JP2007171554A - 液晶装置、液晶装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents

液晶装置、液晶装置の製造方法及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】引き廻し配線の短絡を防止し、シール材の印刷を1回で済む液晶装置を提供する。
【解決手段】一対の基板の一方の基板4の画像表示領域に形成された複数の第1電極21と、一対の基板の他方の基板5の画像表示領域に形成された複数の第2電極34と、一方の基板上にシール材8の外側から当該シール材8と交差して複数の第1電極21のそれぞれに駆動用半導体素子11からの信号を供給する複数の第1引き廻し配線16と、一方の基板4上にシール材8の外側から延在するとともに当該シール材8と平面的に重なる基板間導通部25において、導通材7を介して複数の第2電極34のそれぞれに駆動用半導体素子11からの信号を供給する複数の第2引き廻し配線18とを備え、一方の基板4上のシール材8と第1引き廻し配線16との間に、複数の第1引き廻し配線16を覆う絶縁膜22が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶装置、この液晶装置の製造方法及びこの液晶装置を備えた電子機器に関する。
近年、携帯電話機、携帯型コンピュータ、ビデオカメラ等といった電子機器では、表示部として液晶表示装置が広く用いられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。この特許文献1及び特許文献2に記載の液晶表示パネルは、画素電極と共通電極とが対面するように配置されたTFTアレイ基板と対向基板との間には、シール材より囲まれた空間に液晶が封入され、液晶層が形成された構造になっている。これら液晶表示パネルは、いずれも、TFTアレイ基板の両端部にY用駆動用ドライバ回路が設けられており、Y用駆動用ドライバ回路に挟まれた一端部にX用駆動用ドライバ回路が設けられている。
ところで、特に、ノートパソコン、携帯電話機、腕時計等といった携帯型の電子機器においては、筐体内部の限られた空間に液晶装置等を収容する。しかも、液晶装置等によって表示し得る情報量を多くしたいという要求から、液晶装置等の表示領域を極力広くし、しかも表示領域外の領域、すなわち非表示領域を狭くするという構成が望まれている。なお、上記の非表示領域は額縁領域と呼ばれることがある。
特開平11―84363号公報 特開平11―84423号公報
そこで、液晶パネルを構成する一対の基板の一辺側にX側,Y側用の駆動回路を配置することにより、液晶パネルの両側の額縁領域を狭くすることを可能にした液晶装置が提案されている。この種の液晶装置は、一方の基板に形成された電極と電気的に接続された第1引き廻し配線と、他方の基板に形成された電極と電気的に接続された第2引き廻し配線とが、一方の基板の一辺側に引き廻されることになる。そして、第2電極と第2引き廻し配線とを電気的に接続する場合、シール材に導通材が混入されたものを用いて上下基板の導通をとる構成が採用されることがある。その場合、特に、配線間隔の狭い第1引き廻し配線間が、導通材により短絡してしまうおそれがある。そこで、このような短絡の問題を生じさせないためには、基板間導通を行う領域では、導通材が混入したシール材を使用し、基板間導通を行わない領域では、導通材が混入されていないシール材を使用する構成が考えられる。ところが、この構成では、シール材を2回印刷する必要があるため、製造コストが高くなってしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、引き廻し配線の短絡を防止するとともに、シール材の印刷が1回で済む液晶装置、液晶装置の製造方法及び電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の液晶装置は、互いに対向する一対の基板間に導通材が混入されたシール材が全周にわたって設けられ、前記一対の基板と前記シール材とにより囲まれた空間に液晶が配置された液晶装置であって、前記一対の基板の一方の基板の画像表示領域に形成された複数の第1電極と、前記一対の基板の他方の基板の画像表示領域に形成された複数の第2電極と、前記一方の基板上に前記シール材の外側から当該シール材と交差して前記複数の第1電極のそれぞれに駆動用半導体素子からの信号を供給する複数の第1引き廻し配線と、前記一方の基板上に前記シール材の外側から延在するとともに当該シール材と平面的に重なる基板間導通部において、前記導通材を介して前記複数の第2電極のそれぞれに駆動用半導体素子からの信号を供給する複数の第2引き廻し配線とを備え、前記一方の基板上の前記シール材と前記第1引き廻し配線との間に、前記複数の第1引き廻し配線を覆う絶縁膜が設けられていることを特徴とする。
