JP2013083954A - 電子写真装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真感光体用ヒーターを有しない電子写真装置であっても、画像濃度ムラが抑制された電子写真装置を提供する。
【解決手段】電子写真感光体を、その円筒軸方向に2等分して2つの領域に分けたとき、2つの領域における感光体特性の温度依存性の絶対値が同一でなく、2つの領域のうち、感光体特性の温度依存性の絶対値が小さい方の領域を第1の領域とし、大きい方の領域を第2の領域としたとき、電子写真装置で画像形成を行った場合の第1の領域の表面温度の変化が第2の領域の表面温度の変化よりも大きくなるように、電子写真感光体が電子写真装置内に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真装置に関する。
電子写真装置は、例えば、複写機、ファクシミリ、プリンターとして広く利用されている。また、電子写真装置に使用される電子写真感光体として、アモルファスシリコンで形成された光導電層(感光層)を有する電子写真感光体(アモルファスシリコン電子写真感光体)がよく知られている。
図2は、電子写真感光体用ヒーターを有する従来の電子写真装置の例を示す図である。
図2に示す電子写真装置では、電子写真感光体2001の内部に電子写真感光体用ヒーター2010が設置されており、これによって、電子写真感光体2001の表面温度が制御される。
図2において、矢印の方向に回転駆動される電子写真感光体2001の表面は、帯電装置2002によって帯電される。電子写真感光体2001の表面の帯電電位は、帯電装置2002内の帯電ワイヤー2011に流す電流値によって調整される。次いで、電子写真感光体2001の表面には、画像露光装置(不図示)から画像露光光2003が照射され、電子写真感光体2001の表面に静電潜像が形成される。その後、電子写真感光体2001の表面に形成された静電潜像は、現像装置2004から供給されるトナーによって現像され、電子写真感光体2001の表面にトナー像が形成される。
その後、電子写真感光体2001の表面に形成されたトナー像は、転写装置2005によって転写材2006に転写される。次いで、電子写真感光体2001の表面から転写材2006が分離され、その後、転写材2006に転写されたトナー像は、定着装置(不図示)によって転写材2006に定着される。
一方、転写材2006に転写されずに電子写真感光体2001の表面に残留したトナーは、クリーニング装置2007内のクリーニングブレード2008によって除去される。
その後、電子写真感光体2001の表面には、前露光装置(不図示)から前露光光2009が照射され、電子写真感光体2001の表面は除電される。
この一連のプロセスを繰り返すことで、連続的に画像形成(画像出力)が行われる。
近年、電子写真装置を用いて写真や絵などの画像を出力する機会が増えてきており、その結果、電子写真画像の高画質化への要求が高まってきている。特に、画像濃度ムラ(画像濃度の不均一性)は、人の目によって容易に判別可能なこともあり、画像濃度ムラの低減に対する要求は特に高まってきている。
画像濃度ムラが発生する要因の1つとして、電子写真感光体の帯電特性や感度特性などの感光体特性のムラ(不均一性)が挙げられる。感光体特性のムラは、電子写真感光体を構成する膜の膜質や膜厚のムラ(不均一性)に起因することが多い。
近年は、電子写真感光体の製造方法の改良により、電子写真感光体を構成する膜の膜質や膜厚のムラの低減が進んできた結果、画像濃度ムラの低減も進んできている。
また、特許文献1には、電子写真感光体の内部に複数の発熱手段を配置し、各発熱手段の温度を制御することによって、画像濃度ムラを抑制する技術が開示されている。
特開平7−209930号公報
昨今、電子写真装置には、高画質化のみならず、環境への配慮の観点から省電力化も求められてきており、電子写真感光体用ヒーターを有しない電子写真装置が望まれている。
しかしながら、電子写真感光体用ヒーターのような電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有しない電子写真装置においては、画像濃度ムラを十分に抑制することができない場合があり、いまだ改善の余地を有しているのが現状である。
本発明の目的は、電子写真感光体用ヒーターのような電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有しない電子写真装置であっても、画像濃度ムラが抑制された電子写真装置を提供することである。
本発明者らは、電子写真感光体用ヒーターを有しない電子写真装置における画像濃度ムラの抑制を実現するために検討した結果、画像形成(画像出力)時に電子写真感光体に表面温度ムラが生じることが、画像濃度ムラが発生する要因の1つであることを見出した。
本発明は、アモルファスシリコンで形成された光導電層を有する円筒状の電子写真感光体と、前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電装置と、前記電子写真感光体の表面に画像露光光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する画像露光装置とを有し、かつ、前記電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有しない電子写真装置において、
前記電子写真感光体が、その表面温度によって感光体特性が変化する感光体特性の温度依存性を有し、
前記電子写真感光体を、その円筒軸方向に2等分して2つの領域に分けたとき、前記2つの領域における前記感光体特性の温度依存性の絶対値が同一でなく、
前記2つの領域のうち、前記感光体特性の温度依存性の絶対値が小さい方の領域を第1の領域とし、大きい方の領域を第2の領域としたとき、前記電子写真装置で画像形成を行った場合の前記第1の領域の表面温度の変化が前記第2の領域の表面温度の変化よりも大きくなるように、前記電子写真感光体が前記電子写真装置内に配置されている
ことを特徴とする電子写真装置である。
本発明によれば、電子写真感光体用ヒーターのような電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有しない電子写真装置であっても、画像濃度ムラが抑制された電子写真装置を提供することができる。
