JP2010249228A - 車両用無段変速機の制御装置 - Google Patents

車両用無段変速機の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】極低車速領域にあるときにプライマリプーリの作動油を抜くことにより変速比を最大変速比に保持する一方で、車速が上昇して回転数センサによって正確に回転数を検出することができるようになったときに速やかに変速比の変更を再開することのできる車両用無段変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置300は目標変速比が最大変速比に設定されており且つ車速が第1基準車速未満まで低下したときに、プライマリプーリ130及びセカンダリプーリ150の回転数に基づいて算出される実際の変速比を目標変速比に一致させるようにフィードバック制御する変速制御による変速比の変更を停止し、油圧室131の作動油を抜いて変速比を最大変速比に保持する変速比保持制御を実行する。そして、車速が第2基準車速以上まで上昇したときに油圧室131に作動油を充填し、その後に車速が第1基準車速以上まで上昇したときに変速比の変更を再開する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用無段変速機の各プーリの油圧を制御する車両用無段変速機の制御装置に関する。
自動車等に搭載される無段変速機として、内燃機関の駆動力が伝達されるプライマリプーリと、車輪に連結されたセカンダリプーリとを備え、これら一対のプーリに巻き掛けられたベルトの巻き掛け半径を変化させることにより変速比を連続的且つ無段階に変更するベルト式の無段変速機が知られている。
こうしたベルト式の無段変速機は、各プーリに設けられた油圧室内の油圧を増減させて同プーリの溝幅を変更することにより、各プーリに巻き掛けられたベルトの巻き掛け半径を変更し、変速比を制御する。
例えば、変速比を減少させるときには、プライマリプーリに設けられた油圧室内の油圧である変速制御用油圧を増大させることによりプライマリプーリの溝幅を狭くし、プライマリプーリにおけるベルトの巻き掛け半径を大きくする。またこれと併せてセカンダリプーリに設けられた油圧室内の油圧である挟圧力制御用油圧を減少させてセカンダリプーリの溝幅を広くしてベルト挟圧力を調整しつつ、セカンダリプーリにおけるベルトの巻き掛け半径を小さくする。これにより、ベルトの滑りを抑制しつつ、変速比を変更することができるようになる。
また、変速比を増大させるときには、変速制御用油圧を減少させることによりプライマリプーリの溝幅を広くし、プライマリプーリにおけるベルトの巻き掛け半径を小さくするとともに、挟圧力制御用油圧を増大させてセカンダリプーリの溝幅を狭くし、セカンダリプーリにおけるベルトの巻き掛け半径を大きくする。
こうしたベルト式の車両用無段変速機を制御する制御装置は、アクセルペダルの踏み込み量や車速、機関回転速度等に応じて目標変速比を設定する。そして、目標変速比と挟圧力制御用油圧とに基づいて変速制御用油圧をフィードフォワード制御する。また、このフィードフォワード制御と併せてプライマリプーリの回転数とセカンダリプーリの回転数とに基づいて実際の変速比を算出し、算出された実際の変速比と目標変速比との偏差に基づいて変速制御用油圧をフィードバック制御する。
ところで、各プーリの回転数を検出する回転数センサとして電磁ピックアップ式回転数センサ等を用いている場合には、回転数が低いときには、センサの特性上、検出精度が低くなったり、検出自体ができなくなったりする。そのため、停車直前のように車速が低い極低車速領域にあっては、セカンダリプーリの回転数を正確に検出することができなくなり、実際の変速比を正確に算出することができなくなって的確にフィードバック制御を行うことができなくなってしまう。その結果、変速比を目標変速比に一致させるように正確に制御することができなくなり、変速制御が不安定になってしまうおそれがある。
そこで、特許文献1や特許文献2に記載の車両用無段変速機の制御装置にあっては、車速が基準車速未満であり、回転数センサによってセカンダリプーリの回転数を正確に検出することができなくなる極低車速領域であることが判定されたときには、プライマリプーリの作動油を抜いて変速制御用油圧を低下させるようにしている。こうした構成によれば、ベルトの張力によってプライマリプーリが押し広げられ、プライマリプーリの溝幅が変更可能な範囲における最大の溝幅に保持されるようになる。そのため、フィードバック制御を実行できない状況下であっても、変速比を最大変速比に保持することができるようになる。
特開2005‐172011号公報 特開2008‐75736号公報
ところが、上記のように車速が基準車速未満であることに基づいてプライマリプーリの作動油を抜いて変速比を最大変速比に保持する構成を採用した場合には、車速が基準車速以上になり、通常の変速制御による変速比の変更を再開する際に、プライマリプーリの作動油が抜けているため、速やかにプライマリプーリの溝幅を減少させることができない。その結果、通常の変速制御による変速比の変更の再開に伴ってベルトに滑りが生じる、回転数センサによって正確に回転数を検出することができるようになってからも変速比の変更を速やかに再開することができない、といった不都合が生じることとなる。
