JPH09224056A - 伝送装置並びに伝送装置の制御方法 - Google Patents

伝送装置並びに伝送装置の制御方法

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JPH09224056A
JPH09224056A JP8030627A JP3062796A JPH09224056A JP H09224056 A JPH09224056 A JP H09224056A JP 8030627 A JP8030627 A JP 8030627A JP 3062796 A JP3062796 A JP 3062796A JP H09224056 A JPH09224056 A JP H09224056A
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signal
clock
carrier
transmission
clock supply
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JP8030627A
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Takashi Kako
尚 加來
Takeshi Asahina
威 朝比奈
Toyomitsu Obikawa
豊充 帯川
Ryoji Okita
良二 置田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0685Clock or time synchronisation in a node; Intranode synchronisation
    • H04J3/0688Change of the master or reference, e.g. take-over or failure of the master
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0079Receiver details
    • H04L7/0083Receiver details taking measures against momentary loss of synchronisation, e.g. inhibiting the synchronisation, using idle words or using redundant clocks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】変復調装置等の伝送装置に関し、瞬断が復旧し
たときに速やかにデータ通信を再開できる伝送装置並び
に伝送装置の制御方法を実現することを目的とし、特に
伝送装置に大きく手を加えることなく瞬断耐力を向上さ
せることを目的とする。 【解決手段】本発明は、情報の送信あるいは受信の少な
くとも一方を行う送受信手段と、送受信手段にクロック
信号を供給するクロック供給手段とを備えた伝送装置に
おいて、回線に瞬断が生じたことを検出する瞬断検出手
段と、瞬断検出手段により瞬断発生が検出された場合送
受信手段に対するクロック供給を停止するクロック供給
制御手段とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変復調装置などの
伝送装置に関する。従来より、アナログ回線に変復調装
置を接続し、これを用いたデータ伝送が行われていた。
変復調装置が接続された回線の状態によって回線瞬断が
生じるが、この回線瞬断が生じてもデータ伝送に支障を
来さないための手段が必要とされている。
【0002】
【従来の技術】従来の変復調装置では、データ通信を開
始する前に相手側変復調装置との間でトレーニング信号
をやりとりし、同期引き込みの処理を行う。同期引き込
みを行うことによって、変復調装置を回線の状態に応じ
た最適な状態に設定し、データの受信を正常に行うこと
ができるようにしている。そして、同期引き込みが終了
した後にデータの通信を開始する。この同期引き込みで
は、変復調装置の自動等化器のタップ係数や、AGC回
路の係数等を、信号が伝送されている回線の状態に対応
したものに設定することができる。
【0003】ここで、回線の状態によって、通信してい
るデータが途切れるいわゆる瞬断が発生することがあ
る。変復調装置の場合ならば、瞬断は相手局の変復調装
置から送信されるキャリア信号を受信しているか否かに
よって判断することができる。瞬断が発生した場合に
は、変復調装置の変復調部が瞬断発生を認識し、変復調
装置の状態を瞬断発生の直前の状態に保持する。具体的
には、同期引き込みにより設定された変復調装置各部に
設定された設定値等を、メモリに退避させる。設定値と
しては、例えば自動等化器のタップ係数、AGC回路の
係数等が上げられる。
【0004】そして再びキャリア信号を検出し、瞬断が
復旧したと判断された場合には、メモリに退避された設
定値を再び各部に設定しなおし、変復調装置を瞬断発生
直前の状態に復旧させた後にデータ受信動作を再開す
る。このように、各部の設定値を一旦退避させ、瞬断が
復旧した時点でそれらの設定値を再び設定することによ
って、瞬断が復旧した後の再同期引き込みを行うことな
