JP2009114191A5 - - Google Patents

Claims (21)

1. 患者における抗原に対する記憶Ｔ細胞応答を誘導するための医薬組成物の製造における、抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントの使用であって、前記抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントがＣＴＬＡ−４の細胞外ドメインに特異的に結合し、さらにＣＴＬＡ−４シグナル発生を抑制するという特徴を有する前記使用。
2. 当該抗原が病原体抗原である、請求の範囲第１項記載の使用。
3. 病原体抗原がウイルスのエンベロープおよびコート蛋白である、請求の範囲第２項記載の使用。
4. 病原体抗原が黄色ブドウ球菌内毒素Ｂである、請求の範囲第２または３項記載の使用。
5. 当該抗原が腫瘍抗原である、請求の範囲第１項記載の使用。
6. さらに、腫瘍に対するＴ細胞の反応を高めるための腫瘍抗原の使用を含む、請求の範囲第５項記載の使用。
7. 腫瘍抗原が既に死んだ腫瘍細胞または死につつある腫瘍細胞を含む、請求の範囲第５または６項記載の使用。
8. 既に死んだ腫瘍細胞または死につつある腫瘍細胞が照射腫瘍細胞である、請求の範囲第５または６項記載の使用。
9. 腫瘍抗原が、精製蛋白または腫瘍細胞由来の溶解物を含む抗原調製物である、請求の範囲第５または６項記載の使用。
10. さらに、免疫反応刺激剤の治療方法における使用を含む、請求の範囲第１〜９項のいずれか一項記載の使用。
11. 免疫反応刺激剤がサイトカインである、請求の範囲第１０項記載の使用。
12. サイトカインが顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子（ＧＭ−ＣＳＦ）、マクロファージコロニー刺激因子（Ｍ−ＣＳＦ）、顆粒球コロニー剌激因子（Ｇ−ＣＳＦ）、またはインターロイキン１２（ＩＬ−１２）である、請求の範囲第１１項記載の使用。
13. さらに、化学療法剤の治療方法における使用を含む、請求の範囲第１〜１２項のいずれか一項記載の使用。
14. ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントを、ホストの腫瘍特異Ｔ細胞と生体外で混合する、請求の範囲第５〜９項のいずれか一項記載の使用。
15. 患者における抗原に対する記憶Ｔ細胞応答を誘導することにより癌腫を治療するための医薬組成物の製造における、抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントの使用であって、前記抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントがＣＴＬＡ−４の細胞外ドメインに特異的に結合し、さらにＣＴＬＡ−４シグナル発生を抑制するという特徴を有する前記使用。
16. 患者における抗原に対する記憶Ｔ細胞応答を誘導するための医薬組成物であって、ＣＴＬＡ−４の細胞外ドメインに特異的に結合し、さらにＣＴＬＡ−４シグナル発生を抑制する抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントを含む前記医薬組成物。
17. 患者における抗原に対する記憶Ｔ細胞応答を誘導することにより癌腫を治療するための医薬組成物であって、ＣＴＬＡ−４の細胞外ドメインに特異的に結合し、さらにＣＴＬＡ−４シグナル発生を抑制する抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントを含む前記医薬組成物。
18. 放射線療法を受けた患者におけるメラノーマを治療するための薬剤の製造における、抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントの使用。
19. 化学療法を受けた患者におけるメラノーマを治療するための薬剤の製造における、抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントの使用。
20. 放射線療法を受けた患者における癌腫（カルシノーマ）を治療するための薬剤の製造における、抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントの使用。
21. 化学療法を受けた患者における癌腫（カルシノーマ）を治療するための薬剤の製造における、抗ＣＴＬＡ−４抗体またはそのフラグメントの使用。