JP2005062760A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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JP2005062760A JP2003296378A JP2003296378A JP2005062760A JP 2005062760 A JP2005062760 A JP 2005062760A JP 2003296378 A JP2003296378 A JP 2003296378A JP 2003296378 A JP2003296378 A JP 2003296378A JP 2005062760 A JP2005062760 A JP 2005062760A
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Ichiro Murai
一郎 村井
Aya Koike
綾 小池
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Abstract

【課題】 遮光部材の厚さに起因した基板上の段差を低減する。
【解決手段】 液晶表示装置100は、液晶33を保持する基板10と、基板10のうち
液晶33と対向する面上に設けられた着色層13Aとを有する。着色層13Aは、赤色、
緑色および青色の各々に対応する着色部材131からなり、画素に対応する着色領域51
と各画素の間隙に対応する遮光領域53とに区分される。このうち着色領域51は、各色
に対応する1層の着色部材が配置された領域である。一方、遮光領域53は、その全域に
わたって異なる2色の着色部材が積層された領域である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の画素を有する電気光学装置およびこの電気光学装置を備えた電子機器
に関し、特に、特定の波長の光を選択的に透過させる着色部材(カラーフィルタ)によっ
てカラー画像を表示する技術に関する。
赤色、緑色および青色の各色に対応する着色部材を画素ごとに設けることによってカラ
ー画像を表示する電気光学装置が各種の電子機器の表示装置として広く普及している。こ
の種の電気光学装置においては、表示画像のコントラストを向上させるために、各画素の
間隙を覆う遮光部材が設けられる。この遮光部材は、クロムなどの遮光性を有する金属材
料のほか、黒色に着色された樹脂材料によっても形成され得る。特に、ひとつの基板上に
設けられた一対の電極によって横方向(基板の板面に平行な方向)の電界を電気光学物質
たる液晶に印加するIPS(In Plane Switching)方式の電気光学装置においては、液晶
に印加される電界に影響を与えないように、遮光部材は絶縁性を有する樹脂材料により形
成されることが望ましい(例えば特許文献1参照)。
特開平10−170958号公報(段落0044および第1図)
ところで、樹脂材料からなる遮光部材はクロムなどの金属材料からなる遮光層と比較し
て光学濃度が低いため、充分な光学濃度を得るためには遮光部材を相当の厚さに形成する
必要がある。しかしながら、このように遮光部材を厚く形成した場合には、遮光部材とそ
の周辺の領域(例えば着色部材が設けられた領域)との間に段差が形成されることとなる
。このような段差があると、遮光部材が設けられた部分とその周辺の部分とで電気光学物
質の厚さが異なるため、表示不良などの不具合を招き得る。また、電気光学物質として液
晶を用いた場合には基板の表面に配向膜が形成されてラビング処理が施されるが、配向膜
の表面に遮光部材の厚さに応じた段差が形成された場合には、この段差の影になる部分に
ラビング処理が充分に施されず、液晶の配向不良を招くといった問題も生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、遮光部材の厚さに起因した基
板上の段差を低減することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、電気光学物質により構成され
る複数の画素が面状に配列された電気光学装置において、前記電気光学物質を保持する基
板と、前記基板のうち前記電気光学物質と対向する面上に設けられ、各々が複数の色のい
ずれかに対応する波長の光を選択的に透過させる複数の着色部材を有する着色層とを設け
、前記着色層が、前記画素に対応する領域に前記複数の着色部材の各々が配置された着色
領域と、前記各画素の間隙に対応する領域であってその全域にわたって前記複数の色のう
ち異なる2色の着色部材が積層された遮光領域とを有することにある。この構成の具体的
な形態は、後述する第1実施形態として詳述されている。
この構成によれば、遮光領域の全域が複数の色のうち2色の着色部材が積層された領域
とされているから、遮光性を有する絶縁性材料からなる遮光部材を遮光領域の総てにわた
って形成した場合と比較して、基板内面の段差を低減することができる。
また、本発明の第2の特徴は、電気光学物質により構成される複数の画素が面状に配列
された電気光学装置において、前記電気光学物質を保持する基板と、前記基板のうち前記
電気光学物質と対向する面上に設けられた着色層であって、各々が複数の色のいずれかに
対応する波長の光を選択的に透過させる複数の着色部材と遮光性の絶縁性材料からなる遮
光部材とを有する着色層とを設け、前記着色層が、前記画素に対応する領域に前記複数の
着色部材の各々が配置された着色領域と、前記各画素の間隙に対応する遮光領域とを有し
、前記遮光領域が、前記複数の色のうち異なる2色の着色部材が積層された領域と前記遮
光部材が配置された領域とを有することにある。この構成の具体的な形態は、後述する第
2ないし第4実施形態として詳述されている。
