JP2008060682A - 分散補償装置および分散補償方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した分散補償量によって分散補償を行うこと。
【解決手段】分散補償装置100は、送信装置から伝送路を介して送信された光信号に対して分散補償を行う分散補償部120を備える分散補償装置である。スイッチ123は、光信号の経路を、光信号を通過させる第1の経路121および第2の経路122のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持する。固定分散補償器124は、第2の経路122に設けられ、第2の経路122を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う。
【選択図】図1
【解決手段】分散補償装置100は、送信装置から伝送路を介して送信された光信号に対して分散補償を行う分散補償部120を備える分散補償装置である。スイッチ123は、光信号の経路を、光信号を通過させる第1の経路121および第2の経路122のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持する。固定分散補償器124は、第2の経路122に設けられ、第2の経路122を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ファイバにおいて発生する波長分散に対して分散補償を行う分散補償装置および分散補償方法に関する。
光ファイバを伝送路とする光伝送では、光ファイバにおいて波長分散が発生し、伝送信号が劣化するため分散補償が必要となる。特に、OC192(10Gbps)などの高速な信号では、波長分散トレランスが狭くなるため、分散補償の分散補償量を細かく設定する必要がある。
また、WDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送などで広帯域にわたって一括で補償するような場合、伝送路の光ファイバとは逆の波長分散特性を持たせた分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Compensation Fiber)を用いる方法が一般的である。
DCFは、その長さによって分散補償量が決まるため分散補償量が固定される。このため、様々な波長分散量に対応するために、分散補償量の異なる複数のDCFをスイッチで切り替える方法が用いられている(たとえば、特許文献1参照。)。また、様々な波長分散量に対応する方法としては、可変な分散補償量によって分散補償を行うことができる可変分散補償器も用いられている。
しかしながら、上述したスイッチによって複数のDCFを切り替える方法では、たとえば電源障害が発生して電力の供給が途切れた場合にスイッチの状態が変化してしまい、安定した分散補償量による分散補償ができないという問題がある。
また、それぞれのDCFの分散補償量が固定であるので、分散補償量を細かく設定するためには多くのDCFを用意する必要がある。また、DCFを切り替えるスイッチも多くなる。このため、要素デバイス数が多くなり、また、スイッチの挿入による信号の損失も多くなるという問題がある。
一方、可変分散補償器による方法では、分散補償量を細かく設定することができるが、可変分散補償器の分散補償量の可変幅以上の分散補償量を設定することができないため、分散補償量の可変幅以上の波長分散量に対して分散補償を行うことができないという問題がある。
この発明は、上述した問題点を解消するものであり、要素デバイス数とスイッチの挿入による信号の損失とが少なくて済み、幅広い波長分散量に対して安定した分散補償量によって分散補償を行うことができる分散補償装置および分散補償方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様にかかる分散補償装置は、送信装置から伝送路を介して送信された光信号に対して分散補償を行う分散補償手段を備える分散補償装置であって、前記分散補償手段は、前記光信号の経路を、前記光信号を通過させる第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持するスイッチと、前記第2の経路に設けられ、当該第2の経路を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う固定分散補償器と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、スイッチが光信号の経路をラッチ保持するため、たとえば電源障害が発生して電力の供給が途切れた場合にも光信号の経路が変化せず、光信号に対する分散補償量が変化しないようにすることができる。
また、本発明の他の態様にかかる分散補償装置は、前記光信号に対して可変な分散補償量によって分散補償を行う可変分散補償手段をさらに備え、前記可変分散補償手段は、前記分散補償手段と直列に接続されていることを特徴とする。
上記構成によれば、可変分散補償手段によって分散補償量を細かく設定することができるので要素デバイス数とスイッチの挿入による信号の損失とが少なくて済むとともに、可変分散補償手段の分散補償量の可変幅以上の分散補償量を設定することができる。
