JPH07209930A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH07209930A
JPH07209930A JP6006647A JP664794A JPH07209930A JP H07209930 A JPH07209930 A JP H07209930A JP 6006647 A JP6006647 A JP 6006647A JP 664794 A JP664794 A JP 664794A JP H07209930 A JPH07209930 A JP H07209930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoconductor
film
temperature
photoconductor film
surface potential
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6006647A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Watanabe
優 渡辺
Masahiro Tsutsumi
真洋 堤
Hiroyuki Sako
裕之 迫
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP6006647A priority Critical patent/JPH07209930A/ja
Publication of JPH07209930A publication Critical patent/JPH07209930A/ja
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 感光体膜の軸方向の電気的特性のばらつきに
起因する画像濃度のばらつきの発生を防止することがで
きる画像形成装置を提供する。 【構成】 画像形成装置21は、直円筒状を成し内部空
間を有するドラム基体22の表面に、a−Si系感光体
からなる感光体膜23が形成された感光体ドラム35を
備えている。感光体膜23は軸方向に沿って3つに区分
され、軸方向一端から第1膜部分、第2間区部分、及び
第3膜部分が順次定められる。感光体ドラム35の基体
22は接地電位に接続されている。基体22の周方向に
沿う全周に亘ってそれぞれヒータ44、45、46が設
けられる。各ヒータ44〜46によってそれぞれ昇温さ
れた基体22の軸方向の3つの基体部分の温度をそれぞ
れ個別に計測する温度センサ46、47、48がそれぞ
れ設けられている。各温度センサ46〜48の出力は、
マイコン49に供給され、マイコン49には検査データ
が入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術を用いた
画像形成装置に関し、特に、単層有機感光体ドラムに帯
電及び画像露光を行うことにより画像を形成する画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、静電複写装置あるいは印刷装
置等として、電子写真技術を用いた画像形成装置の開発
が活発に進められてきている。
【0003】図8は、従来の電子写真技術を用いた画像
形成装置1の系統図である。画像形成装置1は、直円筒
状のアルミニウムなどの金属材料からなる基体2と、基
体2の表面に感光体膜3が形成された回転可能な感光体
ドラム15を備える。基体2は接地電位に接続されてい
る。基体2の内部には、基体2の周方向に沿う全周に亘
り、かつ基体2の軸方向の全長に亘ってヒータ4が設け
られる。また、基体2の内部には、ヒータ4によって昇
温された基体2の温度を計測する温度センサ16が設け
られている。
【0004】画像形成装置1は、更に、感光体膜3に所
定量の電荷を一様に与えるための主帯電器5、感光体膜
3を露光し、感光体膜3上に静電潜像を形成するための
光学装置6、感光体膜3上の静電潜像を現像するための
現像装置7、感光体膜3に形成されているトナー像を記
録紙8に転写する転写器9、感光体膜3上に残留したト
ナーを除去するクリーニングブレードを備えるクリーニ
ング装置10、及び感光体膜3上に残留している電荷を
除去して、感光体膜3の表面電位を所定の均一な電位に
設定するための除電ランプ11等を備えている。前記主
帯電器5は、感光体膜3にコロナ放電を行う放電ワイヤ
12と、放電ワイヤ12を囲み、感光体膜3側に開口し
たシールドケース13と、シールドケース13の感光体
ドラム15に臨む開口に設けられたグリッド14とを備
えている。感光体膜3の外方に、感光体膜3と近接して
電位センサ17が配置される。この電位センサ17は、
感光体膜3の表面電位を計測する。
【0005】画像形成装置1に於いて、主帯電器5によ
って、感光体膜3に所定量の電荷を一様に与えた後、光
学装置6によって感光体膜3に画像に対応する光が照射
