JP2826031B2 - 変復調方式 - Google Patents

変復調方式

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JP2826031B2
JP2826031B2 JP5029368A JP2936893A JP2826031B2 JP 2826031 B2 JP2826031 B2 JP 2826031B2 JP 5029368 A JP5029368 A JP 5029368A JP 2936893 A JP2936893 A JP 2936893A JP 2826031 B2 JP2826031 B2 JP 2826031B2
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    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
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    • H04L27/233Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
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    • HELECTRICITY
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    • H04L5/06Channels characterised by the type of signal the signals being represented by different frequencies
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図15,図16) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 ・第1実施例の説明(図2〜図7) ・第2実施例の説明(図8,図9) ・第3実施例の説明(図10) ・第4実施例の説明(図11,図12) ・第5実施例の説明(図13,図14) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、メインデータのための
メインチャネルとセカンダリデータのためのセカンダリ
チャネルとに周波数分割された信号を変調および復調す
る変復調方式に関し、特に、メインデータの復調処理を
行なう際に、メインチャネルについてのA/D変換手段
のサンプリングタイミングとしてセカンダリチャネルか
ら抽出した周波数タイミングを用いる変復調方式に関す
る。
【0003】
【従来の技術】一般に、モデム(変復調装置)は、音声
帯域を利用したアナログ回線において、データ伝送のた
め、広く利用されている。そして、このようなモデムに
おいて、端末等のメインデータを送信するためのメイン
チャネルの他に、信号品質情報や受信レベル等を送信し
て、ネットワークの状態を監視するためのセカンダリチ
ャネルが、周波数分割により設けられているものがあ
る。
【0004】図15は従来のオンラインシステムを示す
ブロック図であるが、この図15に示すオンラインシス
テムでは、ホスト(コンピュータ)201に通信制御装
置(CCP)202を介しモデム203が接続されてお
り、さらにこのモデム203がアナログ回線204を介
して他の場所に設置された他のモデム203′に接続さ
れている。そして、このモデム203′に、端末205
が接続されている。
【0005】また、ネットワーク監視装置206が設け
られており、このネットワーク監視装置206のため
に、セカンダリチャネルが使用される。ところで、モデ
ムの状態信号は、図15に示すホスト側モデム203で
は、そのままネットワーク監視装置206に伝送できる
が、端末側のモデム203′は、ホスト側モデム203
に伝送して、ネットワーク監視装置206に伝送してい
る。
【0006】このため、メインデータに影響なく伝送す
るする必要があるため、図16に示すように、各モデム
203,203′は、例えば0.3kHz〜3.4kH
zの音声帯域を周波数分割して、メインデータのための
メインチャネルほかに、セカンダリデータのためのセカ
ンダリチャネルを設けている。なお、メイン信号につい
ては、位相偏移変調(PSK)や直交振幅変調(QA
M)等が使用される一方、セカンダリ信号については、
周波数偏移変調(FSK)が使用される。
【0007】ところで、近年のモデムでは、高速化とは
別に、マルチポイント接続を実施することにより回線の
コスト低減化が要求されており、このためには、メイン
チャネルの周波数帯域を分割して、同一回線で複数のデ
ータを伝送する手法が有効である。このようなメインチ
ャネルの周波数帯域を分割された信号の変調および復調
に用いられる装置を、周波数多重モデムと呼ぶ。
【0008】メインチャネルが単独の周波数帯域である
場合にはロールオフ率が大きく、メインデータの復調処
理に用いるタイミングはメインチャネルから容易に抽出
することができたが、上述のようにメインチャネルの周
波数帯域を分割した場合、メインチャネルのロールオフ
率が非常に小さくなるため、メインチャネルからタイミ
ング成分を抽出することが難しくなる。
【0009】そこで、ロールオフ率の大きいセカンダリ
チャネルからタイミング抽出を行なうことが必要とな
る。つまり、周波数多重モデムでは、メインデータの復
調処理を行なう際に、メインデータについてのディジタ
ル値(A/D変換器の出力)のサンプリングタイミング
としてセカンダリチャネルから抽出した周波数タイミン
グを用いている。
【0010】メインチャネルの周波数帯域を分割しない
場合には、前述の通り、メインチャネルから抽出した周
波数タイミングをそのままディジタル値のサンプリング
タイミングとして用いることができるため、そのタイミ
ングは必ず一致しており、タイミング異常が生じること
はなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した周波
数多重モデムでは、セカンダリチャネルから抽出した周
波数タイミングでディジタル値(A/D変換器の出力)
をサンプリングし、メインデータの復調処理ではメイン
チャネルキャリアから抽出した位相タイミングを用いる
ため、メインデータの復調処理に際してのみタイミング
異常(同期はずれ)が発生する場合がある。従って、こ
のようなタイミング異常が発生した場合に、メインチャ
ネルについての復調処理を正常なタイミングに自己復旧
させるようにすることが望まれている。
【0012】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、メインデータの復調処理に際してタイミング
異常が生じた場合に、正常なタイミングを用いた処理状
態に速やかに自己復旧できるようにした変復調方式を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1は変復調装置で、この
変復調装置1は、メインデータのためのメインチャネル
と、セカンダリデータのためのセカンダリチャネルとに
周波数分割され、これらのメインデータとセカンダリデ
ータとを変調して送信するとともに、受信信号を復調し
てメインデータとセカンダリデータとを再生するもので
あって、変調手段1A,D/A変換手段1B,A/D変
換手段1C,メインデータ復調手段1Dおよびセカンダ
リデータ復調手段1Eをそなえて構成されている。
【0014】ここで、変調手段1Aは、メインデータお
よびセカンダリデータを変調して出力するものであり、
D/A変換手段1Bは、変調手段1Aからのディジタル
信号をアナログ信号に変換してアナログ回線へ出力する
ものである。また、A/D変換手段1Cは、アナログ回
線からの受信信号を復調処理すべくディジタル信号に変
換するものであり、メインデータ復調手段1Dは、A/
D変換手段1Cによりディジタル変換された受信信号を
復調してメインデータを再生するものであり、セカンダ
リデータ復調手段1Eは、A/D変換手段1Cによりデ
ィジタル変換された受信信号を復調してセカンダリデー
