JP2008010840A - 窒化物半導体発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】透光性電極を備えた窒化物半導体発光素子において、発光の均一性を改善でき、Vfを低下可能な窒化物半導体発光素子を提供する。
【解決手段】基板2と、n型窒化物半導体層4、6と、p型窒化物半導体層8と、n側パッド電極12と、透光性電極14と、p側パッド電極16と、を備えた窒化物半導体発光素子であって、透光性電極14は、導電性酸化物から成り、n側パッド電極12は、透光性電極14の外周に隣接し、p側パッド電極16は、次の関係を充足するよう配置されている。
0.3L≦X≦0.5L、かつ、0.2L≦Y≦0.5L
(X:p側パッド電極16からn側パッド電極12までの端間距離、Y:p側パッド電極16の端から透光性電極14の外周までの距離、L:p側パッド電極16とn側パッド電極12の重心同士を結ぶ線分上における透光性電極14の長さからp側パッド電極の外径dを引いた長さ)
【選択図】図3

Description

本件発明は、一般式がInAlGa1−x−yN(0≦x<1、0≦y<1)で表される窒化物半導体を有する窒化物半導体発光素子に関し、特に、n側パッド電極とp側パッド電極が基板の同一面側に形成された窒化物半導体発光素子に関する。
一般的な窒化物半導体発光素子では、サファイア、SiC、GaN等の基板上に、少なくともn型窒化物半導体層とp型窒化物半導体層を順次積層して構成される。p型窒化物半導体層には外部電源のプラス側と接続するためのp側パッド電極が形成され、n側窒化物半導体層には外部電源のマイナス側を接続するためのn側パッド電極が形成される。そしてp側パッド電極からn側パッド電極に向かって通電することにより発光を得る。
ここでサファイア等の絶縁性基板を用いた場合は、基板の裏面にn側パッド電極を形成することができない。そこで、p型窒化物半導体層とn型窒化物半導体層の一部とを除去してn型窒化物半導体層を上面側に露出させ、そこにn側パッド電極を形成する。
また、p型窒化物半導体層のシート抵抗はn型窒化物半導体層に比べて高いため、p型窒化物半導体層における電流拡散を補助するために、p側パッド電極とp型窒化物半導体層の間に透光性電極を形成することが多い(例えば、特許文献1)。透光性電極は、p型窒化物半導体層のほぼ全面に形成され、p型窒化物半導体層の全体に電流を広げる役割を果たすと共に、発光を遮らないように金属薄膜等の透光性材料で形成される。
また、特許文献2では、基板の同一面側にn側パッド電極とp側パッド電極を形成した窒化物半導体素子について、n側パッド電極やp側パッド電極から線状に延伸された延長部を形成し、それによって電流分布を改善することを提案している。例えば図9は、特許文献2に開示された窒化物半導体素子の一例を示す平面図である。この例では、n側パッド電極12から素子外周をコの字状に囲む延長部12aが形成されており、p側パッド電極16からn側パッド電極12に向かって流れる電流分布が改善される。
特開平6−338632号公報 特開2000−164930号公報
上記の構造の窒化物半導体発光素子において、p側とn側の面方向の抵抗バランス(p型窒化物半導体層に形成された透光性電極とn型窒化物半導体層とのシート抵抗バランスによってほぼ決まる)が悪いと、素子面内における電流分布の均一性が低下する。特に、透光性電極がインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide、以下「ITO」)などの導電性酸化物から成る場合、透光性電極のシート抵抗はn型窒化物半導体層のシート抵抗よりも高くなる傾向にある。そのためp側パッド電極の周囲に多く電流が流れ、n側パッド電極の周囲にはあまり電流が流れなくなる、という問題が生じ易い。素子面内の電流分布が不均一であると、Vfが高くなる、といった電気特性の問題も生じてくる。
