JP2014050150A - 3相回転機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トルクリップルを増大することなく発熱を低減する3相回転機の制御装置を提供する。
【解決手段】 2系統のインバータを備えるECU(制御装置)は、振幅が互いに同一であり互いの位相差が30°である交流電流(U相電流Iu1、Iu2を例示)を出力する(b)。これにより、モータ磁束(U相磁束ψu1、ψu2を例示)が5次の歪成分を含む(c)とき、各系統におけるトルク(T1、T2)には6次のトルクリップルが発生するが、2系統の合計トルク(Tsum)では6次のトルクリップルが相殺される(a)。また、電流の1次成分(Iu11、Iu21)に対して5倍の周波数の5次高調波電流を重畳することにより1次成分(基本波電流)のピーク値を低減する(b)。よって、トルクリップルを増大することなく、電流ピーク値に起因する発熱を低減することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、3相回転機の制御装置に関する。
従来、3相巻線組を有する3相回転機の駆動制御装置において、交流電流の主成分にn次高調波を重畳することでトルクリップルを低減する技術が知られている(例えば特許文献1)。この場合のn次高調波は、主に5次高調波に代表される。
特許第3804686号公報
回転機のトルクは電流と磁束との積で決まるため、電流と磁束との積が位相に関わらず一定であればトルクリップルは発生しない。しかし、磁束が歪成分を含む場合には、歪成分に基づくトルクの影響でトルクリップルが発生する可能性がある。
特許文献1に記載の駆動制御装置は、1系統の電力変換器によりモータを駆動するものである。例えば磁束が5次の歪成分を含む場合、特許文献1に開示された技術に基づいて、適当な振幅を有する5次高調波電流を交流電流の主成分に重畳することで、磁束の歪成分に基づくトルクと、5次高調波電流に基づくトルクとが相殺される方向に作用する。
しかし、磁束の歪成分の振幅と重畳した高調波電流の振幅との関係によっては、それらに基づくトルクが常に相殺されるとは限らず、トルクリップルが残る場合がある。一方、相電流のピーク値が高いと、電力変換器や巻線組の発熱が大きくなるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、トルクリップルを増大することなく発熱を低減する3相回転機の制御装置を提供することにある。
本発明は、2組の3相巻線組を有する3相回転機の駆動を制御する制御装置であって、
2組の巻線組に対応して設けられる2系統の電力変換器は、振幅が互いに同一であり、互いの位相差が(30±60×n)°(nは整数)である交流電流を2組の巻線組に出力すること、また、制御部は、3相回転機の出力の主成分となる交流電流である基本波電流に対して5倍の周波数の5次高調波電流を重畳することにより基本波電流のピーク値を低減することを特徴とする。
ここで、3相回転機の出力の主成分となる基本波電流は、正弦波1次成分の交流電流に相当し、5次高調波電流は、1次成分の5倍の周波数の5次成分の交流電流に相当する。なお、本発明での「高調波」は積極的に利用されるものであって、ノイズのように否定的な意味合いを持つものではない。
電流の5次高調波成分と磁束の5次歪成分とによって、各系統におけるトルクには6次のトルクリップルが発生する。しかし、2系統の交流電流の振幅が互いに同一であって、互いの位相が(30±60×n)°であるため、2系統のトルクリップルは、互いに絶対値が等しく、正負の符号を反転した関係となる。したがって、2系統の合計トルクでは6次のトルクリップルが相殺され、位相に関わらず一定の合計トルクが得られる。
また、基本波電流に5次高調波電流を重畳することで、相電流のピーク値を例えば5%程度低減することができる。言い換えれば、相電流ピーク値を下げつつ、1次成分の電流で得られるのと同等のトルクを確保することができる。よって、トルクリップルを増大することなく、相電流ピーク値に起因する発熱を低減することができる。
さらに、制御部は、基本波電流に重畳する5次高調波電流の振幅を、3相回転機の回転角速度に応じて変更するようにしてもよい。具体的には、3相回転機の回転角速度がゼロに近いときほど、5次高調波電流の振幅を大きくするように設定することが好ましい。
相電流ピーク値に起因する発熱は、3相回転機の回転角速度がゼロに近い低回転時ほど問題となりやすく、一方、高回転時にはピーク値ではなく実効値が発熱に効いてくる。そこで、このように回転角速度に応じて5次高調波電流の振幅を変更することで、ニーズに応じた効率的な制御が可能となる。
例えば、車両の操舵をアシストする電動パワーステアリング装置では、発進時のハンドル切り出し操作等により、モータ停止状態から大きなトルクを要する。したがって、本発明の3相回転機の制御装置は、このような電動パワーステアリング装置に適用された場合に特に効果を発揮する。
