JPH0967662A - セラミックス被覆部材 - Google Patents

セラミックス被覆部材

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JPH0967662A
JPH0967662A JP7222036A JP22203695A JPH0967662A JP H0967662 A JPH0967662 A JP H0967662A JP 7222036 A JP7222036 A JP 7222036A JP 22203695 A JP22203695 A JP 22203695A JP H0967662 A JPH0967662 A JP H0967662A
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JP
Japan
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layer
ceramics
ceramic
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metal base
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JP7222036A
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English (en)
Inventor
Masayuki Ito
昌行 伊藤
Itaru Senda
格 千田
Keizo Honda
啓三 本多
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱応力に強く、かつ熱疲労や熱衝撃に強いセラ
ミックス層を得ることで、熱変動の激しい環境下におい
てもセラミックス層の亀裂もしくは金属基材からの剥離
等が生じないセラミックス被覆部材を提供する。 【解決手段】セラミックス被覆部材はセラミックス層4
が金属基材1側に粗粒子(たとえば、平均粒径が0.1
00mm径)の凝集体層2とセラミックス層4の表面層側
に微粒子(たとえば、平均粒径が0.025mm径)の凝
集体層3とを配置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属基材上にセラミ
ックス層を形成してなるセラミックス被覆部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種セラミックス材料を用いて金属基材
の表面を被覆する方法は各種分野で広く用いられてい
る。こうした金属基材の表面をセラミックス材料で被覆
する方法には従来から溶射法、焼付け法、物理蒸着法、
化学蒸着法、表面酸化法等が用いられており、特に生産
性を向上させる等の観点から、高融点材料の厚い被膜形
成には、一般的に溶射法が適用されている。
【0003】溶射法には、大気プラズマ溶射法と低圧雰
囲気プラズマ溶射法とがあり、大気プラズマ溶射法は大
気圧のもとでプラズマ溶射を行うものであり、また低圧
雰囲気プラズマ溶射法は大気圧よりも低い圧力のもとで
プラズマ溶射を行うものである。
【0004】ところで、金属基材の表面にセラミックス
層を形成する場合、金属基材とセラミックス材料とでは
熱膨張係数が約一桁異なるため、高温もしくは熱変動の
激しい環境下にあっては、金属基材とセラミックス層と
の界面で両者の熱膨張差に起因する過大な熱応力が発生
し、セラミックス層の亀裂もしくは金属基材からの剥離
等の現象が生じやすい。そこで、金属基材とセラミック
ス層との間に熱応力緩和層として働く合金結合層を介在
させることが一般的である。
【0005】しかしながら、こうした熱応力緩和層であ
る合金結合層を介在させても、セラミックス層の厚膜化
や高温もしくは熱変動の激しい環境下にあっては、合金
結合層とセラミックス層との界面で両者の熱膨張差に基
づく熱応力が発生し、セラミックス層に亀裂が生じた
り、金属基材からセラミックス層が剥離するなどの不具
合が生じ、たとえば耐熱被覆材料、電気絶縁被覆材料、
耐磨耗被覆材料、耐食被覆材料として有効に機能しなく
なる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、耐熱
被覆材料、電気絶縁被覆材料、耐磨耗被覆材料、耐食被
覆材料を得るために金属基材の表面をセラミックス材料
で被覆するとき、熱応力緩和層としての合金結合層を用
いても、高温もしくは熱変動の激しい環境下にあっては
十分な熱応力緩和効果が得られず、セラミックス層の亀
裂もしくは金属基材からの剥離等のために耐熱被覆材
料、電気絶縁被覆材料、耐磨耗被覆材料、耐食被覆材料
としての特性が損なわれてしまい、こうした材料で部材
の機能を一層向上させることが困難である。
【0007】本発明の目的は熱応力に強く、かつ熱疲労
や熱衝撃にも強いセラミックス層を得ることで、熱変動
