JP3026630B2 - 電子写真プロセス制御装置 - Google Patents

電子写真プロセス制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセス機構
によって複写および印刷等を行なう複写機,プリンタ,
ファクシミリ等の電子写真プロセス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスに使用する感光体の帯
電や露光に関する特性は、多くの要因によって複雑に変
化することが知られている。この感光体の帯電や露光に
関する特性を変化させる要因としては、感光体ドラムの
摩耗や静電疲労などの長期的劣化要因と、感光体の露光
疲労や休止時間などの短期的劣化要因と、温度変化など
の実時間的劣化要因とに分類することができる。また、
感光体の帯電電位や露光量の最適な制御方法は、上述の
各劣化要因によってそれぞれ異なっている。しかしなが
ら、従来の電子写真プロセス装置における制御方式は、
表面電位計やフォトセンサの出力に対して適正な制御値
を参照できる表(テーブル)を予め実験的に作成してお
き、実際の制御に当っては、この表を参照することによ
り、各パラメータを制御する方式が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
電子写真プロセスの制御方式では、テーブルの作成のた
めに膨大な実験が必要であり、また、制御に必要なデー
タ量も多い上、前記の各要因系を特定せずに制御を行な
うため、その適用できる範囲が狭く、また、しばしば装
置の暴走等の原因にもなっていた。また、前記従来の電
子写真プロセス制御装置では、各グリッドや感光体等の
構成部品の特性が、コピー枚数,温・湿度,トナー濃
度,現像剤の疲労等によって変化したり劣化するため、
コピーに地肌汚れや濃度ムラ等が発生して安定した出力
画像品質が得られない。さらに、このように、内部・外
部環境の影響によって変動する従来の電子写真プロセス
制御装置では、グリッド電圧によってチャージャから放
電され、感光体ドラムに帯電された電荷の一部がレーザ
ダイオード(LD)からのレーザの照射によって除電さ
れて潜像が形成される際、感光体やチャージャの劣化等
により感光体の表面電位が変化し、出力画像の濃度が十
分に得られなかったり、連続コピー等による残留電位の
上昇により出力画像に地汚れが現れたりする問題点があ
った。本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、電子写真プロセスにおいて感光体ドラ
ム上に潜像を形成する際、感光体の特性変化に対して安
定した画像を得られるように制御することのできる電子
写真プロセス制御装置を提供することにある。
【0004】参考文献:「ファジィ制御」菅野道夫著,
日刊工業新聞社(1988)「潜像形成の諸問題とその
解析手法について」電子写真学会誌,第26巻,第1号
(1987)
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、ニューラルネットワークの学習時に
は、電子写真プロセス機構の内部および周辺部に設けら
れた表面電位計,ドラム電流計,ドラム回転数カウン
タ,露光時間カウンタ,コピーカウンタ,温度センサ,
および湿度センサ等の複数のセンサ部からの情報を入力
層に入力し、電子写真プロセスにおいて使用される感光
体ドラムの特性の1つである露光量と画像部電位の関係
を表す潜像γ特性を上記ニューラルネットワークの出力
層から与える学習データとして学習を行ない、制御時に
は、上記学習時と同様に、上記ニューラルネットワーク
の入力層に上記センサ部からの情報を入力し、上記出力
層から得られる潜像γ特性を基に所望の画像部電位が得
られるように露光量を制御する構成とする。
【0006】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、ニューラルネットワークの学習時には、電子写真
プロセス機構の内部および周辺部に設けられた表面電位
計,ドラム電流計,ドラム回転数カウンタ,露光時間カ
ウンタ,コピーカウンタ,温度センサ,および湿度セン
サ等の複数のセンサ部からの情報を入力層に入力し、電
子写真プロセスにおいて使用される感光体ドラムの特性
の1つである地肌部電位と帯電グリッド電圧の関係を表
す帯電特性を上記ニューラルネットワークの出力層から
与える学習データとして学習を行ない、制御時には、上
記学習時と同様に、上記ニューラルネットワークの入力
層に上記センサ部からの情報を入力し、上記出力層から
