JP2009211950A - 固体電解質及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スラリー状態を一定時間維持できる混合液を形成し得る固体電解質及びその製造方法を提供する。
【解決手段】固体電解質粒子を含む粒子状の固体電解質であって、前記固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、前記固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする固体電解質。
【選択図】図2

Description

本発明は、リチウム電池等に用いられる固体電解質及びその製造方法に関するものである。
現行のリチウムイオン電池には、電解質として有機系電解液が主に用いられている。有機系電解液は高いイオン伝導度を示すものの、電解液が液体でかつ可燃性であることから電池として用いた場合、漏洩、発火等の危険性が懸念されている。従って、次世代リチウムイオン電池用電解質として、より安全性の高い固体電解質の開発が期待されている。
全固体電池を実現するために、固体電解質の開発が精力的に行なわれているが、イオン伝導度が有機系電解液に比べて一般的に小さく、実用化が難しいのが現状である。
また、固体電解質として室温で高いイオン伝導度(10−3S/cm)を示す材料としてLiNをベースとするリチウムイオン伝導性セラミックが報告されているが、分解電圧が低く3V以上で作動する全固体電池を構成することが困難であった。
かかる課題を解決するために、イオウ元素、リチウム元素及びリン元素を主成分として含有する固体電解質粒子であって、平均粒径が0.1〜10μm、全固体電解質粒子の90体積%以上が粒径20μm以下の技術が開発された(特許文献1)。
特許文献1の固体電解質粒子を、固体電池の固体電解質層の原料に用いた場合に、固体電池を高エネルギー密度化及び高出力化し、固体電解質層及び電極の界面抵抗を低減することが可能になった。
しかし、特許文献1に記載の固体電解質粒子は、液体溶媒に混合した場合にスラリー状態を一定時間維持させることが容易でなかった。
特開2008−4459号公報(請求項2等)
本発明の目的は、液体に混合したときにスラリー状態を一定時間維持できる固体電解質及び所定粒径の固体電解質の製造方法を提供することである。
本発明によれば、以下の固体電解質等が提供される。
1.固体電解質粒子を含む粒子状の固体電解質であって、
前記固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、
前記固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする固体電解質。
2.1に記載の固体電解質と、前記固体電解質粒子と反応性が低くかつ前記固体電解質粒子の密度よりも小さい密度を有する液体と、を含むことを特徴とする混合液。
3.1に記載の固体電解質と有機溶媒とを含むことを特徴とする混合液。
4.複数の固体電解質粒子を含む固体電解質膜であって、
前記複数の固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、
前記複数の固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記複数の固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする固体電解質膜。
5.固体電解質粒子と正極活物質粒子とを含む粒子状の正極合材であって、
前記固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、
前記固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする正極合材。
6.固体電解質粒子と負極活物質粒子とを含む粒子状の負極合材であって、
前記固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、
前記固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする負極合材。
7.5に記載の正極合材と、
前記固体電解質粒子及び正極活物質粒子と反応性が低くかつ前記固体電解質粒子の密度よりも小さい密度を有する液体と、
を含むことを特徴とする混合液。
8.6に記載の負極合材と、
前記固体電解質粒子及び前記負極活物質粒子と反応性が低くかつ前記固体電解質粒子の密度よりも小さい密度を有する液体と、
を含むことを特徴とする混合液。
9.正極、固体電解質膜及び負極を備えるリチウム電池であって、
前記正極、固体電解質膜及び負極の内、少なくとも1つが、少なくともSとLiとを含む複数の固体電解質粒子を含み、
前記複数の固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記複数の固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とするリチウム電池。
10.少なくともSとLiとを含む固体電解質粗粒子を湿式粉砕し、所定粒径の固体電解質を製造することを特徴とする方法。
11.硫化リチウム粗粒子と他の硫化物粗粒子との混合物を湿式粉砕して、所定粒径の固体電解質を製造することを特徴とする方法。
12.湿式粉砕された、所定粒径の硫化リチウム粒子と、
湿式粉砕された、所定粒径の他の硫化物粒子と、
を混合し、
この混合物を80℃〜300℃で加熱処理することにより所定粒径の固体電解質を製造することを特徴とする方法。
13.9に記載のリチウム電池を備えたことを特徴とする装置。
本発明によれば、所定の液体に混合したときにスラリー状態を一定時間維持できる固体電解質を提供できる。
本発明の固体電解質膜は、固体電解質粒子間の空隙が小さくイオン伝導効率が増加する。
本発明の製造方法では、固体電解質の粒径分布を容易に制御できる。
A.固体電解質
本発明の固体電解質は粒子状であり、固体電解質粒子を複数含む。
この固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含む。