本発明の実施形態による3相回転機の制御装置により制御される2系統インバータの回路模式図。 本発明の実施形態による3相回転機の制御装置を適用した電動パワーステアリング装置の概略構成図。 本発明の実施形態による制御装置が適用される3相モータの模式図。 本発明の実施形態による3相回転機の制御装置のブロック図。 本発明の第1実施形態による3相回転機の制御装置の制御部ブロック図。 3相回転機の回転角速度と重畳電流の振幅との関係を示す特性図。 dq軸座標での電流位相を説明する説明図。 本発明の実施形態の3相回転機の制御装置において5次高調波電流を重畳しないときの(a)トルク、(b)電流、(c)磁束の波形図。 本発明の実施形態の3相回転機の制御装置において5次高調波電流を重畳したときの(a)トルク、(b)電流、(c)磁束の波形図。 図9(b)の相電流ピーク部の拡大図。 本発明の第2実施形態による3相回転機の制御装置の制御部ブロック図。 本発明の第3実施形態による3相回転機の制御装置の制御部ブロック図。 本発明の第4実施形態による3相回転機の制御装置の制御部ブロック図。
以下、本発明による3相回転機の制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
最初に、複数の実施形態に共通の構成について、図1〜図4を参照して説明する。この実施形態の3相回転機の制御装置は、車両の電動パワーステアリング装置に適用される。
[3相回転機の制御装置の構成]
図2は、電動パワーステアリング装置1を備えたステアリングシステム90の全体構成を示す。ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92には、操舵トルクを検出するためのトルクセンサ94が設置されている。ステアリングシャフト92の先端にはピニオンギア96が設けられており、ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が回転可能に連結されている。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の直線運動変位に応じた角度について一対の車輪98が操舵される。
電動パワーステアリング装置1は、回転軸を回転させるアクチュエータ2、及び、回転軸の回転を減速してステアリングシャフト92に伝達する「動力伝達手段」としての減速ギア89を含む。
アクチュエータ2は、操舵アシストトルクを発生する「3相回転機」としてのモータ80と、モータ80を駆動する「制御装置」としてのECU10とから構成される。本実施形態のモータ80は3相ブラシレスモータであり、減速ギア89を正逆回転させる。
ECU10は、制御部65、及び、制御部65の指令に従ってモータ80への電力供給を制御する「電力変換器」としてのインバータ60を含む。また、モータ80の回転角を検出する回転角センサ85が設けられる。回転角センサ85は、例えば、モータ80側に設けられる磁気発生手段である磁石と、ECU10側に設けられる磁気検出素子とによって構成される。
制御部65は、トルクセンサ94からの操舵トルク信号、回転角センサ85からの回転角信号等に基づいて、インバータ60への出力を制御する。これにより、電動パワーステアリング装置1のアクチュエータ2は、ハンドル91の操舵を補助するための操舵アシストトルクを発生し、ステアリングシャフト92に伝達する。
詳しくは、図1に示すように、モータ80は、2組の巻線組801、802を有する。
第1巻線組801は、U、V、W相の3相巻線811、812、813から構成され、第2巻線組802は、U、V、W相の3相巻線821、822、823から構成される。
インバータ60は、第1巻線組801に対応して設けられる第1系統インバータ601と、第2巻線組802に対応して設けられる第2系統インバータ602から構成される。以下、インバータ、及びそのインバータと対応する3相巻線組の組合せの単位を「系統」という。
ECU10は、電源リレー52、コンデンサ53、第1系統インバータ601、第2系統インバータ602、第1系統電流検出器701、第2系統電流検出器702、及び制御部65等を備えている。電流検出器701、702は、インバータ601、602が巻線組801、802に供給する相電流を相毎に検出する。
バッテリ51は、例えば12Vの直流電源である。電源リレー52は、バッテリ51からインバータ601、602への電力供給を遮断可能である。
コンデンサ53は、バッテリ51と並列に接続され、電荷を蓄え、インバータ601、602への電力供給を補助したり、サージ電流などのノイズ成分を抑制したりする。
第1系統インバータ601は、第1巻線組801の各巻線811、812、813への通電を切り替えるべく、6つのスイッチング素子611〜616がブリッジ接続されている。本実施形態のスイッチング素子611〜616は、MOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)である。以下、スイッチング素子611〜616をMOS611〜616という。