の激しい環境下においてもセラミックス層の亀裂もしく
は金属基材からの剥離等が生じないセラミックス被覆部
材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は金
属基材と、金属基材の表面に直接または合金層を介して
設けられたセラミックス層とを具備するセラミックス被
覆部材において、セラミックス層は、前記金属基材側に
配置された粗粒子の凝集体層と、セラミックス層の表面
層側に配置された微粒子の凝集体層とを有することを特
徴とする。
【0009】また、請求項2に係る発明は請求項1のセ
ラミックス被覆部材において、金属基材側に配置した粗
粒子の平均粒径が0.075mm〜0.150mm径であ
り、表面層側に配置した粗粒子の平均粒径が0.075
mm〜0.045mm径であり、金属基材側から表面層側に
向かって粒子径が傾斜していることを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3に係る発明は金属基材
と、金属基材の表面に直接または合金層を介して設けら
れたセラミックス層とを具備するセラミックス被覆部材
において、金属基材側に配置したセラミックス層に平均
径が0.001mm〜0.100mm径の気孔が気孔率で平
均20%〜30%を有し、表面層側に配置したセラミッ
クス層に平均径が0.001mm〜0.100mm径の気孔
が気孔率で平均0〜5%を有することを特徴とする。
【0011】さらに、請求項4に係る発明は請求項3の
セラミックス被覆部材において、セラミックス層中の気
孔が金属基材側から表面層側に向かって気孔率が傾斜し
ていることを特徴とする。
【0012】また、請求項5に係る発明は請求項1ない
し4のセラミックス被覆部材において、セラミックス粉
末として高密度粉末を用いて溶射法でセラミックス層を
形成したことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項6に係る発明はセラミック
ス被覆部材は請求項1ないし4のセラミックス被覆部材
において、セラミックス粉末として低密度粉末を用いて
溶射法でセラミックス層を形成したことを特徴とする。
【0014】また、請求項7に係る発明は請求項1ない
し4のセラミックス被覆部材において、セラミックス粉
末として、高密度粉末10%〜70%と低密度粉末30
%〜90%を混合した粉末を用いて溶射法でセラミック
ス層を形成したことを特徴とする。
【0015】本発明に係るセラミックス被覆部材におけ
るセラミックス層は、金属基材の表面に直接被覆しても
十分な熱応力緩和効果が得られるが、これと共に金属基
材の表面に合金結合層を介して被覆すると、より大きい
熱応力緩和効果が得られる。この合金結合層の構成材料
としては、耐高温酸化性および耐腐食性に優れ、かつ金
属基材とセラミックス層の中間の熱膨張係数を有する材
料であることが好ましく、たとえばM−Cr−Y合金
(MはNi、CoおよびFeから選ばれる少なくとも1
種の元素)が例示される。M−Cr−Al−Y合金の好
ましい組成としては、10〜45重量%のCr、1〜2
0重量%のAl、0.1〜3.0重量%のYを含み、残
部が実質的にM元素からなる組成が挙げられる。
【0016】本発明のセラミックス被覆材料における金
属基材は、用途等に応じて一般に使用されている種々の
金属、合金材料から適宜選択できる。
【0017】また、本発明のセラミックス被覆材料にお
けるセラミックス層には、各種の耐熱性セラミックス、
電気絶縁性セラミックス、耐磨耗セラミックスを用いる
ことができ、たとえば部分安定化ZrO2 、Al
2 3 、SiO2 、CaO、CeO2 、Cr2 3 、S
iC、WC、TiC、Cr2 3 、AlN、SiN、T
iN、TiO2 、CaO−SiO2 系、CaO−Al2
3 系等が例示される。
【0018】セラミックス層は約0.2mm〜2.0mm程
度の厚さで形成することが好ましく、またその形成方法
としては、大気プラズマ溶射法や低圧雰囲気プラズマ溶
射法等の溶射法、物理蒸着法、化学蒸着法等を用いるこ
とができる。実用上は溶射法、特に大気プラズマ溶射法
を用いることが好ましく、これによりセラミックス層に
おける熱応力を緩和するという本発明の効果を格段に向
上させることが可能になる。
【0019】本発明の請求項1および2のセラミックス
被覆部材は、セラミックス層が金属基材側に粗粒子の凝
集体層と、セラミックス層の表面層側に微粒子の凝集体
層を配置させたものである。さらには、セラミックス層
は金属基材側の粗粒子の凝集体層から表面層側の微粒子
の凝集体層に向かって粒子径を傾斜させて配置させたも
のである。金属基材側に配置した粗粒子の平均粒径は
0.075mm〜0.150mm径が好ましい。これは、金
属基材とセラミックス層との熱膨張差で発生した熱応力
をセラミックス層の粗粒子と粗粒子との界面で緩和して
熱応力を小さくする効果がある。粗粒子の粒子径が0.
