JP2017218635A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 耐熱基材上に形成されたセラミックスからなる気孔を含む高気孔層と、
   前記高気孔層上に形成されてセラミックスからなり気孔率が前記高気孔層以下の０．９体積％以下とされ、ビッカース硬さが８００Ｈｖ以上とされた緻密層と、
   を備える、遮熱コーティング。
2. 前記緻密層は、層厚さが０．０５ｍｍ以下とされている、請求項１に記載の遮熱コーティング。
3. 前記高気孔層は、前記緻密層が設けられた表面に単位長さ当たり１本以上１０本以下で厚さ方向に縦割れを有する、請求項１または２に記載の遮熱コーティング。
4. 前記緻密層は、平均粒径２０μｍ以下の前記セラミックスの粒度分布を有する、請求項１から３のいずれか１つに記載の遮熱コーティング。
5. 前記高気孔層は、気孔率が１体積％以上３０体積％以下である、請求項１から４のいずれか１つに記載の遮熱コーティング。
6. 前記高気孔層および前記緻密層は、ビッカース硬さが同じく８００Ｈｖ以上である、請求項１から５のいずれか１つに記載の遮熱コーティング。
7. 前記耐熱基材と前記高気孔層との間に形成された金属結合層をさらに備える、請求項１から６のいずれか１つに記載の遮熱コーティング。
8. 前記緻密層上に前記緻密層が溶融された溶融層をさらに備える、請求項１から７のいずれか１つに記載の遮熱コーティング。
9. 前記溶融層下の前記緻密層の層厚さが０．０１ｍｍ以上である、請求項８に記載の遮熱コーティング。
10. 前記溶融層下の前記緻密層の層厚さが０．０１ｍｍ以上であり、前記溶融層の層厚さが前記緻密層以上で０．０４ｍｍ以下である、請求項８に記載の遮熱コーティング。
11. 前記高気孔層または前記緻密層のいずれか一方がイットリア安定化ジルコニア材料にて構成され、いずれか他方がイッテルビア安定化ジルコニア材料にて構成される、請求項１から１０のいずれか１つに記載の遮熱コーティング。
12. 前記高気孔層および前記緻密層がイッテルビア安定化ジルコニア材料にて構成される、請求項１から１０のいずれか１つに記載の遮熱コーティング。
13. 表面に請求項１から１２のいずれか１つに記載の遮熱コーティングを備える、タービン部材。
14. 請求項１３に記載のタービン部材を備える、ガスタービン。
15. 耐熱基材上に大気プラズマ溶射法によってセラミックスからなる気孔を含む高気孔層を形成し、前記高気孔層上に大気プラズマ溶射法、コールドスプレー法、またはエアロゾルデポジション法によってセラミックスからなり気孔率が前記高気孔層以下の０．９体積％以下とされ、ビッカース硬さが８００Ｈｖ以上とされた緻密層を形成する、遮熱コーティングの製造方法。
16. 前記緻密層を大気プラズマ溶射法によって形成する場合、１００ｍｍ以下の近距離溶射により前記高気孔層の表面に施す、請求項１５に記載の遮熱コーティングの製造方法。