以上説明したように、本発明によれば、要素デバイス数とスイッチの挿入による信号の損失とが少なくて済み、幅広い波長分散量に対して安定した分散補償量によって分散補償を行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる分散補償装置および分散補償方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる分散補償装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる分散補償装置100は、入力部(INPUT)110と、分散補償部120と、出力部(OUTPUT)130と、を備える。
図1は、実施の形態1にかかる分散補償装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる分散補償装置100は、入力部(INPUT)110と、分散補償部120と、出力部(OUTPUT)130と、を備える。
入力部110は、送信装置(不図示)から伝送路を介して送信された光信号を入力し、分散補償部120へ出力する。
分散補償部120は、入力部110から出力された光信号に対して所定の分散補償を行う。具体的には、分散補償部120は、第1の経路121および第2の経路122と、スイッチ123と、固定分散補償器(DCM:Dispersion Compensation Module)124と、を備えている。
第1の経路121および第2の経路122は、入力部110から出力された光信号を通過させ、出力部130へ出力する。スイッチ123は、たとえば外部の制御部(CONTROLLER)140の制御によって、光信号の経路を、第1の経路121および第2の経路122のうちのいずれか一方の経路に切り替える。また、スイッチ123は、スイッチ方向のラッチ機能を有している。これによって、スイッチ123は、電源障害などが発生して電源の供給が途切れても、切り替えた経路をラッチ保持することができる。
ここでは、スイッチ123は、一例として、図1に示すようにクロスバースイッチによって構成されている。この場合、スイッチ123は、バー状態とクロス状態の切替によって、光信号の経路を、第1の経路121および第2の経路122のうちのいずれか一方の経路に切り替える。スイッチ123は、第1の入力部A、第2の入力部B、第1の出力部Cおよび第2の出力部Dを有している。
第1の経路121は、スイッチ123の第1の入力部Aから、第2の出力部Dおよび第2の入力部Bのいずれも介さずに第1の出力部Cへ到る経路によって構成される。また、第2の経路122は、スイッチ123の第1の入力部Aから、第2の出力部Dおよび第2の入力部Bを介して第1の出力部Cへ到る経路によって構成される。
すなわち、この場合、スイッチ123がバー状態になっている場合、光信号は第1の経路121に導かれる。スイッチ123がクロス状態になっている場合、光信号は第2の経路122に導かれる。
固定分散補償器124は、第2の経路122に設けられ、第2の経路122を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う。固定分散補償器124は、たとえば、DCFによって構成することができる。DCFは、伝送路とは逆の波長分散特性を有し、光信号を通過させることで分散補償を行う。
制御部140は、分散補償部120の固定分散補償器124の分散補償量が所望の分散補償量となるように、分散補償部120のスイッチ123を制御する。なお、制御部140は、分散補償装置100の外部に備えられている。制御部140は、たとえば、分散補償装置100を備える受信装置や中継装置に備えられているNMS(Network Management System)によって構成される。また、制御部140は、分散補償装置100の内部に備えられている、分散補償装置100固有の制御部であってもよい。
このように、実施の形態1にかかる分散補償装置100によれば、スイッチ123を制御することで光信号に対する分散補償量を変化させることができるとともに、スイッチ123は経路をラッチ保持するため、たとえば電源障害が発生して電力の供給が途切れた場合にも光信号の経路が変化せず、光信号に対する分散補償量が変化しない。このため、実施の形態1にかかる分散補償装置100によれば、安定した分散補償量による分散補償を行うことができる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2にかかる分散補償装置の機能を示すブロック図である。なお、実施の形態2にかかる分散補償装置において、実施の形態1にかかる分散補償装置100と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図2に示すように、実施の形態2にかかる分散補償装置200は、入力部110と分散補償部120との間に、可変分散補償部(TUNABLE DCM)150を備えている。すなわち、可変分散補償部150は、分散補償部120と直列に接続されている。
図2は、実施の形態2にかかる分散補償装置の機能を示すブロック図である。なお、実施の形態2にかかる分散補償装置において、実施の形態1にかかる分散補償装置100と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図2に示すように、実施の形態2にかかる分散補償装置200は、入力部110と分散補償部120との間に、可変分散補償部(TUNABLE DCM)150を備えている。すなわち、可変分散補償部150は、分散補償部120と直列に接続されている。
可変分散補償部150は、入力部110から出力された光信号に対して、可変な分散補償量によって分散補償を行う。すなわち、可変分散補償部150は、固定分散補償器124の固定の分散補償量に、可変の分散補償量を加える。可変分散補償部150は、たとえば、VIPA(Virtually Imaged Phased Array)など各種の可変分散補償器によって構成することができる。また、可変分散補償部150は、たとえば外部の制御部140の制御によって分散補償量を変化させる。