075mm径より小さいと、緻密化による粒子の拘束が大
きくなり、粒子間の界面での熱応力緩和効果が低くな
り、粒子径が0.150mm径より大きくなると、粒子内
での熱応力が大きくなり、粒子間の界面での熱応力緩和
効果が低くなる。
【0020】また、セラミックス層の表面層側に配置し
た微粒子の平均粒径は0.005mm〜0.045mm径が
好ましい。これは、セラミックス層の表面層では熱膨張
差で発生する熱応力が小さいため熱応力緩和効果より
も、微粒子粉末で緻密化することにより、耐熱性、電気
絶縁性、対エロージョン性、対磨耗性等の特性を向上さ
せることになる。
【0021】さらに、金属基材側の粗粒子の凝集体層か
ら表面層側の微粒子の凝集体層に向かって粒子径を傾斜
させて配置させることにより、金属基材とセラミックス
層との熱膨張差で発生した熱応力を表面に向かって緩や
かに減少させることになり、熱応力緩和のためにより望
ましい。
【0022】本発明における請求項3および4のセラミ
ックス被覆部材は、セラミックス被覆部材において金属
基材側に配置したセラミックス層が平均径が0.001
mm〜0.100mm径の気孔が気孔率で平均20%〜30
%を有し、表面層側に配置したセラミックス層が平均径
が0.001mm〜0.100mm径の気孔が気孔率で平均
0〜5%を有する。さらには、セラミックス層中の気孔
が金属基材側から表面層側に向かって気孔率が傾斜して
減少させている。これは、金属基材側に配置したセラミ
ックス層に気孔が気孔率で平均20%〜30%を付加す
ることにより、金属基材とセラミックス層との熱膨張差
から生じた熱応力をセラミックス層の気孔で緩和して熱
応力を小さくする効果がある。さらに、金属基材側に配
置したセラミックス層に付加した気孔が表面層側に向か
って気孔率が傾斜して減少させることにより、金属基材
とセラミックス層との熱膨張差で発生した熱応力を表面
に向かって緩やかに減少させることになり、熱応力緩和
のためにより望ましい。
【0023】本発明のセラミックス層の厚さは、0.1
mm〜5.0mm厚さが好ましい。すなわち、セラミックス
層の厚さが0.1mmより薄いと、セラミックス被覆部材
としての耐熱性、電気絶縁性、耐磨耗性等の特性を向上
させることができないため、0.1mmを下限とする。一
方、5.0mmより厚くなると、本発明を用いても熱応力
が大きく、クラックの発生や剥離が起こりやすいため、
5.0mmを上限とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施例1)実施例1の模式図を図1に示す。金属基材
としてNi基耐熱合金IN738の30×50×厚さ5
mmの板材を用意し、まずこの金属基材1の表面を約0.
6mm粒径のアルミナ粒子によりサンドブラスト処理し
た。
【0025】次に、上記金属基材1の粗面化表面に8w
t%Y2 3 −ZrO2 組成の粒径が平均0.100mm
径の粗粒子である高密度(電融粉砕粉)ジルコニア溶射
粉末を溶射距離125mm、溶射出力60V、700Aの
条件下で大気プラズマ溶射し、粗粒子の凝集体層2を約
0.300mm厚さに形成した。続いて、粗粒子の凝集体
層2上に平均粒径が約0.025mm径の同組成の微粒子
高密度(電融粉砕粉)ジルコニア溶射粉末を溶射距離1
25mm、溶射出力60V、600Aの条件下で大気プラ
ズマ溶射し、微粒子の凝集体層3を約0.300mm厚さ
に形成した。
【0026】このように、金属基材1表面に粗粒子の凝
集体層2と微粒子の凝集体層3の2層構造で、厚さが
0.600mmのセラミックス層4を形成した。こうし
て、目的とするセラミックス被覆部材を得た。このセラ
ミックス被覆部材を後述する特性評価に供した。
【0027】(実施例2)金属基材としてNi基耐熱合
金IN738の30×50×厚さ5mmの板材を用意し、
まずこの金属基材の表面を約0.6mm粒径のアルミナ粒
子によりサンドブラスト処理した。
【0028】次に、上記金属基材の粗面化表面にNi−
22Cr−10Al−0.5Y(重量%)組成を有し、
平均粒径が0.075mm径の合金粉末を大気フラズマ溶