電子写真感光体用ヒーターを有しない電子写真装置の例を示す図である。 電子写真感光体用ヒーターを有する従来の電子写真装置の例を示す図である。 帯電装置周りのエアフロー構成の例を示す図である。 帯電装置周りのエアフロー構成の例を示す図である。 堆積膜形成装置の例を示す図である。 (a)は電子写真感光体の感光体特性の温度依存性ムラの例を示す図であり、(b)は画像形成(画像出力)を繰り返すことによって生じる電子写真感光体の表面温度ムラの例を示す図であり、(c)は電子写真感光体の感光体特性の温度依存性ムラの例を示す図であり、(d)は画像形成(画像出力)を繰り返すことによって生じる電子写真感光体の表面温度ムラの例を示す図である。 電子写真感光体の例を示す図である。 電子写真感光体の製造装置におけるガス管の例を示す図である。 電子写真感光体の感光体特性の測定装置の例を示す図である。 電子写真感光体の例を示す図である。
本発明の電子写真装置は、上述したように、電子写真感光体の表面温度を制御する手段(例えば、電子写真感光体用ヒーターなど)を有しない電子写真装置である。そして、本発明の電子写真装置に用いられる電子写真感光体(以下「本発明に係る電子写真感光体」ともいう。)は、その表面温度によって感光体特性が変化する感光体特性の温度依存性を有するものである。また、本発明に係る電子写真感光体は、これを円筒軸方向(回転軸方向)に2等分して2つの領域に分けたとき、それら2つの領域における感光体特性の温度依存性の絶対値が同一でないものである。すなわち、本発明に係る電子写真感光体の温度依存性は、電子写真感光体の円筒軸方向でムラ(温度依存性ムラ)が存在するものである。
そして、本発明の電子写真装置は、上記2つの領域のうち、感光体特性の温度依存性の絶対値が小さい方の領域を第1の領域とし、大きい方の領域を第2の領域としたとき、電子写真装置で画像形成(画像出力)を行った場合の第1の領域の表面温度の変化が第2の領域の表面温度の変化よりも大きくなるように、電子写真感光体が電子写真装置内に配置されていることを特徴としている。
上記構成によって画像濃度ムラを抑制することができる理由について、本発明者らは以下のように考えている。
画像濃度ムラが発生する原因の1つに、画像形成(画像出力)時における電子写真感光体の表面電位ムラが挙げられる。
画像形成(画像出力)時は、電子写真装置内での空気の流れの不均一性の影響で、電子写真感光体に表面温度ムラが生じやすい。電子写真感光体は、帯電条件や画像露光条件を一定(一様)にしたとしても、電子写真感光体の表面の温度のムラ(表面温度ムラ)によって、電子写真感光体の帯電特性や感度特性などの感光体特性が不均一になり、その結果、電子写真感光体の表面の電位にムラ(表面電位ムラ)が生じやすい。
電子写真感光体用ヒーターなどの電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有する従来の電子写真装置では、電子写真感光体の表面温度の分布を一様に近づけるように制御することで、電子写真感光体の表面電位ムラを抑制していた。
しかしながら、環境への配慮の観点から、電子写真感光体用ヒーターなどの電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有さない電子写真装置とした場合、電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有する電子写真装置に比べて、表面電位ムラを十分に抑制することができない。
電子写真装置内で空気の不均一な流れが発生する原因の1つとして、電子写真感光体の円筒軸方向に略平行に配置されている帯電装置周りの給気や排気の構成(以下「エアフロー構成」とも表記する。)が挙げられる。帯電装置周りのエアフロー構成は、一般的に、帯電装置周りで発生するオゾン生成物を電子写真装置外に排出する目的で設置されている。帯電装置周りのエアフロー構成としては、例えば、帯電装置の長手方向の一端側から帯電装置内に空気(エア)を供給する給気装置や、帯電装置の長手方向の一端側から帯電装置内の空気(エア)を排出する排気装置などが挙げられる。
図3および図4は、それぞれ、帯電装置周りのエアフロー構成の例を示す図である。図3(b)は図3(a)に示すエアフロー構成をEの方向から見た場合の図である。図4(b)は図4(a)に示すエアフロー構成をGの方向から見た場合の図である。
図3に示すエアフロー構成においては、帯電ワイヤー3005が設置された帯電装置3001の上方に給気ダクト3002が設けられており、防塵フィルター3003および給気ファン3004を介して、外部から帯電装置3001に空気(エア)が供給される。
ここで、帯電装置3001内において空気の流れを均一に近づけるには、帯電装置3001の下方(図3中のF方向)に排気ダクト(不図示)を設けることが好ましい。
しかしながら、帯電装置3001のF方向には、電子写真感光体が位置するため、そのような排気ダクトを設けることは困難である。
したがって、通常の電子写真装置においては、メンテナンス性などの観点から、図4のように、帯電ワイヤー4007が設置された帯電装置4001の片側に排気ダクト4005が設けられた構成が一般的である。そのため、排気ダクト4005側とその反対側とでは空気の流れが不均一となり、排気ダクト4005側の空気の流れの方が速くなる。その結果、電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有しない電子写真装置においては、排気ダクト4005側の電子写真感光体4006の表面温度が反対側の表面温度と比べて低くなり、電子写真感光体4006に表面温度ムラが生じるのである。
図4に示すエアフロー構成においても、図3に示すエアフロー構成と同様に、帯電ワイヤー4007が設置された帯電装置4001の上方に給気ダクト4002が設けられており、防塵フィルター4003および給気ファン4004を介して、外部から帯電装置4001に空気(エア)が供給される。
なお、図4に示すエアフロー構成は、給気ファン4004により帯電装置4001内に空気の流れを発生させる構成であるが、給気ファンの代わりに排気ファンを用いることで、図4に示すエアフロー構成における空気の流れとは逆方向の空気の流れを発生させる構成とすることもできる。その場合においても、上記と同様に電子写真感光体に表面温度ムラが生じる。
これに対して、本発明の電子写真装置では、電子写真感光体を円筒軸方向に2等分した2つの領域のうち、感光体特性の温度依存性の絶対値が小さい方の領域(第1の領域)の表面温度の変化が、感光体特性の温度依存性の絶対値が大きい方の領域(第2の領域)の表面温度の変化よりも大きくなるように、電子写真感光体が電子写真装置内に配置されている。