制御部140は、分散補償部120の固定分散補償器124の固定の分散補償量と、可変分散補償部150の分散補償量と、の合計が所望の分散補償量となるように、分散補償部120のスイッチ123と、可変分散補償部150の分散補償量と、の組合せを制御する。
たとえば、光信号に生じた波長分散量が可変分散補償部150の分散補償量の可変幅以内である場合には、スイッチ123はバー状態とすることで固定分散補償器124による分散補償は行わず、可変分散補償部150の分散補償量を波長分散量に応じて設定する。また、光信号に生じた波長分散量が可変分散補償部150の分散補償量の可変幅以上である場合には、スイッチ123をクロス状態とすることで固定分散補償器124による分散補償を行い、さらに可変分散補償部150の分散補償量を波長分散量に応じて設定することで、可変分散補償部150の分散補償量の可変幅以上の分散補償量を設定することができる。
このように、実施の形態2にかかる分散補償装置200によれば、可変分散補償部150によって分散補償量を細かく設定することができるとともに、固定分散補償器124によって可変分散補償部150の分散補償量の可変幅以上の分散補償量を設定することができる。このため、多くのDCFとスイッチを用意する必要がなく、要素デバイス数とスイッチの挿入による信号の損失とが少なく済むとともに、幅広い波長分散量に対して安定した分散補償量によって分散補償を行うことができる。
(実施の形態3)
図3は、実施の形態3にかかる分散補償装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態3にかかる分散補償装置において、実施の形態2にかかる分散補償装置200と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図3に示すように、実施の形態3にかかる分散補償装置300は、複数(ここでは、3つ)の分散補償部120a,120bおよび120cを備えている。複数の分散補償部120a,120bおよび120cは、直列に接続されている。
図3は、実施の形態3にかかる分散補償装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態3にかかる分散補償装置において、実施の形態2にかかる分散補償装置200と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図3に示すように、実施の形態3にかかる分散補償装置300は、複数(ここでは、3つ)の分散補償部120a,120bおよび120cを備えている。複数の分散補償部120a,120bおよび120cは、直列に接続されている。
分散補償部120a,120bおよび120cは、上述した分散補償部120と同様の構成である。ここでは、可変分散補償部150は、±500ps/nmの範囲の分散補償量によって分散補償を行えるとする。また、3つの分散補償部120a,120bおよび120cのそれぞれの固定分散補償器124の分散補償量はすべて−500ps/nmであるとする。
制御部140は、複数の分散補償部120のそれぞれの固定分散補償器124の固定の分散補償量と、可変分散補償部150の分散補償量と、の合計が所望の分散補償量となるように、それぞれの分散補償部120a,120bおよび120cのスイッチ123と、可変分散補償部150の分散補償量と、の組合せを制御する。
これによって、可変分散補償部150の分散補償量の可変幅(±500ps/nm)を超える波長分散が生じた場合でも十分な分散補償量で分散補償を行うことができる。たとえば、分散補償部120a,120bおよび120cのすべてのスイッチ123がバー状態である場合は、可変分散補償部150と固定分散補償器124の分散補償量の合計の可変幅は±500ps/nmの範囲である。
また、分散補償部120aのスイッチ123のみをクロス状態にした場合、可変分散補償部150と固定分散補償器124の分散補償量の合計の可変幅は−1000ps/nmから0ps/nmの範囲となる。さらに、分散補償部120bのスイッチ123もクロス状態にした場合、可変分散補償部150と固定分散補償器124の分散補償量の合計の可変幅は−1500ps/nmから−500ps/nmの範囲となる。さらに、分散補償部120cのスイッチ123もクロス状態にした場合、可変分散補償部150と固定分散補償器124の分散補償量の合計の可変幅は−2000ps/nmから−1000ps/nmの範囲となる。
このように、実施の形態3にかかる分散補償装置300によれば、可変分散補償部150によって分散補償量を細かく設定することができるとともに、複数の固定分散補償器124によって可変分散補償部150の分散補償量の可変幅以上の分散補償量を設定することができる。このため、多くのDCFとスイッチを用意する必要がなく、要素デバイス数とスイッチの挿入による信号の損失とが少なく済むとともに、実施の形態2よりもさらに幅広い波長分散量に対して安定した分散補償量によって分散補償を行うことができる。
なお、ここでは、分散補償部120a,120bおよび120cの固定分散補償器124の分散補償量がすべて−500ps/nmである場合について説明したが、これらの分散補償量はそれぞれ異なっていてもよい。たとえば、分散補償部120a,120bおよび120cの固定分散補償器124の分散補償量は、それぞれ−500ps/nm,−1000ps/nおよび−1500ps/nmとしてもよい。これによって、さらに幅広い分散補償量によって分散補償を行うことができる。