得られる帯電特性を基に所望の画像部電位が得られるよ
うに帯電グリッド電圧を制御する構成とする。
【0007】さらに、本発明は、上述の課題を解決する
ために、ニューラルネットワークの学習時には、電子写
真プロセス機構の内部および周辺部に設けられた表面電
位計,ドラム電流計,ドラム回転数カウンタ,露光時間
カウンタ,コピーカウンタ,温度センサ,および湿度セ
ンサ等の複数のセンサ部からの情報を入力層に入力し、
電子写真プロセスにおいて使用される感光体ドラムの特
性の1つである露光量と画像部電位の関係を表す潜像γ
特性、および地肌部電位と帯電グリッド電圧の関係を表
す帯電特性を上記ニューラルネットワークの出力層から
与える学習データとして学習を行ない、制御時には、上
記学習時と同様に、上記ニューラルネットワークの入力
層に上記センサ部からの情報を入力し、上記出力層から
得られる潜像γ特性、および帯電特性を基に所望の画像
部電位が得られるように露光量、および帯電グリッド電
圧を制御する構成とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、センサ出力情報から潜像γ特
性と帯電特性を得るためのニューラルネットワークを使
用することにより、最適な露光量と帯電グリッド電圧が
決定される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって詳細に説
明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得る
範囲の構成・作用、および本発明の前記並びにその他の
目的と新規な特徴については、説明の煩雑化を避ける上
から、その図示並びに開示を省略、もしくは簡略化す
る。
【0010】図1は、この発明による電子写真プロセス
制御装置のニューラルネットワークの学習時の構成例で
あって、電子写真プロセス装置(具体的には、複写機内
部および周辺部)に設置されたセンサ類からの情報を出
力するセンサ部100と、画像部表面電位から潜像γ特
性を生成する潜像γ特性生成部300と、白地部表面電
位から帯電特性を情報を生成する帯電特性生成部400
と、CCD201で原稿画像を読み取り,A/D変換回
路202で原稿画像をデジタル化した後に,原稿画像処
理部203で補正等の画像処理を行なったスキャナ部2
00からの書き込み画像情報とセンサ部100からの出
力情報により露光操作値を決定する露光操作値決定部5
00と、センサ部100からの出力情報を入力として帯
電制御部への操作値を決定する帯電操作値決定部600
と、レーザ・ダイオード(LD)等への出力により露光
量を制御する露光量制御部700と、チャージャおよび
グリッド電圧により帯電電位を制御する帯電制御部80
0とで構成されている。
【0011】ここで、露光操作値決定部500は、潜像
γ特性情報を出力する潜像γ特性判定用ニューラルネッ
トワーク501と、この潜像γ特性判定用ニューラルネ
ットワーク501の出力する潜像γ特性情報から最適な
露光量を決定する露光量決定部502を有している。ま
た、帯電操作決定部600は、帯電特性情報を出力する
帯電特性判定用ニューラルネットワーク601と、この
帯電特性特性判定用ニューラルネットワーク601の出
力する帯電特性情報から最適な帯電操作値を決定するグ
リッド電圧決定部602を有している。
【0012】図2は、潜像γ特性判定用ニューラルネッ
トワーク501および帯電特性特性判定用ニューラルネ
ットワーク601を用いて、潜像γ特性と帯電特性を判
定しながら、実際に制御を行なうときの構成例である。
【0013】センサ部100は、図3に示すように、電
子写真プロセス装置(具体的には、複写機内部および周
辺部)に設置されており、表面電位計101,ドラム電
流計102,ドラム回転数カウンタ103,露光時間カ
ウンタ104,コピーカウンタ105,温度センサ10
6,および湿度センサ107からなる。
【0014】図3において、ハロゲンランプ4等によ
り、コンタクトガラス5と原稿カバー6との間に載置さ
れた原稿3の原稿面に照射された光は、ミラー7等を介
してCCD201で読み取られ、A/D変換回路202
により原稿画像がデジタル化された後に、原稿画像処理
部203で所定の画像処理が画像処理が施されて露光操
作値決定部500に入力される。この露光操作値決定部
500は、露光部への操作値を決定し、露光制御部70
0にその操作値を出力する。
【0015】また、帯電操作値決定部600は、帯電部
への操作値を決定し、帯電制御部800にその操作値を
