JP2010178222A - 歪み補償装置,光受信装置及び光送受信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】歪み補償装置のハードウェア規模を縮小させる。
【解決手段】受信した光信号の波形歪みをディジタル信号処理により補償する歪み補償装置1において、前記波形歪みを既定の補償量で補償するとともに、オンオフ切り替えにより補償動作の組合せを変更可能な複数の既定量補償部2−1〜2−N,3−1〜3−Nをそなえ、前記複数の既定量補償部2−1〜2−N,3−1〜3−Nが縦続接続される。
【選択図】図1

Description

本件は、歪み補償装置,光受信装置及び光送受信システムに関する。前記歪み補償装置には、例えば、光信号の波形歪みをディジタル信号処理により補償する歪み補償装置が含まれる。
光通信の大容量化を実現する方法の一つに、光伝送速度の高速化がある。
しかし、光伝送速度を単純に高速化した場合、光伝送路(例えば、光ファイバなど)の波長分散に起因する波形歪みが生じるため、光伝送速度は制限されることが知られている。
光伝送路を伝送する光の速度は光の波長(周波数)に応じて異なり、この速度差が光パルスに広がりを生じさせる。これを光伝送路の波長分散効果という。光パルスには複数の周波数成分が含まれているので、光伝送路に波長分散が存在すると、各周波数成分の伝送速度が異なるため、その分散量(分散×距離)に応じて伝送光の信号波形が歪む。
上記の波形歪みについて補償を行なわない場合、光伝送に耐えうる分散量には限界が存在し、その値は概ね信号伝送速度の2乗に反比例し、伝送速度が上昇するほど小さくなる。つまり、信号伝送速度が大きいほど、光伝送を行なえなくなる確率も大きくなる。
例えば、伝送信号のビットレートが2.5Gbps程度の場合には、光パルスのスペクトル幅は比較的狭いためパルスの広がりは小さく、超長距離伝送でない限り符号間干渉が発生する確率は小さい。
しかし、伝送信号のビットレート(速度)が10Gbpsや40Gbpsなどの場合には、光パルスのスペクトル幅は2.5Gbpsの伝送信号に比して広いため、同じ分散量でもパルスの広がりが大きくなる。また、伝送信号のビットレートが10Gbpsや40Gbpsなどの場合には、光パルスの間隔が狭いため、小さなパルス広がりの発生によっても符号間干渉が発生する確率は大きくなる。
このため伝送信号のビットレートが、2.5Gbps,10Gbps,40Gbps,100Gbpsと増大するに従って、光伝送路における波長分散を補償することが望ましい。
上記の歪み補償に関する既存の技術としては、変調された複素光電場をディジタル信号に変換し、信号光の持つ波長分散歪みをディジタル複素フィルタ処理によって補償する方法が知られている(下記非特許文献1参照)。
また、歪み補償回路の回路規模を削減するべく、信号光を時間領域から周波数領域に変換し、周波数領域で波長分散補償を行なうことで回路規模の削減を図る方法もある(下記非特許文献2参照)。
さらに、波長分散量をモニタする方法や(下記非特許文献3参照)、非線形歪みを補償する方法なども知られている(下記非特許文献4参照)。
G. Charlet、外9名、「Transmission of 81 channels at 40Gbit/s over a Transpacific-Distance Erbium-only Link, using PDM-BPSK Modulation, Coherent Detection, and a new large effective area fibre.」、ECOC 2008, Brussels, Belgium、平成20年9月21日−25日、TH.3.E.3、Vol.7、p.29-30 B. Spinnler、外2名、「Adaptive Equalizer Complexity in Coherent Optical Receivers」、ECOC 2008, Brussels, Belgium、平成20年9月21日−25日、We.2.E.4、Vol.3、p.127-128 F.N. Hauske、外10名、「Optical Performance Monitoring from FIR Filter Coefficients in Coherent Receivers」、OFC/NFOEC 2008 Kazuo Kikuchi、「Electronic Post-compensation for Nonlinear Phase Fluctuations in a 1000-km 20-Gbit/s Optical Quadrature Phase-Shift Keying Transmission System Using the Digital Coherent Receiver」、OPTICS EXPRESS、平成20年1月21日、Vol.16, No.2、p.889-896
しかしながら、前述の波長分散を補償するには、歪み補償装置が受信した光信号の波長分散量に応じた長大なフィルタを要する。その結果、歪み補償装置のハードウェア規模が大きくなるという課題がある。
例えば、以下の手段を用いる。
(1)受信した光信号の波形歪みをディジタル信号処理により補償する歪み補償装置であって、前記波形歪みを既定の補償量で補償するとともに、オンオフ切り替えにより補償動作の組合せを変更可能な複数の既定量補償部をそなえ、前記複数の既定量補償部が縦続接続された、歪み補償装置を用いることができる。
(2)また、上記の歪み補償装置を有する、光受信装置を用いることができる。
(3)さらに、上記の歪み補償装置を有する、光送受信システムを用いることができる。
歪み補償装置のハードウェア規模を縮小させることが可能となる。
