JP6060126B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に関し、詳細には圧縮比が比較的高い内燃機関の熱効率を向上させる技術に関する。
内燃機関の圧縮比が大きくなると、内燃機関の熱効率が理論上向上することが知られている。しかしながら、排気量を一定としたままで圧縮比を大きくすると、燃焼室の体積が小さくなり、燃焼による火炎がピストンの冠面(上面)等の燃焼室内壁に燃焼初期に干渉するようになる。その結果、燃焼初期の高温の火炎がピストン冠面に接触することによって冷却損失が増加するため、熱効率が低下する。また、火炎伝播性の悪化によって燃焼期間が長くなることによって、自着火のような異常燃焼が発生し易くなるため、熱効率が低下する。このように、単純に圧縮比を大きくするだけでは、内燃機関の熱効率を向上させることはできない。
以上のような問題に対して、ピストンの冠面に凹部を形成し、スパークプラグの火花発生部から広がる火炎とピストン冠面との接触を遅らせるようにしたものがある(例えば、特許文献1)。特許文献1に係る内燃機関では、凹部の形成に伴う圧縮比の低下を防ぐために、凹部の周囲に隆起部を形成し、燃焼室の体積を縮小している。隆起部は、火炎との干渉を避け得る形状に形成されている。
特許第5003496号公報
しかしながら、ピストンの冠面に隆起部や凹部を設ける手法では、ピストンの冠面の表面積が増大するため、燃焼ガス(火炎)とピストンの冠面との接触面積が増大し、冷却損失が増加するという問題がある。そのため、内燃機関の高圧縮比化に伴う熱効率を向上させるためには、ピストンの冠面の表面積の増大を抑制しつつ、いかにピストンの冠面と火炎との干渉を避けるかが問題となる。
本発明は、以上の背景を鑑み、圧縮比が比較的高い内燃機関の熱効率を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ピストン(35)を往復動可能に収容するシリンダボア(7)を有するシリンダブロック(2)と、前記シリンダブロックの上面に結合され、前記ピストンの冠面(44)及び前記シリンダボアの内面との間に燃焼室(45)を形成するシリンダヘッド(3)と、前記燃焼室に火花発生部(23)が突入したスパークプラグ(22)とを有する内燃機関(1)であって、機械圧縮比が、11.0以上であり、前記シリンダボアの直径に対する前記ピストンのストロークの比であるボアストローク比が1.25以上1.7以下であり、前記燃焼室は、前記火花発生部が配置された部分において最も大きな高さを有し、かつ前記ピストンが上死点にあるときの平均高さが6.5mm以上10mm以下であることを特徴とする。ここで、燃焼室の高さは、シリンダボアの軸線方向における燃焼室の長さをいう。ピストンが上死点にあるときの燃焼室の平均高さHは、ピストンが上死点にあるときの燃焼室の体積V1を、シリンダボアの断面積Aで除することによって算出することができる(H=V1/A)。
この構成によれば、ボアストローク比が比較的大きな値に設定されるため、機械圧縮比を高くする場合にも、ピストンが上死点にあるときの燃焼室の平均高さを大きくすることができる。これにより、スパークプラグの火花発生部と上死点にあるピストンの冠面を含む燃焼室の内面との最短距離が比較的長くなり、燃焼初期に火炎とピストンの冠面を含む燃焼室の内面との接触が抑制される。そのため、ピストンの冠面を比較的平坦に形成して表面積を縮小することが可能になり、燃焼ガスからピストンの冠面に移動する熱量の低減、すなわち冷却損失の低減が可能になる。
また、上記発明において、前記ピストンが上死点にあるときの前記燃焼室の体積に対する、前記ピストンが上死点にあるときの前記火花発生部の発火点(26)と前記ピストンの前記冠面及び前記シリンダヘッドの前記燃焼室を形成する面との最短距離を半径とした球の体積の比が2%以上であるとよい。
この構成によれば、燃焼初期において火炎とピストンの冠面との干渉が避けられ、火炎伝播性が向上すると共に、冷却損失が低減される。
また、上記発明において、前記シリンダヘッドは、前記シリンダボアと対応する部分に前記燃焼室を形成する燃焼室凹部(10)を有し、前記燃焼室凹部は、中央部において最も大きな深さを有し、前記スパークプラグの前記火花発生部は、前記燃焼室の中央部に配置されているとよい。