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は極低車速領域にあるときにプライマリプーリの作動油を抜くことにより変速比を最大変速比に保持する一方で、車速が上昇して回転数センサによって正確に回転数を検出することができるようになったときに速やかに変速比の変更を再開することのできる車両用無段変速機の制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関の駆動力が入力されるプライマリプーリと、車輪に連結されるセカンダリプーリと、これら一対のプーリに巻き掛けられて駆動力を伝達するベルトと、前記各プーリの回転数を検出する回転数センサとを備え、前記各プーリの回転数に基づいて実際の変速比を算出し、算出された実際の変速比を目標変速比に一致させるようにフィードバック制御しながら前記プライマリプーリに設けられた油圧室内の油圧である変速制御用油圧及び前記セカンダリプーリに設けられた油圧室内の油圧である挟圧力制御用油圧を変更して変速比を変更する変速制御を実行する車両用無段変速機の制御装置であって、前記目標変速比が最大変速比に設定されており且つ車速が第1基準車速未満まで低下したときに、前記変速制御による変速比の変更を停止し、前記プライマリプーリに設けられた油圧室の作動油を抜いて変速比を最大変速比に保持する変速比保持制御を開始し、車速が前記第1基準車速よりも小さな第2基準車速以上まで上昇したときに、前記変速比保持制御を終了して前記プライマリプーリに作動油を充填し、その後に車速が前記第1基準車速以上まで上昇したときに前記変速制御による変速比の変更を再開することをその要旨とする。
上記構成によれば、車速が第1基準車速未満まで低下したことに基づいて回転数センサによってセカンダリプーリの回転数を正確に検出することができなくなることを判定し、これに基づいてプライマリプーリの作動油を抜いて変速比を最大変速比に保持する変速比保持制御を開始する。これにより、セカンダリプーリの回転数が正確に検出できず、実際の変速比を正確に算出することができない極低車速領域にあっては、算出される変速比に基づくフィードバック制御が停止されるようになる。そして、ベルトの張力によってプライマリプーリが押し広げられ、その溝幅が最大に保持されるため、変速比が最大変速比に保持されることとなる。
また、変速比保持制御が開始されてプライマリプーリの作動油が抜かれたあとに車速が第1基準車速よりも小さな第2基準車速以上まで上昇したときに、変速比保持制御が終了されてプライマリプーリに作動油が充填され、更に車速が上昇して第1基準車速以上になったときに通常の変速制御による変速比の変更が再開される。
そのため、車速が第2基準車速以上まで上昇したことに基づいて車速が第1基準車速に向かって上昇している状態であることを判定し、これに基づいてプライマリプーリに予め作動油を充填することができる。これにより、その後に車速が第1基準車速以上まで上昇し、回転数センサによってセカンダリプーリの回転数を正確に検出することができるようになったときには、プライマリプーリに既に作動油が充填されているため、変速制御による変速比の変更を速やかに再開することができるようになる。
すなわち、上記請求項1に記載の発明によれば、極低車速領域にあるときにプライマリプーリの作動油を抜くことにより変速比を最大変速比に保持する一方で、車速が上昇して回転数センサによって正確に回転数を検出することができるようになったときに速やかに変速比の変更を再開することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用無段変速機の制御装置において、前記変速比保持制御は、同変速比保持制御を開始するときに実際の変速比が最大変速比になっている場合には前記プライマリプーリの作動油を抜いて変速比を最大変速比に保持する一方、同変速比保持制御を開始するときに実際の変速比が最大変速比になっていない場合には前記変速制御用油圧を前記ベルトに滑りが生じない最小の油圧である滑り限界油圧まで減少させるものであることをその要旨とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用無段変速機の制御装置において、前記滑り限界油圧は、前記内燃機関から入力されるトルクと、前記挟圧力制御用油圧とに基づいて算出されることをその要旨とする。
急ブレーキによる急減速停止時等にあっては、目標変速比が急激に増大して最大変速比に設定される。そのため、こうした急減速停止時等にあっては、目標変速比が最大変速比に設定されており且つ車速が第1基準車速未満まで低下したことが判定され、これに基づいて変速比保持制御を開始するときに、実際の変速比が最大変速比まで増大していない場合がある。
このように変速比保持制御を開始するときに変速比が最大変速比から乖離している状態において、上記判定に基づいて即座にプライマリプーリの作動油を抜いた場合には、プライマリプーリの溝幅が急激に増大してベルトに滑りが生じるおそれがある。これに対して上記請求項2に記載の発明にあっては、変速比保持制御を開始するときに実際の変速比が最大変速比になっていない場合には、プライマリプーリの作動油を抜いて変速比を最大変速比にするのではなく、変速制御用油圧を滑り限界油圧まで減少させるようにしている。こうした構成によれば、プライマリプーリの溝幅が急に増大されることにより、ベルトに滑りが生じることを抑制しつつ、変速制御用油圧を低下させて変速比を極力増大させることができるようになる。