一実施形態に係る歪み補償装置の構成の一例を示す図である。 ディジタルフィルタの一例を示す図である。 図2に示すディジタルフィルタの回路の簡略化方法の一例を示す図である。 図1に示す規定量補償部の一例を示すブロック図である。 図1に示す規定量補償部の一例を示すブロック図である。 図1に示す歪み補償装置の動作例を示すフローチャートである。 図1に示す歪み補償装置の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す歪み補償装置を有する光送受信システムの一例を示す図である。 図1に示す歪み補償装置を有する光送受信システムの一例を示す図である。 第1変形例に係る歪み補償装置の一例を示すブロック図である。 図10に示す規定量補償部のフィルタ係数の切り替え方法の一例を示す図である。 第2変形例に係る歪み補償装置の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも例示に過ぎず、以下に示す実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施形態を組み合わせる等)して実施することができる。
〔1〕一実施形態
図1は、一実施形態に係る歪み補償装置の構成の一例を示す図である。
この図1に示す歪み補償装置1は、例示的に、既定量補償部2−1〜2−N(Nは自然数),3−1〜3−Nと、可変補償部4と、適応等化処理部5と、モニタ部6と、制御部7と、データ再生部8とをそなえる。なお、既定量補償部2−1〜2−N,3−1〜3−Nをそれぞれ区別しない場合は単に既定量補償部2,3とそれぞれ称する。また、波形歪みの一例として光信号の波長分散による歪みを補償する例について説明するが、本件は、この例に限定されない。
ここで、既定量補償部2は、光伝送路(図示省略)から入力される光信号の電場実軸成分(例えば、ディジタル変調におけるI軸成分)について、波長分散をディジタル信号処理により既定の分散補償量で補償する。
また、既定量補償部2−1〜2−Nは、それぞれ縦続接続され、既定量補償部2−M(M=1,・・・,N−1)で補償された電場実軸成分は、後段の既定量補償部2−(M+1)に出力される。さらに、既定量補償部2−Nで補償された前記電場実軸成分は、可変補償部4に出力される。
既定量補償部3は、光伝送路から入力される光信号の電場虚軸成分(例えば、ディジタル変調におけるQ軸成分)について、波長分散をディジタル信号処理により既定の分散補償量で補償する。
また、既定量補償部2−1〜2−Nと同様、既定量補償部3−1〜3−Nは、それぞれ縦続接続され、既定量補償部3−Mで補償された電場虚軸成分は、後段の既定量補償部3−(M+1)に出力される。さらに、既定量補償部3−Nで補償された前記電場虚軸成分は、可変補償部4に出力される。
なお、既定量補償部2−1〜2−N,3−1〜3−Nでの分散補償量は同一であってもよく、一部あるいはそれぞれが異なっていてもよい。
さらに、既定量補償部2及び3は、それぞれの補償動作をオンオフ制御されることができ、そのオンオフ切り替えは、例えば、後述の制御部7により制御されるようにしてもよい。
即ち、本例の既定量補償部2及び3は、歪み補償装置1が受信した光信号の波形歪みを既定の補償量で補償するとともに、オンオフ切り替えにより補償動作の組合せを変更可能な複数の既定量補償部の一例として機能する。
可変補償部4は、既定量補償部2−N及び3−Nから入力される光信号の電場実軸成分及び電場虚軸成分について、波長分散をディジタル信号処理により可変の分散補償量で補償する。可変補償部4で補償された信号は、適応等化処理部5に出力される。
可変補償部4は、既定量補償部2及び3と縦続接続され、たとえば、歪み補償装置1が受信した光信号の波長分散のうち、既定量補償部2及び3で分散補償されずに残った波長分散について補償することができる。可変補償部4での分散補償量は、例えば、後述の制御部7により制御されるようにしてもよい。
ここで、既定量補償部2,3及び可変量補償部4は、ディジタルフィルタ22を有する。なお、既定量補償部2−1と既定量補償部3−1,・・・,既定量補償部2−Nと既定量補償部3−Nとを一構成としてもよく、この場合、ディジタルフィルタ22は、図2に例示するように、有限インパルス応答フィルタ〔例えば、複素FIR(Finite Impulse Response)フィルタ〕としてもよい。また、本例はこれに限定されず、ディジタルフィルタ22を無限インパルス応答フィルタ〔例えば、複素IIR(Infinite Impulse Response)フィルタ〕としてもよい。また、図2に示す例では、フィルタのタップ数を3としているが、あくまで一例であり、本件はこれに限定しない。
図2に示すディジタルフィルタ22は、例示的に、遅延回路100−1〜100−3と、乗算器200−1〜200−4と、加算器300とをそなえる。なお、遅延回路100−1〜100−3を区別しない場合は単に遅延回路100と称し、乗算器200−1〜200−4を区別しない場合は単に乗算器200と称することがある。
遅延回路100は、所定の遅延(例えば、τ)を入力信号に付与する。図2に示す例では、遅延回路100−1により、入力信号S(t)に遅延時間τが付与され、S(t−τ)が出力される。また、遅延回路100−2により、遅延回路100−1からの出力信号S(t−τ)に遅延時間τが付与され、S(t−2τ)が出力される。さらに、遅延回路100−3により、遅延回路100−2からの出力信号S(t−2τ)に遅延時間τが付与され、S(t−3τ)が出力される。
乗算器200は、入力信号と係数パターン〔フィルタ係数(例えば、c0〜c3)〕とをそれぞれ乗算する。図2に示す例では、乗算器200−1により、入力信号S(t)とフィルタ係数c0とが乗算されて加算器300に出力される。また、乗算器200−2により、遅延回路100−1からの出力信号S(t−τ)とフィルタ係数c1とが乗算されて加算器300に出力される。さらに、乗算器200−3により、遅延回路100−2からの出力信号S(t−2τ)とフィルタ係数c2とが乗算されて加算器300に出力される。また、乗算器200−4により、遅延回路100−3からの出力信号S(t−3τ)とフィルタ係数c3とが乗算されて加算器300に出力される。