高電位側のMOS611、612、613は、ドレインがバッテリ51の正極側に接続されている。また、MOS611、612、613のソースは、低電位側のMOS614、615、616のドレインに接続されている。MOS614、615、616のソースは、電流検出器701を構成する電流検出素子711、712、713を介してバッテリ51の負極側に接続されている。高電位側のMOS611、612、613と低電位側のMOS614、615、616との接続点は、それぞれ、巻線811、812、813の一端に接続されている。
電流検出素子711、712、713は、それぞれ、第1系統U、V、W相の巻線811、812、813に通電される相電流を検出する。
第2系統インバータ602についても、スイッチング素子(MOS)621〜626、電流検出器702を構成する電流検出素子721、722、723の構成は、第1系統インバータ601と同様である。
制御部65は、マイコン67、駆動回路(プリドライバ)68等で構成される。マイコン67は、トルク信号、回転角信号等の入力信号に基づき、制御に係る各演算値を制御演算する。駆動回路は、MOS611〜616、621〜626のゲートに接続され、マイコン67の制御に基づいてスイッチング出力する。
モータ80の構成について、さらに図3を参照して説明する。図3(a)に示すように、モータ80は、回転軸Oを中心としてロータ83がステータ84に対して回転する。
本実施形態による3相ブラシレスモータは、mを自然数とすると、ステータ84のコイル数が(12×m)であり、ロータ83の永久磁石87の極数が(2×m)であることを特徴とする。図3は、m=2の例を示す。なお、mは2以外の自然数であってもよい。
図3(b)は、スラスト方向Z(図3(a)参照)から視たロータ83の永久磁石87およびステータ84の模式図である。永久磁石87は、N極とS極が交互に2個ずつ、計4(=2×2)極設けられている。ステータコイルは、6個のコイルからなるコイル群が4群、すなわち24(=12×2)個のコイルから構成される。1つのコイル群は、U1コイル、U2コイル、V1コイル、V2コイル、W1コイル及びW2コイルが、この順に電気角30°間隔で時計回りに配列される。また、2つのコイル群が「1組の巻線組」を構成する。
図3(c)は、スラスト方向Zから視たステータ84の展開図であり、図3(d)は、ラジアル方向R(図3(a)参照)から視た巻線の展開図である。図3(d)に示すように、例えばU1コイルを形成する巻線は、1本の導線が、6個おきに配置される突出部86に順に巻回されることにより形成される。
これにより、U相では、U1コイル811の電気角は0°、U2コイル821の電気角は+30°であり、U2コイル821は、U1コイル811に対し+30°の位置関係にある。W相でも同様に、電気角+150°のW2コイル823は、電気角+120°のW1コイル813に対し+30°の位置関係にある。V相では、逆向きに通電することにより、V1コイル812の電気角は(60°−180°=)−120°、V2コイル822の電気角は(90°−180°=)−90°となり、V2コイル822は、V1コイル812に対し+30°の位置関係にある。
よって、第2巻線組802に供給する3相交流電流の位相を、第1巻線組801に供給する3相交流電流の位相に対して30°遅らせることが可能となる。また、2組の巻線組801、802に供給する3相交流電流の振幅は互いに同一とする。
次に、ECU10全体のブロック図を図4に示す。ECU10は、図2で説明したとおり、第1系統及び第2系統のインバータ601、602から第1、第2巻線組801、802へ供給する電流を制御部65によって制御することでモータ80の駆動を制御する。ここで、モータ80の出力の主成分となる交流電流を「基本波電流」という。基本波電流は、正弦波の1次成分の電流に相当する。
電流検出器701、702は、インバータ601、602が巻線組801、802に供給する相電流を相毎に検出し、制御部65にフィードバックする。
図4に2点鎖線で示すように、制御部65は、電流フィードバック演算部30、第1系統及び第2系統の3相2相変換部381、382、2相3相変換部391、392等から構成される。
図4以降の図では、電流および電圧を示す記号の末尾に、第1系統と第2系統とを区別するための数字「1」、「2」を付している。
電流フィードバック演算部30については、ここで各実施形態に共通の入出力の概略のみ説明し、詳しい構成については実施形態毎に後述する。