固体電解質に含まれるすべての固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下であり、より望ましくは0.5μm以上1.5μm以下である。さらに、固体電解質に含まれるすべての固体電解質粒子の内、90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下、より望ましくは80%以上の粒子の粒径が0.1μm以上2.5μm以下である。
このような固体電解質粒子を含む固体電解質は、液体にスラリー状に分散させることができ、そのスラリー状態をある程度維持できる。
少なくともSとLiとを含む固体電解質粒子は、LiSから構成することができ、またLiSと他の硫化物から構成してもよい。他の硫化物としては硫化ケイ素、硫化リン、硫化ホウ素、硫化ゲルマニウム等が挙げられる。固体電解質粒子はガラスでもガラスセラミックスでもよい。
固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、好ましくは1.3μm以下であることにより、固体電解質粒子を有機溶媒等の液体に混合分散しても、固体電解質粒子の沈降が遅く、一定時間均一に分散させることができ、塗布する際に、固体電解質粒子の沈降の影響が少ない。
即ち、固体電解質粒子の平均粒径が1.5μmより大きいと、固体電解質粒子を液体に混合し、分散させても、固体電解質粒子の沈降速度が速く、塗布法等で薄膜を形成することが困難になる。
また、固体電解質粒子の粒径の平均は好ましくは0.3μm以上、より好ましくは0.5μm以上である。
粒径の平均が小さすぎると、粒子の表面積が増加し有機溶媒が蒸発し難くなり、薄膜形成後に高温乾燥又は長時間乾燥が必要になるおそれがある。
本発明の固体電解質に含まれる固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径は2.5μm以下、好ましくは2.2μm以下である。2.5μmより大きい粒径の固体電解質粒子は、沈降速度が大きくなるため、固形分濃度に差異が生ずる原因となる。
さらに、本発明の固体電解質に含まれる固体電解質粒子の10%未満の粒子の粒径は0.11μm以上であることが好ましい。0.11μm未満の粒子が10%以上であると、塗布後の膜形成時に飛散する危険性が高くなる。
粒径分布が広い場合には、分散性を維持するための撹拌強度、塗布条件等の調整が難しくなる。
また、粒径の平均が大きくなり粒径分布が広がった場合には、固体電解質層を形成した場合に粒子間の空隙が大きくなりイオン伝導効率を悪化させる可能性が高くなる。
固体電解質粒子の粒径の平均を0.5μm以上1.5μm以下、全粒子の80%以上の粒子の粒径を0.1μm以上2.5μm以下とすることで電池形成時の固体電解質層をより密度高く生成することが可能となりイオン伝導効率が増加する。
本発明の固体電解質は、固体電解質粒子のみから構成されていてもよいが、導電助剤としてのカーボンブラック粒子や電極保護剤としてのリン酸化合物粒子等を含むこともできる。
B.固体電解質の製造方法
(1)本発明の固体電解質の製造方法は、少なくともSとLiとを含む固体電解質粗粒子を湿式粉砕して、所定粒径の固体電解質粒子を製造する。例えば、本発明の固体電解質は、平均粒径を1.5μm以下、かつ全粒径の90%以上を2.5μm以下とすることにより製造できる。固体電解質粗粒子の製造方法には制限はない。
より好ましい範囲は上記した通りである。
湿式粉砕は、ボールミル、ビーズミル、ウォータジェットミル、ホモジナイザー等を用いることができる。
ここで、固体電解質粗粒子の平均粒径は、ビーズミル等で効率的に粉砕可能な粒径が、用いるビーズ等の径の10分の1以下であることから、ビーズ等のボールの径の10分の1以下であることが好ましい。
一般的にビーズミル等では1mm〜0.1mmの径のビーズ等が使用されるため、平均粒径が100μm以下の固体電解質粗粒子を用いることが好ましく、必要に応じて粒径の異なるビーズ等を併用した多段式粉砕を用いることが好ましい。
ビーズミルには、バッチ式と連続式があるがいずれも使用できる。一般的に、スラリー中に添加されるビーズ(ZrO製が一般的)の径により粉砕できる粒径が決まる。径が小さいビーズを適用した場合、到達する粒径は小さくなるが、粒子1個当たりのエネルギーが小さいため粉砕効率が低くなる。スラリーを拡散する撹拌翼の形状も各種あるが、原料となる固体電解質や硫化物の粗粒子程度の硬さであればどれも好適に用いることができる。
ボールミルには、遊星型ボールミル、回転ボールミル、振動ボールミル等があるがいずれも使用できる。一般的にボールミルでは粉砕の効果と造粒の効果があるため、微粉化する場合には注意を要する。粉砕時にこれらボールミルに下記液体を加えることで湿式粉砕する。
ジェットミルでは、乾燥粉を気流に同伴させ気流同士を衝突させる方式と、スラリー状態にある液体同士を衝突させる方式と、がある。特に、後者はウォータジェットミルと呼ばれている。これらは、流体の移動に関して静電付着が発生しやすい、濃度を極端に増加することができない等の欠点はあるが、微粒子化できるメリットがある。
ホモジナイザーは超音波により粉砕する方法であるが、有機溶媒に適用する場合には温度上昇を注意する必要がある。
本発明では、好ましくは、硫化物系固体電解質粗粒子を有機溶媒によりスラリー化しビーズミル粉砕する。ビーズミルによる粉砕では有機溶媒中にビーズと固体電解質粗粒子とを分散させた状態で粉砕するため造粒の影響はなく、また湿式で処理するため静電気が発生せず付着による未処理固体電解質粗粒子の残留問題もない。
しかしながら、遊星型ボールミルや回転ボールミル、ミキサ、ジェットミル等で粉砕した場合には、粗大粒子が混入するときがあるが、そのような場合は粗大粒子を除去することにより固体電解質粒子を好ましい粒径に調整できる。この分級方法としては、特に限定されるものではないが、効率や歩留まりから湿式分級が好適に用いることができる。簡便な方法として、スラリー状態に撹拌し、液上部を抜き出す方法を用いることができる。
(2)本発明の固体電解質の製造方法は、硫化リチウム粗粒子と他の硫化物粗粒子との混合物を、湿式粉砕して所定粒径の固体電解質を製造できる。
他の硫化物は、例えば、硫化リン、硫化ケイ素、硫化ホウ素、硫化ガリウムである。