また、上記の問題は、特に素子形状が長方形になるに従って顕著になる。これは素子形状が長方形であると、同じ面積を持つ正方形の素子に比べて、p側パッド電極からn側パッド電極に至る経路長が相対的に長くなるためである。
この問題の解決策として、特許文献2のように、n側パッド電極やp側パッド電極から線状に延伸された延長部を形成することも考えられる。しかし、n側パッド電極やp側パッド電極は、延長部を含めて遮光性であり、光を吸収する。したがって、単純にn側パッド電極やp側パッド電極に延長部を形成した場合、延長部が長くなるに従って発光面積が減少し、光吸収によって発光効率も低下する、という問題が生じる。
そこで本件発明は、導電性酸化物から成る透光性電極を備えた窒化物半導体発光素子において、n側パッド電極やp側パッド電極に長い延長部を設けなくても発光の均一性を改善でき、Vfを低下可能な窒化物半導体発光素子を提供することを目的とする。
即ち、本件発明に係る窒化物半導体発光素子は、基板と、前記基板上に形成されたn型窒化物半導体層と、前記n型窒化物半導体層上に形成されたp型窒化物半導体層と、前記p型窒化物半導体層と前記n型窒化物半導体層の一部とを除去して前記n型窒化物半導体層を露出させた露出面に形成されたn側パッド電極と、前記p型窒化物半導体層に形成された透光性電極と、前記透光性電極の面内に形成されたp側パッド電極と、を備えた窒化物半導体発光素子であって、前記透光性電極は、導電性酸化物から成り、前記n側パッド電極は、前記透光性電極の外周に隣接し、前記p側パッド電極は、次の関係を充足するよう配置されたことを特徴とする。
0.4L≦X≦0.7L、かつ、0.25L≦Y≦0.55L
(X:p側パッド電極からn側パッド電極までの端間距離、Y:n側パッド電極とp側パッド電極の重心同士を結ぶ線分上における、p側パッド電極のn側パッド電極と逆側の端から透光性電極の外周までの距離、L:p側パッド電極とn側パッド電極の重心同士を結ぶ線分上における透光性電極の長さからp側パッド電極の外径dを引いた長さ)
尚、p側パッド電極の外径dとは、p側パッド電極とn側パッド電極の重心同士を結ぶ線分上におけるp側パッド電極の外径dを指す。また、p側パッド電極が線状の延長部を有する場合は、その線状の延長部を除いた部分の外径をdとする。
本件発明者等が検討した結果、特に透光性電極が導電性酸化物から成る場合には、p側パッド電極を透光性電極のやや内側寄りに形成すること、即ち、上記関係を充足する位置に形成することで、素子の明るさと静電破壊に対する耐性を維持しながら、発光の均一性を改善し、Vfを低減できることを見出した。これは導電性酸化物からなる透光性電極はn型窒化物半導体層に比べてシート抵抗が高くなる傾向にあるため、p側パッド電極を透光性電極の内側寄りに形成することでpパッド電極の周囲に集中しがちな電流を素子面内に均一に広げることができるため、と推定される。特に、X及びYが、次の関係を充足することがより好ましく、それによって発光の均一性を一層高めて、Vfの一層低い素子を提供することができる。
0.5L≦X≦0.6L、かつ、0.3L≦Y≦0.5L
また、本件発明の窒化物半導体発光素子において、素子外周部に少なくとも前記p型窒化物半導体層から成る複数の突起が形成されることが好ましい。これによって、p側パッド電極の配置による発光均一化の効果を一層高め、素子全面を有効に発光に寄与させることができる。
さらに、基板の上面に凹凸構造を形成することが好ましく、それによって素子内部における光の多重反射を抑制して、光取出し効率を高めることができる。
以上述べたように、本件発明の窒化物半導体発光素子によれば、導電性酸化物から成る透光性電極を備えた窒化物半導体発光素子において、n側パッド電極やp側パッド電極に長い延長部を設けなくても発光の均一性を改善でき、Vfを低下可能な窒化物半導体発光素子を提供することができる。