電流フィードバック演算部30には、回転角θ、及び、dq軸電流指令値Id*、Iq*が入力される。d軸電流指令値Id*は、磁束の向きに平行なd軸電流についての電流指令値であり、q軸電流指令値Iq*は、d軸と直交するq軸電流についての電流指令値である。入力されたdq軸電流指令値Id*、Iq*は、実施形態により、2系統に共通の値として制御に用いる場合と、電流指令値の和、差を算出して制御に用いる場合とがある。
また電流フィードバック演算部30には、各系統の3相2相変換部391、392によってdq変換された電流検出値Id1、Iq1、Id2、Iq2が入力される。そして、電流フィードバック演算部30は、電流指令値と電流検出値とに基づく制御演算により、各系統の2相3相変換部381、382に電圧指令値Vd1、Vq1、Vd2、Vq2を出力する。
さらに本発明の実施形態の電流フィードバック演算部30は、後述するように、回転角θ、dq軸電流指令値Id*、Iq*、及び電流位相(θi)に基づいて算出した6次dq軸電流を電流指令値dq軸電流指令値Id*、Iq*に重畳することを特徴とする。
第1系統の2相3相変換部381は、回転角センサ85からフィードバックされた回転角θに基づき、2相の電圧指令値Vd1、Vq1をU相、V相、W相の3相電圧指令値Vu1、Vv1、Vw1に変換して第1系統インバータ601に出力する。
第2系統の2相3相変換部382は、回転角(θ−30°)に基づき、2相の電圧指令値Vd2、Vq2をU相、V相、W相の3相電圧指令値Vu2、Vv2、Vw2に変換して第2系統インバータ602に出力する。
第1系統の3相2相変換部391は、回転角センサ85からフィードバックされた回転角θに基づき、電流検出器701が検出した3相の相電流検出値Iu1、Iv1、Iw1を、d軸電流検出値Id1およびq軸電流検出値Iq1に変換する。
第2系統の3相2相変換部392は、回転角(θ−30°)に基づき、電流検出器702が検出した3相の相電流検出値Iu2、Iv2、Iw2を、d軸電流検出値Id2およびq軸電流検出値Iq2に変換する。
[電流フィードバック演算部の構成と高調波電流の重畳]
以下、特に電流フィードバック演算部30の構成を第1〜第4実施形態毎に説明する。「電流フィードバック演算部30」の符号の末尾に、実施形態の番号を示す数字「1」〜「4」を付す。
(第1実施形態)
第1実施形態の電流フィードバック演算部301の構成について、図5〜図7を参照して説明する。
電流フィードバック演算部301は、フィードバックの主流部分として、矢印の合流部分に示す複数の加減算器と各系統の制御器311、312を含む。また、傍流の重畳電流算出部201に、速度算出部21、振幅算出部22、ローパスフィルタ24、5次電流算出部25、電流位相算出部27、及び3相2相変換部28を含む。
主流部分では、dq軸電流指令値Id*、Iq*は、第1系統及び第2系統のdq軸電流指令値Id1*、Iq1*、Id2*、Iq2*として分配される。ここで、第1系統インバータ601と第2系統インバータ602との電気的特性は同等であるから、原則として各系統に2分の1ずつの電流指令値が指令されることとなる。
重畳電流算出部201では、入力された回転角θに基づき、速度算出部21で回転角速度ωを算出する。振幅算出部22では、回転角速度ωに応じて5次成分の交流電流の振幅I5’を算出する。「5次成分の交流電流」は、基本波電流すなわち1次成分の5倍の周波数の「5次高調波電流」に相当する。なお、本発明での「高調波」は積極的に利用されるものであって、ノイズのように否定的な意味合いを持つものではない。また、「算出」は、演算の他にマップの参照等の方法を含む。
例えば図6(a)に示すように、回転角速度ωと5次成分の交流電流の振幅I5’との関係は、「回転角速度ωがゼロに近いときほど5次成分の電流振幅I5’が大きくなる」ように設定される。ここで、回転角速度ωの正負はモータ80の回転方向を示しており、回転角速度ωが閾値−ω0より小さいとき、又は閾値+ω0より大きいときには、5次成分の振幅I5’を0に設定し、5次高調波電流の重畳を行わない。
図6(a)に示す例では、回転角速度ωがゼロと±ω0との間で電流振幅I5’を直線的に変化させている。この他の変形例では、図6(b)に示すように、回転角速度ωがゼロと±ω0との間で電流振幅I5’を段階的に変化させてもよい。或いは、図6(c)に示すように、電流振幅I5’を所定の最大値I5’max以下の範囲で回転角速度ωに対して略反比例型に変化させてもよい。
このように回転角速度ωに応じて算出された5次成分の電流振幅I5’は、ローパスフィルタ24で処理され、フィルタ処理後の電流振幅I5として5次電流算出部25に入力される。
電流位相算出部27は、dq軸電流指令値Id*、Iq*に基づいて電流位相θiを算出する。ここで、図7に示すように、電流位相θiは、dq軸座標においてId*、Iq*をそれぞれd軸、q軸成分とする電流ベクトルIa*のq軸を基準とした角度に相当する。
電流位相θiは、q軸から時計回り方向を正、反時計回り方向を負と定義する。