湿式粉砕は上記の方法と同様にボールミル、ビーズミル、ウォータジェットミル、ホモジナイザー等を用いることができ、好ましくはビーズミルである。有機溶媒(より好ましくは、炭化水素系有機溶媒)によりスラリー混合状態として行うことが好ましい。
原料である硫化リチウム粗粒子と他の硫化物粗粒子を有機溶媒中に投入しスラリー混合し、ビーズミル粉砕すると、所定の粒径の固体電解質ガラス(粒子)が合成される。これは、ビーズミルの粉砕による微粒子化効果と混合効果が同時に発現することによる。この場合、原料から固体電解質を直接合成するための工程が削減されて望ましい。ガラスセラミックを製造するときは、粉砕合成後に加熱処理を施せばよい。
ここで、硫化リチウム粗粒子の平均粒径と他の硫化物粗粒子の平均粒径は、用いるビーズ等のボールの径の10分の1以下であることが好ましい。
一般的にビーズミル等では1mm〜0.1mmの径のビーズ等が使用されるため、平均粒径が100μm以下の各粗粒子を用いることが好ましく、必要に応じて粒径の異なるビーズ等を併用した多段式粉砕を用いることが好ましい。
ボールミル法を用いた場合等、粉砕後に粗大粒子が混在しているときは、上記の方法と同様に粗大粒子を除去する分級を行う。分級により所定の粒径の固体電解質ガラス(粒子)が得られ、加熱処理することでガラスセラミックが得られる。
(3)本発明の固体電解質の製造方法は、湿式粉砕した、所定粒径の硫化リチウム粒子と、湿式粉砕した、所定粒径の他の硫化物粒子を混合し、この混合物を80℃〜300℃で加熱処理することにより所定粒径の固体電解質を製造できる。
例えば、本発明の固体電解質は、湿式粉砕した、平均粒径が1.5μm以下、かつ全粒径の90%以上が2.5μm以下である硫化リチウム粒子と、湿式粉砕した、平均粒径が1.5μm以下、かつ全粒径の90%以上が2.5μm以下である他の硫化物粒子を混合し、この混合物を80℃〜300℃で加熱処理することにより製造できる。
また、上記硫化リチウム粒子の粒径は、より望ましくは0.5μm以上1.5μm以下であり、原料中の硫化リチウム粒子の内、90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下、より望ましくは80%以上の粒子の粒径が0.1μm以上2.5μm以下である。
また、上記他の硫化物粒子の粒径は、より望ましくは0.5μm以上1.5μm以下であり、原料中の他の硫化物粒子の内、90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下、より望ましくは80%以上の粒子の粒径が0.1μm以上2.5μm以下である。
この方法では、原料である硫化リチウムと他の硫化物をそれぞれ別々に微粒子化し、80℃〜300℃の温度範囲において撹拌混合加熱することにより固体電解質粒子を合成する。この場合、静電凝集等により原料の混合状態に片寄りが存在するときには目的物質を合成することが困難となる。そのため、微粉原料を有機溶媒スラリーで混合する方法や機械的混合により均一化することが好ましい。
湿式粉砕は上記の方法と同様である。粉砕後に粗大粒子が混在しているときは、上記の方法と同様に粗大粒子を除去する分級を行う。粉砕した硫化リチウム粒子、粉砕した硫化物粒子、又はこれらの混合物を分級することができる。
ここで、粗粒子及び粗大粒子は10〜100μm程度の粒径範囲である粒子を指す。これに対して、微粒子は数μm〜10μm程度の粒子を指す。特に超微粒子として、1μm以下の粒子と定義される。
これに対して、粉末は粒子の集合体(粒子が凝集又はばらけた状態の集合体)である。例えば、粉末を圧縮して層を形成すると記載する場合は、粉末は粒子の集合体として考えている。
以上の概念は、本特許における各粒子の名称と粒径の関係を端的に表すものであるが、特にこの範囲に限定されるものではない。
C.固体電解質混合液
本発明の混合液は、上記の固体電解質と、液体を含む。本発明の混合液は、上記の固体電解質粒子の製造方法において、湿式粉砕後(必要により分級後)に得られる混合液でもよく、また、この混合液を乾燥して得た固体電解質粒子を再度適当な液体に混合したものでもよい。
湿式粉砕後に得られる混合液の濃度を調整するときは、例えば、混合液重量と乾燥後の固形分重量から固形分濃度を算出し、所望の濃度より多い場合は液を追加し、少ない場合は長時間放置後に上澄み液を所定量抜く。乾燥した固体電解質粒子を液体に分散するときは、例えば、粒子、溶媒の各重量を計測後に撹拌翼がある槽に入れ、撹拌する。
液体は、固体電解質粒子と反応性が低く固体電解質粒子の密度よりも小さい密度を有する。
固体電解質粒子と反応性が高い液体を用いる場合、固体電解質粒子の分解や液体との反応物の生成が生じる。反応性が低い液体を用いることで通常の製造条件下での固体電解質粒子の変性を抑制できる。通常の製造条件とは、室温から300℃の温度域における混合、粉砕、乾燥、熱処理であり、これらの製造工程で分解による硫化水素の発生や、硫黄酸化物等の生成が少ない液体を選択する。
ここで、「固体電解質粒子と反応性が低い」には、固体電解質粒子自体の反応性が高くても、固体電解質粒子をコートし、コートした固体電解質粒子との反応性が低い場合も含まれる。
また、固体電解質粒子と反応性が低いとは、この固体電解質粒子を用いて固体電解質膜を形成し、リチウム電池にした場合に、イオン導電効率の低下がほぼ生じない程度の反応性をいう。
上記液体は、固体電解質粒子と実質上反応しないことが好ましい。
また、上記コートした固体電解質粒子と上記液体とが実質上反応しないことが好ましい。
混合液において液体は、一定期間分散状態を維持するために少なくとも固体電解質粒子より小さい密度であることが必要である。固体電解質粒子よりも密度が大きい液体を用いた場合、固体電解質粒子が液面に浮遊してしまい分散させることができない。また、固体電解質粒子と液体が同一の密度であった場合、撹拌により分散状態を作ることができるが、塗布時に緩やかに沈降し塗布液面から乾燥することができないという問題が生じる。
混合液に使用できる液体としては、炭化水素系溶媒やフッ素系不活性溶媒等が挙げられる。
また、本発明の混合液は、上記の固体電解質と、有機溶媒を含む。
使用できる有機溶媒は、固体電解質粒子により適宜選択でき、固体電解質粒子と反応しないで固体電解質粒子を分散させるものであれば限定されない。