く、データ通信を速やかに回復できるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は以下のような問題点が生じる。これまでは電話回線と
してはアナログ回線が主であり、変復調装置もアナログ
回線に合わせて設計されていた。アナログ回線を使用し
ている場合に発生する瞬断は1秒以内のものが大半であ
り、変復調装置はこの長さの瞬断に対応できていれば十
分であった。
【0006】しかし、近年電話回線がデジタル化されて
きたことにより、瞬断の発生の仕方も変わってきた。デ
ジタル回線を用いたデータ伝送では、データをフレーム
化して伝送しているが、フレームの同期外れなどを要因
とする瞬断は1秒から4秒程度の長さのものが煩雑に発
生する場合がある。ここで、従来のアナログ回線に対応
した変復調装置では、瞬断は1秒程度で復旧することを
前提で設計されていたため、1秒以上の手段が発生する
と相手モデムとの間の再同期引き込み処理を開始してい
た。同期引き込みを始めからやりなおすとなると、少な
くとも数秒間のトレーニング期間を必用とし、速やかな
データ通信の再開を実現できない。
【0007】また、再同期引き込み処理を行った場合、
瞬断の発生からデータ通信が再開されるまで最大で20
秒程度の時間を必用とする。しかし、瞬断発生から20
秒程度が経過すると、今度はネットワークがタイムアウ
トとなり、ネットワークがダウンしてしまうという問題
点が生じる。これによって、一旦データ通信そのものが
終了してしまうため、このような理由からも速やかなデ
ータ通信の再開を実現することができない。
【0008】また、近年の変復調装置の変復調部はLS
I化されており、その機能は固定的に設定されている。
そのため、このようなLSI化された変復調部に後から
新たな機能を追加など、変復調部の機能を変更すること
は非常に困難である。そのため、前述の従来の瞬断対策
に対応していない変復調装置の場合には、瞬断が発生し
た場合その時間の長さに関わらず一旦装置をリセット
し、再度同期引き込み処理を行わなければならなかっ
た。
【0009】そこで、本発明は、瞬断が復旧したときに
速やかにデータ通信を再開できる伝送装置を実現するこ
とを目的とし、特に伝送装置に大きく手を加えることな
く瞬断耐力を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の課題は、
情報の送信あるいは受信の少なくとも一方を行う送受信
手段と、送受信手段にクロック信号を供給するクロック
供給手段とを備えた伝送装置において、回線に瞬断が生
じたことを検出する瞬断検出手段と、瞬断検出手段によ
り瞬断発生が検出された場合送受信手段に対するクロッ
ク供給を停止するクロック供給制御手段とを備えること
により解決できる。
【0011】送受信部に対するクロック信号の供給を停
止することによって、送受信部はクロック信号の供給が
停止される直前の状態を保持することができる。そのた
め、各種の設定値もクロック信号の供給が停止される直
前の状態のままで保存される。従って、瞬断が発生した
時点で送受信部に対するクロック信号の供給を停止する
ことによって、瞬断が発生する直前の状態を、設定値を
メモリに退避したりしなくとも保持することができる。
なお、瞬断が回復された時点で送受信部に対するクロッ
ク供給を再開することによって、送受信部はその動作を
速やかに再開することができる。そして、各設定値は瞬
断発生直前のものが保持されているために、瞬断回復後
も再同期引き込みを行わなくともその時点の回線状態に
近い設定値が保持されており、通信再開を速やかに実現
できる。
【0012】更に本発明の手段検出手段は、回線を介し
て対向する伝送装置から送信されるキャリア信号の有無
を検出してその結果に応じてキャリア検出信号を出力
し、クロック供給制御手段はキャリア検出信号に応じて
クロック信号の供給を制御するクロック供給制御信号を
出力することを特徴とする。また本発明のクロック供給
制御手段は、瞬断が発生してから所定時間が経過した
後、クロック供給手段に対して前記送受信手段に対する
クロック供給を再開する指示を出力する。
【0013】これは、送受信部の動作が停止しているた
め、例えばキャリア信号の検出も実施できない状態に伝
送装置がおかれているので、瞬断が復旧すると見込まれ
る時間が経過した場合には、キャリア信号検出の有無に
関わらず、その時点で送受信部に対するクロック信号の
供給を再開するというものである。これによって送受信
部は動作を再開できる。ここで、キャリア信号が受信で
きれば、情報の通信をそのまま継続できる。
【0014】更にまた、本発明のクロック供給手段は、
クロック信号を出力するクロック源と、クロック信号と
クロック供給制御信号とを入力し、それぞれの信号の状
態に応じてクロック信号を出力するゲート手段とを備え
る。本発明の目的は、また回線を介して対向する伝送装
置から送信されるキャリア信号の有無を検出し、キャリ
ア信号が断となった場合、送信あるいは受信の少なくと
も一方を制御する送受信部に対するクロック信号の供給
を停止する伝送装置の制御方法により実現できる。
【0015】
【実施の形態】図1は、本発明の一実施形態による変復