この構成によれば、遮光領域が、遮光部材が配置された領域だけではなく、複数の色の
うち異なる2色の着色部材が積層された領域を有するから、画素の間隙に相当する遮光領
域の総てにわたって遮光部材を設けて遮光を行なう構成と比較して、基板内面の段差を低
減することができる。
なお、上記第1または第2の特徴を有する本発明の望ましい態様においては、前記基板
における前記電気光学物質との対向面のうち前記複数の画素が配列された表示領域を囲む
周辺領域に遮光性を有する周辺遮光部が設けられる。この構成によれば、周辺領域におけ
る光漏れを防止することができる。なお、周辺遮光部は、着色層の構成要素と共通する材
料により形成されてもよいし、これとは別の材料により形成されてもよい。例えば、周辺
遮光部は、複数の色のうち異なる2色以上の着色部材を積層することによって形成され得
る。また、周辺遮光部は、クロムなどの金属材料や、カーボンブラックが分散されて黒色
に着色された樹脂材料など遮光性を有する各種の材料により形成され得る。あるいは、こ
れらの各層を適宜に組み合わせて積層することによって周辺遮光部を構成してもよい。例
えば、周辺遮光部は、遮光性を有する樹脂材料からなる層または遮光性を有する金属材料
からなる層と、1色以上の着色部材とを積層することによって形成され得る。
ところで、電気光学物質に対して基板の板面に略平行な電界を印加するIPS方式の電
気光学装置において、遮光領域に導電性材料からなる遮光部材を設けた場合には、その導
電性により電界に影響を及ぼすこととなる。本発明に係る電気光学装置によれば、着色層
が着色部材と絶縁性材料からなる遮光部材とにより形成されるから、遮光領域に形成され
た導電性材料によって遮光する必要はない。したがって、本発明は、IPS方式の電気光
学装置に対して特に好適であると言える。
また、本発明に係る電子機器は、上記第1または第2の特徴を有する電気光学装置を表
示装置として備えたことを特徴とする。上述したように本発明に係る電気光学装置によれ
ば基板内面の段差を低減することによって表示品位の低下を抑えることができるから、良
好な表示品位が要求される電子機器の表示装置として特に好適である。
以下、図面を参照しながら、電気光学物質として液晶を用いたIPS方式の液晶表示装
置に本発明を適用した形態を説明する。なお、以下に示す各図においては、各構成要素を
図面上で認識され得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法や比率を実際のものと
は適宜に異ならせてある。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の外観構成を示す平面図である。同
図に示すように、この液晶表示装置100は、相互に対向する第1基板10と第2基板2
0とを有する。これらの基板は、光透過性を有する板状またはフィルム状の部材であり、
ガラスやプラスチックといった各種の材料からなる。第1基板10と第2基板20とは枠
状のシール材31を介して貼り合わされている。第1基板10および第2基板20とシー
ル材31とによって囲まれた空間には電気光学物質たる液晶が封止されている。なお、以
下では、液晶からみて第1基板10側(すなわち図1における手前側)を「観察側」と表
記する。すなわち、液晶表示装置100により表示された画像を視認する観察者が位置す
る側という意味である。これに対し、液晶に対して第2基板20側(すなわち図1におけ
る奥側)を「背面側」と表記する。
図1に示すように、シール材31によって囲まれた領域には、X方向およびY方向にわ
たって複数の画素65がマトリクス状に配列されている。以下では、これらの画素65が
配列された略矩形状の領域、すなわち各画素65により画像が表示される領域61を「表
示領域」と表記する。これに対し、この表示領域61を四方にわたって包囲する枠状の領
域(図1において斜線が付された領域)62を「周辺領域」と表記する。本実施形態にお
ける周辺領域62は、その外周縁がシール材31の内周縁よりも表示領域61側に位置す
る。詳細については後述するが、この周辺領域62は遮光性を有する部材によって覆われ
ており、観察者には黒色の領域として認識される。
次に、図2は、第2基板20の表示領域61のうち液晶と対向する面上の構成を示す平
面図であり、図3は、図2におけるIII−III線からみた断面図である。図2においては、
表示領域61内においてX方向に並ぶ3つの画素65のみが拡大して示されているが、そ
の他の画素65についても同様の構成となっている。これらの図に示すように、第2基板
20のうち液晶33と対向する面上(すなわち観察側の面上)には、X方向に延在する複
数の走査線21が相互に一定の間隔をあけて設けられている。また、この面上には、走査
線21と交差するようにY方向に延在する複数のデータ線22が相互に一定の間隔をあけ
て設けられている。各走査線21および各データ線22は、例えばアルミニウムや銀など
の単体金属やこれらの金属を主成分として含む合金といった各種の導電性材料により形成
される。複数の走査線21と複数のデータ線22との間には層間絶縁膜23(図3参照)
が設けられており、双方の配線は電気的に絶縁された状態にある。また、各走査線21と
各データ線22とが交差する部分にはTFT(Thin Film Transistor)24が設けられて
いる。各TFT24のゲート端子は走査線21に接続されており、ソース端子はデータ線
22に接続されている。さらに、相互に隣り合う走査線21の間には、X方向に延在する
共通電極26がITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電材料により形成されている。
この共通電極26は、相互に隣り合う一対のデータ線22の間においてY軸方向に延在す