この構成によれば、火花発生部の周囲に空間が確保され、火炎とシリンダヘッドの燃焼室を形成する面との干渉が抑制される。
また、上記発明において、前記ピストンの前記冠面は、その周縁部に形成され、前記ピストンの軸線に対して直交する環状の平面部(44A)と、その中央部に形成され、前記平面部の内縁に連続し、前記平面部に対して凹んだ凹部(44B)とを有するとよい。
この構成によれば、ピストンの冠面の表面積の増加を抑制しつつ、スパークプラグの火花発生部とピストンの冠面との距離を一層長くすることができる。
以上の構成によれば、圧縮比が比較的高い内燃機関の熱効率を向上させることができる。
本実施形態に係る内燃機関の燃焼室を示す断面図 ボア直径が81mmのときの、ボアストローク比、燃焼室の平均高さ、及び機械圧縮比の関係を示す図 ボア直径が81mm、ボアストローク比が1.2のときの、機械圧縮比に対する未燃HC量の関係を示す図 ボア直径が81mm、ボアストローク比が1.5のときの、機械圧縮比に対する質量燃焼割合50−90%期間の関係を示す図 ボア直径が60mmのときの、ボアストローク比、燃焼室の平均高さ、及び機械圧縮比の関係を示す図 ボア直径が60mm、ボアストローク比が1.3のときの、機械圧縮比に対する未燃HC量の関係を示す図 ボアストローク比、図示平均有効圧、及び正味熱効率の関係を示す図 ボアストローク比、正味熱効率、及び図示平均有効圧力の関係を示す図 (A)プラグ下距離と燃焼室に対する仮想球の体積比との関係を示す図、(B)プラグ下距離とEGR限界との関係を示す図
以下、図面を参照して本発明を自動車用の内燃機関に適用した実施形態を説明する。
図1に示すように、内燃機関1は、レシプロエンジンであり、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の上端面に結合されたシリンダヘッド3とを有する。シリンダブロック2には、一端がシリンダブロック2の上端面に開口すると共に、他端がシリンダブロック2の下部に形成されたクランク室に開口した断面が円形の貫通孔5が形成されている。貫通孔5の内周面には、両端が開口したシリンダスリーブ6が装着されている。シリンダスリーブ6の内周面は、断面が円形のシリンダボア7を形成する。シリンダボア7の軸線であるシリンダ軸線が延在する方向をZ方向、内燃機関1のクランク軸(不図示)の延在する方向をX方向、シリンダ軸線及びクランク軸線と直交する方向をY方向とする。また、Y方向における一側を吸気側、他側を排気側とする。シリンダブロック2の上端面は、シリンダ軸線方向と直交するように配置されている。シリンダボア7は、シリンダブロック2に少なくとも1つ形成されている。
シリンダヘッド3は、その下端面においてシリンダブロック2の上端面に結合されている。シリンダヘッド3の下端面におけるシリンダボア7の一端と対向する部分には、燃焼室凹部10が凹設されている。燃焼室凹部10は、ペントルーフ形に形成され、その中央部の吸気側に吸気側内壁11を有し、排気側に排気側内壁12を有する。吸気側内壁11及び排気側内壁12は、それぞれZ方向と直交する面に対して傾斜し、図1に示すようにX方向から見た場合に略三角形の屋根形をなすように配置されている。吸気側内壁11及び排気側内壁12は、それぞれX方向に延びている。これにより、燃焼室凹部10は、中央部、すなわち吸気側内壁11及び排気側内壁12の接合部において最も大きな深さを有する。また、燃焼室凹部10の周縁部は、シリンダ軸線と略直交する平面に形成され、スキッシュ領域を形成する。
燃焼室凹部10の吸気側内壁11には2つの吸気ポート15が開口し、排気側内壁12には2つの排気ポート16が開口している。各吸気ポート15は燃焼室凹部10からシリンダヘッド3内を吸気側に延び、吸気側の側面に開口している。各排気ポート16は燃焼室凹部10からシリンダヘッド3内を排気側に延び、排気側の側面に開口している。吸気ポート15及び排気ポート16の燃焼室凹部10側の開口端には吸気弁17及び排気弁18が設けられている。吸気弁17及び排気弁18は、ポペット弁であり、図示しない動弁機構によって開閉駆動される。
