JP2011013655A - 液晶装置、電子機器、液晶装置の製造方法 - Google Patents

液晶装置、電子機器、液晶装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011013655A
JP2011013655A JP2009212984A JP2009212984A JP2011013655A JP 2011013655 A JP2011013655 A JP 2011013655A JP 2009212984 A JP2009212984 A JP 2009212984A JP 2009212984 A JP2009212984 A JP 2009212984A JP 2011013655 A JP2011013655 A JP 2011013655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
layer
substrate
crystal device
shielding layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009212984A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5717326B2 (ja
Inventor
Shuhei Yoshida
周平 吉田
Shinichiro Tanaka
慎一郎 田中
Joji Nishimura
城治 西村
Koji Yoshida
公二 吉田
Keiji Takizawa
圭二 瀧澤
Masakatsu Higa
政勝 比嘉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2009212984A priority Critical patent/JP5717326B2/ja
Publication of JP2011013655A publication Critical patent/JP2011013655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5717326B2 publication Critical patent/JP5717326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1343Electrodes
    • G02F1/134309Electrodes characterised by their geometrical arrangement
    • G02F1/134363Electrodes characterised by their geometrical arrangement for applying an electric field parallel to the substrate, i.e. in-plane switching [IPS]
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/133308Support structures for LCD panels, e.g. frames or bezels
    • G02F1/133334Electromagnetic shields

Abstract

【課題】外部からの静電気に起因する画像の乱れを抑制した液晶装置および電子機器なら
びに液晶装置の製造方法を提供する。
【解決手段】液晶装置1は、第1基板としての素子基板10と第2基板としての対向基板
20との間に液晶層50が挟持され、素子基板10上に画素電極9と共通電極19とが形
成され、画素電極9と共通電極19との間に発生する電界によって液晶層50が駆動され
、対向基板20の液晶層50側の面に静電遮蔽層としての静電シールド層40が形成され
、静電シールド層40の液晶層50側に絶縁層を介して配向膜25が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶装置および電子機器ならびに液晶装置の製造方法に関するものである。
液晶装置の視野角を広げる手段として、基板に対して面内方向(横方向)の電界を発生
させ、この横方向の電界で液晶分子を基板に並行な面内で回転させることで透過光を制御
する、いわゆる横電界方式のIPS(In-Plane Switching)方式が実用化されている。更
に、このIPS方式を改良したFFS(Fringe-Field Switching)方式が提案されている
このような横電界方式の液晶装置は、TFT等の駆動素子が形成された素子基板に共通
電極、画素電極といった電極、または配線といった導電性の部材を配置し、表示面側であ
る対向基板には導電部材を設けない構成を有する。そのため、静電気などに代表される対
向基板側の外部からの外部電界の影響を受けやすく、液晶表示に乱れが生じやすいという
問題がある。これを解決するために、対向基板側に透明導電膜を形成し、透明導電膜で静
電気を捕捉することで表示乱れを防ぐ方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)
特許文献1には、対向基板が備えるガラス基板の外側(液晶層とは反対側)に透明導電
膜を備える構成と、ガラス基板の内側(液晶層側)に透明導電膜を備える構成と、が挙げ
られている。これらを比較すると、内側に透明導電膜を備える対向基板は、同じく内側に
設けられる配向膜などの部材と積層して形成することで、ガラス基板の上下反転操作等が
不要となるため製造が容易であるという利点を有する。
特開2001−51263号公報
しかし、上記特許文献1では、ガラス基板の内側に透明導電膜を備える対向基板の構成
として、透明導電膜が対向基板側の配向膜の裏面に形成される構造が示されている。この
ような位置に透明導電膜を設けた場合には、透明導電膜と液晶層との間には配向膜しか存
在しないため両者の距離が近い。そのため、静電気を捕捉する透明導電膜と、素子基板に
設けられた画素電極または共通電極との間に縦電界が発生し、横電界方式の駆動を乱すお
それがあるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例の液晶装置は、第1基板と第2基板との間に液晶層が挟持され、
前記第1基板上に画素電極と共通電極とが形成され、前記画素電極と前記共通電極との間
に発生する電界によって前記液晶層が駆動される液晶装置であって、前記第2基板の前記
液晶層側の面に静電遮蔽層が形成され、前記静電遮蔽層の前記液晶層側に絶縁層を介して
配向膜が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、絶縁層が無いものと比べて、静電遮蔽層と液晶層とが少なくとも絶
縁層の厚み分さらに離間するため電圧降下が生じ、静電遮蔽層で捕捉した静電気が液晶層
に作用する力(クーロン力)が弱まる。そのため、静電気に起因する表示乱れを防ぎ、高
品質な画像表示が可能な液晶装置を提供することができる。
[適用例2]上記適用例の液晶装置において、前記絶縁層は、着色層またはオーバーコ
ート層であることが望ましい。
この構成によれば、カラーフィルターを構成する部材である着色層またはオーバーコー
ト層を絶縁層として用いるため、静電遮蔽層と液晶層との離間距離を稼ぐために新たに絶
縁層を設ける必要が無く、静電気に起因する表示乱れを防ぐことが可能なフルカラー表示
の液晶装置を提供できる。
[適用例3]上記適用例の液晶装置において、前記第2基板の前記液晶層側の面に、前
記画素電極間に対応して遮光層が形成され、前記遮光層を覆って前記画素電極と対向する
位置に前記静電遮蔽層が形成され、前記静電遮蔽層を覆って前記画素電極と対向する位置
に前記着色層が形成され、前記着色層を覆って前記オーバーコート層が形成されているこ
とが望ましい。
この構成によれば、画像表示に強く影響する画素電極と平面的に重なる領域では、静電
遮蔽層と液晶層とが、少なくとも着色層およびオーバーコート層の厚み分離間するため、
静電気に起因する表示乱れをより一層防ぐことができる。
[適用例4]上記適用例の液晶装置において、前記第2基板の前記液晶層側の面に、前
記画素電極間に対応して遮光層が形成され、前記画素電極と対向する位置に前記着色層が
形成され、前記遮光層および前記着色層を覆って前記静電遮蔽層が形成され、前記静電遮
蔽層を覆って前記オーバーコート層が形成されているとしてもよい。
この構成によれば、少なくともオーバーコート層の厚み分離間するため、静電気に起因
する表示乱れを防ぎ、高品質な画像表示が可能な液晶装置を提供することができる。
また、静電遮蔽層が遮光層および着色層を覆うので、静電遮蔽層に対して液晶層に近い
側に遮光層や着色層を設ける場合に比べて、遮光層や着色層から不純物が液晶層に拡散す
ることをさらに抑制できる。
[適用例5]上記適用例の液晶装置において、前記オーバーコート層の層厚が1μm〜
5μmであることが望ましい。
この構成によれば、オーバーコート層を着色層(カラーフィルター)の平坦化層として
機能させると共に、光透過性を維持して見栄えのよい液晶装置を提供することができる。
[適用例6]上記適用例の液晶装置において、前記遮光層と前記着色層との境界部には
段差が形成され、前記静電遮蔽層の表面には、前記段差を反映した凹凸が形成されている
ことが望ましい。
この構成によれば、静電遮蔽層の表面に形成された凹凸部分は、外部静電気に対して避
雷針の役割を果たし、静電遮蔽層が平坦面を呈する場合と比べて、外部静電気を捕捉しや
すくなる。そのため、外部静電気を上手に逃がすシールド効果が高い静電遮蔽層となり、
静電気の影響による画像乱れを抑制した液晶装置を提供することができる。
[適用例7]上記適用例の液晶装置において、前記第2基板は、少なくとも1辺部に沿
った外縁側において前記静電遮蔽層が設けられていない領域を有することが望ましい。
この構成によれば、静電遮蔽層が第2基板の外縁の端部まで設けられている場合に比べ
て、外部静電気が容易に第2基板に侵入して帯電することを抑制することができる。言い
換えれば、むやみに外部静電気を誘引することがない。
[適用例8]上記適用例の液晶装置において、前記遮光層は樹脂製であって、前記第2
基板は、少なくとも1辺部に沿った外縁側において前記遮光層が設けられていない領域を
有することが望ましい。
この構成によれば、例えばマザー基板に多面付けされた第2基板を外形基準で切断して
取り出そうとする際に、切断応力が加わる第2基板の外縁部分には樹脂製の遮光層が配置
されていないので、該応力による遮光層の剥がれなどを防止することができる。
[適用例9]上記適用例の液晶装置において、前記第1基板の前記液晶層側の面に、駆
