量平均分子量を有することができる。
そして、このような方法により製造される最終重合体は、30ppm以下のアクロレインを含むことができる。
以下、本発明の具体的な実施形態によるポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法についてより詳細に説明する。
それに先立ち、本明細書全体で明示的な言及がない限り、専門用語は単に任意の実施例を言及するためのものであり、本発明を限定することを意図しない。
そして、ここで使用される単数の形態は、文句がこれと明確に反対の意味を示さない限り、複数の形態も含む。また、明細書で使用される「含む」の意味は、特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素および/または成分を具体化し、他の特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素、成分および/または群の存在や付加を除外させるものではない。
そして、本明細書全体で「第1」または「第2」などのように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明することに用いることができるが、前記構成要素は前記用語により限定されない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的だけで使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱せずに第1構成要素は第2構成要素として命名され、類似に第2構成要素も第1構成要素として命名され得る。また、第1構成要素は第2構成要素と同一でも異なっていてもよい。
また、本発明者のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法に対する研究結果によれば、原料混合物を用いたエステル化、予備重縮合および重縮合の遂行時、エステル化および予備重縮合をそれぞれ無触媒下で行い、それ以後の特定の物性条件を満たす時点に触媒を投入して重縮合を行う場合、別途の添加剤がなくてもアクロレインのような毒性副産物の生成が抑制可能であり、より少量の触媒でも優れた物性を有するポリ(トリメチレンテレフタレート)を提供できることが確認された。
このような発明の一実施形態によれば、
無触媒下で、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸またはジメチルテレフタレートを含む原料混合物からエステル化生成物を形成する段階と、
無触媒下で、前記エステル化生成物の重縮合によりポリ(トリメチレンテレフタレート)の予備重合体を形成する段階と、
前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が0.10dl/g以上であり、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり150当量以下である時点に触媒を添加して、前記予備重合体の重縮合によりポリ(トリメチレンテレフタレート)を形成する段階と、
を含むポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法が提供される。
つまり、発明の実施形態によるポリ(トリメチレンテレフタレート)(以下、「PTT」という)の製造方法は、無触媒下で原料混合物から形成されたエステル化生成物を無触媒下で予備重縮合させた後、特定の物性条件を満たす時点に触媒と混合して重縮合が行われる。
このような製造方法は、エステル化反応以前に原料混合物に触媒を添加する一般的な工程とは異なり、予備重縮合以降に触媒を添加して重縮合を行うことであり、これによってアクロレイン、アリルアルコールのような毒性副産物の形成が抑制可能であると共に、より少量の触媒でも優れた物性を有するPTTの製造を可能にする。
基本的に、PTTは、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸とのエステル化(esterification)または1,3−プロパンジオールとジメチルテレフタレートとのトランスエステル化(transesterification)の生成物を重縮合させる方法により製造され得る。追加的に、より高い分子量のPTTを得るために固相重合が伴ったりもする。
そして、PTTは、連続式工程、回分式工程などを通じて製造され得る。本明細書では連続式工程によるPTTの製造方法を一実施形態として提示する。ただし、本発明が連続式工程に限定されるのではなく、回分式工程などによっても行われ得ることは通常の技術者に自明であるといえる。
一方、図1に示したように、発明の実施形態によるPTTの製造方法は、スラリーメルティングタンクSで準備された原料混合物をエステル化反応器に供給して無触媒下でエステル化生成物を形成させる。この時、前記エステル化は、直列に連結された第1エステル化反応器E1および第2エステル化反応器E2を通じて連続的に行われ得る。
次に、前記エステル化生成物の重縮合を通じてPTT予備重合体を形成し、前記予備重合体の重縮合を通じて最終的にPTTが得られる。この時、前記重縮合は、2個以上の重合反応器を含む装置を利用して連続的または不連続的に行われ得る。例えば、前記エステル化生成物は、第1重合反応器P1に供給されて無触媒下で重縮合により予備重合体を形成し、前記予備重合体は特定の物性条件を満たす時点に触媒と混合されて第2重合反応器P2に供給されて追加的に重縮合される。そして、必要に応じて、第2重合反応器P2から排出されたストリームは、第3重合反応器P3に供給されて追加的に重縮合され得る。
以下、発明の一実施形態によるPTTの製造方法に含まれる各段階について説明する。
i)無触媒下で原料混合物からエステル化生成物の形成
PTTの製造のための原料物質としては、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸またはジメチルテレフタレートを用いることができる。
