JP3222361B2 - 太陽電池モジュールの製造方法及び太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュールの製造方法及び太陽電池モジュール

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JP3222361B2 JP20825395A JP20825395A JP3222361B2 JP 3222361 B2 JP3222361 B2 JP 3222361B2 JP 20825395 A JP20825395 A JP 20825395A JP 20825395 A JP20825395 A JP 20825395A JP 3222361 B2 JP3222361 B2 JP 3222361B2
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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池モジュールに
係り、より詳しくは、光変換部材としての半導体光活性
層を少なくとも一層以上有する光起電力素子からなる太
陽電池モジュールの非受光面側に、接着剤層を介して補
強材を貼りつけてなる太陽電池モジュールの非受光面側
の裏面被覆層に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題に対する意識の高まり
が、世界的に広がりを見せている。中でも、CO2排出
に伴う地球の温暖化現象に対する危惧感は深刻で、クリ
ーンなエネルギーへの希求はますます強まってきてい
る。太陽電池は、その安全性と扱いやすさから、そのよ
うなクリーンなエネルギー源として現在のところ期待の
もてるものだといえる。
【0003】太陽電池には様々な形態がある。代表的な
ものとしては、(1)結晶シリコン太陽電池、(2)多
結晶シリコン太陽電池、(3)アモルファスシリコン太
陽電池、(4)銅インジウムセレナイド太陽電池、
(5)化合物半導体太陽電池などがある。これらの太陽
電池の中でも、薄膜結晶シリコン太陽電池、化合物半導
体太陽電池及びアモルファスシリコン太陽電池は、比較
的低コストで大面積化が可能なため、最近では各方面で
活発に研究開発が進められている。
【0004】更に、これらの太陽電池の中でも、導体金
属基板上にシリコンを堆積し、その上に透明導電層を形
成したアモルファスシリコン太陽電池を代表とする薄膜
太陽電池は、軽量でかつ耐衝撃性、フレキシブル性に富
んでいるので、将来のモジュール形態として有望視され
ている。ただし、この場合、ガラス基板上にシリコンを
堆積する場合とは異なり、光入射側表面を透明な被覆材
で覆って太陽電池を保護する必要がある。この種の表面
被覆材として、従来より、最表面にフッ素樹脂フィルム
やフッ素樹脂塗料などを用いた透明なフッ化物重合体薄
膜が、またその内側には種々の熱可塑性透明有機樹脂が
用いられていた。
【0005】ここで、フッ化物重合体は耐候性・撥水性
に富んでおり、樹脂の劣化による黄変・白濁あるいは表
面の汚れによる光透過率の減少に起因する太陽電池モジ
ュールの変換効率の低下を少なくすることができる。ま
た、熱可塑性透明有機樹脂は安価であり、内部の光起電
力素子を保護するための充填材として大量に用いること
ができる。更に、実用の太陽電池モジュールにあたって
は、太陽電池モジュールの機械的強度及び温度変化によ
る歪やソリを防止するため補強材を設けるものが一般的
である。また、この場合、接着剤層を介して、半導体光
活性層を有する導電性金属基板および熱可塑性透明有機
樹脂と補強材とを貼りつける必要がある。
【0006】従来は、このような接着剤層に使用する接
着剤としては、表面被覆材として使用している熱可塑性
透明有機樹脂と同様な樹脂を用いられている。更に、絶
縁体層としての硬質フィルムを熱可塑性透明有機樹脂で
はさみ込むような裏面被覆層が用いられている。
【0007】図5はこのような太陽電池モジュールの従
来例である。図5において、503はフッ化物重合体薄
膜層、502は熱可塑性透明有機樹脂、501は光起電
力素子、504は絶縁体層、505は補強材である。よ
り具体的には、フッ化物重合体薄膜層503は、ETF
E(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)フィ
ルム、PVF(ポリフッ化ビニル)フィルムなどのフッ
素樹脂フィルムである。熱可塑性透明有機樹脂502
は、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、ブチラ
ール樹脂などである。絶縁体層504は、ナイロンフィ
ルム、アルミラミネートテドラーフイルムをはじめとす
る種々の有機樹脂硬質フィルムである。補強材505
は、塗装亜鉛鋼板のような絶縁処理した金属、カーボン
ファイバー、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)な
どである。そして、この図5に示した例において、熱可