動回路と、前記駆動回路と電気的に接続された引き回し配線とが設けられ、前記引き回し
配線と前記静電遮蔽層とが、前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された導通材を介
して、互いに平面的に重なる位置で電気的に接続され、前記静電遮蔽層の電位が前記駆動
回路によって所定電位に制御されることが望ましい。
この構成によれば、静電遮蔽層に捕捉される静電気の電荷が所定電位に保たれるため、
長時間使用しても静電気が蓄積・増加することなく、静電気の影響による画像乱れが抑制
された液晶装置を提供することができる。また、静電遮蔽層は、駆動回路と接続された引
き回し配線と接続されるため、新たに導電性の構成部材を形成することなく静電遮蔽層に
蓄積する電荷を放出することができる。
[適用例10]上記適用例の液晶装置において、前記静電遮蔽層の電位が、前記共通電
極の電位と同じ電位に制御されることが望ましい。
この構成によれば、静電遮蔽層と共通電極との間に電位差がなくなるため、第1基板と
第2基板との間に縦方向の電界が発生し難くなり、画像乱れを抑制することができる。
[適用例11]上記適用例の液晶装置において、前記第1基板は、前記引き回し配線を
覆う絶縁膜を有し、前記絶縁膜には、前記引き回し配線の一部が底部に露出するコンタク
トホールが設けられ、前記コンタクトホールの内部には、底部に露出する前記引き回し配
線を覆う導電膜が形成され、前記静電遮蔽層は、前記導通材と前記導電膜とを介して前記
引き回し配線と導通していることが望ましい。
この構成によれば、引き回し配線の酸化を防ぎ、且つ良好な導通が得られるため、効果
的に静電遮蔽層に蓄積する電荷を放出し、良好な表示が可能な液晶装置を提供することが
できる。特に、引き回し配線の形成材料がアルミニウム等の卑金属である場合には、良好
に表面酸化を防ぎ、導通を確保することができる。
[適用例12]上記適用例の液晶装置において、前記導電膜は、導電性金属酸化物から
なることが望ましい。
この構成によれば、コンタクトホールの底部に露出する引き回し配線の酸化を良好に防
ぐことができる。
[適用例13]上記適用例の液晶装置において、前記第1基板には、前記共通電極が前
記画素電極よりも前記液晶層側に絶縁膜を介して設けられ、前記共通電極は、互いに間隔
をおいて配置された複数の帯状電極部を有することを特徴とする。
この構成によれば、静電気を捕捉する静電遮蔽層と画素電極との間がより離れたものと
なる。そのため、画素電極と静電遮蔽層との間に発生する縦方向の電界を微弱に抑えるこ
とができ、画像乱れがより抑制されたFFS方式の液晶装置を提供することができる。
[適用例14]上記適用例の液晶装置において、対向配置された前記第1基板と前記第
2基板との間に挟持された前記液晶層を封止するシール材が設けられ、前記シール材によ
って囲まれた領域の内側に、複数の前記画素電極を有する表示領域が設けられ、前記シー
ル材によって囲まれた領域の内側であって、前記表示領域と前記シール材との間に非表示
領域が設けられ、前記第1基板の前記非表示領域には、前記表示領域へ侵入する静電気を
放電させる静電保護部材が配置されており、前記静電遮蔽層の少なくとも一部が前記静電
保護部材と平面的に重なって設けられていることが望ましい。
この構成によれば、静電遮蔽層が非表示領域に配置された静電保護部材を合わせて保護
するため、良好に表示領域を保護することができ、画像乱れの抑制と静電破壊の防止とを
良好に実現した液晶装置を提供することができる。
[適用例15]上記適用例の液晶装置において、前記静電遮蔽層の層厚が20nm〜2
00nmであることが好ましい。
この構成によれば、静電遮蔽層の静電シールド効果を確保しつつ、液晶層を透過した光
が静電遮蔽層と着色層とを透過しても所望の色表現が可能な液晶装置を提供することがで
きる。
[適用例16]本適用例の電子機器は、上記適用例の液晶装置を備えることを特徴とす
る。
この構成によれば、外部環境からの静電気による表示乱れが無い液晶装置を備え、高品
質な画像表示が可能な電子機器を提供することができる。
[適用例17]本適用例の液晶装置の製造方法は、対向配置された第1基板および第2
基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された液晶層と、前記第1基板の前記
液晶層側の面に設けられた画素電極および共通電極とを備え、前記画素電極と前記共通電
極との間に発生する電界によって前記液晶層が駆動される液晶装置の製造方法であって、
前記液晶層に面する前記第2基板の一方の面に樹脂製の遮光材料を塗布して遮光材料層を
形成する第1の工程と、前記遮光材料層をパターニングして、平面視で前記画素電極を含
む領域に対応する開口部とアライメントマークとを有する遮光層を形成する第2の工程と
、前記一方の面に成膜用マスクを対向配置し、前記アライメントマークを用いて前記第2
基板と前記成膜用マスクとを位置合わせする第3の工程と、前記成膜マスクを介して前記
一方の面に少なくとも前記遮光層を覆うように透明導電膜からなる静電遮蔽層を形成する
第4の工程と、を含むことを特徴とする。
この方法によれば、第2基板の一方の面上に任意の平面形状(平面視での形状)の静電
遮蔽層を位置精度よく形成できる。つまり、静電気の影響で表示が乱れることなく、高い
表示品質で画像表示が可能な液晶装置を歩留まりよく製造することができる。
[適用例18]上記適用例の液晶装置の製造方法において、前記成膜用マスクは、前記
静電遮光層の形成領域に対応した開口を有し、前記開口は、平面的に前記第2基板の外形
よりも一回り小さいことを特徴とする。
この方法によれば、静電遮蔽層は平面的に第2基板の外形よりも内側の領域に形成され
る。したがって、第2基板の外縁部に亘って静電遮光層を形成する場合に比べて、外部静
電気がむやみに第2基板に誘引されない液晶装置を製造することができる。
第1実施形態に係る液晶装置の等価回路図。 第1実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略平面図。 第1実施形態に係る液晶装置の要部概略平面図。 第1実施形態に係る液晶装置の要部拡大平面図。 第1実施形態に係る液晶装置の要部の構造を示す概略断面図。 第2実施形態に係る液晶装置の要部の構造を示す概略断面図。 第3実施形態に係る液晶装置の要部の構造を示す概略断面図。 実施例1〜実施例6の静電シールド層とOVC層の層厚を示す表。 実施例1〜実施例6の液晶装置におけるCIExy色度図。 第4実施形態に係る液晶装置の導通材の周辺部を示す概略平面図。 第4実施形態に係る液晶装置の要部の構造を示す概略断面図。 マザー基板を示す概略平面図。 成膜用マスクとしての蒸着マスクを示す概略平面図。 第5実施形態に係る液晶装置の製造方法を示す概略断面図。 第6実施形態に係る電子機器としての携帯型電話機を示す概略斜視図。
[第1実施形態]
以下、図1〜図4を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る液晶装置について説明
する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚
や寸法の比率などは適宜異ならせてある。
<液晶装置>
本実施形態の液晶装置は、光の進行方向と直交する横電界によって液晶分子の方位角を
制御して画像表示を行うものである。このような方式としては、FFS方式や、IPS方
式等が知られている。以下、FFS方式の駆動方式を採用した液晶装置のうちフルカラー
表示が可能なものに基づいて説明するが、本発明はIPS方式の液晶装置にも適用可能で
ある。
図1は、本実施形態の液晶装置1の等価回路図である。液晶装置1の画像表示領域を構
成するマトリクス状に配置された複数のサブ画素Pの領域には、画素電極9と画素電極9
をスイッチング制御するためのTFT(Thin Film Transistor)30とが設けられてい
る。画素電極9と共通電極19との間には液晶層50が介在している。共通電極19は走
査線駆動回路204から延びる共通線3bと電気的に接続されており、複数のサブ画素P
において共通の電位に保持されるようになっている。
データ線駆動回路205から延びるデータ線6aがTFT30のソースと電気的に接続
されている。データ線駆動回路205は、画像信号S1,S2,…,Snを、データ線6
aを介して各サブ画素Pに供給する。画像信号S1〜Snはこの順に線順次に供給しても
構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するように
してもよい。
TFT30のゲートには、走査線駆動回路204から延びる走査線3aが電気的に接続
されている。走査線駆動回路204から所定のタイミングで走査線3aにパルス的に供給
される走査信号G1,G2,…,Gmが、この順に線順次でTFT30のゲートに印加さ
れるようになっている。
画素電極9は、TFT30のドレインに電気的に接続されている。スイッチング素子で
あるTFT30が走査信号G1,G2,…,Gmの入力により一定期間だけオン状態とさ
れることで、データ線6aから供給される画像信号S1,S2,…,Snが所定のタイミ
ングで画素電極9に書き込まれるようになっている。画素電極9を介して液晶層50に書
き込まれた所定レベルの画像信号S1,S2,…,Snは、画素電極9と液晶層50を介
して対向する共通電極19との間で一定期間保持される。
図2〜図4は、本実施形態の液晶装置1について、対向基板(第2基板)側から見た平
面図であり、図3は図2の一部を拡大した図、図4は図3の一部をさらに拡大した図であ
る。
図2に示すように、本実施形態の液晶装置1は、素子基板(第1基板)10と対向基板
20とが平面的に重なる部分の周縁部においてシール材52によって貼り合わされ、この
シール材52によって区画された領域(表示領域A)内に液晶分子が封入、保持されてい
る。シール材52には、製造時において素子基板10と対向基板20とを貼り合わせた後
に液晶分子を注入するための液晶注入口55が形成されており、液晶注入口55は液晶注
入後に封止材54により封止されている。素子基板10の内面側であって表示領域Aと平
面的に重なる領域には、図示略の画素電極および共通電極が形成されており、素子基板1
0の内面側であってシール材52と平面的に重なる領域には、引き回し配線18が設けら
れている。
素子基板10の一端側の、素子基板10と対向基板20との重なり部分から張り出した
部分(基板張出部10a)には、液晶装置1を駆動する駆動信号を処理し適宜供給するた
めの駆動用IC201が実装されており、端部には入力用端子202が設けられている。