ただし、固体電解質粒子表面をコートし、固体電解質粒子と有機溶媒が反応しないような処置をしていれば、固体電解質粒子自体との反応性が高くても使用することができる。
有機溶媒は、炭化水素系有機溶媒が好適に用いることができ、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、キシレン、デカリン等が使用できる。さらに、塗布形成後の乾燥工程を考慮した場合には沸点が低いヘキサンやトルエン、キシレンが好適に使用できる。しかし、分散状態の維持を考慮した場合には、蒸発速度の速い低沸点溶媒を使用することが難しいため、トルエンやキシレン等が使用しやすい。
本発明の混合液を撹拌等により粒子を分散させて得られる分散液の粘度は、100cps以上10000cps以下が好ましく、より望ましくは200cps〜5000cpsの範囲である。100cpsより粘度が低くなると、塗布法や浸漬法により膜を形成した場合、流動性が高すぎて基板上に分散液を維持できなくなる恐れがある。一方、10000cpsを超えると分散状態を維持する撹拌が困難になる上、膜形成時に広がり性に欠けるため不均一化するおそれがある。
また、固形分濃度としては10%〜60%であることが好ましく、より望ましくは20%〜50%である。10%以下になると塗布法等で膜を形成した場合に膜中の固体電解質が少なく斑状態(部分的に固体電解質が存在しない)となるおそれがある。また固形分濃度が60%を超えると分散状態を維持することが困難となる。
D.固体電解質膜
本発明の固体電解質膜は、上記の固体電解質粒子を含んでなる。
固体電解質膜を形成する方法は特に限定されないが、粒径が小さくかつ粒径分布がシャープな固体電解質粒子の特性を活用するためにも、室温〜300℃の温度域で加圧して密度の高い薄膜を形成する方法、均一分散状態の分散液で平滑性に優れる塗布膜を形成する方法、又はこれらを併用する方法が望ましい。
本発明の混合液を固体電解質粒子が分散した状態で基板等に塗布して固体電解質膜を形成すると、膜の空隙率が下がり平滑性が向上するため、界面抵抗が減少する。具体的には、分散液を、基体上に滴下しドクターブレードで擦り切る、スピンコートする、スクリーン印刷する、スラリーに接触後にエアーナイフで切る等により塗布する。
E.電極
本発明の正極合材は粒子状であり、上記の固体電解質粒子と、正極活物質粒子を含有する。
正極活物質粒子としては市販されているものを特に限定なく使用することができ、リチウムと遷移金属の複合酸化物等を好適に用いることができる。具体的には、LiCoO、LiNiCoO、LiNiO、LiNiMnCoO、LiFeMnO、LiPtO、LiMnNiO、LiMn、LiNiMnO、LiNiVO、LiCrMnO、LiFePO、LiFe(SO、LiCoVO、LiCoPO、S等の各材料及び各元素の組成比が異なる類似の材料が挙げられる。粒径に関しても特に制限はないが、平均粒径が数μm〜10μmのものを好適に用いることができる。
本発明の負極合材は粒子状であり、上記の固体電解質粒子と、負極活物質粒子を含有する。
負極活物質粒子としては市販されているものを特に限定なく使用することができ、炭素材料やSn金属、In金属等を好適に用いることができる。具体的には、天然黒鉛や各種グラファイト、Sn、Si、Al、Sb、Zn、Bi等の金属粉、SnCu、SnCo、SnFe等の金属合金粉、その他アモルファス合金やメッキ合金が挙げられる。粒径に関しても特に制限はないが、平均粒径が数μm〜80μmのものを好適に用いることができる。
電極活物質粒子と固体電解質粒子を所定の割合で混合することにより電極合材(正極合材又は負極合材)を作製できる。電極活物質粒子は、固体重量%(重量%)として、20重量%〜95重量%の割合で用いることができる。より好ましくは、50重量%〜90重量%であり、さらに好ましくは60重量%〜80重量%である。混合する方法としては、乾燥紛体をメノウ乳鉢等で混ぜる方法の他、有機溶媒に直接加えて混合する方法等を用いることができる。
本発明の電極合材混合液は、上記の電極合材(正極合材又は負極合材)と、液体と、を含む。使用可能な液体は、固体電解質粒子及び電極活物質粒子と反応性が低くかつ固体電解質粒子の密度よりも小さい密度を有する液体である。この条件を満たす限り、固体電解質粒子の混合液で使用できる具体的な液体(有機溶媒を含む)として上記で例示したものを使用できる。
電極合材の混合液は、固体電解質粒子の混合液に所定量の電極活物質粒子を加える方法や、予め固体電解質粒子と電極活物質粒子の乾燥粒子とを混合して合材を形成しその後所定量を液体に加える方法、又は電極活物質粒子と固体電解質粒子とを別々に液体に所定量加える方法等により製造できる。
また、このとき必要に応じてバインダー用の樹脂や導電性を付与するカーボンブラック等を混合することもできる。
本発明の電極合材を用いて電極を形成できる。
例えば、Alフィルム等の集電体上に電極合材を積層して、電極を形成する。形成方法は前述のように電極合材混合液を膜化する方法の他、乾燥粒子を圧縮成形する方法も好適に用いることができる。混合液を用いるときは、例えば、混合液を十分撹拌して粒子を分散させ、基板上に滴下しドクターブレードで膜化したり、スピンコート法、スクリーン印刷により膜化する。
F.リチウム電池
本発明のリチウム電池は、リチウム一次電池及びリチウム二次電池を含む。
本発明のリチウム一次電池は、正極、固体電解質膜及び負極を備え、これらの内少なくとも1つが本発明の固体電解質粒子を含む。
本発明のリチウム二次電池は、正極、固体電解質膜及び負極を備え、これらの内少なくとも1つが本発明の固体電解質粒子を含む。
なお、本発明のリチウム二次電池は、全固体リチウム二次電池であることが好ましい。
以下、全固体リチウム二次電池について詳細するが、本発明のリチウム電池は、全固体リチウム二次電池に限定されない。
図1は本発明に係るリチウム二次電池の一実施形態を示す概略断面図である。
全固体二次電池1は、正極3及び負極5からなる一対の電極間に固体電解質層4が挟持されている。正極3及び負極5にはそれぞれ集電体2が設けられている。この電池1において、固体電解質層4、正極3、負極5のいずれかが本発明の固体電解質粒子を含んで構成される。
G.装置
本発明に係る装置は、上述した本発明のリチウム電池を用いた装置である。例えば、時計、携帯電話機、パソコン、電気自動車、発電機等がある。