射し、厚さ約0.150mmの合金結合層を被覆形成し
た。溶射条件は溶射距離135mm、溶射出力55V、6
00Aとした。
【0029】この合金結合層上に8wt%Y2 3 −Z
rO2 組成の粒径が平均0.100mm径の粗粒子である
高密度(電融粉砕粉)ジルコニア溶射粉末を溶射距離1
25mm、溶射出力60V、700Aの条件下で大気プラ
ズマ溶射し、粗粒子の凝集体層を約0.300mm厚さに
形成した、続いて、粗粒子の凝集体層上に平均粒径が約
0.025mm径の同組成の微粒子高密度(電融粉砕粉)
ジルコニア溶射粉末を溶射距離125mm、溶射出力60
V、600Aの条件下で大気プラズマ溶射し、微粒子の
凝集体層を約0.300mm厚さに形成した。
【0030】このように、金属基材表面に合金結合層を
介して粗粒子の凝集体層と微粒子の凝集体層の2層構造
で、厚さが0.600mmのセラミックス層を形成した。
こうして、目的とするセラミックス被覆部材を得た。こ
のセラミックス被覆部材を後述する特性評価に供した。
【0031】(実施例3)実施例3の模式図を図2に示
す。金属基材としてNi基耐熱合金IN738の30×
50×厚さ5mmの板材を用意し、まずこの金属基材11
の表面を約0.6mm粒径アルミナ粒子によりサンドブラ
スト処理した。
【0032】次に、上記金属基材11の粗面化表面にN
i−22Cr−10Al−0.5Y(重量%)組成を有
し、平均粒径が0.030mm径の合金粉末を低圧雰囲気
プラズマ溶射し、厚さ約0.150mmの合金結合層12
を形成した。溶射条件はアルゴンガス雰囲気圧力6.5
×103 Pa、溶射距離400mm、溶射出力50V、7
00Aとした。
【0033】この合金結合層12上に粒径が平均0.1
50mm径の大粗粒子である高密度(電融粉砕粉)アルミ
ナ(Al2 3 )溶射粉末を溶射距離125mm、溶射出
力60V、700Aの条件下で大気プラズマ溶射し、大
粗粒子の凝集体層13を約0.150mm厚さに形成し
た。続いて、大粗粒子の凝集体層13上に平均粒径が約
0.100mm径の同組成の小粗粒子高密度(電融粉砕
粉)アルミナ溶射粉末を溶射距離125mm、溶射出力6
0V、600Aの条件下で大気プラズマ溶射し、小粗粒
子の凝集体層14を約0.150mm厚さに形成した。
【0034】この小粗粒子の凝集体層14上に平均粒径
が約0.050mm径の同組成の細粒子高密度(電融粉砕
粉)アルミナ溶射粉末を溶射距離125mm、溶射出力6
0V、600Aの条件下で大気プラズマ溶射し、細粒子
の凝集体層15を約0.150mm厚さに形成した。この
細粗粒子の凝集体層15上に平均粒径が約0.025mm
径の同組成の微粒子高密度(電融粉砕粉)アルミナ溶射
粉末を溶射距離100mm、溶射出力60V、600Aの
条件下で大気プラズマ溶射し、微粒子の凝集体層16を
約0.150mm厚さに形成した。
【0035】このように、金属基材表面に合金結合層1
2を介して大粗粒子の凝集体層13、小粗粒子の凝集体
層14、細粒子の凝集層15、微粒子の凝集体層16と
金属基材11側から表面層側に向かってセラミックス粒
子が大粗粒子から微粒子と傾斜した被覆層構造で、厚さ
が0.600mmのセラミックス層17を形成した。こう
して、目的とするセラミックス被覆部材を得た。このセ
ラミックス被覆部材を後述する特性評価に供した。
【0036】(実施例4)実施例4の模式図を図3に示
す。金属基材としてNi基耐熱合金IN738の30×
50×厚さ5mmの板材を用意し、まずこの金属基材21
の表面を約0.6mm粒径のアルミナ粒子によりサンドブ
ラスト処理した。
【0037】次に、上記金属基材21の粗面化表面にN
i−22Cr−10Al−0.5Y(重量%)組成を有
し、平均粒径が0.075mm径の合金粉末を大気プラズ
マ溶射し、厚さ約0.150mmの合金結合層22を形成
した。溶射条件は溶射距離135mm、溶射出力55V、
600Aとした。
【0038】この合金結合層22上に8wt%Y2 3
−ZrO2 組成の粒径が平均0.100mm径の粗粒子で
ある低密度(造粒粉)ジルコニア溶射粉末を溶射距離1