入力用端子202には、例えば異方性導電膜203を介して、配線が形成されたFPC
(Flexible Printed Circuit)基板等が実装されており、外部電源や種々の外部機器と接
続している。
なお、駆動用IC201は、前述した走査線駆動回路204とデータ線駆動回路205
とを含むものである。
また、対向基板20の内面側には、後述の静電シールド層(静電遮蔽層)40が設けら
れており、対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇所に配設された導通材43を介し
て、素子基板10の引き回し配線18と電気的に導通している。本実施形態の液晶装置1
では、素子基板10の他端側(駆動用IC201側の辺と対向する側)の辺の両端部に2
箇所、導通材43が設けられている。液晶装置1においては、その他必要応じて位相差板
、偏光板等が所定の向きに配置されるが、ここでは図示を省略する。
図3は、図2において二点鎖線で囲んだ領域AR1の拡大図である。ここでは、主とし
て素子基板10側の構成を示している。
図3に示すように、表示領域Aには、平面視略矩形の複数のサブ画素Pがマトリクス状
に縦横に配置されている。また、シール材52の内側であって表示領域Aの周辺は、非表
示領域Mとなっている。非表示領域Mには、引き回し配線18から浸入する静電気を放電
し、表示領域Aに配置されたサブ画素Pを保護するための静電保護領域SAと、静電保護
領域SAで放電仕切れなかった静電気によるサブ画素Pの破壊を自ら破壊されることで代
行するダミー画素(静電保護部材)DPが配置されたダミー領域DAが設けられている。
素子基板10における表示領域Aの周囲には、シール材52と重なって、共通電極19
に共通電位を供給する引き回し配線18が形成されており、引き回し配線18が折れ曲が
る角には外側(液晶層50とは反対側)に突出する接続部18aが形成されている。
一方、不図示の対向基板が備える静電シールド層40の角部にも外側に突出する接続部
40aが形成されている。接続部40aと接続部18aとは平面的に重なっていると共に
、いずれもシール材52の外側にまで延在して形成されており、各々の端部において導通
材43を介して電気的に接続されている。したがって、静電シールド層40の電位は、共
通電極19に与えられる共通電位と同電位に保たれている。
図4は、図3において二点鎖線で囲んだ領域AR2の拡大図である。
図4に示す様に、非表示領域Mには、サブ画素Pの周辺に配置された複数のダミー画素
DPを有するダミー領域DAと、ダミー領域DAとシール材52との間の領域に配置され
たショートリング(静電保護部材)211や抵抗素子(静電保護部材)212を有する静
電保護領域SAと、が設けられている。静電保護領域SAのショートリング211および
抵抗素子212は、主に製造工程中に発生する静電気からサブ画素Pごとに配置されたT
FT30を保護するために設けられる。
製造工程中に発生する静電気は、表示領域Aの周辺からサブ画素Pに侵入する。そのた
め、発生する静電気を静電保護領域SAの機能にて放電すると共に、放電仕切れなかった
静電気をダミー領域DAに配置されたダミー画素DPが破壊されることで、サブ画素Pが
破壊されることを防いでいる。
抵抗素子212は、サブ画素Pおよびダミー画素DPが配列する行列に対応して、各行
列の端部に設けられている。図4では、サブ画素Pおよびダミー画素DPの行に対して1
行おき(上端の行から数えて偶数行)に設けられ、各々の行の走査線3aと接続している
。また、図示は省略するが、図4に示す右辺と対向する側の左辺には、残る行(奇数行)
に対応する抵抗素子212が設けられている。また、サブ画素Pおよびダミー画素DPの
列の上端部にも、列毎に抵抗素子212が設けられている。
また、共通電極19は、サブ画素Pおよびダミー画素DPを覆って形成されており、抵
抗素子212が設けられた側の端部には、ショートリング211と接続するための張出部
213が設けられている。張出部213は、抵抗素子212と重ならない位置に設けられ
ており、張出部213を介して共通電極19とショートリング211とが接続している。
また、共通電極19の上端の角部分に設けられた張出部213には、引き回し配線18
と接続するために平面視略矩形の接続部19bが設けられており、引き回し配線18と接
続部19bとは複数のコンタクトホール214を介して互いに接続している。また、接続
部19bは、複数のコンタクトホール215を介して、ショートリング211とも接続し
ている。これら静電保護領域SAに設けられた部材により、サブ画素Pに設けられたTF
T30の静電破壊を防止している。
また、静電シールド層40は、これらダミー領域DAや静電保護領域SAの各構成と平
面的に重なって設けられている。静電シールド層40は、後述するように外部からの静電
気を捕捉する機能を有しており、静電気によりダミー領域DAや静電保護領域SAの各構
成が破壊されることを防いでいる。そのため、ダミー領域DAや静電保護領域SAでは、
良好にサブ画素Pが破壊されることを防ぐことができる。また、静電シールド層40とダ
ミー領域DAや静電保護領域SAの各構成とは電気的に接続されているため、互いに協働
して静電気を拡散させることができる。
図5は、本実施形態の液晶装置1の要部の構造を示す概略断面図である。詳しくは、シ
ール材52及び導通材43周辺の概略断面図である。ここでは、図を見やすくするために
、非表示領域M(図3、図4参照)における構成を省略して図示している。
図5に示すように、液晶装置1は、素子基板10と、素子基板10に対向配置された対
向基板20と、素子基板10と対向基板20との間に挟持された液晶層50と、を備えて
構成されている。また、液晶装置1には、素子基板10と対向基板20とが対向する領域
の縁端に沿ってシール材52が設けられ、液晶層50を構成する液晶分子が封止されてい
る。この液晶装置1は、素子基板10側から照明光が照射され、表示される画像を対向基
板20側から観察する透過型の構成となっている。
素子基板10は、透光性を備えた基板本体11を備えている。基板本体11を形成する
材料には、例えばガラス、石英ガラス、窒化ケイ素等の無機物や、アクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂等の有機高分子化合物(樹脂)を用いることができる。また、透光性を備
えるならば、これらの材料を積層または混合して形成された複合材料を用いることもでき
る。
基板本体11の液晶層50側の面上には、アルミニウムや銅等の導電性材料からなる走
査線3aと不図示のデータ線が形成されている。また、シール材52と平面的に重なる領
域には、同様の導電性材料からなる引き回し配線18が形成されている。これらは同じ材
料を用いることとしてもよく、また異なる材料を用いて形成しても良い。これらは、例え
ば導電性材料の薄膜を成膜した後に、パターニングされることにより得られる。本実施形
態では形成材料としてアルミニウムを用いる。
また基板本体11上には、走査線3a、データ線、引き回し配線18を覆うようにゲー
ト絶縁膜12が形成されている。ゲート絶縁膜12は、窒化シリコンや酸化シリコンなど
のような絶縁性を有する透光性材料で構成されている。
ゲート絶縁膜12上には、半導体層32、半導体層32の一端に接続されているソース
電極33、半導体層32の他端に接続されているドレイン電極34が形成されており、こ
れら半導体層32、ソース電極33、ドレイン電極34および走査線3aによってボトム
ゲート型のTFT30を構成している。また、TFT30を覆うように層間絶縁膜13が
形成されている。層間絶縁膜13は、ゲート絶縁膜12と同様に、窒化シリコンや酸化シ
リコンなどの絶縁性を有する透光性材料で構成されている。
層間絶縁膜13上には、画素電極9が形成されており、コンタクトホール16を介して
TFT30のドレイン電極34と電気的に接続している。画素電極9は、ITO(Indium
Tin Oxide:インジウム錫酸化物)や錫酸化物(SnO2)等の透光性を備えた導電性材料
にて形成されている。本実施形態ではITOを用いている。
また、層間絶縁膜13上には、画素電極9を覆って電極間絶縁膜14が形成されている
。電極間絶縁膜14は、ゲート絶縁膜12や層間絶縁膜13と同様に、窒化シリコンや酸
化シリコンなどの絶縁性を有する透光性材料で構成されており、層間絶縁膜13上に形成
された画素電極9を被覆している。
電極間絶縁膜14上には、平面視では帯状電極部19aを有する梯子状の共通電極19
が形成されている。画素電極9と共通電極19とは、電極間絶縁膜14を介して配置され
ており、FFS方式の電極構造を構成している。また共通電極19は、ゲート絶縁膜12
、層間絶縁膜13、電極間絶縁膜14を連通するコンタクトホール17を介して引き回し
配線18と接続されている。共通電極19は、ITO等の透光性の導電性材料にて形成さ
れており、本実施形態では共通電極19の材料にITOを用いている。
また、電極間絶縁膜14上には、共通電極19を覆って配向膜15が形成されている。
配向膜15は、例えばポリイミドなどの有機材料やシリコン酸化物などの無機材料で構成
されている。本実施形態の配向膜15は、ポリイミドの膜形成材料を塗布してこれを乾燥
・硬化させた後、その上面を所定の方向にラビング(擦る)するラビング処理が施されて
いる。
一方、対向基板20は透光性を備えた基板本体21を備えている。基板本体21を形成
する材料には基板本体11と同様の材料を用いることができる。
基板本体21の液晶層50側の面上には、図3で示す表示領域Aとダミー領域DAと静
電保護領域SAとの全面を覆って、静電シールド層40が形成されている。静電シールド
層40は、外部からの静電気を捕捉し、捉えた静電気を後述の導通材43を介して逃がす
ことで、対向基板20と素子基板10との間に不測の縦電界を生じることを防止するため
に設けられる。静電シールド層40は、ITOやSnO2等の透光性を有する導電材料を
用いて形成されており、本実施形態ではITOを形成材料としている。
静電シールド層40の液晶層50側の面上には、着色層22aおよびブラックマトリク
ス(遮光層)22bを備えたカラーフィルター層22が形成されている。カラーフィルタ
ー層22は、例えば、黒色顔料を混合したアクリル樹脂などを用い、通常知られた方法を
用いて格子状にパターニングしたブラックマトリクス22bを形成し、パターニングによ
り設けられた開口部22cに液滴吐出法などの湿式塗布法を用いて着色層22aの形成材
料を配置して形成する。
本実施形態では各層の層厚を、着色層22aは2μm、ブラックマトリクス22bは1
.5μmとした。カラーフィルター層22で、素子基板10側から入射して対向基板20
