JP2001304389A - ベルト式無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の変速制御装置

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JP2001304389A
JP2001304389A JP2000124520A JP2000124520A JP2001304389A JP 2001304389 A JP2001304389 A JP 2001304389A JP 2000124520 A JP2000124520 A JP 2000124520A JP 2000124520 A JP2000124520 A JP 2000124520A JP 2001304389 A JP2001304389 A JP 2001304389A
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speed
shift
control
correction amount
belt
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Application number
JP2000124520A
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English (en)
Inventor
Kaoru Kondo
薫 近藤
Hiroki Asayama
弘樹 浅山
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式無段変速機の変速制御装置に関し、
変速比の急変に伴うベルトスリップを防止できるように
する。 【解決手段】 変速比制御手段31によるプライマリプ
ーリ21とセカンダリプーリ22との変速比の制御中
に、変速速度検出手段38により変速速度を検出し、検
出した変速速度が予め設定された所定値以上になったと
きには、変速速度抑制手段39により変速比制御手段3
1による変速比制御の進行を抑制することにより変速速
度を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式無段変速
機の変速制御装置に関し、特に、急変速によるベルトス
リップを防止したベルト式無段変速機の変速制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無段変速機が、変速比を連続的に
制御することで変速ショックを回避できる点や燃料消費
効率の優れた点に着目され、特に、無段変速機をそなえ
た車両の開発が盛んに行なわれている。現在実用化され
ている無段変速機としては、ベルト式無段変速機とトロ
イダル型無段変速機とがあり、一般に比較的出力の小さ
いエンジンにはベルト式無段変速機が用いられ、大出力
エンジンにはトロイダル型無段変速機が用いられてい
る。
【0003】ベルト式無段変速は、エンジンの出力軸に
連結されるプライマリプーリと、駆動輪につながるセカ
ンダリプーリと、両プーリに巻回されるベルトとから構
成され、エンジンで発生した動力は、ベルトを介してプ
ライマリプーリからセカンダリプーリへ伝達され、そし
て駆動輪に伝達されるようになっている。この際、通常
は、セカンダリプーリには伝達トルクなどの基本特性に
合わせて設定された油圧(ライン圧)を作用させてベル
トへのクランプ力を与えておき、プライマリプーリ側に
作用させる油圧(プライマリ圧)を調整することで変速
〔変速比(プライマリプーリとセカンダリプーリとの各
有効半径比)の制御〕が行なわれる。
【0004】そして、このような変速制御は、一般に、
プライマリプーリの目標回転速度を車速やスロットル開
度に基づいて設定し、プライマリプーリの実回転速度が
この目標回転速度になるように、プライマリプーリ側に
作用させる油圧を制御することで行なうようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなフィード
バック制御では、プライマリプーリ側に作用させる油圧
の制御量は、プライマリプーリの実回転速度と目標回転
速度との偏差により決まる。したがって、実回転速度と
目標回転速度との偏差が大きくなれば、上記油圧制御量
も大きくなり、変速速度(変速比の変化速度)も速くな
る。例えば、アクセルオフで惰性運転しているようなと
きに急にアクセルペダルを踏み込むと、目標回転速度が