尚、滑り限界油圧は、上記請求項3に記載されているように内燃機関から入力されるトルクと挟圧力制御油圧とに基づいて算出することができる。また、内燃機関から入力されるトルクは機関回転速度や、燃料噴射量、吸入空気量等、内燃機関の運転状態に基づいて算出することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用無段変速機の制御装置において、前記車速は、前記回転数センサによって検出される前記セカンダリプーリの回転数に基づいて算出されることをその要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用無段変速機の制御装置において、前記車速は、車輪の回転数を検出する車輪速センサによって検出される車輪の回転数に基づいて算出されることをその要旨とする。
車速は、車輪に連結されたセカンダリプーリの回転数や、車輪の回転数に基づいて算出することができる。そのため、具体的には、上記請求項4に記載されているようにセカンダリプーリの回転数を検出する回転数センサによって検出されるセカンダリプーリの回転数に基づいて車速を算出する構成や、上記請求項5に記載されているように車輪速センサによって検出される車輪の回転数に基づいて車速を算出する構成を採用することができる。
尚、車速が第1基準車速未満であるときには、回転数センサや車輪速センサにおける検出精度が低下しており、正確に車速を算出することができないおそれもある。しかし、ここでは、これらのセンサの検出値に基づいて算出される車速が第2基準車速以上まで上昇していることに基づいて、車速が第1基準車速に向かって上昇している状態であることを判定し、プライマリプーリに予め作動油を充填することができればよい。そのため、第2基準車速は、回転数センサや車輪速センサにおける検出精度が低下し、算出される車速の精度が低下している状況下であっても、車速が第1基準車速に向かって上昇している状態であることを判定することができるようにその値の大きさが設定されていればよい。
この発明の一実施形態にかかる車両用無段変速機の概略構成を示す模式図。 同実施形態にかかる車両用無段変速機の変速制御を変速比保持制御に移行させるか否かを判定する処理の流れを示すフローチャート。 同実施形態にかかる変速比保持制御の処理の流れを示すフローチャート。 一般的な減速停車時の車速の変化と、変速制御用油圧及び変速比の変化との関係を示すタイムチャート。 急減速停車時の車速の変化と、変速制御用油圧及び変速比の変化との関係を示すタイムチャート。
以下、この発明にかかる車両用無段変速機の制御装置を、車両を統括的に制御する電子制御装置に具体化した一実施形態について、図1〜5を参照して説明する。
尚、図1は本実施形態にかかる無段変速機100の概略構成、並びに同無段変速機100とこれを制御する電子制御装置300との関係を示す模式図である。図1に示されるように本実施形態にかかる無段変速機100におけるトルクコンバータ110の出力軸は、前進後退切替機構120の入力軸に接続されている。
この前進後退切替機構120はダブルピニオン型の遊星歯車機構であり、フォワードクラッチ121とリバースブレーキ122とを備えている。これにより、フォワードクラッチ121を係合させる一方でリバースブレーキ122を解放しているときには、トルクコンバータ110を介して入力された内燃機関の駆動力がそのままプライマリプーリ130に伝達される前進状態となる。これに対して、フォワードクラッチ121を解放する一方でリバースブレーキ122を係合しているときには、トルクコンバータ110を介して入力された内燃機関の駆動力が反転されて逆回転の駆動力としてプライマリプーリ130に伝達される後退状態となる。
尚、この前進後退切替機構120にあっては、フォワードクラッチ121とリバースブレーキ122との双方を解放状態にすることにより、内燃機関とプライマリプーリ130との間の駆動力の伝達を遮断してニュートラル状態にすることができる。
前進後退切替機構120の出力軸に接続されているプライマリプーリ130は、図1の中央に示されるようにベルト140を介してセカンダリプーリ150に連結されている。
図1に破線で示されるようにプライマリプーリ130の内部には油圧室131が設けられている。プライマリプーリ130にあっては、この油圧室131内の油圧を増減させることによりその溝幅を変更することができるようになっている。
具体的には、油圧室131に作動油を導入して油圧室131内の油圧を増大させると、この油圧の作用によってプライマリプーリ130の溝幅が小さくなる。一方で、油圧室131から作動油を排出し、油圧室131内の油圧を減少させると、プライマリプーリ130の溝幅が大きくなる。
ベルト140を介してこのプライマリプーリ130に連結されたセカンダリプーリ150の内部には、図1に破線で示されるように油圧室151が設けられている。セカンダリプーリ150にあっても、プライマリプーリ130と同様に、この油圧室151内の油圧を増減させることによりその溝幅を変更することができるようになっている。
セカンダリプーリ150は、図1の下方右側に示されるように減速ギア160を介してディファレンシャル170に連結されている。これにより、セカンダリプーリ150の回転力はこの減速ギア160を介してディファレンシャル170に伝達される。そして、伝達された駆動力がディファレンシャル170を介して左右の駆動輪に伝達されるようになっている。
このように構成された本実施形態の無段変速機100にあっては、図1に示されるように油圧制御部200を通じて油圧室131の油圧である変速制御用油圧Pinを制御することにより、プライマリプーリ130におけるベルト140の巻き掛け半径を変更する。また、これと併せて油圧室151の油圧である挟圧力制御用油圧Poutを制御してセカンダリプーリ150におけるベルト140の巻き掛け半径を変更し、ベルト140の張力を調整してその滑りを抑制しつつ、変速比γを無段階且つ連続的に変更する。
