JP2003298516A - 波長分散補償装置 - Google Patents
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Abstract
小さくできる波長分散補償装置とその配置構成を提供す
る。 【解決手段】伝送路を光信号が伝搬することによって受
ける波長分散と、この波長分散を補償するために使用さ
れる分散補償器によって光信号に与えられる波長分散ス
ロープとが合わさった波長分散を光信号の波長帯域全体
に渡って補償する場合、該波長帯域を複数の小帯域に分
割し、各帯域の中心波長における波長分散が0となるよ
うに波長分散補償を行う。
Description
おいて、今後の更なる大容量化・高速化・長距離化を実
現するための波長分散補償装置に関する。
より、更なるネットワークの大容量化の要求が高まって
いる。現在は、1チャネル当たり伝送速度10Gb/s
をベースとした波長多重(WDM)光伝送システムの実
用化が開始されているが、今後、更なる大容量化が必要
とされ、周波数利用効率とコストの点から1チャネルあ
たり40Gb/s以上の超高速伝送システムが求められ
ている。超高速伝送システムにおいては、伝送路の分散
補償による波形劣化を高精度に補償する必要がある。
ムにおいて、波長分散トレランスが非常に小さく、例え
ば40Gb/sNRZ方式の波長分散トレランスは10
0ps/nm以下である。これに対し、陸上光伝送シス
テムの場合、中継区間は必ずしも一定ではなく、約17
ps/nm/kmの1.3μm零分散シングルモードフ
ァイバ(SMF)を用いたシステムの場合、数km異な
っただけで、波長分散トレランスを逸脱してしまう。し
かし、通信キャリアが所有する光ファイバネットワーク
においては、現状、中継区間毎の距離や波長分散値の多
くは、正確に把握されていない。また、波長分散値はフ
ァイバ温度や応力等により経時的に変化するために、シ
ステム運用開始時だけでなく、システム運用中も波長分
散量を厳密に測定しながら、中継区間毎の分散補償量の
適切な設定が必要とされる。例えば、DSF(Dispersi
on Shifted Fiber)500km伝送路において100
℃の温度変化が生じる場合、波長分散変化量は40Gb
/sNRZ信号の波長分散トレランスとほぼ同等の約1
05ps/nmとなる。 (波長分散変化量)=(零分散波長の温度依存性)×(伝送路の温度変化量)× (伝送路の分散スロープ)×(伝送距離) =0.03(nm/℃)×100(℃)×0.07(ps/nm2/km)×5 00(km) =105ps/nm この自動分散システムは、SMF伝送路だけでなく、
1.55μm零分散シフトファイバ(DSF)やNZ−
DSF伝送路を用いたシステムでも不可欠である。
分散のみならず、分散スロープをも考慮する必要があ
る。図32は、波長多重伝送システムの構成例を、図3
3は、各種変動要因による伝送路波長分散量の変化を示
す図である。
信機#1〜#nから、それぞれの波長の光信号を送出さ
れ、光合波器で合波され、光ポストアンプにおいて合波
された光信号が増幅されて出力される。この光ポストア
ンプの光信号の増幅処理のときに、分散補償量が固定あ
るいは可変の送信分散補償器によって、光信号に対して
分散補償がなされている。ファイバ伝送路を伝送してい
る光信号は、ファイバ伝送路の途中にある線形中継器の
光インラインアンプによって伝送路損失を補うための増
幅を受ける。また、この光インラインアンプによる増幅
の際に、伝送路を伝搬した結果光信号が受けた波長分散
の補償がインライン分散補償器によって行われる。イン
ライン分散補償器は、分散補償量が固定でも可変でも良
い。そして、更に光信号は、ファイバ伝送路を線形中継
器を介して伝搬され、受信端局装置に入力される。
よって、伝搬してきた光信号の減衰を補償するための増
幅を受ける。このとき、受信分散補償器によって、受信
端での分散補償も行われる。そして、伝搬してきた光信
号は、光分波器によって各波長に分波される。各波長に
分波された光信号は、例えば、可変分散補償器によって
残留分散が取り除かれ、光受信機#1〜#nによって受
信される。ここで、可変分散補償器が括弧の中に入って
いるのは、必ずしも必要ではないと言う意味であり、設
計の詳細によって、設計者が可変分散補償器を含めるか
否かを決定することができるものである。以下の図にお
いても、構成図の中で構成要素が括弧に入っている場合
には、設計者の裁量によって含めても含めなくてもよい
構成要素であることを示す。
図33に示すように、零分散波長の温度変化(約0.0
3nm/℃)により、波長分散特性(a)は(c)へと
シフトする。この場合、分散スロープは変化しない。ま
た、伝送距離が異なる場合には、波長分散特性(a)は
(b)のように変化する。この場合、分散量と共に分散
スロープ(傾き)も変化する。また、実際の伝送路ファ
イバ(及び分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Co
mpensation Fiber))においては、ファイバの製造能
力の問題から、同じ伝送路長であっても、波長分散値
((a)→(c))及び分散スロープ((a)→
(d))がばらつきを持つ。
としては、以下の方法が考えられる。 (a)波長分散量と分散スロープ量を独立に可変できる
広帯域の可変分散補償器を実現して、全波長信号の分散
補償を一括して行う。 (b)波長分散量を可変できる広帯域の可変分散補償器
と、分散スロープ量を可変できる広帯域の可変分散スロ
ープ補償器を独立に配置して、全波長信号の分散補償を
一括して行う。 (c)波長分散量を可変できる広帯域の可変分散補償器
と、伝送路のスロープ量に応じた分散スロープ量の固定
分散スロープ補償器を独立に配置して、全波長信号の分
散補償を一括して行う。 (d)波長分散量を可変できる可変分散補償器を各チャ
ネル個別に配置して、分散補償を行う。 (a)〜(d)の選択において、最もポイントになるの
が、可変分散補償器の実現性となる。
IPA(Virtually ImagedPhased Array)を示す図であ
る。VIPAに関する文献としては、M. Shirasaki et
al.,"VariableDispersion Compensator Using the Virt
ually Imaged Phased Array(VIPA) for40-Gbit/s WDM T
ransmission System",.,ECOC 2000, Post-deadlinepape
r 2.3.などを参照されたい。
は、3次元ミラーをx軸の方向に移動させることによっ
て、分散補償量を−800ps/nmから+800ps
/nmの範囲で連続的に変化させることができる。
特性と群遅延特性を示す図である。同図上の透過率の特
性は、VIPAにおいては、波長軸方向に周期的な透過
率を示していることが示されている。従って、波長多重
光(WDM光)の各波長の光信号が、この透過率の高い
部分、すなわち、透過率のウィンドウを通過するように
設計する必要がある。また、群遅延の図では、群遅延が
周期的に光信号に与えられることが示されている。同図
によれば、透過率のウィンドウが空いている部分の群遅
延の傾きは、右肩下がりとなっており、ウィンドウを通
過した光信号に負の分散を与えるようになっていること
が分かる。
隔200GHz(波長間隔1.6nm)の周期構造にな
るように設計されており、WDM信号の一括補償に有利
である。ただし、VIPAは、分散スロープを補償する
ことはできない。そこで、波長分散及び分散スロープを
一括で補償するために、VIPA分散補償器と分散補償
ファイバを組み合わせる方式を提案したのが、特願20
00−238349である。