加算器300は、乗算器200−1〜200−4からの出力信号を加算して、加算結果を出力信号R(t)として出力する。
ここで、図3に例示するように、例えば、固定のフィルタ係数(「01101010」)と可変の入力信号(「10110001」)との乗算処理を行なう場合、図2に例示するフィルタにより、フィルタ係数のLSB(Least Significant Bit)からMSB(Most Significant Bit)のそれぞれのビット値と入力信号との乗算が行なわれ、フィルタ係数のビット位置に応じて各乗算結果が加算されて出力される。
つまり、図3に示す例では、固定フィルタ係数のLSBと可変入力信号との乗算結果「00000000」と、固定フィルタ係数の2ビット目と可変入力信号との乗算結果「10110001」と、固定フィルタ係数の3ビット目と可変入力信号との乗算結果「10110001」と、固定フィルタ係数の4ビット目と可変入力信号との乗算結果「00000000」と、固定フィルタ係数の5ビット目と可変入力信号との乗算結果「10110001」と、固定フィルタ係数の6ビット目と可変入力信号との乗算結果「00000000」と、固定フィルタ係数の7ビット目と可変入力信号との乗算結果「10110001」と、固定フィルタ係数のMSBと可変入力信号との乗算結果「00000000」とがフィルタ係数の各ビット位置(桁)に応じて加算される。
このとき、フィルタ係数のビット値が「0」の部分については、上記の計算処理を省略することができるので、当該計算部分を実現する回路を省略することが可能となる。例えば、フィルタ係数が固定且つ一部のビットに「0」を含む場合、乗算結果がゼロとなる部分が常に存在するので、その部分の回路を簡略化することができる。結果、歪み補償装置1のハードウェア規模を縮小させることが可能となる。
また、フィルタ係数が固定である場合、フィルタ係数が可変である場合に比して、フィルタ係数のパターン(種類)を少なくすることができ、その分、ディジタルフィルタの結線数を減少させることが可能となる。即ち、フィルタ係数が固定のディジタルフィルタは、フィルタ係数が可変のディジタルフィルタが有する係数パターンの種類よりも少ない種類の係数パターンを有するので、フィルタ回路を小型化することが可能となる。なお、既定量補償部2及び3のフィルタ係数は、フィルタ回路をより簡略化できるようなフィルタ係数の組み合わせ(ビット値「0」が比較的多いフィルタ係数の組み合わせ)が選択されるようにしてもよい。
ここで、適応等化処理部5は、可変補償部4からの出力信号について、例えば、時間領域で適応的な等化処理(ゲインや位相の補償など)を行なうことにより、光伝送路の補償を行なう。つまり、適応等化処理部5は、既定量補償部2,3及び可変補償部4により補償できなかった波長分散を補償することができる。適応等化処理部5で等化処理を施された信号は、モニタ部6及びデータ再生部8に出力される。
データ再生部8は、適応等化処理部5にて等化処理されたディジタル信号に所定の復調処理及び復号処理を施し、データを再生して出力する。
モニタ部6は、適応等化処理部5からの出力信号に含まれる波長分散の残存量(残留分散)を測定する。例えば、モニタ部6は、既定量補償部2,3,可変量補償部4及び適応等化処理部5においても補償しきれなかった波長分散(残留分散)を測定し、測定結果を制御部7に出力することができる。
制御部7は、光信号が伝送する光伝送路による波形歪みに応じて、既定量補償部2及び3の動作の組合せを変更して制御する。例えば、制御部7は、既定量補償部2及び3での分散補償量が受信光信号に含まれる波長分散量に最も近い値となるように、既定量補償部2及び3の動作をオンオフ制御することができる。
ここで、既定量補償部2(3)は、例えば、図4に例示するように、入力側スイッチ(SW)21と、ディジタルフィルタ22と、出力側SW23と、乗算器24,26と、符号制御部25と、遅延処理部27とをそなえる。なお、図4では、例示的に、既定補償部2と既定量補償部3とを一構成とする。
入力側SW21は、入力される電場実軸成分及び電場虚軸成分を、ディジタルフィルタ22への方路または遅延処理部27への方路のいずれか一方へ選択的に切り替えて出力する。
ディジタルフィルタ22は、入力成分と既定のフィルタ係数とを乗算し、乗算結果を加算して出力する。即ち、本例のディジタルフィルタ22は、入力側SW21の一方の出力を入力とし、光信号の波形歪みを既定の補償量で補償するディジタルフィルタの一例として機能する。
出力側SW23は、ディジタルフィルタ22からの入力または遅延処理部27からの入力のいずれか一方を既定量補償部2(3)の出力側へ選択的に切り替えて出力する。
乗算器24は、入力側SW21からの電場虚軸成分と、符号制御部25からの制御信号とを乗算してディジタルフィルタ22に出力する。
乗算器26は、ディジタルフィルタ22からの補償後電場虚軸成分と、符号制御部25からの制御信号とを乗算して出力側SW23に出力する。
符号制御部25は、制御部7からの制御に基づき、既定量補償部2(3)の既定の分散補償量の正負を反転させる制御を行なう。例えば、当該既定量補償部2(3)における既定の補償量を正の値とする場合、符号制御部25は、乗算器24及び乗算器26に「1」を出力する。一方、前記既定の補償量を負の値とする場合、符号制御部25は、乗算器24及び乗算器26に「−1」を出力する。
即ち、本例の符号制御部25は、当該既定量補償部2(3)における既定の補償量を正の値とする場合は、当該既定量補償部2(3)に入出力される複素信号の虚数成分の符号をそのままとする一方、前記既定の補償量を負の値とする場合は、前記虚数成分の符号を反転させる。
ここで、上記の符号反転方法について、例を用いて説明する。
例えば、入力信号をS=s1+s2i(iは虚数)とし、フィルタ係数をC=c1+c2とすると、正補償はRp=S×C=(c1s1−c2s2)+(c1s2+c2s1)iとなる。