スロットル開度に応じた高い値に設定されるので、実回
転速度と目標回転速度との偏差が急激に大きくなり、変
速速度は極めて速くなる。
【0006】ところが、変速速度があまりにも速すぎる
と、変速比の急変によりベルトがスリップを起こしてし
まい、最悪の場合にはプーリとベルトが損傷してしま
う。本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、変
速比の急変に伴うベルトスリップを防止できるようにし
た、ベルト式無段変速機の変速制御装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のベル
ト式無段変速機の変速制御装では、変速比制御手段によ
るプライマリプーリとセカンダリプーリとの変速比の制
御中に、変速速度検出手段により変速速度を検出し、検
出した変速速度が予め設定された所定値以上になったと
きには、変速速度抑制手段により変速比制御手段による
変速比制御の進行を抑制することにより変速速度を抑制
する。
【0008】好ましくは、変速比制御手段をフィードバ
ック制御手段として構成し、プライマリプーリの回転速
度相当値が運転状態に応じた目標値となるように目標値
と回転速度相当値との偏差に基づきプライマリプーリの
油圧制御系をフィードバック制御し、その際、変速速度
が所定値以上となったときには、変速速度抑制手段によ
りフィードバック制御手段で用いられるフィードバック
補正量のうち少なくとも積分制御によるフィードバック
補正量をゼロにリセットする。
【0009】つまり、例えば、比例積分制御によりフィ
ードバック制御を行なう場合には、フィードバック補正
量には、比例制御によるフィードバック補正量(比例補
正量)と積分制御によるフィードバック補正量(積分補
正量)とが含まれるが、このうち少なくとも積分補正量
をゼロにリセットするのである。比例積分微分制御によ
りフィードバック制御を行なう場合には、さらに微分制
御によるフィードバック補正量(微分補正量)が含まれ
るが、この場合も少なくとも積分補正量をゼロにリセッ
トするのである。
【0010】もちろん、フィードバック補正量全て、即
ち積分補正量に加えて比例補正量や微分補正量もゼロに
リセットするようにしてもよい。これにより変速比制御
手段による変速比制御は停止され、変速速度はさらに抑
制されることになる。また、変速速度が第1の所定値以
上となったときには、まず、積分補正量をゼロにリセッ
トし、変速速度が第1の所定値よりも高い第2の所定値
以上となったときには、さらに比例補正量や微分補正量
もゼロにリセットするようにしてもよい。
【0011】なお、ここでいう「変速速度」とは、変速
比、即ちプライマリプーリとセカンダリプーリとの各有
効半径比の変化速度を意味する。また、「プライマリプ
ーリの回転速度相当値」とは、プライマリプーリの回転
速度そのものに加えて、プライマリプーリの回転速度に
相当する値一般、例えばエンジン回転速度を含み、トル
クコンバータ付きのベルト式無段変速機の場合には、タ
ービン回転速度も含む概念である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図4は本発明の一実施
形態としてのベルト式無段変速機の変速制御装置を示す
もので、これらの図に基づいて説明する。まず、本実施
形態にかかる車両の動力伝達機構について説明すると、
図1に示すように、本実施形態にかかる車両は前輪駆動
型車両であり、エンジン1から出力された回転は無段変
速機2により変速されて前輪3,3に伝達されるように
なっている。
【0013】無段変速機2は、トルクコンバータ(トル
コン)4,正転反転切換機構5,ベルト式無段変速機構
6,減速機構7及び差動機構(フロントデフ)8から構
成されている。トルコン4はエンジン1の出力軸1aに
連結され、エンジン1の回転はトルコン4を介して正転
反転切換機構5に伝達され、さらに正転反転切換機構5
を介してベルト式無段変速機構6に伝達されるようにな
っている。そして、ベルト式無段変速機構6において適
宜変速された後、減速機構7を介して差動機構8に伝達
され、左右の前輪3,3へ分配されるようになってい
る。なお、トルコン4,正転反転切換機構5,減速機構
7及び差動機構8は一般的な構成であるので、ここでは
その詳細な説明は省略する。
【0014】ベルト式無段変速機構6は、プライマリプ
ーリ21とセカンダリプーリ22とベルト23とから構