油圧制御部200は、電子制御装置300からの指令に基づいて駆動される複数のソレノイドバルブを備え、オイルポンプから吐出される作動油を各油圧室131,151に供給する油圧回路である。そして、油圧制御部200は、電子制御装置300から出力される指令に基づいて各油圧室131,151に供給する作動油の流量を調整するとともに、各油圧室131,151から排出する作動油の流量を調整する。
電子制御装置300は、機関制御や油圧制御部200を通じた変速制御にかかる各種演算処理を実行する中央演算処理装置(CPU)、各種演算処理のための演算プログラムや演算マップ、各種データが記憶された読み出し専用メモリ(ROM)、演算の結果等を一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えている。
図1に示されるように電子制御装置300には、下記のようなセンサが接続されている。
アクセルポジションセンサ301は運転者によるアクセルペダルの踏み込み量を検出する。エアフロメータ302は内燃機関に導入される吸入空気量GA及び吸気温度THAを検出する。クランク角センサ303は内燃機関の出力軸であるクランクシャフトの回転速度に基づいて機関回転速度NEを検出する。タービン回転数センサ304は前進後退切替機構120の近傍に設けられてトルクコンバータ110のタービンの単位時間当たりの回転数NTを検出する。プライマリプーリ回転数センサ305はプライマリプーリ130の近傍に設けられてプライマリプーリ130の単位時間当たりの回転数Ninを検出する。セカンダリプーリ回転数センサ306はセカンダリプーリ150の近傍に設けられてセカンダリプーリ150の単位時間当たりの回転数Noutを検出する。車輪速センサ307は各車輪の近傍に設けられて各車輪の単位時間当たりの回転数Nt1,Nt2,Nt3,Nt4をそれぞれ検出する。
電子制御装置300は、これらの各種センサ301〜307からの出力信号に基づいて、内燃機関や無段変速機100を統括的に制御する。例えば、セカンダリプーリ回転数センサ306によって検出されるセカンダリプーリ150の回転数Noutに基づいて車速SPDを算出する。また、アクセルポジションセンサ301によって検出されるアクセルペダルの踏み込み量及び現在の車速SPDに基づいて要求トルクを算出する。そしてこの要求トルクを実現するように内燃機関のスロットル弁の開度を調整して吸入空気量GAを調量するとともに、目標変速比γtrgを算出して変速制御用油圧Pin及び挟圧力制御用油圧Poutを制御して変速比γをこの目標変速比γtrgに一致させるように変速制御を実行する。
尚、この変速制御にあっては、算出された目標変速比γtrgと現在の挟圧力制御用油圧Poutとに基づいて変速制御用油圧Pinをフィードフォワード制御する。また、これと併せてプライマリプーリ130の回転数Ninとセカンダリプーリ150の回転数Noutとに基づいて実際の変速比γを算出し、算出される変速比γを目標変速比γtrgに一致させるように変速制御用油圧Pinをフィードバック制御する。こうして変速制御用油圧Pinを制御するとともに、ベルト140の滑りを抑制するように挟圧力制御用油圧Poutを変更し、変速比γを変更する。
ところで、各プーリ130,150の回転数Nin,Noutが極めて低いときには、各回転数センサ305,306の特性上、検出精度が低くなったり、検出自体ができなくなったりすることがある。
そのため、例えば、停車直前のように車速SPDが極めて低い極低車速領域にあっては、セカンダリプーリ150の回転数Noutが極めて低くなり、回転数Noutを正確に検出することができなくなってしまう。その結果、実際の変速比γを正確に算出することができなくなって的確にフィードバック制御を行うことができなくなり、変速制御が不安定になってしまうおそれがある。
これに対して、車速SPDが基準車速未満であることに基づいて、セカンダリプーリ150の回転数Noutを正確に検出することができなくなる極低車速領域であることが判定されたときには、プライマリプーリ130の油圧室131から作動油を抜いて変速制御用油圧Pinを低下させる変速比保持制御を実行するようにすることも考えられている。
こうした変速比保持制御を実行する構成を採用すれば、ベルト140の張力によってプライマリプーリ130が押し広げられ、プライマリプーリ130の溝幅が変更可能な範囲における最大の溝幅に保持されるようになる。そのため、フィードバック制御を実行できない状況下であっても、変速比γを最大変速比γmaxに保持することができるようになる。
ところが、上記のように車速SPDが基準車速未満であることに基づいてプライマリプーリ130の作動油を抜いて変速比γを最大変速比γmaxに保持する変速比保持制御を実行する構成を採用した場合には、車速SPDが基準車速以上になり、通常の変速制御による変速比γの変更を再開する際に、プライマリプーリ130の作動油が抜かれている。そのため、プライマリプーリ130の溝幅を減少させることができない。
その結果、変速比γの変更の再開に伴ってベルト140に滑りが生じたり、セカンダリプーリ回転数センサ306によって正確に回転数Noutを検出することができるようになってからも変速比γを速やかに変更することができなかったり、といった不都合が生じることとなる。
そこで、本実施形態の電子制御装置300にあっては、極低車速領域にあるときに油圧室131の作動油を抜く一方で、通常の変速制御の再開に先立って予め油圧室131に作動油を充填する変速比保持制御を実行するようにしている。