特性を示す図である。同図上のVIPAを用いた可変分
散補償器においては、3次元ミラーをx軸方向に移動す
ることにより、同図下に示されるような群遅延の傾きの
変化が得られる。分散は、群遅延の波長に関する微分に
よって得られるので、3次元ミラーを移動することによ
って、チャネル帯域全体に渡って、一括の分散補償を、
必要に応じて可変して、行うことができる。
示す図である。同図の構成例においては、伝送路長さ
(伝送路分散スロープ)に合わせた分散スロープ量を持
ったDCFを配置し、分散スロープの補償を行ってい
る。更に伝送路+DCFによって生じる波長分散をVI
PA可変分散補償器を用いて一括補償をおこなってい
る。VIPAは、図35に示すとおり、透過帯域を確保
するために、200GHz間隔の周期構造を持ってい
る。現在御超高密度WDM伝送システムにおいては、1
00GHz(波長間隔0.8nm)が要求されている。
そのため、図36においては、100GHz間隔の受信
信号をインタリーバを用いて200GHz間隔の偶数チ
ャネル・奇数チャネルに分離し、各々にVIPA分散補
償器を配置して一括分散補償を行っている。インタリー
バは、図38に示すように、透過率のウィンドウが、所
定の周期(今の場合、200GHz)毎に空いており、
同図の実線は、奇数チャネルを抽出するウィンドウであ
り、同図の点線は偶数チャネルを抽出するウィンドウと
なっている。このように、インタリーバは、波長多重さ
れている光信号を交互に間引き、偶数チャネルと奇数チ
ャネルというように、光信号を分離し、各チャネルの間
隔を分離された後の光信号において、広げるものであ
る。
Fの分散スロープの波長依存性による問題があり、分散
の一括補償を困難にさせている。図39は、ファイバ伝
送路における分散特性の典型例を示す図である。
分散スロープの波長依存性による分散のカーブを生じる
(ただし、伝送路ファイバ側は、ほぼ直線的な分散特性
を持っている)。そのため、伝送路+DCFにおいて、
分散スロープの波長依存性による残留分散を生じする。
長距離伝送においては、この残留分散が、40Gb/s
信号の分散トレランスを超えるような大きい値になるた
め、図37のままの構成では一括補償は困難である。
には、伝送路で受けた波長分散量(およびスロープ量)
を検出する分散モニタの実現も重要である。分散モニタ
法の例としては、受信ベースバンド信号中の特定周波数
成分強度を用いる方法がある。
る受信ベースバンド信号中の40GHz成分強度を検出
した結果を示す図である。 出典:Y. Akiyama et al., "AutomaticDispersion Equa
lization in 40 Gbit/s Transmission by Seamless-swi
tching betweenMultiple Signal Wavelengths", ECOC'9
9, pp.1-150-151 左側の計算結果の図から分かるように、波長分散量に従
って40GHz成分強度が変化し、分散量零のときに4
0GHz成分強度が零になる。また、右側のDSF10
0km伝送における実験結果の図においては、波長によ
って伝送路分散量が変化するために、計算結果と同様の
40GHz成分強度特性が得られる。伝送路零分散波長
は伝送路温度の変化と共に、約0.03nm/℃で変化
するが、40GHz成分強度モニタの極小点もそれに追
随して変化していることが確認できる。他の変調方式で
も、B b/s変調信号に対してB Hz成分強度を波
長分散モニタとして用いることができることが分かって
おり、例えばRZ信号に関しては、波長分散零のときに
B Hz成分強度が極大となり、OTDM信号に対して
は極小となることが知られている(特願平9−2240
56号)。
出する符号誤り率特性やQ値をモニタする方法も考えら
れる。波長多重システムにおいて、低コストな分散モニ
タを実現するためには、分散モニタの配置方法が重要で
ある。例えば、図33(a)または(b)の場合には、
信号波長帯域の両端の波長信号など、最低2つの信号で
の波長分散量を検出できれば、外挿によって分散スロー
プが分かり、他の信号波長における波長分散量が検知で
きる。
て伝送路の分散スロープ量は変化しないため、信号波長
帯域の中心の波長信号など、最低1つの信号での波長分
散量を検出できれば、その波長分散量と既知の分散スロ
ープ量から、他の信号波長における波長分散量が検知で
きる。
(または伝送路長)が既知の場合は、最低1つの波長信
号での波長分散値が、分散スロープ量が未知の場合は、
最低2つの波長信号での波長分散値が検出できれば、外
挿によって他の信号波長における波長分散量が検知でき
る。
を以下にまとめる。伝送速度10Gb/s以上の光伝送
システムにおいて、波長分散トレランスが非常に小さ
く、例えば40Gb/sNRZ方式の波長分散トレラン
スは約70ps/nm以下である。これに対し、伝送路
ファイバの波長分散に関しては、以下の変動要因があ
る。波長多重信号を伝送する場合、波長分散のみなら
ず、分散スロープをも考慮する必要がある。 (1)伝送路長の違い 陸上光伝送システムの場合、中継区間は必ずしも一定で
はなく、約17ps/nm/kmの1.3μm零分散シ
ングルモードファイバ(SMF)を用いたシステムの場
合、数kmことなっただけで、波長分散トレランスを逸
脱してしまう。しかし、通信キャリアが所有する光ファ
イバネットワークにおいては、現状、中継区間毎の距離
や波長分散値の多くは、正確に把握されていない。図3
3に示されるように、伝送距離が異なる場合には、波長
分散特性(a)は(b)のように変化する。この場合、
分散量と共に分散スロープ(傾き)も変化する。 (2)分散補償ファイバ(DCF)のスロープ補償率の
不完全性 波長多重信号を一括して、分散補償及び分散スロープ補
償を行うためには、伝送路と一致した分散スロープ率
(分散スロープ係数/波長分散係数)の分散補償ファイ
バを用いる必要がある。しかし、特に、波長分散係数の
小さいNZDSFファイバ(Enhanced LEAF, TrueWave
Plus, TrueWave Classic等)のファイバにおいては、設
計原理上、スロープ補償率50〜60%のDCFしか製
造できないという問題がある。
送路波長分散変動を示す図である。図41において、伝
送路の分散スロープ特性(a)を100%補償するため
には、DCFとしては、その逆符号の特性(a)’に一
致することが理想である。しかし、実際には、(a)’
ほど大きいスロープ補償率が得られず、(b)のように
なる。その結果、伝送路+DCFとしては、(c)に示
すような残留分散を生じることになる。 (3)伝送路ファイバ及び分散補償ファイバ(DCF)
の波長分散係数及び分散スロープ係数の製造バラツキ 伝送路ファイバ及び分散補償ファイバ(DCF)の波長
分散係数(単位長さ当たりの波長分散量。単位はps/
nm/km)及び分散スロープ係数(単位長さ当たりの
波長分散スロープ。単位はps/nm2/km)が、製
造精度の限界のため、比較的大きなばらつきを持つ。そ
のため、図33に示すように、同じ長さの伝送路ファイ
バ及びDCFであっても、波長分散量(単位はps/n
m、(a)→(c)、−(a)→(b)’)及び分散ス
ロープ量(単位はps/nm2、((a)→(d)、−
(a)→(d)’)はばらつくことになる。 (4)ファイバ零分散波長の温度変化 伝送路ファイバの零分散波長が温度により経時的に変化
するために、システム運用開始時だけでなく、システム
運用中も波長分散量を厳密に測定しながら、中継区間毎
の分散補償量の適切設定が必要とされる。
0℃の温度変化が生じる場合、波長分散変化量は40G
b/sNRZ信号の波長分散トレランスとほぼ同等の約