本発明の前提となる液晶装置では、一方の基板に形成された第2引き廻し配線は、基板間導通部において、第2電極とシール材に混入された導通材を介して電気的に接続(基板間導通)されている。この場合、一方の基板に形成された第1引き廻し配線は、第1電極と同じ基板上にあるため、基板間導通の必要はないが、シール材と平面的に一部が重なっているため、シール材に混入された導通材により隣接する第1引き廻し配線が短絡してしまうおそれがある。これにより、従来では、配線間隔の狭い第1引き廻し配線と交差するシール材には、導通材が混入されていないものを使用し、第2引き廻し配線と第2電極とを接続させたい箇所には導通材が混入されているものを使用している。このため、これら2種類のシール材を種類ごとに分けて印刷するので、2回印刷する必要が生じる。しかしながら、本発明では、一方の基板上のシール材と第1引き廻し配線との間に、複数の第1引き廻し配線を覆う絶縁膜が設けられているため、複数の第1引き廻し配線の間隔が狭い場合でも、第1引き廻し配線間が導通材により短絡するのを防止することができるので、導通材が混入されたシール材を1回印刷するだけで良い。すなわち、シール材の印刷回数が1回で済むので、製造コストを抑えることが可能となる。また、配線間の短絡を防止するために、配線間を広げて一対の基板の画像表示領域以外の部分を大きくする必要がないので、狭額縁化による小型化を図ることが可能となる。
また、本発明の液晶装置は、前記絶縁膜が、前記第2引き廻し配線の前記基板間導通部以外の前記シール材と重なる領域にも設けられていることが好ましい。
本発明に係る液晶装置では、絶縁膜が、第2引き廻し配線の基板間導通部以外のシール材と重なる領域にも設けられているため、第2引き廻し配線間の短絡も防止することができる。
また、本発明の液晶装置は、前記絶縁膜が、前記一対の基板の前記画像表示領域に設けられた絶縁膜と一体形成されていることが好ましい。
本発明に係る液晶装置では、絶縁膜を複数の第1引き廻し配線及び画像表示領域に同時に形成することができるため、絶縁膜の形成を1回で済ませることが可能となる。
また、本発明の液晶装置は、前記一方の基板上の前記シール材の4辺のうち前記絶縁膜が設けられた辺側と反対の辺側に、前記絶縁膜と膜厚の等しい絶縁膜が設けられていることが好ましい。
本発明に係る液晶装置では、一方の基板の反対の辺側に、絶縁膜の膜厚と等しい絶縁膜を設けることにより、シール材の存在する部分の双方の辺側の断面構造が同じになるため、一方の基板と他方の基板とのギャップを確実に一定に保つことが可能となる。
本発明の液晶装置の製造方法は、互いに対向する一対の基板間に導通材が混入されたシール材が全周にわたって設けられ、前記一対の基板と前記シール材とにより囲まれた空間に液晶が配置された液晶装置の製造方法であって、前記一対の基板のうち一方の基板に、画像表示領域を構成する複数の第1電極、当該複数の第1電極のそれぞれに前記シール材の外側の駆動用半導体素子からの信号を供給する複数の第1引き廻し配線及び前記一対の基板のうち他方の基板の画像表示領域に形成された複数の第2電極のそれぞれに前記シール材の外側の駆動用半導体素子からの信号を供給する複数の第2引き廻し配線を形成する工程と、前記複数の第2電極を前記他方の基板に形成する工程と、前記一方の基板上に、画像表示領域及び前記複数の第1引き廻し配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、前記一方の基板上または前記他方の基板上に導通材が混入した前記シール材を前記絶縁膜に覆われた前記第1引き廻し配線と交差する領域を含む領域に形成する工程と、前記シール材を介して前記一方の基板と前記他方の基板とを貼り合わせる工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る液晶装置の製造方法では、一方の基板上の画像表示領域及び第1引き廻し配線間に絶縁膜を同時に形成することにより、製造工程を増やすことなく、第1引き廻し配線間の短絡を防止することが可能となる。
本発明の電子機器は、上記の液晶装置を備えることを特徴とする。
本発明に係る電子機器では、第1引き廻し配線間の短絡が確実に防止された液晶装置を備えているので、この液晶装置を備えた電子機器は信頼性の優れたものとなる。
[第1実施形態]
まず、本発明の液晶装置の第1実施形態である液晶表示装置について、図1から図3を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の平面構造を示し、図2は、図1の液晶表示装置のX−X線における要部断面構造を示し、図3は、図1の液晶表示装置のY−Y線における要部断面構造を模式的に示している。