前記原料物質は、スラリーメルティングタンクSで混合および溶融されてスラリー状の原料混合物を形成する。この時、前記原料混合物は、1モルのテレフタル酸またはジメチルテレフタレートに対して1.0乃至1.5モルの1,3−プロパンジオールを含むように維持され得る。
スラリーメルティングタンクSで形成された前記原料混合物は、エステル化反応器に移送されてエステル化生成物を形成する。ここで、前記エステル化生成物の形成は、無触媒下で行われ、好ましくは1乃至4kgf/cmの圧力および230乃至260℃の温度下で行われ得る。
発明の実施形態によれば、前記エステル化生成物の形成は、直列に連結された第1エステル化反応器E1および第2エステル化反応器E2で連続的に行われ、それぞれのエステル化反応器から気相副産物ストリームが連続的に気化および除去され得る。主に水蒸気を含む前記気相副産物ストリームは、逆反応を防止するために除去されることが好ましい。そして、第2エステル化反応器E2では、未反応1,3−プロパンジオールを系外に流出させることが好ましい。そして、非制限的な例として、第1エステル化反応器E1での反応物は、1以上の相対固有粘度に到達時、第2エステル化反応器E2に移送されることが工程効率上、好ましい。
発明の実施形態によれば、第1エステル化反応器E1は、1乃至4kgf/cmの圧力および230乃至250℃の温度下で運転され、第2エステル化反応器E2は、1乃至4kgf/cmの圧力および240乃至255℃の温度下で運転され得る。特に、第2エステル化反応器E2を常圧下で運転する場合、未反応1,3−プロパンジオールの量を顕著に減らすことができ、最終的にアクロレインとアリルアルコールのような副産物の含有量も低めることができるため有利である。
このようなエステル化によりビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタレート、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸またはジメチルテレフタレートとの低分子量ポリエステル(例えばオリゴマー)、またはこれらの混合物を含む生成物を得ることができる。
ii)無触媒下で予備重縮合
一方、無触媒下で前記エステル化生成物の重縮合によりPTTの予備重合体を形成する段階が行われる。
発明の実施形態によれば、前記エステル化生成物の重縮合とこれから得られる予備重合体の重縮合は、2個以上の重合反応器を含む装置を利用して連続的または不連続的に行われ得る。
例えば、図1に示す装置の場合、前記エステル化の生成物は、温度調節供給ラインを通じて第1重合反応器P1に供給されて無触媒下で前記予備重合体を形成し、前記予備重合体は、特定の条件を満たす時点に触媒と共に第2重合反応器P2に供給されてPTTを形成する。
第1重合反応器P1では、前記エステル化生成物の重縮合が予備的に行われるが、この段階では過剰の1,3−プロパンジオールが系外に除去され、長鎖分子が生成されることによって生成物の固有粘度が漸次に増加する。ここで、過剰の1,3−プロパンジオールを系外に除去するために真空供給源が連結された蒸気ライン、噴霧凝縮機などのような通常の装置が用いられ得る。
発明の実施形態によれば、前記エステル化生成物の重縮合は、前記エステル化と同様に無触媒下で行われる。好ましくは、前記エステル化生成物の重縮合は、230乃至270℃、または240乃至260℃、または245乃至260℃の温度と、100乃至300mmHg、または100乃至250mmHg、または150乃至250mmHgの圧力下で行われ得る。
前記エステル化生成物の重縮合が進行されることによって、前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が漸次に増加し、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量は漸次に減少する。このような重縮合の進行を通じてPTTの予備重合体が形成され、この時、前記予備重合体の分子量は特に制限されない。そして、前記予備重合体を含む反応物の物性が特定の条件を満たす時点に、前記反応物は触媒と混合されて前記予備重合体の重縮合が追加的に行われる。
iii)最終重縮合
つまり、発明の実施形態によれば、前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が0.10dl/g以上であり、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり150当量以下である時点に触媒を添加して、前記予備重合体の重縮合によりPTTを形成する段階が行われる。
前述のように、無触媒下で前記エステル化生成物の重縮合が進行されることによってPTTの予備重合体が形成されるが、このようなエステル化生成物の重縮合は、前記予備重合体を含む反応物の物性が特定の条件を満たす時点まで行われる。そして、前記反応物の物性が前記条件を満たす時点に触媒が投入されて前記予備重合体の重縮合が追加的に行われてPTTが形成される。
発明の実施形態によれば、前記触媒は、前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が0.10dl/g以上であり、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり150当量以下である時点に投入され得る。好ましくは、前記触媒は、前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が0.10乃至0.20dl/gであり、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり30乃至150当量である時点に投入され得る。