50mm、溶射出力60V、700Aの条件下で大気プラ
ズマ溶射し、セラミックス層に約25%の気孔23aを
付加した被覆層23を約0.300mm厚さに形成した。
続いて、この被覆層23上に平均粒径が約0.025mm
径の同組成の微粒子低密度(造粒粉)ジルコニア溶射粉
末を溶射距離100mm、溶射出力60V、700Aの条
件下で大気プラズマ溶射し、セラミックス層に約1%の
気孔23aを含む緻密な被覆層24を約0.300mm厚
さに形成した。
【0039】このように、金属基材21表面に合金結合
層22を介してセラミックス層に約25%の気孔23a
を含む層23と、約1%の気孔23aを含む層24の2
層構造で、厚さが0.600mmのセラミックス層25を
形成した。こうして、目的とするセラミックス被覆部材
を得た。このセラミックス被覆部材を後述する特性評価
に供した。
【0040】(実施例5)実施例5の模式図を図4に示
す。金属基材としてNi基耐熱合金IN738の30×
50×厚さ5mmの板材を用意し、まずこの金属基材31
の表面を約0.6mm粒径のアルミナ粒子によりサンドブ
ラスト処理した。
【0041】次に、上記金属基材31の粗面化表面にN
i−22Cr−10Al−0.5Y(重量%)組成を有
し、平均粒径が0.030mm径の合金粉末を低圧雰囲気
プラズマ溶射し、厚さ約0.150mmの合金結合層32
を形成した。溶射条件はアルゴンガス雰囲気圧力6.5
×103 Pa、溶射距離400mm、溶射出力50V、7
00Aとした。
【0042】この合金結合層32上に8wt%Y2 3
−ZrO2 組成の粒径が平均0.100mm径の粗粒子で
ある低密度(造粒粉)ジルコニア溶射粉末を溶射距離1
50mm、溶射出力60V、700Aの条件下で大気プラ
ズマ溶射し、セラミックス層に約25%の気孔33aを
付加した被覆層33を約0.150mm厚さに形成した。
続いて、この被覆層33上に同組成の粒径が平均0.0
75mm径の粒子である低密度(造粒粉)ジルコニア溶射
粉末を溶射距離130mm、溶射出力60V、700Aの
条件下で大気プラズマ溶射し、セラミックス層に約15
%の気孔33aを付加した被覆層34を約0.150mm
厚さに形成した。
【0043】続いて、この被覆層34上に同組成の粒径
が平均0.050mm径の粒子である低密度(造粒粉)ジ
ルコニア溶射粉末を溶射距離130mm、溶射出力60
V、700Aの条件下で大気プラズマ溶射し、セラミッ
クス層に約7%の気孔33aを付加した被覆層35を約
0.150mm厚さに形成した。続いて、この被覆層35
上に同組成の粒径が平均0.025mm径の粒子である低
密度(造粒粉)ジルコニア溶射粉末を溶射距離100m
m、溶射出力60V、700Aの条件下で大気プラズマ
溶射し、セラミックス層に約1%の気孔33aを含む緻
密な被覆層36を約0.150mm厚さに形成した。
【0044】このように、金属基材31表面に合金結合
層32を介してセラミックス層に金属基材31側から表
面層側に向かって、気孔33aが約25%から約1%と
傾斜した4層構造で、厚さが0.600mmのセラミック
ス層37を形成した。こうして、目的とするセラミック
ス被覆部材を得た。このセラミックス被覆部材を後述す
る特性評価に供した。
【0045】(実施例6)金属基材としてNi基耐熱合
金IN738の30×50×厚さ5mmの板材を用意し、
まずこの金属基材の表面を約0.6mm粒径のアルミナ粒
子によりサンドブラスト処理した。
【0046】次に、上記金属基材の粗面化表面にNi−
22Cr−10Al−0.5Y(重量%)組成を有し、
平均粒径が0.075mm径の合金粉末を大気プラズマ溶
射し、厚さ約0.150mmの合金結合層を被覆形成し
た。溶射条件は溶射距離135mm、溶射出力55V、6
00Aとした。
【0047】この合金結合層上に8wt%Y2 3 −Z
rO2 組成の粒径が平均0.100mm径の粗粒子である
高密度(電融粉砕粉)粒子40%と低密度(造粒粉)粒
子60%を混合したジルコニア溶射粉末を溶射距離12
5mm、溶射出力60V、700Aの条件下で大気プラズ