108ps/nmとなる。 (波長分散変化量)=(零分散波長の温度依存性)×(伝送路の温度変化量)× (伝送路の分散スロープ)×(伝送距離) =0.03(nm/℃)×100(℃)×0.06(ps/nm2/km)×6 00(km) =108ps/nm 図33において、温度変化に関しては、零分散波長の温
度変化(約0.03nm/℃)により、波長分散特性
(a)は(c)へとシフトする。この場合、分散スロー
プは変化しない。 (5)伝送路ファイバ及びDCFの分散スロープの波長
依存性の影響 図39に示すように、ファイバ伝送路においても、主に
DCFにおいて、設計原理上の問題から、分散スロープ
の波長依存性による分散のカーブを生じる(伝送路ファ
イバ側はほぼ直線的な分散特性を持っている)。そのた
め、伝送路+DCFにおいて、分散スロープの波長依存
性による残留分散を生じる。長距離伝送においては、こ
の残留分散が、40Gb/s信号の分散トレランスを超
えるような大きい値になるため、全チャネル一括補償で
の分散補償を行うためには大きな問題となる。
の経時的な波長分散変動に対応するために、可変分散補
償器の適用が必要である。可変分散補償器の例として、
図34のVIPAがある。可変分散補償器の配置方法に
関しては、スロープ補償機能をも備えて全チャネル一括
で補償する方法、可変または固定の分散スロープ補償器
と組み合わせて全チャネル一括で補償する方法、各チャ
ネル毎に配置する方法が考えられる(特願平2000−
238349号参照)。
残留分散をできるだけ小さくできる波長分散補償装置と
その配置構成を提供することである。
補償装置は、波長多重光伝送システムにおいて、波長多
重光信号を複数個の波長帯に分離する帯域分割手段と、
分離された波長多重光信号に対して残量分散の補償を行
う固定分散補償手段とを備えることを特徴とする。
多重光伝送システムにおいて、波長多重光信号を複数個
の波長帯に分離する帯域分割手段と、分離された該波長
多重光信号に対して一括して分散補償を行う可変分散補
償手段とを備えることを特徴とする。
多重光伝送システムにおいて、全て、または、一部の波
長多重光信号に対して、一括して分散補償を行う可変分
散補償手段と、該波長多重光信号を分割する光分波手段
と、該分離された各チャネルの光信号に対して、残留分
散の補償を行う固定分散補償手段とを備えることを特徴
とする。
多重光伝送システムにおいて、波長多重光信号を複数の
波長帯に分離する帯域分割手段と、分離された波長帯域
の各々に対して帯域間残留分散差を低減するための分散
補償手段とを備えることを特徴とする。
継光伝送システムにおいて、各インライン中継器に、該
インライン中継器の前段のインライン中継区間の波長分
散量を105%〜120%だけ過補償する分散補償手段
を備えることを特徴とする。
散装置とその方法を、低コストで提供することができ
る。
波長依存性による残留分散が無視できないほど大きい場
合、本願発明の実施形態では、ある波長帯域毎に分割し
て分散補償する。
る図である。例えば、図1に示すような(a)伝送路及
び(b)DCF1(全チャネル一括補償用)の残留分散
特性の場合、波長多重信号を複数(図では4つ)の波長
帯に分離し、各々の波長帯において、(c)固定分散補
償器(DCF)または可変分散補償器(VDC:Variab
le Dispersion Compensator)を配置して分散補償量
を微調整することで、全チャネルの残留分散を小さく抑
えることができる(d)。同図では、各波長帯の中心波
長に対して、100%の分散補償を行うように波長帯内
の全チャネルに一定量の波長分散を与えている。固定の
分散補償器を用いて微調整する場合には、予め伝送路の
分散特性を測定しておき(あるいはファイバ固有の特性
として分散ずれの量を把握しておき)、固定の分散補償
量を決める必要があるが、その後に温度変動で経時的に
伝送路分散が変動した場合には、全チャネルの波長分散
量が同じ方向に変動するため、併用している可変分散補
償器を可変することで補償状態を保つことができる。
波長多重信号の波長間隔が100GHz(約0.8n
m)の場合の例を示す。また、受信端局内での分散補償
器構成例のみ示すが、インライン中継器内あるいは送信
端局内に配置する場合も同様の構成が可能である。
の構成例である。本構成例においては、DCF1+10
0GHz間隔用可変分散補償器で全チャネル一括を行っ
た後、インタリーバで波長間隔を200GHz(約1.
6nm)間隔に分離し、その後帯域分割フィルタでn個
の波長帯に分割し、各波長帯で固定分散補償器で微調整
を行う。
波長多重光信号は、受信機である図2の光プリアンプ1
1において増幅されると共に、DCF1によって分散ス
ロープの補償がされる。その後、100GHz間隔の光
信号を可変分散補償器12に入力し、全波長について一
括して分散補償を行う。次に、インタリーバ13によっ
て、100GHz間隔の光信号を偶数チャネルと奇数チ
ャネルに分割して、200GHz間隔の光信号に変換
し、それぞれの光信号を帯域分割フィルタ14−1、1
4−2に入力し、n個の帯域に分ける。そして、一次分
散微調整用DCF15によって、それぞれの帯域の残留
分散を補償した後、光分波器(光DEMUX)16によ
って各チャネル毎の光信号に分波し、各光受信機#1〜
#40で受信する。
が、これは、同図において、波長多重数が40であると
仮定しているからであり、波長多重数はこの値に限定さ
れるものではない。むしろ、波長多重数に従った数の光
受信機が設けられるべきである。以下の構成例の説明に
おいても同様である。
される光信号は、奇数チャネルのものであり、帯域分割
フィルタ14−2に入力される光信号は、偶数チャネル
のものである。帯域分割フィルタは、既に商用化されて
おり、例えば、JDS Uniphase社、Oplink社、Dicon社、A
vanex社、HD fiber systems社、Chorum社などから発売
されいる。
である。図2に対し、200GHz間隔に波長間隔を分
離した後に200GHz間隔用可変分散補償器を配置す
る構成となっている。
は、光プリアンプ11において増幅されると共に、DC
F1によって、分散スロープ補償され、インタリーバ1
3に入力される。インタリーバ13は、100GHz間
隔の波長多重光信号を200GHz間隔の光信号に間引
き、奇数チャネルを200GHz間隔用可変分散補償器
12−1へ、偶数チャネルを200GHz間隔用可変分
散補償器12−2に送信する。可変分散補償器12−
1、12−2では、それぞれ入力された光信号の波長分
散補償処理を行い、それぞれ帯域分割フィルタ14−
1、14−2に入力する。帯域分割フィルタ14−1、
14−2は、間引かれた光信号をn個の帯域に分割し、
その後、それぞれの帯域について、DCF15によっ
て、一次分散の微調整が行われる。微調整が行われた各
帯域の光信号は、光DEMUX16によって各チャネル
の光信号に分波され、光受信機#1〜#40によって受
信される。
を示す図である。本構成例では、図3に対し、インタリ
ーバを2段用いて波長間隔を400GHz(約3.2n
m)に分離し、その後、帯域分割フィルタでn個の波長
帯に分割し、各波長帯で固定分散補償器で微調整を行う
構成。帯域分割フィルタは特性上、分離波長位置で不透
過波長帯(どちらの出力にも出力されない波長範囲)持
っているが、インタリーバで信号光波長の波長間隔を拡
大することで、帯域分割フィルタに対する要求が緩和さ
れる(不透過波長帯が大きくても伝送不可となるチャネ
ル数が無くなる、または少なくなる)。インタリーバを
更に多段化して波長間隔を更に広げる構成も可能であ
る。
は、光プリアンプ11によって増幅され、DCF1によ
ってスロープ補償され、インタリーバ13によって偶数
チャネルと奇数チャネルに分割される。これにより、そ
れぞれの光信号の波長間隔は100GHzから200G
