JP2013525684A5 - - Google Patents

Claims (8)

1. 長手方向に離間された排気ポート（２２６）および吸気ポート（２２４）を有する少なくとも１つのシリンダ（２２０）と、前記シリンダのボア内に互いに向かい合って配置される一対のピストン（２８０）とを含み、燃焼室が前記ピストンの対向する端面（２８２）の間に画定された内燃機関であって、
   前記ピストンの各々の端面（２８２）が、前記端面の周縁部を画定する円周方向領域（２８４）と周縁部内のボウル（２８６）とを有し、前記ボウルが、前記円周方向接触領域を含む平面から前記ピストンの内部に向かって内方へ湾曲する第１の部分（２９０）と、前記ピストンの内部から前記円周方向接触領域を含む平面を通って外に向かって湾曲する第２の部分（２９２）とを有する凹面（２８８）を画定する、内燃機関。
2. 前記対向するピストンは、前記ピストンが前記ボア内でそれぞれの上死点（ＴＤＣ）位置の近くにある場合に、細長い楕円形状を有する燃焼室（３００）が前記ボウルの間に画定されように、前記ボア内に方向付けられ、少なくとも１つの噴射器ポート（２６５）が、前記燃焼室の長軸（３０２）上の位置において前記シリンダに設けられる、請求項１に記載の内燃機関。
3. 各端面が、前記周縁部内に、前記円周方向接触領域を含む前記平面から外に向かって湾曲する、凸面（２９５）をさらに含み、前記凸面が、リッジ（２９６）を形成するように前記凹面の第２の部分に出会う、請求項２に記載の内燃機関。
4. 前記対向するピストンは、前記各ピストンが前記ボア内でそれぞれの上死点（ＴＤＣ）位置の近くにある場合に各ピストンの端面の凸面（２９５）が、他のピストンの凹面の第２の部分（２９２）でスキッシュ・ゾーンを画定するように、前記ボア内に方向付けられる、請求項３に記載の内燃機関。
5. 前記ピストンが前記ボア内でそれぞれの上死点（ＴＤＣ）位置の近くにある場合に、各スキッシュ・ゾーンの対向する凹面部分および凸面部分が、前記ボウルの間で画定されるキャビティに向かってスキッシュ流を生じる、請求項４に記載の内燃機関。
6. 請求項２から５のいずれか一項に記載の内燃機関を動作させる方法であって、
   前記ピストンが前記ボア内でそれぞれの下死点位置から移動するにつれて前記吸気ポートを通して前記ボアの中に空気を導入することと、
   前記ピストンが前記ボア内でそれぞれの上死点位置に向かって移動すると、前記ピストンの対向する端面の間で空気の充填時にタンブリング運動（３４３）を引き起こすことと、
   燃焼室の中に燃料のチャージ（２４８）を噴射することと、を特徴とする方法。
7. 旋回運動（３４７）が、前記ボアの中に導入される前記空気に強いられる、請求項６に記載の方法。
8. 請求項２から５のいずれか一項に記載の内燃機関を動作させる方法であって、
   前記ピストンが前記ボア内でそれぞれの上死点位置に向かって移動すると、前記ピストンの端面の間に細長い楕円形状を有する燃焼室（３００）を形成することと、
   長軸（３０２）に対して斜めに向けられた方向に前記燃焼室の中にチャージエアのスキッシュ流（３４１、３４２）を提供することと、
   前記スキッシュ流（３４１、３４２）および旋回チャージエア（３４７）に応じて前記燃焼室内にチャージエアの少なくとも１つのタンブリング運動（３４３）を発生させることと、
   前記燃焼室の前記長軸（３０２）に沿って前記燃料室内に燃料（２４８）を噴射することと、を特徴とする方法。