このように電子写真感光体が電子写真装置内に配置されていることによって、第2の領域の表面温度の変化が第1の領域の表面温度の変化よりも大きくなるように電子写真感光体が電子写真装置内に配置されている場合に比べて、画像形成(画像出力)時の電子写真感光体の表面温度ムラを抑制することができ、その結果、電子写真感光体の表面電位ムラを抑制することができる。
その結果、画像形成(画像出力)時の電子写真感光体の表面電位ムラに起因する画像濃度ムラを抑制することができる。
なお、本発明において、電子写真感光体の感光体特性とは、電子写真感光体の表面温度に左右される電子写真感光体の特性であって、電子写真感光体の表面電位を左右する電子写真感光体の特性を意味し、例えば、帯電特性や感度特性などが含まれる。
また、本発明において、感光体特性の温度依存性は、帯電条件や画像露光条件などを調整し、電子写真感光体の表面電位を所定の値に合わせた後、電子写真感光体の表面温度を変化させた際の表面電位の変化率[V/℃]で表されるパラメーターである。
電子写真感光体の感光体特性のうちの少なくとも1種が本発明の条件を満足していれば、本発明の範囲に含まれるが、感光体特性の中でも帯電特性および感度特性の少なくとも一方が本発明の条件を満足していることが好ましい。特に、電子写真装置が、BAE方式(Background Area Exposure、電子写真感光体の表面における画像露光光が照射されていない部分がトナーによって現像される電子写真方式)の電子写真装置である場合は、電子写真感光体の帯電特性が本発明の条件を満足していることがより好ましい。一方、電子写真装置が、IAE方式(Image Area Exposure、電子写真感光体の表面における画像露光光が照射された部分がトナーによって現像される電子写真方式)の電子写真装置である場合は、電子写真感光体の感度特性が本発明の条件を満足していることがより好ましい。
また、電子写真感光体の表面温度ムラの原因の1つとして、帯電装置のエアフロー構成の例を挙げたが、一般的に電子写真装置の構成は、メンテナンス性の観点などから、電子写真感光体の表面に対して均一になっていないため、電子写真感光体の表面温度ムラの原因は、エアフロー構成に限られるものではない。電子写真感光体の表面温度ムラの原因がどのようなものであっても、本発明の効果を得ることはできる。
また、本発明における、電子写真感光体の表面温度ムラや感光体特性の温度依存性ムラとは、電子写真感光体の円筒軸方向でのムラを意味する。
図1は、電子写真感光体用ヒーターを有しない電子写真装置の例を示す図である。
図1に示す電子写真装置による電子写真画像の形成は以下のように行われる。
図1において、矢印の方向に回転駆動される電子写真感光体1001の表面は、帯電装置1002によって帯電される。電子写真感光体1001の表面の帯電電位は、帯電装置1002内の帯電ワイヤー1011に流す電流値によって調整される。次いで、電子写真感光体1001の表面には、画像露光装置(不図示)から画像露光光1003が照射され、電子写真感光体1001の表面に静電潜像が形成される。その後、電子写真感光体1001の表面に形成された静電潜像は、現像装置1004から供給されるトナーによって現像され、電子写真感光体1001の表面にトナー像が形成される。
その後、電子写真感光体1001の表面に形成されたトナー像は、転写装置1005によって転写材1006に転写される。次いで、電子写真感光体1001の表面から転写材1006が分離され、その後、転写材1006に転写されたトナー像は、定着装置(不図示)によって転写材1006に定着される。
一方、転写材1006に転写されずに電子写真感光体1001の表面に残留したトナーは、クリーニング装置1007内のクリーニングブレード1008によって除去される。
その後、電子写真感光体1001の表面には、前露光装置(不図示)から前露光光1009が照射され、電子写真感光体1001の表面は除電される。
この一連のプロセスを繰り返すことで、連続的に画像形成(画像出力)が行われる。
図5は、RF帯(13.56MHz)の高周波電源を用いたRFプラズマCVD法によって円筒状のアモルファスシリコン電子写真感光体を製造するために用いられる、堆積膜形成装置の例を示す図である。
図5に示す堆積膜形成装置は、主として、反応容器5000、および、反応容器5000内を減圧するための排気装置5001から構成されている。反応容器5000の内部には、アースに接続された円筒状補助基体5002、円筒状基体5003を加熱するための円筒状基体用ヒーター5004、および、ガス導入管5005が設置されている。また、反応容器5000の側壁部は、主として、導電性材料からなる放電電極5006で構成されており、放電電極5006と反応容器5000の他の部分は、絶縁碍子5007によって絶縁されている。放電電極5006には、マッチングボックス5008を介して、13.56MHzの高周波電源5009が接続されている。
原料ガス供給手段(不図示)を構成する各ボンベは、原料ガス導入バルブ5010を介して反応容器5000の内部のガス導入管5005に接続されている。
反応容器5000は、排気管5011を有し、メインバルブ5013を介して排気装置5001で真空排気されうる。
以下、図5に示す堆積膜形成装置を用いた電子写真感光体の製造方法の例を説明する。
旋盤などで鏡面加工が施された表面を有する円筒状基体5003を、反応容器5000の内部の円筒状基体用ヒーター5004を取り囲むように円筒状補助基体5002の上に設置し、キャップ5014を設置する。
次に、メインバルブ5013を開いて反応容器5000およびガス導入管5005の内部を排気する。真空計5012の読みが所定の圧力(例えば、1Pa)以下になった時点で原料ガス導入バルブ5010を開き、加熱用の不活性ガス(例えば、アルゴンガス)をガス導入管5005より反応容器5000の内部に導入する。そして、反応容器5000の内部が所定の圧力になるように、加熱用の不活性ガスの流量、メインバルブ5013の開口量、排気装置5001の排気速度などを調整する。
その後、温度コントローラー(不図示)を作動させて、円筒状基体用ヒーター5004により円筒状基体5003を加熱し、円筒状基体5003の温度を所定の温度(例えば、50〜500℃)に制御する。円筒状基体5003が所定の温度になったところで、不活性ガスを徐々に止めながら、堆積膜形成用の原料ガスを反応容器5000の内部に徐々に導入する。原料ガスとしては、例えば、SiH、Siなどの水素化ケイ素ガスやCH、Cなどの炭化水素ガスなどの材料ガス、B、PHなどのドーピングガスなどが挙げられる。原料ガスの導入の際には、マスフローコントローラー(不図示)によって、原料ガスが所定の流量になるように調整する。その際に、反応容器5000の内部の圧力を所定の値に維持するように、真空計5012を見ながら、メインバルブ5013の開口量、排気装置5001の排気速度などを調整する。