る枝部261を有し、電源電位の高位側または低位側に接続されている。
各データ線22および各走査線21に囲まれた矩形状の領域には画素電極27が設けら
れている。この画素電極27は、図2に示すように、TFT24のドレイン端子に接続さ
れるとともに走査線21の近傍においてX方向に延在する基部270と、基部270の両
端からデータ線22の近傍においてY方向に延在する第1の枝部271および第2の枝部
272とを有する。したがって、共通電極26の枝部261と画素電極27の第1の枝部
271または第2の枝部272とは一定の間隔をあけて平行に延在する。また、図3に示
すように、走査線21、データ線22、TFT24、共通電極26および画素電極27が
形成された第2基板20の表面は配向膜28によって覆われている。この配向膜28は、
例えばポリイミドなどの有機材料からなる膜体であり、液晶33の配向方向を規定するた
めにラビング処理が施されている。
以上に説明した構成のもと、走査線21が選択されてTFT24がオン状態にされると
、データ線22に供給されるデータ信号に応じた電圧が画素電極27に印加される。この
結果、第1基板10と第2基板20とに挟まれた液晶33は、画素電極27と共通電極2
6との間に生じる横方向(基板と平行な方向)の電界に応じて配向方向が変化する。すな
わち、画素電極27と共通電極26との間において液晶33の配向方向が変化させられる
領域が図1に示した画素65として機能するのである。複数の画素65の各々には、赤色
、緑色および青色の計3色のうちいずれかの色が割り当てられ、各色の画素65が適宜に
駆動されることによってカラー画像が表示される。
一方、図3に示すように、第1基板10のうち液晶33とは反対側の板面は、静電防止
膜11によって覆われている。この静電防止膜11は、ITO(Indium Tin Oxide)など
の光透過性を有する導電性材料により形成され、外部からの静電気の影響が液晶33に印
加される電界に及ぶのを防止する役割を担っている。静電防止膜11が設けられた第1基
板10の板面と第2基板20の背面側の板面とには、液晶表示装置100への入射光を偏
光させる偏光板や干渉色を補償するための位相差板(いずれも図示略)が貼り付けられて
いる。
また、図3に示すように、第1基板10のうち液晶33と対向する面上には、着色層1
3A、平坦化層15、スペーサ16および配向膜17が設けられている。このうち平坦化
層15は、着色層13A表面の段差を埋めて平坦面とするための層であり、アクリル系や
エポキシ系など各種の樹脂材料やポリイミドなどの有機材料からなる。この平坦化層15
は、着色層13Aが設けられた第1基板10を略全面にわたって覆うように形成されてい
る。
また、着色層13Aは、染料や顔料によって赤色(R)、緑色(G)および青色(B)
の各色に着色された着色部材131が面状に隙間なく配列された層である。図3および図
4に示すように、この着色層13Aは、複数の着色領域51と遮光領域53とに区分され
る。このうち着色領域51は、第1基板10の板面に垂直な方向からみて画素65と重な
る部分である。したがって、複数の着色領域51は、画素65と同様にX方向とY方向と
にわたってマトリクス状に配列する。一方、遮光領域53は、第1基板10の板面に垂直
な方向からみて各画素65の間隙と重なる領域(すなわちデータ線22および走査線21
と重なる領域)である。したがって、遮光領域53は、X方向に延在する部分とY方向に
延在する部分とが直交する格子状の領域となる。本実施形態においては、各色の着色部材
131が着色領域51ごとに設けられる一方、異なる色に対応する2層の着色部材131
がその周縁において重ねられて遮光領域53が構成される。詳述すると以下の通りである
図5は、各色の着色部材131の積層関係を領域ごとに示す平面図である。なお、同図
においては縦3個×横3個の合計9個の画素65に対応する領域のみが示されているが、
その他の領域も同様の構成となっている。図5に示すように、着色層13Aの各着色領域
51は、赤色、緑色および青色のうちいずれかに対応する1層の着色部材131により構
成される。本実施形態においては、X方向またはY方向に隣接する着色部材131同士が
異なる色となるように、すなわちX方向またはY方向に同一色の着色部材131が隣り合
わないように各色の着色部材131が配列される(いわゆるモザイク配列)。
着色層13Aの遮光領域53は、その全域にわたって、赤色、緑色および青色のうち異
なる色の2層の着色部材131が積層された構成となっている。ここで、図5に示すよう
に、遮光領域53は、第1領域531、第2領域532および第3領域533に区分され
る。このうち第1領域531は、X方向(第1の方向)に並ぶ各画素の間隙に相当する領
域、すなわちX方向に隣り合う画素65の間に挟まれてY方向に延在する領域(データ線
22と重なる領域)である。また、第2領域532は、Y方向(第2の方向)に並ぶ各画
素の間隙に相当する領域、すなわちY方向に隣り合う画素65の間に挟まれてX方向に延
在する領域(走査線21と重なる領域)である。一方、第3領域533は、第1領域53
1と第2領域532とに挟まれた領域である。図5のVI−VI線からみた断面図である図6
に示すように、遮光領域53のうち第1領域531は、その第1領域531を挟んでX方
向に隣接する画素65に対応する2色分の着色部材131が重ねられた構成となっている
。すなわち、X方向に隣接する赤色の画素65と緑色の画素65との間隙に位置する第1
領域531は、赤色の着色部材131と緑色の着色部材131とが積層された構成となっ
ている。遮光領域53を構成する第2領域532についても同様であり、図5に示すよう
に、当該第2領域532を挟んでY方向に隣接する画素65に対応した2色分の着色部材