燃焼室凹部10の中央部には、貫通孔であるスパークプラグ孔21が形成されている。スパークプラグ孔21には、スパークプラグ22が挿入され、固定されている。スパークプラグ22は、先端に形成された火花発生部23が燃焼室凹部10内に突入している。火花発生部23は、スパークプラグ22の軸線に沿って先端側に突出した中心電極24と、中心電極24の先端とスパークプラグ22の軸線方向に所定の距離をおいて対向するようにL字形に形成された接地電極25とを有する。火花発生部23では、中心電極24の先端から接地電極25に放電が発生し、中心電極24と接地電極25の間に火花が発生する。すなわち、中心電極24と接地電極25の間の部分が発火点26となる。
吸気側内壁11の2つの吸気ポート15の間に位置する部分には、Y方向に延びる溝部28が形成されている。溝部28の燃焼室凹部10の周縁側に位置する端部には、貫通孔であるインジェクタ孔31の一端が開口している。インジェクタ孔31は燃焼室凹部10からシリンダヘッド3内を吸気側に延び、吸気側の側面に開口している。インジェクタ孔31には、インジェクタ32が挿入され、固定されている。インジェクタ32は、燃焼室凹部10側の先端から燃焼を噴射する。溝部28は、インジェクタ32から噴射された燃料が、燃焼室凹部10の壁面と接触しないようにする目的で形成されている。
シリンダボア7には、ピストン35が往復動可能に収容されている。ピストン35は、コンロッド36を介して図示しないクランクシャフトに連結されている。ピストン35は、左右対称形をなし、円板状のピストン頭頂部37(クラウン部)と、ピストン頭頂部37の周縁部の吸気側及び排気側から下方へと突設された一対のスカート部38と、各スカート部38の対応する側縁同士を互いに連結する一対の連結壁部39とを有している。一対の連結壁部39のそれぞれには、互いに同軸となり、かつクランク軸線と平行となるピンボス部41が形成されている。ピンボス部41には、ピストンピン42が挿入され、ピストンピン42にはコンロッド36の小端部が枢支されている。
ピストン頭頂部37の燃焼室凹部10側を向く面である、ピストン35の冠面44は、シリンダスリーブ6の内周面及び燃焼室凹部10と共に燃焼室45を形成する。燃焼室45は、ピストン35の位置に応じて体積が変化し、ピストン35が上死点にあるときに体積が最小となる。ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の体積をV1、シリンダボア7の行程体積(排気量)をV0とすると、機械圧縮比は(V1+V0)/V1で求められる。本実施形態では、機械圧縮比は11.0以上に設定されている。機械圧縮比は、好ましくは11.0以上22.0以下、より好ましくは13.0以上20.0以下、更に好ましくは14.0以上18.0以下に設定されている。行程体積V0は、例えば、200cc以上1000cc以下に設定されている。
冠面44は、周縁部にピストン35の軸線方向(Z方向)と直交する環状の平面部44Aを有し、中央部にシリンダ軸線方向に凹設された凹部44Bを有する。凹部44Bは、球面の一部をなす形状に形成され、外周部は円形をなし、平面部44Aの内周部に連続している。凹部44Bは、例えば、ピストン35が上死点にあるときにスパークプラグ22の発火点26を中心とする球面の一部をなすように形成されている。なお、凹部44Bは必須の構成ではなく、他の実施形態では省略してもよい。その場合、冠面44の全域をZ方向に直交する平面に形成してもよい。
シリンダボア7の直径をB(mm)、ピストン35のストロークをS(mm)とすると、本実施形態に係る内燃機関1では、シリンダボア7の直径Bに対するピストン35のストロークSの比であるボアストローク比(S/B)が1.25以上2.0以下、好ましくは1.25以上1.7以下、より好ましくは1.3以上1.7以下、更に好ましくは1.4以上1.6以下に設定されている。ボアストローク比は、1.1以上でロングストロークエンジンであると一般に認識される。