マ溶射し、粗粒子の凝集体層を約0.300mm厚さに形
成した。
【0048】続いて、粗粒子の凝集体層上に平均粒径が
約0.025mm径の同組成の微粒子高密度(電融粉砕
粉)粒子40%と低密度(造粒粉)粒子60%を混合し
たジルコニア溶射粉末を溶射距離100mm、溶射出力6
0V、600Aの条件下で大気プラズマ溶射し、微粒子
の凝集体層を約0.300mm厚さに形成した。
【0049】このように、金属基材表面に合金結合層を
介して高密度粒子と低密度粒子を混合した粗粒子の凝集
体層、高密度粒子と低密度粒子を混合した微粒子の凝集
体層の2層構造で、厚さが0.600mmのセラミックス
層を形成した。こうして、目的とするセラミックス被覆
部材を得た。このセラミックス被覆部材を後述する特性
評価に供した。
【0050】(比較例1、2、3)上記実施例と同組成
および同形状の金属基材(IN738)上に実施例と同
様にブラスト処理を行った後、8wt%Y2 3 −Zr
2 組成の粒径が平均0.100mm径の粗粒子である高
密度(電融粉砕粉)ジルコニア溶射粉末を溶射距離12
5mm、溶射出力60V、700Aの条件下で大気プラズ
マ溶射し、粗粒子の凝集体層を厚さ約0.600mmのセ
ラミックス被覆部材(比較例1)を作成した。
【0051】また、同組成および同形状の金属基材(I
N738)上に実施例と同様にブラスト処理を行った
後、Ni−22Cr−10Al−0.5Y(重量%)組
成を有し、平均粒径が0.075mm径の合金粉末を大気
プラズマ溶射し、厚さ約0.150mmの合金結合層を被
覆形成した。この合金結合層上に8wt%Y2 3 −Z
rO2 組成の粒径が平均0.100mm径の粗粒子である
低密度(造粒粉)ジルコニア溶射粉末を溶射距離125
mm、溶射出力60V、700Aの条件下で大気プラズマ
溶射し、粗粒子の凝集体層を厚さ約0.600mmのセラ
ミックス被覆部材(比較例2)を作成した。
【0052】さらに、同組成および同形状の金属基材
(IN738)上に実施例と同様にフラスト処理を行っ
た後、Ni−22Cr−10Al−0.5Y(重量%)
組成を有し、平均粒径が0.030mm径の合金粉末を低
圧雰囲気プラズマ溶射し、厚さ約0.150mmの合金結
合層を被覆形成した。溶射条件はアルゴンガス雰囲気圧
力6.5×103 Pa、溶射距離400mm、溶射出力5
0V、700Aとした。
【0053】この合金結合層上に平均粒径が約0.02
5mm径の高密度(電融粉砕粉)アルミナ(Al2 3
溶射粉末を溶射距離100mm、溶射出力60V、600
Aの条件下で大気プラズマ溶射し、微粒子の凝集体層を
厚さ約0.600mmのセラミックス被覆部材(比較例
3)を作成した。
【0054】上記各実施例および比較例によるセラミッ
クス被覆部材に対してそれぞれ熱衝撃試験を施した。熱
衝撃試験は大気中で1100℃に30分間保持した後、
室温で30分間冷却することを肉眼によりクラック、剥
離の発生が観察されるまで繰り返すことにより行った。
【0055】クラック、剥離の発生が観察されるまでの
繰り返し回数を表1に示す。
【0056】
【表1】 表1に示す測定結果から明らかなように、金属基材側に
粗粒子の凝集体層を配置し、表面層側に微粒子の凝集体
層を配置したセラミックス被覆部材、金属基材側から表
面層側に粒子径を傾斜させて被覆したセラミックス被覆
部材および金属基材側に気孔を20〜30%含んだセラ
ミックス被覆層を配置し、表面層側に気孔1%の緻密な
被覆層を配置したセラミックス被覆部材および金属基材
側から表面層側に気孔を傾斜させて被覆したセラミック
ス被覆部材は、比較材のセラミックス層が単層構造にセ
ラミックス被覆部材に比べて、クラック、剥離が観察さ
れるまでの熱衝撃試験回数が著しく向上することが理解
できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のセラミッ
クス被覆部材によれば、セラミックス層に金属基材とセ
ラミックス層との熱膨張差によって発生する熱応力を緩
和する機構を付加したので、熱疲労や熱衝撃に強く、激