Hzになる。そして、200GHz間隔の光信号の波長
分散を可変分散補償器12−1、12−2によって補償
する。更に、その後、インタリーバ20−1、20−2
によって、200GHz間隔の光信号が400GHz間
隔の光信号に間引かれ、それぞれについて、帯域分割フ
ィルタ14−1〜14−4に入力される。帯域分割フィ
ルタ14−1〜14−4においては、それぞれ入力され
た光信号の帯域をn個に分割する。そして、DCF15
によってそれぞれの帯域の一次分散の補償の微調整が行
われ、光DEMUX16に入力される。光DEMUX1
6によって各チャネルに分割された光信号は、各光受信
機#1〜#40で受信される。このように、帯域分割す
る前に、光信号の波長間隔を広くしておくことは、帯域
分割する際に、帯域の境界に光信号が来る可能性を小さ
くし、したがって、帯域分割によって消されてしまう光
信号をなくす意味で効果がある。
を示す図である。本構成例では、図4に対し、帯域分割
フィルタの後で、同じ波長帯の信号をインタリーバで合
波した後、固定分散補償器で微調整を行う構成。微調整
用の固定分散補償器の数を削減できる。
重光信号は、光プリアンプ11において、増幅されると
共に、DCF1によってスロープ補償が行われる。そし
て、インタリーバ13によって、光信号の間引きが行わ
れ、元の波長多重光信号のチャネル間隔(100GH
z)の倍のチャネル間隔(200GHz)を有する光信
号として、それぞれ可変分散補償器12−1、12−2
に入力される、可変分散補償器12−1、12−2にお
いて、分散補償された後、インタリーバ20−1、20
−2によって、光信号は、更に間引かれ、それぞれ、元
の波長多重光信号の波長間隔(100GHz)の4倍の
チャネル間隔(400GHz)の信号となって、帯域分
割フィルタ14−1〜14−4に入力される。
いては、それぞれの入力光信号をn個の帯域に分割す
る。そして、インタリーバ21a−1〜21b−n及び
22−1〜22−nによって、段階的に同じ波長帯域の
光信号が合波され、DCF15によって、帯域毎に一次
分散補償の微調整が行われる。そして、微調整が行われ
た後、光信号は、光DEMUX16に入力され、各チャ
ネルに分波された後、光受信機#1〜#40において受
信される。
を示す図である。本構成例では、DCF1で全チャネル
一括補償を行った後、帯域分割フィルタでn個の波長帯
に分割し、各波長帯で固定分散補償器で微調整を行い、
更に帯域合波フィルタで合波した後、可変分散補償器を
配置する。
は、光プリアンプ11によって増幅されると共に、DC
F1によってスロープ補償される。その後、インタリー
バ13によって、波長多重光信号が間引かれ、それぞれ
200GHz間隔の光信号として帯域分割フィルタ14
a−1、14a−2に入力される。帯域分割フィルタ1
4a−1、14a−2は、それぞれの光信号をn個の帯
域に分割し、それぞれの帯域用のDCF15に光信号を
入力し、一次分散補償の微調整を行う。そして、微調整
後の光信号を帯域合波フィルタ14b−1、14b−2
に入力し、各帯域を合波して、可変分散補償器12−
1、12−2に入力する。可変分散補償器12−1、1
2−2では、波長分散の補償を行い、光DEMUX16
において、各チャネルに分割し、光受信機#1〜#40
において光信号が受信される。
を示す図である。図6に対し、インタリーバを2段用い
て波長間隔を400GHz(約3.2nm)に分離し、
その後帯域フィルタでn個の波長帯に分割し、各波長帯
で固定分散補償器で微調整を行い、更に帯域号はフィル
タで合波した後、可変分散補償器を配置する構成。可変
分散補償器の数が増えるが、帯域分割フィルタの不透過
波長帯に関する要求が緩和される。
は、光プリアンプ11において増幅されると共に、DC
F1においてスロープ補償される。その後、インタリー
バ13によって、光信号が間引かれ、200GHz間隔
の奇数チャネルと偶数チャネルに分割される。さらに、
このようにして分割された奇数チャネルと偶数チャネル
がそれぞれインタリーバ20−1、20−2によって、
それぞれの中における偶数チャネルと奇数チャネルに分
割され、帯域分割フィルタ14a−1から14a−4に
入力される。
4では、各光信号をn個の帯域に分割し、それぞれの帯
域の光信号を一次分散補償微調用DCF15に入力し、
分散補償の微調整を行う。そして、微調整された光信号
は、帯域合波フィルタ14b−1〜14b−4によって
合波され、可変分散補償器12−1〜12−4によって
光信号の分散補償が行われる。可変分散補償器12−1
〜12−4の出力は、光DEMUX16によって各チャ
ネル毎に分波され、光受信機#1〜#40によって受信
される。
長分散補償方法を説明する図である。図1と同様の
(a)伝送路及び(b)DCF1(全チャネル一括補償
用)の残留分散特性の場合の別の分散補償方法を示す。
分散補償ファイバ(固定分散補償器)を複数(図では4
つ)配置して、その長さを微調整することで、波長帯内
で伝送路+DCF1+DCF2(a、b、・・・)の分
散スロープがキャンセルされるようにする。更に各波長
帯に可変分散補償器を配置して、波長分散の残留分を一
括補償することで、全チャネルの残留分散を図1の場合
に比べて小さく抑えることができる(d)。図1と同
様、固定の分散補償器を用いて分散スロープを微調整す
るため、予め伝送路の分散及び分散スロープ特性を測定
しておく必要があるが、その後に温度変動で経時的に伝
送路分散が変動した場合には、全チャネルの波長分散量
が同じ方向に変動するため、併用している可変分散補償
器を可変とすることで補償状態を保つことができる。
ステムにおいて、伝送路+DCFの分散スロープの波長
特性による残留分散が生じる場合、あるいは波長分散・
分散スロープのバラツキが大きい場合にも、低コスト・
省サイズで全チャネルの分散補償を効果的に行うことが
でき、長距離伝送を可能にする。
1の原理も実現することができる構成の例である。図9
は、本発明の別の実施形態に従った第7の構成例を示す
図である。
後、インタリーバで波長間隔を200GHz(約1.6
nm)間隔に分離し、その後帯域分割フィルタでn個の
波長帯に分割し、各波長帯で可変分散補償器で微調整を
行う構成。波長帯数の2倍の数の可変分散補償器が必要
である。図8で説明した高精度な波長分散および分散ス
ロープの補償を行うために、分散スロープ補償微調整用
の固定分散補償器を配置することも可能である。
重光信号は、光プリアンプ11によって増幅されると共
に、DCF1によってスロープ補償される。その後、イ
ンタリーバ13によって奇数チャネルと偶数チャネルに
分離され、それぞれ帯域分割フィルタ14−1、14−
2に入力される。帯域分割フィルタ14−1、14−2
では、帯域をn個に分割し、光信号を出力する。各帯域
の光信号は、DCF30は、分散スロープの補償の微調
整に使われるが、受信側でそれほど精度の良い分散補償
が要求されない場合には設けなくても良い。DCF30
が括弧の中に入っているのは、設けるのが好ましいが、
無くてもかまわないという意味である。
補償器12a−1〜12a−n、12b−1〜12b−
nによって各帯域内での分散補償が行われ、光DEMU
X16に送られる。光DEMUX16では、光信号は各
チャネルに分割され、光受信機#1〜#40によって受
信される。
例を示す図である。本構成例では、図9に対し、インタ
リーバを2段用いて波長間隔を400GHz(約3.2
nm)に分離し、その後帯域分割フィルタでn個の波長
帯に分割し、各波長帯で可変分散補償器で微調整を行
う。波長帯数の4倍の数の可変分散補償器が必要。図8
で説明した高精度な波長分散及び分散スロープの補償を
行うために、分散スロープ補償微調整用の固定分散補償
器を配置することも可能である。
