JP2009515365A5 - - Google Patents

Description

混合する間に一部硬化する代替として、本発明による使用に適した共反応性シリコーンポリマーおよび樹脂を一緒に予め反応させて（つまり、繋いで（ｔｅｔｈｅｒｅｄ））、硬化可能なポリマー−樹脂ネットワークを形成し、引き続き、適切なシートに形成することができる。この過程（プロセス）が時々産業界において、ボディー化（ｂｏｄｙｉｎｇ）と言われている。本発明により、硬化可能な樹脂−ポリマーネットワークを、シートに形成していくことにおける顕著な１利点が、この構成樹脂およびポリマーが化学的に、予め反応させる（繋ぐ（ｔｅｔｈｅｒｅｄ））場合に、より広範な樹脂−ポリマー組成物が、使用され得ることである。構成樹脂（１種もしくは複数種）およびポリマー（１種もしくは複数種）を化学的に繋ぐとすると、表面粘着性の低減を、より低い樹脂添加レベルにおいて与え、より柔軟なより脆くない封止材が調製されていくに至る。光電池への適用における使用に適した素材が、シラノール官能基を有するポリマーを、シラノール官能基を有する樹脂でボディー化（ｂｏｄｙｉｎｇ）することにより調製され得る。縮合および再組織化を包含する複雑な過程（プロセス）であるボディー化反応は、塩基もしくは酸触媒を使用して行なうことができる。該過程（プロセス）が反応性もしくは非反応性有機シラン種の包含により、更に精密にすることができ、欧州特許第１０８３１９５号明細書（ＥＰ１０８３１９５）において概略（アウトライン）されたとおりであり、この内容が、本明細書において援用されている。また、これらの系を目的に合わせて調整して上で概略（アウトライン）された制御された硬化プロセスを包含することができる。

Claims (8)

1. 光電池モジュールの製造方法において、
   ｉ）少なくとも１枚の有機ポリシロキサンを主体とするホットメルト素材のシートと、
   （ａ）光電池または光電池アレイおよび／または
   （ｂ）光透過性上部基材
   とを室温で接触させ；
   ｉｉ）工程（ｉ）から得られた組体を、有機ポリシロキサンを主体とするホットメルト素材のシートが充分に低粘度の液体となるように加熱して前記光電池へおよび／または前記上部基材へ接着させ
   ｉｉｉ）工程（ｉｉ）から得られた製品を冷却し；
   ｉｖ）工程（ｉｉｉ）の製品を、工程（ｉ）で省略された場合には（ａ）または（ｂ）と、および／または任意下部基材と接触させ、再加熱および冷却して光電池モジュールを形成する工程を含む、方法。
2. 有機ポリシロキサンを主体とするホットメルト素材の１枚以上のシートが最初に光電池もしくは光電池アレイに適用され、次いで、得られた封止された光電池もしくは光電池アレイが前記上部基材上に適用される、請求項１記載の光電池モジュールの製造方法。
3. 有機ポリシロキサンを主体とするホットメルト素材の１枚以上のシートが最初に上部基材上に適用されて予備コーティングを提供し、次いで、光電池もしくは光電池アレイが予備コーティングされた上部基材上に適用される、請求項１記載の光電池モジュールの製造方法。
4. 薄膜光電池が、透過な上部基材上に適用され、且つ有機ポリシロキサンを主体とするホットメルト素材の１枚以上のシートがその上に適用される、請求項１記載の光電池モジュールの製造方法。
5. 有機ポリシロキサンを主体とするホットメルト素材の１枚以上のシートが光電池の上部基材として機能する、請求項１記載の光電池モジュールの製造方法。
6. ホットメルト素材が、実質的に線状の有機ポリシロキサンポリマーおよびシリコーン樹脂のブレンドを含み、開始剤もしくは触媒／架橋剤系の存在下で硬化する、請求項１ないし５記載のいずれか１項に記載の光電池モジュールの製造方法。
7. 工程（ｉ）前に、前記ホットメルト素材が一部硬化および／またはボディー化されている、請求項１ないし６記載の光電池モジュールの製造方法。
8. ホットメルト素材が、光電池モジュールの操作温度以上のガラス転移点Ｔｇを持つポリマーを含む硬いセグメントと、光電池モジュールの操作温度以下のガラス転移点Ｔｇを持つ有機ポリシロキサンポリマーの形の柔らかいセグメントを混合することにより得ることができる１種以上の熱可塑性コポリマーである、請求項１ないし７のいずれか１項に記載の光電池モジュールの製造方法。