タを再生するものである。
【0015】そして、メインデータ復調手段1Dは、復
調処理手段2,帯域分離手段3,自動利得制御手段4,
等化処理手段5をそなえるとともに、タイミング再生手
段6,記憶手段7,キャリア検出手段8,シーケンサ
9,タイマ10,回線断時間測定手段11,回線断時間
判定手段12をそなえて構成されている。ここで、復調
処理手段2は、A/D変換手段1Cからサンプリングさ
れたメインデータについてのディジタル受信信号に対し
てディジタル復調処理を施すものであり、帯域分離手段
3は、復調処理手段2からの出力について帯域分離処理
を施すものであり、自動利得制御手段4は、帯域分離手
段3によって帯域制限された復調信号のレベルが所定の
参照値となるようにループゲインを調整して出力するも
のであり、等化処理手段5は、受信信号について等化処
理を施すものである。
【0016】また、タイミング再生手段6は、復調処理
手段2からのメインデータについての復調信号に基づい
てタイミング情報を再生するもので、タイミング抽出手
段6Aおよび位相タイミング異常検出手段6Bから構成
されており、タイミング抽出手段6Aは、メインデータ
についての復調信号(メインチャネル)から位相タイミ
ング情報を抽出するものであり、位相タイミング異常検
出手段6Bは、タイミング抽出手段6Aにより抽出され
た位相タイミング情報についての異常を検出するもので
ある。
【0017】記憶手段7は、タイミング抽出手段6Aに
より抽出された位相タイミング情報を必要に応じて一時
的に退避させる際に、この位相タイミング情報を格納・
記憶しうるものであり、キャリア検出手段8は、帯域分
離手段3の出力信号からキャリアを検出するものであ
り、シーケンサ9は、キャリア検出手段8によるキャリ
ア検出信号をトリガ情報として受けると復調処理動作の
制御を行なうものである。
【0018】タイマ10は、メインデータ復調手段1D
がメインデータの復調処理を開始してからの経過時間を
計時するもので、ここでは、キャリア検出手段8による
キャリア検出信号を受けた時点をメインデータの復調処
理開始時点として計時を開始している。さらに、回線断
時間測定手段11は、キャリア検出手段8による検出結
果がキャリア有からキャリア無に変化した後に再度キャ
リア有になるまでの回線断時間を測定するものであり、
回線断時間判定手段12は、回線断時間測定手段11に
よる測定時間を予め設定された所定時間と比較するもの
であり、収束/発散検出手段13は、等化処理手段5の
出力信号を受け、変調・送信時に発生させた所要のアイ
パターンをもつ信号点(復調信号中に含まれている)を
参照してこのアイパターンの収束/発散を検出・判定す
るものである。
【0019】一方、セカンダリデータ復調手段1Eは、
復調処理手段14,タイミング再生手段15をそなえて
構成されている。ここで、復調処理手段14は、A/D
変換手段1Cからサンプリングされたセカンダリデータ
についてのディジタル受信信号に対してディジタル復調
処理を施すものである。
【0020】また、タイミング再生手段15は、復調処
理手段14からのセカンダリデータについての復調信号
に基づいてタイミング情報を再生するもので、タイミン
グ抽出手段15Aおよびタイミング異常検出手段15B
から構成されている。 タイミング抽出手段15Aは、
セカンダリデータについての復調信号(セカンダリチャ
ネル)からタイミング情報を抽出するもので、このタイ
ミング抽出手段15Aにより抽出された周波数タイミン
グは、A/D変換手段1Cからメインデータやセカンダ
リデータについての受信アナログ信号をサンプリングす
るためのサンプリングタイミングとして用いられる。そ
して、タイミング異常検出手段15Bは、タイミング抽
出手段15Aにより抽出されたタイミング情報について
の異常を検出するものである。
【0021】
【作用】上述の本発明の変復調方式では、メインデータ
のためのメインチャネルと、セカンダリデータのための
セカンダリチャネルとに周波数分割され、これらのメイ
ンデータとセカンダリデータとを変調手段1Aで変調し
て送信するとともに、受信信号をメインデータ復調手段
1Dおよびセカンダリデータ復調手段1Eで復調してメ
インデータとセカンダリデータとが再生される。このと
き、メインデータ復調手段1Dによりメインデータの復
調処理を行なう際には、A/D変換手段1Cからメイン
データについてのディジタル値をサンプリングするタイ
ミングとして、セカンダリデータ復調手段1Eのタイミ
ング再生手段15(タイミング抽出手段15A)でセカ
ンダリチャネルから抽出した周波数タイミングが用いら
れている。
【0022】そして、第1の発明の変復調方式(請求項
1)では、位相タイミング異常検出手段6Bにより異常
を検出した場合、メインデータ復調手段1Dは、記憶手
段7に記憶した位相タイミング情報を用いて該メインデ
ータの復調処理を行なう。また、第2の発明の変復調方
式(請求項2)では、位相タイミング異常検出手段6B
により異常を検出した場合、メインデータ復調手段1D
は、直ちに、タイミング情報の再引込み処理を行なう。
【0023】さらに、第3の発明の変復調方式(請求項
3)では、位相タイミング異常検出手段6Bにより異常
を検出し、且つ、セカンダリデータ復調手段1Eにおけ
るタイミング異常検出手段15Bにより異常を検出して
いない場合、メインデータ復調手段1Dは、記憶手段7
に記憶した位相タイミング情報を用いてメインデータの
復調処理を行なう一方、位相タイミング異常検出手段6
Bにより異常を検出し、且つ、タイミング異常検出手段
15Bにより異常を検出した場合、メインデータ復調手
段1Dは、タイミング情報の再引込み処理を行なう。
【0024】なお、キャリア検出手段8がキャリアを検
出している間、位相タイミング異常検出手段6Bによる
異常検出動作を実行する一方で、キャリア検出手段8に
よりキャリア検出状態(キャリア有)からキャリアを検
出しない状態(キャリア無)に変化したことを検知した
場合、タイミング抽出手段6Aによりメインチャネルか
ら抽出した直前の位相タイミング情報が記憶手段7に記
憶される(請求項4,5)。
【0025】また、記憶手段7に直前の位相タイミング
情報を記憶させた後、キャリア検出手段8によりキャリ
アが再度検出された場合、メインデータ復調手段1D
は、記憶手段7に記憶した直前の位相タイミング情報を
用いてメインデータの復調処理を行なう(請求項6)。
このとき、回線断時間測定手段11により、キャリア検
出手段8による検出結果がキャリア有からキャリア無に
変化した後に再度キャリア有になるまでの回線断時間を
測定し、その測定時間が、回線断時間判定手段12によ
り所定時間以上であると判定された場合には、メインデ
ータ復調手段1Dは、タイミング情報の再引込み処理を
行なうようにしてもよい(請求項7)。
【0026】さらに、タイマ10により、メインデータ
復調手段1Dによるメインデータ復調処理開始時点から
の経過時間を計時し、その計時時間が所定時間以上にな
った場合のみ、位相タイミング異常検出手段6Bによる
異常検出動作を実行させるようにしてもよい(請求項
8)。またさらに、メインデータ復調手段1Dが、記憶
手段7に記憶した位相タイミング情報を用いて該メイン
データの復調処理を行なう際には、収束/発散検出手段
13によってアイパターンの収束/発散を検出・判定
し、アイパターンが収束すると判定した場合には、メイ
ンデータ復調手段1Dは位相タイミング情報を用いたメ
インデータの復調処理を続行する一方、収束/発散検出
手段13によりアイパターンが発散すると判定した場合
には、メインデータ復調手段1Dはタイミング情報の再
引込み処理を行なう。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 さて、図2は本発明が適用されるオンラインシステムの
ブロック図であるが、この図2に示すオンラインシステ
ムでは、ホスト(コンピュータ)21に通信制御装置
(CCP)22を介し親局としてのモデム23が接続さ
れており、更にこのモデム23には、アナログ回線24
を介して他の場所に設置された子局としての複数のモデ
ム23′が接続されている。そして、各モデム23′