以上の手順によって堆積膜形成の準備を完了した後、円筒状基体5003上に堆積膜を形成する。反応容器5000の内部の圧力が安定したのを確認した後に、高周波電源5009を所定の電力に設定して高周波電力を放電電極5006に供給し、反応容器5000の内部で高周波グロー放電を生起させる。このときマッチングボックス5008を調整して、反射電力が最小となるようにし、高周波電力の入射電力から反射電力を差し引いた実効値を所定の値にする。この放電エネルギーによって、反応容器5000の内部に導入した原料ガスが分解され、円筒状基体5003上に堆積膜が形成される。なお、堆積膜の形成を行っている間は、円筒状基体5003をその中心軸線周りに駆動装置(不図示)によって所定の速度で回転させてもよい。所定の膜厚の堆積膜が形成された後に、高周波電力の供給を止め、反応容器5000の内部への原料ガスの流入を止める。必要に応じて、原料ガスの種類、高周波電力などの条件を変更して、複数の堆積膜を順次形成する。その後、反応容器5000の内部をいったん高真空にしてから、堆積膜形成を終える。
以上の操作によって、電子写真感光体を製造することができる。
図6(a)は、上記製造方法で製造されたアモルファスシリコン電子写真感光体における、感光体特性(帯電特性や感度特性など)の温度依存性の円筒軸方向のムラ(温度依存性ムラ)の例を示す図である。温度依存性ムラの形状は、電子写真感光体の円筒軸方向で多少の変曲点を持つが、円筒軸方向の全般に渡って概ねなだらかに変化した形状となっている。上記のような通常の製造方法で製造したアモルファスシリコン電子写真感光体においては、その製造方法の性質上、温度依存性ムラは、図6(a)に示すような、なだらかな形状が一般的であり、局所的に大きく変化するようなムラが発生することはない。
したがって、図7に示すように電子写真感光体7001を円筒軸方向に2等分して2つの領域(領域Hと領域I)に分け、領域Hと領域Iのそれぞれの範囲で電子写真感光体の温度依存性を平均化し、温度依存性の平均値の絶対値をもって、電子写真感光体の温度依存性の絶対値の大小関係を決定することができる。本発明においては、このようにして温度依存性の絶対値の大小関係を決定した。
また、図6(b)は、電子写真装置で(連続的に)画像形成(画像出力)を行った場合に生じる電子写真感光体の表面温度の円筒軸方向のムラ(表面温度ムラ)の例を示す図である。表面温度ムラの形状は、電子写真感光体の円筒軸方向で多少の変曲点を持つが、円筒軸方向の全般に渡って概ねなだらかに変化した形状となっている。通常の構成の電子写真装置で(連続的に)画像形成(画像出力)を行った場合は、電子写真装置内で発生する電子写真感光体の表面温度ムラは、図6(b)に示すような、なだらかな形状になるのが一般的であり、局所的に大きく変化するようなムラが発生することはない。
したがって、図7に示すように電子写真感光体7001を円筒軸方向で2等分して2つの領域(領域Hと領域I)に分け、領域Hと領域Iのそれぞれの範囲で電子写真感光体の表面温度を平均化することで、電子写真感光体の表面温度の変化の大小関係を決定することができる。本発明においては、このようにして表面温度の変化の大小関係を決定した。
また、本発明においては、電子写真感光体のある箇所における感光体特性の温度依存性をα[V/℃]とし、表面温度の変化をΔT[℃]としたとき、αとΔTとの積であるα・ΔTの値が最大となる箇所のα・ΔTの値と最小となる箇所のα・ΔTの値との差Δ(α・ΔT)は、画像形成(画像出力)を行った場合の電子写真感光体の表面における画像露光光が照射された部分の電位と画像露光光が照射されていない部分の電位との差で定義される潜像コントラスト電位Vc[V]との間で、下記式で示される関係を満足することが好ましい。
Δ(α・ΔT)≦0.07・Vc
Δ(α・ΔT)が0.07・Vc以下であれば、連続した画像形成(画像出力)の前後における画像濃度ムラの変動が小さく抑えられる。したがって、Δ(α・ΔT)が0.07・Vc以下であれば、初期(連続した画像形成(画像出力)の前)の状態での画像濃度ムラの抑制のレベルが、画像形成(画像出力)を連続して行った後でも維持されやすい。
また、本発明においては、電子写真感光体の感光体特性の温度依存性の程度が、電子写真感光体の円筒軸方向の一端側から他端側に向けて単調に増加している場合に、電子写真装置で画像形成(画像出力)を行った場合の電子写真感光体の表面温度の変化の程度は、電子写真感光体の円筒軸方向の一端側から他端側に向けて単調に減少していることが好ましい。ここでいう単調な増加または減少とは、例えば、図6(c)や図6(d)に示すように、円筒軸方向の全般に渡って変曲点を持たずに増加または減少することを意味する。図6(a)や図6(b)に示すように変曲点を持つ形状での増加または減少は、単調な増加または減少に当たらない。
なお、電子写真感光体の感光体特性の温度依存性ムラの形状は、例えば、図5に示す堆積膜形成装置のガス導入管を調整することで、変化させることができる。
また、電子写真感光体の表面温度ムラは、例えば、図4に示すエアフロー構成において、給気や排気を強くし、温度変化の他の要因を小さくすることで、図6(d)に示すような単調に変化する形状にすることができる。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
(実施例1−1〜1−5)
旋盤を用いて長さ358mmのアルミニウム製の円筒体の表面(周面)を鏡面加工し、長さ358mm、外径80mmの円筒状基体を合計5本作製した。
次に、図5に示す堆積膜形成装置を用いて、表1に示す条件で、各円筒状基体上にそれぞれ電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、中間層および表面層の堆積膜をこの順に形成することによって、合計5本の電子写真感光体を製造した。これらを実施例1−1〜1−5の電子写真感光体とする。
Figure 2013083954
表1中の矢印「⇒」は、ガスの流量を左の値から右の値に漸減または漸増させていることを意味する。
なお、本実施例においては、図5に示すガス管5005として、図8(a)に示すようにガス吹き出し穴8001が分布したガス管8002を用い、図8(b)に示すように反応容器8003の内部に16本のガス管8002を配置した。
また、図8(a)に示すように、ガス管8002におけるガス吹き出し穴8001の分布は概ね均一になっている。