調装置の、特に変復調部の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1は変復調部である。ここで、2は
送信信号を変調する変調部であり、3は受信信号を復調
する復調部である。
【0016】変調部において、21はスクランブラであ
り、デジタル信号である送信データSDのスクランブル
を行い信号をランダム化するものである。22は符号変
換部であり、スクランブラ22からの出力信号に対し
て、所望の符号変換を施すものである。23は送信用ベ
ースバンドフィルタであり、符号変換部から出力された
デジタル信号のベースバンド成分を通過させるものであ
る。24は変調部であり、ベースバンドフィルタ23か
らの出力信号を所定の変調周波数により変調するもので
ある。
【0017】25は固定等化器であり、変調部24から
出力された変調信号を等化するものである。26はアッ
テネータであり、固定等化器から出力された信号のレベ
ルを抑えるものである。アッテネータ26からの出力信
号は、デジタル/アナログコンバータ(D/Aコンバー
タ)27によりアナログ信号に変換された後、回線を介
して相手局に送信される。
【0018】一方、復調部3において、31はアナログ
/デジタルコンバータ(A/Dコンバータ)であり、回
線から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換する
ものである。32は復調部であり、A/Dコンバータ3
1により変換されたデジタル信号を所定の復調周波数で
復調するものである。33はロールオフフィルタ(帯域
分離フィルタ)であり、復調された信号のうち所定周波
数の範囲の信号のみを通過させるものである。ロールオ
フフィルタとしては、例えばトランスバーサルフィルタ
が使用される。
【0019】34は自動利得制御部(AGC)であり、
ロールオフフィルタ33により帯域制限された復調信号
のレベルが所定の値となるように信レベルを自動的に調
整するためのものである。35は自動等化器であり、回
線の状態により生じる伝送歪み等を補正するために復調
信号に等化処理を施すためのものである。また、36は
キャリア位相補正部(CAPC)であり、自動等化器3
5から出力された信号より、キャリア信号の位相を補正
するためのものである。
【0020】37は符号変換部であり、キャリア位相補
正部36の出力から符号化されている信号を複号するも
のである。38はデスクランブラである。複号された信
号は、送信側のスクランブラでランダム化されているた
め、デスクランブラ38はこれを元に戻す。39はタイ
ミング再生部であり、復調部32により復調された受信
信号からタイミング成分を抽出するためのものである。
タイミング再生部39より抽出されたタイミング成分
は、ロールオフフィルタ33などに供給される。
【0021】40はキャリア検出部であり、キャリア信
号を受信することでデータを受信しているか否かを検出
するものである。変復調部1は、共通のクロック信号
(図示せず)が供給されており、供給されたクロック信
号に基づいて動作する。ここで、瞬断が発生した場合の
処理について説明する。
【0022】図2は、本発明の一実施例による瞬断対策
を行うモデムの構成を図示する図面である。図におい
て、10はモデム、11は変復調部、12はモデム制御
部、13はクロック源、14は排他的論理和回路(EO
R)である。変復調部11は、図1に図示された変復調
部に対応している。通常のデータ伝送が行われている場
合には、回線を介して相手局モデムからキャリア信号が
送出されている。このときには、図1のキャリア検出部
40がキャリア信号を検出し、キャリア検出信号をモデ
ム制御部12に対して出力する。
【0023】モデム制御部12は、キャリア検出信号が
変復調部から出力されている間は、EOR回路14に対
してクロック供給制御信号を出力する。このクロック供
給制御信号は、例えばLowレベルの信号とする。一
方、クロック源13からは常にクロック信号が出力され
ている。そして、モデム制御部12からクロック供給制
御信号が出力されている期間は、変復調部11に対して
クロック信号が供給される。
【0024】一方、瞬断が発生し、キャリア信号が途絶
えた場合について説明する。この場合には、図1のキャ
リア検出部40はキャリア信号を検出できないために、
キャリア検出信号が出力されなくなる。キャリア検出信
号の供給が停止すると、モデム制御部12は変復調部1
1に対するクロックの供給が停止するようにクロック供
給制御信号を出力する。なお、モデム制御部12にはタ
イマが設けられており、このタイマはキャリア検出信号
の供給が停止してから起動される。そして、キャリア供
給を停止するクロック供給制御信号は、このタイマが所
定の時間、例えば0.5秒以上経過した時点でEOR回
路14に出力される。この場合のクロック供給制御信号
は、Highレベルの信号とすることができる。
【0025】モデム制御部12が上記のように動作する
ことによって、キャリア信号が途絶えてから0.5秒が
経過すると、変復調部11に対するクロック信号の供給
が停止する。クロック信号の供給が停止することによっ
て、変復調部11の動作は停止するが、その状態はクロ
ック信号の供給が停止する前の状態を保持する。そのた