に、端末25A〜25Cが接続されている。なお、26
はネットワーク監視装置である。
【0028】モデム23,23′は、図5に示すよう
に、例えば3つのメインデータのためのメインチャネル
と、ネットワーク監視用セタンダリデータのためのセカ
ンダリチャネルとに周波数分割して、送信時に所要のア
イパターンをもつ信号点を発生させ、それぞれのデータ
(各メインデータ,セカンダリデータ)を変調して送信
するとともに、受信信号を復調して各データ(メインデ
ータ,セカンダリデータ)を再生するもので、これによ
り、図2に示すように、親局モデム23に対し、共通の
アナログ回線24を介して、複数の子局モデム23′を
マルチポイント接続できるようになっている。
【0029】ところで、モデム23は、上記のような機
能を発揮するために、図3に示すように、メイン/セカ
ンダリ変調部31,メイン/セカンダリ復調部32をそ
なえるとともに、通信制御装置22とのインタフェース
部33,ネットワーク監視装置26との間に介装される
コマンド解析部34をそなえている。なお、35は送信
用ローパスフィルタ、36は受信用ローパスフィルタ、
37は送信増幅器,38は受信増幅器、39,39′は
トランスである。
【0030】なお、インタフェース部33は、通信制御
装置22とモデム23との間を同期インタフェース(R
S232C)でつなぐもので、コマンド解析部34は、
ネットワーク監視装置26からのコマンドの解析とネッ
トワーク監視装置26へのレスポンスの作成を行なうも
ので、送受信データSD,RDをそのシリアルポートS
Pを介して高速シリアル転送しうる機能を有する。ま
た、コマンド解析部34は、ネットワーク監視装置26
とモデム23との間を調歩インタフェース(RS48
5)でつないでいる。
【0031】また、メイン/セカンダリ変調部31は、
マイクロプロセッサユニット(MPU)40,ディジタ
ルシグナルプロセッサ(DSP)42,D/A変換器4
4をそなえて構成されるとともに、メイン/セカンダリ
復調部32は、MPU41,DSP43,A/D変換器
45をそなえて構成されている。なお、メイン/セカン
ダリ変調部31やメイン/セカンダリ復調部32を構成
するMPUやDSPは、その容量や処理能力によって、
適宜複数個設けられる。
【0032】さらに、このモデム23の要部を詳細に説
明する。すなわち、図4に示すように、このモデム23
は、まずメイン/セカンダリ変調部31として、3つの
メインデータ変調部51−1,51−2,51−3およ
びセカンダリデータ変調部52をそなえるとともに、加
算部53,固定等化器(EQL)54および送信アッテ
ネータ(ATT)55をそなえている。
【0033】各メインデータ変調部51−1〜51−3
は、メインデータを変調するもので、メインチャネルの
数(3)だけ設けられていて、各メインデータ変調部5
1−1〜51−3は、スクランブラ(SCR)61A,
符号変換部(COD)62A,送信用ベースバンドフィ
ルタ(BSF)63A,変調部(MOD)64Aをそな
えている。なお、図4中には、メインデータ変調部51
−1についての構成しか記載しなかったが、他のメイン
データ変調部51−2,51−3の構成も、上記の通り
の機能部を有していることは言うまでもない。
【0034】ここで、スクランブラ61Aは信号をラン
ダム化するもので、符号変換部62Aはスクランブラ6
1Aからの出力について所望の符号変換を施すもので、
この符号変換部62Aにおいては、符号変換の際に、所
望のアイパターン(位相平面上でのデータ点配置パター
ン)をもつ信号点を発生させることが行なわれる。送信
用ベースバンドフィルタ63Aは符号変換部62Aのデ
ィジタル出力のベースバンド成分を通過させるもので、
変調部64Aは、ベースバンドフィルタ63Aの出力を
対応するメインチャネル周波数で変調するものである。
【0035】また、セカンダリデータ変調部52は、セ
カンダリデータを変調するもので、調歩同期変換部(S
SS)65,スクランブラ(SCR)61B,符号変換
部(COD)62B,送信用ベースバンドフィルタ(B
SF)63B,変調部(MOD)64Bをそなえてい
る。ここで、調歩同期変換部65は、調歩インタフェー
スと同期インタフェースとの変換処理を施すもので、ス
クランブラ61Bはスクランブラ61Aと、符号変換部
62Bは符号変換部62Aと、送信用ベースバンドフィ
ルタ63Bは送信用ベースバンドフィルタ63Bと、変
調部64Bは変調部64Aとそれぞれ同様の機能を有す
るものである。なお、変調部64Bでの変調周波数はセ
カンダリチャネル周波数である。
【0036】なお、メインデータ変調部51−1〜51
−3におけるスクランブラ61A,符号変換部62A
と、セカンダリデータ変調部52における調歩同期変換
部65,スクランブラ61B,符号変換部62Bとは、
送信用MPU40がその機能を有し、メインデータ変調
部51−1〜51−3における送信用ベースバンドフィ
ルタ63A,変調部64Aと、セカンダリデータ変調部
52における送信用ベースバンドフィルタ63B,変調
部64Bと、加算部53,固定等化器54および送信ア
ッテネータ55とは送信用DSP42がその機能を有す
る。
【0037】さらに、このモデム23は、メイン/セカ
ンダリ復調部32として、3つのメインデータ復調部5
6−1,56−2,56−3およびセカンダリデータ変
調部57をそなえている。各メインデータ復調部56−
1〜56−3は、メインデータを復調するもので、やは
りメインチャネルの数(3)だけ設けられていて、各メ
インデータ復調部56−1〜56−3は、復調部71
A,ロールオフフィルタ(帯域分離フィルタ;ROF)
72A,自動利得制御部(AGC)73A,自動等化部
(AEQ)74A,キャリア位相補正部(CAPC)7
5A,符号変換部(DEC)76A,デスクランブラ
(DES)77Aをそなえるとともに、タイミング再生
部78A,キャリア検出部79Aおよびシーケンサ81
Aをそなえている。なお、図4中には、メインデータ復
調部56−1についての構成しか記載しなかったが、他
のメインデータ復調部56−2,56−3の構成も、上
記の通りの機能部を有していることは言うまでもない。
【0038】ここで、復調部71AはA/D変換器45
でディジタル変換された受信信号に復調処理を施すもの
で、ロールオフフィルタ72Aは復調部71Aからのデ
ィジタル出力について所定周波数範囲の信号だけを通過
させるもので、トランスバーサルフィルタが使用され
る。また、本実施例のようにメインチャネルが複数(3
つ)に分割されている場合は、帯域幅を狭くして隣接す
る周波数を峻別する必要からロールオフフィルタ72A
の周波数カットオフ特性を急峻にする必要があり、この
ためロールオフフィルタ72Aのロールオフ率(ROF
率)は小さく(例えば3〜5%程度に)設定されてい
る。
【0039】自動利得制御部73Aは、ロールオフフィ
ルタ72Aによって帯域制限された復調信号のレベルが
所定の参照値となるようにループゲインを調整して後段
の自動等化部74Aへ入力する受信レベル自動調整手段
を構成するもので、後段の自動等化部74Aを正確に動
作させるために必要なものである。自動等化部74Aは
回線の伝送歪み等を補正するために等化処理を施すもの
であり、キャリア位相補正部75Aは自動等化部74A
の出力からキャリア位相を補正するものである。
【0040】符号変換部76Aはキャリア位相補正部7
5Aの出力から符号化された信号を復号化するもので、
デスクランブラ77Aはスクランブラでランダム処理さ
れた信号を元に戻すためのものである。タイミング再生
部78Aは、復調部71Aの出力から信号タイミングを
抽出して、信号タイミングがどこにあるのかを判定する
もので、このタイミング再生部78Aからの出力は、ロ
ールオフフィルタ72Aおよびインタフェース回路33
へ供給されるようになっている。
【0041】キャリア検出部(CD検出部)79Aは、
キャリアを検出してデータが受信されたかどうかを検出
するもので、このキャリア検出部79Aの出力は、シー
ケンサ81Aへ供給され、このシーケンサへトリガ情報
を与えるようになっている。また、シーケンサ81A
は、キャリア検出部79Aによるキャリア検出信号をト