シリンダ軸線方向における燃焼室45の長さを燃焼室45の高さとする。ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45は、燃焼室凹部10及びピストン35の冠面44の形状に起因して、ピストン35が上死点にあるときに、その中央部において最も大きな高さを有する。詳細には、燃焼室凹部10が吸気側内壁11及び排気側内壁12を有するペントルーフ型に形成されているため、燃焼室45の高さは周縁部から中央側に進むにつれて大きくなる。また、ピストン35の冠面44に凹部44Bが形成されている場合には、燃焼室45の高さは更に周縁部から中央側に進むにつれて大きくなる。燃焼室凹部10の中央部にスパークプラグ22及びその火花発生部23が配置されているため、燃焼室45は火花発生部23が配置された部分において最も大きな高さを有するといえる。
ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の平均高さH(以下、短縮して燃焼室平均高さHという)は、6.5mm以上10mm以下、より好ましくは7mm以上10mm以下に設定されている。燃焼室平均高さHは、ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の体積V1をシリンダボア7の断面積A(A=π×(B/2))で除することによって算出することができる(H=V1/A)。燃焼室平均高さHは、圧縮比を高める場合には6.5mm以上10mm以下の範囲で可能な限り小さい値であることが好ましく、例えば6.5mm以上8mm以下に設定されることが好ましい。
ピストン35が上死点にあるときにおいて、シリンダ軸線方向における発火点26とピストン35の冠面44との距離をプラグ下距離D1、シリンダ軸線方向(Z方向)における発火点26と燃焼室凹部10の内面との距離をプラグ上距離D2とする。プラグ下距離D1が発火点26とピストン35の冠面44との最短距離となり、プラグ上距離D2が発火点26と燃焼室凹部10の内面との最短距離となるように、ピストン35の冠面44及び燃焼室凹部10の内面の形状が設定されている。本実施形態では、プラグ下距離D1がプラグ上距離D2以下となるように、発火点26の位置が設定されている。ピストン35が上死点にあるときの発火点26とピストン35の冠面44とのプラグ下距離D1を半径とした仮想球の体積をV2(V2=4π/3×(D1/2))とする。仮想球は、発火点26において発生した火炎が放射状に伝播し、ピストン35の冠面44に初めて接触(干渉)するときの火炎の形状(大きさ)を表している。換言すると、仮想球は、火炎がピストン35の冠面44に干渉せずに伝播可能な範囲を表している。上述したように、本実施形態では、ピストン35が上死点にあるときの、発火点26と冠面44とのプラグ下距離D1が、発火点26と燃焼室凹部10の内面とのプラグ上距離D2以下に配置されているため、仮想球は冠面44及び燃焼室凹部10の内面、又は冠面44のみに接触する。なお、他の実施形態では、プラグ上距離D2がプラグ下距離D1以下となるように、発火点26の位置が設定されてもよい。この場合、発火点26において発生した火炎は放射状に伝播し、最初に燃焼室凹部10の内面及び冠面44、又は燃焼室凹部10の内面のみに接触する。このときの火炎の仮想球の体積をV3(V3=4π/3×(D2/2))とする。
本実施形態では、ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の体積V1に対する仮想球の体積V2の比V2/V1(以下、短縮して燃焼室に対する仮想球の体積比V2/V1という)が、2%以上に設定されている。また、ピストン35が上死点にあるときの発火点26とピストン35の冠面44とのプラグ下距離D1が6mm以上に設定されている。なお、燃焼室に対する仮想球の体積比V2/V1の上限値は、特に限定されないが、例えば10%、又は6%としてもよい。また、他の実施形態として、プラグ上距離D2をプラグ下距離D1以下とする場合には、ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の体積V1に対する仮想球の体積V3の比V3/V1を2%以上に設定するとよい。
本実施形態に係る内燃機関1では、シリンダボア7の直径Bは、55mm以上85mm以下に設定されている。より好ましくは、リンダボアの直径Bは、60mm以上81mm以下に設定されている。