131が積層された構成となっている。
次に、図7は、図5におけるVII−VII線からみた断面、すなわち第3領域533の断面
を示す図である。図5および図7に示すように、第3領域533も第1領域531および
第2領域532と同様に、赤色、緑色および青色のうち異なる色の2層の着色部材131
が積層された構成となっている。具体的には、第3領域533を四方から囲む4つの画素
65のうち2つの画素65に共通する色以外の2色の着色部材131が積層されて第3領
域533が構成される。例えば、図7に示した第3領域533は、図5に示すように、緑
色に対応する2つの画素65と青色および赤色に対応するひとつずつの画素65とに囲ま
れている。この場合、第3領域533は、赤色および青色に対応する2色の着色部材13
1が積層されたものとなり、緑色の着色部材131は形成されない。
ところで、総ての着色部材131を単純な長方形状として各着色部材131の周縁部分
を相互に重ねた場合には、第3領域533において青色、緑色および青色の3色分の着色
部材131が積層されることとなる。そこで、本実施形態においては、図8に示すように
、各着色部材131(図8においては赤色の着色部材131の外形のみが示されている)
が、着色領域51とこれに接する第1領域531、第2領域532および第3領域533
とにより画定される長方形において第3領域533に重なる4つの角部のうち、2つの角
部が切り欠かれた構成となっている。このような形状の着色部材131を面状に配列させ
れば、図7に示したように第3領域533において2層の着色部材131のみが積層され
ることとなる。
一方、図3に破線で示すように、着色層13Aを覆う平坦化層15の面上には複数のス
ペーサ16が設けられている。このスペーサ16は、平坦化層15の表面から第2基板2
0側に突出する柱状の部材であり、その先端が第2基板20の配向膜28に当接する。こ
れらのスペーサ16は、図4に丸印で示すように、複数の第3領域533の各々と重なる
位置に分散的に配置される。スペーサ16が第1基板10と第2基板20との間に介在す
ることにより、両基板の間隙の大きさ(セルギャップ)が所期の値に維持される。さらに
、平坦化層15のうち表示領域61内の表面には配向膜17が設けられている。この配向
膜17は、電圧が印加されていないときの液晶33の配向方向を規定するためにラビング
処理が施されている。
次に、図9は、液晶表示装置100の周辺領域62の構成を示す断面図である。同図に
示すように、第1基板10の液晶33側の板面のうち周辺領域62に相当する領域(表示
領域61を囲む枠状の領域)には、遮光性を有するクロムなどの金属材料により周辺遮光
部18が形成されている。この周辺遮光部18により、液晶表示装置100の背面側から
観察側に向かう光が周辺領域62において観察側に漏れる事態を回避することができる。
上述した平坦化層15は、表示領域61から周辺領域62に至って周辺遮光部18を覆い
、その縁端部がシール材31の内周縁の内側にまで至っている。もっとも、平坦化層15
は、第1基板10のうちシール材31によって覆われる領域またはシール材31よりも外
側の領域に至るように(すなわち第1基板10の全面にわたって)形成されていてもよい
以上に説明したように、本実施形態によれば、遮光領域53の全域が2色分の着色部材
131を積層した構成とされているから、樹脂材料からなる遮光部材を遮光領域53に設
ける必要はない。したがって、遮光領域53の全域にわたって樹脂材料からなる遮光部材
を設けた場合と比較して、第1基板10内面の段差を低減することができる。しかも、本
実施形態によれば、着色部材131の周縁部分を重ね合わせることによって各画素65の
間隙を遮光する構成のもとで、第3領域533が2層の着色部材131のみの積層により
構成されている。したがって、単純な長方形状の着色部材131を用いて第3領域533
に3色分の着色部材131が積層される構成と比較して、遮光領域53とその周辺の領域
(着色領域51)との段差を低減することができる。この結果、配向膜17の全面にわた
って均一にラビング処理が施されるから、液晶33の配向不良を防ぐことができる。加え
て、遮光領域53が絶縁性の樹脂材料により形成されているから、液晶33に対して横方
向の電界を印加するIPS方式を採用した構成のもとであっても、遮光領域53によって
その横電界に影響が与えられることはない。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置100のうち第1基板10に関わる製造プロセス
の概要を説明する。
まず、第1基板10のうち液晶33とは反対側の面上に静電防止膜11が形成される。
この静電防止膜11は、ITOなどの透明導電材料を第1基板10の全面に20μm(マ
イクロメートル)から40μm程度の厚さに成膜することにより得られる。この成膜には
スパッタリング法が用いられる。
次いで、第1基板10の液晶33と対向すべき板面のうち周辺領域62に相当する領域
を覆うように周辺遮光部18が形成される。この周辺遮光部18は、クロムなどの遮光性
を有する材料をスパッタリング法などにより第1基板10の全面に成膜し、これをフォト
リソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて適宜にパターニングすることによって得
られる。
次に、第1基板10のうち液晶33と対向すべき面上に、赤色、緑色および青色の各色
ごとに着色部材131が順次に形成される。すなわち、赤色に着色された樹脂層を第1基
板10の全面にわたって形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてこの樹脂層を適宜