され、感光体膜3上に画像に対応した静電潜像が形成さ
れる。その後、現像装置7によって、トナーが感光体膜
3上に供給され、静電潜像が顕像化される。感光体膜3
上のトナー像は、転写器9によって記録紙8に転写され
る。転写後に、感光体膜3上に残留したトナーは、クリ
ーニング装置10によって除去される。次に、除電ラン
プ11によって感光体膜3上に光が照射され、感光体膜
3上に残留している電荷が除去され、感光体膜3の表面
電位が所定の電位に均一化される。この後、主帯電器5
によって、感光体ドラム15に再び帯電が行われる。こ
れらの一連の過程が、感光体ドラム15の回転に応じ
て、連続して繰り返し行われる。
【0006】この画像形成装置1に於いて、感光体ドラ
ム15の結露防止などの目的で、前記温度センサ16を
用いて、感光体ドラム15が一定の温度を保持するよう
に、ヒータ4の温度制御が行われる。また、画像形成装
置1に於いて、感光体膜3が現像装置7によって現像さ
れる感光体膜3の現像位置に於いて、例として、白色原
稿に対応する感光体膜3の露光領域の表面電位、或い
は、黒色原稿に対応する感光体膜3の表面電位が、感光
体ドラム15の回転毎に、或いは、感光体ドラム15の
経時変化に於いて均一である必要がある。現像位置に於
ける表面電位が均一でなければ、感光体ドラム15の回
転毎に、或いは、感光体ドラム15の経時変化によって
画像濃度が不所望に変動するからである。
【0007】この感光体膜3の表面電位が変動する現象
は、表面電位の暗減衰と称される。感光体膜3が主帯電
器5によって帯電され、前記現像位置に向かって回転す
るとき、感光体膜3上に分布している電荷が金属製の基
体2を介して接地電位に流れることなどによって、感光
体膜3の表面に分布している電荷が失われる。これによ
り、感光体膜3の表面電位が低下する。この暗減衰は、
感光体ドラム15の製造上のロット毎に、或いは、経時
変化によって変動する。
【0008】感光体膜3の表面電位を均一にするため
に、前記電位センサ17が用いられている。電位センサ
17によって、現像位置付近の感光体膜3の表面電位が
計測される。計測された表面電位が、予め定める基準表
面電位と比較され、表面電位の基準表面電位からの変動
が検出されると、この変動分の電位を補償するために、
帯電位置に於ける表面電位を変化させるなどの処理が行
われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
画像形成装置1に於いて、感光体膜3に於ける前記暗減
衰の程度が、感光体ドラム15の軸方向に沿って異なる
場合がある。このような場合、前記電位センサ17が配
置されている軸方向の位置に対応する感光体膜3の部分
の表面電位は、前述したように基準表面電位に均一化さ
れるが、感光体膜3の残余の部分の表面電位は該基準表
面電位に均一化されないという問題点がある。更に、電
位センサ17が配置されている軸方向の位置に対応する
感光体膜3の部分の表面電位と、感光体膜3の残余の部
分の表面電位との間に、電位差が発生するという問題点
もある。この電位差により、単一の画像に於いて、前記
軸方向に沿って濃度にばらつきが生じるという不具合を
生じる。
【0010】このような不具合を解消するために、感光
体膜3を前記軸方向に沿う膜厚が高精度に均一となるよ
うに製造する技術が想定されるが、これは極めて手間を
要し、かつ製造工数を増大させるので、困難である。特
に、アモルファスシリコン(以下、a−Si)系感光体
膜は、有機感光体膜やセレン系感光体膜と比較して、特
に、前記高精度に膜厚を均一化して製造することが困難
である。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、感光体膜の軸方向の電気
的特性のばらつきに起因する画像濃度のばらつきの発生
を防止することができる画像形成装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、略筒状を成して内部空間を有し、導電性材料からな
る基体、及び該基体の外方表面に形成され、基体の軸方
向に沿って複数の感光体膜部分に区分されている感光体
膜を備える回転可能な感光体部材と、該感光体部材の近
傍に配置されて、該感光体膜を帯電させる帯電手段と、
該帯電手段によって帯電された該感光体膜に画像に対応
する光を照射する露光手段と、該感光体部材の回転方向
に沿って、該露光手段よりも下流側に配置されている現
像手段と、該基体の内部空間に於いて、該基体の軸方向
に沿い、該複数の感光体膜部分に対応して配置されてい
る複数の発熱手段と、各発熱手段毎に設けられ、各発熱
手段に対応する該基体の各部分の温度を検出する複数の
温度検出手段と、該感光体膜が、該帯電手段によって帯
電される帯電位置から該現像手段によって現像される現
像位置へ回転する期間に於いて、該感光体膜部分毎の表
面電位の温度に関連する変動に関する予め定める変動デ