(実施の形態4)
図4は、実施の形態4にかかる分散補償装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態4にかかる分散補償装置の基本的構成は、実施の形態3にかかる分散補償装置300と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態4にかかる分散補償装置400の分散補償部120a,120bおよび120cの固定分散補償器124は、それぞれ異なる分散スロープ特性を有している。
図4は、実施の形態4にかかる分散補償装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態4にかかる分散補償装置の基本的構成は、実施の形態3にかかる分散補償装置300と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態4にかかる分散補償装置400の分散補償部120a,120bおよび120cの固定分散補償器124は、それぞれ異なる分散スロープ特性を有している。
分散補償部120a,120bおよび120cの固定分散補償器124のRDS(Relative Dispersion Slope)は、それぞれ0.003nm-1,0.01nm-1および0.02nm-1であるとする。RDSは、分散スロープ/波長分散で定義される値で、固定分散補償器124の分散スロープ特性を示す。また、分散補償部120a,120bおよび120cの固定分散補償器124の分散補償量はすべて−200ps/nmであるとする。
伝送路で生じる分散スロープは、伝送路の種類によって異なる。これに対して、実施の形態4にかかる分散補償装置400を制御する制御部140は、分散補償部120a,120bおよび120cのそれぞれのスイッチ123の状態の組合せを制御する。これによって、光信号に対する分散スロープ特性を変化させることができる。
図5−1〜図5−6,図6−1〜図6−5および図7−1ならびに図7−2は、実施の形態4にかかる分散補償装置400のスイッチ123の設定例を示すブロック図である。なお、ここでは分散補償装置400の入力部110および出力部130と、制御部140と、は省略している。また、ここで説明しない構成についての符号も省略している。
ここでは、伝送路の種類の例として、SMF(Single Mode Fiber)と、TW−RS(True Wave Reduced Slope)と、ELEAF(Enhanced Large Effective Area Fiber)と、を挙げて説明する。
また、SMFは、波長分散特性が16.8ps/nm/km、分散スロープ特性が0.057ps/nm/km/nmであるとする。TW−RSは、ここでは、波長分散特性が4.2ps/nm/km、分散スロープ特性が0.045ps/nm/km/nmであるとする。ELEAFは、ここでは、波長分散特性が3.9ps/nm/km、分散スロープ特性が0.083ps/nm/km/nmであるとする。
なお、ここでは、可変分散補償部150は、±1600ps/nmの範囲の分散補償量によって分散補償を行えるとする。また、ここでは、可変分散補償部150による分散スロープ補償は行わないものとする。
図5−1は、伝送路がSMFであり、−200ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を0ps/nmに設定する。また、分散補償部120aのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−200ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図5−2は、伝送路がSMFであり、−600ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−400ps/nmに設定する。また、分散補償部120bのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−200ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図5−3は、伝送路がSMFであり、−900ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−500ps/nmに設定する。また、分散補償部120aおよび120bのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−900ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図5−4は、伝送路がSMFであり、−1200ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−1000ps/nmに設定する。また、分散補償部120cのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−1200ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図5−5は、伝送路がSMFであり、−1500ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−1100ps/nmに設定する。