5次電流算出部25では、電流振幅I5及び電流位相θiを用いて、以下の式1.1〜1.6により5次の相電流を算出する。ここで、θは、第1系統U相軸を基準とした位相又は電気角である。また、以下の式中、角度単位の「°」の表示を省略する。
Iu15=I5sin(5θ−θi) ・・・(1.1)
Iv15=I5sin(5(θ−120)−θi) ・・・(1.2)
Iw15=I5sin(5(θ+120)−θi) ・・・(1.3)
Iu25=I5sin(5(θ−30)−θi) ・・・(1.4)
Iv25=I5sin(5(θ−150)−θi) ・・・(1.5)
Iw25=I5sin(5(θ+90)−θi) ・・・(1.6)
3相2相変換部28は、5次電流算出部25が算出した各系統の相電流Iu15、Iv15、Iw15、Iu25、Iv25、Iw25をdq変換して6次成分の各系統重畳電流指令値Id16 *、Iq16 *、Id26 *、Iq26 *とする。そして、これらの重畳電流指令値Id16 *、Iq16 *、Id26 *、Iq26 *は、主流部分にてdq軸電流指令値Id1*、Iq1*、Id2*、Iq2*にそれぞれ加算される。
こうして第1系統の制御器311には、重畳電流指令値が加算されたdq軸電流指令値である(Id1*+Id16 *)、(Iq1*+Iq16 *)と、3相2相変換部391からフィードバックされたdq軸電流検出値Id1、Iq1との偏差が入力される。制御器311は、この偏差を0に収束させるように、比例積分制御演算によって第1系統の電圧指令値Vd1、Vq1を演算する。
同様に、第2系統の制御器312には、(Id2*+Id26 *)、(Iq2*+Iq26 *)と、Id2、Iq2との偏差が入力される。制御器312は、この偏差を0に収束させるように、比例積分制御演算によって第2系統の電圧指令値Vd2、Vq2を演算する。
続いて、以上の構成による電流フィードバック演算部301を含む制御部65によって実現される作用効果について、図8〜図10を参照して説明する。
この説明では、まず、一般的な1系統モータ制御での電流及び磁束とトルクとの関係を説明した後、本実施形態の「位相差30°の交流電流を出力する2系統モータ用ECU10」において、1次成分の基本波電流に5次成分の高調波電流を重畳しない場合(図8)と重畳する場合(図9、図10)の電流及びトルク特性について説明する。なお、図8〜図10では、電流及び磁束については、代表としてU相のみの波形を示している。
以下の説明に使用する記号を次のように定義する。
++ 1:1系統モータの1次成分の電流振幅
++ 5:1系統モータの5次成分の電流振幅
1:本実施形態の2系統モータの1次成分の電流振幅(=(1/2)×I++ 1
5:本実施形態の2系統モータの5次成分の電流振幅(=(1/2)×I++ 5
ψ1:1系統モータ、2系統モータ共通の1次成分の磁束振幅
ψ5:1系統モータ、2系統モータ共通の5次成分の磁束振幅(≧0)
θ:位相又は電気角(°)(1次成分の1周期はθ=360°)
++:1系統モータのトルク
T1:本実施形態の2系統モータの第1系統のトルク
T2:本実施形態の2系統モータの第2系統のトルク
Tsum:本実施形態の2系統モータの合計トルク(=T1+T2)
ここで、1系統モータの出力と2系統モータの出力とを合わせるため、2系統モータの電流振幅I1、I5を1系統モータの電流振幅I++ 1、I++ 5の(1/2)とする。
また、電流の次元は[A]、磁束の次元は[Wb]=[W・s/A]=[Nm/A]であり、トルクの次元は[Nm]であることから、「電流×磁束」の次元は、トルクの次元と一致する。なお、これら物理量の具体的な数値は問題としない。
1系統の3相交流モータにおいて、電流及び磁束が共に1次成分のみであるとき、式2に示すように、トルクT++は位相θによらず一定となる。
Figure 2014050150
次に、磁束に5次の歪成分が含まれる場合を考える。以下の説明では、磁束の5次成分の振幅ψ5は原則として「ゼロ又は正の値」と定義し、磁束の1次成分に5次の歪成分が含まれる場合、U相を例に取ると、「磁束1次成分(ψ1sin(θ))から磁束5次成分(ψ5sin(5θ))を減算する」という形式で表すこととする。なお、5次成分の振幅ψ5を「ゼロ又は負の値」で定義する場合には、「磁束1次成分(ψ1sin(θ))に磁束5次成分(ψ5sin(5θ))を加算する」形式で表すこととすればよい。
すると、トルクT++は、式3.1のように表される。
Figure 2014050150
式3.1の第2項の「{sin(θ)×sin(5θ)}+・・・}の部分の計算は、式3.2によって得られるとおり、位相θの6倍の周波数6θに基づく6次成分となる。
Figure 2014050150
式3.2の計算結果が「−1.5×sin(6θ+90)」であるので、式3.1の最終行第2項の符号は「+」となることに注意する。式3.1によると、磁束に5次の歪成分が含まれたとき、トルクT++は定数項(1.5×I++ 1ψ1)と6次項との和となり、6次のトルクリップルが発生することがわかる。