上述したボアストローク比、燃焼室平均高さH、及び燃焼室に対する仮想球の体積比V2/V1は、次のような実験結果から導き出されている。
図2は、シリンダボア直径Bが81mmの場合に、ボアストローク比及び燃焼室平均高さHを変化させた内燃機関1の燃焼状態を確認した結果を示す図である。図2に示すように、シリンダボア直径Bが81mmで一定であるため、燃焼室平均高さH及びボアストローク比が定まると、ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の体積V1、行程体積V0、及び機械圧縮比が定まる。また、燃焼室平均高さHが任意の値に定まると、機械圧縮比はボアストローク比の増加に伴って増加する。
図2に示す結果は、シリンダボア直径Bを81mmとし、ボアストローク比及び燃焼室平均高さHを変化させた内燃機関1のサンプルを複数作成し、それぞれに対して燃焼状態を確認することによって得られた。なお、発火点26の位置は、プラグ下距離D1及びプラグ上距離D2が等しくなるように配置されており、燃焼室平均高さHが大きくなるにつれてプラグ下距離D1及びプラグ上距離D2が大きくなる。燃焼状態は、未燃HC率、燃焼質量割合(MBF)50−90%期間に基づいて評価した。未燃HC率は、供給されたHC(炭化水素)量に対して燃焼後にも残存したHC量の割合であり、値が大きいほど燃焼が不安定であることを示している。燃焼質量割合50−90%期間は、燃焼による総熱発生量に対する熱発生量が50%に達してから90%に達するまでに要する期間をクランク角(deg)によって表したものであり、期間が長いほど燃焼が不安定であることを示している。
図2に示すように、燃焼室平均高さHが6mm以下の範囲で燃焼状態が悪化することが確認された。特に、燃焼状態は、燃焼室平均高さHが小さくなるほど悪化することが確認された。また、ボアストローク比が1.25以上1.7以下、かつ燃焼室平均高さHが6.5mm以上、かつ機械圧縮比が10以上の範囲で、燃焼が良好であることが確認された(第1燃焼良好領域)。また、第1燃焼良好領域における、燃焼室平均高さHが7mm以上10mm以下の範囲で燃焼がより良好であることが確認された(第2燃焼良好領域)。以上の結果は、燃焼室平均高さHが増加するほど、発火点26とピストン35の冠面44とのプラグ下距離D1が大きくなるため、発火点26において発生した火炎とピストン35の冠面44との干渉が燃焼初期において避けられ、冷却損失が低減されると共に、火炎伝播性が向上することに起因する。
図3は、図2の一部を詳細に示したものであり、ボアストローク比を1.2としたときの、燃焼室平均高さH(機械圧縮比)に対する未燃HC率を示す。図3に示すように、未燃HC率は燃焼室平均高さHが8mm、7mm、及び6.5mmの場合に概ね等しい値となり、燃焼室平均高さHが6mmの場合に大きく増加する。そのため、シリンダボア直径Bを81mm、ボアストローク比を1.2とした場合、燃焼室平均高さHが6mmと6.5mmとの間に、燃焼状態が急激に変化する変曲点(臨界)があることが判る。
図4は、図2の一部を詳細に示したものであり、ボアストローク比を1.5としたときの、燃焼室平均高さH(機械圧縮比)に対する燃焼質量割合50−90%期間を示す。図4に示すように、燃焼質量割合は燃焼室平均高さHが6.5mm、7mm、8mm、9mm、10mmの場合に概ね等しい値となり、燃焼室平均高さHが6mmの場合に大きく増加する。そのため、シリンダボア直径Bを81mm、ボアストローク比を1.5とした場合、燃焼室平均高さHが6mmと6.5mmとの間に、燃焼状態が急激に変化する臨界条件(変曲点)があることが判る。
図5は、シリンダボア直径Bを60mmとし、ボアストローク比、及び燃焼室平均高さHを変化させた内燃機関1の燃焼状態を確認した結果を示す図である。図5に示す結果は、シリンダボア直径Bを60mmとし、ボアストローク比、及び燃焼室平均高さHを変化させた内燃機関1のサンプルを複数作成し、それぞれに対して燃焼状態を確認することによって得られた。なお、発火点26の位置は、プラグ下距離D1及びプラグ上距離D2が等しくなるように配置されている。