次に、図9に示す電子写真感光体の感光体特性の測定装置を用いて、以下に示す方法で、製造した各電子写真感光体の帯電特性(感光体特性)の温度依存性(αa)を測定し、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性ムラを求めた。結果を、後述の比較例1−1〜1−5の結果とともに、表2に示す。電子写真感光体の帯電特性の温度依存性ムラの値は、製造上のバラツキにより、各電子写真感光体で異なっていた。
Figure 2013083954
なお、各電子写真感光体の帯電特性の温度依存性ムラの形状は、図6(a)に示すように一部変曲点を持つ形状であった。
次に、電子写真感光体用ヒーターを有しない構成に改造したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR5075)に電子写真感光体を設置し、温度15℃/相対湿度50%の低温環境下において、印字率1%のA4テストパターンを用いて、5000枚の連続画像出力を行った。連続画像出力の前後で電子写真感光体の表面温度の変化(ΔTa)を以下に示す方法で測定し、電子写真感光体の表面温度ムラを求めた。結果を表3に示す。
Figure 2013083954
表3からわかるように、連続画像出力を行うことで、電子写真感光体の表面温度が変動し、電子写真感光体の表面温度ムラが生じることがわかる。
なお、本実施例においては、図4に示すエアフロー構成を採用した。
また、連続画像出力前後における電子写真感光体の表面温度ムラの形状は、図6(d)に示すように、変曲点を持たず単調に変化する形状であった。
次に、製造した各電子写真感光体を、それぞれ、上述したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR5075)に設置した。その際、連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化が大きい方に、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が小さい部分を設置した。また、電子写真感光体の表面温度の変化が小さい方に、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が大きい部分を設置した。なお、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性や表面温度の変化の大小関係は、表2および表3より決定した。
各電子写真感光体の帯電特性の温度依存性(αa)の測定結果と5000枚の連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化(ΔTa)の測定結果から、各電子写真感光体を上記位置関係で上記複写機に設置した状態での、αa・ΔTaの最大値と最小値を算出した。最大値と最小値の差Δ(αa・ΔTa)を表4に示す。
Figure 2013083954
次に、温度15℃/相対湿度50%の低温環境下において、印字率1%のA4テストパターンを用いて5000枚の連続画像出力を行った。
(電子写真感光体の帯電特性の温度依存性ムラの測定方法)
図9は、電子写真感光体の感光体特性の測定装置の例を示す図である。電子写真感光体9001の周囲に、帯電装置9002、画像露光光9003を照射する画像露光装置(不図示)、温度センサー((株)キーエンス製、商品名:IT2−01)9013、および、前露光光9009を照射する前露光装置(不図示)が配置されている。さらに、図1における現像装置1004の位置に現像装置1004に代えて電位センサー(表面電位計)(トレック社製、商品名:MODEL344)9012が配置されている。さらに、電子写真感光体9001の内部には電子写真感光体用ヒーター9010が配置されている。
電子写真感光体9001を矢印の方向に回転させ、所定の条件に設定された前露光装置(不図示)により前露光光9009を電子写真感光体9001の表面に照射した。次に、電子写真感光体9001の表面温度を温度センサー9013でモニターし、表面温度が所定の値(以下「T1」とする。)になるように電子写真感光体用ヒーター9010を制御した。表面温度がT1の状態での電位センサー9012における暗部電位が所定の電位(以下「V1」とする。)になるように、帯電装置9002に設置された帯電ワイヤー9011に流す電流値を調整した。ここで、電位V1は、電子写真感光体1周分の平均値である。
次に、前露光装置(不図示)や帯電装置9002の条件は変更せずに、電子写真感光体9001の表面温度が所定の値(以下「T2」とする。)になるように電子写真感光体用ヒーター9010を制御した。表面温度T2の状態での電位センサー9012における暗部電位を測定した(以下「V2」とする。)。ここで、電位V2は、電子写真感光体1周分の平均値である。
下記式によって算出される値を、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性とした。
電子写真感光体の帯電特性の温度依存性=(V1−V2)/(T1−T2)
なお、本実施例においては、T1=25℃、T2=40℃、V1=500Vとした。
電子写真感光体の円筒軸方向の中心位置を0mmとし、両端部に向けて20mm刻みに全15点の測定位置を決定し、各測定位置において上述した方法で電子写真感光体の帯電特性の温度依存性を測定した。
図7に示すように電子写真感光体を円筒軸方向で2等分し、領域Hと領域Iのそれぞれの範囲で帯電特性の温度依存性の測定値を平均化し、その絶対値をもって電子写真感光体の帯電特性の温度依存性ムラとした。ここで、0mm位置の測定値は、領域Hおよび領域Iの両方に含まれている。
(電子写真感光体の表面温度ムラの測定方法)
電子写真感光体の円筒軸方向の中心位置を0mmとし、両端部に向けて20mm刻みに全15点の測定位置を決定し、各測定位置において周方向90°刻みに4点の表面温度を測定して平均値を求めた。なお、電子写真感光体の表面温度の測定には、接触温度計(安立計器(株)製、商品名:HFT−51)を用いた。
図10に示すように、電子写真感光体10001を円筒軸方向で2等分し、帯電装置のエアフロー構成の排気側を領域J、他方側を領域Kとした。領域Jと領域Kのそれぞれの範囲で表面温度の測定値を平均化して表面温度とした。ここで、0mm位置の測定値は領域Jおよび領域Kの両方に含まれている。
(比較例1−1〜1−5)