1系統モータにおける5次成分を含む磁束波形は、2系統モータに対応する図8(c)又は図9(c)において、第1系統(U相)波形ψu1のみに注目して参照すればよい。図示のように、5次成分を含む磁束波形は、1次成分のピーク部分が平滑化されている。なお、図8(c)及び図9(c)は、5次成分の振幅ψ5を1次成分の振幅ψ1の5%と仮定して、5次成分を含んだ磁束波形を示している。
また、図8(a)に「第1系統のトルク波形T1」として示すように、6次のトルクリップルは60°周期の正弦波で表される。
次に、電流の1次成分に5次成分を重畳する場合を考える。上記の磁束と同様、電流についても、1次成分に5次成分を重畳する場合、「電流1次成分(I++ 1sin(θ))から電流5次成分(I++ 5sin(5θ))を減算する」という形式で表すこととする。
すると、トルクT++は、式4のように表される。
Figure 2014050150
式4の最終行の第1項及び第4項は定数項であり、第2項及び第3項(下線部)は6次項であることから、6次のトルクリップルが発生することがわかる。
ところで、特許文献1の技術的思想によれば、第2項及び第3項において電流及び磁束の振幅を「−(I++ 1ψ5)≒I++ 5ψ1」となるように設定することによって、理論的に6次のトルクリップルを相殺することができる。しかし、5次成分の磁束振幅ψ5、及び5次成分の電流振幅I5の関係によっては、必ずしも6次のトルクリップルを相殺できるとは限らない。
次に、本実施形態のECU10を用い、電流の1次成分に5次高調波電流を重畳しないで、位相差30°の2系統モータ80を制御する場合について図8を参照して説明する。磁束に5次の歪成分が含まれるときの磁束波形は、図8(c)のようになる。また、図8(b)に示すように、電流は1次成分の基本波のみで表される。
図8(b)、(c)において、第2系統の電流Iu2及び磁束ψu2は、第1系統の電流Iu1及び磁束ψu1に対して振幅が等しく、位相が30°遅れている。
この場合、第1系統のトルクT1は、上記式3.1と同様に、式5.1のように表される。
Figure 2014050150
図8(a)に示すように、周期60°、振幅1.5I1ψ5のトルクリップルが発生する。
一方、第2系統のトルクT2は、式5.1に対し、θを(θ−30)に置き換え、式5.2のように表される。
Figure 2014050150
式5.2の「{sin(θ−30)×sin(5(θ−30))}+・・・}の部分の計算は、式3.2に準じた式5.3により、式3.2の計算結果に対して符号が反転した結果が得られる。
Figure 2014050150
トルクT1、T2の合計トルクTsumは、式5.1、5.2の最終行第2項(下線部)の6次のトルクリップルが相殺されるため、式5.4のようになる。
Tsum=3×I1ψ1=1.5×I++ 1ψ1 ・・・(5.4)
すなわち、合計トルクTsumは、式2に示す1系統モータのトルクと等しくなる。
このように、本実施形態による位相差30°の2系統モータ80では、位相によらず、また、5次成分の磁束歪の振幅ψ5の影響を受けることなく、常に6次のトルクリップルが相殺される。
次に、本実施形態のECU10を用い、電流の1次成分に5次高調波電流を重畳して、位相差30°の2系統モータ80を制御する場合について図9を参照して説明する。この場合、電流、及び、5次の歪成分を含む磁束の波形は、図9(b)、(c)のようになる。
図9(b)、(c)において、第2系統の電流Iu2及び磁束ψu2は、第1系統の電流Iu1及び磁束ψu1に対して振幅が等しく、位相が30°遅れている。
図9(b)、及び、ピーク部の拡大図である図10にて、図8(b)の電流波形に相当する「1次成分のみの電流波形Iu11、Iu21」を参照のため細線で示している。なお、図では、5次成分の電流振幅I5を1次成分の電流振幅I1の6.3%の正の値と仮定して示している。
図10に示すように、5次成分の高調波電流を重畳させた電流波形Iu1、Iu2は、1次成分のピーク部分が平滑化されており、1次成分のみの電流波形Iu11、Iu21に比べてピーク値が約5%低減している。
この場合、第1系統のトルクT1は、式6.1のように表される。
Figure 2014050150
図9(a)に示すように、周期60°、振幅1.5(I1ψ5+I1ψ5)のトルクリップルが発生する。すなわち、5次高調波電流を重畳しないときに比べ、系統毎のトルクリップルは大きくなっている。
一方、第2系統のトルクT2は、式6.1に対し、θを(θ−30)に置き換え、式6.2のように表される。
Figure 2014050150
トルクT1、T2の合計トルクTsumは、式6.1、6.2の最終行第2項及び第3項(下線部)の6次のトルクリップルが相殺されるため、式6.3のようになる。
Tsum=3×(I1ψ1+I5ψ5