これに対し、上記入力信号Sとフィルタ係数Cとの負補償はRm=S×C*=(s1+s2i)×(c1−c2i)=(c1s1+c2s2)+(c1s2−c2s1)iとなる。なお、*は複素共役を表す。
ここで、例えば、フィルタ係数Cと、入力信号Sの複素共役S*とを乗算すると、S*×C=(c1s1+c2s2)−(c1s2−c2s1)i=Rm*となる。従って、Rm*の虚数部の符号を反転させれば、フィルタ係数の複素共役を用いることなく、負補償Rmを得ることができる。
そこで、本例では、上記演算に従って、既定量補償部2(3)での分散補償量の正負を反転させる場合には、符号制御部25により、ディジタルフィルタ22に入力される電場虚軸成分の符号を反転させるとともに、ディジタルフィルタ22から出力される補償後の電場虚軸成分の符号を反転させる。
これにより、ディジタルフィルタ22は、1つのフィルタ係数につき、2種類(正負)の分散補償量を得ることができる。
遅延処理部27は、入力側SW21からの電場実軸成分及び電場虚軸成分に遅延を付与して出力側SW23に出力する。即ち、本例の遅延処理部27は、入力側SW21の他方の出力を入力とし、当該入力に遅延処理を施す遅延処理部の一例として機能する。
上記構成を有する既定量補償部2(3)は、例えば、制御部7からのオンオフ切り替え制御に基づき、入力側SW21の出力先及び出力側SW23の入力先を選択的に切り替える。例えば、制御部7は、既定量補償部2(3)がオンの場合はディジタルフィルタ22での処理結果が出力される一方、既定量補償部2(3)がオフの場合は遅延処理部27での処理結果が出力されるように、入力側SW21及び出力側SW23を切り換える。
これにより、本例の既定量補償部2(3)は、制御部7からのオンオフ切り替え制御に応じて、その動作のオンオフを切り替えることができる。なお、動作がオフの場合は、ディジタルフィルタ22への電源供給をオフとすることにより、省電力化を図ることが可能となる。
また、例えば、上記のオンオフ切り替え機構は、既定量補償部2(3)の外部に配置するようにしてもよい。
さらに、既定量補償部2(3)は、図5に例示する構成により、動作のオンオフを切り替えることができる。
この図5に例示するように、例えば、既定量補償部2(3)がオンの場合は、制御部7により、ディジタルフィルタ22のフィルタ係数を所定の値にセットする。一方、既定量補償部2(3)がオフの場合は、制御部7により、当該既定量補償部2(3)をオフとした場合に相当する係数パターン(フィルタ係数)にセットする。例えば、ディジタルフィルタ22のフィルタ係数を中央のビットのみを「1」とし、それ以外のビットを「0」にセットする。
このように、フィルタ係数のうち1つのビットのみを「1」にセットし、それ以外のビットを「0」にセットすることにより、図4に例示した遅延処理部27と同様の機能を実現する。これにより、既定量補償部2(3)のハードウェア規模をさらに縮小させることが可能となる。
また、制御部7は、信号光の波形歪みと既定量補償部2及び3での補償量とに基づいて、可変補償部4の補償量を可変制御する。例えば、制御部7は、既定量補償部2及び3で補償しきれなかった波長分散量を補償するように、可変補償部4での可変補償量を制御することができる。つまり、制御部7は、適応等化処理部5においても補償しきれない波長分散を補償すべく、可変補償部4の補償量を可変制御することができる。例えば、制御部
は、可変補償部4での分散補償量を、光伝送路による波長分散量から既定量補償部2及び3での補償量の総和を差し引いた量とすることができる。
さらに、制御部7は、予め設定された波長分散量を補償するように、既定量補償部2及び3の動作をオンオフ制御したり、可変補償部4の補償量を可変制御するようにしてもよいし、モニタ部6での測定結果に基づき、上記制御を行なうようにしてもよい。
これにより、例えば、通信開始時には、ユーザなどにより予め設定された波長分散量の補償を行なうように既定量補償部2,3及び可変補償部4の制御を行ない、波長分散の変動は生じた場合には、分散補償量を追従制御することが可能となる。
次に、上記構成を有する歪み補償装置1の動作の一例を説明する。
ここで、図6は本例の歪み補償装置1の動作の一例を示すフローチャートである。また、図7は本例の歪み補償装置1の構成の一例を示す図である。図7に示す例では、N=3個の既定量補償部2及び3が一体化され、各規定量補償部2−1〜2−3の分散補償量は±1000ps/nmである。また、可変補償部4の分散補償量は−1000ps/nm〜+1000ps/nmの範囲で可変である。なお、既定量補償部2−1〜2−3及び可変補償部4の分散補償量はこの例に限定されず、既定量補償部2−1〜2〜3の各分散補償量をそれぞれ異なる値とするようにしてもよい。
本例の歪み補償装置1は、まず、図6に例示するように、例えば、ユーザなどにより予め設定された分散補償量(ターゲット分散補償量)を取得する(ステップS1)。図7に示す例では、例えば、ターゲット分散補償量として2300ps/nmが設定されている。なお、psは光パルスの広がり量を表し、nmは光信号のスペクトル幅を表す。
次に、制御部7は、取得したターゲット分散補償量を既定量補償部2の分散補償量(固定フィルタ分散補償量)で除した商(整数)個の既定量補償部2の動作をオンに制御し、残りの既定量補償部2の動作をオフに制御する(ステップS2)。図7に示す例では、2300ps/nm÷1000ps/nm=2.3となるので、2.3を超えない最大の整数である2が、オン制御される既定量補償部2の個数となる。これにより、図7に示す例では、例えば、2個の既定量補償部2−2,2−3の動作がオンに制御され、残りの1個の既定量補償部2−1の動作がオフに制御されるが、オンオフ制御される既定量補償部2の位置は、図示する例に限定されない。
また、既定量補償部2の各分散補償量が異なる場合は、制御部7により、既定量補償部2での分散補償量の組み合わせの総和が、ターゲット分散補償量を超えない近傍値となるように、既定量補償部2の動作をオンオフ制御するようにしてもよい。