実施例1−1〜1−5とそれぞれ同様にして製造した合計5本の電子写真感光体(比較例1−1〜1−5の電子写真感光体)を、それぞれ、上述した電子写真感光体用ヒーターを有しない構成に改造したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR5075)に設置した。その際、連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化が大きい方に、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が大きい部分を設置した。また、電子写真感光体の表面温度の変化が小さい方に、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が小さい部分を設置した。なお、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性や表面温度の変化の大小関係は、実施例1−1〜1−5と同様に、表2および表3より決定した。
次に、温度15℃/相対湿度50%の低温環境下において、印字率1%のA4テストパターンを用いて5000枚の連続画像出力を行った。
(画像濃度ムラの評価)
実施例1−1〜1−5および比較例1−1〜1−5で行った5000枚の連続画像出力前後で、以下に示す方法で、画像濃度の測定を行い、画像濃度ムラの評価を行った。
結果を表5に示す。
(画像濃度ムラの評価方法)
電子写真感光体用ヒーターを有しない構成に改造したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR5075)に電子写真感光体を設置し、画素密度が37.5%となるハーフトーン画像を出力した。
なお、画像形成(画像出力)時の画像露光光が照射されていない部分の電位を500Vとし、画像露光光が照射された部分の電位を120Vとし、潜像コントラスト電位Vcを380Vとした。
得られた画像において、電子写真感光体1周分の領域を180等分(円筒軸方向15等分×周方向12等分)した。各ブロックの画像濃度を、反射濃度計(分光濃度計)(X−Rite社製、商品名:504分光濃度計)を用いて測定した。
次に、温度15℃/相対湿度50%の低温環境下において、印字率1%のA4テストパターンを用いて5000枚の連続画像出力を行った後、ハーフトーン画像を出力した。得られた画像において上述した方法で、各ブロックの画像濃度を測定した。
各ブロックにおいて、5000枚の連続出力形成前後での画像濃度の差分を求めた。得られた差分の最大値(Max)および最小値(Min)からMax−Minを求め、画像濃度ムラの指標とした。よって値が小さいほど画像濃度ムラが小さい。
製造した各電子写真感光体において、比較例を基準として、以下のランクに区分した。結果を表5に示す。
A:比較例に対して40%未満。
B:比較例に対して40%以上95%未満。
C:比較例に対して95%以上105%未満で同レベル。
D:比較例に対して105%以上。
なお、実施例1−1は比較例1−1を基準とし、実施例1−2は比較例1−2を基準とし、実施例1−3は比較例1−3を基準とし、実施例1−4は比較例1−4を基準とし、実施例1−5は比較例1−5を基準としている。
Figure 2013083954
表5の結果から明らかなように、連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化が大きい方に電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が小さい部分を設置し、表面温度の変化が小さい方に電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が大きい部分を設置することで、画像濃度ムラを抑制することができる。
(実施例2−1〜2−5)
旋盤を用いて長さ358mmのアルミニウム製の円筒体の表面(周面)を鏡面加工し、長さ358mm、外径108mmの円筒状基体を合計5本作製した。
次に、実施例1−1〜1−5と同様の方法で、各円筒状基体上にそれぞれ電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、中間層および表面層の堆積膜をこの順に形成することによって、合計5本の電子写真感光体を製造した。これらを実施例2−1〜2−5の電子写真感光体とする。
次に、図9に示す電子写真感光体の感光体特性の測定装置を用いて、以下に示す方法で、製造した各電子写真感光体の感度特性の温度依存性(αb)を測定し、電子写真感光体の感度特性の温度依存性ムラを求めた。結果を、後述の比較例2−1〜2−5の結果とともに、表6に示す。電子写真感光体の感度特性の温度依存性ムラの値は、製造上のバラツキにより、各電子写真感光体で異なっていた。
Figure 2013083954
なお、各電子写真感光体の感度特性の温度依存性ムラの形状は、図6(a)に示すように一部変曲点を持つ形状であった。
次に、電子写真感光体用ヒーターを有しない構成に改造したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR7105)に電子写真感光体を設置し、実施例1と同様の方法で、5000枚の連続画像出力の前後で電子写真感光体の表面温度の変化(ΔTb)を測定し、電子写真感光体の表面温度ムラを求めた。結果を表7に示す。
Figure 2013083954
表7からわかるように、連続画像出力を行うことで、電子写真感光体の表面温度が変動し、電子写真感光体の表面温度ムラが生じることがわかる。
なお、本実施例においては、図4に示すエアフロー構成を採用した。
なお、連続画像出力前後における電子写真感光体の表面温度ムラの形状は、図6(d)に示すように、変曲点を持たず単調に変化する形状であった。
次に、製造した各電子写真感光体を、それぞれ、上述したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR7105)に設置した。その際、連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化が大きい方に、電子写真感光体の感度特性の温度依存性の絶対値が小さい部分を設置した。また、電子写真感光体の表面温度の変化が小さい方に、電子写真感光体の感度特性の温度依存性の絶対値が大きい部分を設置した。なお、電子写真感光体の感度特性の温度依存性や表面温度の変化の大小関係は、表6および表7より決定した。
各電子写真感光体の感度特性の温度依存性(αb)の測定結果と5000枚の連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化(ΔTb)の測定結果から、各電子写真感光体を上記位置関係で上記複写機に設置した状態での、αb・ΔTbの最大値と最小値を算出した。最大値と最小値の差Δ(αb・ΔTb)を表8に示す。