図1は、本件発明に係る窒化物半導体発光素子の一例を示す上面図であり、図2は、図1のA−A’断面における断面図である。図1に示すように、本実施の形態の窒化物半導体発光素子は、平面視でアスペクト比の大きな長方形になっており、長方形の長辺に平行にn側パッド電極12とp側パッド電極16が並べて配置されている。図2に示すように、窒化物半導体発光素子1は、サファイア、SiC、Si、GaN等の基板2の上に、n型窒化物半導体層4、活性層6、及びp型窒化物半導体層8が順次形成された、ダブルへテロ構造を有している。尚、本実施の形態では活性層6もn型窒化物半導体から成るため、n型窒化物半導体層4と活性層6の両方が本件発明における「n型窒化物半導体層」に該当する。
p型窒化物半導体層8の表面のほぼ全面に、ITOなどの導電性酸化物からなる透光性電極14が形成され、その上にワイヤボンディング等によって外部回路と接続するためのp側パッド電極16が形成されている。一方、素子の外周に沿ったロの字状の領域と素子の一方の短辺に沿った略半円形の領域において、p側窒化物半導体層8、活性層6及びn側窒化物半導体層4の上側部分4'が除去されて、n側窒化物半導体層4の下側部分4''の表面が露出されている。n側パッド電極12は、略半円形の領域に露出されたn側窒化物半導体層4の下側部分4''(=露出面)に形成される。この窒化物半導体発光素子1を上面から見ると図1に示すようになる。p型窒化物半導体層8は一辺に半弧状に切欠部を有する略矩形の島状に形成されており、その上面のほぼ全面に透光性電極14が形成されている。透光性電極14の面内にp側パッド電極16が配置されている。n側パッド電極12は、n型窒化物半導体層4'の露出面上であって、p型窒化物半導体層8の円弧上の切欠部に沿うように配置されている。
そして、窒化物半導体発光素子1の上面全体がSiO等の絶縁膜(図示せず)によって覆われ、保護されている。絶縁膜には、n側パッド電極12及びp側パッド電極16の一部が露出するように開口部が設けられている。
p側パッド電極16からn側パッド電極12に向かって通電すると、p側パッド電極16から注入された電流は透光性電極14によってp型窒化物半導体層8のほぼ全面に広がり、活性層6、n側窒化物半導体層4を通過してn側パッド電極12に流れる。その結果、活性層6で発光が生じ、透光性電極14を通じて基板上面から光が取り出される。尚、活性層6で生じた光は横方向に伝播するため、基板上面からみると素子全面が発光領域となる。
また、図1及び図2に示すように、本実施の形態において、p側窒化物半導体層8、活性層6及びn側窒化物半導体層4の上側部分4'を除去する際に、平面視でドット状パターンの部分が残るように除去している。これによって素子の外周に沿ったロの字状の領域と素子の一方の短辺に沿った略半円形の領域において、n側窒化物半導体層4の下側部分4''(=露出面)の上に、p側窒化物半導体層8、活性層6及びn側窒化物半導体層4の上側部分4'から成る柱状の突起20が複数配列して形成される(但し、n側パッド電極12を形成する領域には突起20は形成しない)。突起20の深さは必ずしもn側窒化物半導体層4に達していなくても良く、活性層6まで、或いはp側窒化物半導体層8の途中まででも良い。突起20は、少なくともp側窒化物半導体層8を含んでいれば、窒化物半導体層積層後のエッチングによって突起20が形成できるため好ましい。尚、突起20は、最上面が透光性電極14と同じ材料から成るものでも良い。この突起20は、素子内部を横方向に進行する光を反射して、縦方向(即ち素子主面に垂直な方向)に向かわせる。したがって、素子上面から上向きに放射される光束を増やし、素子の正面輝度を高めることができる。尚、突起20は、n側パッド電極12を形成するための露出面形成と同時に形成すれば工程が簡略化できて好ましいが、別工程で形成しても構わない。その場合、突起20を形成するためのエッチング深さは少なくとも活性層6まで到達していることが好ましい。
さらに、図2に示すように、基板2の表面には複数のディンプル18aと突出部18bを有する凹凸構造18が形成されており、素子内部における光の多重反射を抑制して、素子外部への光取り出し効率を高めている。上述の柱状突起20や基板表面の凹凸構造は、素子の動作に必須の構成ではないので省略しても構わない。