側に出射する光を赤色、緑色、青色に変調し、各色の光を混色することでフルカラー表示
が可能となる。
カラーフィルター層22上には、オーバーコート層(絶縁層)24が形成されている。
オーバーコート(OVC)層24は、カラーフィルター層22を物理的または化学的に保
護する機能を備える。また、形成された着色層22aやブラックマトリクス22bから、
各々の形成材料に含まれる硬化剤の反応残渣などの低分子量物質やイオン性の不純物が液
晶層50へ溶出し、表示乱れを起こすことを防ぐ。OVC層24は、例えばアクリル樹脂
やエポキシ樹脂などの透光性を備えた硬化性樹脂を用いて形成する。本実施形態ではアク
リル樹脂を用い、層厚がおよそ3μmとなるように形成している。
OVC層24上には、配向膜15と同様の材料を用いて配向膜25が形成されている。
本実施形態の配向膜25は、ポリイミドの形成材料を塗布してこれを乾燥・硬化させた後
、その上面を所定の方向にラビング(擦る)するラビング処理が施されている。ラビング
による配向膜25の配向方向は、配向膜15の配向方向と平面視では同じであるが、互い
に逆向きにラビング処理が施されている。
また、液晶層50と重なる領域のOVC層24上には、ブラックマトリクス22bと重
なる領域に、スペーサー56が形成されている。スペーサー56は、素子基板10と対向
基板20との離間距離を一定以下にならないように保持するためのものである。例えば、
対向基板20側から応力が加わった場合に、液晶層50の厚さがスペーサー56の高さ未
満とならないため、表示乱れを防ぐことができる。
素子基板10に設けられた引き回し配線18と、対向基板20に設けられた静電シール
ド層40とは、液晶層50の周囲を囲むシール材52の外側(液晶層50とは反対側)の
領域において、導通材43を介して導通している。導通材43は、導電性を有する微粒子
を混合した硬化性樹脂や、銀ペーストなどを用いることができる。導電性を有する微粒子
には、例えばAuやAgなどの金属微粒子や、金属などの導電性を有する材料で導電性を
有さない微粒子の表面をコートしたものなどが挙げられる。
素子基板10側の導通材43を配置する領域には、ゲート絶縁膜12、層間絶縁膜13
、電極間絶縁膜14を貫通して互いに連通するコンタクトホール41が形成されており、
底部には引き回し配線18が一部露出している。
本実施形態の引き回し配線18は、形成材料として卑金属であるアルミニウムを用いて
いるため、コンタクトホール41を形成して露出させると、表面が酸化して酸化膜を形成
し、導通を取ることができないおそれがある。また、コンタクトホール41の底部には引
き回し配線18の一部のみが露出するのみであり、導通材43との導通面積が小さい。そ
のため、引き回し配線18の表面酸化を防ぎ、また、導通材43との導通を確実なものと
するため、コンタクトホール41を覆ってITOやSnO2を形成材料とする導電膜44
が形成されていることが望ましい。
また、対向基板20側の導通材43を配置する領域には、ブラックマトリクス22b、
OVC層24を貫通して互いに連通するコンタクトホール42が形成されている。
本実施形態の液晶装置1は、以上のような構成となっている。
以上のような構成の液晶装置1では、静電シールド層40と配向膜25との間には、着
色層22aおよびOVC層24が設けられており、これらの層の厚み分、静電シールド層
40と液晶層50とが離間している。そのため、配向膜25と接して静電シールド層40
を形成する場合と比べると、静電シールド層40で捕捉した静電気によるクーロン力が弱
まり、液晶層50に影響を与えにくくなる。また、フルカラー表示可能な液晶装置1にお
いて、着色層22aおよびOVC層24を用いて離間距離を稼ぐ構成であることから、離
間距離を稼ぐために新たに絶縁層を設ける必要が無い。これらのことから、静電気に起因
する表示乱れを防ぎ、高品質な画像表示が可能な液晶装置1が実現されている。
また、本実施形態では、引き回し配線18と静電シールド層40とが、導通材43を介
して平面的に重なる位置で電気的に接続されており、静電シールド層40の電位が駆動回
路によって制御された共通電極19の共通電位と同じ電位に制御されることとしている。
そのため、静電シールド層40に捕捉される静電気の電荷が共通電位と等しく保たれるた
め、長時間使用しても静電気が蓄積・増加することがない。また、静電シールド層40は
、引き回し配線18と接続されるため、新たに導電性の構成部材を形成することなく静電
シールド層40に蓄積する電荷を放出することができる。更に、静電シールド層40と共
通電極19との間に電位差がなくなるため、基板間に縦方向の電界が発生し難くなり、こ
れらのことから、画像乱れを抑制した液晶装置1とすることができる。
また、本実施形態では、画素電極9は、共通電極19を挟んで液晶層50と反対側に設
けられることとしている。そのため、静電気を捕捉する静電シールド層40と画素電極9
との間がより離れたものとなって、画素電極9と静電シールド層40との間に発生する電
界をより微弱に抑えることができ、画像乱れを抑制した液晶装置1とすることができる。
なお、本実施形態においては、静電シールド層40は引き回し配線18と電気的に接続
することとしたが、静電シールド層40は、電気的に孤立したフローティング状態であっ
ても構わない。フローティング状態とは、周囲の配線や電極などの導電部材と接続してい
ない状態で形成されていることを示す。
また、本実施形態においては、静電シールド層40は引き回し配線18と電気的に接続
することとしたがこれに限らない。例えば、共通電極19をシール材52の外側にまで延
在して形成しておき、静電シールド層40と共通電極19との間で導通させることとして
も良い。また、静電シールド層40に帯電する静電気を放電するための導通部材を別途設
けることとしても構わない。
また、本実施形態においては、静電シールド層40を共通電極19と接続し、共通電位
に制御することとしたが、これに限らない。例えば、GND電位に保たれた配線を別途形
成し、当該配線と静電シールド層40とを接続することで、静電シールド層40をGND
電位に保つこととしても良い。
また、画素電極9は、共通電極19よりも液晶層50側に配置することもできる。その
場合には、液晶層50に近い側に配置される画素電極9を、梯子状電極とする。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る液晶装置の要部の構造を示す概略断面図である。
本実施形態の液晶装置は、第1実施形態と一部共通している。異なるのは、静電シールド
層40が、カラーフィルター層22の一部に含まれ、基板本体21と、カラーフィルター
層22のブラックマトリクス22bと、を覆って形成されていることである。したがって
、本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細
な説明は省略する。
本実施形態の液晶装置2が有する静電シールド層40は、基板本体21およびブラック
マトリクス22bの表面を覆って形成され、着色層22aは、形成された静電シールド層
40を一部覆って設けられている。
このような静電シールド層40の表面は、下地となるブラックマトリクス22bの形状
を反映した凹凸形状を備えており、着色層22aの周縁部と重なる部分(図中破線で丸く
囲む部分)が凹凸部46となっている。
対向基板20側には、OVC層24を貫通するコンタクトホール42が形成されており
、コンタクトホール42内で静電シールド層40と導通材43とが電気的に接続されてい
る。
以上のような構成の液晶装置2では、画素電極9と平面的に重なる領域では、静電シー
ルド層40と液晶層50とが、着色層22aおよびオーバーコート層24の厚み分だけ離
間するため、静電気に起因する表示乱れを防ぐ。また、静電シールド層40の表面に形成
された凹凸部46は、外部静電気に対して避雷針の役割を果たし、静電シールド層40が
平坦面を呈する場合と比べて、外部静電気を捕捉しやすくなる。そのため、シールド効果
が高い静電シールド層40となり、静電気の影響による画像乱れを抑制した液晶装置2と
することができる。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係る液晶装置の要部の構造を示す概略断面図である。
本実施形態の液晶装置は、第1実施形態と一部共通している。異なるのは、静電シールド
層40がカラーフィルター層22を覆って形成されていることである。したがって、本実
施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明
は省略する。
本実施形態の液晶装置3が有するカラーフィルター層22は、着色層22aが、ブラッ
クマトリクス22bよりも厚く形成されており、周縁の一部が隣接するブラックマトリク
ス22bと重なって形成されている。隣り合う着色層22aの間にはブラックマトリクス
22bが一部露出している。静電シールド層40は、カラーフィルター層22の表面を覆
って形成されている。静電シールド層40の表面は、下地となるカラーフィルター層22
の形状を反映した凹凸形状を備えており、着色層22aの周縁部と重なる部分(図中破線
で丸く囲む部分)が凹凸部46となっている。
以上のような構成の液晶装置3では、凹凸部46が外部静電気に対する避雷針の役割を
果たすことにより、静電気を捕捉しやすくシールド効果が高い静電シールド層40とする
ことができる。したがって、静電気の影響による画像乱れを抑制した液晶装置3とするこ
とができる。
また、静電シールド層40によって樹脂製の着色層22aとブラックマトリクス22b
とを覆っているので、第1実施形態や第2実施形態に比べて着色層22aやブラックマト
リクス22bに含まれる不純物が液晶層50側に拡散することをさらに抑制することがで
きる。
なお、本実施形態の液晶装置3では、ブラックマトリクス22bよりも着色層22aの
ほうが厚いカラーフィルター層22を示したが、例えば着色層22aを層厚1.1μm程
度に形成し、ブラックマトリクス22bのほうが厚いカラーフィルター層22としても適
用可能である。
次に、液晶装置3における静電シールド層40とOVC層24について具体的な実施例
を挙げて説明する。図8は実施例1〜実施例6の静電シールド層とOVC層の層厚を示す
表、図9は実施例1〜実施例6の液晶装置におけるCIExy色度図である。
なお、図9のCIExy色度図は、以下のような実施例における液晶装置3の製造条件
を前提として、光学的なシミュレーションにより求めたものである。
実施例1〜実施例6において、液晶装置3における液晶層50は、正の誘電異方性を有
する液晶分子で構成され、その複屈折率Δnは0.12〜0.15、比誘電率Δεが8.