Figure 2013083954
次に、温度15℃/相対湿度50%の低温環境下において、印字率1%のA4テストパターンを用いて5000枚の連続画像出力を行った。
(電子写真感光体の感度特性の温度依存性ムラの測定方法)
図9に示す電子写真感光体の感光体特性の測定装置を用いた。
電子写真感光体9001を矢印の方向に回転させ、所定の条件に設定された前露光装置(不図示)により前露光光9009を電子写真感光体9001の表面に照射した。次に、電子写真感光体9001の表面温度を温度センサー9013でモニターし、表面温度が所定の値(以下「T3」とする。)になるように電子写真感光体用ヒーター9010を制御した。表面温度T3の状態での電位センサー9012における暗部電位が所定の電位になるように帯電装置9002に設置された帯電ワイヤー9011に流す電流値を調整した。次に、画像露光光9003の光量を調整して電位センサー9012における明部電位が所定の電位(以下「V3」とする。)になるようにした。ここで、電位V3は、電子写真感光体1周分の平均値である。
次に、前露光装置(不図示)、帯電装置9002および画像露光装置(不図示)の条件は変更せずに、電子写真感光体9001の表面温度が所定の値(以下「T4」とする)になるように電子写真感光体用ヒーター9010を制御した。表面温度T4の状態での電位センサー9012における明部電位を測定した(以下「V4」とする)。ここで、電位V4は、電子写真感光体1周分の平均値である。
下記式によって算出される値を、電子写真感光体の感度特性の温度依存性とした。
電子写真感光体の感度特性の温度依存性=(V3−V4)/(T3−T4)
なお、本実施例においては、T3=25℃、T4=40℃、V3=100Vとした。
電子写真感光体の円筒軸方向の中心位置を0mmとし、両端部に向けて20mm刻みに全15点の測定位置を決定し、各測定位置において上述した方法で電子写真感光体の感度特性の温度依存性を測定した。
図7に示すように電子写真感光体を円筒軸方向で2等分し、領域Hと領域Iのそれぞれの範囲で感度特性の温度依存性の測定値を平均化し、その絶対値をもって電子写真感光体の感度特性の温度依存性ムラとした。ここで、0mm位置の測定値は領域Hおよび領域Iの両方に含まれている。
(比較例2−1〜2−5)
実施例2−1〜2−5とそれぞれ同様にして製造した合計5本の電子写真感光体(比較例2−1〜2−5の電子写真感光体)を、それぞれ、上述した電子写真感光体用ヒーターを有しない構成に改造したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR7105)に設置した。その際、連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化が大きい方に、電子写真感光体の感度特性の温度依存性の絶対値が大きい部分を設置した。また、電子写真感光体の表面温度の変化が小さい方に、電子写真感光体の感度特性の温度依存性の絶対値が小さい部分を設置した。なお、電子写真感光体の感度特性の温度依存性や表面温度の変化の大小関係は、実施例2−1〜2−5と同様に、表6および表7より決定した。
次に、温度15℃/相対湿度50%の低温環境下において、印字率1%のA4テストパターンを用いて5000枚の連続画像出力を行った。
(画像濃度ムラの評価)
実施例2−1〜2−5および比較例2−1〜2−5で行った5000枚の連続画像出力前後で、実施例1−1〜1−5と同様の方法で、画像濃度の測定を行い、画像濃度ムラの評価を行った。
製造した各電子写真感光体において、比較例を基準として、以下のランクに区分した。結果を表9に示す。
A:比較例に対して40%未満。
B:比較例に対して40%以上95%未満。
C:比較例に対して95%以上105%未満で同レベル。
D:比較例に対して105%以上。
なお、実施例2−1は比較例2−1を基準とし、実施例2−2は比較例2−2を基準とし、実施例2−3は比較例2−3を基準とし、実施例2−4は比較例2−4を基準とし、実施例2−5は比較例2−5を基準としている。
Figure 2013083954
表9の結果から明らかなように、連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化が大きい方に電子写真感光体の感度特性の温度依存性の絶対値が小さい部分を設置し、表面温度の変化が小さい方に電子写真感光体の感度特性の温度依存性の絶対値が大きい部分を設置することで、画像濃度ムラを抑制することができる。
(実施例3−1〜3−3)
旋盤を用いて長さ358mmのアルミニウム製の円筒体の表面(周面)を鏡面加工し、長さ358mm、外径80mmの円筒状基体を合計3本作製した。
次に、本数以外は実施例1−1〜1−5と同様の方法で、各円筒状基体上にそれぞれ電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、中間層および表面層の堆積膜をこの順に形成することによって、合計3本の電子写真感光体を製造した。これらを実施例3−1〜3−3の電子写真感光体とする。
なお、本実施例においては、図5に示すガス管5005として、図8(c)に示すようにガス吹き出し穴8001が分布したガス管8002を用い、図8(d)に示すように反応容器8003の内部に16本のガス管8002を配置した。
また、図8(c)に示すようにガス管8002は、製造した電子写真感光体の感光体特性の温度依存性ムラを調整した結果、ガス管8002における反応容器5000上部側のガス吹き出し穴8001の分布は不均一になっていた。
次に、実施例1−1〜1−5と同様の方法で、製造した各電子写真感光体の帯電特性の温度依存性(αa)を測定し、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性ムラを求めた。結果を、後述の比較例3−1〜3−3の結果とともに、表10に示す。電子写真感光体の帯電特性の温度依存性ムラの値は、製造上のバラツキにより、各電子写真感光体ごとに異なっていた。
Figure 2013083954
なお、各電子写真感光体の帯電特性の温度依存性ムラの形状は、図6(c)に示すように、変曲点を持たず単調に変化する形状であった。
なお、本実施例においては、実施例1−1〜1−5と同様、図4に示すエアフロー構成を採用した。