図5に示すように、燃焼室平均高さHが6mm以下の範囲で燃焼状態が悪化することが確認された。特に、燃焼状態は、燃焼室平均高さHが小さくなるほど悪化することが確認された。また、ボアストローク比が1.25以上1.7以下、かつ燃焼室平均高さHが6.5mm以上、かつ機械圧縮比が10以上の範囲で、燃焼が良好であることが確認された(第1燃焼良好領域)。また、第1燃焼良好領域における、燃焼室平均高さHが7mm以上9mm以下の範囲で燃焼がより良好であることが確認された(第2燃焼良好領域)。
図6は、図5の一部を詳細に示したものであり、シリンダボア直径Bを60mm、ボアストローク比を1.3としたときの、燃焼室平均高さH(機械圧縮比)に対する未燃HC率を示す。図6に示すように、未燃HC率は燃焼室平均高さHが8mm、7mm、及び6.5mmの場合に概ね等しい値となり、燃焼室平均高さHが6mmの場合に大きく増加する。そのため、シリンダボア直径Bを60mm、ボアストローク比を1.3とした場合、燃焼室平均高さHが6mmと6.5mmとの間に、燃焼状態が急激に変化する臨界条件(変曲点)があることが判る。
以上の図2〜図6に示すように、燃焼状態は、燃焼室平均高さHが6mmと6.5mmとの間に臨界条件があることが判る。また、そのため、燃焼室平均高さHを6.5mm以上とすることによって、良好な燃焼状態を実現することができる。なお、燃焼室平均高さHは、大きくするほど機械圧縮比が低下するため、機械圧縮比を増加させる場合には小さいほど好ましく、例えば10mm以下、より好ましくは9mm以下であるとよい。燃焼室平均高さHが同じ値である場合、ボアストローク比を大きくするほど機械圧縮比を大きくすることができる。そのため、シリンダボア直径Bを60mm以上、燃焼室平均高さHを7mm以上、機械圧縮比を11.0以上とする場合には、ボアストローク比は1.25以上であることが好ましい。
図7は、ボアストローク比を1.2、1.5、2.0に設定した内燃機関1の正味熱効率(ηe、%)を図示平均有効圧(IMEP、kPa)に対して表したグラフである。各内燃機関1において、シリンダボア直径Bが81mm、機械圧縮率が13.5に設定されている。また、発火点26の位置は、プラグ下距離D1及びプラグ上距離D2が等しくなるように配置されている。また、各内燃機関1において正味熱効率が最大となるように、内燃機関1毎に個別のEGR率が設定されている。その他の条件は、各内燃機関1において同じである。ボアストローク比を1.2とした場合には、行程体積V0が500cc、ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の体積V1が40cc、燃焼室平均高さHが7.7mmとなる。ボアストローク比を1.5とした場合には、行程体積V0が626cc、ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の体積V1が50cc、燃焼室平均高さHが9.7mmとなる。ボアストローク比を2.0とした場合には、行程体積V0が834cc、ピストン35が上死点にあるときの燃焼室45の体積V1が67cc、燃焼室平均高さHが13.0mmとなる。
図7に示すように、ボアストローク比を1.5又は2.0とした場合、正味熱効率は概ね同じ値となり、ボアストローク比を1.2とした場合に比べて高い値となる。これは、ボアストローク比が大きくなることによって、燃焼室平均高さHが大きくなり、燃焼初期において火炎とピストン35の冠面44との干渉が避けられるため、冷却損失が減少すると共に火炎伝播性が向上したことに起因する。火炎伝播性が向上することによって、未燃HCが低下すると共に、異常燃焼が抑制され、正味熱効率が向上する。また、火炎伝播性が向上することによってEGR率を高めることができるため、EGR率の増加によるポンピングロスの低減効果等によっても正味熱効率が向上する。ボアストローク比を大きくすることによって、燃焼室平均高さHを大きくし、火炎とピストン35の冠面44との干渉を避ける手法では、冠面44の表面積の増大を抑制しながら、高い圧縮比を実現することができるため、冷却損失の低減に有効である。
また、正味熱効率は、ボアストローク比が1.5から2.0に増加することによって、若干低下している。これは、ピストン35のロングストローク化に伴うピストン35とシリンダボア7との摩擦の増加に起因する。また、ピストン35のロングストローク化に伴って、燃焼室45内の燃焼ガスの流動が促進されるため、燃焼室45を画成する壁面と燃焼ガスとの熱交換が促進され、冷却損失が増加することにも起因する。