成され、正転反転切換機構5からプライマリシャフト2
4に入力された回転は、プライマリシャフト24と同軸
一体のプライマリプーリ21からベルト23を介してセ
カンダリプーリ22へ入力されるようになっている。プ
ライマリプーリ21,セカンダリプーリ22はそれぞれ
一体に回転する2つのシーブ21a,21b,22a,
22bから構成されている。それぞれ一方のシーブ21
a,22aは軸方向に固定された固定シーブであり、他
方のシーブ21b,22bは油圧ピストン21c,22
cによって軸方向に可動する可動シーブになっている。
【0015】上記の油圧ピストン21c,22cには、
オイルタンク41内の作動油をオイルポンプ40で加圧
して得られる制御油圧が供給されるようになっている。
具体的には、セカンダリプーリ22の油圧ピストン22
cには、調圧弁(ライン圧調整弁)43により調圧され
たライン圧PLが加えられ、プライマリプーリ21の油
圧ピストン21cには、調圧弁43により調圧された上
で流量制御弁(変速比調整弁)44により流量調整され
た作動油が供給されるようになっている。そして、セカ
ンダリプーリ22に供給された作動油はベルト23のク
ランプ用の油圧として作用し、プライマリプーリ21に
供給された作動油は変速比調整用油圧(プライマリ圧)
Pとして作用するようになっている。なお、オイルポ
ンプ40はエンジン1の出力軸1aから取り出された回
転により駆動されている。
【0016】次に、本実施形態にかかる車両の制御系に
ついて説明すると、上述した動力伝達機構はコントロー
ラ(電子制御コントロールユニット=ECU)30によ
り統合制御されるようになっている。本実施形態では、
車両の運転状態に関する各種情報を検出する検出手段と
して、プライマリプーリ21の回転速度(プライマリ回
転速度)NPを検出するプライマリ回転センサ51,セ
カンダリプーリ22の回転速度(セカンダリ回転速度)
Sを検出するセカンダリ回転センサ52,ライン圧PL
を検出するライン圧センサ53,プライマリ圧PPを検
出するプライマリ圧センサ54,スロットル13のスロ
ットル開度θSを検出するスロットル開度センサ55等
がそなえられている。なお、エンジン回転速度(エンジ
ン1の出力軸の回転速度)は、プライマリ回転センサ5
1で検出されるプライマリ回転速度NPから算出するこ
とができる。また、車速(車両の走行速度)は、セカン
ダリ回転センサ52で検出されるセカンダリ回転速度N
Sから算出することができる。
【0017】ECU30にはこれらの各種センサ51〜
55からの検出信号が入力されるようになっており、E
CU30では、これらの検出信号及び選択信号に基づい
てエンジン1と無段変速機2とを制御している。特に、
無段変速機2の制御においては、各プーリ21,22へ
の油圧供給系にそなえられた調圧弁43や流量制御弁4
4を制御している。なお、調圧弁43はライン圧制御用
ソレノイド43Aを電気信号によりデューティ制御する
ことにより、また、流量制御弁44は変速制御用ソレノ
イド44Aを電気信号によりデューティ制御することに
よって制御される。
【0018】具体的には、ECU30には、上述の流量
制御弁44の制御(変速比制御)を行なう機能(変速比
制御手段)31と、調圧弁43の制御(ライン圧制御)
を行なう機能(ライン圧制御手段)32とが設けられて
いる。特に、変速比制御手段31は、図2に示すよう
に、プライマリプーリ21の油圧制御系である流量制御
弁44をフィードバック制御するフィードバック制御手
段として構成されている。
【0019】そして、フィードバック制御手段(変速比
制御手段)31は、目標プライマリ回転設定手段33,
減算器34,PID制御手段35,変速基準デューティ
算出手段36,加算器37,変速速度演算手段38及び
変速速度抑制手段39から構成されている。各機能要素
について説明すると、目標プライマリ回転設定手段33
は、車両の車速に対応したパラメータ〔ここでは、車速
に対応するセカンダリプーリ22の回転速度(セカンダ
リ回転速度)NS〕とエンジン1の負荷(ここでは、ス
ロットル開度θS)とからプライマリプーリ21の目標
回転速度NPOを設定する手段である。ここでは、図3に
示す制御マップM1から目標プライマリ回転速度NPO
決定している。
【0020】制御マップM1中において、目標プライマ
リ回転速度NPOはスロットル開度θ Sが大きいほど高く
なるように設定されており、全負荷相当状態(スロット
ル開度θSが100%)のときに最大になる。また、制