リガ情報として受けると復調処理動作の制御を行なうも
のである。
【0042】また、セカンダリデータ復調部57は、セ
カンダリデータを変調するもので、復調部(DEM)7
1B,ロールオフフィルタ(帯域分離フィルタ;RO
F)72B,自動利得制御部(AGC)73B,自動等
化部(AEQ)74B,キャリア位相補正部(CAP
C)75B,符号変換部(DEC)76B,デスクラン
ブラ(DES)77B,同期調歩変換部(SSS)80
をそなえるとともに、タイミング再生部78B,キャリ
ア検出部(CD検出部)79Bおよびシーケンサ81B
をそなえている。
【0043】ここで、同期調歩変換部80は、同期イン
タフェースと調歩インタフェースとの変換処理を施すも
のであるが、復調部71Bは復調部71Aと、ロールオ
フフィルタ72Bはロールオフフィルタ72Aと、自動
利得制御部73Bは自動利得制御部73Aと、自動等化
部74Bは自動等化部74Aと、キャリア位相補正部7
5Bはキャリア位相補正部75Aと、符号変換部76B
は符号変換部76Aと、デスクランブラ77Bはデスク
ランブラ77Aと、タイミング再生部78Bはタイミン
グ再生部78Aと、キャリア検出部79Bはキャリア検
出部79Aと、シーケンサ81Bはシーケンサ81Bと
それぞれ同様の機能を有するものである。
【0044】しかし、セカンダリデータ復調部57にお
けるロールオフフィルタ72Bは、セカンダリチャネル
が分割されていないので、フィルタの周波数カットオフ
特性を急峻にする必要がなく、このためロールオフフィ
ルタ72Bのロールオフ率(ROF率)はメインチャネ
ル用のロールオフフィルタ72Aに比べて大きく(例え
ば30〜40%程度に)設定されている。
【0045】また、セカンダリデータ復調部57におけ
るタイミング再生部78Bは、復調部71Bの出力から
信号タイミングを抽出して、信号タイミングがどこにあ
るのかを判定するもので、このタイミング再生部78B
からの出力は、ロールオフフィルタ72BおよびA/D
変換器45へ供給されるようになっている。従って、セ
カンダリデータの周波数タイミングを、A/D変換器4
5によるディジタル値のサンプリングタイミングとして
用いることになる。このようにセカンダリデータの周波
数タイミングをA/D変換器45によるディジタル値の
サンプリングタイミングとして用いるのは、メインチャ
ネルでのROF率が非常に小さく、メインチャネルから
タイミング成分の抽出を行なうことが困難であるからで
ある。
【0046】なお、メインデータ復調部56−1〜56
−3における復調部71A,ロールオフフィルタ72
A,自動利得制御部73A,自動等化部74A,キャリ
ア位相補正部75A,タイミング再生部78Aおよびキ
ャリア検出部79Aと、セカンダリデータ復調部57に
おける復調部71B,ロールオフフィルタ72B,自動
利得制御部73B,自動等化部74B,キャリア位相補
正部75B,タイミング再生部78Bおよびキャリア検
出部79Bとは、受信用DSP43がその機能を有し、
メインデータ復調部56−1〜56−3における符号変
換部76A,デスクランブラ77A,シーケンサ81A
と、セカンダリデータ復調部57における符号変換部7
6B,デスクランブラ77B,同期調歩変換部80,シ
ーケンサ81Bとは受信用MPU41がその機能を有す
るようになっている。
【0047】なお、子局としてのモデム23′の構成
も、親局としてのモデム23の構成とほぼ同じである。
また、図4においては、図6にて後述するような詳細構
成の図示は省略されている。ところで、本発明の第1実
施例における各メインデータ復調部56−1〜56−3
の詳細構成は、図6に示すようになっている。つまり、
図6は、本実施例の各メインデータ復調部56−1〜5
6−3の構成を詳細に示すブロック図であり、図中、既
述の符号と同一の符号は同一部分を示しているので、そ
の説明は省略する。
【0048】この図6に示すように、タイミング再生部
78Aは、復調部71Aからのメインデータについての
復調信号に基づいてタイミング情報を再生するもので、
メインデータについての復調信号(メインチャネル)か
らタイミング情報を抽出するタイミング抽出部78a
と、このタイミング抽出手段78aにより抽出された位
相タイミング情報についての異常を検出する位相タイミ
ング異常検出部78bとから構成されている。
【0049】また、82はタイミング抽出部78aによ
り抽出されたタイミング情報を必要に応じて一時的に退
避させるべくそのタイミング情報を格納・記憶しうる記
憶部で、この記憶部82には、タイミング情報以外に
も、自動利得制御部73Aの自動利得制御情報や自動等
化部74Aの自動等化情報を一時的に退避させる際に記
憶できるようになっている。
【0050】さらに、83は収束/発散検出部で、この
収束/発散検出部83は、自動等化部74Aの出力信号
を受け、変調・送信時に発生させた所要のアイパターン
をもつ信号点(復調信号中に含まれている)を参照して
このアイパターンの収束/発散を検出・判定するもので
ある。なお、位相タイミング異常検出部78b,収束/
発散検出部83の出力は、キャリア検出部79Aの出力
とともにシーケンサ81Aに入力される。
【0051】上述の構成により、送信に際しては、各メ
インデータはメインデータ変調部51−1〜51−3に
よって対応するメインチャネルで変調されるとともに、
セカンダリデータはセカンダリデータ変調部52によっ
てセカンダリチャネルで変調されたあと、これらの変調
部出力は、加算器53で加算され、固定等化器54,送
信アッテネータ55で所要の処理を施され、更にD/A
変換器44でアナログ信号に変換されて、アナログ回線
24へ送られる。
【0052】そして、受信側では、受信信号を復調し
て、メインデータ復調部56−1〜56−3で各メイン
データを復調・再生するとともに、セカンダリデータ復
調部57でセカンダリデータを復調・再生することが行
なわれる。このとき、メインデータの復調・再生処理
は、セカンダリデータ復調部57のタイミング再生部7
8Bによりセカンダリチャネルから抽出した周波数タイ
ミングで、ディジタル値(A/D変換器45の出力)を
サンプリングし、各メインデータ復調部56−1〜56
−3においてタイミング再生部78Aによりメインチャ
ネルキャリアから抽出した位相タイミングを用いて行な
われる。
【0053】このように、各メインデータ復調部56−
1〜56−3では、ディジタル値のサンプリングタイミ
ングとしてセカンダリチャネルからの周波数タイミング
を用いながら、各メインデータ復調部56−1〜56−
3での復調処理ではメインチャネルから抽出したタイミ
ングを用いているため、メインデータの復調処理に際し
てタイミング異常(同期はずれ)が発生する場合がある
が、本実施例では、このようなタイミング異常が発生し
た場合に、図7に示すような手順により、正常なタイミ
ングによる復調処理に自己復旧できるようになってい
る。
【0054】つまり、キャリア検出部79Aによりキャ
リアを検出しデータ受信を検出すると、その検出信号が
シーケンサ81Aのトリガ信号となり、図7に示すよう
に、シーケンサ81Aにより、各メインデータ復調部5
6−1〜56−3は、メインデータの復調処理動作とし
てのデータシーケンスに移行する(ステップA1)。デ
ータシーケンスに移行すると、各メインデータ復調部5
6−1〜56−3において、キャリア検出部79Aによ
り復調信号からキャリアを検出しているかどうか(デー
タを受信しているかどうか)を常時検出する(ステップ
A2)。
【0055】そして、キャリア検出部79Aによりキャ
リアを検出している状態(キャリア有つまりキャリア検
出部79Aの出力がON状態)であれば、タイミング再
生部78Aの位相タイミング異常検出部78bによる異
常検出動作を実行する(ステップA3)。位相タイミン
グ異常検出部78bにより位相タイミング異常無つまり
正常であると判定された場合には、ステップA1に戻
り、ステップA2によりキャリア無を検出するか、ステ
ップA3により位相タイミング異常つまり同期はずれを
検出しない限り、ステップA1,A2,A3を回り続
け、各メインデータ復調部56−1〜56−3におい
て、タイミング抽出部78aにより抽出されたタイミン