本発明のリチウム電池は安全であることから、これらの装置に用いた場合に、装置の設計を容易にすることができる。本発明のリチウム電池を直列及び/又は並列につなぐ構成を採用すれば、より大きな電力を取り出すことも可能である。
リチウム電池は、大電流や大電圧を得ることができるので、電動機を駆動源として用いる電気自動車や、発動機とその他駆動源を組み合わせたハイブリッド電気自動車の電力供給源として、好適に用いることができる。より大型化された形態として電池セルを複数個集合させ直列もしくは並列に接続した電池モジュールがあり、さらに電気自動車に搭載される形態として電池パックや電池ユニットがある。前記リチウム電池はこれらの内電池セルを形成する。
製造例
[硫化リチウムの製造]
硫化リチウムは、特開平7−330312号公報における第1の態様(2工程法)の方法に従って製造した。具体的には、撹拌翼のついた10リットルオートクレーブにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)3326.4g(33.6モル)及び水酸化リチウム287.4g(12モル)を仕込み、300rpm、130℃に昇温した。昇温後、液中に硫化水素を3リットル/分の供給速度で2時間吹き込んだ。続いてこの反応液を窒素気流下(200cc/分)昇温し、反応した水硫化リチウムを脱硫化水素化し硫化リチウムを得た。昇温するにつれ、上記硫化水素と水酸化リチウムの反応により副生した水が蒸発を始めたが、この水はコンデンサにより凝縮し系外に抜き出した。水を系外に留去すると共に反応液の温度は上昇するが、180℃に達した時点で昇温を停止し、一定温度に保持した。水硫化リチウムの脱硫化水素反応が終了後(約80分)に反応を終了し、硫化リチウムを得た。
[硫化リチウムの精製]
上記で得られた500mLのスラリー反応溶液(NMP−硫化リチウムスラリー)中のNMPをデカンテーションした後、脱水したNMP100mLを加え、105℃で約1時間撹拌した。その温度のままNMPをデカンテーションした。さらにNMP100mLを加え、105℃で約1時間撹拌し、その温度のままNMPをデカンテーションし、同様の操作を合計4回繰り返した。デカンテーション終了後、窒素気流下230℃(NMPの沸点以上の温度)で硫化リチウムを常圧下で3時間乾燥した。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した。
亜硫酸リチウム(LiSO)、硫酸リチウム(LiSO)、チオ硫酸リチウム(Li)の各硫黄酸化物、及びN−メチルアミノ酪酸リチウム(NMAB)の含有量は、イオンクロマトグラフ法により定量した。その結果、硫黄酸化物の総含有量は0.13質量%であり、LMABは0.07質量%であった。このようにして精製したLiSを、以下の実施例で使用した。
実施例1
[固体電解質粗粒子の製造]
上記製造例により製造した平均粒径30μm程度のLiS 32.54gと平均粒径50μm程度のP(アルドリッチ社製)67.46gを10mmφアルミナボール175個が入った500mlアルミナ製容器に入れ密閉した。上記計量、密閉作業はすべてグローブボックス内で実施し、使用する器具類はすべて乾燥機で事前に水分除去したものを用いた。
この密閉したアルミナ容器を、遊星ボールミル(レッチェ社製PM400)にて室温下、36時間メカニカルミリング処理することで白黄色の固体電解質ガラス粗粒子を得た。このときの回収率は78%であった。
得られた粗粒子のX線回折測定(CuKα:λ=1.5418Å)を行なった結果、原料LiSのピークは観測されず、固体電解質ガラスに起因するハローパターンであった。
上記固体電解質粗粒子をグローブボックス内Ar雰囲気下でSUS製チューブに密閉し、300℃、2時間の加熱処理を施し電解質ガラスセラミック(平均粒径14.52μm)を得た。このガラスセラミック粗粒子のX線回折測定では、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degにピークが観測された。
この固体電解質ガラスセラミック粗粒子の伝導度は、1.3×10−3S/cmであった。
[固体電解質粒子の製造]
上記固体電解質ガラスセラミック粗粒子をアイメックス社製バッチ式レディーミル(RMB−08)により粉砕した。粉砕条件は、800mlZrO製ポットに0.5mmφZrOビーズ1270g、無水トルエン溶媒254g、固体電解質ガラスセラミック粗粒子109gを仕込み、回転数2000rpmで2時間処理し、固体電解質ガラスセラミック粒子スラリーを得た。この固体電解質ガラスセラミック粒子スラリーを、25μm目開きメッシュシートを用いたヌッチェ式真空ろ過を施し0.5mmφZrOビーズを分離除去し、固形分濃度が30%の固体電解質ガラスセラミックトルエン混合液を得た。混合液は撹拌状態で均一な白色を呈する分散液となり、約12秒後に液面上部より若干透明になり始めた。静止後の混合液は、再度撹拌することで速やかに(撹拌とほぼ同時に)分散状態となった。分散液底部に粒子の沈降は認められなかった。
引き続きデカンテーションにより上澄みトルエンを除去、その後真空脱気下で加熱し固体電解質ガラスセラミック乾燥粒子を得た。
[固体電解質粒子の評価]
上記工程で得られた固体電解質ガラスセラミック乾燥粒子の粒径は、倍率10000倍のSEM観察を任意の8視野で実施し、各視野で約60〜70個、合わせて約500個の任意の各粒子の長径を測定し求めた。この約500検体のメジアン径D50を平均粒径とした。また、メジアン径10%及び90%を示すD10及びD90を上記粒径分布から求めた。各メジアン径を表1に示す。粉砕前後のSEM像を図1,2に示す。図1は粉砕前の倍率1,000倍のSEM像、図2(a)は粉砕後の倍率10,000倍のSEM像、図2(b)は粉砕後の倍率1,000倍のSEM像を示す。
このビーズミル粉砕後の固体電解質ガラスセラミック粒子の伝導度は、2.8×10−3S/cmであった。
尚、イオン伝導度は下記方法に従い測定した。
固体電解質粒子を錠剤成形機に充填し、4〜6MPaの圧力を加え成形体を得た。さらに、電極としてカーボンと固体電解質粒子を重量比1:1で混合した合材を成形体の両面に乗せ、再度錠剤成形機にて圧力を加えることで、伝導度測定用の成形体(直径約10mm、厚み約1mm)を作製した。この成形体について交流インピーダンス測定によりイオン伝導度測定を実施した。伝導度の値は25℃における数値を採用した。