以下、図2及び図3を参照してこの変速比保持制御について説明する。尚、図2は変速制御を、上述したように変速制御用油圧Pinのフィードフォワード制御とフィードバック制御とからなる通常の変速制御から変速比保持制御に移行させるか否かを判定する処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、機関運転中であり、通常の変速制御が実行されているときに電子制御装置300において所定の制御周期で繰り返し実行される。
この処理が開始されると、図2に示されるように電子制御装置300はまずステップS100において、目標変速比γtrgが最大変速比γmaxに設定されているか否かを判定する。
ステップS100において目標変速比γtrgが最大変速比γmaxに設定されている旨の判定がなされた場合(ステップS100:YES)には、ステップS110へと進み、車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下したか否かを判定する。ここでは、具体的には前回の制御周期において算出された車速SPDと今回の制御周期において算出された車速SPDとを比較して、車速SPDが低下中であり且つ車速SPDが前回の制御周期から今回の制御周期までの間に第1基準車速S1を跨いで低下したか否かを判定する。そして、車速SPDが低下中であり且つ車速SPDが前回の制御周期から今回の制御周期までの間に第1基準車速S1を跨いで低下したことが判定されたときには、これに基づいて車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下した旨を判定する。
尚、第1基準車速S1は、セカンダリプーリ回転数センサ306によってセカンダリプーリ150の回転数Noutを正確に検出することのできる車速SPDの下限値に基づいて設定されている。
ステップS110において、車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下した旨の判定がなされた場合(ステップS110:YES)には、ステップS200へと進み、変速制御を通常の変速制御から変速比保持制御に移行させる。
具体的には、目標変速比γtrgを設定し変速比γをフィードフォワード制御するとともに、変速比γを目標変速比γtrgに一致させるようにフィードバック制御する通常の変速制御を停止して、図3に示される変速比保持制御を開始する。
一方で、ステップS100又はステップS110において、否定判定がなされた場合(ステップS100:NO又はステップS110:NO)には、ステップS130へと進み、通常の変速制御をそのまま継続する。
電子制御装置300は、この処理を繰り返し実行し、目標変速比γtrgが最大変速比γmaxに設定されており且つ車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下したときに変速制御を通常の変速制御から変速比保持制御へと移行させる。
以下、本実施形態にかかる変速比保持制御について図3を参照して説明する。尚、図3は、本実施形態にかかる変速比保持制御の処理の流れを示すフローチャートである。この処理は電子制御装置300によって所定の制御周期で繰り返し実行される。
変速制御が通常の変速制御から変速比保持制御に切り替えられ、この変速比保持制御が開始されると、電子制御装置300は図3に示されるようにまずステップ210において変速比保持制御フラグFが「0」であるか否かを判定する。
この変速比保持制御フラグFは変速制御が通常の変速制御から変速比保持制御に移行された直後か否か、また油圧室131から作動油が抜かれているか否か判定するためのフラグであり、変速比保持制御を通じて電子制御装置300のメモリに記憶されるものである。尚、変速制御が通常の変速制御から変速比保持制御に移行された直後であり、変速比保持制御が初めて実行されるときには、変速比保持制御フラグFは、前回の制御周期において変速比保持制御が実行されていなかったことを示す「0」に設定されている。
ステップS210において変速比保持制御フラグFが「0」である旨の判定がなされた場合(ステップS210:YES)、すなわち変速比保持制御に移行された直後である旨の判定がなされた場合には、ステップS220へと進み、変速比γが最大変速比γmaxと等しいか否かを判定する。
ここでは、具体的には変速制御が通常の変速制御から変速比保持制御に切り替えられる直前に算出された変速比γが最大変速比γmaxから乖離している場合に、変速比γが最大変速比γmaxと等しくない旨の判定がなされる。一方で、変速制御が変速比保持制御に切り替えられる直前に算出された変速比γが最大変速比γmax近傍にある場合には、これに基づいて変速比γが最大変速比γmaxに到達していることが推定され、変速比γが最大変速比γmaxと等しい旨の判定がなされる。
ステップS220において、変速比γが最大変速比γmaxと等しい旨の判定がなされた場合(ステップS220:YES)には、ステップS230へと進み、プライマリプーリ130の油圧室131から作動油を抜いて変速制御用油圧Pinを「0」にする。そして、ステップS240へと進み、電子制御装置300は変速比保持制御フラグFを「1」に設定してこの処理を一旦終了する。
一方、ステップS220において、変速比γが最大変速比γmaxと等しくない旨の判定がなされた場合(ステップS220:NO)には、ステップS235へと進む。
そして、変速制御用油圧Pinを滑り限界油圧Pslpまで低下させ、滑り限界油圧Pslpに保持する。尚、この滑り限界油圧Pslpは、そのときの変速比γを保持した状態においてベルト140に滑りが生じない最小の変速制御用油圧Pinの値であり、機関回転速度NEや吸入空気量GA、燃料噴射量等に基づいて推定される内燃機関からの入力トルクと、挟圧力制御用油圧Poutとに基づいて算出される。