出力する。本実施例では、帯電部に電位制御用のグリッ
ド8を持つスコロトロン方式のチャージャ9を例として
示したが、本発明は、グリッドを持たないコロトロン方
式の帯電部にも適用できる。このコロトロン方式では、
帯電チャージャにより電位を制御する。
【0016】図4は、感光体ドラム1に照射される露光
量に対する感光体ドラム1の電位(画像部電位)の関係
を示している。これは、潜像γ特性と呼ばれる。この潜
像γ特性は、露光時間T=τのとき、画像部電位VL=
VL(τ)と表す。
【0017】図5は、スコロトン方式を使用する場合の
グリッド電圧に対する白地部表面電位の関係を示してい
る。これは、帯電特性と呼ばれる。この帯電特性は、グ
リッド電圧VG=λのとき、白地部電位VD=VD
(λ)と表す。ここで、コロトロン方式を使用する場合
は、チャージ電圧に対する白地部電位の関係が帯電特性
となる。
【0018】図6,及び図7は、3層型のニューラルネ
ットワークを潜像γ特性判定と帯電特性判定に使用する
例である。このニューラルネットワークの入力層には、
センサ部100からのセンサ出力情報を入力する。
【0019】以下、本発明による電子写真プロセス制御
装置の動作について、各ニューラルネットワーク50
1,601の学習時と判定時に分けて説明する。先ず、
潜像γ特性判定用ニューラルネットワーク501の学習
について説明する。この学習時には、図1に示す構成を
使用する。潜像γ特性判定用ニューラルネットワーク5
01の学習時には、センサ部100の出力のうち、ドラ
ム状態に関するパラメータ(センサ出力情報)を潜像γ
特性判定用ニューラルネットワーク501の入力とす
る。また、学習データの取得には、先ず、書き込み画像
情報としてグレースケールパターンを使用し、感光体ド
ラム1上に潜像γ特性判定用ニューラルネットワーク5
01の出力数分の階調を持つグレースケールパターンを
生成する。次ぎに、このグレースケールパターンのそれ
ぞれの階調に対する表面電位を測定することにより潜像
γ特性を得る。この時の画像部表面電位が学習データと
なる。つまり、露光操作部への露光時間操作値τが8ビ
ット情報である場合、256階調のグレースケールパタ
ーンと、潜像γ特性判定用ニューラルネットワーク50
1の出力として256本の出力を用意しておき、グレー
スケールパターンの各階調の露光時間τに対する画像部
電位VL(τ)を対応する出力ポートに学習データとし
て与える。図6の例では、露光時間τを、0(μs)〜
100(μs)まで、5(μs)刻みとした、21階調
のグレースケールパターンを使用している。
【0020】次ぎに、帯電特性判定用ニューラルネット
ワーク601の学習について説明する。帯電特性判定用
ニューラルネットワーク601の学習時には、潜像γ特
性判定用ニューラルネットワーク501の学習時と同様
に、センサ出力情報を帯電特性判定用ニューラルネット
ワーク601の入力とする。また、学習データの取得に
は、帯電グリッド電圧VGを変化させながら、表面電位
計101によって、実際の感光体表面電位を測定する。
そして、この帯電グリッド電圧VGを帯電特性判定用ニ
ューラルネットワーク601の出力数分の階調で変化さ
せ、それぞれの階調電圧VG=λに対する表面電位VD
(λ)が帯電特性となる。図7の例では、グリッド電圧
λを、600(V)〜900(V)まで、20(V)刻
みとした、16階調で変化させた場合である。
【0021】一方、各ニューラルネットワーク501,
601の判定時には、図2に示す構成を使用する。先
ず、潜像γ特性判定について説明する。図2において、
潜像γ特性判定用ニューラルネットワーク501に、セ
ンサ部100からのセンサ出力情報を入力すると、その
時点における感光体ドラム1の潜像γ特性が判定でき
る。図6の例では、露光時間τを、0(μs)〜100
(μs)まで、5(μs)刻みで変化させたときの画像
部電位VL(τ)が、潜像γ特性判定用ニューラルネッ
トワーク501の出力として得られる。この画像部電位
の目標値から露光量を決定し、露光量制御を行なう。
【0022】次ぎに、帯電特性判定について説明する。
図2において、帯電特性判定用ニューラルネットワーク
601に、センサ部100からのセンサ出力情報を入力
すると、その時点における感光体ドラム1の帯電特性が
判定できる。図7の例では、グリッド電圧λを、600
(V)〜900(V)まで、20(V)刻みとした、1
6階調で変化させたときの地肌部電位VD(λ)が、帯
電特性判定用ニューラルネットワーク601の出力とし
て得られる。この地肌部電位の目標値からグリッド電圧