0〜16.0、厚みは2.5μm〜4.0μmとしている。
着色層22aの厚みは各色ともほぼ同一で、およそ1μm〜2.5μmとしている。
静電シールド層40は、透明導電膜としてスパッタ法または蒸着法で成膜されたITO
膜を用いる。
OVC層24は、透明なアクリル系の樹脂からなり、1kHzにおける比誘電率をおよ
そ2.5としている。
図8に示すように、実施例1〜実施例6では、対向基板20側の静電シールド層40と
OVC層24との形成条件を異ならせた組み合わせとしている。
具体的には、実施例1〜実施例5では、静電シールド層40の厚みをおよそ150nm
として、OVC層24の厚みを1.0μ〜5.0μmの間で異ならせた。実施例6では、
OVC層24の厚みを先の変動範囲の中央値である3.0μmとして、静電シールド層4
0の厚みを実施例1〜実施例5に比べて薄い30nmとした。
図9のCIExy色度図と図8の実施例1〜実施例5のx座標値、y座標値に示すよう
に、OVC層24の厚みを5μmから順に薄くしてゆくと液晶装置3の表示における色相
を矢印の方向、すなわち青側にシフトさせる効果を奏する。黄色に対して補色である青側
にシフトさせることにより、液晶装置3における表示色の色相を調整することが可能とな
る。つまり、表示におけるホワイトバランス(白表示がより白く表示される)を適正化す
ることができる。
OVC層24の層厚は、およそ5μmを超えると液晶装置3が黄色味を帯び始めること
から、表示色の色相を調整する点で上限をおよそ5.0μmとすることが妥当である。
一方、OVC層24の厚みは薄いほど色相を青側にシフトさせる効果が期待できるが、
OVC層24における平坦化層としての機能や、液晶層50から静電シールド層40を遠
ざけて静電シールド層40と画素電極9との間の縦電界の強度を弱くする効果を考慮する
と、下限値はおよそ1.0μmが妥当である。すなわち、OVC層24の厚みは1.0μ
m〜5.0μmが望ましく、さらに上述した効果をバランスさせる観点から2.0μ〜4
.0μmがより好ましい。
静電シールド層40の層厚は、実施例1〜実施例6の色度図におけるx,y座標値の結
果を参照すれば、薄いほうが色相を青側にシフトさせる効果がある。けれども、静電シー
ルド層40を設けることによるシールド効果が期待できる実質的な電気抵抗を有すること
、透明導電膜として屈折率nがおよそ1.7のITO膜を用いた場合には、層厚が200
nmを越えると静電シールド層40自体が可視光領域において長波長側の光を吸収し易く
なり赤みを帯びることなどから、静電シールド層40の層厚としてはおよそ20nm〜2
00nmの範囲が望ましい。
また、静電シールド層40は対向基板20において着色層22aおよびブラックマトリ
クス22bを覆って設けられるので、カラーフィルター層22の表面における段差をきち
んと被覆できること、樹脂製の着色層22aやブラックマトリクス22bからイオン成分
などの不純物が液晶層50に拡散することを防止できることなどの観点で、層厚はおよそ
50nm〜150nmが好ましい。
このような静電シールド層40とOVC層24の層厚に対する設定の仕方は、本実施形
態に限られるものではなく、上記第1実施形態や上記第2実施形態、この後に説明する第
4実施形態にも適用可能である。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係る液晶装置について、図10および図11を参照して説
明する。図10は第4実施形態の液晶装置における導通材の周辺部を示す概略平面図、図
11は図10のC−C’線で切った液晶装置の要部概略断面図である。なお、第1実施形
態と同じ構成については同じ符号を付して、詳細の説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態の液晶装置4は、第3実施形態の液晶装置3に対して
、次に記載する点が異なっている。静電シールド層40の接続部40aと引き回し配線1
8の接続部18aとをシール材52の角部の外側において電気的に導通させる導通材43
が設けられた部分では、導通材43と平面的に重ならないようにブラックマトリクス22
bが切り欠かれている。詳しくは、OVC層24に設けられたコンタクトホール24aの
円周に沿うと共に、対向基板20の辺部と平行となるようにブラックマトリクス22bの
一部が対向基板20の角部で切り欠かれている。
また、ブラックマトリクス22bは、対向基板20において平面的に辺部の外縁端部ま
で形成されておらず、辺部の外縁との間に隙間が設けられている。言い換えれば、辺部の
外縁にはブラックマトリクス22bが設けられていない領域が辺部に沿って延在している
また、図11に示すように、静電シールド層40の接続部40aは、基板本体21の端
部まで延在しておらず、OVC層24によって覆われている。言い換えれば、ブラックマ
トリクス22bと同様に、基板本体21の辺部の外縁には静電シールド層40が設けられ
ていない領域が辺部に沿って延在している。
このような構成の液晶装置4によれば、複数の対向基板20が面付けされたマザー基板
から対向基板20の外形に沿って切断して液晶装置4を取り出す場合、導通材43が設け
られる部分および外形に沿った部分には、樹脂製のブラックマトリクス22bが存在しな
い。つまり、切断時に応力が集中する基板本体21の外縁には基板本体21との密着性が
比較的低いブラックマトリクス22bが存在しないので、切断時の応力に起因するブラッ
クマトリクス22bの浮きや剥がれが発生しない。それゆえに、静電シールド層40と引
き回し配線18との高い接続信頼性と、シール材52を介した素子基板10と対向基板2
0との高い接着性とが確保される。すなわち、高い信頼性品質を有する液晶装置4が実現
される。
また、基板本体21の端部にまで静電シールド層40の接続部40aが延在していない
ので、外部から静電気が基板本体21に侵入し難い。言い換えれば、静電気が外部から容
易には誘引されない構造となっている。すなわち、外部静電気によって液晶装置4が電気
的に破損したり、表示が乱されることが抑制される。さらには、水分などが介在して透明
導電膜が還元され、ひどいときには溶けてしまう電蝕にも強い構造となっている。
[第5実施形態]
<液晶装置の製造方法>
次に、本発明の第5実施形態としての、液晶装置2の製造方法について図12〜図14
を参照して説明する。図12はマザー基板を示す概略平面図、図13は成膜用マスクとし
ての蒸着マスクを示す概略平面図、図14(a)〜(d)は本発明の第5実施形態に係る
液晶装置の製造方法を示す工程断面図である。
本実施形態の液晶装置2の製造方法は静電遮蔽層としての静電シールド層40の形成に
関する工程である。そこで、対向基板20における基板本体21等の本実施形態に必要な
構成要素のみを図示し、他の構成要素の図示は省略する。
なお、本実施形態の液晶装置2の製造方法は、大型(大面積)のマザー基板を用いて複
数個の液晶装置2を同時に形成する場合について示している。
図12に示すように、対向基板20は、マザー基板W2においてマトリクス状に複数(
12個)面付けされている。図中に破線で示された部分は、対向基板20の外形を示して
いる。実際の液晶装置2の製造においては、素子基板10が面付けされて各構成が形成さ
れた大型のマザー基板W1と、対向基板20が面付けされて同じく各構成が形成された上
記マザー基板W2とを対向配置して所定の位置でシール材52を介して接合する工程を有
している。
なお、マザー基板W2の大きさとこれに面付けされる対向基板20の数は、これに限定
されるものではない。
図13に示すように、静電シールド層40の形成に用いられる成膜用マスクとしての蒸
着マスク64は、マザー基板W2に面付けされた複数の対向基板20の配置に対応して設
けられた複数の開口64aと、アライメント(位置合わせ)用の複数の孔64bとを有し
ている。
開口64aは、対向基板20の外形よりも一回り小さい大きさとなっており、詳細な図
示は省略したが、図3に示したように開口64aの短辺側の角部2箇所には、静電シール
ド層40の接続部40aに対応した形状となっている。すなわち、先端がとがった接続部
40aに対応した切り欠きが設けられている。
孔64bは、等間隔で並んだ4つの開口64aの両端側にそれぞれ1つずつ設けられて
いる。
このような蒸着マスク64は、例えばマスク材料としてNi(ニッケル)とFe(鉄)
の合金であるインバーなどが用いられ、前述したマザー基板W2に対して対向配置され、
開口64aの形状に対応したパターンでの成膜を可能としている。以下、工程ごとに説明
する。
まず、図14(a)に示すように、基板本体21上の全面に遮光材料層62を形成する
。遮光性材料とは上述したように黒色顔料を混合したアクリル樹脂等である。
次に、図14(b)に示すように、遮光材料層62をパターニングして遮光層としての
ブラックマトリクス22bを形成する。パターニングは、フォトリソグラフィー法で行う
ことが好ましい。上述したように、基板本体21は大型のマザー基板W2に面付けされて
おり、該マザー基板W2を用いて複数の液晶装置2が同時に形成される。したがって、本
図においては個々のブラックマトリクス22bが液晶装置2の1つ分のブラックマトリク
ス22bに対応している。すなわち、本図に示す個々のブラックマトリクス22bは図示
しない格子状のパターンを有している。該格子状のパターンに囲まれた領域が開口部(不
図示)となる。そして、かかるパターニング時に表示領域A(図2参照)の外側にアライ
メントマーク60を形成する。フォトリソグラフィー法であれば、かかる精細なパターニ
ングの形成が可能である。
次に、図14(c)に示すように、マザー基板W2(基板本体21)に成膜用マスクと
しての蒸着マスク64を対向配置して、上述のアライメントマーク60と孔64bとを用
いてアライメント(位置合わせ)する。図では、マザー基板W2(基板本体21)と蒸着
マスク64とは若干の間隔を有しているが、密着させてもよい。
次に、図14(d)に示すように、マザー基板W2(基板本体21)を図示しない熱源
等を備えた坩堝66と対向させる。そして蒸着マスク64越しに透明導電材料粒子として
のITO粒子68を飛翔させて、ブラックマトリクス22bを覆うように静電シールド層
40を形成する。
図示するように、マザー基板W2上に互いに間隔を持って複数個の静電シールド層40
が形成される。上述の間隔が、基板本体21を分割して個々の液晶装置2とする際の分割
位置(分割線となる位置)である。そして、かかる間隔のため、分割後の液晶装置2にお
いて基板本体21の端面と静電シールド層40の端面とが面一になることが回避される。
そして、かかる態様により、静電シールド層40の電蝕あるいは静電気の侵入が抑制され
る。したがって、本実施形態の製造方法によれば、表示品質のみならず信頼性も向上した
液晶装置2を得ることができる。
このように成膜用マスクとしての蒸着マスク64を用いて静電シールド層40を形成す
る液晶装置2の製造方法は、上記実施形態の液晶装置1、液晶装置3、液晶装置4に対し
ても適用可能なことは言うまでもない。例えば、液晶装置3,4の場合には、着色層22
aとブラックマトリクス22bが形成されたマザー基板W2(基板本体21)と蒸着マス
ク64とを対向配置して透明導電膜(ITO)の成膜を行えばよい。
[第6実施形態]
<電子機器>
次に、本実施形態の電子機器について説明する。図15は、本発明に係る電子機器の一
例を示す携帯型電話機の斜視図である。図15に示すように、本実施形態の電子機器とし
ての携帯型電話機1300は、上記実施形態の液晶装置1〜液晶装置4のいずれかを小サ
イズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送
話口1304を備えて構成されている。これにより、静電気による表示乱れが抑制され、
高い表示品質と信頼性品質とを兼ね備えた携帯型電話機1300を提供することができる
上記実施形態の液晶装置1〜液晶装置4のいずれかが搭載される電子機器は、上記携帯