ステップS235において、変速制御用油圧Pinを滑り限界油圧Pslpまで低下させると、ステップS245へと進み、電子制御装置300は変速比保持制御フラグFを「2」に設定してこの処理を一旦終了する。
こうして変速比保持制御が実行され、変速比保持制御フラグFが「1」又は「2」に設定されているときには、次回の制御周期におけるステップS210において変速比保持制御フラグFが「0」ではない旨の判定がなされるようになる。
ステップS210において、変速比保持制御フラグFが「0」ではない旨の判定がなされた場合(ステップS210:NO)には、ステップS250へと進み、車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇したか否かを判定する。
ここでは、具体的には前回の制御周期において算出された車速SPDと今回の制御周期において算出された車速SPDとを比較して、車速SPDが上昇中であり且つ車速SPDが前回の制御周期から今回の制御周期までの間に第2基準車速S2を跨いで上昇したか否かを判定する。そして、車速SPDが上昇中であり且つ車速SPDが前回の制御周期から今回の制御周期までの間に第2基準車速S2を跨いで上昇したことが判定されたときに、車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇した旨を判定する。
尚、第2基準車速S2は、第1基準車速よりも小さな値に設定されている。この第2基準車速S2は、セカンダリプーリ150の回転数Noutを正確に検出できなくても、車速SPDがこの第2基準車速S2以上まで上昇していることに基づいてセカンダリプーリ150の回転数Noutが上昇していることを判定することができる程度の値に設定されていればよい。
ステップS250において、車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇していない旨の判定がなされた場合(ステップS250:NO)には、図3に示されるようにステップS220へと進み、そのまま変速比保持制御を実行し続ける。
すなわち、油圧室131の作動油を抜いて変速制御用油圧Pinを「0」にしているときには、そのまま変速制御用油圧Pinを「0」に保持して、変速比γを最大変速比γmaxに保持する。一方、変速制御用油圧Pinを滑り限界油圧Pslpに保持しているときには、そのまま変速制御用油圧Pinを滑り限界油圧Pslpに保持して現在の変速比γを保持する。
一方で、ステップS250において、車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇した旨の判定がなされた場合(ステップS250:YES)には、ステップS260へと進み、変速比保持制御フラグFが「1」であるか否かを判定する。
ステップS260において、変速比保持制御フラグFが「1」である旨の判定がなされた場合(ステップS260:YES)には、これに基づいて油圧室131から作動油が抜かれていることを判定し、ステップS270へと進む。そして、変速制御用油圧Pinを最大変速比油圧P1にしてプライマリプーリ130の油圧室131に作動油を充填する。尚、最大変速比油圧P1は、通常の変速制御において変速比γを最大変速比γmaxにするときの変速制御用油圧Pinの基準値である。
こうして作動油を導入しプライマリプーリ130の油圧室131に作動油を充填すると、ステップS280へと進み、変速比保持制御フラグFを「0」にリセットする。
そして、ステップS290へと進み、変速制御を変速比保持制御から通常の変速制御へと復帰させる。
一方、ステップS260において、変速比保持制御フラグFが「1」ではない旨の判定がなされた場合(ステップS260:NO)、すなわち変速比保持制御フラグFが「2」に設定されていることが判定された場合には、これに基づいて変速制御用油圧Pinが滑り限界油圧Pslpに保持されていることを判定する。そして、ステップS270の処理をスキップしてそのままステップS280へと進む。
そして、変速比保持制御フラグFを「0」にリセットし、ステップS290へと進んで変速制御を変速比保持制御から通常の変速制御へと復帰させる。
以下、このような変速比保持制御を実行した場合の作用について、図4及び図5を参照して説明する。尚、図4は一般的な減速停車時の車速の変化と変速制御用油圧及び変速比の変化との関係を示すタイムチャートであり、図5は急減速停車時の車速の変化と変速制御用油圧及び変速比の変化との関係を示すタイムチャートである。
時刻t1においてブレーキペダルが踏み込まれ減速要求がなされると、図4に示されるように車速SPDが低下するとともに、変速制御用油圧Pinが減少されて変速比γが増大される。
時刻t2において、変速比γが最大変速比γmaxになり且つ車速SPDが第1基準車速S1未満まで減少したことが判定されると、変速制御が通常の変速制御から変速比保持制御に移行されて、プライマリプーリ130の油圧室131から作動油が抜かれ、変速制御用油圧Pinが「0」にされる。
これにより、プライマリプーリ130はベルト140の張力によってその溝幅が押し広げられるようになり、プライマリプーリ130の溝幅は、可動範囲における最大の溝幅に保持されるようになる。その結果、図4の上段に示されるように変速比γは最大変速比γmaxに保持されるようになる。
尚、このとき、ベルト140の張力は挟圧力制御用油圧Poutを制御することによってベルト140に滑りが生じないように制御されている。