しい温度変化の環境下で使用される場合においても、セ
ラミックス層にクラックやそれに伴う剥離等が生じるこ
とがない。したがって、厚膜のセラミックス層が容易に
形成でき、耐熱性、電気絶縁性、耐磨耗性、耐腐食性に
優れたセラミックス被覆部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるセラミックス被覆部材
を示す模式図。
【図2】本発明の実施例3によるセラミックス被覆部材
を示す模式図。
【図3】本発明の実施例4によるセラミックス被覆部材
を示す模式図。
【図4】本発明の実施例5によるセラミックス被覆部材
を示す模式図。
【符号の説明】
1、11、21、31 金属基材 2 粗粒子の凝集体層 3、16 微粒子の凝集体層 4、17、25、37 セラミックス層 12、22、32 合金結合層 13 大粗粒子の凝集体層 14 小粗粒子の凝集体層 15 細粒子の凝集体層 23、33 25%気孔含有被覆層 23a、33a 気孔 24、36 1%気孔含有の緻密な被覆層 34 15%気孔含有被覆層 35 7%気孔含有被覆層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基材と、前記金属基材の表面に直接
    または合金層を介して設けられたセラミックス層とを具
    備するセラミックス被覆部材において、前記セラミック
    ス層は、前記金属基材側に配置された粗粒子の凝集体層
    と、セラミックス層の表面層側に配置された微粒子の凝
    集体層とを有することを特徴とするセラミックス被覆部
    材。
  2. 【請求項2】 金属基材側に配置した粗粒子の平均粒径
    が0.075mm〜0.150mm径であり、表面層側に配
    置した微粒子の平均粒径が0.005mm〜0.045mm
    径であり、金属基材側から表面層側に向かって粒子径が
    傾斜していることを特徴とする請求項1記載のセラミッ
    クス被覆部材。
  3. 【請求項3】 金属基材と、前記金属基材の表面に直接
    または合金層を介して設けられたセラミックス層とを具
    備するセラミックス被覆部材において、前記金属基材側
    に配置したセラミックス層に平均径が0.001mm〜
    0.100mm径の気孔が気孔率で平均20%〜30%を
    有し、表面層側に配置したセラミックス層に平均径が
    0.001mm〜0.100mm径の気孔が気孔率で平均0
    〜5%を有していることを特徴とするセラミックス被覆
    部材。
  4. 【請求項4】 前記セラミックス層中の気孔が金属基材
    側から表面層側に向かって気孔率が傾斜していることを
    特徴とする請求項3記載のセラミックス被覆部材。
  5. 【請求項5】 金属基材と、前記金属基材の表面に直接
    または合金層を介して設けられたセラミックス層とを具
    備するセラミックス被覆部材において、セラミックス粉
    末として高密度粉末を用いて溶射法で該セラミックス層
    を形成したことを特徴とする請求項1ないし4記載のセ
    ラミックス被覆部材。
  6. 【請求項6】 金属基材と、前記金属基材の表面に直接
    または合金層を介して設けられたセラミックス層とを具
    備するセラミックス被覆部材において、セラミックス粉
    末として低密度粉末を用いて溶射法で該セラミックス層
    を形成したことを特徴とする請求項1ないし4記載のセ
    ラミックス被覆部材。
  7. 【請求項7】 金属基材と、前記金属基材の表面に直接
    または合金層を介して設けられたセラミックス層とを具
    備するセラミックス被覆部材において、セラミックス粉
    末として、高密度粉末10%〜70%と低密度粉末30
    %〜90%を混合した粉末を用いて溶射法で該セラミッ
    クス層を形成したことを特徴とする請求項1ないし4記
    載のセラミックス被覆部材。
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