次いで、制御部7は、可変補償部(可変フィルタ)4の分散補償量がターゲット分散量−〔既定量補償部(固定フィルタ)2の補償量×有効化された既定量補償部2の個数〕となるように、可変補償部4が有するディジタルフィルタのフィルタ係数を可変制御する(ステップS3)。図7に示す例では、2300ps/nm−(1000ps/nm×2)=300ps/nmであるので、制御部7により、可変補償部4での分散補償量が300ps/nmとなるように制御される。これにより、本例の既定量補償部2及び可変補償部4は、予め設定されたターゲット分散補償量を補償することが可能となる。
既定量補償部2及び可変補償部4により分散補償された信号は、適応等化処理部5により等化処理を施され、さらに、モニタ部6により残留分散量を測定される(ステップS4)。
モニタ部6による測定結果は制御部7に出力され、制御部7は、残留分散が1つの既定量補償部2により補償可能な分散量(図7の例では、1000ps/nm)以上かどうかを判定する(ステップS5)。
ここで、残留分散が1つの既定量補償部2により補償可能な分散量以上であると判定された場合(ステップS5のYesルート)、制御部7は、可変補償部4での分散補償量が最小となるように、規定量補償部2の有効化数を変更する制御を行なう(ステップS6)。例えば、残留分散が1200ps/nmである場合、制御部7は、既定量補償部2−1をさらに有効化する制御を行なうとともに、可変補償部4の分散補償量を500ps/nmに変更する制御を行なうことができる。また、残留分散が−1100ps/nmである場合、制御部7は、既定量補償部2−2あるいは既定量補償部2−3をオフに制御するとともに、可変補償部4の分散補償量を200ps/nmに変更する制御を行なうことができる。
なお、制御部7は、残留分散の値と可変補償部4に設定されている分散補償量との和が1つの既定量補償部2により補償可能な分散量以上である場合、可変補償部4での分散補償量が最小となるように、規定量補償部2の有効化数を変更する制御を行なうようにしてもよい。例えば、残留分散が800ps/nmである場合、可変補償部4での分散補償量(300ps/nm)との和は、1100ps/nmとなり、1つの既定量補償部2により補償可能な分散量(1000ps/nm)以上となる。この場合、制御部7は、既定量補償部2−1をさらに有効化するとともに、可変量補償部4での分散補償量を100ps/nmに変更する制御を行なうようにしてもよい。
一方、残留分散が1つの既定量補償部2により補償可能な分散量より小さいと判定された場合(ステップS5のNoルート)、制御部7は、残留分散の値に応じて、可変補償部4での分散補償量を変更する制御を行なう(ステップS7)。例えば、残留分散が200ps/nmである場合、制御部7は、既定量補償部2の有効化数は変更せずに、可変補償部4の分散補償量を300ps/nmから500ps/nmに変更する制御を行なうことができる。
なお、制御部7は、残留分散の値と可変補償部4に設定されている分散補償量とに応じて、規定量補償部2の有効化数を変更する制御を行なうようにしてもよい。例えば、残留分散が−400ps/nmである場合、制御部7は、既定量補償部2−2あるいは既定量補償部2−3をオフに制御するとともに、可変補償部4の分散補償量を900ps/nmに変更する制御を行なうようにしてもよい。
以上のように、本例の歪み補償装置1は、可変フィルタに比して回路規模の小さい固定フィルタ(既定量補償部2及び3)を適応的にオンオフ制御し、光信号の波形歪み(波長分散など)を柔軟に補償するので、歪み補償装置1のハードウェア規模を縮小させることが可能となる。
また、使用しない固定フィルタをオフに制御すれば、電力消費量を低減することが可能となる。さらに、本例の歪み補償装置1は、可変補償部4を省略するようにしてもよい。この場合、歪み補償装置1は、複数の既定量補償部2(3)の補償動作の組合せを制御することにより、ターゲット分散補償量を分散補償することができる。
ここで、上述した歪み補償装置1を有する光送受信システムの一例について図8及び図9を用いて説明する。
図8に示す光送受信システムは、例示的に、光送信装置50と光受信装置40とをそなえる。ここで、光受信装置40は、例示的に、PBS(Polarizing Beam Splitter)30と、局発光部31と、PBS32と、90度ハイブリッド33−1,33−2と、O/E(光電変換部)34−1〜34−4と、ADC(Analog-to-Digital Converter)35−1〜35−4と歪み補償装置1とをそなえる。なお、90度ハイブリッド33−1,33−2,O/E34−1〜34−4及びADC35−1〜35−4をそれぞれ区別しない場合は単に90度ハイブリッド33,O/E34及びADC35とそれぞれ称する。
PBS30は、光送信装置50から光伝送路を介して入力される入力信号光を互いに直交するX偏波とY偏波とに分岐する。PBS30により分岐されたX偏波の分岐光は、90度ハイブリッド33−1に出力され、PBS30により分岐されたY偏波の分岐光は、90度ハイブリッド33−2に出力される。
局発光部31は、入力信号光と同じ周波数あるいは異なる周波数で発振する局発用半導体レーザである。局発光部31からの局発光は、PBS32に出力される。
PBS32は、例えば、偏波面を保存する光分波器で、局発光部31からの局発光を2つに分岐する。PBS32からの分岐光は、90度ハイブリッド33−1,33−2に出力される。
90度ハイブリッド33−1は、PBS30から入力されるX偏波の分岐光とPBS32から入力される分岐光との間に90度の位相差を付与して、O/E34−1,34−2に出力する。
また、90度ハイブリッド33−2は、PBS30から入力されるY偏波の分岐光とPBS32から入力される分岐光との間に90度の位相差を付与して、O/E34−3,34−4に出力する。