こうして停車中は変速制御用油圧Pinが「0」に保持されて変速比γが最大変速比γmaxに保持される。そして、時刻t3において車両が発進し、時刻t4において車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇したことが判定されると、これに基づいてプライマリプーリ130の油圧室131に作動油が導入され、変速制御用油圧Pinが最大変速比油圧P1まで増大される。これにより、変速比γが最大変速比γmaxに保持されたまま、油圧室131に作動油が充填されるようになる。こうして油圧室131に作動油を充填すると変速制御が変速比保持制御から通常の変速制御へと移行される。
そして、更に車速SPDが上昇し、時刻t5において車速SPDが第1基準車速S1以上まで上昇すると、通常の変速制御による変速比γの変更が再開されて車速SPDの上昇に伴って変速制御用油圧Pinが増大され、変速比γが減少されるようになる。
図4に示されるような一般的な減速停止に対して、図5に示されるような急ブレーキによる急減速停止にあっては、破線で示されるように目標変速比γtrgが急激に増大する。そのため、実線で示される変速比γの変化がそれに追いつかず、車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下したとき(図5における時刻t12)に変速比γが最大変速比γmaxに到達していない場合がある。
本実施形態の変速制御にあっては、このような場合には、図5に示されるように時刻t12において車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下したことが判定されたときに、通常の変速制御が停止されて、変速制御が変速比保持制御に移行され、変速制御用油圧Pinが滑り限界油圧Pslpまで減少される。
そして、そのまま変速比γが保持され、時刻t13において車両が発進し、時刻t14において車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇したことが判定されると、これに基づいて変速制御が変速比保持制御から通常の変速制御へと移行される。
そして、更に車速SPDが上昇し、時刻t15において車速SPDが第1基準車速S1以上まで上昇すると、通常の変速制御による変速比γの変更が再開されて車速SPDの増大とともに変速制御用油圧Pinが変更され、変速比γが目標変速比γtrgに一致するように制御されるようになる。
以上説明した実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下したことに基づいてセカンダリプーリ150の回転数Noutを正確に検出することができなくなることを判定し、これに基づいてプライマリプーリ130の油圧室131から作動油を抜いて変速比γを最大変速比γmaxに保持する変速比保持制御を開始する。これにより、セカンダリプーリ150の回転数Noutが正確に検出できず、実際の変速比γを正確に算出することができない極低車速領域にあっては、算出される変速比γに基づくフィードバック制御が停止されるようになる。そして、ベルト140の張力によってプライマリプーリ130が押し広げられ、その溝幅が最大に保持されるため、変速比γが最大変速比γmaxに保持されることとなる。
また、変速比保持制御が開始されてプライマリプーリ130の油圧室131から作動油が抜かれたあとに車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇したときに、変速比保持制御が終了されて油圧室131に作動油が充填され、更に車速SPDが上昇して第1基準車速S1以上になったときに通常の変速制御による変速比γの変更が再開される。
そのため、車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇したことに基づいて車速SPDが第1基準車速S1に向かって上昇している状態であることを判定し、これに基づいてプライマリプーリ130の油圧室131に予め作動油を充填することができる。これにより、その後に車速SPDが第1基準車速S1以上まで上昇し、セカンダリプーリ回転数センサ306によってセカンダリプーリ150の回転数Noutを正確に検出することができるようになったときには、プライマリプーリ130に既に作動油が充填されている。そのため、通常の変速制御による変速比γの変更を速やかに再開することができるようになる。
すなわち、上記実施形態の構成によれば、極低車速領域にあるときにプライマリプーリ130の油圧室131から作動油を抜くことにより変速比γを最大変速比γmaxに保持する一方で、車速SPDが上昇してセカンダリプーリ回転数センサ306によって正確にセカンダリプーリ150の回転数Noutを検出することができるようになったときに速やかに変速比γの変更を再開することができるようになる。
(2)急ブレーキによる急減速停止時等にあっては、目標変速比γtrgが急激に増大して最大変速比γmaxに設定される。そのため、こうした急減速停止時等にあっては、目標変速比γtrgが最大変速比γmaxに設定されており且つ車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下したことが判定され、これに基づいて変速比保持制御を開始するとき(図5における時刻t12)に、実際の変速比γが最大変速比γmaxまで増大していない場合がある。