さらに、上記固体電解質粒子とLiCoOを7:3の重量比で混合して正極合材を作製し、負極にはIn箔を用いた。負極、固体電解質粒子、正極合材、Tiメッシュ、Ti箔をこの順序で積層して組み上げ10〜30MPaで圧縮し電池を形成、充放電サイクル曲線を得て評価した。充放電評価は、カットオフ電圧を下限1.5V、上限3.7V、充電後の充電容量に対する放電容量の比により実施した。500mAの充放電の結果、充放電容量比は92%であった。
実施例2
[固体電解質粒子の製造]
上記製造例により製造した平均粒径30μm程度のLiS 35.2gと平均粒径50μm程度のP(アルドリッチ社製)73.1gをアイメックス社製バッチ式レディーミル(RMB−08)により粉砕合成した。粉砕合成条件は、800mlZrO製ポットに0.5mmφZrOビーズ1271g、無水トルエン溶媒252.7g、LiS 35.2g、P 73.1gを仕込み、回転数2000rpmで3時間処理し、固体電解質ガラス粒子スラリーを得た。この固体電解質ガラス粒子スラリーを、25μm目開きメッシュシートを用いたヌッチェ式真空ろ過を施し0.5mmφZrOビーズを分離除去し、固形分濃度が30%の固体電解質ガラストルエン混合液を得た。混合液は撹拌状態で均一な白色を呈する分散液となり、約15秒後に液面上部より若干透明になり始めた。静止後の混合液は、再度撹拌することで速やかに(撹拌とほぼ同時に)分散状態となった。分散液底部に粒子の沈降は認められなかった。
乾燥後に得られた粒子のX線回折測定(CuKα:λ=1.5418Å)を行なった結果、原料LiSのピークが若干観測されるものの、ほぼ固体電解質ガラスに起因するハローパターンであった。乾燥粒子の回収率は98%であった。
上記固体電解質粒子をグローブボックス内Ar雰囲気下でSUS製チューブに密閉し、300℃、2時間の加熱処理を施し電解質ガラスセラミック粒子を得た。このガラスセラミック粒子のX線回折測定では、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degにピークが観測された。
[固体電解質粒子の評価]
上記工程で得られた固体電解質ガラスセラミック粒子の粒径分布を実施例1同様に測定し、メジアン径D50、D10及びD90を求めた。各メジアン径を表1に示す。
この固体電解質ガラスセラミック粒子の伝導度は、3.4×10−3S/cmであった。
電池評価の結果は、充放電容量比が89%であった。
実施例3
[固体電解質粒子の製造]
上記製造例により製造した平均粒径30μm程度のLiS 105.8gをアイメックス社製バッチ式レディーミル(RMB−08)により粉砕した。粉砕条件は、800mlZrO製ポットに1.0mmφZrOビーズ1271g、無水トルエン溶媒246.8g、LiS 105.8gを仕込み、回転数2000rpmで1時間処理し、LiS粒子スラリーを得た。
同様に平均粒径50μm程度のP(アルドリッチ社製)110.2gを粉砕した。粉砕条件は、800mlZrO製ポットに1.0mmφZrOビーズ1271g、無水トルエン溶媒257.0g、P 110.2gを仕込み、回転数2000rpmで1時間処理し、P粒子スラリーを得た。
各硫化物原料粒子スラリーを、25μm目開きメッシュシートを用いたヌッチェ式真空ろ過を施し1.0mmφZrOビーズを分離除去し、固形分濃度が30%のLiS分散液及びP分散液を得た。
LiS分散液は非常に分散性に優れ、約30秒後に液面上部が若干透明になる程度であった。一方、P分散液も同様に分散性に優れ、約22秒後に液面上部が若干透明になる程度であった。
上記LiS分散液及びP分散液をそれぞれ別々のシャーレに移し、窒素雰囲気下において24時間で風乾した。得られた原料粒子を180℃チューブヒータにより乾燥した。乾燥した各原料粒子は、LiSの平均粒径が0.78μm、Pの平均粒径が0.33μmであった。
乾燥した原料粒子、LiS 3.25gとP 6.75gをメノウ乳鉢に採取し、十分に撹拌混合した。
上記混合粒子をグローブボックス内Ar雰囲気下でSUS製チューブに密閉し、200℃、2時間の加熱処理を施し固体電解質ガラスセラミック粒子を得た。
得られた粒子のX線回折測定(CuKα:λ=1.5418Å)を行なった結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degにピークが観測された。
[固体電解質粒子の評価]
上記工程で得られた固体電解質ガラスセラミック粒子の粒径分布を実施例1同様に測定し、メジアン径D50、D10及びD90を求めた。各メジアン径を表1に示す。この固体電解質ガラスセラミック粒子の伝導度は、1.8×10−3S/cmであった。
実施例4
[固体電解質粒子の製造]
実施例3と同様に固形分濃度が30%の各原料分散液を調製した。十分に撹拌したLiS原料分散液から10.83g、P原料分散液から22.5gをそれぞれ注射器で採取し試薬ビン中で混合した。この混合液は撹拌状態で均一な白色を呈する分散液となり、約21秒後に液面上部より若干透明になり始めた。静止後の混合液は、再度撹拌することで速やかに(撹拌とほぼ同時に)分散状態となった。分散液底部に粒子の沈降は認められなかった。混合分散液を十分に撹拌後にシャーレに移し、窒素雰囲気下において24時間で風乾した。さらに得られた混合粒子を150℃チューブヒータにより乾燥した。
上記混合粒子をグローブボックス内Ar雰囲気下でSUS製チューブに密閉し、200℃、2時間の加熱処理を施し固体電解質ガラスセラミック粒子を得た。
得られた粒子のX線回折測定(CuKα:λ=1.5418Å)を行なった結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degにピークが観測された。
[固体電解質粒子の評価]
上記工程で得られた固体電解質ガラスセラミック粒子の粒径分布を実施例1同様に測定し、メジアン径D50、D10及びD90を求めた。各メジアン径を表1に示す。
この固体電解質ガラスセラミック粒子の伝導度は、1.6×10−3S/cmであった。
電池評価の結果は、充放電容量比が87%であった。