グ情報を用いメインデータの復調処理が実行され続け
る。
【0056】一方、ステップA2において、キャリア検
出部79Aが、キャリア検出状態(キャリア有)からキ
ャリアを検出しない状態(キャリア無)つまり回線断状
態を検知すると、そのキャリア検出部79Aの出力はO
N状態からOFF状態になり、タイミング抽出部78a
によりメインチャネルから抽出した直前のタイミング情
報が記憶部82に一時的に退避・格納される(ステップ
A4)。
【0057】このとき、タイミング情報のみならず、自
動利得制御部73Aの自動利得制御情報や自動等化部7
4Aの自動等化情報も記憶部82に一時的に退避・格納
される。この後、キャリア検出部79Aにより、キャリ
ア検出部79Aによりキャリアが再度検出されると(ス
テップA5)、各メインデータ復調部56−1〜56−
3は、記憶部82に記憶した直前のタイミング情報を読
み出し、そのタイミング情報を用いてメインデータの復
調処理を再開する(ステップA6)。
【0058】また、ステップA3におけるタイミング再
生部78Aの位相タイミング異常検出部78bによる異
常検出動作によって、位相タイミング異常つまり同期は
ずれが検出されると(復調信号(復調ベクトル信号)の
位相が所定の閾値を超えた場合)、ステップA6へ移行
し、今回位相タイミング異常を検出する前の最も直近に
記憶部82に退避・格納されたタイミング情報を読み出
し、そのタイミング情報を用いてメインデータの復調処
理を続行する。
【0059】ところで、ステップA6により、記憶部8
2に記憶されたタイミング情報をメインデータの復調処
理のためのタイミング情報に戻して復調処理を再開・続
行する場合には、収束/発散検出部83によりアイパタ
ーンの収束/発散状態を検出して判定する(ステップA
7)。通常、変調・送信時に、メインデータについて
は、各メインデータ変調部51−1,51−2,51−
3の符号変換部62Aにより、符号変換の際に、所望の
アイパターン(位相平面上でのデータ点配置パターン)
をもつ信号点に変換されている。
【0060】そして、復調側では、各メインデータ復調
部56−1〜56−3の収束/発散検出部83にて、自
動等化部74Aの出力信号を受け、変調・送信時に発生
させた所要のアイパターンをもつ信号点を参照してこの
アイパターンが収束するか発散するかを検出・判定す
る。収束/発散検出部83によりアイパターンが収束す
ると判定された場合には、ステップA1に戻り、通常の
メインデータの復調処理が続行される。これに対し、収
束/発散検出部83により、アイパターンが発散すると
判定された場合には、その判定結果がシーケンサ81A
へ送出され、各メインデータ復調部56−1〜56−3
は、タイミング再生部78Aのタイミング抽出部78a
により、タイミング情報の再引込み処理を行なうデータ
モードシーケンスに移行する(ステップA8)。そし
て、ステップA9の判断によりタイミング情報が再引込
みされるまでデータモードシーケンスを続行し、タイミ
ング情報の再引込みが行なわれると、データシーケンス
(ステップA1)へ移行する。
【0061】このように、本発明の第1実施例の変復調
方式によれば、メインデータの復調処理に際してタイミ
ング異常(同期はずれ)を位相タイミング異常検出部7
8bにより検出した場合、最も最近に記憶部82に記憶
したタイミング情報が読み出されて、メインデータの復
調処理が続行されるので、正常なタイミング情報を用い
た復調処理状態に速やかに自己復旧することができる。
【0062】また、回線断状態をキャリア検出部79A
により検出した後、回線が正常な状態(キャリア有の状
態)に復旧すると、やはり回線断となる直前に記憶部8
3に記憶したタイミング情報により、タイミング情報の
再引込みを行なうことなく、メインデータの復調処理が
速やかに再開されることになる。ただし、記憶部82の
タイミング情報を用いて復調処理を行なう場合には、収
束/発散検出部83によりアイパターンの収束/発散を
検出・判定し、アイパターンが発散する場合には、タイ
ミング情報の再引込み処理(データモードシーケンス)
へ直ちに移行し、正常なタイミング情報を引き込んでい
る。 (b)第2実施例の説明 図8は本発明の第2実施例のメインデータ復調部の構成
を詳細に示すブロック図であり、この図8に示すよう
に、本実施例の各メインデータ復調部56−1〜56−
3も第1実施例のものとほぼ同様に構成されているが、
第2実施例では、第1実施例と同様の構成のものに、新
たにタイマ84が付加されている。
【0063】このタイマ84は、各メインデータ復調手
段56−1〜56−3によるメインデータ復調処理開始
時点(データシーケンス移行時点、即ち、キャリア検出
部78bによるキャリア検出信号がトリガ信号としてシ
ーケンサ81Aに入力した時点)からの経過時間を計時
するもので、このようなタイマ84が付加されることに
より、第2実施例では、タイミング異常が発生した場合
に、図9に示すような手順により、正常なタイミングに
よる復調処理に自己復旧できるようになっている。な
お、図9において図7にて既述の処理と同じ処理を行な
う部分には同じステップ番号を付している。
【0064】つまり、第1実施例と同様に、キャリア検
出部79Aによりキャリアを検出しデータ受信を検出す
ると、その検出信号がシーケンサ81Aのトリガ信号と
なり、図9に示すように、シーケンサ81Aにより、各
メインデータ復調部56−1〜56−3は、メインデー
タの復調処理動作としてのデータシーケンスに移行する
(ステップA1)。
【0065】データシーケンスに移行すると、タイマ8
4による計時が開始される一方、各メインデータ復調部
56−1〜56−3において、キャリア検出部79Aに
より復調信号からキャリアを検出しているかどうかを常
時検出し(ステップA2)、キャリア検出部79Aによ
りキャリアを検出している状態であれば、タイマ84に
より計時した、各メインデータ復調部56−1〜56−
3によるメインデータ復調処理開始時点からの経過時間
が設定時間以上になったか否かを判定する(ステップA
10)。
【0066】ここで、通常、データシーケンスに移行し
た後に位相タイミング異常検出部78bが正常な検出結
果を出力できる状態になるまでには、約8,000シン
ボル(1シンボルは1変調時間)は必要であり、この程
度の時間が経過する前に位相タイミング異常検出部78
bによる異常検出動作を実行すると、タイミングは正常
な状態であっても、状態が不安定であるために誤ってタ
イミング異常(同期はずれ)を検出してしまい、通信不
可の状態となる場合がある。
【0067】第2実施例においては、上述のようなタイ
マ84を付加することにより、ステップA10にて、タ
イマ84による計時時間つまりデータシーケンス移行後
の経過時間が、設定時間、例えば8,000シンボル以
上になったか否かを判定し、設定時間内であれば未だ誤
った異常検出結果を出力するおそれがあるので、ステッ
プA1に戻り、その経過時間が設定時間以上となり正確
な異常検出結果を得ることのできる安定した状態となっ
てから、位相タイミング異常検出部78bによる異常検
出動作を実行している(ステップA3)。なお、以降の
ステップA4〜A9による処理動作は、第1実施例にお
いて説明したものと全く同様であるので、その説明は省
略する。
【0068】このように、本発明の第2実施例の変復調
方式によれば、第1実施例と同様の作用効果が得られる
ほか、データシーケンスへの移行直後の不安定な状態を
避けて位相タイミング異常検出部78bによる異常検出
動作を実行できるようになるため、タイミングが正常で
あるにもかかわらず、誤って同期はずれ(タイミング異
常)を検出して通信不可となるのを確実に防止すること
ができる。 (c)第3実施例の説明 図10は本発明の第3実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートであり、この第3実施例を適用される各メ
インデータ復調部56−1〜56−3の構成は、図8に
て示した第2実施例のものと全く同様であるので、ここ
ではその説明は省略する。
【0069】ところで、瞬断があった場合、タイミング
情報を、図9に示す手順で戻した際にアイパターンは収