御マップM1中に示すFL線は変速比が最大(即ち、フル
・ロー)のときの変速線であり、OD線は変速比が最小
(即ち、オーバー・ドライブ)のときの変速線である。
目標プライマリ回転速度NPOは、このFL線とOD線とで挟
まれる領域内で設定されることになる。
【0021】アクセルペダルを戻してスロットル開度θ
Sを全閉状態にしたときには、目標プライマリ回転速度
POはOD線上で設定される。そして、車速(即ち、セカ
ンダリ回転速度NS)の低下とともに目標プライマリ回
転速度NPOもOD線に沿って減少設定される。ただし、セ
カンダリ回転速度NSが所定値NS1以下のときには、目
標プライマリ回転速度NPOはOD線から外れて所定値NP1
に維持される。この所定値NP1はアイドル運転時のエン
ジン回転速度に相当する値である。
【0022】減算器34は、プライマリ回転センサ51
で検出されたプライマリプーリ21の実際の回転速度
(実プライマリ回転速度)NPと目標プライマリ回転速
度NPOとの偏差ΔNP(=NPO−NP)を算出する算出手
段である。算出した偏差ΔNPはPID制御手段35に
出力される。PID制御手段35は、減算器34で算出
された偏差ΔNPにPID制御による補正を施す手段で
ある。具体的には、PID制御手段35は、比例制御
(P制御)によるフィードバック補正量を算出する比例
補正量算出手段60,積分制御(I制御)によるフィー
ドバック補正量を算出する積分補正量算出手段61,微
分制御(D制御)によるフィードバック補正量を算出す
る微分補正量算出手段62,各フィードバック補正量を
加算する加算器63をそなえている。
【0023】比例補正量算出手段60では、偏差ΔNP
に所定の比例制御ゲインKPを乗算することにより比例
補正量(比例制御によるフィードバック補正量)D
FP(=KP×ΔNP)を算出している。積分補正量算出手
段61では、偏差ΔNPに所定の積分制御ゲインKIを乗
算したものを積分することにより積分補正量(積分制御
によるフィードバック補正量)DFI〔=∫(KI×ΔNP)
dt〕を算出している。また、微分補正量算出手段62
では、偏差ΔNPに所定の微分制御ゲインKDを乗算した
ものを微分することにより微分補正量(微分制御による
フィードバック補正量)DFD〔=d(KD×ΔNP)/d
t)を算出している。なお、各ゲインKP,KI,KD
プライマリ回転速度NP,セカンダリ回転速度NS及び油
温等をパラメータとして設定される。そして、各補正量
算出手段60〜62で算出された各補正量DFP,DFI
FDは加算器63で加算され、フィードバック補正量D
F(=DF P+DFI+DFD)として加算器37に出力され
る。
【0024】加算器37には、上記フィードバック補正
量DFに加え、変速基準デューティ算出手段36から変
速基準デューティDBASEが入力されるようになってい
る。変速基準デューティDBASEは、現在の変速比を保持
するのに必要な油圧(プライマリ圧)を供給するための
デューティである。変速基準デューティ算出手段36で
は、ライン圧センサ53で検出されたライン圧PLを予
め記憶されたマップを用いてデューティに変換し、さら
に油温,変速比(NP/NS)及びエンジン回転速度NE
に応じた補正を施すことによって変速基準デューティD
BASEを算出している。
【0025】加算器37では、この変速基準デューティ
BASEに上記フィードバック補正量DFが加算され、変
速デューティD(=DBASE+DF)として変速制御用ソ
レノイド44Aに出力される。そして、変速制御用ソレ
ノイド44Aが加算器37から入力された変速デューテ
ィDに応じて流量制御弁44を駆動することにより、プ
ライマリプーリ21の実プライマリ回転速度NPが目標
プライマリ回転速度NPOに近づくように、プライマリ圧
が調整される。
【0026】次に、変速速度演算手段38及び変速速度
抑制手段39について説明する。これらの機能41,4
2は、変速速度、即ち変速比の変化速度があまりにも速
い場合に、変速速度を抑制することによってベルトスリ
ップを防止するための機能である。このため、まず、変
速速度演算手段38ではプライマリ回転センサ51で検
出されるプライマリ回転速度NP及びセカンダリ回転セ
ンサ52で検出されるセカンダリ回転速度NSから変速
速度を演算している。即ち、ここではプライマリ回転セ
ンサ51及びセカンダリ回転センサ52は変速速度演算
手段38とともに変速速度を検出する変速速度検出手段