本実施形態に係る液晶表示装置1は、図1に示すように、セグメント電極(第1電極)21が形成されたセグメント基板(一方の基板)4及びコモン電極(第2電極)34が形成されたコモン基板(他方の基板)5からなる液晶パネル10と、これらセグメント電極21及びコモン電極34を駆動する駆動用半導体素子11とを備えている。また、この液晶表示装置1として、スイッチング素子を使用しないパッシブマトリクス方式の液晶パネルを例に挙げて説明する。
まず、液晶表示装置1の全体構成を説明する。
液晶パネル10は、図2に示すように、セグメント基板4と、当該基板4に対向配置されたコモン基板5とが、スペーサを兼ねる導電性粒子(導通材)7の混入されたシール材8によって一定の間隙を保って貼り合わされている。また、このシール材8によって区画された領域に例えばSTN(Super Twisted Nematic)型の液晶(電気光学物質)9が配置された構成となっている。
セグメント基板4は、図1に示すように、コモン基板5よりも平面寸法が大きくなっている。具体的には、図1におけるセグメント基板4とコモン基板5との上辺、右辺、左辺の3辺において、それらの基板の端面が揃っている。そして、下辺においては、セグメント基板4がコモン基板5の外側に張り出しており、張出し領域12を形成している。この張出し領域12には、駆動用半導体素子11が実装されている。
また、セグメント基板4の液晶9側には、図1の縦方向に延在するセグメント電極21が横方向に所定の間隔をあけて複数配列されている。一方、コモン基板5の液晶9側には、セグメント電極21に略直交して延在してコモン電極34が所定の間隔をあけて複数配列されている。なお、セグメント電極21及びコモン電極34は模式的に10本が図示されているが、実際にはより多くの電極が設けられており、本数は適宜設定が可能である。
また、セグメント基板4及びコモン基板5は、矩形状であるとともに、各基板4,5の辺の全周にわたって設けられた環状のシール材8により貼り合わされている。このシール材8には、セグメント基板4及びコモン基板5における上辺に液晶注入口9aが形成されており、この液晶注入口9aは、液晶9を注入後、封止材13によって封止されるようになっている。
次に、セグメント電極21に電気的に接続されたセグメント電極用引き廻し配線(第1引き廻し配線)16及びコモン電極34に電気的に接続されたコモン電極用引き廻し配線(第2引き廻し配線)18について説明する。
セグメント電極用引き廻し配線16は、図1に示すように、セグメント基板4上に形成されるとともに、シール材8と平面的に一部が重なっている。具体的には、セグメント電極用引き廻し配線16は、セグメント電極21の下端からシール材8に向けて引き出され、シール材8と交差し、駆動用半導体素子11の出力端子に接続され、セグメント電極21のそれぞれに駆動用半導体素子11からの信号を供給するようになっている。
一方、コモン電極用引き廻し配線18は、図1に示すように、シール材8の外側から延在するとともにシール材8と平面的に重なる基板間導通部25において、導電性粒子7を介してコモン電極34と電気的に接続されている。具体的には、コモン電極用引き廻し配線18は、コモン基板5上に形成されるとともに、複数のコモン電極34のうち図1に示す上半分(図示例では5本)のコモン電極34の右端と電気的に接続された接続用引き廻し配線19a及び下半分(図示例では5本)のコモン電極34の左端と電気的に接続された接続用引き廻し配線19bと、セグメント基板4上に形成されるとともに、接続用引き廻し配線19a,19bと電気的に接続された導通用引き廻し配線20a,20bとを備えている。
この接続用引き廻し配線19a,19bは、一端部がコモン電極34と接続され、他端部がシール材8まで延在されている。また、導通用引き廻し配線20a,20bは、一端部がシール材8と平面的に重なり、張出し領域12へ延びて、他端部が駆動用半導体素子11の出力端子に接続され、コモン電極34のそれぞれに駆動用半導体素子11からの信号を供給するようになっている。
上記より、接続用引き廻し配線19a,19bと導通用引き廻し配線20a,20bは、図3に示すように、シール材8に混入された導電性粒子7により電気的に接続されており、この結果、コモン基板5上のコモン電極34とセグメント基板4上の導通用引き廻し配線20とは電気的に接続されることになる。
一方、セグメント電極用引き廻し配線16側は基板間導通の必要がないので、セグメント基板4上のシール材8とセグメント電極用引き廻し配線16との間には、図3に示すように、これら複数のセグメント電極用引き廻し配線16を覆う絶縁膜22が設けられている。