実施例5
[固体電解質粒子の製造]
実施例1で作製した、遊星型ボールミル36時間処理後、300℃−2時間処理した固体電解質ガラスセラミック粗粒子を、窒素ガスを用い、ガス圧0.7MPaの条件でジェットミル(セイシン企業社製コジェット)により粉砕した。
上記工程で得られた固体電解質100gをトルエン溶媒250gが入った1000mlビーカーに入れ、撹拌翼により十分撹拌してスラリー状態とした。ビーカー底部に沈降した粗大粒子を観察した。この撹拌状態で均一な白色を呈した分散液を用い、上部より200mlのスラリーをシリンジにより抜き出した。
抜き出した分散液は粗大粒子の沈降により固形分濃度が少なくなっているため、静止状態で放置し液面上部よりトルエンをシリンジで抜き出すことにより固形分濃度を調整した。この固形分濃度を調整した混合液は、撹拌状態で均一な白色を呈し、約16秒後に液面上部より若干透明になり始めた。静止後の混合液は、再度撹拌することで速やかに(撹拌とほぼ同時に)分散状態となった。この分散液では、ビーカー底部に沈降する粗大粒子は観察されなかった。
[固体電解質粒子の評価]
上記方法により簡易的に分級された固体電解質粒子の粒径分布を実施例1同様に測定し、メジアン径D50、D10及びD90を求めた。各メジアン径を表1に示す。
この固体電解質ガラスセラミック粒子の伝導度は、1.2×10−3S/cmであった。
電池評価の結果は、充放電容量比が86%であった。
実施例6
[固体電解質粒子混合液から作製した固体電解質膜を含む電池の製造]
実施例1で作製した固形分濃度30%の固体電解質ガラスセラミックトルエン分散液を用いて、In箔上に塗布、乾燥することにより固体電解質ガラスセラミック薄膜を形成した。
さらに実施例1で作製した乾燥電解質粒子とLiCoO粒子を7:3で混合作製した正極合材を40MPaで加圧成形した薄膜を積層し、Tiメッシュ、Ti箔をこの順序で重ね30MPaで一括圧縮し電池を形成した。
上記方法で作製した電池に関して、カットオフ電圧を下限1.5V、上限3.7Vとし、0.5mAで充放電した評価では、充放電容量比が94%であり、粉末形成した(粒子を加圧して形成した)電池の同等以上の性能を示した。
実施例7
[固体電解質粒子混合液から作製した固体電解質膜及び正極を含む電池の製造]
実施例1において作製した固体電解質分散液100mlを1000mlビーカーに分取し、正極活物質であるLiCoO 70gを加え、トルエンを固形分濃度が30%となるように追加し正極合材混合液を調製した。この混合液を十分に撹拌し、実施例6で作製したIn箔上に固体電解質ガラスセラミック薄膜を形成した積層膜上に滴下し、ドクターブレードで擦り切ることで3層積層膜を形成した。この後、集電体であるAl箔をのせ40MPaで加圧成形することで電池を作製した。
上記方法で作製した電池に関して、カットオフ電圧を下限1.5V、上限3.7Vとし、0.5mAで充放電した評価では、充放電容量比が91%であり、粉末形成した電池の同等以上の性能を示した。
実施例8
[固体電解質粒子混合液から作製した固体電解質膜、正極及び負極を含む電池の製造]
実施例1において作製した固体電解質分散液100mlを1000mlビーカーに分取し、負極活物質であるSFG75(TIMCAL社製カーボン)60gを加え、トルエンを固形分濃度が30%となるように追加し負極合材混合液を調製した。この混合液を十分に撹拌し、集電体であるAl基板上に滴下しドクターブレードで擦り切り負極を形成した。その後、実施例1で作製した固体電解質分散液を滴下しドクターブレードで擦り切り、さらに実施例7で作製した正極合材分散液を積層膜上に滴下しドクターブレードで擦り切ることで3層積層膜を形成した。上記工程で、分散液から各層を塗布形成した後、40MPaでその都度加圧形成した。この後、集電体であるAl箔をのせ40MPaで加圧成形することで電池を作製した。
上記方法で作製した電池に関して、カットオフ電圧を下限1.5V、上限3.7Vとし、0.5mAで充放電した評価では、充放電容量比が90%であり、粉末形成した電池の同等以上の性能を示した。
比較例1
実施例1で作製した、遊星型ボールミル36時間処理後、300℃−2時間処理した固体電解質粗粒子をビーズミルで粉砕しないでそのまま用いて電池を形成した。実施例5同様に評価したところ、カットオフ電圧を下限1.5V、上限3.7Vとし、0.5mAで充放電した評価で充放電容量比が81%であった。
図1のSEM写真からも明白なように上記固体電解質粗粒子では10μmをはるかに超える粗大粒子と10〜20μm程度の粒子と数μm粒子の混合状態であった。この場合、実施例1同様の10,000倍では数μmの粒子は計測されるが10μmを越える粒子は計測しにくかった。そのため、図1に示す1,000倍による観察を8視野で行ない任意の500検体をピックアップしてメジアン径D50及びメジアン径D10及びD90を計測し求めた。各メジアン径を表1に示す。
上記固体電解質粗粒子100gをトルエン溶媒250gが入った1000mlビーカーに入れ、撹拌翼により十分撹拌してスラリー状態とし、ビーカー底部に沈降する粗大粒子を観察した。この混合液は撹拌状態で均一な白色を呈するものの、底部に多数の粒子の存在が確認され、撹拌停止と同時に液面上部より透明になり始めた。静止後の混合液は、再度撹拌することで約10秒後に分散状態となった。
上澄み液を除去することにより固形分濃度を上げ塗布膜形成を実施したが、塗膜の平滑性は粗大粒子の影響で悪く、膜中に凝集粒子の存在を目視で確認できるレベルであった。
比較例2
実施例1で作製した、遊星型ボールミル36時間処理後、300℃−2時間処理した固体電解質ガラスセラミック粗粒子を、ジェットミル(セイシン企業社製コジェット)により粉砕した。
上記工程で得られた固体電解質ガラスセラミックの粒径分布を実施例1同様に測定し、メジアン径D50、D10及びD90を求めた。各メジアン径を表1に示す。ジェットミル粉砕では、粒子形状が不定形でありアスペクト比が大きな長楕円形状の粒子がSEMにより観測された。
上記固体電解質100gをトルエン溶媒250gが入った1000mlビーカーに入れ、撹拌翼により十分撹拌してスラリー状態とし、ビーカー底部に沈降する粗大粒子を観察した。この混合液は撹拌状態で均一な白色を呈し、底部に若干の粗大粒子の沈降が観察され、一部粗大粒子の存在が示唆された。撹拌停止後、約8秒後に液面上部より透明になり始めた。静止後の混合液は再度撹拌することで比較的速やかに(撹拌後1秒程度で)分散状態となるが、上部から底部にかけて濃度勾配がしばらく認められた。