にパターニングすることにより赤色の着色部材131が得られる。この後、緑色および青
色の着色部材131も同様の工程により順次に形成される。この一連の工程において、着
色部材131の周縁が2μm(マイクロメートル)から10μm程度の幅にわたって重ね
合わされて遮光領域53が形成される。さらに、遮光領域53のうち第3領域533には
2色分の着色部材131が積層されるように各色の着色部材131の形状が選定される(
図8参照)。以上の工程により、着色領域51と遮光領域53とを含む着色層13Aが得
られる。なお、ここでは赤色→緑色→青色の順番で着色部材131を形成した場合を例示
したが、この順番は任意に変更され得る。
続いて、着色層13Aが形成された第1基板10の全面を覆うように平坦化層15が形
成される。この平坦化層15は、樹脂材料を1μmから4μm程度の厚さに塗布した後に
プリベーク(前焼成)し、これに露光処理および現像処理を施してパターニングしたうえ
でポストベーク(後焼成)することによって得られる。さらに、平坦化層15と同様の同
様の工程によりスペーサ16が形成される。この後、第1基板10の全面を覆うように配
向膜17が形成されてラビング処理が施される。以上の工程により第1基板10上の各構
成要素が得られる。
<B:第2実施形態>
上述した第1実施形態においては、遮光領域53の総てを着色部材131の積層により
構成した場合を例示した。これに対し、本実施形態においては、樹脂材料により形成され
た遮光部材133によって遮光領域53の一部が構成される。なお、本実施形態に係る液
晶表示装置100は、着色層の構成を除いて第1実施形態に係る液晶表示装置100と同
様の構成となっている。このため、以下では、本実施形態に係る液晶表示装置100のう
ち着色層の構成を中心に説明し、第1実施形態と同様の作用を営む要素については共通の
符号を付してその説明を省略する(以後の実施形態においても同様である)。
図10は、本実施形態に係る着色層13Bの構成を各領域ごとに示す平面図であり、上
述した図5に対応している。同図に示すように、本実施形態に係る着色層13Bにおいて
は、同一色の着色部材131がY方向に列をなすように配置されている(いわゆるストラ
イプ配列)。そして、遮光領域53のうち第1領域531は、上記第1実施形態と同様に
、当該第1領域531を挟んでX方向に隣り合う2色分の着色部材131が積層された構
成となっている。すなわち、図11に示すように、各着色部材131(図11においては
赤色の着色部材131のみが図示されている)は、ひとつの着色領域51とその両側に位
置する第1領域531とにわたって形成されている。一方、図10および同図のXII−XII
線の断面図である図12に示すように、遮光領域53のうち第2領域532と第3領域5
33とには、いずれの色の着色部材131も形成されておらず、その代わりに遮光部材1
33が設けられている。この遮光部材133は、例えばカーボンブラックの分散により黒
色に着色された樹脂材料など、遮光性を有する絶縁性材料によって形成されている。図1
0、図12および図13に示すように、遮光部材133は、第2領域532および第3領
域533と重なるようにストライプ状に設けられる。なお、平坦化層15やスペーサ16
の構成は上記第1実施形態と同様である。
このように、本実施形態においては、遮光領域53の一部が複数の色のうち異なる2色
の着色部材131を積層した領域となっているから、遮光性を有する絶縁性材料からなる
遮光部材を画素65の間隙に相当する遮光領域53の全域にわたって形成した場合と比較
して、基板内面の段差を低減することができる。
<C:第3実施形態>
上述した第2実施形態においては、第2領域532および第3領域533に着色部材1
31を設けない構成を例示した。これに対し、本実施形態に係る液晶表示装置100の着
色層13Cは、図14および同図におけるXV−XV線の断面図である図15に示すように、
第2領域532および第3領域533を覆うように1色分の着色部材131を設け、これ
に上記第2実施形態と同様の遮光部材133を重ねる構成となっている。なお、第1領域
531がその両側に位置する2層の着色部材131を重ねて構成される点は上記第1およ
び第2実施形態と同様である。この構成によれば、第2実施形態に係る構成と比較して、
遮光領域53のうち第2領域532および第3領域533の光学濃度を高めることができ
るから、遮光領域53においてより確実に光を遮ることができる。
図16は、本実施形態における各色の着色部材131の形状を示す平面図である。同図
に示すように、各色の着色部材131(図16においては赤色の着色部材131のみが示
されている)は、Y方向に列をなす複数の画素65にわたって連なるように設けられると
ともに、X方向の一方の側(図16の例では右側)に位置する第3領域533と重なる部
分が切り欠かれた形状となる。遮光部材133をX方向に連なる形状とした構成のもとで
(図13参照)各色の着色部材131を単純な帯状の形状とした場合には、遮光領域53
の第3領域533において遮光領域53と2色分の着色部材131とが積層されることと
なるため、第3領域533とその周辺の領域とに段差が生じる。これに対し、図16に示
したように各着色部材131のうち第3領域533に重なる領域に切欠を設けることによ
り、図15に示すように、遮光領域53の第3領域533においては遮光部材133と1
層のみの着色部材131とが重ね合わされることとなる。したがって、各色の着色部材1
31を単純な帯状の形状とした構成と比較して、第1基板10上の段差を軽減することが
できる。
<D:第4実施形態>
上述した第3実施形態においては、第3領域533において遮光部材133と1層の着
色部材131とが重ねられた構成を例示したが。これに対し、本実施形態に係る液晶表示