め、回線接続時にトレーニングを行うことにより設定さ
れた自動等化器やAGC回路、CAPC回路などの係数
も、そのまま保持される。
【0026】一方、キャリア検出信号の供給が停止した
後も、モデム制御部12はタイマによる監視を継続し、
クロック信号の供給が停止してから例えば3.5秒(キ
ャリアが検出されなくなってから4秒)が経過したとき
に、モデム制御部12はクロック供給制御信号を元に戻
す。これによって、変復調部11へのクロック信号の供
給が再開され、変復調部11は再び動作を開始する。
【0027】デジタル回線を用いている場合でも、瞬断
が発生からおよそ4秒を経過すると瞬断が復旧している
可能性が非常に高い。そのため、本実施形態ではキャリ
ア信号が検出されなくなってから4秒が経過した後に、
変復調部11の動作を一旦復旧させ、データ通信を再開
できるようにしている。ここで、変復調部11には自動
等化器等の係数が瞬断発生前の状態に保持されている。
瞬断発生前と瞬断発生後とでは、回線の状態はさほど変
わりがないため、変復調部11の動作が復旧した後に再
トレーニングを行わなくとも、瞬断発生直前に設定され
た自動等化器等の係数に基づいて速やかにデータ通信を
再開することができる。
【0028】なお、本実施形態の場合には0.5秒以上
の瞬断が発生すると必ず4秒間の通信断となってしまう
が、ネットワークシステムがダウンするタイムアウトは
一般的に7〜15秒程度である。本実施形態の場合には
瞬断が発生した後4秒後に変復調部の動作が再開される
ため、前記のタイムアウトとなる時間よりも変復調部の
動作が停止している期間の方が短く、ネットワークがダ
ウンすることは非常に少なくなる。そのため、トータル
で考えた場合には通信断となる時間は最小限の期間で済
む。図3は、モデム制御部の更に詳細に構成を説明した
図面である。図において、15はゲート回路であり、1
6はカウンタである。
【0029】ゲート回路15には、変復調部から出力さ
れるキャリア検出信号が供給される。ゲート回路15
は、キャリア検出信号が出力されている期間、EOR回
路14にクロック供給制御信号を供給する。一方、キャ
リア検出信号が停止すると、ゲート回路15からのクロ
ック供給制御信号が停止する。また、キャリア検出信号
が停止した後0.5秒が経過すると、ゲート回路15か
らカウント開始指示信号がカウンタに対して供給され
る。
【0030】カウンタ16は、ゲート回路15からのカ
ウント開始指示信号に基づいて、クロック源13から供
給されるクロック信号のカウントを行い、計時を開始す
る。そして、カウンタ16はカウント開始指示信号がゲ
ート回路15から供給されてから3.5秒が経過した時
点で(キャリア信号断から4秒経過後)、ゲート回路1
5に対してカウントアウト信号を出力する。
【0031】ゲート回路15は、カウントアウト信号を
受けることによって、キャリア検出信号が変復調部より
供給されていなくても、EOR回路14に対してクロッ
ク供給制御信号を出力する。これによって、EOR回路
14からクロック信号が出力され、変復調部が動作を再
開する。変復調部に対するクロック信号の供給が停止し
ているため、変復調部の動作は停止している。従って、
キャリア検出部もキャリア信号の検出動作を停止してい
る。そのため、仮に瞬断が復旧してキャリア信号が回線
からモデムに対して供給されていたとしても、キャリア
検出部はキャリア信号を検出することができず、変復調
部は動作を再開することができない。
【0032】しかし、本実施形態の場合には、キャリア
信号が停止してから所定時間後(この場合4秒後)に、
モデム制御部12からEOR回路14に対してクロック
供給制御信号を出力し、変復調部に対するクロック供給
を再開している。これによって変復調部の動作が復旧
し、キャリア検出部がキャリア信号の有無を検出するこ
とが可能となる。ここでもし瞬断が復旧しているなら
ば、キャリア検出部がキャリア信号を検出して、モデム
制御部12に対してキャリア検出信号を出力することが
でき、モデムの動作を正常時の動作に復旧させることが
できる。
【0033】一方、キャリア信号断となってから所定時
間が経過した後に変復調部の動作を再開させた時点で、
瞬断が復旧していない場合には、モデム制御部12に対
してキャリア検出信号が供給されない。このような場合
には、モデム制御部12がクロック供給制御信号の出力
を再開してから所定時間経過した後、再び変復調部に対
するクロック供給が停止する。なお、この場合キャリア
信号が断となった理由は瞬断ではないとも考えられるた
め、その対策を立てることも出来る。図4は、主にモデ
ム制御部の処理手順を図示したフローチャートである。
【0034】モデムによるデータ通信が開始されると、
モデム制御部はキャリア検出部から出力されるキャリア
検出信号を監視し、キャリア検出信号がオンであるか否
かを判定する(S1)。キャリア検出信号がオンの場合
には、キャリア検出信号の検出を継続する。一方、S1
でキャリア検出信号がオフである場合には、キャリア検
出信号がオフとなってから0.5秒が経過したか否かが
判定される(S2)。0.5秒が未だ経過していない場
合には、引き続き時間経過の監視を継続する。一方、キ
ャリア検出信号がオフとなってから0.5秒が経過した