を構成している。
【0027】なお、ベルトスリップの防止の判断基準に
変速速度を使用するのは次の理由による。即ち、ベルト
スリップは、ベルト23の半径方向の移動速度と関係し
ており、この移動速度は変速速度と1対1で対応してい
る。したがって、変速速度を判断基準として用いること
によりベルトスリップを精度良く判断することができる
のである。これに対し、例えばエンジン加速度を用いた
場合には、エンジン加速度はベルト23の半径方向の移
動速度と直接関係していないため、同じエンジン加速度
でも車速によってはベルト23の半径方向移動速度は変
わってしまう。したがって、エンジン加速度ではベルト
スリップの防止の判断基準としては不適切である。
【0028】具体的には、変速速度演算手段38は、所
定の計算周期毎にプライマリ回転速度NPとセカンダリ
回転速度NSとの比、即ち変速比Ratio(=NP/NS)を
算出している。そして、前回周期で算出した変速比Rati
oOLDとの偏差ΔRatio(=RatioNEW−RatioOLD)を算出
し、この偏差を計算周期Δtで割算することにより変速
速度Vratio(=ΔRatio/Δt)を算出している。
【0029】変速速度抑制手段39では、まず、変速速
度演算手段38で算出された変速速度Vratioを所定の
閾値V0と比較して、変速速度Vratioが閾値V0を超え
た否かを判定している。この閾値V0はベルトスリップ
が発生しない上限変速速度に近い値であり、実験等から
求められるものである。なお、閾値V0はここでは固定
値としているが、例えば変速比Ratioやプライマリ回転
速度NPをパラメータとする関数として設定してもよ
い。また、計算周期Δtが一定の場合には、偏差ΔRati
oを計算周期Δtで割算せずに、偏差ΔRatioを所定の閾
値と比較するようにしてもよい。
【0030】そして、変速速度Vratioが閾値V0を超え
たときには、変速速度抑制手段39では次の方法により
変速速度の抑制を行なうようになっている。即ち、PI
D制御手段35において算出されるフィードバック補正
量DF(=DFP+DFI+DFD)のうち、積分補正量算出
手段61で算出される積分補正量DFIをゼロにリセット
している。
【0031】このようにフィードバック補正量DFのう
ち積分補正量DFIをゼロにリセットするのは次の理由に
よる。即ち、ベルトスリップが生じるほど変速比が急変
する主なケースとして、アクセルオフで惰性運転してい
るときに急激にアクセルペダルを踏み込んだ場合が挙げ
られる。アクセルペダルを戻してスロットル開度θS
全閉状態にしたときには、目標プライマリ回転速度NPO
は、図3に示すように、セカンダリ回転速度NSの低下
に応じてOD線に沿って低下していく。このとき、実プラ
イマリ回転速度NPも目標プライマリ回転速度NPOに追
従してOD線に沿って低下していく。
【0032】ところが、前述したようにセカンダリ回転
速度NSが所定値NS1以下になったときには、目標プラ
イマリ回転速度NPOはOD線から外れて所定値NP1に維持
されるようになる。したがって、フィードバック制御手
段32では、実プライマリ回転速度NPOも所定値NP1
なるように流量調整弁44をフィードバック制御する
が、流量調整弁44が作動してからプライマリ圧が所定
値NP1応じた圧に達するまでのタイムラグにより、目標
プライマリ回転速度NPOが所定値NP1に維持された場合
でも、実プライマリ回転速度NPは直ぐには低下が止ま
らずに暫くの間はOD線に沿って低下する。そして、所定
値NP1よりも若干低めの値で低下が止まったのち、セカ
ンダリ回転速度NSの低下に応じて所定値NP1よりも若
干低めの値を維持しながら推移していく。
【0033】上記のように実プライマリ回転速度NP
直ぐに目標プライマリ回転速度NPO(所定値NP1)に追
従させずに所定値NP1よりも若干低めの値に維持するの
は、フィードバック制御に伴うハンチング防止のためで
ある。しかしながら、この間もフィードバック制御手段
32では、実プライマリ回転速度NPを所定値NP1に近
づけるためのフィードバック補正量を演算している。特
に、積分補正量算出手段61で算出される積分補正量D
FIは、目標プライマリ回転速度NPOと実プライマリ回転
速度NPとに差がある間はどんどん蓄積されていく。し
たがって、惰性運転時間が長いほどそれだけ積分補正量
FIは溜まっていくことになる。
【0034】このような状態でアクセルペダルを踏み込