装置100の着色層13Dは、図17および同図におけるXVIII−XVIII線の断面図である
図18に示すように、第3領域533において2色分の着色部材131が重ねられた構成
となっている。第1領域531および第2領域532の積層構造は上記第3実施形態と同
様である。
図19は、本実施形態における各色の着色部材131の形状を示す平面図である。同図
に示すように、各色の着色部材131(図19においては赤色の着色部材131のみが示
されている)は、Y方向に延在する帯状の形状とされており、図16に示したような第3
領域533に対応する切欠は設けられていない。すなわち、各色の着色部材131は、Y
方向に列をなす着色領域51とこれに近接する遮光領域53(第1領域531、第2領域
532および第3領域533)との全領域と重なるように設けられている。一方、図20
は、本実施形態における遮光部材133の形状を示す平面図である。同図に示すように、
遮光部材133は、遮光領域53のうち第2領域532のみと重なるように破線状に設け
られてX方向に列をなす。着色部材131と遮光部材133とをこのような形状とするこ
とにより、図17および図18に示すように、第3領域533は2色分の着色部材131
が重ねられた構成となる。
このように、本実施形態においては、遮光領域53のいずれの領域も、遮光部材133
と1層の着色部材131との積層または2層の着色部材131の積層により構成される。
したがって、遮光部材133と2層以上の着色部材131とが積層された構成と比較して
、遮光領域53とその周辺の領域との段差を軽減することができる。
<E:変形例>
以上の各実施形態はあくまでも本発明の一例である。これらの形態に対しては本発明の
趣旨から逸脱しない範囲で種々の変形を加えることができる。具体的には、以下のような
変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態においては、周辺領域62をクロムなどの金属材料により形成した
構成を例示したが、周辺領域62の構成はこれに限られない。例えば、図21に示すよう
に、異なる色に対応する2層の着色部材131を遮光領域53において積層することによ
って周辺遮光部18’を構成してもよい。なお、周辺領域62は画像の表示に供される領
域ではなく、しかもラビング処理が充分に施されるべき領域でもないから、周辺領域62
は表示領域61と比較して第1基板10上の段差が問題とならない。したがって、周辺領
域62において3層(赤色、緑色および青色)の着色部材131を積層して周辺遮光部1
8’を構成してもよい。この構成の周辺遮光部18’を、表示領域61内に遮光部材13
3を持たない上記第1実施形態の液晶表示装置100に採用すれば、着色部材131を製
造する工程において周辺遮光部18’を同時に形成することができるから、周辺遮光部1
8’を形成するための独立した工程を不要とすることができる。
また、図22に示すように、例えばカーボンブラックの分散により黒色に着色された樹
脂材料の層を周辺領域62に形成して周辺遮光部18’’としてもよい。上述したように
周辺領域62は第1基板10上の段差が問題とならないから、樹脂材料からなる周辺遮光
部18’’の厚さを充分な光学濃度が得られる程度の厚さとしてもよい。この構成の周辺
遮光部18’’を、表示領域61内に遮光部材133を有する上記第2ないし第4実施形
態の液晶表示装置100に採用すれば、着色層13(13B、13Cまたは13D)を製
造する工程において周辺遮光部18’’を同時に形成することができるから、クロムなど
の金属材料により周辺遮光部18を形成する構成と比較して製造工程の簡略化および製造
コストの低減を図ることができる。
さらに、以上に例示した各層を適宜に組み合わせて積層することによって周辺遮光部を
構成してもよい。具体的には、カーボンブラックが分散されて黒色に着色された樹脂材料
からなる層と1色以上の着色部材131とを遮光領域53において積層することによって
周辺遮光部を構成してもよいし、クロムなどの金属材料からなる層と1色以上の着色部材
131とを遮光領域53において積層することによって周辺遮光部を構成してもよい。
(2)上記各実施形態および変形例においては、シール材31の内周縁よりも内側の領域
を周辺領域62としたが、図23に示すように、第1基板10(または第2基板20)に
垂直な方向からみてシール材31と重なる領域を周辺領域62としてもよい。すなわち、
周辺領域62は、複数の画素65が配列された表示領域61の周辺に位置する領域であれ
ば足り、その具体的な形状やシール材31との位置関係は不問である。
(3)上記各実施形態および各変形例においては矩形状の画素65を例示したが、画素6
5の形状は任意である。例えば、図24(図2に対応する平面図)に示すように、各画素
65を「く」字状(あるいは「V」字状)に折れ曲がった領域としてもよい。すなわち、
同図に示すように、共通電極26’を構成する一対の枝部261は、Y方向に対してX方
向の負側に特定の角度をなすように上下(Y方向の正側および負側)に延在する。一方、
画素電極27’の第1の枝部271および第2の枝部272は、基部270の両端から共
通電極26’の枝部261と平行になるように設けられる。具体的には、第1の枝部27
1および第2の枝部272は、基部270の各端部から、Y方向に対してX方向の正側に
特定の角度をなす方向に延在するとともに、途中の部分(共通電極26’と交差する部分
)において、Y方向に対してX方向の負側に特定の角度をなす方向に折れ曲がってその方
向に延在する形状を有する。この構成のもとで、画素電極27’と共通電極26’との間
に電圧を印加して第1基板10(または第2基板20)の板面と平行な方向の電界を印加
すれば、画素65のうち上半分の領域(画素電極27’の枝部271および272が折れ