さて、本実施の形態における窒化物半導体発光素子1は、p側パッド電極16の配置に特徴がある。即ち、n側パッド電極12は、従来と同様に素子端部に透光性電極14の外周に隣接して形成されているが、p側パッド電極16は、従来と異なり素子のやや内側に形成されている。従来は特許文献1に開示されているように、素子内に電流が均一に流れるように、n側パッド電極12とp側パッド電極16を素子の端と端に形成することが一般的であった。しかしながら、本件発明者等が検討した結果、特に透光性電極14が導電性酸化物から成る場合には、p側パッド電極16を透光性電極14のやや内側寄りに形成することで、発光素子の明るさを維持しながら、発光の均一性を一層改善し、Vfを低減できることを見出した。これは導電性酸化物からなる透光性電極14はn型窒化物半導体層4に比べてシート抵抗が高くなる傾向にあるため、p側パッド電極16を透光性電極14の内側寄りに形成することでpパッド電極16の周囲に集中しがちな電流を素子面内に均一に広げることができるため、と推定される。
以下、p側パッド電極16の好ましい配置について詳細に説明する。図3は、本実施の形態の素子における各部の寸法を説明するための平面図である。柱状突起20は省略している。図3に示すように、p側パッド電極16のn側パッド電極12に近い側の端から、n側パッド電極12のp側パッド電極16に近い側の端までの距離(=端間距離)をXとする。また、n側パッド電極12とp側パッド電極16の重心同士を結ぶ線分上において、p側パッド電極16のn側パッド電極12と逆側の端から、透光性電極14の外周までの距離をYとする。そして、n側パッド電極12とp側パッド電極16の重心同士を結ぶ線分22上における透光性電極14の長さからp側パッド電極の外径dを引いた長さをLとする。
本件発明者等は、XとYがLに対して次の式を充足するようにp側パッド電極16を配置することにより、発光素子の明るさを維持しながら、発光の均一性を一層改善し、Vfを低減できることを見出した。
0.4L≦X≦0.7L、かつ、0.25L≦Y≦0.55L
尚、上式の関係の充足を検討する際に、n側パッド電極12やp側パッド電極16から線状の延長部が伸びている場合には、その延長部を除いたn側パッド電極12とp側パッド電極16を基準としてX、Y、Lを決める。
図4A〜4Dは、p側パッド電極16の位置を変えながら測定した素子の発光分布を模式的に表した図である。これらは外寸が420×240μm(アスペクト比1.75)の素子に、長さが260μmの透光性電極14と直径が約90μmのp側パッド電極16とを形成し(L=260−90=170μm)、p側パッド電極16の位置を変えて発光分布を測定し、各素子における最大強度に対する強度比0.75〜1の範囲を黒く図示したものである。なお、最大強度に対する強度比0〜0.25の範囲を薄いグレーで図示して、半導体発光素子の輪郭を表現した。また、p側パッド電極から伸びている帯状の部分は、素子に通電するためのプローブである。
図4Aが従来と同様にp側パッド電極16を透光性電極14の端に配置した場合、図4B〜4Dは、p側パッド電極16がn側パッド電極12に向かって近づくように、透光性電極14の内側に寄せて配置した場合である。図4A〜4Dの各々について、XとYの値は以下の通りである。
図4A X=150μm(0.88L) Y=20μm(0.12L)
図4B X=100μm(0.59L) Y=70μm(0.41L)
図4C X=50μm(0.29L) Y=120μm(0.71L)
図4D X=20μm(0.12L) Y=150μm(0.88L)
図4Aに示すように、p側パッド電極16とn側パッド電極12によって透光性電極14の全体が挟まれるように、p側パッド電極16を透光性電極14の端に形成した場合(X=0.88L、Y=0.12L)、p側パッド電極16の周囲に発光分布が集中している。一方、図4Dに示すように、p側パッド電極16をn側パッド電極12にかなり近い位置に配置した場合(X=0.12L、Y=0.88L)、n側パッド電極12とp側パッド電極16の間に発光分布が集中している。これに対して、p側パッド電極16をn側パッド電極12からも透光性電極14の端からも離して配置した図4B(X=0.59L、Y=0.41L)と図4C(X=0.29L、Y=0.71L)の場合、全体に発光強度が高く、発光分布が比較的均一になっている。特に図4B(X=0.59L、Y=0.41L)の配置において、発光の均一性が最も良好になっている。