は、光プリアンプ11において増幅されると共に、DC
F1によってスロープ補償される。そして、インタリー
バ13によって奇数チャネルと偶数チャネルに分けら
れ、更に、後段のインタリーバ20−1、20−2によ
って、それぞれが更に間引き分割され、帯域分割フィル
タ14−1〜14−4に入力される。帯域分割フィルタ
14−1〜14−4は、各入力光信号をn個の帯域に分
割し、それぞれが任意に設けられるDCF30によって
分散スロープの微調整補償を受け、可変分散補償器12
a―1〜12d−nによって分散補償される。そして、
光DEMUX16に入力され、各チャネル毎に分波され
た後に、光受信機#1〜#40によって受信される。
例を示す図である。図10に対し、帯域分割フィルタの
後で、同じ波長帯の信号をインタリーバで合波した後、
可変分散補償器で微調整を行う構成である。可変分散補
償器の数を削減でき、この例では波長帯数の同数にな
る。
は、光プリアンプ11において増幅され、DCF1によ
ってスロープ補償される。そして、インタリーバ13に
おいて、奇数チャネルと偶数チャネルに分波され、それ
ぞれ、帯域分割フィルタ14−1、14−2に入力され
る。帯域分割フィルタ14−1、14−2においては、
光信号の帯域をn個に分割し、帯域分割フィルタ14−
1と14−2が分割した帯域の内、等しい帯域の光信号
をインタリーバ21−1〜21−nで合波し、それぞれ
の帯域について、任意に設けられるDCF30で分散ス
ロープ微調補償する。そして、可変分散補償器12−1
〜12−nにおいて分散補償され、光DEMUX16に
おいて、光信号が各チャネルに分岐されて光受信機#1
〜#40で受信される。
成例を示す図である。本構成例では、図11に対し、帯
域分割フィルタの後で、同じ波長帯の信号をインタリー
バで合波した後、可変分散補償器で微調整を行う構成。
可変分散補償器の数を削減でき、この例では波長帯数の
2倍の数の200GHz可変分散補償器が必要になる。
または、更にインタリーバで100GHzに合波した
後、波長帯数の100GHz可変分散補償器を配置する
ことも可能である。
は、光プリアンプ11によって増幅されると共に、DC
F1によってスロープ補償される。そして、インタリー
バ13において、奇数チャネルと偶数チャネルに分割さ
れ、更に、インタリーバ20−1、20−2において、
間引き分割されて、帯域分割フィルタ14−1〜14−
4に入力される。帯域分割フィルタ14−1〜14−4
では、入力された光信号をn個の帯域に分割し、次に、
それぞれ同じ帯域の光信号をインタリーバ21a−1〜
21b−nによって合波し、各帯域毎にDCF30によ
って分散スロープの微調補償が行われる。そして、可変
分散補償器12a−1〜12b−nで分散補償され、光
DEMUX16において各チャネルに分離され、光受信
機#1〜#40で受信される。
成例を示した図である。DCF1+100GHz間隔用
可変分散補償器で全チャネル一括補償を行った後、光D
EMUXで全チャネルを分離した後、各チャネル毎固定
分散補償器で微調整を行う構成である。
は、光プリアンプ11によって増幅されると共に、DC
F1によってスロープ補償される。次に、可変分散補償
器12によって波長分散補償され、波長分散補償された
光信号は、光DEMUX16によって各チャネル毎に分
離され、DCF15によってチャネル毎に一次分散の微
調整が行われ、光受信機#1〜#40によって受信され
る。
成例を示す図である。本構成例では、図9に対し、20
0GHz間隔に波長間隔を分離した後に、200GHz
間隔用可変分散補償器を配置する構成である。
は、光プリアンプ11によって増幅されるとともに、D
CF1によってスロープ補償される。その後、インタリ
ーバ13によって、奇数チャネルと偶数チャネルに間引
き分割され、それぞれが可変分散補償器12−1、12
−2で分散補償され、光DEMUX16で各チャネルに
分離される。各チャネルの光信号はDCF15によって
一次分散の微調整を受け、光受信機#1〜#40によっ
て受信される。
装置を説明する。前述の(2)のDCFのスロープ補償
率の不完全性、(3)の伝送路・DCFのスロープ係数
の製造バラツキや、(5)の波長分散スロープの波長依
存性の影響に関する解決方法として、やはり複数の波長
帯域毎に分割して補償する方法を用いる。
施形態を適用した場合の原理構成を示す図である。図1
6及び図17は、本発明の実施形態の分散補償方法の原
理を説明する図である。
償の基本構成(固定分散補償器適用の場合)を示す。波
長多重信号全チャネル共通に分散補償器DCF1(分散
補償量d1)を配置した後、帯域分割フィルタ20−1
によって、4つの波長帯域(短波長側からΛ1、Λ2、Λ
3、Λ4)に信号を分割する。その各帯域において、帯域
間の残留分散差をおぎなうためのDCF21、DCF
22、DCF23、DCF24を配置する。各スパンまた
は複数スパンにおいて、図16に示すような(a)伝送
路及び(b)DCF1の残留分散特性の場合、各々の波
長帯において、(c)固定分散補償器DCF21、DC
F22、DCF23、DCF24によって、各波長帯の中
心波長において100%の分散補償を行うように調整を
行う。その結果、全チャネルの残留分散を小さく抑える
ことができる(d)。分散補償器としては、分散補償フ
ァイバのみならず、チャープドファイバグレーティング
(CFBG:Chirped Fiber Bragg Grating)や、VI
PA分散補償器など、各種デバイスを適用できる。図1
5(b)においては、全チャネル一括補償分散補償器D
CF1を用いず、帯域間調整用分散補償器のみを適用す
る場合の構成を示す。効果としては、図15(a)の場
合と同様であるが、図17に示すように、固定分散補償
器DCF21、DCF22、DCF23、DCF24とし
て、分散補償量が大きなものを適用する必要がある。
割フィルタ20−2(名前は帯域分割であるが、光素子
の特性である光の伝搬の可逆性から、帯域分割フィルタ
20−2は、帯域を合成する素子としても機能する)に
おいて、各帯域が合成されてから出力される。
における固定分散補償器を可変分散補償器に置き換えた
場合の構成を示す図である。分散補償量の設定の仕方
は、図16(図18(a)の構成の場合)、図17(図
18(b)の構成の場合)と同じであるが、分散補償量
が可変であるため、より高精度の分散補償が可能である
こと、更に、伝送路温度変動などによる分散量の経時変
化に対しても対応可能である。
した光信号は、波長分散補償ファイバDCF1によって
分散補償された後、帯域分割フィルタ20−1によって
各帯域Λ1〜Λ4に分割された後、可変分散補償器1〜4
によって波長分散補償され、帯域分割フィルタ20−2
に入力される。帯域分割フィルタ20−2では、各帯域
に分割されて入力された光信号を合成して、1つの帯域
の光信号として出力する。図18(b)においては、図
18(a)の構成において、一括分散補償する波長分散
補償ファイバDCF1が省略された構成となっている。
重伝送システムにおいて、伝送路+DCFの波長分散・
分散スロープの製造バラツキが大きい場合、DCFのス
ロープ補償率が低い場合、及び四次分散による残留分散
が生じる場合にも、低コスト・省サイズで全チャネルの
分散補償を効果的に行うことができ、長距離伝送を可能
にする。
った場合の具体的なインライン中継器の構成例を示す図
である。図19(a)においては、分布ラマン増幅のた
めの励起光源25が設けられ、次段にEDFA26が設
けられ、光信号が増幅される。そして、波長分散補償フ
ァイバDCF1によって一括した分散補償がされた後、
帯域分割フィルタ20−1によって2つの帯域Λ1、Λ2
に分割され、一方は、波長分散補償ファイバDCF2に
よって更に分散補償される。帯域Λ1の方は、波長分散