=1.5×(I++ 1ψ1+I++ 5ψ5) ・・・(6.3)
ここで、(I5/I1)=6.3%、(ψ5/ψ1)=5%のとき、(I5ψ5/I1ψ1)=0.315%であるため、I1ψ1とI5ψ5が同符号であれば5次成分の電流振幅×磁束振幅項「I5ψ5」により合計トルクTsumが増加する。但し寄与度は小さく、合計トルクTsumは、式5.4に示す「5次成分を重畳しないときの合計トルクTsum」、及び、式2に示す1系統モータのトルクと同程度となる。
このように、本実施形態による位相差30°の2系統モータ80では、5次成分の電流を重畳した場合でも、位相によらず、また、5次成分の電流振幅I5及び5次成分の磁束振幅ψ5の影響を受けることなく、常に6次のトルクリップルが相殺される。
本実施形態のECU10の作用効果について説明する。
(1)本実施形態のECU10では、2系統のインバータ601、602が出力する交流電流の振幅が互いに同一であり、互いの位相差が30°である。これにより、磁束に5次の歪成分が含まれるとき、5次高調波電流を重畳しない場合、重畳する場合のいずれにおいても、2系統の合計トルクでは6次のトルクリップルを相殺することができる。
(2)1次成分の基本波電流に対し、5次高調波電流を重畳することで、電流ピーク値を低減することができる。これにより、電流ピーク値に起因する発熱を低減することができる。
(3)振幅算出部22は、5次成分の交流電流の振幅I5’を回転角速度ωに応じて、具体的には、回転角速度ωがゼロに近いときほど大きくなるように設定し、回転角速度ωの絶対値が閾値ω0より大きいときには5次成分の交流電流の重畳を行わない。
相電流ピーク値に起因する発熱は、モータ80の回転角速度ωがゼロに近い低回転時ほど問題となりやすく、一方、高回転時にはピーク値ではなく実効値が発熱に効いてくる。そこで、このように回転角速度ωに応じて5次高調波電流の振幅I5を変更することで、ニーズに応じた効率的な制御が可能となる。
本実施形態のECU10が適用される電動パワーステアリング装置1では、発進時のハンドル91切り出し操作等により、モータ80の停止状態から大きなトルクを要するため、上述の効果が特に有効に発揮される。
次に、第1実施形態の図5の制御部ブロック図に示す電流フィードバック演算部301に対し、電流フィードバック演算部の構成が異なる第2、第3、第4実施形態について、図11、図12、図13を参照して説明する。以下の実施形態の説明において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図11に示す第2実施形態の電流フィードバック演算部302は、第1実施形態に対し、系統毎のdq軸電流をフィードバック制御するのではなく、「2系統のdq軸電流の和及び差」をフィードバック制御する。以下、電流または電圧について「2系統の差」という場合、第1系統の値から第2系統の値を差し引いた値を意味するものとする。
第2実施形態では、フィードバック主流部分に、各系統の制御器に代えて、和制御器32及び差制御器33が設けられる。またdq軸電流指令値として、2系統の電流指令値の和であるId和*、Iq和*、及び、2系統の軸電流指令値の差であるId差*、Iq差*が生成される。ここで、第1系統インバータ601と第2系統インバータ602との電気的特性は同等であるから、2系統の電流指令値の差であるId差*、Iq差*は原則として0である。
重畳電流算出部202については、3相2相変換部28で5次相電流からdq変換された6次のdq軸電流Id16、Iq16、Id26、Iq26は、次に、重畳電流和差算出部29で重畳電流指令値Id和6 *、Iq和6 *、Id差6 *、Iq差6 *に変換され、それぞれ電流指令値Id和*、Iq和*、Id差*(0)、Iq差*(0)に加算される。
和制御器32には、重畳電流指令値が加算されたdq軸電流指令値である(Id和*+Id和6 *)、(Iq和*+Iq和6 *)と、フィードバック電流和差算出部37で算出されたdq軸電流検出値の和であるId和、Iq和との偏差が入力される。和制御器32は、この偏差を0に収束させるように、比例積分制御演算によって2系統の電圧指令値の和であるVd和、Vq和を演算する。
同様に、差制御器33には、(Id差*(0)+Id差6 *)、(Iq差*(0)+Iq差6 *)と、Id差、Iq差との偏差が入力される。差制御器33は、この偏差を0に収束させるように、比例積分制御演算によって2系統の電圧指令値の差であるVd差、Vq差を演算する。
系統電圧算出部34は、Vd和、Vq和、Vd差、Vq差を、第1系統および第2系統の電圧指令値Vd1、Vq1、Vd2、Vq2に変換し、2相3相変換部381、382に出力する。フィードバック電流和差算出部37は、3相2相変換部391、392から入力された電流検出値Id1、Iq1、Id2、Iq2を、Id和、Iq和、Id差、Iq差に変換する。
(第3実施形態)