を決定し、帯電電位制御を行なう。
【0023】場合である。
【0024】一方、電子写真プロセス部の状態は、セン
サ部100から取り込まれた各部の電流電圧やカウンタ
値,温・湿度センサとうの出力情報から、ドラム状態に
関するいくつかのパラメータを生成し、これらのパラメ
ータとスキャナー部200から読み込まれた原稿画像情
報とから、帯電制御と露光制御を行なう。
【0025】以下に、この電子写真プロセス制御装置に
おける画像濃度に影響するパラメータの例とその算出方
法を示す。第1のパラメータ1としてのドラム表面電位
は、感光体ドラム1上に所定の潜像パターンを作成し、
この感光体ドラム1の画像部と白地部の表面電位を表面
電位計101で測定して算出する。ここでは、この表面
電位を目標値に安定させることが潜像制御の目標とな
る。
【0026】第2のパラメータとしてのドラム通過電荷
量は、帯電チャージャ9から感光体ドラム1に供給され
た電流をドラム電流計102で測定し、この電流を感光
体ドラム1の使用時間で積分して得られる。すなわち、
感光体ドラム1は、長期的な帯電・除電の繰返しによ
り、その感度が次第に低下する。そこで、このドラム通
過電荷量は、感光体ドラム1の使用限度値(最大定格
値)に対する百分率で表現する。
【0027】第3のパラメータとしてのドラム摩耗量
は、感光体ドラム1の総回転数に略比例する。すなわ
ち、感光体ドラム1は、その回転に伴うクリーニング部
やブレード等との摺擦によりその表面が削られることに
よって、その静電容量が低下する。そこで、このドラム
摩耗量は、ドラム回転数カウンタ103のカウント値を
もってドラム摩耗量の代用特性とし、感光体ドラム1の
使用限度値(最大定格値)に対する百分率で表現する。
【0028】第4のパラメータとしての露光疲労量は、
感光体ドラム1の総露光時間に略比例する。すなわち、
感光体ドラム1は、短期的な露光の繰返しによってもそ
の感度が変化し、その感度が低下する。そこで、この露
光疲労量は、露光時間カウンタ104のカウント値をも
って露光疲労量の代用特性とし、感光体ドラム1の使用
限度値(最大定格値)に対する百分率で表現する。
【0029】第5のパラメータとしての連続使用度は、
複写機等の過去から現在に至るまでの所定時間内に何枚
のコピーが行なわれたかを示す値である。この値は、複
写機等の短期的な使用時間と休止時間との割合を意味す
る。また、感光体ドラム1は、連続使用によりその感度
が低下したり、残留電位が発生したりする。そこで、こ
の連続使用度は、コピーカウンタ105のカウント値に
より算出する。
【0030】第6のパラメータとしての温度値、及び第
7のパラメータとしての湿度値は、温度センサ106、
及び湿度センサ107の出力により算出する。感光体ド
ラム1の感度は、その温度値や湿度値の変化によって、
大きく影響を受ける。これは、感光体の静電容量の変化
や、帯電時、及び帯電後の漏れ電流等によるが、その直
接的な関係を把握することは難しい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、従来のように感光体ド
ラムの劣化要因を特定しない制御方式に比べ、各劣化要
因に対して最適な制御を実施できるので、制御範囲が広
く、また装置の暴走等を防ぐことが可能となる。また、
本発明によれば、表面電位の情報を測定しなくても長期
的劣化要因と短期的劣化要因とから帯電チャージャや露
光量の制御ができる。さらに、本発明によれば、複数の
ドラム劣化要因に対してキメの細かい制御が可能とな
る。 さらに、本発明によれば、プロセス設計開発時に行
なう実験量を軽減できるので装置の開発時間や開発コス
トを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真プロセス制御装置のニューラ
ルネットワーク学習時の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の電子写真プロセス制御装置のニューラ
ルネットワーク判定時の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明を実施した電子写真複写機の概略図であ
る。
【図4】上記電子写真プロセス制御装置における潜像γ
特性を示す線図である。
【図5】上記電子写真プロセス制御装置における帯電特
性を示す線図である。
【図6】上記電子写真プロセス制御装置における潜像γ
特性判定用ニューラルネットワークの構成図である。
【図7】上記電子写真プロセス制御装置における帯電特