型電話機1300に限らず、電子ブック、プロジェクター、パーソナルコンピューター、
ディジタルスチルカメラ、テレビジョン受像機、ビューファインダー型あるいはモニター
直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電
卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネル
を備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、かかる構成とすること
で、静電気による画像乱れが少なく、高い表示品質を有する表示部を備えた電子機器を提
供できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、
本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成
部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において
設計要求等に基づき種々変更可能である。
1,2,3,4…液晶装置、9…画素電極、18…引き回し配線、19…共通電極、1
9a…帯状電極部、20…対向基板、22a…着色層、22b…遮光層としてのブラック
マトリクス、24…オーバーコート層、25…配向膜、40…静電遮蔽層としての静電シ
ールド層、41…コンタクトホール、43…導通材、44…導電膜、50…液晶層、52
…シール材、60…アライメントマーク、62…遮光材料層、64…成膜用マスクとして
の蒸着マスク、64a…開口、211…静電保護部材としてのショートリング、212…
静電保護部材としての抵抗素子、1300…電子機器としての携帯型電話機、A…表示領
域、M…非表示領域、SA…静電保護領域。

Claims (18)

  1. 第1基板と第2基板との間に液晶層が挟持され、前記第1基板上に画素電極と共通電極
    とが形成され、前記画素電極と前記共通電極との間に発生する電界によって前記液晶層が
    駆動される液晶装置であって、
    前記第2基板の前記液晶層側の面に静電遮蔽層が形成され、前記静電遮蔽層の前記液晶
    層側に絶縁層を介して配向膜が形成されていることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記絶縁層は、着色層またはオーバーコート層であることを特徴とする請求項1に記載
    の液晶装置。
  3. 前記第2基板の前記液晶層側の面に、前記画素電極間に対応して遮光層が形成され、
    前記遮光層を覆って前記画素電極と対向する位置に前記静電遮蔽層が形成され、
    前記静電遮蔽層を覆って前記画素電極と対向する位置に前記着色層が形成され、
    前記着色層を覆って前記オーバーコート層が形成されていることを特徴とする請求項2
    に記載の液晶装置。
  4. 前記第2基板の前記液晶層側の面に、前記画素電極間に対応して遮光層が形成され、
    前記画素電極と対向する位置に前記着色層が形成され、
    前記遮光層および前記着色層を覆って前記静電遮蔽層が形成され、
    前記静電遮蔽層を覆って前記オーバーコート層が形成されていることを特徴とする請求
    項2に記載の液晶装置。
  5. 前記オーバーコート層の層厚が1μm〜5μmであることを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれか一項に記載の液晶装置。
  6. 前記遮光層と前記着色層との境界部には段差が形成され、前記静電遮蔽層の表面には、
    前記段差を反映した凹凸が形成されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一
    項に記載の液晶装置。
  7. 前記第2基板は、少なくとも1辺部に沿った外縁側において前記静電遮蔽層が設けられ
    ていない領域を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液晶装置
  8. 前記遮光層は樹脂製であって、
    前記第2基板は、少なくとも1辺部に沿った外縁側において前記遮光層が設けられてい
    ない領域を有することを特徴とする請求項7に記載の液晶装置。
  9. 前記第1基板の前記液晶層側の面に、駆動回路と、前記駆動回路と電気的に接続された
    引き回し配線とが設けられ、
    前記引き回し配線と前記静電遮蔽層とが、前記第1基板と前記第2基板との間に挟持さ
    れた導通材を介して、互いに平面的に重なる位置で電気的に接続され、
    前記静電遮蔽層の電位が前記駆動回路によって所定電位に制御されることを特徴とする
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の液晶装置。
  10. 前記静電遮蔽層の電位が、前記共通電極の電位と同じ電位に制御されることを特徴とす
    る請求項9に記載の液晶装置。
  11. 前記第1基板は、前記引き回し配線を覆う絶縁膜を有し、
    前記絶縁膜には、前記引き回し配線の一部が底部に露出するコンタクトホールが設けら
    れ、
    前記コンタクトホールの内部には、底部に露出する前記引き回し配線を覆う導電膜が形
    成され、
    前記静電遮蔽層は、前記導通材と前記導電膜とを介して前記引き回し配線と導通してい
    ることを特徴とする請求項9または10に記載の液晶装置。
  12. 前記導電膜は、導電性金属酸化物からなることを特徴とする請求項11に記載の液晶装
    置。
  13. 前記第1基板には、前記共通電極が前記画素電極よりも前記液晶層側に絶縁膜を介して
    設けられ、
    前記共通電極は、互いに間隔をおいて配置された複数の帯状電極部を有することを特徴
    とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の液晶装置。
  14. 対向配置された前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された前記液晶層を封止する
    シール材が設けられ、
    前記シール材によって囲まれた領域の内側に、複数の前記画素電極を有する表示領域が
    設けられ、
    前記シール材によって囲まれた領域の内側であって、前記表示領域と前記シール材との
    間に非表示領域が設けられ、
    前記第1基板の前記非表示領域には、前記表示領域へ侵入する静電気を放電させる静電
    保護部材が配置されており、
    前記静電遮蔽層の少なくとも一部が前記静電保護部材と平面的に重なって設けられてい
    ることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の液晶装置。
  15. 前記静電遮蔽層の層厚が20nm〜200nmであることを特徴とする請求項1乃至1
    4のいずれか一項に記載の液晶装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の液晶装置を備えることを特徴とする電子機器
  17. 対向配置された第1基板および第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に挟持された液晶層と、
    前記第1基板の前記液晶層側の面に設けられた画素電極および共通電極とを備え、
    前記画素電極と前記共通電極との間に発生する電界によって前記液晶層が駆動される液
    晶装置の製造方法であって、
    前記液晶層に面する前記第2基板の一方の面に樹脂製の遮光材料を塗布して遮光材料層
    を形成する第1の工程と、
    前記遮光材料層をパターニングして、平面視で前記画素電極を含む領域に対応する開口
    部とアライメントマークとを有する遮光層を形成する第2の工程と、
    前記一方の面に成膜用マスクを対向配置し、前記アライメントマークを用いて前記第2
    基板と前記成膜用マスクとを位置合わせする第3の工程と、
    前記成膜マスクを介して前記一方の面に少なくとも前記遮光層を覆うように透明導電膜
    からなる静電遮蔽層を形成する第4の工程と、を含むことを特徴とする液晶装置の製造方
    法。
  18. 前記成膜用マスクは、前記静電遮光層の形成領域に対応した開口を有し、
    前記開口は、平面的に前記第2基板の外形よりも一回り小さいことを特徴とする請求項
    17に記載の液晶装置の製造方法。
JP2009212984A 2008-09-30 2009-09-15 液晶装置、電子機器、液晶装置の製造方法 Active JP5717326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009212984A JP5717326B2 (ja) 2008-09-30 2009-09-15 液晶装置、電子機器、液晶装置の製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008252585 2008-09-30
JP2008252585 2008-09-30
JP2009133778 2009-06-03
JP2009133778 2009-06-03
JP2009212984A JP5717326B2 (ja) 2008-09-30 2009-09-15 液晶装置、電子機器、液晶装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011013655A true JP2011013655A (ja) 2011-01-20
JP5717326B2 JP5717326B2 (ja) 2015-05-13

Family

ID=42057082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009212984A Active JP5717326B2 (ja) 2008-09-30 2009-09-15 液晶装置、電子機器、液晶装置の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8310609B2 (ja)
JP (1) JP5717326B2 (ja)
KR (1) KR101104491B1 (ja)
CN (1) CN101713883B (ja)
TW (1) TWI407193B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016024288A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 三菱電機株式会社 液晶表示装置
JP2020533631A (ja) * 2017-09-08 2020-11-19 ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド 表示モジュール、表示パネル、表示装置および電子デバイス

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8416370B2 (en) * 2009-04-22 2013-04-09 Japan Display Central Inc. Liquid crystal display device having patterned alignment fiducial mark and method for manufacturing the same
CN102314013B (zh) * 2010-06-30 2015-08-12 上海天马微电子有限公司 液晶显示面板及其制造方法
JP5853419B2 (ja) * 2010-10-25 2016-02-09 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電子機器、及び電気光学装置用基板