O/E34−1〜34−4は、90度ハイブリッド33からの信号光を電気信号に変換して、ADC35−1〜35−4に出力する。例えば、本例のO/E34は、ヘテロダイン検波またはホモダイン検波を行なう機能を具備する。
ADC35−1〜35−4は、O/E34からの電気信号について、アナログ信号からディジタル信号への変換を行なう。結果、ADC35−1により、X偏波の電場実軸成分(XI)が、歪み補償装置1の既定量補償部2−1に出力され、ADC35−2により、X偏波の電場虚軸成分(XQ)が、歪み補償装置1の既定量補償部3−1に出力される。また、ADC35−3により、Y偏波の電場実軸成分(YI)が、歪み補償装置1の既定量補償部2−1に出力され、ADC35−4により、Y偏波の電場虚軸成分(YQ)が、歪み補償装置1の既定量補償部3−1に出力される。
ADCから電場実軸成分及び電場虚軸成分を入力された歪み補償装置1は、既述の動作により、信号光に含まれる波長分散などの波形歪みを補償して、データを再生出力する。
このように、上記歪み補償装置1は、例えば、コヒーレント受信方式の光受信装置40に適用することができるので、光受信装置40のハードウェア規模を縮小させることが可能となる。
また、上述した例では、90度ハイブリッド33及びO/E34を二重化した偏光ダイバーシティ構成の光受信装置40が、本例の歪み補償装置1をそなえる例について説明したが、シングル偏光受信方式の光受信装置40Aを用いてもよい。
図9に本例の歪み補償装置1を有する光送受信システムの一例を示す。
この図9に示す光送受信システムは、光送信装置50と、シングル偏光受信方式の光受信装置40Aとをそなえる。
ここで、光受信装置40Aは、例示的に、局発光部31と、90度ハイブリッド33と、O/E34−1,34−2と、ADC35−1,35−2と、歪み補償装置1とをそなえる。
局発光部31は、入力信号光と同じ周波数あるいは異なる周波数で発振する局発用半導体レーザである。局発光部31からの局発光は、90度ハイブリッド33に出力される。
90度ハイブリッド33は、光送信装置50から光伝送路を介して入力される入力信号光と局発光部31からの局発光との間に90度の位相差を付与して、O/E34−1,34−2に出力する。
O/E34−1,34−2は、90度ハイブリッド33からの信号光を電気信号に変換して、ADC35−1,35−2に出力する。例えば、本例のO/E34は、ヘテロダイン検波またはホモダイン検波を行なう機能を具備する。
ADC35−1,35−2は、O/E34からの電気信号について、アナログ信号からディジタル信号への変換を行なう。結果、ADC35−1により、入力信号光の電場実軸成分(I)が、歪み補償装置1の既定量補償部2−1に出力されるとともに、ADC35−2により、入力信号光の電場虚軸成分(Q)が、歪み補償装置1の既定量補償部3−1に出力される。
ADCから電場実軸成分及び電場虚軸成分を入力された歪み補償装置1は、既述の動作により、信号光に含まれる波長分散などの波形歪みを補償して、データを再生出力する。
このように、上記歪み補償装置1は、例えば、シングル偏光受信方式の光受信装置40Aにも適用することができ、この場合も、光受信装置40Aのハードウェア規模を縮小させることが可能となる。
〔2〕第1変形例
上記の歪み補償装置1では、既定量補償部2及び3での分散補償量(フィルタ係数の種類)が1種類であったが、本例の歪み補償装置1Aでは、既定量補償部2及び3での分散補償量を複数種類の分散補償量から選択して(切り替えて)制御する。
図10は本例に係る歪み補償装置1Aの構成の一例を示すブロック図である。この図10に示す歪み補償装置1Aは、例示的に、既定量補償部2−1〜2−Nと、既定量補償部3−1〜3−Nと、可変補償部4と、適応等化処理部5と、モニタ部6と、制御部7と、データ再生部8と、フィルタ係数切替部9とをそなえる。
ここで、既定量補償部2−1〜2−N,既定量補償部3−1〜3−N,可変補償部4,適応等化処理部5,モニタ部6,制御部7及びデータ再生部8は、図1に例示した各構成と同様の機能を有する。
また、既定量補償部2は、複数種類の係数パターン(フィルタ係数)を有するディジタルフィルタ22Aをそなえる。
フィルタ係数切替部9は、ディジタルフィルタ22Aが有する複数のフィルタ係数から1つのフィルタ係数を選択する(フィルタ係数を切り替える)。
ここで、本例のフィルタ係数切り替え方法について、図11を用いて説明する。
この図11に示すディジタルフィルタ22Aは、例示的に、遅延回路100−1〜100−3と、乗算器200−1〜200−4と、加算器300とをそなえる。なお、遅延回路100−1〜100−3,乗算器200−1〜200−4及び加算器300は、図1に例示した各構成と同様の機能を有する。
ディジタルフィルタ22Aが、例えば、「01111000」と「01101010」とをフィルタ係数として有する例について説明する。
このとき、2つのフィルタ係数のビット値は、4ビット目及び7ビット目以外は同じであるので、2つのフィルタ係数を切り替えて用いる場合は、4ビット目及び7ビット目を可変ビットとし、その他のビットを固定ビットとすることができる。
そこで、本例では、フィルタ係数切替部9により、上記可変ビットの値を切り替える。これにより、1つのディジタルフィルタ22Aにつき、複数パターンの補償量を得ることが可能となる。また、固定ビット部分については、可変フィルタを用いた場合に比して、回路規模を削減することができるので、既定量補償部2(3)のハードウェア規模を縮小させることが可能となる。
なお、図11に示す例では、フィルタ係数が2パターンである場合について説明したが、さらに多くの係数パターン種類を用いるようにしてもよい。この場合、少なくとも1つの固定ビットが生じるような係数パターン数であれば、同ビット数の可変フィルタに比して回路規模を削減することが可能となる。これにより、例えば、1つの既定量補償部2(3)で、分散補償「なし」、分散補償「小」、分散補償「中」、分散補償「大」などの複数の分散補償量を実現することができる。