束するが、タイミング異常が継続してしまう場合があ
る。その理由としては、セカンダリチャネルとメインチ
ャネルとのタイミング情報を戻した時点から、セカンダ
リデータ復調部57のタイミング再生部78Bをなすタ
イミングPLL(図示せず)が安定するまでタイミング
が変動するため、各メインデータ復調部56−1〜56
−3のタイミングが異常となるからである。このような
場合、図9に示す手順では、ステップA6,A7,A
1,A2,A10,A3を繰り返し、周期的にエラーが
発生し、正常な通信ができなくなる場合がある。
【0070】そこで、第3実施例では、図10に示すよ
うに、データシーケンス中、タイマ84による計時時間
が設定時間を経過した後に、ステップA3において、位
相タイミング異常検出部78bによりタイミング異常
(同期はずれ)を検出した場合には、各メインデータ復
調部56−1〜56−3は、シーケンサ81Aにより、
ステップA6にてタイミング情報を記憶部82から戻す
ことなく、直ちに、タイミング情報の再引込みを行なう
データモードシーケンス(ステップA8)に移行してい
る。なお、ステップA3における同期はずれ判定後にデ
ータモードシーケンス(ステップA8)へ移行する以
外、本実施例の処理動作は、第1実施例および第2実施
例において説明したものと全く同様であるので、その説
明は省略する。なお、図10において図7,図9にて既
述の処理と同じ処理を行なう部分には同じステップ番号
を付している。
【0071】このように、本発明の第3実施例の変復調
処理方式によれば、位相タイミング異常検出部78bに
よりタイミング異常を検出した場合、各メインデータ復
調部56−1〜56−3は、直ちに、タイミング情報の
再引込み処理を行なうデータモードシーケンスへ移行す
るので、セカンダリデータ復調部57におけるタイミン
グPLLの不安定状態に起因する周期的なエラーの発生
を確実に防止でき、周期的なエラー発生状態から、正常
なタイミング情報を用いた復調処理状態に速やかに自己
復旧でき、正常な通信状態を保持できるのである。 (d)第4実施例の説明 図11は本発明の第4実施例のメインデータ復調部の構
成およびセカンダリデータ復調部の要部構成を詳細に示
すブロック図であり、この図11に示すように、本実施
例の各メインデータ復調部56−1〜56−3は図8に
示した第2実施例のものと同様に構成されているが、第
4実施例では、セカンダリデータ復調部57におけるタ
イミング再生部78Bが、セカンダリデータについての
復調信号(セカンダリチャネル)からタイミング情報を
抽出するタイミング抽出部78cと、このタイミング抽
出手段78cにより抽出されたタイミング情報について
の変動異常(第3実施例において前述した、タイミング
抽出部78cにおけるタイミングPLLの不安定状態に
起因するタイミング変動)を検出するタイミング異常検
出部78dとから構成されている。
【0072】上述の構成により、第4実施例では、タイ
ミング異常が発生した場合に、図12に示すような手順
により、正常なタイミングによる復調処理に自己復旧で
きるようになっている。なお、図12において図7,図
9,図10にて既述の処理と同じ処理を行なう部分には
同じステップ番号を付している。つまり、図12に示す
ように、データシーケンス中、タイマ84による計時時
間が設定時間を経過した後に、ステップA3において、
位相タイミング異常検出部78bによりタイミング異常
(同期はずれ)を検出した場合には、セカンダリデータ
復調部57におけるタイミング再生部78Bのタイミン
グ異常検出部78dによる異常検出動作を実行する(ス
テップA11)。
【0073】タイミング異常検出部78dにより、セカ
ンダリのタイミング情報についてタイミングPLLの不
安定状態に起因する変動異常は無いつまり正常と判定さ
れた場合には、第1実施例,第2実施例と同様にステッ
プA6に移行し、記憶部82に記憶されたタイミング情
報を戻してメインデータの復調処理を実行する一方、タ
イミング異常検出部78dにより上記変動異常を検出し
た場合には、第3実施例と同様に、各メインデータ復調
部56−1〜56−3は、シーケンサ81Aにより、ス
テップA6にてタイミング情報を記憶部82から戻すこ
となく、直ちに、タイミング情報の再引込みを行なうデ
ータモードシーケンス(ステップA8)に移行する。な
お、ステップA11による処理動作以外、本実施例の処
理動作は、第1実施例および第2実施例において説明し
たものと全く同様であるので、その説明は省略する。
【0074】このように、本発明の第4実施例の変復調
方式によれば、上述した第1〜第3実施例にて説明した
作用効果と同様の作用効果を得ることができる。特に、
第4実施例では、ステップA11において、タイミング
異常検出部78dにより、セカンダリのタイミング情報
についてタイミングPLLの不安定状態に起因する変動
異常の有無を検出し、変動異常のある場合のみデータモ
ードシーケンス(ステップA8)へ移行するようにした
ので、変動異常の無い場合にはデータモードシーケンス
によりタイミング情報を再引込みすることなく、第1実
施例および第2実施例と同様に、記憶部82に記憶され
たタイミング情報を用いてメインデータの復調処理が行
なわれる(ステップA6)。従って、タイミング再引込
み処理による無駄な時間を費やすことなく、正常なタイ
ミング情報を用いた復調処理状態に速やかに自己復旧で
きるのである。 (e)第5実施例の説明 図13は本発明の第5実施例のメインデータ復調部の構
成およびセカンダリデータ復調部の要部構成を詳細に示
すブロック図であり、この図13に示すように、本実施
例の各メインデータ復調部56−1〜56−3およびセ
カンダリデータ復調部57は、いずれも図11に示した
第4実施例のものとほぼ同様に構成されているが、第5
実施例の各メインデータ復調部56−1〜56−3で
は、第4実施例と同様の構成のものに、新たに、回線断
時間測定部85および回線断時間判定部86が付加され
ている。
【0075】ここで、回線断時間測定部85は、キャリ
ア検出部79Aによる検出結果がキャリア有からキャリ
ア無に変化した後に再度キャリア有になるまでの回線断
時間を測定するものであり、回線断時間判定部86は、
回線断時間測定部85による測定時間を予め設定された
所定時間(例えば5秒程度)と比較するものである。上
述の構成により、第5実施例では、タイミング異常が発
生した場合に、図14に示すような手順により、正常な
タイミングによる復調処理に自己復旧できるようになっ
ている。なお、図14において図7,図9,図10,図
12にて既述の処理と同じ処理を行なう部分には同じス
テップ番号を付している。
【0076】つまり、第5実施例では、前述の各実施例
と同様に、キャリア検出部79Aによりキャリアを検出
しデータ受信を検出すると、その検出信号がシーケンサ
81Aのトリガ信号となり、シーケンサ81Aにより、
各メインデータ復調部56−1〜56−3は、メインデ
ータの復調処理動作としてのデータシーケンスに移行す
る(ステップA1)。
【0077】データシーケンスに移行すると、タイマ8
4による計時が開始される一方、各メインデータ復調部
56−1〜56−3において、キャリア検出部79Aに
より復調信号からキャリアを検出しているかどうかを常
時検出する(ステップA2)。キャリア検出部79Aに
よりキャリアを検出している状態であれば、第4実施例
と同様に、ステップA10,A3,A11の処理動作が
実行される一方、キャリア検出部79Aが、キャリア検
出状態(キャリア有)からキャリアを検出しない状態
(キャリア無)つまり回線断状態を検知すると、タイミ
ング抽出部78aによりメインチャネルから抽出した直
前のタイミング情報が記憶部82に一時的に退避・格納
される(ステップA4)。
【0078】このとき、キャリア検出部79Aによりキ
ャリア検出部79Aによりキャリアが再検出されるまで
ステップA5の判定を行なうとともに、本実施例では、
回線断時間測定部85により、キャリア無に変化した後
にキャリアを再検出するまでの回線断時間が測定される
(ステップA12)。そして、キャリアが再検出される
と、各メインデータ復調部56−1〜56−3は、記憶
部82に記憶した直前のタイミング情報を読み出し、そ