ータに基づいて、該感光体膜部分毎の表面電位を予め定
める基準電位とするに必要な、該感光体膜部分毎の温度
変化量を演算する温度変化量演算手段と、該温度変化量
演算手段によって演算された該感光体膜部分毎の温度変
化量に基づいて、該複数の発熱手段をそれぞれ発熱駆動
させ、各感光体膜部分の表面電位を該現像位置に於いて
均一な表面電位とする発熱制御手段とを備えており、そ
のことによって上記目的を達成することができる。
【0013】本発明に於いて、前記基準温度は、各発熱
手段の予め定める一つの発熱手段に対応する基体の部分
の温度に選ばれる場合がある。
【0014】本発明の画像形成装置は、略筒状を成して
内部空間を有し、導電性材料からなる基体、及び該基体
の外方表面に形成され、基体の軸方向に沿って複数の感
光体膜部分に区分されている感光体膜を備える回転可能
な感光体部材と、該感光体部材の近傍に配置されて、該
感光体膜を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって
帯電された該感光体膜に画像に対応する光を照射する露
光手段と、該感光体部材の回転方向に沿って、該露光手
段よりも下流側に配置されている現像手段と、該基体の
内部空間に於いて、該基体の軸方向に沿い、該複数の感
光体膜部分に対応して配置されている複数の発熱手段
と、各発熱手段毎に設けられ、各発熱手段に対応する該
基体の各部分の温度を検出する複数の温度検出手段と、
該感光体膜部分毎に配置され、各感光体膜部分の表面電
位をそれぞれ検出する複数の電位検出手段と、該複数の
電位検出手段がそれぞれ計測した各感光体膜部分毎の表
面電位を予め定める基準表面電位と比較する比較手段
と、該比較手段の比較結果に基づいて、該感光体膜部分
毎の表面電位を該基準電位とするに必要な、該感光体膜
部分毎の温度変化量だけ、該複数の発熱手段をそれぞれ
発熱駆動させ、各感光体膜部分の表面電位を該現像位置
に於いて均一な表面電位とする発熱制御手段とを備えて
おり、そのことによって上記目的を達成することができ
る。
【0015】本発明に於いて、該複数の発熱手段を予め
定める温度にそれぞれ設定する温度設定手段が設けられ
る場合がある。
【0016】本発明に於いて、前記基準温度は、各発熱
手段の予め定める一つの発熱手段に対応する基体の部分
の温度に選ばれる場合がある。
【0017】
【作用】請求項1の発明の画像形成装置に於いて、感光
体膜は、基体の軸方向に沿って複数の感光体膜部分に区
分されている。帯電手段によって感光体膜が帯電された
後、感光体膜は露光手段によって露光され、感光体膜上
に静電潜像が形成される。露光後の感光体膜は、現像手
段によって現像され、前記静電潜像が顕像化される。感
光体部材の略筒状をなす基体の内部空間には、基体の軸
方向に沿い、前記複数の感光体膜部分に対応して複数の
発熱手段が配置されている。また、各発熱手段に対応し
て温度検出手段が設けられている。
【0018】感光体膜が、帯電位置から現像位置へ回転
する期間に、各感光体膜部分毎に表面電位が変動する。
このとき、温度変化量演算手段は、各感光体膜部分毎の
表面電位の温度に関連する変動に関する予め定める変動
データ、及び温度検出手段によって検出される各発熱手
段に対応する基体の各部分の温度のデータとに基づい
て、該感光体膜部分毎の表面電位を予め定める基準電位
とするに必要な、該感光体膜部分毎の温度変化量を演算
する。発熱制御手段は、温度変化量演算手段によって演
算された感光体膜部分毎の温度変化量に基づいて、複数
の発熱手段をそれぞれ発熱駆動させ、各感光体膜部分の
表面電位を現像位置に於いて均一な表面電位とする。
【0019】請求項2の発明の画像形成装置に於いて、
前記基準温度は、各発熱手段の予め定める一つの発熱手
段に対応する基体の部分の温度に選ばれる場合がある。
この場合、基体のいずれの部分とも異なる温度に基準温
度を設定する必要がなく、発熱手段を発熱駆動するに際
して、発熱手段への通電量を抑制することができ、しか
も、感光体膜部分の温度変化を抑制することができ、感
光体膜の温度変化に伴う特性の劣化を抑制することがで
きる。
【0020】請求項3の発明の画像形成装置に於いて、
感光体膜は、基体の軸方向に沿って複数の感光体膜部分
に区分されている。帯電手段によって感光体膜が帯電さ
れた後、感光体膜は露光手段によって露光され、感光体
膜上に静電潜像が形成される。各感光体膜部分の表面電
位は、複数の電位検出手段によってそれぞれ検出され
る。露光後の感光体膜は、現像手段によって現像され、
前記静電潜像が顕像化される。感光体部材の略筒状をな
す基体の内部空間には、基体の軸方向に沿い、前記複数
の感光体膜部分に対応して複数の発熱手段が配置されて
いる。また、各発熱手段に対応して温度検出手段が設け
られている。
【0021】比較手段は、複数の電位検出手段がそれぞ
れ計測した各感光体膜部分毎の表面電位を、予め定める