このように変速比γが最大変速比γmaxから乖離している状態において、目標変速比γtrgが最大変速比γmaxに設定されており且つ車速SPDが第1基準車速S1未満まで低下したことが判定され、これに基づいて即座にプライマリプーリ130の油圧室131から作動油が抜かれた場合には、プライマリプーリ130の溝幅が急激に増大してベルト140に滑りが生じるおそれがある。これに対して上記実施形態にあっては、変速比保持制御を開始するときに実際の変速比γが最大変速比γmaxになっていない場合には、プライマリプーリ130の油圧室131から作動油を抜いて変速比γを最大変速比γmaxにするのではなく、変速制御用油圧Pinを滑り限界油圧Pslpまで減少させるようにしている。こうした構成によれば、プライマリプーリ130の溝幅が急に増大されることにより、ベルト140に滑りが生じることを抑制しつつ、変速制御用油圧Pinを低下させて変速比γを極力増大させることができるようになる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態にあっては、セカンダリプーリ回転数センサ306によって検出されるセカンダリプーリ150の回転数Noutに基づいて車速SPDを算出する構成を示したが、車速SPDは車輪の回転数を検出する車輪速センサ307によって検出される車輪の回転数に基づいて算出することもできる。
尚、車速SPDが第1基準車速S1未満であるときには、セカンダリプーリ回転数センサ306や車輪速センサ307における検出精度が低下しており、正確に車速SPDを算出することができないおそれもある。しかし、ここでは、これらセカンダリプーリ回転数センサ306や車輪速センサ307の検出値に基づいて算出される車速SPDが第2基準車速S2以上まで上昇していることに基づいて、車速SPDが第1基準車速S1に向かって上昇している状態であることを判定し、プライマリプーリ130の油圧室131に予め作動油を充填することができればよい。そのため、車速SPDが第1基準車速S1未満のときに、セカンダリプーリ回転数センサ306や車輪速センサ307における検出精度が低下し、算出される車速SPDの精度が低下していても、ここではそれほど問題とはならない。
100…無段変速機、110…トルクコンバータ、120…前進後退切替機構、121…フォワードクラッチ、122…リバースブレーキ、130…プライマリプーリ、131…油圧室、140…ベルト、150…セカンダリプーリ、151…油圧室、160…減速ギア、170…ディファレンシャル、200…油圧制御部、300…電子制御装置、301…アクセルポジションセンサ、302…エアフロメータ、303…クランク角センサ、304…タービン回転数センサ、305…プライマリプーリ回転数センサ、306…セカンダリプーリ回転数センサ、307…車輪速センサ。

Claims (5)

  1. 内燃機関の駆動力が入力されるプライマリプーリと、車輪に連結されるセカンダリプーリと、これら一対のプーリに巻き掛けられて駆動力を伝達するベルトと、前記各プーリの回転数を検出する回転数センサとを備え、前記各プーリの回転数に基づいて実際の変速比を算出し、算出された実際の変速比を目標変速比に一致させるようにフィードバック制御しながら前記プライマリプーリに設けられた油圧室内の油圧である変速制御用油圧及び前記セカンダリプーリに設けられた油圧室内の油圧である挟圧力制御用油圧を変更して変速比を変更する変速制御を実行する車両用無段変速機の制御装置であって、
    前記目標変速比が最大変速比に設定されており且つ車速が第1基準車速未満まで低下したときに、前記変速制御による変速比の変更を停止し、前記プライマリプーリに設けられた油圧室の作動油を抜いて変速比を最大変速比に保持する変速比保持制御を開始し、
    車速が前記第1基準車速よりも小さな第2基準車速以上まで上昇したときに、前記変速比保持制御を終了して前記プライマリプーリに作動油を充填し、その後に車速が前記第1基準車速以上まで上昇したときに前記変速制御による変速比の変更を再開する
    ことを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用無段変速機の制御装置において、
    前記変速比保持制御は、同変速比保持制御を開始するときに実際の変速比が最大変速比になっている場合には前記プライマリプーリの作動油を抜いて変速比を最大変速比に保持する一方、同変速比保持制御を開始するときに実際の変速比が最大変速比になっていない場合には前記変速制御用油圧を前記ベルトに滑りが生じない最小の油圧である滑り限界油圧まで減少させるものである
    ことを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両用無段変速機の制御装置において、
    前記滑り限界油圧は、前記内燃機関から入力されるトルクと、前記挟圧力制御用油圧とに基づいて算出される
    ことを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用無段変速機の制御装置において、
    前記車速は、前記回転数センサによって検出される前記セカンダリプーリの回転数に基づいて算出される
    ことを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用無段変速機の制御装置において、
    前記車速は、車輪の回転数を検出する車輪速センサによって検出される車輪の回転数に基づいて算出される
    ことを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
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