塑性透明有機樹脂502は、光起電力素子501とフッ
化重合体薄膜層503および絶縁体層504、絶縁体層
504と光起電力素子501の裏側および補強材505
との接着剤としての役割、並びに外部からの引っかきや
衝撃から太陽電池を保護する充填材の役割をはたしてい
る。
【0008】また、このような構成の太陽電池モジュー
ルは、一般的には、樹脂フィルム、充填材および光変換
部材、非受光面側裏面被覆層としての充填材、硬質フィ
ルム、充填材、並びに補強材を重ね、真空ラミネーター
を用いて加圧し、また加熱することにより製造される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、裏面
被覆層の接着剤層に使用されている熱可塑性透明有機樹
脂はその接着力に問題があり、また、導電性金属基板と
補強材とを前記接着剤層により貼りあわせている従来の
太陽電池モジュールには次のような問題があった。
【0010】すなわち、裏面の硬質フィルムによって絶
縁性を確保している上記従来の太陽電池モジュールにお
いては、導電性金属基板と裏面硬質フィルムの接着力は
高い信頼性が要求される。更に、機械的強度の確保や温
度変化による歪みや反り防止のために設けられている補
強材と導電性金属基板の接着力も同程度の信頼性が必要
である。特に、20年間の長期にわたる屋外での使用
や、家屋の屋根として使用される導電性金属基板屋根材
一体太陽電池モジュールとしての使用では、屋根として
の性能を考えた場合にも補強材との接着力を長期にわた
り確保することは不可欠である。
【0011】ところが、従来の熱可塑性透明有機樹脂、
特にEVAを裏面有機高分子樹脂として用いる裏面被覆
層の構成では、EVAと導電性金属基板及び補強材との
接着力が弱い。特に、塗装亜鉛鋼鈑のような表面を有機
高分子で被覆された補強材を用いる際には接着力が弱
く、これが原因となって、これらの界面に剥れが生じや
すくなる。そして、このような剥がれが生じた場合に
は、そこから水分が光変換部材に達してしまい、太陽電
池の特性を低下させるだけでなく、このような侵入した
水分を介してリーク電流が生じるという問題もある。更
に、初期接着力も弱く信頼性の面で問題があるが、環境
試験である温度85度、湿度85%雰囲気下での促進暴
露試験で更に接着力が低下することから、長期信頼性に
大きな問題がある。
【0012】また、上記方法により太陽電池モジュール
を製造する場合、充填材と受光面側表面被覆層、光変換
部材、硬質フィルム、補強材の各界面が加圧される際に
おいて、太陽電池モジュールの端部が密着状態となり、
その内部の一部に空気が残ってしまう場合がある。この
ため、製造された太陽電池モジュールは内部に気泡残り
を生じたものになる場合が多々ある。このようにして太
陽電池モジュール内部に残った気泡は、温度変化によっ
て膨張、収縮を繰り返し、被覆材の剥離を誘発する。ま
た、このような剥離は水分を光変換部材に到達させる原
因ともなり、これが上述のような変換効率を低下させる
原因ともなる。更に、上記の気泡残りは太陽電池モジュ
ールの外観を好ましくないものにしてしまい、製品の歩
留を低下させてしまう。
【0013】上述の問題点を解決する手段として、各々
の充填材の両側にガラス繊維不織布をはさみ込みラミネ
ートする方法が知られている。この方法によれば、製造
プロセスにおいては、ガラス繊維が充填材と最表面樹脂
フィルム、光変換部材、硬質フィルム、補強材の各界面
にはさみ込まれることになる。このため、太陽電池モジ
ュールが加圧されても、太陽電池モジュールの端部に空
気の抜け道が確保されるために真空びきが容易になり、
気泡の残りがなくなる。しかしながら、この方法の場
合、非常に多くのガラス繊維不織布を使用することが必
要となり、これが積層作業が煩雑化し、また太陽電池モ
ジュールのコストアップの原因ともなる。
【0014】本発明は上記した課題に鑑み、20年間程
度の長期間の屋外暴露においても導電性金属基板、絶縁
層、補強板と熱可塑性透明有機樹脂層の接着力を確保で
きる、信頼性の高い太陽電池モジュールを提供すること
を目的とする。更に、製造プロセスを簡略化することが
できて、製造時の脱気性に関しても高い信頼性をもつ太
陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究開発を重ねた結果、次のよう
な構成が最良であることを見いだした。
【0016】すなわち、光変換部材としての半導体光活
性層を少なくとも一層以上有する光起電力素子の非受光
面側に、接着剤層を介して補強材を貼りつけてなる太陽
電池モジュールにおいて、前記接着剤層が、硬質フィル
ムの両側に粘着性付与樹脂を含む熱接着樹脂層を有する
有機高分子樹脂を一体に積層した裏面被覆層であり、該
裏面被覆層の表面には凹凸が形成されていることを特徴
とする太陽電池モジュールである。
【0017】本発明の太陽電池モジュールにおいては、
裏面被覆層の表面に凹凸を設ける構成とする。なお、硬
質フィルムとしては、ポリカーボネート、ポリエチレン
テレフタレート(PET)、ナイロンから選択されるフ