補償ファイバDCF2による光損失と同程度の損失を光
信号に与える光アッテネータ(可変あるいは固定)27
が必要に応じて設けられる。各帯域の光信号は、帯域分
割フィルタ20−2によって帯域が合成された後、出力
され、EDFA28によって増幅された後、伝送路に出
力される。
割される構成であり、基本構成は、図19(a)と同じ
である。したがって、同じ構成要素には同じ参照符号を
付して構成の説明は省略する。
ルビウムドープファイバ光増幅器(EDFA)2段から
構成される場合の構成例を示す。必要に応じて、光信号
対雑音比(OSNR)を改善するための分布ラマン増幅
(DRA:Distributed Raman Amplification)を行
う。(a)は帯域を2分割した場合の構成を示す。
(a)においては、帯域分割フィルタを用いて波長帯域
を短波長側のブルーバンド(Λ1)及び長波長側のレッ
ドバンド(Λ2)に分離する。帯域分割フィルタの前段
に配置されている分散補償器(DCF1)は、ブルーバ
ンド(Λ1)の中心チャネルにおいて波長分散が最適補
償されるように設定されるので、ブルーバンド(Λ1)
の光経路には分散補償器が設けられない。しかし、ブル
ーバンドの光経路に分散補償器DCF2と同等の光損失
を与えるための可変または固定の光アッテネータを必要
に応じて挿入する。伝送路ファイバの分散スロープをS
(ps/nm2/km)、DCFのスロープ補償率をβ
(0〜1)、ブルーバンド(Λ1)とレッドバンド
(Λ2)の中心チャネル間の波長差をΔΛ(nm)、1
スパン当たりの伝送路長をL(km)としたときに、1
スパン当たりのレッドバンド(Λ1)とブルーバンド
(Λ2)の中心チャネル間の残留分散差はS・(1−
β)・Δλ・Lとなる。よって、調整用DCFの分散補
償量は、Δd=−S・(1−β)・Δλ・Lに設定すれ
ばよい。
割した場合の構成を示す。波長帯域を短波長側から長波
長側にn分割し、分割後の各信号帯域において分散補償
量を最適化するための調整用の分散補償器DCF21、
DCF22、・・・、DCF2 n-1、DCF2nを配置す
る。各分散補償器の分散補償量は、0、Δd、・・・、
(n−2)・Δd、(n−1)・Δdに設定する。Δd
の値に関しては、図19(a)と同様に、Δd=−S・
(1−β)・Δλ・L(Δλは隣接波長帯域の中心チャ
ネル間の波長差)に設定すればよい。図19(a)、
(b)のいずれにおいても、必要に応じて、各波長帯間
の損失差を補償するための可変または固定の光アッテネ
ータを必要に応じて配置する。
おける固定分散補償器を可変分散補償器に置き換えた場
合の構成を示す。分散補償量の設定の仕方は図19の構
成と同じであるが、分散補償量が可変であるため、より
高精度の分散補償が可能であること、更に、伝送路温度
変動などによる分散量の経時変化に対しても対応可能で
あることが利点である。
(励起光源25による増幅)、EDFA26による増幅
の後、DCF1によって、ブルーバンド(Λ1)の分散
補償を最適化する。そして、帯域分割フィルタ20−1
によって帯域を分割し、レッドバンド(Λ2)の分散補
償の最適化は可変分散補償器1によって行う。ブルーバ
ンドの経路の光アッテネータは、可変分散補償器1の損
失と同程度の損失をブルーバンドの光信号に与え、ブル
ーバンドの光信号とレッドバンドの光信号が帯域分割フ
ィルタによって合波されたときに、ブルーバンドの光信
号とレッドバンドの光信号の光強度に差ができないよう
にするものである。そして、帯域分割フィルタ20−2
で帯域を合成して出力し、EDFA28で増幅して伝送
路に出力する。
DCFを可変分散補償器に置き換えたものであるが、帯
域Λ1に設けられる可変分散補償器1が補償できる分散
値が可変であることから、帯域分割フィルタの前段のD
CF1は、必要に応じて設ければよいこととなる。
の構成であり、分割する帯域数がn個になっているのみ
であるので、図20(a)と同様の構成要素には同様の
参照符号を付して説明を省略する。
構成要素に同じ参照符号を付して、説明を省略する。図
21においては、インライン中継器が、DCF集中ラマ
ン増幅部30(DCFRA:Dispersion Compensating
Fiber Raman Amplification、ラマン増幅をDCFを増
幅媒体として行うものを以下、このように呼ぶ。これ
は、光増幅と分散補償を同時に行うものである。)と後
段のEDFA28から構成される場合の構成例を示す。
波長帯域信号の分割の仕方、調整用の分散補償ファイバ
の配置方法に関しては、図19と同じである。DCF集
中ラマン増幅部30(DCFRA)は、帯域分割前に配
置しており、全波長帯域(Λ1、Λ2、・・・、Λn)に
利得を与えるよう、励起光パワーと励起波長を調整す
る。所要利得に応じて、DCF集中ラマン増幅部30
(DCFRA)の段数は、同図のように1、2段、また
はそれ以上にしてもよい。同図(a)、(b)の何れに
おいても、必要に応じて、各波長帯間の損失差を補償す
るための可変または固定の光アッテネータを配置する。
なお、前述したように、帯域Λ1の分散補償は、帯域分
割フィルタの前段において行われるので、この帯域のD
CFは、特に設けなくても良く、設計上特に必要になっ
た場合に設ければよい。
には同じ参照符号を付して説明を省略する。図22にお
いては、図21の各波長帯域における固定分散補償器を
可変分散補償器に置き換えた場合の構成を示す。分散補
償量の設定の仕方は図21の構成と同じであるが、分散
補償量が可変であるため、より高精度の分散補償が可能
であること、更に、伝送路温度変動などによる分散量の
経時変化に対しても対応可能である。
補償は、前段のDCF1によって、あるいは、必要に応
じてDCF2と共に行われるので、可変あるいは固定の
光アッテネータのみを設けている。
に可変分散補償器1が設けられているので、光信号の増
幅が十分で有れば、DCF1、2は省略することも可能
である。
には同じ参照符号を付して説明を省略する。図23にお
いては、DCFRAを帯域分割補償部内に配置する場
合、または帯域分割補償部前と帯域分割補償部内に分け
て配置する場合の構成例を示す。図23(a)において
は、帯域分割フィルタを用いて波長帯域を短波長側のブ
ルーバンド(Λ1)及び長波長側のレッドバンド(Λ2)
に分離する。帯域分割補償部内に配置されている分散補
償器DCF21、DCF22は、それぞれ、その分散補償
量の和d1+d2、d1+d2+Δdが各々ブルーバンド
(Λ1)、レッドバンド(Λ2)の中心チャネルにおいて
最適補償になるように調整され、DCF21、DCF22
(およびDCFRAを行う場合にはDCF1において
も)において、十分なラマン増幅利得が得られるように
長さを設定する。図17と同様に、Δd=−S・(1−
β)・ΔΛ・Lに設定すればよい。また、波長帯域間の
光レベルが等しくなるように、DCF21、DCF22に
おけるラマン増幅利得を調整することができる。すなわ
ち、ラマン増幅の利得を調整することで、光アッテネー
タと同様の機能を達成することができる。
帯域をn分割した場合の構成を示す。波長帯域を短波長
側から長波長側にn分割し、分割後の各信号帯域におい
て分散補償量を最適化するための調整用の分散補償器D
CF21、DCF22、・・・、DCF2n-1、DCF2n
を配置する。各分散補償器の分散補償量は、d2、d2+
Δd、・・・、d2+(n−2)・Δd、d2+(n−
1)・Δdに設定する。Δdの値に関しては、図23
(a)と同様に、Δd=−S・(1−β)・Δλ・L
(Δλは隣接波長帯域の中心チャネル間の波長差)に設
定すればよい。また、波長帯域間の光レベルが等しくな
るように、DCF21、DCF22、・・・、DCF2n
におけるラマン増幅利得を調整する。