むと、目標プライマリ回転速度NPOはスロットル開度θ
Sに応じた高い値に設定される。そして、フィードバッ
ク制御手段32は、実プライマリ回転速度NPがこの目
標プライマリ回転速度NPOに近づくように、目標プライ
マリ回転速度NPOと実プライマリ回転速度NPとの偏差
ΔNPに基づきフィードバック補正量DFを算出する。
【0035】このとき、フィードバック補正量DF
は、現在までに蓄積された積分補正量DFIが含まれる
が、惰性運転中は上述のように目標プライマリ回転速度
POよりも実プライマリ回転速度NPOが低いことから、
蓄積した積分補正量DFIは実プライマリ回転速度NP
目標プライマリ回転速度NPOよりも高い値まで上昇させ
る方向に作用することになる。このため、蓄積した積分
補正量DFIが大きい場合には、実プライマリ回転速度N
Pが必要以上に急上昇して変速比NP/NSが急変し、ベ
ルトスリップが生じてしまう可能性が高くなるのであ
る。
【0036】また、上記のような惰性運転からの加速時
以外にも積分補正量DFIが蓄積される場合がある。例え
ば、プライマリプーリ21の機械的な応答遅れにより実
プライマリ回転速度NPの上昇にタイムラグが生じた場
合である。この場合にも、目標プライマリ回転速度NPO
と実プライマリ回転速度NPとに差が生じていた時間分
だけ、すなわち応答遅れ時間の分だけ積分補正量DFI
蓄積されることになる。したがって、プライマリプーリ
21が正常に応答したときには、蓄積された積分補正量
FIの分だけ実プライマリ回転速度NPが急激に上昇
し、変速速度Vrat ioが過剰に速くなってベルトスリッ
プが生じてしまう可能性が高くなるのである。
【0037】そこで、変速速度抑制手段39では、上述
のように積分補正量算出手段61で算出される積分補正
量DFIをゼロにリセットすることにより、フィードバッ
ク補正量DFを適当な値に低減させ、これにより変速速
度Vratioを抑制するようにしているのである。また、
積分補正量算出手段61では、変速速度Vratioが所定
の閾値V1(<V0)以下になった時点で積分補正量DFI
の計算を再開するようになっている。
【0038】本発明の一実施形態としてのベルト式無段
変速機の変速制御装置は、上述のように構成されている
ので、例えば図4に示すフローチャート(ステップS1
0〜S120)に示すようにしてベルト式無段変速機の
変速制御が行なわれる。つまり、まず、ステップS10
で、セカンダリ回転速度NSとスロットル開度θSとに基
づき制御マップから目標プライマリ回転速度NPOを決定
する。
【0039】続いて、ステップS20で、プライマリ回
転センサ51により検出された実際のプライマリ回転速
度NPを読み込み、ステップS30で、目標プライマリ回
転速度NPOと実プライマリ回転速度NPとの偏差ΔNP(=
PO−NP)基づき、比例積分微分制御によってフィー
ドバック補正量DF(=DFP+DFI+DFD)を算出す
る。
【0040】次に、ステップS40で、変速比Ratio
(=NP/NS)をプライマリ回転速度N Pとセカンダリ回
転速度NSとに基づき算出し、ステップS50で、今回
算出した変速比RatioNEWと前回計算周期に算出した変速
比RatioOLDとの偏差ΔRatio(=RatioNEW−RatioOLD
に基づき、変速速度Vratio(=ΔRatio/Δt)を算出
する。
【0041】次に、ステップS60で、フラグFが1か
否かを判定する。このフラグFは初期値が0であって、
変速速度Vratioが閾値V0を超えると1にされ、変速速
度V ratioが閾値V1を超えた後に閾値V1以下に低下す
ると0にされる。したがって、変速開始時にはフラグF
は0にされているので、ステップS60ではNo判定と
なり、ステップS70に進む。
【0042】ステップS70では、変速速度Vratio
閾値V0を超えているか否か判定する。変速速度Vratio
が閾値V0以下の場合(ステップS70のNo判定)に
は、ステップS100に進み、ステップS30で算出し
たフィードバック補正量DF(=DFP+DFI+DFD)を
用いて流量制御弁44のフィードバック制御を行なう。
すなわち、ライン圧PL,油温,変速比Ratio及びエンジ
ン回転速度NEに応じて設定された変速基準デューティ
BASEにステップS30で算出したフィードバック補正
量DFを加算して変速デューティD(=DBASE+DF)を
算出し、この変速デューティDを変速制御用ソレノイド
44Aに出力することによって流量制御弁44をフィー