このように、発明の実施形態によるPTTの製造方法は、エステル化反応以前に原料混合物に触媒を添加する一般的な工程とは異なり、予備重合以降に触媒を添加して重縮合させる方法に従う。これによって、本発明によるPTTの製造方法は、別途の添加剤がなくてもアクロレインのような毒性副産物の形成の最小化が可能であると共に、より少量の触媒でも優れた物性を有するPTTの製造を可能にする。特に、このような効果は、前述した条件を満たす時点に触媒が投入されることによってより顕著に現れ、これによってPTTの生産効率が向上することができる。
一方、前記予備重合体の重縮合は、前記エステル化生成物の重縮合が行われた反応器と同一の反応器で行われたり、または他の反応器で行われ得る。例えば、図1に示す装置の場合、前記予備重合体の重縮合は、第2重合反応器P2で触媒の存在下で行われ得る。
ここで、前記触媒は、通常の重縮合反応用触媒であってもよく、好ましくはチタンおよびスズからなる群より選択された1種以上の活性金属を含む有機または無機化合物であってもよい。非制限的な例として、前記触媒は、テトライソプロピルチタネート、テトラブチルチタネートおよびジブチルスズオキシドからなる群より選択された1種以上の化合物であってもよい。
この時、前記触媒は、最終重合体の重量を基準に20乃至250ppm、または50乃至250ppm、または50乃至200ppmの活性金属が含まれるように添加され得る。つまり、適した反応速度を提供しながらも適切な色相を有する最終重合体を得るために、前記触媒の含有量は、前述した範囲内で調節されることが好ましい。
そして、このような予備重合体の重縮合は、230乃至270℃、または240乃至260℃、または245乃至260℃の温度と、10乃至200mmHg、または10乃至150mmHg、または10乃至100mmHgの圧力下で行われ得る。
また、選択的に、第2重合反応器P2から排出されたストリームは、第3重合反応器P3に供給されて追加的な重縮合が行われることもできる。第3重合反応器P3では、未反応1,3−プロパンジオールの物質伝達を最大化することが高分子量のPTTを得るのに有利である。したがって、第3重合反応器P3は、例えば水平の円筒形容器に攪拌機が装着された構造のように、重合体の表面積を極大化させることができる構造を有することが好ましい。このような第3重合反応器P3は、230乃至270℃、または240乃至265℃、または250乃至260℃の温度と、1mmHg以下の圧力で維持される条件下で運転され得る。
このように、第2重合反応器P2および第3重合反応器P3が用いられる場合、各反応器での滞留時間は、反応物の固有粘度および分子量などを考慮して調節され得る。例えば、第2重合反応器P2および第3重合反応器P3内の滞留時間は、それぞれ30乃至90分であってもよい。
一方、前述した工程を通じて最終的に得られるPTTは、0.8乃至1.2dl/gの固有粘度または70,000乃至130,000の重量平均分子量を有することができる。そして、前記PTTは、75乃至85のcolor L*値と5乃至20のcolor b*値を示すことができる。
特に、前記PTTは、前述した工程を通じて製造されることによって、最終重合体の重量を基準に30ppm以下、または27ppm以下、または5乃至27ppm、または10乃至27ppmに、低い水準のアクロレインを含むことができる。
そして、前述した一連の工程を通じて連続的に製造されるPTTは、ペレット化されて固体状態で得られ、繊維紡糸、フィルム形成、モールディングなどのような通常の成形工程に直接供給され得る。
本発明の製造方法によれば、別途の添加剤がなくてもアクロレインのような毒性副産物の含有量が低いポリ(トリメチレンテレフタレート)を連続的に得ることができる。
発明の実施形態による製造方法に用いられる装置を模式的に示したものである。
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は、本発明を例示するためのものに過ぎず、本発明をこれらだけに限定するものではない。
実施例1
原料物質として1,3−プロパンジオールとテレフタル酸をスラリーメルティングタンクSで混合して均質なスラリー状の原料混合物を準備した。この時、前記原料混合物には1モルのテレフタル酸に対して約1.3モルの1,3−プロパンジオールが含まれるようにした。
準備された原料混合物は、スラリーメルティングタンクSから第1エステル化反応器E1に移送され、約2kgf/cmの圧力および約245℃の温度条件下でエステル化が進行された。エステル化が進行されることによって、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタレートおよびオリゴマーの混合物が生成された。そして、第1エステル化反応器E1から排出されたストリームは、第2エステル化反応器E2に移送されて、約255℃の温度および常圧条件下で連続してエステル化が進行された。この時、第1エステル化反応器E1および第2エステル化反応器E2でそれぞれ発生する気相副産物ストリームは連続的に気化および除去された。
次に、前記エステル化の生成物は、第1重合反応器P1に移送され、約255℃の温度および100乃至200mmHgの減圧条件を維持した状態で重縮合が進行された。そして、第1重合反応器P1から排出されるストリームに触媒を添加して第2重合反応器P2に供給した。この時、第1重合反応器P1から排出されるストリームの固有粘度は、0.12dl/gであり、前記ストリーム中のカルボキシル末端基の含有量は1×10gの反応物当たり120当量であった。そして、添加された触媒は、テトラブチルチタネートであり、その含有量は最終重合体の重量を基準に約180ppmのチタニウム原子が含有されるように調節された。第2重合反応器P2では、約260℃の温度および10乃至100mmHgの減圧条件を維持した状態で重縮合が行われ、反応物の固有粘度が漸次に増加した。そして、第2重合反応器P2から排出されるストリームは、第3重合反応器P3に移送されて約260℃の温度および1mmHg以下の減圧条件を維持した状態で重縮合が行われた。