ィルムが好ましく使用される。また、光起電力素子は、
導電性金属基板上に光変換部材としての半導体光活性層
を有するものが好ましく使用される。
【0018】
【作用】上記構成である本発明の太陽電池モジュールに
よれば、裏面被覆層が接着力に優れたものとなり、導電
性金属基板の裏面、絶縁層、補強材と有機高分子樹脂の
接着力を確保することができる。また、従来のような絶
縁層と充填材層の間の不織布が不要となることから、積
層工程が簡略化され、製造プロセスを簡略化できる。
【0019】また、裏面被覆層の表面に凹凸を設けるこ
とによって、この凹凸により裏面被覆層として脱気用の
不織布を必要としないため、更なる工程の簡略化および
低コスト化が期待できる。
【0020】更に、硬質フィルムをポリカーボネート、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロンから
なる安価な汎用樹脂フィルムとすることによって、大き
な材料コストの上昇なしに本発明の目的を達成でき、低
コストで本発明の効果を享受できる。
【0021】また、光起電力素子を導電性金属基板上に
光変換部材としての半導体光活性層を有するものとする
ことで、光起電力素子自身の可撓性が優れているため
に、可撓性のある被覆材の併用によって容易に可撓性の
太陽電池モジュールを作成できる。
【0022】
【実施態様例】図1に本発明の太陽電池モジュールの概
略構成図を示す。図1において、101は光起電力素
子、102は透明な表面充填材、103は最表面に位置
する透明な樹脂フィルム、104は裏面被覆層、105
は粘着性付与樹脂を含む熱接着樹脂層を有する有機高分
子樹脂、106は硬質フィルム、107は補強材であ
る。この太陽電池モジュールにおいて、外部からの光
は、最表面の樹脂フィルム103から入射して光起電力
素子101に到達し、光起電力素子101に生じた起電
力は出力端子(図示せず)によって外部に取り出され
る。
【0023】本発明において、光起電力素子101は、
導電性基体上に光変換部材としての半導体光活性層と透
明導電層を形成したものである。その一例としての概略
的な構成を図2に示す。図2において、201は導電性
基体、202は裏面反射層、203は半導体光活性層、
204は透明導電層、205は集電電極、206aと2
06bは出力端子である。
【0024】導電性基体201は光起電力素子の基体に
なると同時に、下部電極の役割も果たす。導電性基体2
01の材料としては、シリコン、タンタル、モリブデ
ン、タングステン、ステンレス、アルミニウム、銅、チ
タン、カーボンシート、鉛メッキ鋼板、導電層が形成し
てある樹脂フィルムやセラミックスなどが挙げられる。
この導電性基体201上には、裏面反射層202とし
て、金属層、あるいは金属酸化物層、あるいは金属層と
金属酸化物層を形成しても良い。金属層としては、例え
ば、Ti,Cr,Mo,W,Al,Ag,Niなどが用
いられる。金属酸化物層としては、例えば、ZnO,T
iO2,SnO2などが用いられる。これら金属層や金属
酸化物層の形成方法としては、抵抗加熱蒸着法、電子ビ
ーム蒸着法、スパッタリング法などがある。
【0025】半導体光活性層203は、光電変換を行う
部分であり、具体的な材料としては、pn接合型多結晶
シリコン、pin接合型アモルファスシリコン、あるい
はCuInSe2,CuInS2,GaAs,CdS/C
2S,CdS/CdTe,CdS/InP,CdTe
/Cu2Teをはじめとする化合物半導体などが挙げら
れる。半導体光活性層203の形成方法としては、多結
晶シリコンの場合は溶融シリコンのシート化か非晶質シ
リコンの熱処理、アモルファスシリコンの場合はシラン
ガスなどを原料とするプラズマCVD、化合物半導体の
場合はイオンプレーティング、イオンビームデポジショ
ン、真空蒸着法、スパッタ法、電析法などがある。
【0026】透明導電層204は、太陽電池の上部電極
の役目を果たしている。透明導電層204に用いる材料
としては、例えば、In23,SnO2,In23−S
nO2(ITO),ZnO,TiO2,Cd2SnO4,高
濃度不純物ドープした結晶性半導体層などがある。透明
導電層204の形成方法としては、抵抗加熱蒸着、スパ
ッタ法、スプレー法、CVD法、不純物拡散法などがあ
る。
【0027】透明導電層204の上には、電流を効率よ
く集電するために、格子状の集電電極205(グリッ
ド)を設けても良い。集電電極205の具体的な材料と
しては、例えば、Ti,Cr,Mo,W,Al,Ag,
Ni,Cu,Sn、あるいは銀ペーストをはじめとする
導電性ペーストなどが挙げられる。集電電極205の形
成方法としては、マスクパターンを用いたスパッタリン
グ、抵抗加熱、CVD法や、全面に金属膜を蒸着した後
で不必要な部分をエッチングで取り除きパターニングす
る方法、光CVDにより直接グリッド電極パターンを形
成する方法、グリッド電極パターンのネガパターンのマ
スクを形成した後にメッキする方法、導電性ペーストを
印刷する方法などがある。導電性ペーストは、通常微粉