基準表面電位と比較する。発熱制御手段は、比較手段の
比較結果に基づいて、感光体膜部分毎の表面電位を基準
電位とするに必要な感光体膜部分毎の温度変化量だけ、
複数の発熱手段をそれぞれ発熱駆動させる。これによ
り、各感光体膜部分の表面電位は、現像位置に於いて均
一な表面電位とされる。
【0022】請求項4の発明の画像形成装置に於いて、
複数の発熱手段を予め定める温度にそれぞれ設定する温
度設定手段が設けられる場合がある。この場合、画像形
成装置の使用初期に於いて、画像濃度のばらつきの発生
を防止することができる。
【0023】請求項5の発明の画像形成装置に於いて、
基準温度は、各発熱手段の予め定める一つの発熱手段に
対応する基体の部分の温度に選ばれる場合がある。この
場合、基体のいずれの部分とも異なる温度に基準温度を
設定する必要がなく、発熱手段を発熱駆動するに際し
て、発熱手段への通電量を抑制することができ、しか
も、感光体膜部分の温度変化を抑制することができ、感
光体膜の温度変化に伴う特性の劣化を抑制することがで
きる。
【0024】
【実施例】本発明の画像形成装置は、軸方向に電気的特
性が異なる感光体膜を用いた場合でも、感光体膜を軸方
向に区分して得られる複数の感光体膜部分毎に、その部
分の温度を制御して、複数の感光体膜部分の現像位置に
於ける表面電位を均一にしている。これにより、画像濃
度に前記軸方向に沿ってむらを生じる事態を防止する。
【0025】以下に、一例としてa−Si系の感光体膜
を用いる場合について、本発明の実施例を説明する。本
発明は、この例に限定されず、例として、正帯電型の有
機単層感光体膜や、例としてセレン系などの無機感光体
膜に関しても、実施されるものである。
【0026】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
画像形成装置21の構成を示す系統図であり、図2は感
光体ドラム35の断面図である。この画像形成装置21
は、図1に示されるように、アルミニウム等の金属材料
から直円筒状に形成され、内部空間を有するドラム基体
22の表面に、a−Si系感光体からなる感光体膜23
が形成された感光体部材である回転可能な感光体ドラム
35を備えている。本実施例に於いて、図2に示される
ように、感光体膜23は軸方向に沿って3つに区分さ
れ、軸方向一端から第1膜部分40、第2間区部分4
1、及び第3膜部分42が順次定められる。感光体ドラ
ム35の基体22は接地電位に接続されている。基体2
2の内部には、前記各膜部分40〜42に相当する領域
毎に、基体22の周方向に沿う全周に亘ってそれぞれヒ
ータ44、45、46が設けられる。また、基体22の
内部には、前記各膜部分に対応する基体22の軸方向に
沿う3つの領域であり、各ヒータ44〜46によってそ
れぞれ昇温された基体22の軸方向の3つの基体部分の
温度をそれぞれ個別に計測する温度センサ46、47、
48がそれぞれ設けられている。各温度センサ46〜4
8の出力は、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)
49に供給され、マイコン49には後述する検査データ
が入力される。
【0027】また、画像形成装置21は、前記感光体膜
23に所望量の電荷を一様に与える帯電手段である主帯
電器25、感光体膜23を露光し、感光体膜23上に静
電潜像を形成するための光を発生する露光手段である光
学装置26、感光体膜23上の静電潜像をトナーで現像
するための現像手段である現像装置27、感光体膜23
上のトナー像を記録紙28等に転写する転写器29、ト
ナー像の転写後に、感光体膜23上に残留しているトナ
ーを除去するクリーニング装置30、及び感光体膜23
上に残留している電荷を除去して、感光体膜23上の電
位を所定の電位に均一化させるために光を照射する除電
ランプ31を備えている。前記感光体膜23として、例
としてSe系などの無機材料を用いる無機感光体膜や、
有機材料を積層して構成する有機感光体膜が用いられて
もよい。
【0028】主帯電器25として、スコロトロンチャー
ジャーが採用される。主帯電器25は、コロナ放電を行
う放電ワイヤ32と、放電ワイヤ32を囲み、感光体ド
ラム35側に開口しているシールドケース33と、シー
ルドケース33の該開口部に設けられている金属製のグ
リッド34とを備えている。主帯電器25の放電ワイヤ
32には、コロナ放電に必要な電流が供給される。シー
ルドケース33は接地されている。グリッド34に、放
電ワイヤ32の放電電圧と感光体膜23の除電時の表面
電位との間の所定の電位が供給される。
【0029】本実施例に於いて、主帯電器25として、
スコロトロンチャージャーを用いることにより、主帯電
器25による帯電時に、感光体膜23の帯電位置に於け
る表面電位は、予め定められる上限値に到達し、該上限
値に保持される。これは、以下の理由による。放電ワイ
ヤ32への電源電流は、放電により、シールドケース3