JP5573686B2 (ja) * 2011-01-06 2014-08-20 ソニー株式会社 有機el表示装置及び電子機器
CN102629008B (zh) * 2011-03-30 2014-08-27 京东方科技集团股份有限公司 一种薄膜晶体管液晶显示面板及其制作方法
TWI440938B (zh) 2011-06-13 2014-06-11 Au Optronics Corp 顯示裝置及其製造方法
CN102866530B (zh) * 2011-08-02 2014-12-31 华映视讯(吴江)有限公司 液晶显示装置及滤光基板
CN102253529A (zh) * 2011-08-02 2011-11-23 华映视讯(吴江)有限公司 液晶显示装置及滤光基板
JP5530987B2 (ja) * 2011-08-09 2014-06-25 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置
TWI446077B (zh) * 2011-08-17 2014-07-21 Chunghwa Picture Tubes Ltd 邊緣場切換式液晶顯示器之像素結構
US20130083279A1 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 Sony Corporation Liquid crystal display device and method for manufacturing liquid crystal display device
CN103946778B (zh) * 2011-11-17 2016-09-21 郡是株式会社 触控面板及其制造方法
CN103217821B (zh) 2012-01-19 2016-08-31 瀚宇彩晶股份有限公司 显示装置及其制造方法
CN103217817B (zh) * 2012-01-20 2016-02-24 群康科技(深圳)有限公司 内嵌式触控显示器
TWI567446B (zh) * 2012-01-20 2017-01-21 群康科技(深圳)有限公司 內嵌式觸控顯示器
KR101945866B1 (ko) * 2012-03-19 2019-02-11 삼성디스플레이 주식회사 차폐 도전체를 가지는 액정 표시 장치
KR20130115899A (ko) 2012-04-13 2013-10-22 삼성디스플레이 주식회사 표시장치
CN102707471B (zh) * 2012-05-03 2013-11-27 北京京东方光电科技有限公司 液晶光栅、其制作方法、3d显示器件及3d显示装置
KR20140017767A (ko) * 2012-07-31 2014-02-12 삼성디스플레이 주식회사 증착용 마스크 및 이의 정렬 방법
CN102929033A (zh) * 2012-11-09 2013-02-13 京东方科技集团股份有限公司 一种彩膜基板、阵列基板、显示面板及显示装置
CN103293751B (zh) * 2012-12-26 2015-12-09 上海中航光电子有限公司 一种液晶显示器的彩膜基板及其制造方法
JP6315892B2 (ja) * 2013-05-15 2018-04-25 三菱電機株式会社 液晶表示パネル
CN103926749A (zh) * 2013-06-28 2014-07-16 上海天马微电子有限公司 一种液晶盒及其制造方法
KR102081288B1 (ko) * 2013-08-08 2020-02-26 삼성디스플레이 주식회사 유기발광 디스플레이 장치 및 그 제조방법
CN103474436B (zh) * 2013-09-18 2016-03-09 京东方科技集团股份有限公司 一种阵列基板及其制作方法、显示装置
CN103558710B (zh) * 2013-11-11 2016-04-13 京东方科技集团股份有限公司 Tft液晶显示面板
JP6401923B2 (ja) * 2014-03-20 2018-10-10 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置
CN103984164B (zh) * 2014-05-06 2017-06-16 昆山龙腾光电有限公司 液晶显示装置
WO2015170700A1 (ja) * 2014-05-07 2015-11-12 シャープ株式会社 液晶表示装置
KR20150134465A (ko) * 2014-05-21 2015-12-02 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
KR101577667B1 (ko) * 2014-05-27 2015-12-16 엘지디스플레이 주식회사 액정표시패널 및 그 장치
CN104166282B (zh) * 2014-08-18 2017-04-19 昆山龙腾光电有限公司 液晶显示装置
CN104360532A (zh) * 2014-12-02 2015-02-18 京东方科技集团股份有限公司 彩膜基板及其制作方法、液晶面板及显示装置
CN104460070B (zh) * 2014-12-31 2018-09-07 合肥鑫晟光电科技有限公司 显示面板及其制作方法、显示装置
CN104793362B (zh) * 2015-03-30 2017-12-26 深超光电(深圳)有限公司 液晶显示面板
CN108874237B (zh) * 2015-06-30 2021-12-24 上海天马微电子有限公司 触控显示面板
CN105159495B (zh) * 2015-08-31 2018-03-20 业成光电(深圳)有限公司 触控面板
CN105204208A (zh) * 2015-10-13 2015-12-30 武汉华星光电技术有限公司 触控面板及其制造方法
JP2017111396A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
CN105607332A (zh) 2016-01-04 2016-05-25 京东方科技集团股份有限公司 彩膜基板、显示面板和显示装置
CN105549258B (zh) 2016-02-18 2019-02-01 武汉华星光电技术有限公司 彩膜基板及其制造方法
CN105974617A (zh) * 2016-05-05 2016-09-28 京东方科技集团股份有限公司 一种基板及其制作方法
KR102594084B1 (ko) 2016-06-16 2023-10-25 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 그 제조방법
KR102611213B1 (ko) * 2016-06-22 2023-12-07 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
CN106896596A (zh) * 2017-03-22 2017-06-27 惠州市德赛西威汽车电子股份有限公司 一种低反射率的ips面板
CN106773430B (zh) * 2017-03-30 2022-01-18 京东方科技集团股份有限公司 一种显示基板及显示装置
CN107272252A (zh) * 2017-08-11 2017-10-20 京东方科技集团股份有限公司 显示面板及其制备方法、显示装置
CN107490904A (zh) * 2017-08-25 2017-12-19 惠科股份有限公司 液晶显示面板和液晶显示装置
CN107561758B (zh) * 2017-09-19 2020-03-06 惠科股份有限公司 触控显示装置
CN110275333B (zh) * 2018-03-14 2022-11-25 群创光电股份有限公司 显示设备以及其制造方法
CN108710242B (zh) * 2018-05-21 2021-01-08 惠科股份有限公司 一种显示面板和显示装置
CN109031810B (zh) * 2018-07-13 2020-02-07 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 一种液晶显示面板
CN108873413B (zh) * 2018-07-26 2020-05-05 武汉华星光电技术有限公司 液晶显示面板
KR20200113077A (ko) * 2019-03-21 2020-10-06 삼성디스플레이 주식회사 표시 패널
KR20200117093A (ko) * 2019-04-02 2020-10-14 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
JP7263120B2 (ja) * 2019-05-23 2023-04-24 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及び表示パネル
US11409170B2 (en) * 2020-05-28 2022-08-09 Shenzhen China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co., Ltd. Array substrate and display panel
CN114063357B (zh) * 2020-08-03 2023-09-12 深超光电(深圳)有限公司 薄膜晶体管基板与液晶显示面板
CN114911089A (zh) * 2022-04-12 2022-08-16 信利半导体有限公司 一种显示模组、车载终端及电子设备

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08171082A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Hitachi Ltd アクティブマトリクス型液晶表示装置
JPH1062802A (ja) * 1996-08-19 1998-03-06 Oobayashi Seiko Kk 液晶表示装置
JP2001021918A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP2001083540A (ja) * 1999-09-03 2001-03-30 Ind Technol Res Inst ワイドビューアングル液晶ディスプレイの電極構造の製作方法
JP2002031812A (ja) * 2000-06-01 2002-01-31 Hynix Semiconductor Inc フリンジフィールドスイッチングモード液晶表示装置
JP2002277889A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Nec Corp アクティブマトリクス型液晶表示装置
JP2007219370A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置
JP2008129324A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ及び液晶表示装置
JP2008129405A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
JP2009053414A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示パネルおよび液晶表示装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3598948B2 (ja) 1996-03-14 2004-12-08 セイコーエプソン株式会社 液晶装置及びそれを用いた電子機器
US6346932B1 (en) * 1996-03-14 2002-02-12 Seiko Epson Corporation Liquid crystal device and electronic equipment