末状の銀、金、銅、ニッケル、カーボンなどをバインダ
ーポリマーに分散させたものが用いられる。バインダー
ポリマーとしては、例えば、ポリエステル、エポキシ、
アクリル、アルキド、ポリビニルアセテート、ゴム、ウ
レタン、フェノールなどの樹脂が挙げられる。
【0028】最後に、起電力を取り出すために、出力端
子206bを導電性基体201に、また出力端子206
aを集電電極205にそれぞれ取り付ける。導電性基体
201へは、銅タブなどの金属体をスポット溶接や半田
207で接合する方法がとられる。また集電電極205
へは、金属体を導電性ペーストや半田207によって電
気的に接続する方法がとられる。なお、集電電極205
に取り付ける際に出力端子206aが導電性金属基体2
01や半導体活性層203と接触して短絡するのを防ぐ
ために絶縁体(絶縁テープ)208を設けることが望ま
しい。
【0029】上記の手法で作成した光起電力素子は、所
望する電圧あるいは電流に応じて直列か並列に接続され
る。直列の場合は上記した出力端子のプラス側とマイナ
ス側を、並列の場合は同極性同士を、それぞれ接続す
る。また、これとは別に、絶縁化した基板上に光起電力
素子を集積化して所望の電圧あるいは電流を得ることも
できる。なお、出力端子や素子の接続に用いる金属部材
の材質としては、高導電性、半田付け性、コストなどを
考慮して、銅、銀、半田、ニッケル、亜鉛、錫の中から
選択することが望ましい。
【0030】次に本発明に用いられる最表面の樹脂フィ
ルム103及び表面充填材102について以下に詳しく
説明する。
【0031】表面充填材102は、光起電力素子101
の凹凸を樹脂で被覆してこれを温度変化、湿度、衝撃な
どの過酷な外部環境から守り、且つ表面の樹脂フィルム
103と光起電力素子101との接着を確保するために
必要である。従って、表面充填材102には耐候性、接
着性、充填性、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性が要求され
る。これらの要求を満たす樹脂としては、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸メ
チル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル
共重合体(EEA)、ブチラール樹脂などのポリオレフ
ィン系樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂などが挙げ
られる。
【0032】なかでも、EVAは太陽電池用途としてバ
ランスのとれた物性を有しており、好んで用いられる。
ただ、そのままでは熱変形温度が低いために容易に高温
使用下で変形やクリープを呈するので、架橋して耐熱性
を高めておくことが望ましい。EVAの場合は有機過酸
化物で架橋するのが一般的である。
【0033】有機過酸化物による架橋は有機過酸化物か
ら発生する遊離ラジカルが樹脂中の水素やハロゲン原子
を引き抜いてC−C結合を形成することによって行われ
る。有機過酸化物の活性化方法には、熱分解、レドック
ス分解およびイオン分解が知られている。一般には熱分
解法が好んで行われている。有機過酸化物の化学構造の
具体例としては、ヒドロペルオキシド、ジアルキル(ア
リル)ペルオキシド、ジアシルペルオキシド、ペルオキ
シケタール、ペルオキシエステル、ペルオキシカルボネ
ートおよびケトンペルオキシドなどが挙げられる。な
お、有機過酸化物の添加量は充填材樹脂100重量部に
対して0.5乃至5重量部である。
【0034】上記の有機過酸化物を充填材に併用し、加
圧加熱しながら架橋および熱圧着を行うことが可能であ
る。加熱温度ならびに時間は各々の有機過酸化物の熱分
解温度特性で決定することができる。一般的には、熱分
解が90%、より好ましくは95%以上進行する温度と
時間をもって加熱加圧を終了する。
【0035】上記の架橋反応を効率良く行うためには、
架橋助剤と呼ばれるトリアリルイソシアヌレート(TA
IC)を用いることが望ましい。架橋助剤は、一般的に
は、充填材樹脂100重量部に対して1乃至5重量部の
添加量である。
【0036】本発明に用いられる充填材の材料は耐候性
において優れたものであるが、更なる耐候性の改良ある
いは充填材下層の保護のために、紫外線吸収剤を併用す
ることもできる。紫外線吸収剤としては、公知の化合物
が用いられるが、太陽電池モジュールの使用環境を考慮
して低揮発性の紫外線吸収剤を用いることが好ましい。
紫外線吸収剤の他に光安定化剤も同時に添加すれば、光
に対してより安定な充填材となる。
【0037】さらに、耐熱性・熱加工性改善のために酸
化防止剤を添加することも可能である。
【0038】また、より厳しい環境下で太陽電池モジュ
ールの使用が想定される場合には、充填材と光起電力素
子あるいは表面フィルムとの密着力を向上することが好
ましい。このような密着力の改善は、シランカップリン
グ剤や有機チタネート化合物を充填材に添加することで
可能である。また、これらの添加量は、充填材樹脂10
0重量部に対して0.1乃至3重量部が好ましく、0.