3への放電電流Iscと、グリッド34への放電電流I
gcと、感光体膜23への放電電流Ipcとに分流され
る。放電ワイヤ32からの放電電流が、グリッド34を
経て感光体膜23の表面に到達するには、グリッド34
の電位よりも感光体膜23の表面電位が低いことが必要
である。
【0030】前記帯電位置に於ける感光体膜23に放電
ワイヤ32からの放電によって、放電電流Ipcが供給
されると、感光体膜23の表面電位は、次第に上昇す
る。上昇する該表面電位がグリッド34の電位と概ね一
致すると、それ以降、放電ワイヤ32と感光体膜23と
の間に放電は発生しない。放電ワイヤ32に供給される
電源電流Iccは、ほどんど放電電流Isc、Igcと
なる。従って、感光体膜23の表面電位は、グリッド3
4のグリッド電位によって決定され、該グリッド電位に
到達した後、概ねグリッド電位に近い電位に保持され
る。
【0031】このような画像形成装置21に於いて、感
光体膜23の電気的特性が、従来技術の項で説明したよ
うに軸方向に沿ってばらつく場合がある。本実施例は、
画像形成装置21を使用するために電源を投入したと
き、或いは、画像形成装置21の製造時に、感光体膜2
3の電気的特性の前記軸方向に沿うばらつきを、感光体
膜23の各膜部分40〜42毎にヒータ43〜44を用
いてそれぞれ温度調節することにより、各膜部分40〜
42毎の暗減衰の程度を調整し、現像位置に於ける各膜
部分40〜42の表面電位を均一にしようとするもので
ある。
【0032】図3は、本実施例の動作を説明するフロー
チャートであり、図4は本実施例の感光体膜23の温度
と暗減衰との関係を示すグラフである。これらの図面を
併せて参照する。図3ステップa1に於いて、画像形成
装置21のメインスイッチが投入される。ステップa2
に於いて、前記検査データに基づいて、各ヒータ43〜
45の温度が設定される。この温度の設定は、以下のよ
うに行われる。
【0033】本実施例に於いて、感光体ドラム35が前
記帯電位置から現像位置までの移動の期間に於いて、感
光体膜23の表面電位が低下する暗減衰と温度との関係
を、各膜部分40〜42毎に検査しておく。この検査結
果のデータを図4に示す。図4のライン50、51、5
2は、それぞれ第1膜部分40、第2膜部分41、及び
第3膜部分42の暗減衰の温度変化に対応する変化を示
している。この検査データにより、例として下記表1が
得られる。図4に於いて、ライン51で示される第2膜
部分41を45℃としたときの第2膜部分41の暗減衰
は200Vである。従って、第1膜部分40と第3膜部
分42との暗減衰が、該第2膜部分41の暗減衰と等し
くなるようにすると、各膜部分40〜42の現像位置に
於ける表面電位が相互に等しくなる。
【0034】このように、第1膜部分40と第3膜部分
42との暗減衰が、該第2膜部分41の暗減衰と等しく
なるようにするために、本実施例に於いて、例として、
第1膜部分40と第3膜部分42との暗減衰が、第2膜
部分41の暗減衰の一例、200Vと等しくなるよう
に、第1ヒータ43及び第3ヒータ45の発熱駆動状態
を調節する。
【0035】
【表1】
【0036】このためのヒータ43〜45の設定温度
は、下記表2に示されるように定められる。
【0037】
【表2】
【0038】図3ステップa2に於いて、マイコン49
は、前述したように、事前の検査データから表2に示さ
れる各ヒータ43〜45の設定温度を演算する。ステッ
プa3に於いて、各ヒータ43〜45を駆動する。この
駆動には、ヒータ43〜45への通電と共に、通電の遮
断も含まれる。ステップa4に於いて、マイコン49
は、各温度センサ46〜48からの温度データを読み取
る。ステップa5に於いて、マイコン49は、測定され
た温度データと表2に示される基準温度データとを比較
する。ステップa6に於いて、各温度センサ46〜48
からの測定温度データが基準温度データとそれぞれ等し
いかどうかを判断する。ステップa6で判断が否定であ
れば、ステップa3に戻って、基準温度に一致していな
いヒータに対して、前記駆動を継続する。ステップa6
で全てのヒータ43〜45が基準温度に到達したことが
判断されると、ステップa7に移り、各ヒータ43〜4
5の温度が安定したことを確認し、通常の複写動作に移
行する。
【0039】この通常の複写動作は、ステップa8で感
光体ドラム35が回転を開始し、ステップa9で除電ラ
ンプ31が感光体膜23に光を照射し、感光体膜23の
表面電位を均一にする。ステップa10で主帯電器25
が感光体膜23を帯電させ、ステップa11で露光装置
26によって、感光体膜23の表面に画像に対応する光
を照射する。これにより、感光体膜23の表面に静電潜
像が形成される。ステップa12で現像装置27によっ
て現像が行われ、感光体膜23上の静電潜像が顕像化さ
れる。ステップa13に於いて、転写器29で感光体膜
23上のトナー像が記録紙28に転写される。ステップ