ドバック制御する。
【0043】一方、変速速度Vratioが閾値V0を超えた
場合(ステップS70のYes判定)には、ステップS
80に進み、ステップS30で算出したフィードバック
補正量DF(=DFP+DFI+DFD)のうち積分補正量D
FIをゼロにリセットする。また、ステップS90でフラ
グFを1にセットする。そして、S100に進み、積分
補正量DFIがゼロにリセットされたフィードバック補正
量DF(=DFPI+DFD)を用いて流量制御弁44のフィ
ードバック制御を行なう。
【0044】ステップS90でフラグFが1にセットさ
れることにより、その後の制御周期では、ステップS6
0からステップS110に進み、ステップS110で
は、変速速度Vratioが閾値V1以下まで低下したか否か
判定する。変速速度Vratioが閾値V1よりも依然として
高い場合(ステップS110のNo判定)には、ステッ
プS80に進み、ステップS30で算出したフィードバ
ック補正量DF(=DF P+DFI+DFD)のうち積分補正
量DFIをゼロにリセットする。また、ステップS90で
フラグFを1に維持する。そして、S100に進み、積
分補正量DFIがゼロにリセットされたフィードバック補
正量DF(=DFPI+DFD)を用いて流量制御弁44のフ
ィードバック制御を行なう。
【0045】一方、変速速度Vratioが閾値V1以下まで
低下した場合(ステップS110のYes判定)には、
ステップS120に進み、フラグFを0にリセットす
る。そして、ステップS100に進み、ステップS30
で算出したフィードバック補正量DF(=DFP+DFI
FD)を用いて流量制御弁44のフィードバック制御を
行なう。
【0046】このように、変速速度Vratioが所定の閾
値V1を超えた場合には、フィードバック補正量DF(=
FP+DFI+DFD)のうち積分補正量DFIがゼロにリセ
ットされるので、変速制御用ソレノイド44Aに出力さ
れる変速デューティDは、その分だけ低減される。した
がって、プライマリプーリ21に供給されるプライマリ
圧PPの上昇が抑制され、これにより変速比Ratio(=N
P/NS)の変化速度、すなわち変速速度Vratioが抑制
されるようになる。したがって、本変速制御装置によれ
ば、変速速度Vratioの過剰上昇、すなわち急変速によ
るベルトスリップを確実に防止することができるという
利点がある。
【0047】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施
しうるものである。例えば、本実施形態では、PID制
御手段35において算出されるフィードバック補正量D
F(=DFP+DFI+DFD)のうち、積分補正量算出手段
61で算出される積分補正量DFIのみをゼロにリセット
しているが、フィードバック補正量DF全てをゼロにリ
セットするようにしてもよい。これにより、変速制御が
一旦停止されるようになるので、より確実に変速速度V
ratioを抑制してベルトスリップを防止することが可能
になる。
【0048】ただし、この場合には、ベルトスリップを
確実に防止できるものの、変速制御が一旦停止されるこ
とにより、積分補正量DFIのみをゼロにリセットする場
合に比べて加速性能が落ちることになる。したがって、
積分補正量DFIをゼロにリセットする閾値V0よりも高
い閾値V2(>V0)を設定しておき、積分補正量DFI
ゼロにリセットしても変速速度Vratioが低下せずに、
さらに閾値V2を超えたときには、フィードバック補正
量DF全てをゼロにリセットするように構成するのが好
ましい。これにより、加速性能を確保しながらベルトス
リップを確実に防止することが可能になる。
【0049】また、本実施形態では、変速比制御手段を
実プライマリ回転速度が目標プライマリ回転速度になる
ように流量調整弁をフィードバック制御するフィードバ
ック制御手段(回転速度フィードバック制御手段)とし
て構成したが、実プライマリ圧が目標プライマリ圧にな
るように流量調整弁をフィードバック制御するフィード
バック制御手段(油圧フィードバック制御手段)として
構成してもよい。この場合にも、フィードバック補正量
(少なくとも積分補正量)をゼロにリセットすることに
より、変速比制御の進行を抑制することができる。
【0050】さらに、油圧制御系(流量調整弁,調圧
弁)はデューティソレノイドの制御に限らずリニアソレ
ノイドを用いたポジション制御等他の制御も適用しう