また、分散補償部120aおよび120cのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−1500ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図5−6は、伝送路がSMFであり、−2000ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−1600ps/nmに設定する。また、分散補償部120bおよび120cのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−2000ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図6−1は、伝送路がTW−RSであり、−200ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を0ps/nmに設定する。また、分散補償部120bのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−200ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図6−2は、伝送路がTW−RSであり、−400ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−200ps/nmに設定する。また、分散補償部120cのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−400ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図6−3は、伝送路がTW−RSであり、−500ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−100ps/nmに設定する。また、分散補償部120aおよび120cのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−500ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図6−4は、伝送路がTW−RSであり、−600ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−200ps/nmに設定する。また、分散補償部120bおよび120cのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−600ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図6−5は、伝送路がTW−RSであり、−700ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を−100ps/nmに設定する。また、分散補償部120a,120bおよび120cのすべてのスイッチ123がクロス状態となることで、光信号に対して、−700ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図7−1は、伝送路がELEAFであり、−200ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を0ps/nmに設定する。また、分散補償部120cのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−200ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
図7−2は、伝送路がELEAFであり、−300ps/nmの波長分散が生じる場合の設定例を示す図である。この場合、可変分散補償部150の分散補償量を+100ps/nmに設定する。また、分散補償部120bおよび120cのスイッチ123のみがクロス状態となることで、光信号に対して、−300ps/nmの分散補償量で分散補償を行い、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
このように、実施の形態4にかかる分散補償装置400によれば、伝送路の種類が異なる場合でも、分散補償部120a,120bおよび120cのスイッチ123の組合せを制御することで、異なる分散スロープ特性を有する固定分散補償器124の組合せを変化させることができ、適切な分散スロープ特性によって分散スロープ補償を行うことができる。
(通信システムへの適用例)
図8は、本発明にかかる分散補償装置の通信システムへの適用例を示すブロック図である。ここでは、通信システムは、複数の信号を多重化して同時に送受信する多重通信システムであるとする。図8に示すように、通信システム800は、送信装置(TX)810と、多重化部(MUX:Multiplexer)820と、分散補償装置830と、増幅器840と、多重分離部(DEMUX:Demultiplexer)850と、受信装置(RX)860と、から構成されている。これらの構成は、伝送路を介して直列に接続されている。
図8は、本発明にかかる分散補償装置の通信システムへの適用例を示すブロック図である。ここでは、通信システムは、複数の信号を多重化して同時に送受信する多重通信システムであるとする。図8に示すように、通信システム800は、送信装置(TX)810と、多重化部(MUX:Multiplexer)820と、分散補償装置830と、増幅器840と、多重分離部(DEMUX:Demultiplexer)850と、受信装置(RX)860と、から構成されている。これらの構成は、伝送路を介して直列に接続されている。