a14に於いて、前記転写器29によって記録紙28が
感光体ドラム35から分離される。ステップa15に於
いて、記録紙28上のトナー像は、例として加熱定着装
置に搬送され、定着される。ステップa16に於いて、
転写後の感光体膜23の表面に残存しているトナーは、
クリーニング装置30で除去されクリーニングされる。
【0040】以上のような本実施例は、以下のような効
果を達成することができる。
【0041】本実施例によれば、マイコン49演算した
各膜部分40〜42毎に設定される設定温度に基づい
て、複数のヒータ46〜48が、マイコン49によって
前述したように発熱駆動される。これにより、各膜部分
40〜42の表面電位を現像位置に於いて均一な表面電
位とすることができる。これにより、感光体膜23の暗
減衰などの電気的特性が、その軸方向にばらついている
場合に於いて、この電気的特性のばらつきに起因する画
像濃度のばらつきの発生を防止することができる。
【0042】また、本実施例において、基準温度を第2
ヒータ44が達成した温度としてので、各膜部分40〜
42のいずれの温度とも異なる温度に基準温度を設定す
る必要がなく、各ヒータ46〜48を発熱駆動するに際
して、各ヒータ46〜48への通電量を抑制することが
でき、しかも、各膜部分40〜42の温度変化を抑制す
ることができ、感光体膜23の温度変化に伴う特性の劣
化を抑制することができる。
【0043】(実施例2)図5は、本発明の実施例2の
画像形成装置21aの構成を示す系統図であり、図2は
感光体ドラム35の断面図である。本実施例は、前記実
施例1の画像形成装置21の構成と類似し、対応する部
分には同一の参照符号を付す。本実施例の特徴は、前記
実施例1の画像形成装置21の構成に加え、感光体ドラ
ム35の外部に、感光体膜23と近接した位置に、各膜
部分40〜42毎に、各膜部分40〜42の表面電位を
検出する電位センサ51、52、53をそれぞれ設けた
ことである。各温度センサ46〜48及び電位センサ5
1〜53の各出力は、マイコン49に入力され、マイコ
ン49は後述するように、各ヒータ43〜45の発熱状
態を制御する。
【0044】図7は、本実施例の動作を説明するフロー
チャートである。以下、本実施例の動作を説明する。本
実施例においても、感光体ドラム35に対して、膜部分
40〜42毎の前記図4に示される温度と暗減衰との関
係を測定し、データとしてマイコン49中に記憶してお
く。図7ステップb1に於いて、画像形成装置21aの
メインスイッチが投入される。ステップb2に於いて、
各ヒータ43〜45に対して、例として45℃など、仮
の共通温度が設定され、ステップb3において、マイコ
ン49はこの仮の温度データに基づいて各ヒータ43〜
45を発熱駆動する。この駆動には、ヒータ43〜45
への通電と共に、通電の遮断も含まれることは、もちろ
んである。ステップb4に於いて、マイコン49は、各
温度センサ46〜48からの温度データを読み取る。ス
テップb5に於いて、マイコン49は、測定された温度
データと、前記仮に設定された基準温度データとを比較
する。ステップb6に於いて、各温度センサ46〜48
からの測定温度データが基準温度データとそれぞれ等し
いかどうかを判断する。ステップb6で判断が否定であ
れば、ステップb3に戻って、基準温度に一致していな
いヒータに対して、前記駆動を継続する。ステップb6
で全てのヒータ43〜45が基準温度に到達したことが
判断されると、各ヒータ43〜45の温度が安定したこ
とを確認し、以下の処理を実行する。
【0045】ステップb7で感光体ドラム35が回転を
開始し、ステップb8で除電ランプ31が感光体膜23
に光を照射し、感光体膜23の表面電位を均一にする。
ステップb9で主帯電器25が感光体膜23を帯電させ
る。ステップb10で第2膜部分41に対応する電位セ
ンサ52で、第2膜部分41の表面電位を測定する。以
下、電位センサ51、53による第1膜部分40及び第
3膜部分42の温度の測定などの処理が平行して行われ
る。ステップb11において、マイコン49は、第1膜
部分40に対応する電位センサ51によって第1膜部分
40の表面電位を測定する。ステップb12に於いて、
電位センサ52の出力と電位センサ51の出力とが比較
され、ステップb13において、第1及び第2膜部分4
1、42の表面電位が相互に等しいかどうかが判断され
る。
【0046】ステップb13の判断が否定であれば、ス
テップb14でヒータ43に設定されている温度データ
を変更しステップb11に戻る。ここで、前記温度デー
タの変更は、図4に示される前記検査データに基づい
て、第1膜部分40の暗減衰が、第2膜部分41の暗減
衰よりも大きければ、第1膜部分40の暗減衰を、第2
膜部分41の暗減衰、例として200Vに同等とするた
めに、温度を減少させる。或いは、第1膜部分40の暗
減衰が、第2膜部分41の暗減衰よりも小さければ、第