このような方法を通じてPTTを得ており(固有粘度約0.94dl/g、重量平均分子量98,900)、最終重合体はペレット化された固体状態で得られた。
実施例2
第1重合反応器P1から排出されるストリームに添加される触媒の含有量を最終重合体の重量を基準に約150ppmのチタニウム原子が含まれるように調節したことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.92dl/g、重量平均分子量94,600)。
実施例3
第1重合反応器P1から排出されるストリームに添加される触媒の含有量を最終重合体の重量を基準に約120ppmのチタニウム原子が含まれるように調節したことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.91dl/g、重量平均分子量91,600)。
実施例4
第1重合反応器P1から排出されるストリームに添加される触媒の含有量を最終重合体の重量を基準に約80ppmのチタニウム原子が含まれるように調節したことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.93dl/g、重量平均分子量94,200)。
比較例1
スラリーメルティングタンクSに最終重合の重量を基準に約180ppmのチタニウム原子が含まれるようにテトラブチルチタネートを添加して原料混合物を準備し、第1重合反応器P1から排出されるストリームには触媒を添加しないことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.89dl/g、重量平均分子量88,500)。
比較例2
スラリーメルティングタンクSに最終重合の重量を基準に約150ppmのチタニウム原子が含まれるようにテトラブチルチタネートを添加して原料混合物を準備し、第1重合反応器P1から排出されるストリームには触媒を添加しないことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.85dl/g、重量平均分子量86,100)。
比較例3
スラリーメルティングタンクSに最終重合の重量を基準に約120ppmのチタニウム原子が含まれるようにテトラブチルチタネートを添加して原料混合物を準備し、第1重合反応器P1から排出されるストリームには触媒を添加しないことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.83dl/g、重量平均分子量83,200)。
比較例4
第1エステル化反応器E1から排出されたストリームに最終重合の重量を基準に約180ppmのチタニウム原子が含まれるようにテトラブチルチタネートを添加して第2エステル化反応器E2に移送してエステル化を進行し、第1重合反応器P1から排出されるストリームには触媒を添加しないことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.94dl/g、重量平均分子量93,800)。
比較例5
第1エステル化反応器E1から排出されたストリームに最終重合の重量を基準に約150ppmのチタニウム原子が含まれるようにテトラブチルチタネートを添加して第2エステル化反応器E2に移送してエステル化を進行し、第1重合反応器P1から排出されるストリームには触媒を添加しないことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.94dl/g、重量平均分子量96,100)。
比較例6
第1重合反応器P1から排出されるストリームの固有粘度が0.08dl/gであり、前記ストリーム中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり530当量である時点に触媒を添加して第2重合反応器P2に供給したことを除き、実施例1と同様な方法でPTTを得た(固有粘度約0.89dl/g、重量平均分子量88,400)。
試験例
実施例および比較例を通じて製造されたPTTに対して次のような方法で物性を測定し、その結果を下記表1乃至表3に示した。
そして、加工中に発生するアクロレインの含有量を確認するために250℃で経過時間に応じたアクロレインとアリルアルコールの含有量を測定し、その結果を下記表2に示した。
1)エステル化生成物(E2排出物)に含まれているアクロレインの含有量:凍結粉砕により準備された0.5gの試料粉をガラス瓶に取って密封し、これを150℃で30分間加熱した後、気体クロマトグラフィーを通じてアクロレインの含有量を定量分析した。
2)250℃で発生するアクロレインの含有量:凍結粉砕により準備された0.0020gの試料を250℃で10分乃至30分間加熱した後、発生するアクロレインを熱脱着方法で気体クロマトグラフィーを通じて定量分析した(TENAXチューブ使用)。
3)固有粘度:o−クロロフェノール(o−chlorophenol)にPTTを1.2g/dlの濃度に溶解した後、ウベローデ(Ubbelohde)固有粘度管を利用して35℃で固有粘度を測定した。
4)色相:PTTを150℃の熱風オーブンで1時間結晶化させた後、色相測定器を利用してcolor L*およびcolor b*をそれぞれ測定した。
5)予備重合体(P1排出物)に含有されているカルボキシル末端基の含有量:試料0.1gを200℃でベンジルアルコール(benzyl alcoho)l10mlに溶解してフェノールレッド(phenol red)指示薬を添加した後、0.1N−NaOHで滴定してCOOH末端を定量した。
Figure 2017525821
Figure 2017525821
前記表1および表2を通じて分かるように、実施例の方法で製造されたPTTは、アクロレインの含有量が27ppm以下に低く示され、同一の重合度に到達することにおいてもより少量の触媒を用いて重合が可能であることが確認された。特に、触媒に含まれているチタニウムの含有量が同一な実施例と比較例を比較する時、実施例の方法に従う場合、PPTに含まれているアクロレインの含有量が顕著に低くなることを確認できた。