図7に示すように、正味熱効率は、ボアストローク比を1.5又は2.0とした場合とボアストローク比を1.2とした場合との間で比較的大きな差があるため、ボアストローク比が1.2〜1.5の間に、正味熱効率に比較的大きな影響を与える臨界値があることが推測される。また、正味熱効率は、ボアストローク比が1.5から2.0になることによって、若干低下しているため、ボアストローク比は、1.5付近の値で正味熱効率が最大となることが推測される。以上のように、図7に示す結果から、正味熱効率を向上させるためには、ボアストローク比は、1.2より大きく2.0以下、好ましくは1.25以上1.7以下、より好ましくは1.3以上1.7以下、更に好ましくは1.4以上1.6以下に設定されるとよい。
図8は、ボアストローク比に対する正味熱効率を示す図である。図8では、シリンダボア7の直径が81mm、機械圧縮率が13.5の内燃機関1について、図示平均有効圧力(IMEP)が320kPa、520kPa、720kPaの場合の正味熱効率を示している。シリンダボア直径B及び機械圧縮率が一定であるため、ボアストローク比が増加すると、燃焼室平均高さHが増加する。図8に示すように、各図示平均有効圧力において、ボアストローク比が1.2以上1.25以下の範囲では、ボアストローク比の増加に伴って正味熱効率が急激に増加し、1.25以上1.5以下の範囲では、ボアストローク比の増加に伴って正味熱効率が緩やかに増加している。すなわち、ボアストローク比が1.2以上1.25以下の範囲では、1.25以上1.5以下の範囲よりもボアストローク比の増加に伴って正味熱効率が大きく増加している。一方、ボアストローク比が1.5以上2.0以下の範囲では、ボアストローク比の増加に伴って正味熱効率が僅かながら減少している。なお、正味熱効率は、ボアストローク比が2.0の場合の方が1.2の場合よりも明らかに大きな値となっている。
ボアストローク比が1.2以上1.5以下の範囲で、ボアストローク比の増加に伴って正味熱効率が増加する理由は、上述したように燃焼室平均高さHが大きくなり、燃焼初期において火炎とピストン35の冠面44との干渉が避けられ、冷却損失が減少すると共に火炎伝播性が向上したことに起因する。また、ボアストローク比が1.5以上2.0以下の範囲で、ボアストローク比の増加に伴って正味熱効率が僅かながら減少する理由は、上述したようにピストン35のロングストローク化に伴う摩擦損失の増加や、燃焼室45内の燃焼ガスの流動促進による冷却損失の増加に起因する。
図8に示すグラフの形状から、ボアストローク比が1.2より大きく1.25未満の間に正味熱効率が大きく変化する臨界値が存在することが推測される。また、ボアストローク比は、1.4以上1.6以下の範囲、より詳細には1.5付近で正味熱効率が最大となる。以上より、正味熱効率を向上させるためには、ボアストローク比は1.25以上2.0以下、好ましくは1.3以上2.0以下、より好ましくは1.3以上1.7以下、更に好ましくは1.4以上1.6以下の範囲に設定するとよいことが判る。
図9(A)は、ピストン35が上死点にあるときの発火点26と冠面44とのプラグ下距離D1と燃焼室に対する仮想球の体積比V2/V1との関係を示す図であり、図9(B)は、プラグ下距離D1とEGR限界との関係を示す図である。図9(A)及び(B)に示す結果は、シリンダボア直径Bが81mm、機械圧縮率が13.5に設定された内燃機関において、プラグ下距離D1を変化させることによって得られた。また、プラグ上距離D2は、プラグ下距離D1と等しくなるように配置されている。EGR限界は、燃焼室に供給される吸気全体の体積に対するEGRガスの体積の割合(%)を増加させたときに、当初EGRの割合の増加に応じて増加する正味熱効率が、減少に転じるときの割合をいう。すなわち、EGR限界は正味熱効率を最も向上させることができるEGRの供給割合をいう。