KR100375732B1 (ko) * 1997-11-25 2004-10-14 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 액정표시장치
NO308019B1 (no) * 1998-11-27 2000-07-03 Ericsson Telefon Ab L M FremgangsmÕte for Õ utvide bruken av SIP (Session Initiation Protocol)
US6681252B1 (en) * 1999-09-27 2004-01-20 3Com Corporation System and method for interconnecting portable information devices through a network based telecommunication system
US6434143B1 (en) * 1999-11-08 2002-08-13 Mci Worldcom, Inc. Internet protocol telephony voice/video message deposit and retrieval
US7599351B2 (en) * 2001-03-20 2009-10-06 Verizon Business Global Llc Recursive query for communications network data
US20030112804A1 (en) * 2001-12-19 2003-06-19 Jouni Kamarainen Method, system and architecture for service broadcasting over orthogonal frequency division multiplexing using an internet protocol cellular network & session initiated protocol
US6704396B2 (en) * 2002-02-27 2004-03-09 Sbc Technology Resources, Inc. Multi-modal communications method
US7792973B2 (en) * 2002-03-12 2010-09-07 Verizon Business Global Llc Systems and methods for initiating announcements in a SIP telecommunications network
JP2003295207A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Nec Lcd Technologies Ltd 横電界方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置
US7324443B2 (en) * 2002-06-17 2008-01-29 Lucent Technologies Inc. Binary protocol for session initiation in a wireless communications system
US20040037406A1 (en) * 2002-08-26 2004-02-26 Christophe Gourraud Method and system for exchanging instant messages in a multi-party conference call
US6785374B2 (en) * 2002-09-30 2004-08-31 Guanglu Wang Method and apparatus for providing transaction capabilities application part information in a session initiation protocol system
KR100475186B1 (ko) * 2002-12-02 2005-03-10 삼성전자주식회사 접속 설정 프로토콜을 이용한 단말 장치의 등록 방법
US7533160B2 (en) * 2003-02-18 2009-05-12 Qualcomm Incorporated Provisioning server information in a mobile station
GB2400273A (en) * 2003-04-05 2004-10-06 Hewlett Packard Development Co Managing use of services in wireless networks
TW584908B (en) * 2003-04-15 2004-04-21 Hannstar Display Corp Method of manufacturing IPS-LCD by using 4-mask process
JP4142019B2 (ja) * 2004-01-20 2008-08-27 シャープ株式会社 表示素子および表示装置
JP2007086205A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Sharp Corp 表示パネルおよび表示装置
JP5051690B2 (ja) * 2007-01-30 2012-10-17 株式会社ジャパンディスプレイウェスト 入力機能付表示装置
JP5008026B2 (ja) * 2007-01-30 2012-08-22 ソニーモバイルディスプレイ株式会社 入力機能付表示装置
JP5301251B2 (ja) * 2008-11-27 2013-09-25 株式会社ジャパンディスプレイウェスト 液晶表示装置
JP2011099880A (ja) * 2009-11-03 2011-05-19 Sony Corp 液晶表示装置の製造方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08171082A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Hitachi Ltd アクティブマトリクス型液晶表示装置
JPH1062802A (ja) * 1996-08-19 1998-03-06 Oobayashi Seiko Kk 液晶表示装置
JP2001021918A (ja) * 1999-07-07 2001-01-26 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP2001083540A (ja) * 1999-09-03 2001-03-30 Ind Technol Res Inst ワイドビューアングル液晶ディスプレイの電極構造の製作方法
JP2002031812A (ja) * 2000-06-01 2002-01-31 Hynix Semiconductor Inc フリンジフィールドスイッチングモード液晶表示装置
JP2002277889A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Nec Corp アクティブマトリクス型液晶表示装置
JP2007219370A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置
JP2008129324A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ及び液晶表示装置
JP2008129405A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
JP2009053414A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示パネルおよび液晶表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016024288A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 三菱電機株式会社 液晶表示装置
JP2020533631A (ja) * 2017-09-08 2020-11-19 ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド 表示モジュール、表示パネル、表示装置および電子デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
CN101713883A (zh) 2010-05-26
US8310609B2 (en) 2012-11-13
KR20100036946A (ko) 2010-04-08
CN101713883B (zh) 2012-07-04
US20100079694A1 (en) 2010-04-01
KR101104491B1 (ko) 2012-01-12
JP5717326B2 (ja) 2015-05-13
TWI407193B (zh) 2013-09-01
TW201013257A (en) 2010-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5717326B2 (ja) 液晶装置、電子機器、液晶装置の製造方法
US11867997B2 (en) Liquid crystal display device
JP5454872B2 (ja) 液晶装置、電子機器
TWI457643B (zh) 平面切換式液晶顯示裝置
US8547505B2 (en) Liquid crystal display
JP2006048006A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP5940163B2 (ja) 半導体装置及び表示装置
JP2011169942A (ja) 表示装置および電子機器
US20140049721A1 (en) Displays with Shielding Layers
WO2017022609A1 (ja) 表示パネル
JP5638403B2 (ja) 表示装置
JPWO2013129200A1 (ja) 液晶表示装置
JP2012203348A (ja) 液晶表示装置
JP2004317726A (ja) 電気光学装置、およびそれを用いた電子機器
JP5610710B2 (ja) 液晶装置、電子機器
WO2018051878A1 (ja) 実装基板及び表示パネル
JP5213616B2 (ja) 液晶装置、液晶装置の製造方法、電子機器
US11480832B2 (en) Array substrate and display panel
KR101667055B1 (ko) 표시장치 및 그 제조방법
CN112447797A (zh) 显示装置
US8599341B2 (en) Liquid crystal display device and electronic equipment
CN113703212B (zh) 显示面板及显示装置
JP2008292827A (ja) 基板及び電気光学装置並びに電子機器
JP2007171554A (ja) 液晶装置、液晶装置の製造方法及び電子機器
JP2005309149A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130327

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20130328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140318

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5717326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250