次に、液晶パネル10の詳細について説明する。
セグメント基板4の液晶9側の面には、図2に示すように、セグメント電極21が所定形状にパターニングされており、このセグメント電極21上には、絶縁膜22及び配向膜23がこの順に形成されている。
コモン基板5の液晶9側の面には、周辺遮光膜31,カラーフィルタ32と、オーバーコート層33,コモン電極34,配向膜35とがこの順に積層されて形成されている。この周辺遮光膜31により、液晶表示装置1の有効表示領域(画像表示領域)Aが規定されている。また、カラーフィルタ32は、遮光部32aと赤色,緑色,青色の各着色部32R,32G,32Bとを備え、遮光部32aは各着色部32R,32G,32Bを区画するようにしてマトリクス状に形成されている。また、遮光部32aは、例えば、黒色感光性樹脂膜からなっている。
また、絶縁膜22は、図1に示すように、画像表示領域Aにも形成されており、シール材8とセグメント電極用引き廻し配線16との間の絶縁膜22と一体的に形成されている。この絶縁膜22は、接続用引き廻し配線19a,19bの基板間導通部25にはかからない形状にパターニングされている。さらに、セグメント基板4上のシール材8の4辺のうち絶縁膜22が設けられた辺側と反対の辺側(液晶注入口9a側)にも、絶縁膜22が延在しており、絶縁膜22と膜厚の等しい絶縁膜が設けられている。液晶注入口9a側にも絶縁膜を設けることにより、セグメント基板4とコモン基板5とのギャップを確実に一定に保つことが可能となっている。
なお、これらコモン電極34及びセグメント電極21は、画像表示領域Aに、ITOなどの透光性導電材料によって形成されており、配向膜17,19は、ポリイミド等によって形成されている。さらに、セグメント基板4及びコモン基板5は、例えば、ガラスなどの透明材料からなる光透過性基板である。
本実施形態に係る液晶表示装置1では、セグメント基板4上のシール材8とセグメント電極用引き廻し配線16との間に、複数のセグメント電極用引き廻し配線16を覆う絶縁膜22が設けられているため、複数のセグメント電極用引き廻し配線16の間隔が狭い場合でも、セグメント電極用引き廻し配線16間が導電性粒子7により短絡するのを防止することができる。したがって、従来では、シール材を2回に分けて印刷していたが、本実施形態では、シール材の印刷回数が1回で済むので、製造コストを抑えることが可能となる。また、セグメント電極用引き廻し配線16間の短絡を防ぐために、セグメント電極用引き廻し配線16間を広げる必要がないので、狭額縁化による小型化を図ることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態に係る液晶表示装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
本実施形態に係る液晶表示装置50では、第2実施形態では、コモン電極51の形状及びコモン電極用引き廻し配線52の形状において、第1実施形態と異なる。すなわち、第1実施形態は、基板間導通部25と非導通部が同一の辺(下辺)に形成されているのに対し、第2実施形態は、基板間導通部53と非導通部が異なる辺(右辺,右辺と下辺)に形成されている。
コモン電極51は、その両端がシール材8に接触し、さらにシール材8の端面まで延在をしている。
また、コモン電極用引き廻し配線52は、セグメント基板4上に形成されており、コモン電極51とシール材8が接触している位置まで引き廻されている。これにより、コモン電極51は、セグメント基板4の右辺及び左辺に沿って形成されたシール材8に混入された導電性粒子7を介してコモン電極用引き廻し配線52と電気的に接続されている。
また、コモン電極用引き廻し配線52は、第1実施形態と同様に、複数のコモン電極51のうち図4に示す上半分(図示例では5本)のコモン電極51の右端と電気的に接続されたコモン電極用引き廻し配線52a及び下半分(図示例では5本)のコモン電極51の左端と電気的に接続されたコモン電極用引き廻し配線52bとから構成されている。
コモン電極用引き廻し配線52aは、シール材8に囲まれた領域内に向けて延びた後、屈曲してセグメント基板4の右辺に沿って張出し領域12に向かって延びている。そして、セグメント基板4の下辺に沿って形成されたシール材8を横断して、駆動用半導体素子11の出力端子に接続されている。
また、コモン電極用引き廻し配線52bは、コモン電極用引き廻し配線52aと同様に、セグメント基板4の左辺に沿って延び、シール材8を横断して、駆動用半導体素子11の出力端子に接続されている。