25乃至1重量部がより好ましい。
【0039】一方、光起電力素子に到達する光量の減少
をなるべく抑えるために、表面充填材は透明でなくては
ならない。具体的には、光透過率が400nm以上80
0nm以下の可視光波長領域において80%以上である
ことが望ましく、90%以上であることがより望まし
い。また、大気からの光の入射を容易にするために、摂
氏25度における屈折率が1.1から2.0であること
が好ましく、1.1から1.6であることがより好まし
い。
【0040】本発明で用いられる表面の樹脂フィルム1
03は、太陽電池モジュールの最表層に位置するため耐
候性、耐汚染性、機械強度をはじめとして、太陽電池モ
ジュールの屋外暴露における長期信頼性を確保するため
の性能が必要である。本発明において好適に用いられる
材料としては、フッ素樹脂、アクリル樹脂などがある。
なかでもフッ素樹脂は耐候性、耐汚染性に優れているた
め好んで用いられる。フッ素樹脂としては、具体的には
ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリフッ化ビニル樹脂ある
は四フッ化エチレン−エチレン共重合体などがある。耐
候性の観点ではポリフッ化ビニリデン樹脂が優れている
が、耐候性および機械的強度の両立と透明性では四フッ
化エチレン−エチレン共重合体が優れている。
【0041】表面樹脂フィルムの厚さは、機械的強度の
確保のためにある程度厚くなければならず、またコスト
の観点からはあまり厚すぎるのにも問題がある。具体的
には、10乃至200μmが好ましく、より好適には3
0乃至100μmである。
【0042】上記のような充填材との接着性の改良のた
めに、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、UV照
射、電子線照射、火炎処理などの表面処理を表面フィル
ムに行うことが望ましい。
【0043】裏面被覆層104は、硬質フィルム106
の両側に、接着剤層および充填材層としての粘着性付与
樹脂を含む熱接着樹脂層を有する有機高分子樹脂105
を一体積層してなる被覆材である。ここで、裏面被覆層
の有機高分子樹脂層が薄くなると十分な接着力が得られ
ず、さらには導電性金属基板の非受光面側の凹凸が十分
に吸収できないため、太陽電池モジュールの外観が好ま
しくないものとなって製品の歩留を低下させる。また、
樹脂層が厚くなった場合、太陽電池モジュール全体とし
ての燃焼エネルギーも高くなって燃焼しやすい太陽電池
モジュールとなると同時に、コストの観点からも問題が
ある。有機高分子樹脂の厚さは、具体的には、100μ
m乃至2000μmが好ましく、より好適には500μ
m乃至1000μmである。
【0044】また、上記のように裏面被覆層表面に凹凸
をもうけることにより、脱気性を向上させることが可能
である。その凹凸は高低差が2μm乃至30μmであ
り、隣接する頂点間の距離が10乃至100μmである
ことが好ましい。
【0045】硬質フィルム106は、光起電力素子10
1の導電性金属基板と外部との電気的絶縁を保つために
必要である。したがって、硬質フィルムの前記絶縁性は
高いことが好ましく、低い場合には導電性基板と外部と
の電気絶縁性が確保できなくなり設置および使用上、安
全性が問題となる。好ましくは、硬質フィルムの電気絶
縁破壊電圧が10kV以上あることである。硬質フィル
ムの材料としては、導電性金属基板と充分な電気絶縁性
を確保でき、しかも長期耐久性に優れ熱膨張、熱収縮に
耐えられる、柔軟性を兼ね備えた材料が好ましい。好適
に用いられるフィルムとしては、ポリカーボネート、ポ
リエチレンテレフタレート、ナイロンなどが挙げられ
る。
【0046】裏面被覆層の接着剤層は、光起電力素子1
01の導電性金属基板と裏面の補強材107との接着の
向上を図るため粘着性付与樹脂を混合している。これら
は、可塑材としても働くため接着剤の溶融を早め被接着
界面との相溶性を高め、強度の接着力を示す。この場
合、導電性金属基板としてはSUSを用いることが一般
的である。これは、太陽電池モジュールの機械的強度を
増すため、温度変化による歪、ソリを防止するために貼
り付ける、補強材107には鋼板、プラスチック板、F
RP(ガラス繊維強化プラスチック)板を用いることが
望ましい。
【0047】さらに上記の鋼板の材料としては、耐食
性、耐候性、加工性が要求されるため塗装亜鉛鋼板のよ
うな有機高分子被覆により絶縁処理した鋼板、カーボン
ファイバー、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)な
どが望ましい。すなわち、SUSのような金属部材と補
強材の表面である有機高分子層の両者と充分な接着性を
確保でき、しかも長期耐久性に優れ熱膨張、熱収縮に耐
えられる、柔軟性を兼ね備えた材料が好ましい。
【0048】上記の接着剤層の材料としては、接着剤す
なわちエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチ
レン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、ブチラール樹
脂などのポリオレフィン系樹脂、ウレタン樹脂、シリコ
ーン樹脂などに、粘着性付与樹脂を混合したものが望ま
しい。前記粘着性付与樹脂の軟化点が高い場合、ラミネ
−ト時に十分な流動性を示さず、導電性金属基板裏面の
凹凸を被覆することが難しい。また、軟化点が低い場合
には、室温におけるハンドリングが困難になり、使用上
好ましくない。具体的には、環球法による軟化点が50
℃乃至100℃であることが好ましい。さらに、前記粘
着性付与樹脂としては、具体的には、タッキファイヤ
ー、クマロンインデン樹脂、フェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂、ポリペンテン樹脂、キシレン・ホルムアルデ
ヒド樹脂、ポリブテン、ロジン、ロジンペンタエリスリ