次に、製造した各電子写真感光体を、それぞれ、電子写真感光体用ヒーターを有しない構成に改造したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR5075)に設置した。その際、連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化が大きい方に、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が小さい部分を設置した。また、電子写真感光体の表面温度の変化が小さい方に、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が大きい部分を設置した。なお、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性や表面温度の変化の大小関係は、表10および表3より決定した。
実施例1−1〜1−5と同様に、各電子写真感光体を上記位置関係で上記複写機に設置した状態での、αa・ΔTaの最大値と最小値を算出した。最大値と最小値の差Δ(αa・ΔTa)を表11に示す。
Figure 2013083954
次に、温度15℃/相対湿度50%の低温環境下において、印字率1%のA4テストパターンを用いて5000枚の連続画像出力を行った。
(比較例3−1〜3−3)
実施例3−1〜3−3とそれぞれ同様にして製造した合計3本の電子写真感光体(比較例3−1〜3−3の電子写真感光体)を、それぞれ、上述した電子写真感光体用ヒーターを有しない構成に改造したキヤノン(株)製の電子写真方式の複写機(商品名:iR5075)に設置した。その際、連続画像出力前後での電子写真感光体の表面温度の変化が大きい方に、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が大きい部分を設置した。また、電子写真感光体の表面温度の変化が小さい方に、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性の絶対値が小さい部分を設置した。なお、電子写真感光体の帯電特性の温度依存性や表面温度の変化の大小関係は、実施例3−1〜3−3と同様に、表10および表3より決定した。
次に、温度15℃/相対湿度50%の低温環境下において、印字率1%のA4テストパターンを用いて5000枚の連続画像出力を行った。
(画像濃度ムラの評価)
実施例3−1〜3−3および比較例3−1〜3−3で行った5000枚の連続画像出力前後で、実施例1−1〜1−5と同様の方法で、画像濃度の測定を行い、画像濃度ムラの評価を行った。
製造した各電子写真感光体において、比較例を基準として、以下のランクに区分した。結果を表12に示す。
A:比較例に対して40%未満。
B:比較例に対して40%以上95%未満。
C:比較例に対して95%以上105%未満で同レベル。
D:比較例に対して105%以上。
なお、実施例3−1は比較例3−1を基準とし、実施例3−2は比較例3−2を基準とし、実施例3−3は比較例3−3を基準としている。
Figure 2013083954
表12の結果から明らかなように、電子写真感光体の感光体特性(帯電特性)の温度依存性や表面温度の変化は、電子写真感光体の円筒軸方向(回転軸方向)で単調に増加または減少していることで、本発明の効果をより顕著に得られることがわかる。
1001 電子写真感光体
1002 帯電装置
1003 画像露光光
1004 現像装置
1005 転写装置
1006 転写材
1007 クリーニング装置
1008 クリーニングブレード
1009 前露光光
1011 帯電ワイヤー

Claims (6)

  1. アモルファスシリコンで形成された光導電層を有する円筒状の電子写真感光体と、前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電装置と、前記電子写真感光体の表面に画像露光光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する画像露光装置とを有し、かつ、前記電子写真感光体の表面温度を制御する手段を有しない電子写真装置において、
    前記電子写真感光体が、その表面温度によって感光体特性が変化する感光体特性の温度依存性を有し、
    前記電子写真感光体を、その円筒軸方向に2等分して2つの領域に分けたとき、前記2つの領域における前記感光体特性の温度依存性の絶対値が同一でなく、
    前記2つの領域のうち、前記感光体特性の温度依存性の絶対値が小さい方の領域を第1の領域とし、大きい方の領域を第2の領域としたとき、前記電子写真装置で画像形成を行った場合の前記第1の領域の表面温度の変化が前記第2の領域の表面温度の変化よりも大きくなるように、前記電子写真感光体が前記電子写真装置内に配置されている
    ことを特徴とする電子写真装置。
  2. 前記電子写真感光体のある箇所における前記感光体特性の温度依存性をα[V/℃]とし、前記表面温度の変化をΔT[℃]としたとき、αとΔTとの積であるα・ΔTの値が最大となる箇所のα・ΔTの値と最小となる箇所のα・ΔTの値との差Δ(α・ΔT)が、画像形成を行った場合の前記電子写真感光体の表面における画像露光光が照射された部分の電位と画像露光光が照射されていない部分の電位との差で定義される潜像コントラスト電位Vc[V]との間で、下記式で示される関係を満足する請求項1に記載の電子写真装置。
    Δ(α・ΔT)≦0.07・Vc
  3. 前記電子写真感光体の感光体特性の温度依存性の程度が、前記電子写真感光体の円筒軸方向の一端側から他端側に向けて単調に増加しており、前記電子写真装置で画像形成を行った場合の前記電子写真感光体の表面温度の変化の程度が、前記電子写真感光体の円筒軸方向の一端側から他端側に向けて単調に減少している請求項1または2に記載の電子写真装置。
  4. 前記帯電装置が、前記電子写真感光体の円筒軸方向に略平行に配置されており、
    前記電子写真装置が、前記帯電装置の長手方向の一端側から前記帯電装置内に空気を供給する給気装置、または、前記帯電装置の長手方向の一端側から前記帯電装置内の空気を排出する排気装置をさらに有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真装置。
  5. 前記電子写真装置がBAE方式の電子写真装置であり、前記感光体特性が前記電子写真感光体の帯電特性である請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真装置。
  6. 前記電子写真装置がIAE方式の電子写真装置であり、前記感光体特性が前記電子写真感光体の感度特性である請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真装置。
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