曲がる部分からみてY方向の負側の領域)に位置する液晶33の分子と下半分の領域(画
素電極27’の枝部271および272が折れ曲がる部分からみてY方向の正側の領域)
に位置する液晶33の分子とは異なる方向に配向することとなる。したがって、この構成
によれば、視角(液晶表示装置100の表示面に対する視線の角度)に拘わらず良好な表
示特性を得ることができる。
(4)上記各実施形態および変形例においてはIPS方式の液晶表示装置100を例示し
たが、その他の方式の液晶表示装置にも本発明を適用することができる。例えば、第1基
板10に形成された電極と第2基板20に形成された電極とにより基板の板面に垂直な方
向の電界を液晶に印加する液晶表示装置にも本発明を適用することができる。この種の液
晶表示装置においては、両基板の電極が液晶を挟んで相互に対向する領域が画素として機
能する。また、上記各実施形態および各変形例においては、三端子型のスイッチング素子
であるTFTを用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置を例示したが、二端子型
のスイッチング素子であるTFD(Thin Film Diode)を用いた液晶表示装置や、スイッ
チング素子を持たないパッシブマトリクス方式の液晶表示装置にも本発明を適用すること
ができる。
(5)上記各実施形態および各変形例においては、電気光学物質として液晶を用いた液晶
表示装置100を例示したが、その他の電気光学装置にも本発明を適用することができる
。すなわち、電流の供給や電圧の印加といった電気的な作用を光の透過率や輝度といった
光学的な作用に変換する電気光学物質と特定の波長の光を選択的に透過させる着色部材と
を用いてカラー画像を表示する装置であれば、その他の要素の態様の如何を問わず本発明
を適用可能である。本発明が適用され得る電気光学装置としては、例えば、EL(Electr
oLuminescent)素子を電気光学物質として用いたEL表示装置、着色された液体と当該液
体に分散された白色の粒子とを含むマイクロカプセルを電気光学物質として用いた電気泳
動表示装置、極性が相違する領域ごとに異なる色に塗り分けられたツイストボールを電気
光学物質として用いたツイストボールディスプレイ、黒色トナーを電気光学物質として用
いたトナーディスプレイ、ヘリウムやネオンなどの高圧ガスを電気光学物質として用いた
プラズマディスプレイパネル(PDP)などがある。
<F:適用例>
本発明に係る電気光学装置は、画像を表示するための手段として各種の電子機器に適用
され得る。図25は、本発明に係る電気光学装置を適用した可搬型のパーソナルコンピュ
ータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、このパーソナルコンピュータ70は
、キーボード721を備えた本体部72と、本発明に係る電気光学装置(液晶表示装置1
00)を適用した表示部73とを備えている。
なお、本発明に係る液晶表示装置が適用される電子機器としては、図25に示したパー
ソナルコンピュータのほかにも、携帯電話機や液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ
直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、
ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカ
メラなどが挙げられる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の外観を示す平面図である。 同実施形態における第2基板上の構成を示す平面図である。 同実施形態における表示領域内の概略構成を示す断面図である。 同実施形態における着色層の着色領域と遮光領域との位置関係を示す平面図である。 同実施形態における各色の着色部材の位置関係を領域ごとに示す図である。 図5におけるVI−VI線からみた断面図である。 図5におけるVII−VII線からみた断面図である。 同実施形態における各色の着色部材の形状を示す平面図である。 同実施形態における周辺領域の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置における各色の着色部材と遮光部材との位置関係を領域ごとに示す平面図である。 同実施形態における各色の着色部材の形状を示す平面図である。 図10におけるXII−XII線からみた断面図である。 同実施形態における遮光部材の形状を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置における各色の着色部材と遮光部材との位置関係を領域ごとに示す平面図である。 図14におけるXV−XV線からみた断面図である。 同実施形態における各色の着色部材の形状を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置における各色の着色部材と遮光部材との位置関係を領域ごとに示す平面図である。 図17におけるXVIIIーXVIII線からみた断面図である。 同実施形態における各色の着色部材の形状を示す平面図である。 同実施形態における遮光部材の形状を示す平面図である。 変形例に係る液晶表示装置の周辺領域の構成を示す断面図である。 変形例に係る液晶表示装置の周辺領域の構成を示す断面図である。 変形例に係る液晶表示装置の外観を示す平面図である。 変形例における第2基板上の構成を示す平面図である。 本発明に係る電子機器の一例たるパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
符号の説明
100……液晶表示装置(電気光学装置)、10……第1基板、13A,13B,13C