トールエステル、ロジングリセリンエステル、水素添加
ロジン、水素添加ロジンメチルエステル、水素添加ロジ
ンペンタエリスリトールエステル、水素添加ロジントリ
エチレングリコールエステル、重合ロジン、重合ロジン
誘導体、共重合ロジン、共重合ロジン誘導体、重合ロジ
ンエステル、脂肪族石油樹脂、脂肪環石油樹脂、合成ポ
リテルテン、ペンタジエン樹脂、α−ピネン、β−ピネ
ン、ジペンテン系樹脂、テルペン−フェノール樹脂等が
好ましい。
【0049】裏面充填材である有機高分子樹脂105と
しては、導電性金属基板の裏面の凹凸を被覆し、温度変
化、湿度、衝撃などの過酷な外部環境から守り、且つ熱
接着樹脂層との相溶性が良く、絶縁層である硬質フィル
ム106と接着性が高いものであることが望ましく、す
なわち、耐候性、接着性、充填性、耐熱性、耐寒性、耐
衝撃性が要求される。これらの要求を満たす樹脂として
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−
アクリル酸エチル共重合体(EEA)、ポリエチレン、
ブチラール樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ウレタン
樹脂、シリコーン樹脂、柔軟性を有するエポキシ接着剤
などが挙げられる。
【0050】以上述べた光起電力素子、充填材、表面樹
脂フィルム、裏面被覆層、補強材を用いて太陽電池モジ
ュールとする方法を次に説明する。
【0051】光起電力素子受光面を被覆するには、シー
ト状に成型した表面充填材102および裏面被覆層を作
製し、これを素子の表裏に加熱圧着する方法が一般的で
ある。すなわち、光起電力素子101と表面樹脂フィル
ム103の間に充填材シートを挿入し、光起電力素子1
01と補強材107の間に裏面被覆層104を挿入して
加熱圧着することにより、太陽電池モジュールとするこ
とができる。なお、圧着時の加熱温度及び加熱時間は架
橋反応が十分に進行する温度・時間をもって決定する。
【0052】加熱圧着の方法としては従来公知である真
空ラミネーション、ロールラミネーションなどを種々選
択して用いることができる。
【0053】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。 (実施例1) 〔光起電力素子〕まず、アモルファスシリコン(a−S
i)太陽電池(光起電力素子)を製作する。作製手順を
図2を用いて説明する。
【0054】洗浄した導電性基体(ステンレス基板)2
01上に、スパッタ法で裏面反射層202としてAl層
(膜厚500nm)とZnO層(膜厚500nm)を順
次形成した。次いで、プラズマCVD法により、SiH
4とPH3とH2の混合ガスからn型a−Si層を、Si
4とH2の混合ガスからi型a−Si層を、SiH4
BF3とH2の混合ガスからp型微結晶μc−Si層をそ
れぞれ形成し、n層膜厚15nm/i層膜厚400nm
/p層膜厚10nm/n層膜厚10nm/i層膜厚80
nm/p層膜厚10nmの層構成のタンデム型a−Si
半導体光活性層203を形成した。次に、透明導電層2
04として、In23薄膜(膜厚70nm)を、O2
囲気下でInを抵抗加熱法で蒸着することで形成した。
さらに、集電電極(グリッド電極)205を銀ペースト
のスクリーン印刷により形成した。最後にマイナス側の
出力端子206aとして銅タブをステンレス基板に半田
207を用いて取り付け、またプラス側の出力端子20
6bとしては錫箔のテープを半田207にて集電電極2
05に取り付けて出力端子とし、光起電力素子を得た。
【0055】〔セルブロック〕上記のようにして作製し
た光起電力素子を直列に接続して太陽電池セルブロック
を作製する方法を図3を用いて説明する。
【0056】各光起電力素子を並べた後、隣り合う光起
電力素子の一方の光起電力素子のプラス側の出力端子3
08と他方の光起電力素子のマイナス側の出力端子30
9とを銅タブ307で半田を用いて接続する。これによ
り、3個の光起電力素子を直列化した太陽電池セルブロ
ックを得た。この際、一番端の光起電力素子の出力端子
に接続した銅タブを裏面に回すことで、後に述べる裏面
被覆層の穴から出力を取り出せるようにした。
【0057】〔モジュール化〕セルブロックの受光面側
にEVAシート302(スプリングボーンラボラトリー
ズ社製、商品名フォトキャップ、厚さ460μm)と片
面をコロナ放電処理した一軸延伸のETFEフィルム3
03(デュポン社製、商品名テフゼルT2フィルム、厚
さ38μm)を、裏側にガラス繊維不織布(クレーンガ
ラス社製、商品名クレーンガラス230、厚さ127μ
m)304、一体積層フィルム305(ゴトウ化成社
製、両面接着フィルム、厚さ500μm(EEA200
μm+PE25μm/PET50μm/PE25μm+
EEA200μm))と黒色に塗装したガルバリウム鋼
板306(亜鉛メッキ鋼板、厚さ0.27mm)を、E
TFEフィルム303/EVAシート302/セルブロ
ック301/ガラス繊維不織布304/一体積層フィル
ム305/ガラス繊維不織布304/鋼板306の順に
重ね、真空ラミネート装置を用いて加圧脱気しながら、
150℃で30分加熱することにより、太陽電池モジュ
ールを得た。
【0058】なお、ここで用いたEVAシートは、太陽
電池の封止材として広く用いられているものであり、E
VA樹脂(酢酸ビニル含有率33%)100重量部に対
して架橋剤1.5重量部、紫外線吸収剤0.3重量部、
光安定化剤0.1重量部、酸化防止剤0.2重量部、シ
ランカップリング剤0.25重量部を配合したものであ
る。また、出力端子はあらかじめ光起電力素子の裏面に
まわしておき、ラミネート後、ガルバリウム鋼板に予め
開けておいた端子取り出し口から出力が取り出せるよう
にした。
【0059】上記方法にて作製した太陽電池モジュール
について後述する項目について評価を行った。
【0060】(実施例2)実施例1において裏面被覆層
である一体積層フィルムの硬質フィルムをPETに代え