送信装置810は、光信号を多重化部820へ送信する。また、送信装置810は複数ある。多重化部820は、複数の送信装置810から送信されるそれぞれの光信号を多重化し、分散補償装置830へ多重化した信号を送信する。多重化部820は、送信装置810や分散補償装置830と一体的に構成されていてもよい。
分散補償装置830は、ここでは、上述した実施の形態1にかかる分散補償装置100である。また、分散補償装置830は、上述した各実施の形態にかかる分散補償装置であってもよい。分散補償装置830は、多重化部820から送信された信号に対して分散補償を行い、分散補償した光信号を次の分散補償装置830あるいは多重分離部850へ送信する。
ここでは、分散補償装置830は、通信システム800の各地点に3つ設けられている。分散補償装置830は、各地点において最適な分散補償量によってそれぞれ分散補償を行う。また、ここでは制御部140は、各分散補償装置100の内部に備えられているものとする。また、分散補償装置830は、通信システム800における単なる中継装置に適用してもよいし、受信装置などに適用してもよい。
増幅器840は、伝送路に適宜設けられ、減衰した光信号を増幅する。また、増幅器840は、送信装置810、多重化部820、分散補償装置830、多重分離部850または受信装置860と一体的に構成されていてもよい。
多重分離部850は、分散補償装置830から受信した光信号を多重分離し、多重分離したそれぞれの光信号を受信装置860へ送信する。多重分離部850は、分散補償装置830や受信装置860と一体的に構成されていてもよい。受信装置860は、多重分離部850から送信された光信号を受信する。
なお、分散補償装置830は制御インターフェース(CONTROLLER IF)831を備えている。そして、通信システム800には図示しない管理局が設けられており、管理局は、各分散補償装置830の制御インターフェース831を介して制御部140に分散補償器の設定に関する情報を送信する。
分散補償器の設定に関する情報とは、たとえば、分散補償部120のスイッチ123がクロス状態かバー状態であるかを示す情報や、これらのスイッチ123の状態と可変分散補償部150の分散補償量の組合せを示す情報である。また、分散補償器の設定に関する情報は、対象となる分散補償装置830が設定すべき分散補償量であってもよい。また、分散補償器の設定に関する情報は、分散スロープ特性に関する情報を含んでいてもよい。
各分散補償装置830の制御部140は、管理局から送信される分散補償器の設定に関する情報に基づいて、可変分散補償部150の分散補償量と分散補償部120のスイッチ123とを制御する。制御インターフェース831は、分散補償装置830が備えるDCMカードなどによって構成される。また、制御部140は、DCMカードなどに接続されたCPU(Central Processing Unit)によって構成される。
図9は、本発明にかかる分散補償装置の別の通信システムへの適用例を示すブロック図である。図9に示すように、通信システム900では、複数のノード(Node)901〜905がリング型に接続されることでネットワークを形成している。また、ノード905にLAN(Local Area Network)などによって接続されたNMS906がこのネットワークの運用管理を行う。
これらのノード901〜905は上述した各実施の形態の分散補償装置(ここでは、分散補償装置100とする)の機能を有している。NMS906は、分散補償装置100の機能を有するノード901〜905に対して、分散補償器の設定に関する情報をネットワークを介して送信する。
以上説明したように、本発明にかかる分散補償装置および分散補償方法によれば、スイッチが光信号の経路をラッチ保持するため、たとえば電源障害が発生して電力の供給が途切れた場合にも光信号の経路が変化せず、光信号に対する分散補償量が変化しないようにすることができる。このため、安定した分散補償量によって分散補償を行うことができる。
また、本発明にかかる分散補償装置および分散補償方法によれば、可変分散補償部によって分散補償量を細かく設定することができるので要素デバイス数とスイッチの挿入による信号の損失とが少なくて済むとともに、可変分散補償部の分散補償量の可変幅以上の分散補償量を設定することができる。このため、要素デバイス数とスイッチの挿入による信号の損失とが少なくて済み、幅広い波長分散量に対して十分な分散補償を行うことができる。
また、本発明にかかる分散補償装置および分散補償方法によれば、複数の分散補償部を備えており、これらを組み合わせることでさらに幅広い波長分散量に対して十分な分散補償を行うことができる。また、本発明にかかる分散補償装置および分散補償方法によれば、複数の分散補償部の固定分散補償器の分散スロープ特性は異なっており、これらの分散補償部を組み合わせることで様々な伝送路に対して適切な分散スロープ補償を行うことができる。
なお、上述した各実施の形態においては、分散補償部120のスイッチ123はクロスバースイッチによって構成されているものとして説明したが、スイッチ123の形態はこれに限られない。たとえば、スイッチ123は、1×nスイッチや、n×nスイッチなどによって構成してもよい。
図10は、分散補償部に3×3スイッチを適用した例を示すブロック図である。分散補償部1000は、3×3スイッチ1010と、2つの固定分散補償器1020および1030と、を備えている。3×3スイッチ1010は、第1の入力部a、第2の入力部bおよび第3の入力部cと、第1の出力部d、第2の出力部eおよび第3の出力部fと、を備えている。ここでは、固定分散補償器1020および1030の分散補償量は、ともに−100ps/nmであるとする。