絶縁膜55は、コモン電極用引き廻し配線52a,52bの基板間導通部53以外のシール材8と重なる領域Bにも設けられている。具体的には、絶縁膜55は、セグメント基板4上のシール材8とセグメント電極用引き廻し配線16との間には、図5に示すように、これら複数のセグメント電極用引き廻し配線16を覆うだけでなく、セグメント基板4の下辺に沿って形成されたシール材8を横断するコモン電極用引き廻し配線52a,52bを覆うように設けられている。
また、絶縁膜55は、第1実施形態と同様に、画像表示領域Aにも設けられており、液晶注入口9a側の辺には、絶縁膜55と膜厚の等しい絶縁膜が設けられている。
本実施形態に係る液晶表示装置50では、絶縁膜55が、セグメント電極21と非導通であるコモン電極用引き廻し配線52a,52bとシール材8との間に延在している。したがって、この領域では、コモン電極用引き廻し配線52a,52bの間隔が狭い場合でも、コモン電極用引き廻し配線52a,52b間の短絡も防止することができる。本実施形態では、セグメント基板4の下辺に沿って形成されたシール材8をすべて絶縁膜55により覆っているため、第1実施形態に比べて絶縁膜55の形成が容易になる。
[液晶表示装置の製造方法]
以下、上記第2実施形態の構成を備えた液晶表示装置(液晶装置)の製造方法を図6から図7を参照して説明する。
まず、図6に示すように、ITO等の透明な導電材料からなるとともに、セグメント基板4に、画像表示領域Aを構成するセグメント電極21,当該セグメント電極21のそれぞれにシール材8の外側の駆動用半導体素子11からの信号を供給するセグメント電極用引き廻し配線16及びコモン基板5の画像表示領域Aに形成された複数のコモン電極34のそれぞれにシール材8の外側の駆動用半導体素子11からの信号を供給するコモン電極用引き廻し配線52a,52bをセグメント基板4に形成する。
次に、セグメント基板4上に絶縁膜55を形成した後、図7に示すように、配向膜23を形成する。図7に示す一点鎖線は、シール材8が形成される位置を示す仮想線である。そして、セグメント基板4上またはコモン基板5上に導通材7が混入したシール材8を絶縁膜55に覆われたセグメント電極用引き廻し配線16と交差する領域を含む領域に形成する。
一方、コモン基板5上には、周辺遮光膜31を形成し、カラーフィルタ32を、例えば、インクジェット法等の手法によって形成した後、オーバーコート層33を形成する。そして、ITO等の透明な導電材料からなるコモン電極34を形成した後、配向膜35を形成することにより、図2に示す構造が得られる。
次に、セグメント基板4とコモン基板5とを近接させ、両面基板を貼り合わせる。その後、液晶注入口9aから液晶9を注入した後、封止材13により液晶注入口9aを封止する。そして、張出し領域12に駆動用半導体素子11を実装して、液晶表示装置50が完成する。
本実施形態に係る液晶表示装置50の製造方法では、セグメント基板4上の画像表示領域A及びセグメント電極用引き廻し配線16を覆う絶縁膜55を一体に形成することにより、製造工程を増やすことなく、セグメント電極用引き廻し配線16間の短絡を防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、一つの液晶表示装置を製造する方法について示したが、マザー基板を用い、このマザー基板から複数の液晶表示装置を製造する、いわゆる多面取りを行っても良い。
また、上記液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法において、液晶注入口9aから液晶9を注入する構成及び方法を示したが、これに限らず、液晶注入口9aを設けない構成であっても良い。この構成の場合、例えば、シール材8を環状に形成し、このシール材8の内側に液晶9を配置した後、セグメント基板4とコモン基板5とを貼り合せる方法により形成される。
[電子機器]
次に、本発明の電子機器につき、図8を用いて説明する。図8は、携帯電話の斜視図である。図8において符号1000は携帯電話を示し、符号1001は表示部を示している。この携帯電話1000の表示部1001には、本実施形態の液晶表示装置が採用されている。したがって、信頼性の優れた1000を提供することができる。
本発明は、上記携帯電話に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネル等の電子機器の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの場合でも、画像を高品位に表示できるとともに、信頼性の優れた電子機器を提供することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、絶縁膜22及び絶縁膜55は、液晶注入口9a側の絶縁膜と、一体的に形成された構成にしたが、別体に形成しても良い。例えば、液晶注入口9a側のシール材8とセグメント基板4との間のみに形成しても良い。