Figure 2017525821
前記表3を通じて分かるように、実施例の方法に従う場合、アクロレインの含有量が27ppm以下(250℃で10分間)に低く示され、アリルアルコールの含有量も44ppm以下(250℃で10分間)に低く示された。そして、実施例の方法は、アクロレインとアリルアルコールがより低い速度で発生することが確認された。
S…スラリーメルティングタンク
E1、E2…エステル化反応器
P1、P2、P3…重合反応器
そして、加工中に発生するアクロレインの含有量を確認するために250℃で経過時間に応じたアクロレインとアリルアルコールの含有量を測定し、その結果を下記表に示した。

Claims (14)

  1. 無触媒下で、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸またはジメチルテレフタレートを含む原料混合物からエステル化生成物を形成する段階と、
    無触媒下で、前記エステル化生成物の重縮合によりポリ(トリメチレンテレフタレート)の予備重合体を形成する段階と、
    前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が0.10dl/g以上であり、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり150当量以下である時点に触媒を添加して、前記予備重合体の重縮合によりポリ(トリメチレンテレフタレート)を形成する段階と、
    を含むポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  2. 前記エステル化生成物は、直列に連結された第1エステル化反応器および第2エステル化反応器で連続的に形成され、それぞれのエステル化反応器から気相副産物ストリームが連続的に気化および除去される、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  3. 前記原料混合物は、1モルのテレフタル酸またはジメチルテレフタレートに対して1.0乃至1.5モルの1,3−プロパンジオールを含む、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  4. 前記エステル化生成物は、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタレート、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸またはジメチルテレフタレートとの低分子量ポリエステル、またはこれらの混合物を含む、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  5. 前記エステル化生成物の形成は、1乃至4kgf/cmの圧力および230乃至260℃の温度下で行われる、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  6. 前記エステル化生成物の重縮合および前記予備重合体の重縮合は、2個以上の重合反応器を含む装置を利用して連続的または不連続的に行われる、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  7. 前記エステル化生成物は、第1重合反応器に供給されて前記予備重合体を形成し、
    前記予備重合体は、前記予備重合体を含む反応物の固有粘度が0.10dl/g以上であり、前記反応物中のカルボキシル末端基の含有量が1×10gの反応物当たり150当量以下である時点に触媒と共に第2重合反応器に供給されてポリ(トリメチレンテレフタレート)を形成する、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  8. 前記エステル化生成物の重縮合は、230乃至270℃の温度と100乃至300mmHgの圧力下で行われる、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  9. 前記予備重合体の重縮合は、230乃至270℃の温度と10乃至200mmHgの圧力下で行われる、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  10. 前記触媒は、チタンおよびスズからなる群より選択された1種以上の活性金属を含む有機または無機化合物である、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  11. 前記触媒は、テトライソプロピルチタネート、テトラブチルチタネートおよびジブチルスズオキシドからなる群より選択された1種以上の化合物である、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  12. 前記触媒は、最終重合体の重量を基準に20乃至250ppmの活性金属が含まれるように添加される、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  13. 前記予備重合体の重縮合により形成されるポリ(トリメチレンテレフタレート)は、0.8乃至1.2dl/gの固有粘度または70,000乃至130,000の重量平均分子量を有する、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
  14. 前記予備重合体の重縮合により形成されるポリ(トリメチレンテレフタレート)は、30ppm以下のアクロレインを含む、請求項1に記載のポリ(トリメチレンテレフタレート)の製造方法。
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