入力部110(図1参照)から出力された光信号は、第1の入力部aが入力し、第1の出力部d、第2の出力部eまたは第3の出力部fから出力される。第1の出力部dから出力された光信号は固定分散補償器1020によって−100ps/nmの分散補償量によって分散補償され、第2の入力部bへ出力される。
第2の出力部eから出力された光信号は固定分散補償器1030によって−100ps/nmの分散補償量によって分散補償され、第3の入力部cへ出力される。第3の出力部fから出力された光信号は出力部130(図1参照)へ出力される。第2の入力部bが入力した光信号は、第2の出力部eまたは第3の出力部fから出力される。第3の入力部cが入力した光信号は、第3の出力部fから出力される。
たとえば、3×3スイッチ1010に対して、第1の入力部aと第1の出力部dとが接続され、第2の入力部bと第3の出力部fとが接続されるように設定した場合、光信号は、第1の入力部a、第1の出力部d、固定分散補償器1020、第2の入力部bおよび第3の出力部fを経由して出力部130に出力され、その間に固定分散補償器1020によって−100ps/nmの分散補償量によって分散補償されることになる。
また、3×3スイッチ1010に対して、第1の入力部aと第1の出力部dとが接続され、第2の入力部bと第2の出力部eとが接続され、第3の入力部cと第3の出力部fとが接続されるように設定した場合、光信号は、第1の入力部a、第1の出力部d、固定分散補償器1020、第2の入力部b、第2の出力部e、固定分散補償器1030,第3の入力部cおよび第3の出力部fを経由して出力部130に出力され、その間に固定分散補償器1020および固定分散補償器1030によって合計−200ps/nmの分散補償量によって分散補償されることになる。
このように、分散補償部120にn×nスイッチを適用することで、分散補償部120内で様々な分散補償量を設定することができる。
(付記1)送信装置から伝送路を介して送信された光信号に対して分散補償を行う分散補償手段を備える分散補償装置であって、
前記分散補償手段は、
前記光信号の経路を、前記光信号を通過させる第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持するスイッチと、
前記第2の経路に設けられ、当該第2の経路を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う固定分散補償器と、
を備えることを特徴とする分散補償装置。
前記分散補償手段は、
前記光信号の経路を、前記光信号を通過させる第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持するスイッチと、
前記第2の経路に設けられ、当該第2の経路を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う固定分散補償器と、
を備えることを特徴とする分散補償装置。
(付記2)前記光信号に対して可変な分散補償量によって分散補償を行う可変分散補償手段をさらに備え、
前記可変分散補償手段は、前記分散補償手段と直列に接続されていることを特徴とする付記1に記載の分散補償装置。
前記可変分散補償手段は、前記分散補償手段と直列に接続されていることを特徴とする付記1に記載の分散補償装置。
(付記3)前記スイッチは、クロスバースイッチによって構成されており、
前記スイッチ123は、バー状態とクロス状態の切替によって、前記光信号の経路を、前記第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替えることを特徴とする付記1または2に記載の分散補償装置。
前記スイッチ123は、バー状態とクロス状態の切替によって、前記光信号の経路を、前記第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替えることを特徴とする付記1または2に記載の分散補償装置。
(付記4)前記クロスバースイッチは、第1の入力部および第2の入力部と、第1の出力部および第2の出力部と、を有し、
前記第1の経路は、前記クロスバースイッチの前記第1の入力部から、前記第2の出力部および前記第2の入力部のいずれも介さずに前記第1の出力部へ到る経路によって構成され、
前記第2の経路は、前記クロスバースイッチの前記第1の入力部から、前記第2の出力部および前記第2の入力部を介して前記第1の出力部へ到る経路によって構成されることを特徴とする付記3に記載の分散補償装置。
前記第1の経路は、前記クロスバースイッチの前記第1の入力部から、前記第2の出力部および前記第2の入力部のいずれも介さずに前記第1の出力部へ到る経路によって構成され、
前記第2の経路は、前記クロスバースイッチの前記第1の入力部から、前記第2の出力部および前記第2の入力部を介して前記第1の出力部へ到る経路によって構成されることを特徴とする付記3に記載の分散補償装置。
(付記5)複数の前記分散補償手段を備えており、
前記複数の分散補償手段は、それぞれ直列に接続されていることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の分散補償装置。
前記複数の分散補償手段は、それぞれ直列に接続されていることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の分散補償装置。
(付記6)前記複数の分散補償手段の前記固定分散補償器は、それぞれ異なる前記固定の分散補償量によって分散補償を行うことを特徴とする付記5に記載の分散補償装置。
(付記7)前記複数の分散補償手段の前記固定分散補償器は、それぞれ異なる分散スロープ特性を有することを特徴とする付記5または6に記載の分散補償装置。