性判定用ニューラルネットワークの構成図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 8 グリッド 9 チャージャ 100 センサ部 101 表面電位計 102 ドラム電流計 103 ドラム回転数カウンタ 104 露光時間カウンタ 105 コピーカウンタ 106 温度センサ 107 湿度センサ 200 スキャナ部 500 露光操作値決定部 501 潜像γ特性判定用ニューラルネットワーク 502 露光量決定部 600 帯電操作値決定部 601 帯電特性判定用ニューラルネットワーク 602 グリッド電圧決定部 700 露光制御部 800 帯電制御部 τ 露光量(露光時間) VL(τ) 画像部電位 VG 帯電グリッド電圧 VD 表面電位 VD(λ) 地肌部電位 λ グリッド電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−235963(JP,A) 特開 平2−260002(JP,A) 特開 平2−292602(JP,A) 特開 平2−93940(JP,A) 特開 平1−180567(JP,A) 特開 平1−253767(JP,A) 特開 平1−234862(JP,A) 実開 昭63−187155(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/04 - 15/056 G03G 15/02 - 15/02 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニューラルネットワークの学習時には、電
    子写真プロセス機構の内部および周辺部に設けられた表
    面電位計,ドラム電流計,ドラム回転数カウンタ,露光
    時間カウンタ,コピーカウンタ,温度センサ,および湿
    度センサ等の複数のセンサ部からの情報を入力層に入力
    し、電子写真プロセスにおいて使用される感光体ドラム
    の特性の1つである露光量と画像部電位の関係を表す潜
    像γ特性を上記ニューラルネットワークの出力層から与
    える学習データとして学習を行ない、制御時には、上記
    学習時と同様に、上記ニューラルネットワークの入力層
    に上記センサ部からの情報を入力し、上記出力層から得
    られる潜像γ特性を基に所望の画像部電位が得られるよ
    うに露光量を制御することを特徴とする電子写真プロセ
    ス制御装置。
  2. 【請求項2】ニューラルネットワークの学習時には、電
    子写真プロセス機構の内部および周辺部に設けられた表
    面電位計,ドラム電流計,ドラム回転数カウンタ,露光
    時間カウンタ,コピーカウンタ,温度センサ,および湿
    度センサ等の複数のセンサ部からの情報を入力層に入力
    し、電子写真プロセスにおいて使用される感光体ドラム
    の特性の1つである地肌部電位と帯電グリッド電圧の関
    係を表す帯電特性を上記ニューラルネットワークの出力
    層から与える学習データとして学習を行ない、制御時に
    は、上記学習時と同様に、上記ニューラルネットワーク
    の入力層に上記センサ部からの情報を入力し、上記出力
    層から得られる帯電特性を基に所望の画像部電位が得ら
    れるように帯電グリッド電圧を制御することを特徴とす
    る電子写真プロセス制御装置。
  3. 【請求項3】ニューラルネットワークの学習時には、電
    子写真プロセス機構の内部および周辺部に設けられた表
    面電位計,ドラム電流計,ドラム回転数カウンタ,露光
    時間カウンタ,コピーカウンタ,温度センサ,および湿
    度センサ等の複数のセンサ部からの情報を入力層に入力
    し、電子写真プロセスにおいて使用される感光体ドラム
    の特性の1つである露光量と画像部電位の関係を表す潜
    像γ特性、および地肌部電位と帯電グリッド電圧の関係
    を表す帯電特性を上記ニューラルネットワークの出力層
    から与える学習データとして学習を行ない、制御時に
    は、上記学習時と同様に、上記ニューラルネットワーク
    の入力層に上記センサ部からの情報を入力し、上記出力
    層から得られる潜像γ特性、および帯電特性を基に所望
    の画像部電位が得られるように露光量、および帯電グリ
    ッド電圧を制御することを特徴とする電子写真プロセス
    制御装置。
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