p側パッド電極16の位置と素子の諸特性の関係について説明する。図5A、図5B及び図5Cは、素子の光度I(mcd)、破壊電圧(V)及びVf(V)とパッド電極の間隔Xの関係を示すグラフである。同様に、素子の諸特性と、p側パッド電極16の端から透光性電極14の外周までの距離をYとの関係を図6A〜6Cに示す。ここで破壊電圧(V)は、60個の素子に電圧を印加したときの破壊電圧の平均値である。図5A〜5Cに示すように、パッド電極の間隔Xが短くなるほど、光度と破壊電圧が低下してしまう一方、Vfは改善される。また、図6A〜6Cに示すように、距離Yが長くなるほど、光度と破壊電圧が低下してしまう一方、Vfは改善されることがわかる。
図4A〜図4D、図5A〜図5C、図6A〜図6Cからわかるように、0.4L≦X≦0.7L、かつ、0.25L≦Y≦0.55Lとなるようにp側パッド電極16を配置することにより、素子の光度と破壊電圧を高く維持しながら、発光の均一性を一層改善し、Vfを低減できることがわかる。Xが上記範囲よりも大きすぎては、n側パッド電極12とp側パッド電極16に挟まれた領域の発光が弱くなり、Vfが高くなる。一方、Xが小さすぎては、パッド電極に挟まれた領域に電流が集中してしまい、光度と破壊電圧が低下する。また、Yが上記範囲よりも大きすぎては、p側パッド電極16と透光性電極14の外周とに挟まれた領域の発光が弱くなり、光度が低下してしまう。また、Yが上記範囲よりも小さすぎては、p側パッド電極16からn側パッド電極12の逆側に向かう電流経路が短く切れてしまうため、p側パッド電極16から注入された電流が360°全方位に広がることができず、好ましくない。尚、p側パッド電極16は、より好ましくは0.5L≦X≦0.6L、かつ、0.3L≦Y≦0.5Lとなるように配置することが望ましく、これによって一層発光の均一性が高く、Vfの低い優れた素子が得られる。
上記関係は、図5D及びE、並びに図6D及びEによって一層明瞭となる。図5D及び図5Eは、光度I(mcd)×破壊電圧(V)/Vf(V)とパッド電極の間隔Xの関係を示すグラフであり、図6D及び図6Eは、光度I(mcd)×破壊電圧(V)/Vf(V)と間隔Yの関係を示すグラフである。「光度I(mcd)×破壊電圧(V)/Vf(V)」をX、Yに対してプロットすることにより、素子の光度と破壊電圧を高く維持しながらVfを低減できるという本件発明の効果を一層明瞭に理解することができる。図5D及ぶ図5Eからわかるように、「光度I(mcd)×破壊電圧(V)/Vf(V)」は、パッド電極の間隔X=0.59L(100μm)のときに最も高くなる。図6D及ぶ図6Eからわかるように、「光度I(mcd)×破壊電圧(V)/Vf(V)」は、パッド電極の間隔Y=0.41L(70μm)のときに最も高くなる。
本発明は、発光均一性の向上のみならず、素子の重要な特性である「光度」、「破壊電圧」、及び「Vf」の3つのパラメータのバランスが取れる点に特徴がある。従来の窒化物半導体発光素子では、発光均一性の向上のみを考慮していたため、pパッド電極とnパッド電極との離間距離を長くするために、それぞれ素子の端と端に配置することが一般的であった。ところが、導電性酸化物からなる透光性電極を用いた場合には、驚くべきことにpパッド電極を素子の中央と端との中間付近に配置することにより、光度、破壊電圧及びVfの3者がバランスし、優れた特性の素子が得られることがわかった。