1膜部分40の暗減衰を、第2膜部分41の暗減衰、例
として200Vに同等とするために、温度を上昇させ
る。ステップb13で判断が肯定になると、ステップb
15で、各ヒータ43〜45の温度が安定したことを確
認し、前記実施例1の図3ステップa8〜a16の処理
と同様な通常の複写動作を実行する。
【0047】一方、第3ヒータ45に関して、ステップ
b16において、マイコン49は、第3膜部分42に対
応する電位センサ53によって第3膜部分42の表面電
位を測定する。ステップb17に於いて、電位センサ5
2の出力と電位センサ53の出力とが比較され、ステッ
プb18において、第2及び第3膜部分41、42の表
面電位が相互に等しいかどうかが判断される。
【0048】ステップb18の判断が否定であれば、ス
テップb19でヒータ43に設定されている温度データ
を変更しステップb16に戻る。ここで、温度データの
変更は、ヒータ43に関する前述した動作と同一の動作
で行われる。ステップb18で判断が肯定になると、ス
テップb14で、前述したような処理を行う。
【0049】以上のような本実施例は、以下のような効
果を達成することができる。
【0050】本実施例の画像形成装置21aは、前記実
施例1で述べた効果と同様な効果を達成することができ
る。更に、本実施例は、各感光体膜部分40〜42の表
面電位を検出しつつ、各ヒータ43〜45を発熱制御す
る。従って、複数の画像形成装置において、これらに用
いられている感光体膜23が相互に異なる電気的特性を
有している場合、或いは、画像形成装置の感光体膜23
の電気的特性が経時変化などで変動する場合などに於い
て、該電気的特性の変動に対応して、感光体膜23の温
度制御を行うことができるので、画像濃度のばらつきの
解消を、感光体膜23の電気的特性の初期の状態を問わ
ず実現することができる。また、感光体膜23の経時変
化に関わらず、画像濃度を均一にすることができる。
【0051】更に、画像形成装置の使用初期に於いて、
各ヒータ43〜45に共通な仮温度データを設定するよ
うにしている。従って、画像形成装置の使用初期におい
て、画像濃度のばらつきの発生を防止することができ
る。
【0052】以上の実施例では、すべてドラム状の基体
に感光体膜を形成したものを感光体部材として用いた
が、ベルト状の基体に感光体膜を形成したものを用いて
もよい。
【0053】また、以上の実施例では、本発明の画像形
成装置を静電複写機として説明したが、本発明の画像形
成装置は、静電複写機にかかわらず、電子写真方式によ
って画像形成を行う画像形成装置であればよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明は、以下のような
効果を達成することができる。
【0055】請求項1の発明によれば、発熱制御手段
が、温度変化量演算手段によって演算された感光体膜部
分毎の温度変化量に基づいて、複数の発熱手段をそれぞ
れ発熱駆動させ、各感光体膜部分の表面電位を現像位置
に於いて均一な表面電位とする。これにより、感光体膜
の電気的特性が、その軸方向にばらついている場合に於
いて、この電気的特性のばらつきに起因する画像濃度の
ばらつきの発生を防止することができる。
【0056】請求項2の発明によれば、基体のいずれの
部分とも異なる温度に基準温度を設定する必要がなく、
発熱手段を発熱駆動するに際して、発熱手段への通電量
を抑制することができ、しかも、感光体膜部分の温度変
化を抑制することができ、感光体膜の温度変化に伴う特
性の劣化を抑制することができる。
【0057】請求項3の発明によれば、各感光体膜部分
の表面電位は、現像位置に於いて均一な表面電位とされ
る。これにより、請求項1の発明による前記効果を達成
できると共に、各感光体膜部分の表面電位を検出しつ
つ、各発熱手段を発熱制御する。従って、複数の画像形
成装置において、これらに用いられている感光体膜が相
互に異なる電気的特性を有している場合、或いは、画像
形成装置の感光体膜の電気的特性が経時変化などで変動
する場合などに於いて、該電気的特性の変動に対応し
て、感光体膜の温度制御を行うことができるので、画像
濃度のばらつきの解消を、感光体膜の電気的特性の初期
の状態を問わず実現することができる。また、感光体膜
の経時変化に関わらず、画像濃度を均一にすることがで
きる。
【0058】請求項4の発明によれば、画像形成装置の
使用初期に於いて、画像濃度のばらつきの発生を防止す
ることができる。
【0059】請求項5の発明によれば、基体のいずれの
部分とも異なる温度に基準温度を設定する必要がなく、
発熱手段を発熱駆動するに際して、発熱手段への通電量
を抑制することができ、しかも、感光体膜部分の温度変
化を抑制することができ、感光体膜の温度変化に伴う特
性の劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像形成装置21の系統図