(付記8)前記分散補償手段の前記固定分散補償器の前記固定の分散補償量と、前記可変分散補償手段の前記分散補償量と、の合計が所望の分散補償量となるように、前記分散補償手段の前記スイッチと、前記可変分散補償手段の前記分散補償量と、の組合せを制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする付記2〜7のいずれか一つに記載の分散補償装置。
(付記9)前記複数の分散補償手段のそれぞれの前記固定分散補償器の前記固定の分散補償量と、前記可変分散補償手段の前記分散補償量と、の合計が所望の分散補償量となるように、前記複数の分散補償手段のそれぞれの前記スイッチと、前記可変分散補償手段の前記分散補償量と、の組合せを制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載の分散補償装置。
(付記10)前記制御手段は、前記伝送路の種類に応じた所望の分散スロープ特性となるように、前記複数の分散補償手段のそれぞれの前記スイッチの組合せを制御することを特徴とする付記9に記載の分散補償装置。
(付記11)前記制御手段は、NMSによって構成されていることを特徴とする付記8〜10のいずれか一つに記載の分散補償装置。
(付記12)送信装置から伝送路を介して送信された光信号に対して分散補償を行う分散補償方法であって、
所望の分散補償量に基づいて、前記光信号の経路を、前記光信号を通過させる第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持するスイッチ工程と、
前記スイッチ工程によって前記第2の経路に切り替えられたときに、当該第2の経路を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う分散補償工程と、
を含むことを特徴とする分散補償方法。
所望の分散補償量に基づいて、前記光信号の経路を、前記光信号を通過させる第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持するスイッチ工程と、
前記スイッチ工程によって前記第2の経路に切り替えられたときに、当該第2の経路を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う分散補償工程と、
を含むことを特徴とする分散補償方法。
(付記13)前記光信号に対して可変な分散補償量によって分散補償を行う可変分散補償工程をさらに含み、
前記可変分散補償工程は、前記分散補償工程により分散補償される前記固定の分散補償量に、可変の分散補償量を加えることを特徴とする付記12に記載の分散補償方法。
前記可変分散補償工程は、前記分散補償工程により分散補償される前記固定の分散補償量に、可変の分散補償量を加えることを特徴とする付記12に記載の分散補償方法。
以上のように、本発明にかかる分散補償装置は、光ファイバを伝送路とする光伝送に有用であり、特に、高速の光伝送を行う場合に適している。
100,200,300,400 分散補償装置
110 入力部
120,1000 分散補償部
121 第1の経路
122 第2の経路
123 スイッチ
124,1020,1030 固定分散補償器
130 出力部
140 制御部
150 可変分散補償部
800,900 通信システム
1010 3×3スイッチ
110 入力部
120,1000 分散補償部
121 第1の経路
122 第2の経路
123 スイッチ
124,1020,1030 固定分散補償器
130 出力部
140 制御部
150 可変分散補償部
800,900 通信システム
1010 3×3スイッチ
Claims (5)
- 送信装置から伝送路を介して送信された光信号に対して分散補償を行う分散補償手段を備える分散補償装置であって、
前記分散補償手段は、
前記光信号の経路を、前記光信号を通過させる第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持するスイッチと、
前記第2の経路に設けられ、当該第2の経路を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う固定分散補償器と、
を備えることを特徴とする分散補償装置。 - 前記光信号に対して可変な分散補償量によって分散補償を行う可変分散補償手段をさらに備え、
前記可変分散補償手段は、前記分散補償手段と直列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の分散補償装置。 - 複数の前記分散補償手段を備えており、
前記複数の分散補償手段は、それぞれ直列に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の分散補償装置。 - 前記複数の分散補償手段の前記固定分散補償器は、それぞれ異なる分散スロープ特性を有することを特徴とする請求項3に記載の分散補償装置。
- 送信装置から伝送路を介して送信された光信号に対して分散補償を行う分散補償方法であって、
所望の分散補償量に基づいて、前記光信号の経路を、前記光信号を通過させる第1の経路および第2の経路のうちのいずれか一方の経路に切り替え、切り替えた経路をラッチ保持するスイッチ工程と、
前記スイッチ工程によって前記第2の経路に切り替えられたときに、当該第2の経路を通過する光信号に対して固定の分散補償量によって分散補償を行う分散補償工程と、
を含むことを特徴とする分散補償方法。
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