尚、図5A〜図5E及び図6A〜図6Eには、基板2に凹凸構造18を形成した場合(図中「ディンプル」と表記)と凹凸構造を形成しない場合(図中「フラット」と表記)の両方について素子特性が示してある。基板2に凹凸構造18が形成されている場合、破壊電圧とVfはフラットな基板よりも不利になるが、光度は10%以上改善している。また、基板2の凹凸構造18がある場合とない場合のいずれも、素子特性はp側パッド電極16の位置によって同じ傾向を示しており、基板2の凹凸構造18の有無に拘わらず、上記式を充足するようにp側パッド電極16を配置することで発光の均一性を改善し、Vfを低減できることがわかる。
また、本実施の形態では、n側窒化物半導体層の下側部分4''(=露出面)の上に、p側窒化物半導体層8、活性層6及びn側窒化物半導体層4の上側部分4'から成る複数の柱状突起20が形成している。前述の通り、この突起20は、素子内部を横方向に進行する光を反射して、縦方向(即ち素子主面に垂直な方向)に向かわせる。このような突起20を素子外周に沿って形成することにより、上記p側パッド電極16の配置による発光均一化の効果を一層高めることができる。即ち、図4A〜4Dに示すように、p側パッド電極16を本件所定の範囲に配置にした場合、素子外周の突起20も均一に発光するようになる。特にp側パッド電極16を挟んでn側パッド電極12の逆側における素子外周領域では、突起20を形成することで本件発明の発光均一化の効果がより顕著に現れる。例えば、p側パッド電極16を挟んでn側パッド電極12の逆側に位置する素子外周領域を見ると、図4Aの配置では突起20の発光が他の素子外周領域に比べてかなり弱いのに対し、図4B及び図4C(特に図4B)の配置では突起20が他の素子外周領域と同様に強く光っている。素子外周(p側窒化物半導体層8の外側の領域)は電流が流れないため、自ら発光する領域ではない。しかし図4Aと図4B及び図4Cを比べると、図4Aの配置ではp側パッド電極16を挟んでn側パッド電極12の逆側にある素子外周領域が発光にあまり寄与しない無駄な領域になっているのに対し、図4B及び図4Cの配置では素子全体が有効に発光に寄与している。尚、素子外周の突起20は、素子の動作部の外側にあるためVfや破壊電圧には悪い影響を与えない。したがって、本件発明において素子外周部分のn側窒化物半導体層4の露出面上に突起20を形成することにより、素子全面を有効に発光に寄与させ、高光度と低Vfを一層高い水準で両立することができる。
また、本発明の効果は、特に素子の外形がアスペクト比の大きな長方形である場合に顕著である。これは素子形状が長方形であると、同じ面積を持つ正方形の素子に比べて、p側パッド電極からn側パッド電極に至る経路長が相対的に長くなるためである。素子が長方形である場合のアスペクト比は、好ましくは1.5〜5、より好ましくは2〜4であることが望ましい。
窒化物半導体素子をフェイスアップ実装する場合、p側パッド電極16は遮光部となるため、それらの寸法が小さいほうが発光効率を高めることができる。しかしながら、長方形の素子の場合、p側パッド電極16の短辺方向の寸法が小さくなると、p側パッド電極16の外形とn側パッド電極12の外形とを結ぶ帯状部分に電流が集中する傾向が顕著になる。このような長方形の素子1では、短辺と平行な方向に沿って測定したpパッド電極16の寸法が、同じ方向に沿って測定した発光領域の寸法(透光性電極14の寸法にほぼ等しい)に対して20%以上であると、電流集中が緩和されて、発光が均一になる傾向があるので好ましい。また、nパッド電極12についても、発光領域に対して同様の寸法関係にあるのが好ましい。すなわち、長方形の素子1では、長方形の短辺と平行な方向において測定した場合に、n側パッド電極12及びp側パッド電極16の寸法が、透光性電極14の寸法に対して20%以上であると、発光の均一性が高まるので好ましい。
本発明の窒化物半導体素子1は、素子の性能に優れるばかりではなく、薄型の発光装置に組み込んだときに、ワイヤボンディング不良による不良品の発生率を抑制する効果がある。不良品発生率の抑制効果は、素子が長方形の場合に特に顕著である。この効果について以下に説明する。