てナイロンフィルム(厚さ50μm)とした以外は、同
様にして、太陽電池モジュールを作製した。
【0061】(実施例3)実施例1において裏面被覆層
である一体積層フィルムの硬質フィルムをPETに代え
てポリカーボネートフィルム(厚さ50μm)とした以
外は、同様にして、太陽電池モジュールを作製した。
【0062】(実施例4)実施例1において裏面被覆層
である一体積層フィルムの表面に凹凸を設け、また裏面
のラミネート構成をセルブロック301/一体積層フィ
ルム305/鋼板306と変えた以外は、同様にして、
太陽電池モジュールを作製した。
【0063】(実施例5)実施例1において裏面被覆層
である一体積層フィルムに使用しているEEAをEMA
(エチレン−アクリル酸メチル共重合体)に変えた以外
は、同様にして、太陽電池モジュールを作製した。
【0064】(実施例6)実施例1においてセルブロッ
クの受光面側をEVAシート402(スプリングボーン
ラボラトリーズ社製、商品名フォトキャップ、厚さ80
0μm)と白板強化ガラス403(AFG社製、商品名
Solatex、厚さ3.2mm)に変えた以外は、同様にし
て、図4のような太陽電池モジュールを作製した。な
お、図4において、401は光起電力素子、404はガ
ラス不織布、405は裏面一体積層フィルム、406は
補強材である。
【0065】(比較例1)実施例1において裏面被覆層
である一体積層フィルムの硬質フィルムを厚さ10μm
のPETフィルムとした以外は、同様にして、太陽電池
モジュールを作製した。
【0066】(比較例2)実施例2において裏面被覆層
である一体積層フィルムの硬質フィルムをPETに代え
てナイロンフィルム10μmとした以外は、同様にし
て、太陽電池モジュールを作製した。
【0067】(比較例3)実施例1において裏面被覆層
である一体積層フィルムを厚さ70μm(EEA5μm
+PE5μm/PET50μm/PE5μm+EEA5
μm)とした以外は、同様にして、太陽電池モジュール
を作製した。
【0068】(比較例4)実施例4において裏面被覆層
表面に凹凸を設けなかったこと以外は同様にして太陽電
池モジュールを作製した。
【0069】以上述べた実施例及び比較例で作成した太
陽電池モジュールについて、下記項目の評価を行った。
結果を表1に示す。
【0070】(1)初期接着力 太陽電池モジュールを幅25mmに切断し試験片を作成
した。導電性金属基板と一体積層フィルムまたは、一体
積層フィルムと亜鉛メッキ鋼鈑のそれぞれの端を引っ張
り試験機(テンシロン)のつかみ具に基材同士が逆方向
に引っ張られるように(180度剥離)取りつけた。
【0071】そして、試験機を剥離速度50mm/mi
nで始動した。剥離始点から50mm程度剥離し、剥離
力が安定した部分での引っ張り荷重曲線の波状部分の各
頂点の平均値を接着力とした。評価結果は、◎:接着力
が優れている場合、○:接着力我実用上採用に価する場
合、×:接着力が不十分である場合とし、表1に示す。
【0072】(2)電気絶縁性 太陽電池モジュールのプラス極とマイナス極を短絡し
た。短絡端子と補強材間にDC電圧(ハイポットテスタ
ー)を接続し2200Vを印加したときの漏れ電流を測
定し、その電流値が50μAを越えたものを不合格とし
た。表1に合格は○、不合格は×で示した。
【0073】(3)耐候性 サンシャインウェザオメーターに太陽電池モジュールを
投入し、キセノンランプによる光照射と降雨サイクルに
よって促進耐候性試験を行い、5000時間後の外観上
の変化を観察した。変化のないものは○とし、外観上、
信頼性を大きく損なう剥離、亀裂等が見られる場合 (4)温度変化に対する耐久性 太陽電池モジュールについて、−40℃で1時間と85
℃で1時間からなる試験サイクルを50回繰り返した
後、当該太陽電池モジュールの外観を目視により評価し
た。評価結果は、以下の評価基準で表1に示す。即ち、
◎:外観の変化の全くない場合、○:外観の変化が多少
あるが実用上さしつかえない場合、×:外観上、信頼性
を大きく損なう剥離、亀裂等が見られる場合。
【0074】(5)初期外観 太陽電池モジュールの初期外観を目視により評価した。
評価結果は、以下の評価基準で表1に示す。すなわち、
◎:外観上の欠陥が全くない場合、○:外観上の欠陥が
多少あるが実用上さしつかえない場合、×:脱気不良、
モジュールの湾曲など外観上の欠陥が非常に大きい場
合。
【0075】
【表1】
【0076】表1から明らかなように、実施例の太陽電
池モジュールは、いずれも実用上十分な接着力が得られ
た。なお、実施例5のモジュールの導電性金属基板への
接着力が他の実施例と比較すると若干低いものである
が、実用上問題はない程度の接着力は確保できている。
また、電気絶縁性においても、実施例のものは高い信頼
性が確保できた。さらに、初期外観、温度変化に対する
耐久性ともに外観上の欠陥は認められず、実施例のもの
は美観に優れた太陽電池モジュールとすることができ
た。
【0077】これに対し、比較例1と比較例2では電気
絶縁性が十分でなく硬質フィルムが絶縁破壊された。ま
た、比較例3においては、接着力が不十分であり、さら
に初期外観においてもモジュールの裏面の凹凸が吸収で
きず外観上好ましいものではなかった。脱気性において
は、ガラス不織布を用いず、表面に凹凸もない比較例4
のモジュールで脱気ができず気泡が残った。このモジュ
ールに温度サイクル試験を行なったところ、気泡の部分
がさらに膨らみ外観上好ましくないばかりでなく、気泡
部分すなわち充填不良部分の信頼性は確保できない。
【0078】なお、本発明にかかわる太陽電池モジュー
ルの製造方法は以上の実施例に何等限定されるものでは
なく、その要旨の範囲内で種々変更することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、光変換部材としての半
導体光活性層を、少なくとも一層以上有する光起電力素
子からなる太陽電池モジュールの非受光面側に、接着剤
層を介して補強材を貼りつけてなる太陽電池モジュール