のタイミング情報を用いてメインデータの復調処理を再
開するが(ステップA6)、このとき、本実施例では、
回線断時間判定部86により、回線断時間測定部85に
よる測定時間(回線断時間)を予め設定された所定時間
(例えば5秒程度)と比較する(ステップA13)。回
線断時間が所定時間未満であると判定されれば、他の実
施例と同様に、ステップA7によるアイパターンの収束
/発散判定を実行する。
【0079】これに対し、回線断時間が長過ぎる場合、
記憶部82に記憶されたタイミング情報を用いても正常
な復調処理を行なえず、タイミング異常となってしま
う。そこで、本実施例では、ステップA13により回線
断時間が所定時間以上であると判定されると、ステップ
A7には移行せず、その判定結果がシーケンサ81Aへ
送出され、各メインデータ復調部56−1〜56−3
は、直接、タイミング情報の再引込み処理を行なうデー
タモードシーケンスに移行し(ステップA8)、ステッ
プA9の判断によりタイミング情報が再引込みされるま
でデータモードシーケンスを続行し、タイミング情報の
再引込みが行なわれると、データシーケンス(ステップ
A1)へ移行する。
【0080】このように、本発明の第5実施例の変復調
方式によれば、第1〜第4実施例と同様の作用効果が得
られる。また、回線断時間が長くなった場合には、記憶
部82に記憶されたタイミング情報を戻して復調処理を
行なってもタイミング異常となり、第1〜第4実施例で
は、ステップA7,A2,A10,A3,A11の処理
を行なった後、結局はデータモードシーケンスに移行す
る。本実施例では、このような無駄な処理時間をステッ
プS12,S13の処理動作により省略することがで
き、回線断となった場合に、正常なタイミング情報を用
いた復調処理状態に速やかに自己復旧することができ
る。
【0081】なお、上述した各実施例では、メインチャ
ネルの周波数帯域を3つに分割した周波数多重モデムに
本発明の方式を適用した場合について説明したが、本発
明の方式は、これに限定されるものではなく、メインチ
ャネルが単独のものにも、また周波数帯域の分割数が3
以外のものにも、上記実施例と同様に適用され同様の作
用効果が得られる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の変復調方
式によれば、次のような効果ないし利点が得られる。 (1)メインデータの復調処理に際してタイミング異常
検出した場合、最も最近に記憶手段に記憶したタイミン
グ情報が読み出されて、メインデータの復調処理が続行
され、正常なタイミング情報を用いた復調処理状態に速
やかに自己復旧できる。 (2)データシーケンスへの移行直後の不安定な状態を
避けてタイミング異常検出動作を実行でき、タイミング
が正常であるにもかかわらず、誤ってタイミング異常を
検出して通信不可となるのを確実に防止できる。 (3)タイミング異常を検出した場合に、直ちに、タイ
ミング情報の再引込み処理へ移行することにより、セカ
ンダリチャネルからのタイミング情報の不安定状態に起
因する周期的なエラーの発生を確実に防止でき、正常な
タイミング情報を用いた復調処理状態に速やかに自己復
旧でき、正常な通信状態を保持できる。 (4)セカンダリのタイミング情報についてその変動異
常の有無を検出し、変動異常のある場合のみタイミング
情報の再引込み処理へ移行することにより、該変動異常
の無い場合にはタイミング情報を再引込みすることな
く、記憶手段に記憶されたタイミング情報を用いて復調
処理が行なわれ、タイミング再引込み処理による無駄な
時間を費やすことなく、正常なタイミング情報を用いた
復調処理状態に速やかに自己復旧できる。 (5)回線断時間が長くなった場合、直ちにタイミング
情報の再引込み処理へ移行することで、無駄な処理時間
を省略することができ、正常なタイミング情報を用いた
復調処理状態により速やかに自己復旧できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかるオンラインシステ
ムのブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例の要部を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例の要部を詳細に示すブロッ
ク図である。
【図5】メインチャネルとセカンダリチャネルとの周波
数帯域を説明する図である。
【図6】本発明の第1実施例のメインデータ復調部の構
成を詳細に示すブロック図である。
【図7】本発明の第1実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例のメインデータ復調部の構
成を詳細に示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図11】本発明の第4実施例のメインデータ復調部の
構成およびセカンダリデータ復調部の構成を詳細に示す
ブロック図である。
【図12】本発明の第4実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図13】本発明の第5実施例のメインデータ復調部の
構成およびセカンダリデータ復調部の構成を詳細に示す
ブロック図である。
【図14】本発明の第5実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図15】従来のオンラインシステムを示すブロック図
である。
【図16】メインチャネルとセカンダリチャネルとの周
波数帯域を説明する図である。
【符号の説明】
1 変復調装置 1A 変調手段 1B D/A変換手段 1C A/D変換手段 1D メインデータ復調手段 1E セカンダリデータ復調手段 2 復調処理手段 3 帯域分離手段 4 自動利得制御手段 5 等化処理手段 6 タイミング再生手段 6A タイミング抽出手段 6B 位相タイミング異常検出手段 7 記憶手段 8 キャリア検出手段 9 シーケンサ 10 タイマ 11 回線断時間測定手段 12 回線断時間判定手段 13 収束/発散検出手段 14 復調処理手段 15 タイミング再生手段 15A タイミング抽出手段 15B タイミング異常検出手段 21 ホスト(コンピュータ) 22 通信制御装置 23,23′ モデム(変復調装置) 24 アナログ回線 25A〜25B 端末 26 ネットワーク監視装置 31 メイン/セカンダリ変調部 32 メイン/セカンダリ復調部 33 インタフェース部 34 コマンド解析部 35 送信用ローパスフィルタ 36 受信用ローパスフィルタ 37 送信増幅器 38 受信増幅器 39,39′ トランス 40,41 マイクロプロセッサユニット(MPU) 42,43 ディジタルシグナルプロセッサ(DSP) 44 D/A変換器 45 A/D変換器 51−1〜51−3 メインデータ変調部 52 セカンダリデータ変調部 53 加算部 54 固定等化器 55 送信アッテネータ 56−1〜56−3 メインデータ復調部 57 セカンダリデータ復調部 61A,61B スクランブラ 62A,62B 符号変換部 63A,63B 送信用ベースバンドフィルタ 64A,64B 変調部 65 調歩同期変換部 71A,71B 復調部 72A,72B ロールオフフィルタ 73A,73B 自動利得制御部 74A,74B 自動等化部 75A,75B キャリア位相補正部 76A,76B 符号変換部 77A,77B デスクランブラ 78A,78B タイミング再生部 78a タイミング抽出部 78b 位相タイミング異常検出部 78c タイミング抽出部 78d タイミング異常検出部 79A,79B キャリア検出部 80 同期調歩変換部 81A,81B シーケンサ 82 記憶部 83 収束/発散検出部 84 タイマ 85 回線断時間測定部 86 回線断時間判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 1/00 H04L 27/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインデータのためのメインチャネル
    と、セカンダリデータのためのセカンダリチャネルとに