図7及び図8は、本件発明に係る薄型の発光装置50の一例を示す斜視図及び正面図である。図7及び図8に示すように、本実施の形態の薄型の発光装置50は、長方形の窒化物半導体発光素子1と、発光面42側に凹部32を備えたパッケージ30とを備えている。発光素子1は、パッケージ30の凹部32の内面に内包されるように実装される。詳しくは、パッケージ30の凹部32の内部にはp側リード電極36及びn側リード電極34が露出しており、n側リード電極34の表面に素子1が接着固定されている。また、素子1のパッド電極12、16とリード電極34、36とは、導電ワイヤ40によって電気的に接続されている。このパッケージ30は、発光面42側から観察したときに、一方向の寸法が他方向の寸法に比べて小さくされているため、いわゆる扁平な形状になっている。そのため、凹部32も扁平な形状になる。好ましパッケージ30では、発光面42側から観察したときに、凹部32の形状がアスペクト比2以上の略矩形又は長楕円の長細い形状となっている。
発光装置50を製造するときは、まず、パッケージ30の凹部32内に露出しているn側リード電極34の表面に窒化物半導体発光素子1を固定し、次いで、導電ワイヤ40によって、p側パッド電極16とp側リード電極36とを、そしてn側パッド電極12とn側リード電極34とを、それぞれワイヤボンディングする。
窒化物半導体発光素子1をパッケージ30の凹部32に固定するとき、素子1の長辺方向(=長辺と平行な方向)が、凹部32の長軸方向とほぼ一致する向きに固定される。なお、「凹部32の長軸方向」とは、発光面42側から観察した凹部32の形状(略矩形又は長楕円)の長軸と平行な方向を意味している。図からわかるように、凹部32の短軸方向(長軸方向と直交する方向)の寸法が極めて狭く、発光素子1の短辺方向(=短辺と平行な方向)の寸法よりわずかに大きい程度である。これは、発光装置50を薄型化するためである。このような発光装置50では、導電ワイヤ40は凹部32の長軸方向に沿って張り渡すことになる。また、使用するワイヤボンダのキャピラリは、パッケージ30の凹部32の短軸方向の寸法よりわずかに細い程度で、凹部32の短軸方向の自由度が極めて低い。
ところで、素子をリード電極に接着固定するとき、素子が所定の位置からずれることがある。位置ずれの1つである「θずれ」は、所定位置から回転してずれた「角度のずれ」を指している。このθずれは、パッド電極12、16を、短辺方向及び長辺方向のいずれにも位置ずれを生じさせてしまう。特に、パッド電極12、16が短辺方向に大きく位置ずれを生じた場合には、ワイヤボンダのキャピラリが凹部32短軸方向に自由度がないので、パッド電極12、16の位置に導電ワイヤ40をワイヤボンドできなくなり、発光素子50が不良品になる場合がある。このθずれによって生じる短辺方向の位置ずれは、素子1の長軸が長くなると顕著になる。
本発明の窒化物半導体発光素子1は、素子の特性を高めるために、p側パッド電極16の位置を素子1の端部よりも中央側に位置している。このため、θずれが起きても、p側パッド電極16が短辺方向に位置ずれする量が小さい。よって、導電ワイヤ40をワイヤボンドできなくなる問題が起こらず、不良品発生率を抑制することができる。
以下、本実施の形態における窒化物半導体発光素子1の各構成について詳細に説明する。
(透光性電極14)
透光性電極14は、導電性酸化物から成る。導電性酸化物は、亜鉛、インジウム、スズ及びマグネシウムからなる群から選択される少なくとも1種の元素を含むことが好ましい。具体的には、錫をドーピングした酸化インジウム(Indium Tin Oxide;ITO)、ZnO、In、SnO等が好ましい。これらは透光性が高いため、特に好ましい。透光性電極14は、p型窒化物半導体層8に均一に電流を流せるようにp型窒化物半導体層8のほぼ全面に形成することが好ましい。透光性電極14のシート抵抗は、10〜30Ωcm、より好ましくは15〜25Ωcmであることが望ましい。透光性電極14の好適な厚さは、シート抵抗と光の透過率との関係によって決定され、通常は厚さ50Å〜10μmの範囲が使用できる。特に、透光性電極14にITOを使用する場合には、厚さを0.5μm以下にすることにより、透光性に優れており、且つシート抵抗も10〜30Ωcmの範囲内にある透光性電極14が得られるので、好ましい。