場合、モデム制御部はクロック供給制御信号をオフとす
るとともに(S3)、カウンタに対してカウント開始指
示信号を出力する(S4)。
【0035】カウンタは、カウント開始指示信号に基づ
いて、クロック信号のカウントを開始する(S5)。続
いて、カウンタではカウントを開始してから3.5秒が
経過したか否かを判定する(S6)。3.5秒が経過し
た場合、カウンタはモデム制御部に対してカウントアウ
ト信号を出力する(S7)。モデム制御部では、カウン
トアウト信号を受けてクロック供給制御信号の出力を再
開する(S8)。これにより、変復調部に対するクロッ
クの供給が再開され(S9)、変復調部は動作を開始す
る。
【0036】以下、データ通信が終了して回線が切断さ
れるまで、モデム制御部並びにカウンタは図4に図示さ
れる処理を継続する。なお、変復調部の動作を再開させ
るための時間は4秒間と限定する必用は全くなく、モデ
ムが接続される回線やネットワークの状態などに応じて
適宜選択することができる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば、変
復調装置などの伝送装置、特にLSI化された送受信部
に大きく手を加えることなく、瞬断からの復旧を速やか
に行うことができる。特に、送受信部に供給するクロッ
ク信号を停止するという簡単な構成で送受信部の状態を
瞬断発生直前の状態に保持することができるため、送受
信部の機能に対しては何の変更も加える必用がなく、従
来の伝送装置に対しても最小限の機能追加で本発明によ
る手段対策を簡単に施すことができる。
【0038】また、クロック信号の供給が停止したこと
によって送受信部が瞬断からの復旧を検出できなくと
も、瞬断発生から所定時間が経過した後に瞬断からの復
旧の有無に関わらず送受信部に対するクロック信号の供
給を再開することができる。上記の所定時間を、例えば
瞬断が復旧すると見込まれる時間に相当する時間とすれ
ば、瞬断が復旧した時点で送受信部の動作を再開させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される変復調装置(モデム)の
構成を示す図面
【図2】 本発明の一実施形態によるモデムの構成を示
す図面
【図3】 本発明の一実施形態によるモデム制御部の構
成図
【図4】 本発明の一実施形態による瞬断対策の手順を
示すフローチャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 帯川 豊充 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 置田 良二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線に接続され、 情報の送信あるいは受信の少なくとも一方を行う送受信
    手段と、 前記送受信手段にクロック信号を供給するクロック供給
    手段と、を備えた伝送装置において、 前記回線に瞬断が生じたことを検出する瞬断検出手段
    と、 前記瞬断検出手段により瞬断発生が検出された場合、前
    記送受信手段に対するクロック供給を停止するクロック
    供給制御手段と、を備えたことを特徴とする、伝送装
    置。
  2. 【請求項2】前記伝送装置において、 前記手段検出手段は、前記回線を介して対向する伝送装
    置から送信されるキャリア信号の有無を検出して、その
    結果に応じてキャリア検出信号を出力し、 前記クロック供給制御手段は、前記キャリア検出信号に
    応じてクロック信号の供給を制御するクロック供給制御
    信号を出力することを特徴とする、請求項1記載の伝送
    装置。
  3. 【請求項3】前記クロック供給制御手段は、 前記瞬断が発生してから所定時間が経過した後、前記ク
    ロック供給手段に対して前記送受信手段に対するクロッ
    ク供給を再開する指示を出力することを特徴とする、請
    求項1または2記載の伝送装置。
  4. 【請求項4】前記クロック供給手段は、 クロック信号を出力するクロック源と、 前記クロック信号と、前記クロック供給制御信号とを入
    力し、それぞれの信号の状態に応じてクロック信号を出
    力するゲート手段と、 を備えることを特徴とする、請求項2または3記載の伝
    送装置。
  5. 【請求項5】回線を介して情報を伝送する伝送装置の制
    御方法において、 回線を介して対向する伝送装置から送信されるキャリア
    信号の有無を検出し、 前記キャリア信号が断となった場合、送信あるいは受信
    の少なくとも一方を制御する送受信部に対するクロック
    信号の供給を停止することを特徴とする、伝送装置の制
    御方法。
JP8030627A 1996-02-19 1996-02-19 伝送装置並びに伝送装置の制御方法 Pending JPH09224056A (ja)

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JP (1) JPH09224056A (ja)

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