た帯域分割補償を行うインライン中継器を用いたシステ
ム構成例を示す図である。これらの図には、6スパン伝
送の場合の例を示しているが、他のスパン数の場合も同
様の構成が可能である。また、帯域を2分割した場合の
例を示しているが、更に多数に分割した場合も同様の構
成が可能である。
った各インライン中継器35において帯域分割補償を行
っており、分割帯域間でΔdの分散補償量の差を与えて
いる。送信器Tx#1〜#nから出力された各波長の光
信号は、光合波器40によって合波され、伝送路に出力
される。伝送路では光信号は、インライン中継器35に
よって中継され、光合波器41によって各波長に分波さ
れ、任意の設けられる可変分散補償器42を通って、受
信機Rx#1〜#nで受信される。
素には同じ参照符号を付して説明を省略する。図25で
は、2スパン毎に帯域分割補償を行っており、分割帯域
間で2Δdの分散補償量の差を与えている。図26では
3スパン毎に帯域分割補償を行っており、分割帯域間で
3Δdの分散補償量の差を与えている。図26の3スパ
ン毎の構成から1スパン毎の図24の構成に近づく程、
インライン中継器における残留分散が小さく抑えられる
ので、波長分散とファイバ非線形効果による波形劣化は
小さく抑えられるが、分割補償部の数量が多くなるた
め、コスト・サイズが大きくなり、光信号対雑音比(O
SNR)確保の点からは不利になる。そのようなシステ
ム全体でのトレードオフを考慮して、実際の帯域分割部
の配置位置を決める必要がある。
量をどのように設定するのが良いかについての実施形態
を説明する。前述の(1)の伝送路長のバラツキや、
(2)の波長分散係数の製造ばらつきに関しては、敷設
ファイバ伝送路の波長分散量(全区間または各インライ
ン区間毎)を実測し、それに合った波長分散量を持った
分散補償ファイバを配置する必要がある。ただし、波長
分散を1つのチャネル(例えば中心チャネル)で厳密に
補償した場合でも、(2)の分散スロープの製造バラツ
キの問題があるために、他のチャネルは厳密な分散補償
ができないことになる。そのためには、各インライン区
間での分散トレランスをできるだけ大きく確保し、受信
端で全チャネルに対して厳密な分散補償を行う方法が有
効になる。
km×6スパン)において、インラインの分散補償量D
DCL=100%および114%の場合での、残留分散
(伝送路+分散補償器の総分散量)に対するQペナルテ
ィ(波形特性を表すQ値の劣化量)を示す図である。
ツーバックの値とQ値の伝送路を介しての伝送後の値の
差である。Q値は、光信号波形を電気信号に直し、アイ
パターンを得た場合、アイの中心で縦にアイの断面を取
り、“1”側と“0”側のサンプルの分布の中心間の距
離で“1”側のサンプル分布の標準偏差と“0”側のサ
ンプル分布の標準偏差の和を割ったものである。
散値に対してプロットしたものである。図27(b)
は、インライン分散補償量を、伝搬分散量を100%補
償する場合であって、受信端で残留分散を0にした場合
のアイパターンである。また、図27(c)は、図27
(b)において、インライン分散補償量を、伝搬分散量
を114%まで補償するものとした場合のアイパターン
である。
に、100%分散補償の場合に比べ、114%の過補償
にした場合の方が波形劣化が小さく、ペナルティが小さ
いことが分かる。(波形を完全に崩した方が有利)。た
だし、受信端での分散補償量(DDCR)を調節して(短
く設定して)、残留分散を厳密に零に合わせる必要があ
る。ただし、伝送条件(ファイバ種、伝送距離、ビット
レートなど)の違いによって、DDCTを他の値に最適化
することも可能である。
km×6スパン)において、受信端分散補償量
(DDCR)を各場合で調節して残留分散を零にした場合
の、インライン分散補償残量(1スパンでの伝送路分散
量+インラインDCFの分散残留分)に対するQペナル
ティの特性を示す図である。
イン分散補償残量が負)にした方がペナルティが小さく
なることが確認でき、しかも40Gb/s信号の分散ト
レランス(約70ps/nm)に比べて、かなり大きい
トレランス(1.5dBペナルティを許容した場合、約
400ps/nm)を確保できることが分かる。
えられる。 ΔD(ps/nm)=(1スパン当たりの分散量(ps
/nm))×(1−分散補償率) ここで、分散補償率=(分散補償率の%表示)/100
であり、図28の場合は、(1スパン当たりの分散量
(ps/nm))=(17(ps/nm/km))×
((1スパン当たり)100(km))=(1700
(ps/nm))である。
補償に対応する−200ps/nmの周辺では特にQペ
ナルティが良くなっており、約105%補償から約12
0%補償の範囲で特によい特性が得られている。
の波長多重伝送システムにおいて、伝送路+DCFの波
長分散・分散スロープの製造バラツキが大きい場合、D
CFのスロープ補償率が低い場合、及び分散スロープの
波長依存性による残留分散が生じる場合にも、低コスト
・省サイズで全チャネルの分散補償を効果的に行うこと
ができ、長距離伝送を可能にする。
に関する実施形態に対応する第1の構成例を示す図であ
る。なお、同図においては、図24と同じ構成要素には
同じ参照符号を付して説明を省略する。
ける分散量を実測して、それがD1、D2、・・・、D
n-1、Dnであった場合、インライン中継器ILA1、I
LA2、ILA(n−1)における分散補償量をdDCL1
=−(1+γ)・D1、dDCL 2=−(1+γ)・D2、・
・・、dDCL(n-1)=−(1+γ)・Dn-1に設定する。
γは、分散補償量の過補償比率で典型的には0.10〜
0.15(10%〜15%)である。送信端には、伝送
特性を向上させるための分散補償器(光ポストアンプに
おける分散補償)DCT(分散補償量dDCT)を配置す
ることがありえる(典型値としてはdDCT=0(無配
置))。分散インライン中継器での過補償分を補って、
残留分散(伝送路+分散補償器の総分散量:Residual
Dispersion)をDRD(典型値としては零)に設定するた
めに、光プリアンプの受信分散補償器DCRの受信端分
散補償量はγ(D1+D2+・・・+Dn-1)−dDCT−D
n+DRDに設定する。
1=D2=・・・=Dn-1=Dn=D)、((n−1)γ−
1)D−dDCT+DRDとなる。更に、各種分散バラツキ
や経時変動を調整するための可変分散補償器を各チャネ
ル毎または全チャネル共通に配置することもありえる。
一つを示す図である。同図においては、図29と同じ構
成要素には同じ参照符号を付して説明を省略する。
マン増幅(DRA:Distributed Raman Amplificatio
n)及びDCFを用いた集中ラマン増幅(DCFRA)
を行っている。DCFRAに関しては、所要利得に応じ
て、1段構成または多段構成があり得る。いずれの場合
も、各DCFの分散補償量の和が図29に示した分散補
償量と等しくなると共に、各DCFにおけるラマン増幅
利得が所要値以上確保できるように各DCFの長さを調
節する。その際、受信端DCFにおけるラマン利得を所
要量とする長さを確保するために、分散補償量の過補償
比率γが大きくなりすぎないように設定する必要があ
る。
50と基本的に同構成であるが、光増幅器が光プリアン
プとなっていて、受信端での信号検出のための増幅を行
うようになっている。
過補償の構成を合わせて実現する構成例を示す図であ
る。同図においては、図30と同じ構成要素には同じ参
照符号を付し、説明を省略する。
分散補償ファイバDCL1〜DCL(n−1)が設けら
れ、それぞれ、dDCL1〜dDCLn-1の過補償を行ってい
る。更に、これら分散補償ファイバの後段には、前述し
たように帯域分割フィルタが設けられ、帯域毎に分散補
償を行うように構成される。
償器では、前段の分散補償ファイバDCRと後段の帯域