である。
【図2】感光体ドラム35の断面図である。
【図3】本実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】本実施例の動作を説明するグラフである。
【図5】本発明の実施例2の画像形成装置21aの系統
図である。
【図6】本実施例の感光体膜23の断面図である。
【図7】本実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】従来の電子写真技術を用いた画像形成装置1の
系統図である。
【符号の説明】
21、21a 画像形成装置 22 基体 23 感光体膜 25 主帯電器 27 現像装置 30 クリーニング装置 31 除電ランプ 35 感光体ドラム 40〜42 感光体膜部分 43〜45 ヒータ 46〜48 温度センサ 49 マイコン 51〜53 電位センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略筒状を成して内部空間を有し、導電性
    材料からなる基体、及び該基体の外方表面に形成され、
    基体の軸方向に沿って複数の感光体膜部分に区分されて
    いる感光体膜を備える回転可能な感光体部材と、 該感光体部材の近傍に配置されて、該感光体膜を帯電さ
    せる帯電手段と、 該帯電手段によって帯電された該感光体膜に画像に対応
    する光を照射する露光手段と、 該感光体部材の回転方向に沿って、該露光手段よりも下
    流側に配置されている現像手段と、 該基体の内部空間に於いて、該基体の軸方向に沿い、該
    複数の感光体膜部分に対応して配置されている複数の発
    熱手段と、 各発熱手段毎に設けられ、各発熱手段に対応する該基体
    の各部分の温度を検出する複数の温度検出手段と、 該感光体膜が、該帯電手段によって帯電される帯電位置
    から該現像手段によって現像される現像位置へ回転する
    期間に於いて、該感光体膜部分毎の表面電位の温度に関
    連する変動に関する予め定める変動データに基づいて、
    該感光体膜部分毎の表面電位を予め定める基準電位とす
    るに必要な、該感光体膜部分毎の温度変化量を演算する
    温度変化量演算手段と、 該温度変化量演算手段によって演算された該感光体膜部
    分毎の温度変化量に基づいて、該複数の発熱手段をそれ
    ぞれ発熱駆動させ、各感光体膜部分の表面電位を該現像
    位置に於いて均一な表面電位とする発熱制御手段とを備
    える画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記基準温度は、各発熱手段の予め定め
    る一つの発熱手段に対応する基体の部分の温度に選ばれ
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 略筒状を成して内部空間を有し、導電性
    材料からなる基体、及び該基体の外方表面に形成され、
    基体の軸方向に沿って複数の感光体膜部分に区分されて
    いる感光体膜を備える回転可能な感光体部材と、 該感光体部材の近傍に配置されて、該感光体膜を帯電さ
    せる帯電手段と、 該帯電手段によって帯電された該感光体膜に画像に対応
    する光を照射する露光手段と、 該感光体部材の回転方向に沿って、該露光手段よりも下
    流側に配置されている現像手段と、 該基体の内部空間に於いて、該基体の軸方向に沿い、該
    複数の感光体膜部分に対応して配置されている複数の発
    熱手段と、 各発熱手段毎に設けられ、各発熱手段に対応する該基体
    の各部分の温度を検出する複数の温度検出手段と、 該感光体膜部分毎に配置され、各感光体膜部分の表面電
    位をそれぞれ検出する複数の電位検出手段と、 該複数の電位検出手段がそれぞれ計測した各感光体膜部
    分毎の表面電位を予め定める基準表面電位と比較する比
    較手段と、 該比較手段の比較結果に基づいて、該感光体膜部分毎の
    表面電位を該基準電位とするに必要な、該感光体膜部分
    毎の温度変化量だけ、該複数の発熱手段をそれぞれ発熱
    駆動させ、各感光体膜部分の表面電位を該現像位置に於
    いて均一な表面電位とする発熱制御手段とを備える画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 該複数の発熱手段を予め定める温度にそ
    れぞれ設定する温度設定手段が設けられる請求項3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記基準温度は、各発熱手段の予め定め
    る一つの発熱手段に対応する基体の部分の温度に選ばれ
    る請求項3に記載の画像形成装置。
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