,13D……着色層、15……平坦化層、16……スペーサ、17……配向膜、18……
周辺遮光部、131……着色部材、133……遮光部材、51……着色領域、53……遮
光領域、531……第1領域、532……第2領域、533……第3領域、20……第2
基板、21……走査線、22……データ線、26,26’……共通電極、27,27’…
…画素電極、28……配向膜、31……シール材、33……液晶(電気光学物質)、61
……表示領域、62……周辺領域、65……画素。

Claims (14)

  1. 電気光学物質により構成される複数の画素が面状に配列された電気光学装置において、
    前記電気光学物質を保持する基板と、
    前記基板のうち前記電気光学物質と対向する面上に設けられ、各々が複数の色のいずれ
    かに対応する波長の光を選択的に透過させる複数の着色部材を有する着色層とを具備し、
    前記着色層は、前記画素に対応する領域に前記複数の着色部材の各々が配置された着色
    領域と、前記各画素の間隙に対応する領域であってその全域にわたって前記複数の色のう
    ち異なる2色の着色部材が積層された遮光領域とを有する
    電気光学装置。
  2. 電気光学物質により構成される複数の画素が面状に配列された電気光学装置において、
    前記電気光学物質を保持する基板と、
    前記基板のうち前記電気光学物質と対向する面上に設けられた着色層であって、複数の
    色のいずれかに対応する波長の光を各々が選択的に透過させる複数の着色部材と、遮光性
    の絶縁性材料からなる遮光部材とを有する着色層とを具備し、
    前記着色層は、前記画素に対応する領域に前記複数の着色部材の各々が配置された着色
    領域と、前記各画素の間隙に対応する遮光領域とを有し、
    前記遮光領域は、前記複数の色のうち異なる2色の着色部材が積層された領域と前記遮
    光部材が配置された領域とを有する
    電気光学装置。
  3. 前記複数の着色部材は、第1の方向に同一色の着色部材が列をなすように設けられ、
    前記遮光領域のうち、前記第1の方向に並ぶ各画素の間隙を第1領域とし、前記第1の
    方向とは異なる第2の方向に並ぶ各画素の間隙を第2領域とし、前記第1領域と前記第2
    領域とに挟まれた領域を第3領域としたときに、
    前記第1領域は、前記複数の色のうち異なる2色の着色部材が積層された領域であり、
    前記第2領域および前記第3領域は、前記遮光部材が配置された領域である
    請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記着色層の遮光領域は、前記遮光部材と前記複数の色のいずれかに対応する1層の着
    色部材とが積層された領域を有する
    請求項2に記載の電気光学装置。
  5. 前記複数の着色部材は、第1の方向に同一色の着色部材が列をなすように設けられ、
    前記遮光領域のうち、前記第1の方向に並ぶ各画素の間隙を第1領域とし、前記第1の
    方向とは異なる第2の方向に並ぶ各画素の間隙を第2領域とし、前記第1領域と前記第2
    領域とに挟まれた領域を第3領域としたときに、
    前記第1領域は、前記複数の色のうち異なる2色の着色部材が積層された領域であり、
    前記第2領域および前記第3領域は、前記遮光部材と前記複数の色のいずれかに対応す
    る1層の着色部材とが積層された領域である
    請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 前記複数の着色部材は、第1の方向に同一色の着色部材が列をなすように設けられ、
    前記遮光領域のうち、前記第1の方向に並ぶ各画素の間隙を第1領域とし、前記第1の
    方向とは異なる第2の方向に並ぶ各画素の間隙を第2領域とし、前記第1領域と前記第2
    領域とに挟まれた領域を第3領域としたときに、
    前記第1領域および前記第3領域は、前記複数の色のうち異なる2色の着色部材が積層
    された領域であり、
    前記第2領域は、前記遮光部材と前記複数の色のいずれかに対応する1層の着色部材と
    が積層された領域である
    請求項4に記載の電気光学装置。
  7. 前記基板における前記電気光学物質との対向面のうち前記複数の画素が配列された表示
    領域を囲む周辺領域に遮光性を有する周辺遮光部が設けられた
    請求項1から6のいずれかに記載の電気光学装置。
  8. 前記周辺遮光部は、前記複数の色のうち異なる2色以上の着色部材を積層してなる
    請求項7に記載の電気光学装置。
  9. 前記周辺遮光部は、遮光性を有する樹脂材料からなる層を有する
    請求項7に記載の電気光学装置。
  10. 前記周辺遮光部は、遮光性を有する金属材料からなる層を有する
    請求項7に記載の電気光学装置。
  11. 前記周辺遮光部は、遮光性を有する樹脂材料からなる層または遮光性を有する金属材料
    からなる層と、1色以上の着色部材とを積層してなる
    請求項7に記載の電気光学装置。
  12. 光透過性を有する平坦化層が前記着色層を覆うように前記基板の面上に設けられた
    請求項1から11のいずれかに記載の電気光学装置。
  13. 前記電気光学物質に対して前記基板の板面に略平行な電界を印加する電極を具備する
    請求項1から12のいずれかに記載の電気光学装置。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の電気光学装置を具備する電子機器。
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