において、接着層を、硬質フィルムの両側に粘着性付与
樹脂を含む熱接着樹脂層を有する有機高分子樹脂を一体
積層した裏面被覆層とすることにより、従来問題になっ
ていた導電性金属基板および補強材との接着力を向上
し、長期の屋外暴露において外観上の変化なく信頼性の
高い太陽電池モジュールを得ることができた。
【0080】また、上記の接着層は一体積層したもので
あることから、工程の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽電池モジュールの概略構成図
である。
【図2】図1の太陽電池モジュールで使用する光起電力
素子の基本構成を示す概略断面図である。
【図3】実施例1において図2の構造の光起電力素子を
用いて作製した太陽電池セルブロックの概略断面図であ
る。
【図4】実施例6で作製した太陽電池モジュールの概略
断面図である。
【図5】従来の太陽電池モジュール一例を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
101,401,501 光起電力素子、 102,502 表面充填材、 103 表面樹脂フィルム、 104 裏面被覆層、 105 有機高分子樹脂、 106 硬質フィルム、 107,406,505 補強材、 201 導電性基板、 202 裏面反射層、 203 半導体光活性層、 204 透明導電層、 205 集電電極、 206a,206b,308,309 出力端子、 207,310 半田、 208 絶縁体、 301 セルブロック、 302 EVAシート、 303 ETFEフィルム、 304,404 ガラス繊維不織布、 305,405 裏面一体積層フィルム、 306 鋼板、 307 銅タブ、 502 熱可塑性透明有機樹脂、 503 フッ化物重合体薄膜層、 504 絶縁体層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山田 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−122770(JP,A) 特開 平5−211251(JP,A) 特開 平2−209740(JP,A) 特開 昭62−237385(JP,A) 実開 昭60−6249(JP,U) 実開 昭62−124866(JP,U) 実開 昭63−87851(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/04 - 31/078

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光変換部材としての半導体光活性層を少
    なくとも一層以上有する光起電力素子の非受光面側に、
    接着剤層を介して補強材を貼りつけてなる太陽電池モジ
    ュールにおいて、 前記接着剤層が、硬質フィルムの両側に粘着性付与樹脂
    を含む熱接着樹脂層を有する有機高分子樹脂を一体に積
    層した裏面被覆層であり、該裏面被覆層の表面には凹凸
    が形成されていることを特徴とする太陽電池モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記凹凸の高低差が2μm乃至30μm
    であり、前記凹凸における隣接する凸部の頂点間の距離
    が10μm乃至100μmであることを特徴とする請求
    項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記粘着性付与樹脂の環球法による軟化
    点が50℃乃至100℃であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記粘着性付与樹脂がロジンあるいはそ
    の誘導体であることを特徴とする請求項1乃至3に記載
    の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記半導体光活性層の非受光面側に導電
    性金属基板を有することを特徴とする請求項1乃至4に
    記載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記導電性金属基板がステンレスである
    ことを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 前記補強材が有機高分子層を有する鋼板
    であることを特徴とする請求項1乃至6に記載の太陽電
    池モジュール。
  8. 【請求項8】 前記硬質フィルムが絶縁破壊電圧10k
    V以上のフィルムからなることを特徴とする請求項1乃
    至7に記載の太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記硬質フィルムが、ポリカーボネー
    ト、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンの中から選
    ばれることを特徴とする請求項1乃至8に記載の太陽電
    池モジュール。
  10. 【請求項10】 前記裏面被覆層の厚さが100μm乃
    至2000μmであることを特徴とする請求項1及至9
    に記載の太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 前記有機高分子樹脂の少なくとも一種
    がエチレンと不飽和脂肪酸エステルとの共重合樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1乃至10に記載の太陽電池
    モジュール。
  12. 【請求項12】 前記不飽和脂肪酸エステルがアクリル
    酸メチルあるいはアクリル酸エチルであることを特徴と
    する請求項11に記載の太陽電池モジュール。
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