以上のように、本例の歪み補償装置1Aによれば、上述した実施形態と同様の効果が得られるほか、分散補償性能を向上させることができる。
〔3〕第2変形例
上記の歪み補償装置1及び1Aでは、既定量補償部2,3及び可変補償部4により、光信号に含まれる波長分散を補償した。一方、本例の歪み補償装置1Bでは、光信号に含まれる非線形歪みを補償することができる。
図12は本例に係る歪み補償装置1Bの構成の一例を示すブロック図である。この図12に示す歪み補償装置1Bは、例示的に、既定量補償部2−1〜2−Nと、既定量補償部3−1〜3−Nと、可変補償部4と、適応等化処理部5と、モニタ部6と、制御部7と、データ再生部8と、フィルタ係数切替部9と、非線形補償部10とをそなえる。
ここで、既定量補償部2−1〜2−N,既定量補償部3−1〜3−N,可変補償部4,適応等化処理部5,モニタ部6,制御部7,データ再生部8及びフィルタ係数切替部9は、図10に例示した各構成と同様の機能を有する。
非線形補償部10は、光伝送路(図示省略)からの光信号に含まれる非線形歪みを補償する。そして、非線形補償部10は、例えば、図12に例示するように、既定量補償部2及び3と交互に縦続接続されるようにしてもよい。
これにより、本例の歪み補償装置1Bは、光信号に含まれる波長分散を補償できるとともに、光信号に含まれる非線形歪みを補償することが可能となる。また、非線形補償部10に加えて他の装置(補償装置など)を配置するようにしてもよいし、非線形補償部10に代えて他の装置(補償装置など)を配置するようにしてもよい。
以上のように、本例の歪み補償装置1Bは、上述した実施形態及び第1変形例と同様の効果が得られるほか、光信号に含まれる非線形歪みを補償することが可能となる。
〔4〕その他
なお、上述した歪み補償装置1,1A,1B及び光受信装置の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択してもよいし、適宜組み合わせてもよい。
上述した例では、少なくとも一つの既定量補償部2(3)と可変補償部4とをこの順で縦続接続する例について説明したが、可変補償部4の配置位置や数を変更してもよい。例えば、可変補償部4を既定量補償部2(3)の前段に配置したり、既定量補償部2(3)の1段(あるいは多段)おきに可変補償部4を配置するようにしてもよい。
また、上記の歪み補償装置1及び光受信装置40(40A)は、種々の変調方式〔例えば、DPSK(Differential Phase Shift Keying),QPSK(Quadrature Phase Shift Keying),SPSK(Symmetric Phase Shift Keying),16QAM(16Quadrature Amplitude Modulation)など〕を用いた光通信システムに用いられてもよい。
さらに、上記の歪み補償装置1及び光受信装置40(40A)は、上記の各変調方式において偏光多重信号を用いた光通信システムに用いられてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔5〕付記
(付記1)
受信した光信号の波形歪みをディジタル信号処理により補償する歪み補償装置であって、
前記波形歪みを既定の補償量で補償するとともに、オンオフ切り替えにより補償動作の組合せを変更可能な複数の既定量補償部をそなえ、
前記複数の既定量補償部が縦続接続された、
ことを特徴とする、歪み補償装置。
(付記2)
前記波形歪みを可変の補償量で補償する可変補償部をさらにそなえ、
前記複数の既定量補償部と前記可変補償部とが縦続接続された、
ことを特徴とする、付記1記載の歪み補償装置。
(付記3)
前記波形歪みは、前記光信号の波長分散による歪みである、
ことを特徴とする、付記1または2に記載の歪み補償装置。
(付記4)
前記既定量補償部と交互に直列接続され、前記光信号の非線形歪みを補償する非線形補償部をそなえた、
ことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の歪み補償装置。
(付記5)
前記光信号が伝送する光伝送路による前記波形歪みに応じて、前記複数の既定量補償部の動作の組合せを変更して制御する制御部をそなえた、
ことを特徴とする、付記2記載の歪み補償装置。
(付記6)
前記制御部は、
前記波形歪みと前記既定量補償部での補償量とに基づいて、前記可変補償部の補償量を可変制御する、
ことを特徴とする、付記5記載の歪み補償装置。
(付記7)
前記既定量補償部及び前記可変補償部は、入力信号と係数パターンとの乗算処理を伴うディジタルフィルタを含む、
ことを特徴とする、付記2記載の歪み補償装置。
(付記8)
前記既定量補償部は、
前記可変補償部が有する係数パターンの種類よりも少ない種類の係数パターンを有する、
ことを特徴とする、付記7記載の歪み補償装置。
(付記9)
前記ディジタルフィルタは、有限インパルス応答フィルタ又は無限インパルス応答フィルタである、
ことを特徴とする、付記7又は8に記載の歪み補償装置。
(付記10)
前記既定量補償部は、
入力信号について出力を選択的に切り換える入力側スイッチと、
前記入力側スイッチの一方の出力を入力とし、前記波形歪みを既定の補償量で補償するディジタルフィルタと、
前記入力側スイッチの他方の出力を入力とし、当該入力に遅延処理を施す遅延処理部と、
前記ディジタルフィルタからの入力及び前記遅延処理部からの入力のいずれか一方を出力として選択的に切り替える出力側スイッチと、をそなえ、
前記制御部は、
当該既定量補償部がオンの場合は前記ディジタルフィルタでの処理結果が出力される一方、当該既定量補償部がオフの場合は前記遅延処理部での処理結果が出力されるように、前記入力側スイッチ及び前記出力側スイッチを切り換える、
ことを特徴とする、付記5または6に記載の歪み補償装置。
(付記11)
前記既定量補償部が有する前記係数パターンは、
当該既定量補償部をオフとした場合に相当する係数パターンを含み、