分割分散補償器で、残留分散が0になるように分散補償
を行う構成となっている。また、波長多重光信号が各波
長の光信号に分波されたのちに、可変分散補償器を設け
て、個別に分散補償の微調整を行うようにしても良い。
て、波長多重光信号を複数個の波長帯に分離する帯域分
割手段と、分離された波長多重光信号に対して残量分散
の補償を行う固定分散補償手段と、を備えることを特徴
とする波長分散補償装置。
て、波長多重光信号を複数個の波長帯に分離する帯域分
割手段と、分離された該波長多重光信号に対して一括し
て分散補償を行う可変分散補償手段と、を備えることを
特徴とする波長分散補償装置。
記波長多重光信号を分岐し、チャネル間隔を拡大した複
数の光信号に変換するインタリーバ手段を更に備えるこ
とを特徴とする付記1または2に記載の波長分散補償装
置。
て、全て、または、一部の波長多重光信号に対して、一
括して分散補償を行う可変分散補償手段と、該波長多重
光信号を分割する光分波手段と、該分離された各チャネ
ルの光信号に対して、残留分散の補償を行う固定分散補
償手段と、を備えることを特徴とする波長分散補償装
置。
重光信号を複数の波長帯域に分割することを特徴とする
付記4に記載の波長分散補償装置。 (付記6)前記光分波手段は、前記波長多重光信号を各
チャネル毎の光信号に分波することを特徴とする付記4
に記載の波長分散補償装置。
端局内に設けられることを特徴とする付記1、2、また
は4に記載の波長分散補償装置。 (付記8)前記波長分散補償装置は、インライン中継器
に設けられることを特徴とする付記1、2、または4に
記載の波長分散補償装置。
多重光信号が受けている波長分散の105%〜120%
を補償することを特徴とする付記1、2、または4に記
載の波長分散補償装置。
いて、波長多重光信号を複数の波長帯に分離する帯域分
割手段と、分離された波長帯域の各々に対して帯域間残
留分散差を低減するための分散補償手段と、を備えるこ
とを特徴とする波長分散補償装置。
散補償器であることを特徴とする付記10に記載の波長
分散補償装置。 (付記12)前記分散補償手段は、可変分散補償器であ
ることを特徴とする付記10に記載の波長分散補償装
置。
ンライン中継器に設けられることを特徴とする付記10
に記載の波長分散補償装置。 (付記14)入力された波長多重光信号を一括して分散
補償する一括分散補償手段を更に有し、該一括分散補償
手段は、受信した波長多重光信号の受けている波長分散
の105%〜120%を補償することを特徴とする付記
10に記載の波長分散補償装置。
前記波長分散補償装置を含むインライン中継器と該波長
分散補償装置を含まないインライン中継器とを混在させ
ることを特徴とする付記10に記載の波長分散補償装置
を使った波長多重光伝送システム。
の、前記波長分散装置の前段あるいは後段に、分散補償
ファイバを増幅媒体として用いた光増幅器を設けること
を特徴とする付記13に記載の波長分散補償装置。
分散補償ファイバを増幅媒体として用いた光増幅器を設
けることを特徴とする付記10に記載の波長分散補償装
置。
て、各インライン中継器に、該インライン中継器の前段
のインライン中継区間の波長分散量を105%〜120
%だけ過補償する分散補償手段を備えることを特徴とす
る波長分散補償装置。
おいては、受信端において、総分散量を零近傍になるよ
うに補償することを特徴とする付記18に記載の波長分
散補償装置。
ルの各インライン中継区間の波長分散両情報に基づい
て、各インライン中継器内及び、受信端における分散補
償量を設定することを特徴とする付記19に記載の波長
分散補償装置。
精度良く、波長多重光通信における分散補償を行うこと
ができる。
る。
る。
る。
る。
る。
法を説明する図である。
示す図である。
ある。
ある。
である。
図である。
である。
した場合の原理構成を示す図である。
明する図(その1)である。
明する図(その2)である。
分散補償器を可変分散補償器に置き換えた場合の構成を
示す図である。
ンライン中継器の構成例を示す図(その1)である。
ンライン中継器の構成例を示す図(その2)である。
ンライン中継器の構成例を示す図(その3)である。
ンライン中継器の構成例を示す図(その4)である。
ンライン中継器の構成例を示す図(その5)である。
インライン中継器を用いたシステム構成例を示す図(そ
の1)である。
インライン中継器を用いたシステム構成例を示す図(そ
の2)である。
インライン中継器を用いたシステム構成例を示す図(そ
の3)である。
の分散補償量DDCL=100%および114%の場合で
の、残留分散に対するQペナルティを示す図である。
補償量を各場合で調節して残留分散を零にした場合の、
インライン分散補償残量に対するQペナルティの特性を
示す図である。
形態に対応する第1の構成例を示す図である。
である。
を合わせて実現する構成例を示す図である。
る。
を示す図である。
ually Imaged PhasedArray)を示す図である。
特性を示す図である。
である。
る。
示す図である。
バンド信号中の40GHz成分強度を検出した結果を示
す図である。
変動を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】波長多重光伝送システムにおいて、 波長多重光信号を複数個の波長帯に分離する帯域分割手
段と、 分離された波長多重光信号に対して残量分散の補償を行
う固定分散補償手段と、 を備えることを特徴とする波長分散補償装置。 - 【請求項2】波長多重光伝送システムにおいて、 波長多重光信号を複数個の波長帯に分離する帯域分割手
段と、 分離された該波長多重光信号に対して一括して分散補償
を行う可変分散補償手段と、を備えることを特徴とする
波長分散補償装置。 - 【請求項3】前記帯域分散手段の前段に、前記波長多重
光信号を分岐し、チャネル間隔を拡大した複数の光信号
に変換するインタリーバ手段を更に備えることを特徴と
する請求項1または2に記載の波長分散補償装置。 - 【請求項4】波長多重光伝送システムにおいて、 全て、または、一部の波長多重光信号に対して、一括し
て分散補償を行う可変分散補償手段と、 該波長多重光信号を分割する光分波手段と、 該分離された各チャネルの光信号に対して、残留分散の
補償を行う固定分散補償手段と、を備えることを特徴と
する波長分散補償装置。 - 【請求項5】前記光分波手段は、前記波長多重光信号を
複数の波長帯域に分割することを特徴とする請求項4に
記載の波長分散補償装置。 - 【請求項6】前記光分波手段は、前記波長多重光信号を
各チャネル毎の光信号に分波することを特徴とする請求
項4に記載の波長分散補償装置。 - 【請求項7】波長多重光伝送システムにおいて、 波長多重光信号を複数の波長帯に分離する帯域分割手段
と、 分離された波長帯域の各々に対して帯域間残留分散差を
低減するための分散補償手段と、を備えることを特徴と
する波長分散補償装置。 - 【請求項8】前記波長多重光システムに、前記波長分散
補償装置を含むインライン中継器と該波長分散補償装置
を含まないインライン中継器とを混在させることを特徴
とする請求項7に記載の波長分散補償装置を使った波長
多重光伝送システム。 - 【請求項9】多中継光伝送システムにおいて、各インラ
イン中継器に、 該インライン中継器の前段のインライン中継区間の波長
分散量を105%〜120%だけ過補償する分散補償手
段を備えることを特徴とする波長分散補償装置。 - 【請求項10】前記多中継光伝送システムにおいては、
受信端において、総分散量を零近傍になるように補償す
ることを特徴とする請求項9に記載の波長分散補償装
置。
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