図12に示す第3実施形態の電流フィードバック演算部303は、第1実施形態に対し、5次相電流を算出してからdq変換により6次dq軸電流を算出するのではなく、6次dq軸電流算出部26にて6次dq軸電流を直接算出する点が異なる。
重畳電流算出部203の振幅算出部22は、第1、第2実施形態における5次成分の電流振幅I5’に代えて、6次成分の電流振幅I6’を算出する。6次成分の電流振幅I6’は、図6に示すように、第1、第2実施形態における5次成分の電流振幅I5’と同様、回転角速度ωに応じて、具体的には回転角速度ωがゼロに近いときほど大きくなるように算出される。そして、ローパスフィルタ24で処理され、フィルタ処理後の電流振幅I6として6次dq軸電流算出部26に入力される。
6次dq軸電流算出部26では、電流振幅I6及び電流位相θiを用いて、以下の式7.1〜7.4により6次のdq軸電流を算出する。
Id16= I6sin(6θ−5θi) ・・・(7.1)
Iq16= I6cos(6θ−5θi) ・・・(7.2)
Id26=−I6sin(6θ−5θi) ・・・(7.3)
Iq26=−I6cos(6θ−5θi) ・・・(7.4)
これにより、5次相電流を算出してからdq変換する第1実施形態に対し、演算負荷を小さくすることができる。
(第4実施形態)
図13に示す第4実施形態の電流フィードバック演算部304は、第2実施形態による「dq軸電流の和及び差のフィードバック制御」と、第3実施形態による「6次dq軸電流の算出」とを組み合わせたものである。重畳電流算出部204は、6次dq軸電流算出部26及び重畳電流和差算出部29を含む。
第4実施形態では、第2実施形態に対し演算負荷を小さくすることができる。
(その他の実施形態)
(ア)系統間の電流位相差について、上記実施形態では、第1系統の交流電流に対する第2系統の交流電流の位相が、電気角30°に相当する角度だけ遅れた位相、すなわち+30°である例を示した。この他、第1系統の交流電流に対する第2系統の交流電流の位相が、電気角30°に相当する角度だけ進んだ位相、すなわち−30°の場合も同様に扱うことができる。また、第2系統のU相の位相が、第1系統のV相又はW相(U相に対し±120°)に対して±30°である±90°又は±150°の場合も同様である。
一般化すると、系統間の電流位相差が(30±60×n)°(nは整数)であれば、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(イ)ECU10の具体的な構成は、上記実施形態の構成に限らない。例えばスイッチング素子は、MOSFET以外の電界効果トランジスタやIGBT等であってもよい。
(ウ)本発明の3相回転機の制御装置は、電動パワーステアリング装置用のモータの制御装置に限らず、他の3相モータまたは発電機用の制御装置として適用されてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10 ・・・ECU(制御装置)、
60、601、602 ・・・インバータ(電力変換器)、
65 ・・・制御部、
80 ・・・モータ(3相回転機)、
801、802 ・・・巻線組。

Claims (4)

  1. 2組の3相巻線組(801、802)を有する3相回転機(80)の駆動を制御する制御装置(10)であって、
    前記2組の巻線組に対応して設けられ、振幅が互いに同一であり、nを整数とすると、互いの位相差が(30±60×n)°である交流電流を前記2組の巻線組に出力する2系統の電力変換器(601、602)と、
    前記3相回転機の出力を制御する制御部(65)と、
    を備え、
    前記制御部は、前記3相回転機の出力の主成分となる交流電流である基本波電流に対して5倍の周波数の5次高調波電流を重畳することにより前記基本波電流のピーク値を低減することを特徴とする3相回転機の制御装置。
  2. 前記制御部は、前記基本波電流に重畳する前記5次高調波電流の振幅を、前記3相回転機の回転角速度に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の3相回転機の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記基本波電流に重畳する前記5次高調波電流の振幅を、前記3相回転機の回転角速度がゼロに近いときほど大きくするように設定することを特徴とする請求項2に記載の3相回転機の制御装置。
  4. 運転者の操舵を補助するためのアシストトルクを発生する3相回転機と、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の3相回転機の制御装置と、
    前記3回転機の回転をステアリングシャフトに伝達する動力伝達手段(89)と、
    を備えた電動パワーステアリング装置(1)。
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