本発明の第1実施形態に係る液晶装置を示す平面図である。 図1の液晶装置のX−X線矢視における要部断面図である。 図1の液晶装置のY−Y線矢視における要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶装置を示す平面図である。 図4の液晶装置のZ−Z線矢視における要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶装置の製造方法を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶装置の製造方法を示す平面図である。 本発明の電子機器の一実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
A…画像表示領域、1,50…液晶表示装置(液晶装置)、4…セグメント基板(一方の基板)、5…コモン基板(他方の基板)、7…導電性粒子(導通材)、8…シール材、11…駆動用半導体素子、16…セグメント電極用引き廻し配線(第1引き廻し配線)、18,52…コモン電極用引き廻し配線(第2引き廻し配線)、21…セグメント電極(第1電極)、22,55…絶縁膜、25…基板間導通部、34,51…コモン電極(第2電極)


Claims (6)

  1. 互いに対向する一対の基板間に導通材が混入されたシール材が全周にわたって設けられ、前記一対の基板と前記シール材とにより囲まれた空間に液晶が配置された液晶装置であって、
    前記一対の基板の一方の基板の画像表示領域に形成された複数の第1電極と、
    前記一対の基板の他方の基板の画像表示領域に形成された複数の第2電極と、
    前記一方の基板上に前記シール材の外側から当該シール材と交差して前記複数の第1電極のそれぞれに駆動用半導体素子からの信号を供給する複数の第1引き廻し配線と、
    前記一方の基板上に前記シール材の外側から延在するとともに当該シール材と平面的に重なる基板間導通部において、前記導通材を介して前記複数の第2電極のそれぞれに駆動用半導体素子からの信号を供給する複数の第2引き廻し配線とを備え、
    前記一方の基板上の前記シール材と前記第1引き廻し配線との間に、前記複数の第1引き廻し配線を覆う絶縁膜が設けられていることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記絶縁膜が、前記第2引き廻し配線の前記基板間導通部以外の前記シール材と重なる領域にも設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 前記絶縁膜が、前記一対の基板の前記画像表示領域に設けられた絶縁膜と一体形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶装置。
  4. 前記一方の基板上の前記シール材の4辺のうち前記絶縁膜が設けられた辺側と反対の辺側に、前記絶縁膜と膜厚の等しい絶縁膜が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液晶装置。
  5. 互いに対向する一対の基板間に導通材が混入されたシール材が全周にわたって設けられ、前記一対の基板と前記シール材とにより囲まれた空間に液晶が配置された液晶装置の製造方法であって、
    前記一対の基板のうち一方の基板に、画像表示領域を構成する複数の第1電極、当該複数の第1電極のそれぞれに前記シール材の外側の駆動用半導体素子からの信号を供給する複数の第1引き廻し配線及び前記一対の基板のうち他方の基板の画像表示領域に形成された複数の第2電極のそれぞれに前記シール材の外側の駆動用半導体素子からの信号を供給する複数の第2引き廻し配線を形成する工程と、
    前記複数の第2電極を前記他方の基板に形成する工程と、
    前記一方の基板上に、画像表示領域及び前記複数の第1引き廻し配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、
    前記一方の基板上または前記他方の基板上に導通材が混入した前記シール材を前記絶縁膜に覆われた前記第1引き廻し配線と交差する領域を含む領域に形成する工程と、
    前記シール材を介して前記一方の基板と前記他方の基板とを貼り合わせる工程とを備えることを特徴とする液晶装置の製造方法。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液晶装置を備えることを特徴とする電子機器。
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