固形分濃度調整後、塗布膜形成を実施した。膜の平滑性は比較的良好であったが、一部の粗大粒子の影響による異常点を目視で確認できた。
比較例3
実施例1で作製した、遊星型ボールミル36時間処理後、300℃−2時間処理した固体電解質ガラスセラミック粗粒子に、トルエンを添加し再度遊星型ボールミルで12時間湿式粉砕を実施した。
上記工程で得られた固体電解質ガラスセラミックの粒径分布を実施例1同様に測定し、メジアン径D50、D10及びD90を求めた。各メジアン径を表1に示す。湿式遊星型ボールミル粉砕では、全体として粉砕されメジアン径D50は小さくなるが、一部造粒効果が発現するため粗大粒子が形成された。上記粉砕後のスラリーを固形分濃度30%に調整し、ビーカー底部に沈降する粗大粒子を観察した。この混合液は撹拌状態で上部から底部に向け濃度勾配が認められる白色を呈し、底部に粗大粒子の沈降が観察された。撹拌停止後、約12秒後に液面上部より透明になり始めたが、濃度勾配から考え粗大粒子は撹拌停止と同時に沈降していると思われる。静止後の混合液は再度撹拌することで比較的速やかに(撹拌と同時に)分散状態となるが、上部から底部にかけて濃度勾配が顕著であり、撹拌を続けてもこの濃度勾配は解消されなかった。
上記分散液により塗布膜形成を実施したが、膜の平滑性は部分的に良好であったが、一部の粗大粒子の影響による異常点が多数目視で確認できた。
比較例4
実施例5において、トルエンスラリー形成後にスラリー上部を抜き出す簡易分級を行なわずに用いた。
上記分散液により塗布膜形成を実施したが、膜の平滑性は部分的に良好であったが、一部の粗大粒子の影響による異常点が若干目視で確認できた。
本発明の固体電解質、正極合材、負極合材は、リチウム電池の固体電解質、正極、負極の原料として使用できる。
本発明のリチウム電池は、携帯情報端末機、携帯電子機器、家庭用小型電力貯蔵装置、モーターを電力源とする自動二輪車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車等の電池として用いることができる。
実施例1で製造した湿式粉砕前の固体電解質粗粒子の倍率1,000倍のSEM写真である。 (a)は実施例1で製造した湿式粉砕後の固体電解質粒子の倍率10,000倍のSEM写真であり、(b)はその倍率1,000倍のSEM写真である。 本発明に係るリチウム二次電池の一実施形態を示す図である。
符号の説明
1:全固体リチウム二次電池
2:集電体
3:正極
4:電解質層
5:負極

Claims (13)

  1. 固体電解質粒子を含む粒子状の固体電解質であって、
    前記固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、
    前記固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする固体電解質。
  2. 請求項1に記載の固体電解質と、前記固体電解質粒子と反応性が低くかつ前記固体電解質粒子の密度よりも小さい密度を有する液体と、を含むことを特徴とする混合液。
  3. 請求項1に記載の固体電解質と有機溶媒とを含むことを特徴とする混合液。
  4. 複数の固体電解質粒子を含む固体電解質膜であって、
    前記複数の固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、
    前記複数の固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記複数の固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする固体電解質膜。
  5. 固体電解質粒子と正極活物質粒子とを含む粒子状の正極合材であって、
    前記固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、
    前記固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする正極合材。
  6. 固体電解質粒子と負極活物質粒子とを含む粒子状の負極合材であって、
    前記固体電解質粒子は、少なくともSとLiとを含み、
    前記固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とする負極合材。
  7. 請求項5に記載の正極合材と、
    前記固体電解質粒子及び正極活物質粒子と反応性が低くかつ前記固体電解質粒子の密度よりも小さい密度を有する液体と、
    を含むことを特徴とする混合液。
  8. 請求項6に記載の負極合材と、
    前記固体電解質粒子及び前記負極活物質粒子と反応性が低くかつ前記固体電解質粒子の密度よりも小さい密度を有する液体と、
    を含むことを特徴とする混合液。
  9. 正極、固体電解質膜及び負極を備えるリチウム電池であって、
    前記正極、固体電解質膜及び負極の内、少なくとも1つが、少なくともSとLiとを含む複数の固体電解質粒子を含み、
    前記複数の固体電解質粒子の粒径の平均が1.5μm以下、前記複数の固体電解質粒子の90%以上の粒子の粒径が2.5μm以下であることを特徴とするリチウム電池。
  10. 少なくともSとLiとを含む固体電解質粗粒子を湿式粉砕し、所定粒径の固体電解質を製造することを特徴とする方法。
  11. 硫化リチウム粗粒子と他の硫化物粗粒子との混合物を湿式粉砕して、所定粒径の固体電解質を製造することを特徴とする方法。
  12. 湿式粉砕された、所定粒径の硫化リチウム粒子と、
    湿式粉砕された、所定粒径の他の硫化物粒子と、
    を混合し、
    この混合物を80℃〜300℃で加熱処理することにより所定粒径の固体電解質を製造することを特徴とする方法。
  13. 請求項9に記載のリチウム電池を備えたことを特徴とする装置。
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