前記制御部は、
当該既定量補償部がオンの場合は当該係数パターン以外の係数パターンを選択する一方、当該既定量補償部がオフの場合は当該係数パターンを選択することにより、前記既定量補償部の動作のオンオフを切り替えて制御する、
ことを特徴とする、付記5または6に記載の歪み補償装置。
(付記12)
前記既定量補償部は、
前記既定の補償量の正負を反転させる符号制御部をそなえた、
ことを特徴とする、付記1または2に記載の歪み補償装置。
(付記13)
前記符号制御部は、
当該既定量補償部における前記既定の補償量を正の値とする場合は当該既定量補償部に入出力される複素信号の虚数成分の符号をそのままとする一方、前記既定の補償量を負の値とする場合には、前記虚数成分の符号を反転させる、
ことを特徴とする、付記12記載の歪み補償装置。
(付記14)
付記1〜13のいずれか1項に記載の歪み補償装置を有する、
ことを特徴とする、光受信装置。
(付記15)
付記1〜13のいずれか1項に記載の歪み補償装置を有する、
ことを特徴とする、光送受信システム。
1,1A,1B 歪み補償装置
2−1〜2−N,3−1〜3−N 既定量補償部
4 可変補償部
5 適応等化処理部
6 モニタ部
7 制御部
8 データ再生部
9 フィルタ係数切替部
10 非線形補償部
21 入力側スイッチ(SW)
22,22A ディジタルフィルタ
23 出力側スイッチ(SW)
24,26 乗算器
25 符号制御部
27 遅延処理部
30,32 PBS
31 局発光部
33,33−1,33−2 90度ハイブリッド
34−1〜34−4 O/E
35−1〜35−4 ADC
40,40A 光受信装置
50 光送信装置
100−1〜100−3 遅延回路
200−1〜200−4 乗算器
300 加算器

Claims (12)

  1. 受信した光信号の波形歪みをディジタル信号処理により補償する歪み補償装置であって、
    前記波形歪みを既定の補償量で補償するとともに、オンオフ切り替えにより補償動作の組合せを変更可能な複数の既定量補償部をそなえ、
    前記複数の既定量補償部が縦続接続された、
    ことを特徴とする、歪み補償装置。
  2. 前記波形歪みを可変の補償量で補償する可変補償部をさらにそなえ、
    前記複数の既定量補償部と前記可変補償部とが縦続接続された、
    ことを特徴とする、請求項1記載の歪み補償装置。
  3. 前記光信号が伝送する光伝送路による前記波形歪みに応じて、前記複数の既定量補償部の動作の組合せを変更して制御する制御部をそなえた、
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の歪み補償装置。
  4. 前記制御部は、
    前記波形歪みと前記既定量補償部での補償量とに基づいて、前記可変補償部の補償量を可変制御する、
    ことを特徴とする、請求項3記載の歪み補償装置。
  5. 前記既定量補償部及び前記可変補償部は、入力信号と係数パターンとの乗算処理を伴うディジタルフィルタを含む、
    ことを特徴とする、請求項2記載の歪み補償装置。
  6. 前記既定量補償部は、
    前記可変補償部が有する係数パターンの種類よりも少ない種類の係数パターンを有する、
    ことを特徴とする、請求項5記載の歪み補償装置。
  7. 前記既定量補償部は、
    入力信号について出力を選択的に切り換える入力側スイッチと、
    前記入力側スイッチの一方の出力を入力とし、前記波形歪みを既定の補償量で補償するディジタルフィルタと、
    前記入力側スイッチの他方の出力を入力とし、当該入力に遅延処理を施す遅延処理部と、
    前記ディジタルフィルタからの入力及び前記遅延処理部からの入力のいずれか一方を出力として選択的に切り替える出力側スイッチと、をそなえ、
    前記制御部は、
    当該既定量補償部がオンの場合は前記ディジタルフィルタでの処理結果が出力される一方、当該既定量補償部がオフの場合は前記遅延処理部での処理結果が出力されるように、前記入力側スイッチ及び前記出力側スイッチを切り換える、
    ことを特徴とする、請求項3または4記載の歪み補償装置。
  8. 前記既定量補償部が有する前記係数パターンは、
    当該既定量補償部をオフとした場合に相当する係数パターンを含み、
    前記制御部は、
    当該既定量補償部がオンの場合は当該係数パターン以外の係数パターンを選択する一方、当該既定量補償部がオフの場合は当該係数パターンを選択することにより、前記既定量補償部の動作のオンオフを切り替えて制御する、
    ことを特徴とする、請求項3又は4に記載の歪み補償装置。
  9. 前記既定量補償部は、
    前記既定の補償量の正負を反転させる符号制御部をそなえた、
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の歪み補償装置。
  10. 前記符号制御部は、
    当該既定量補償部における前記既定の補償量を正の値とする場合は当該既定量補償部に入出力される複素信号の虚数成分の符号をそのままとする一方、前記既定の補償量を負の値とする場合には、前記虚数成分の符号を反転させる、
    ことを特徴とする、請求項9記載の歪み補償装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の歪み補償装置を有する、
    ことを特徴とする、光受信装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の歪み補償装置を有する、
    ことを特徴とする、光送受信システム。
JP2009020844A 2009-01-30 2009-01-30 歪み補償装置,光受信装置及び光送受信システム Active JP5298894B2 (ja)

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