    周波数分割され、これらのメインデータとセカンダリデ
    ータとを変調手段(1A)で変調して送信するととも
    に、受信信号を復調手段(1D,1E)で復調して上記
    のメインデータとセカンダリデータとを再生するもので
    あって、該復調手段(1D)により該メインデータの復
    調処理を行なう際に、該メインチャネルについてのA/
    D変換手段(1C)のサンプリングタイミングとして、
    該セカンダリチャネルから抽出した周波数タイミングを
    用いる変復調方式において、 該復調手段(1D)に、 該メインチャネルから抽出した位相タイミング情報につ
    いての異常を検出する位相タイミング異常検出手段(6
    B)と、 該メインチャネルから抽出した位相タイミング情報を一
    時的に退避させるべく該位相タイミング情報を記憶しう
    る記憶手段(7)とが設けられ、 該位相タイミング異常検出手段(6B)により異常を検
    出した場合、該復調手段(1D)が、該記憶手段(7)
    に記憶した位相タイミング情報を用いて該メインデータ
    の復調処理を行なうことを特徴とする、変復調方式。
  2. 【請求項2】 メインデータのためのメインチャネル
    と、セカンダリデータのためのセカンダリチャネルとに
    周波数分割され、これらのメインデータとセカンダリデ
    ータとを変調手段(1A)で変調して送信するととも
    に、受信信号を復調手段(1D,1E)で復調して上記
    のメインデータとセカンダリデータとを再生するもので
    あって、該復調手段(1D)により該メインデータの復
    調処理を行なう際に、該メインチャネルについてのA/
    D変換手段(1C)のサンプリングタイミングとして、
    該セカンダリチャネルから抽出した周波数タイミングを
    用いる変復調方式において、 該復調手段(1D)に、該メインチャネルから抽出した
    位相タイミング情報についての異常を検出する位相タイ
    ミング異常検出手段(6B)が設けられ、 該位相タイミング異常検出手段(6B)により異常を検
    出した場合、該復調手段(1D)が、タイミング情報の
    再引込み処理を行なうことを特徴とする、変復調方式。
  3. 【請求項3】 メインデータのためのメインチャネル
    と、セカンダリデータのためのセカンダリチャネルとに
    周波数分割され、これらのメインデータとセカンダリデ
    ータとを変調手段(1A)で変調して送信するととも
    に、受信信号を復調手段(1A)で復調して上記のメイ
    ンデータとセカンダリデータとを再生するものであっ
    て、該復調手段(1D,1E)により該メインデータの
    復調処理を行なう際に、該メインチャネルについてのA
    /D変換手段(1C)のサンプリングタイミングとし
    て、該セカンダリチャネルから抽出した周波数タイミン
    グを用いる変復調方式において、 該復調手段(1D)に、 該メインチャネルから抽出した位相タイミング情報につ
    いての異常を検出する位相タイミング異常検出手段(6
    B)と、 該メインチャネルから抽出した位相タイミング情報を一
    時的に退避させるべく該位相タイミング情報を記憶しう
    る記憶手段(7)と、 該セカンダリチャネルから抽出したタイミング情報につ
    いての異常を検出するタイミング異常検出手段(15
    B)とが設けられ、 該位相タイミング異常検出手段(6B)により異常を検
    出し、且つ、該タイミング異常検出手段(15B)によ
    り異常を検出していない場合、該復調手段(1D)が、
    該記憶手段(7)に記憶した位相タイミング情報を用い
    て該メインデータの復調処理を行なう一方、 該位相タイミング異常検出手段(6B)により異常を検
    出し、且つ、該タイミング異常検出手段(15B)によ
    り異常を検出した場合、該復調手段(1D)が、タイミ
    ング情報の再引込み処理を行なうことを特徴とする、変
    復調方式。
  4. 【請求項4】 該復調手段(1D)に、キャリアを検出
    するキャリア検出手段(8)が設けられ、 該キャリア検出手段(8)によりキャリアを検出してい
    る場合、該位相タイミング異常検出手段(6B)による
    異常検出動作を実行する一方、 該キャリア検出手段(8)による検出結果がキャリア有
    からキャリア無に変化した場合、該メインチャネルから
    抽出した直前の位相タイミング情報を該記憶手段(7)
    に記憶させることを特徴とする請求項1または請求項3
    に記載の変復調方式。
  5. 【請求項5】 該復調手段(1D)に、 該メインチャネルから抽出した位相タイミング情報を一
    時的に退避させるべく該位相タイミング情報を記憶しう
    る記憶手段(7)と、 キャリアを検出するキャリア検出手段(8)とが設けら
    れ、 該キャリア検出手段(8)によりキャリアを検出してい
    る場合、該位相タイミング異常検出手段(6B)による
    異常検出動作を実行する一方、 該キャリア検出手段(8)による検出結果がキャリア有
    からキャリア無に変化した場合、該メインチャネルから
    抽出した直前の位相タイミング情報を該記憶手段(7)
    に記憶させることを特徴とする請求項2記載の変復調方
    式。
  6. 【請求項6】 該記憶手段(7)に該直前の位相タイミ
    ング情報を記憶させた後、該キャリア検出手段(8)に
    よりキャリアを再度検出した場合、該復調手段(1D)
    が、該記憶手段(7)に記憶した該直前の位相タイミン
    グ情報を用いて該メインデータの復調処理を行なうこと
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の変復調方
    式。
  7. 【請求項7】 該復調手段(1D)に、 該キャリア検出手段(8)による検出結果がキャリア有
    からキャリア無に変化した後に再度キャリア有になるま
    での回線断時間を測定する回線断時間測定手段(11)
    と、 該回線断時間測定手段(11)による測定時間を予め設
    定された所定時間と比較する回線断時間判定手段(1
    2)とが設けられ、 該回線断時間判定手段(12)により該測定時間が該所
    定時間以上であると判定された場合、該復調手段(1
    D)が、タイミング情報の再引込み処理を行なうことを
    特徴とする請求項6記載の変復調方式。
  8. 【請求項8】 該復調手段(1D)に、該復調手段(1
    D)が該メインデータの復調処理を開始してからの経過
    時間を計時するタイマ(10)が設けられ、 該タイマ(10)が所定時間を計時した後、該位相タイ
    ミング異常検出手段(6B)による異常検出動作を実行
    することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
    変復調方式。
  9. 【請求項9】 該復調手段(1D)に、変調・送信時に
    発生させた所要のアイパターンをもつ信号点を参照して
    該アイパターンの収束/発散を検出・判定する収束/発
    散検出手段(13)が設けられ、 該復調手段(1D)が、該記憶手段(7)に記憶した位
    相タイミング情報を用いて該メインデータの復調処理を
    行なう際には、 該収束/発散検出手段(13)により該アイパターンの
    収束/発散を検出・判定し、 該収束/発散検出手段(13)により該アイパターンが
    収束すると判定した場合には、該復調手段(1D)は該
    位相タイミング情報を用いた該メインデータの復調処理
    を続行する一方、 該収束/発散検出手段(13)により該アイパターンが
    発散すると判定した場合には、該復調手段(1D)はタ
    イミング情報の再引込み処理を行なうことを特徴とする
    請求項1,請求項3〜8のいずれかに記載の変復調方
    式。
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