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のベルト式
無段変速機の変速制御装置によれば、変速速度が予め設
定された所定値以上になったときには、変速比制御の進
行が抑制されるので、変速速度が低下して急激な変速が
防止されるようになり、ベルトスリップが確実に防止さ
れるという利点がある(請求項1)。
【0052】また、変速速度を抑制する手段として、プ
ライマリプーリの油圧制御系をフィードバック制御する
ためのフィードバック補正量のうち、少なくとも積分制
御によるフィードバック補正量をゼロにリセットする場
合には、蓄積された積分制御によるフィードバック補正
量の作用による急変速を防止することができ、例えば惰
性運転からの急加速時等におけるベルトスリップが確実
に防止されるという利点がある(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる車両の動力伝達系
及び制御系を説明するための模式的構成図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのベルト式無段変速
機の変速制御装置の機能を説明するための機能ブロック
図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのベルト式無段変速
機の変速制御装置にかかる変速比制御の制御マップを示
す図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのベルト式無段変速
機の変速制御装置による制御内容を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 無段変速機 6 ベルト式無段変速機構 21 プライマリプーリ 22 セカンダリプーリ 23 ベルト 30 ECU(制御装置) 31 フィードバック制御手段(変速比制御手段) 33 目標プライマリ回転設定手段 35 PID制御手段 38 変速速度演算手段(変速速度検出手段) 39 変速速度抑制手段 44 流量制御弁 44A 変速制御用ソレノイド 51 プライマリ回転センサ 52 セカンダリ回転センサ 55 スロットル開度センサ 60 比例補正量算出手段 61 積分補正量算出手段 62 微分補正量算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:42 F16H 59:42 59:44 59:44 59:68 59:68 63:06 63:06 Fターム(参考) 3J552 MA07 MA12 MA26 NA01 NB01 PA12 RA02 RB14 RB15 RB18 SA32 SB12 TA01 TA02 TB13 VA12Z VA18Z VA32W VA32Y VA37Z VB01Z VC01Z VC03Z VD02Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プライマリプーリとセカンダリプーリと
    前記両プーリに巻回された無端ベルトとをそなえたベル
    ト式無段変速機の変速制御装置において、 該プライマリプーリと該セカンダリプーリとの変速比を
    制御する変速比制御手段と、 変速速度を検出する変速速度検出手段と、 該変速速度検出手段により検出された変速速度が予め設
    定された所定値以上になったとき、該変速比制御手段に
    よる変速比制御の進行を抑制することにより変速速度を
    抑制する変速速度抑制手段とをそなえたことを特徴とす
    る、ベルト式無段変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 該変速比制御手段が、該プライマリプー
    リの回転速度相当値が運転状態に応じた目標値となるよ
    うに該目標値と該回転速度相当値との偏差に基づき該プ
    ライマリプーリの油圧制御系をフィードバック制御する
    フィードバック制御手段として構成され、 該変速速度抑制手段は、該変速速度が所定値以上となっ
    たとき、該フィードバック制御手段で用いられるフィー
    ドバック補正量のうち少なくとも積分制御によるフィー
    ドバック補正量をゼロにリセットすることを特徴とす
    る、請求項1記載のベルト式無段変速機の変速制御装
    置。
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