図9(B)に示すように、プラグ下距離D1が3mm以上6mm未満の範囲では、プラグ下距離D1の増加に伴ってEGR限界が増加する。一方、プラグ下距離D1が6mm以上の範囲では、プラグ下距離D1が増加してもEGR限界の値は横ばいとなる。そのため、図9(B)からプラグ下距離D1は6mm以上であると好ましいことが判る。なお、プラグ下距離D1が増加すると、圧縮比を増加させるときに不利であるため、プラグ下距離D1は、2mmの設定可能幅を設け、6mm以上8mm以下であることが好ましい。
図9(A)に示すように、プラグ下距離D1が6mm以上のとき、燃焼室に対する仮想球の体積比V2/V1は2%以上となる。そのため、燃焼室に対する仮想球の体積比V2/V1は2%以上であることが好ましい。なお、プラグ下距離D1が8mmのとき、燃焼室に対する仮想球の体積比V2/V1は6%となる。そのため、仮想球の体積比V2/V1は2%以上6%以下としてもよい。
以上の実施形態に係る内燃機関では、ボアストローク比が比較的大きな値に設定されるため、機械圧縮比を高くする場合にも、ピストン35が上死点にあるときの燃焼室平均高さHを大きくすることができる。これにより、スパークプラグ22の火花発生部23と上死点にあるピストン35の冠面44との距離が比較的長くなり、燃焼初期に火炎とピストン35の冠面44との接触が抑制される。そのため、ピストン35の冠面44を比較的平坦に形成して表面積を縮小することが可能になり、燃焼ガスからピストン35の冠面44に移動する熱量の低減、すなわち冷却損失の低減が可能になる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では燃料噴射方式を直噴としたが、ポート噴射としてもよい。また、燃焼室凹部10の形状をペントルーフ型としたが、燃焼室凹部10の中央部の深さが最も深くなる形状であればよく、半球型や多球型等の公知の様々な形状を適用することができる。
1...内燃機関、2...シリンダブロック、3...シリンダヘッド、7...シリンダボア、10...燃焼室凹部、22...スパークプラグ、23...火花発生部、26...発火点、32...インジェクタ、35...ピストン、44...冠面、44A...平面部、44B...凹部、45...燃焼室

Claims (3)

  1. ピストンを往復動可能に収容するシリンダボアを有するシリンダブロックと、前記シリンダブロックの上面に結合され、前記ピストンの冠面及び前記シリンダボアの内面との間に燃焼室を形成するシリンダヘッドと、前記燃焼室に火花発生部が突入したスパークプラグとを有する内燃機関であって、
    機械圧縮比が、11.0以上であり、
    前記シリンダボアの直径に対する前記ピストンのストロークの比であるボアストローク比が1.25以上1.7以下であり、
    前記燃焼室は、前記火花発生部が配置された部分において最も大きな高さを有し、かつ前記ピストンが上死点にあるときの前記燃焼室の体積を、前記シリンダボアの断面積で除することによって算出される、前記ピストンが上死点にあるときの平均高さが6.5mm以上10mm以下であり、
    前記シリンダヘッドは、前記シリンダボアと対応する部分に前記燃焼室を形成する燃焼室凹部を有し、
    前記燃焼室凹部は、中央部において最も大きな深さを有し、
    前記スパークプラグの前記火花発生部は、前記燃焼室の中央部に配置され、
    前記ピストンの前記冠面は、その周縁部に形成され、前記ピストンの軸線に対して直交する環状の平面部と、その中央部に形成され、前記平面部の内縁に連続し、前記平面部に対して凹んだ凹部とを有することを特徴とする内燃機関。
  2. 前記ピストンが上死点にあるときの前記燃焼室の体積に対する、前記ピストンが上死点にあるときの前記火花発生部の発火点と前記ピストンの前記冠面及び前記シリンダヘッドの前記燃焼室を形成する面との最短距離を半径とした球の体積の比が2%以上であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 記ピストンが上死点にあるときにおいて、シリンダ軸線方向における前記火花発生部と前記ピストンの前記冠面との距離が、6mm以上8mm以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関。
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