(n側パッド電極12、p側パッド電極16)
n側パッド電極12及びp側パッド電極16は、例えば、ニッケル(Ni)、白金(Pt)パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、コバルト(Co)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、タングステン(W)、ランタン(La)、銅(Cu)、銀(Ag)、イットリウム(Y)からなる群から選択された少なくとも一種を含む金属や合金により形成することができる。また、これらの酸化物又は窒化物であっても良い。また、ITO、ZnO、In23等の透明導電性酸化物も好ましい。さらに、これらの単層膜でも良いし、多層膜でも良い。膜厚は特に限定されることなく、得ようとする特性を考慮して適宜調整することができる。なお、パッド電極と線状の延長部は必ずしも同一材料によって一体的に形成されていなくても良く、異なる材料及び/又は膜厚を有していてもよい。なお、パッド電極の台座となる部分は、外部電極との接続のために有効に機能するのに必要な膜厚及び面積を有していることが好ましい。パッド電極の台座部分は、直径100μm以下の円形であるのが好ましい。また、長方形の素子の場合、透光性電極14の幅(=素子の短辺方向に沿った寸法)に対して、パッド電極の台座部分の直径が20%以上であるのが好ましい。一例として、透光性電極14の幅が290μmの素子に、直径70μmのパッド電極を形成することができる。
特にn側パッド電極12には、種々の構成を用いることができ、オーミック性、密着性、不純物拡散の防止、ワイヤとの密着性といった事項を考慮して、適宜構成を選択すればよい。例えば、n側半導体層側から順に、n型半導体層とのオーミック接触性と密着性に優れたW、Mo、Ti等から成る第1層と、ワイヤとの密着性に優れた金、Al、白金族等から成るパッド用の第2層とを積層しても良い。例えば、Ti/Au、Ti/Alなどである。また、オーミック用の第1層とパッド用の第2層との間に、バリア層として高融点金属層(W、Mo、白金族)を設けた3層構造としても良い。例えばW/Pt/Au、Ti/Rh(第2層a)/Pt(第2層b)/Au、等である。特に、反射性、バリア性に優れるRhをバリア層として用いると、光取り出し効率が向上して好ましい。
尚、本件発明ではp側パッド電極16の位置によって発光の均一性を高めるため、パッド電極に電流拡散用の延長部を長く設ける必要がない。したがってn側パッド電極12に、線状に延伸された導電性の延長部を設けても良いが、延長部を含めたn側パッド電極12の長さが透光性電極14の一辺を越えないことが好ましい。即ち、n側パッド電極12が、透光性電極14外周の一辺にだけ隣接して形成され、その他の辺に隣接する延長部を有していないことが好ましい。このとき透光性電極14の外周を構成する各辺は、n側パッド電極12が隣接する辺を除き、素子の外周に隣接することになる。これによって発光面積を広く確保し、素子の発光効率を高めることができる。
(p側パッド電極16)
また、p側パッド電極16としては、半導体層側から順に、Ni/Au、Co/Auの他、ITOなどの導電性酸化物、白金族元素の金属、Rh/Ir、Pt/Pdなどが好適に用いられる。尚、n側パッド電極12及び/又はp側パッド電極16に、線状に延伸された導電性の延長部を発光効率を低下させ過ぎない程度の長さで設けても構わない。これにより、活性層全体を効率よく発光させることができ、特に素子をフェイスアップ実装で設けるときに効果的である。また、p側パッド電極16は、透光性電極14の上に形成しても、透光性電極14に設けた開口部を通じてp側窒化物半導体層と接触するように形成しても良い。この場合、p側パッド電極16は、貫通孔の内面を通じて透光性電極14と接続される。
(基板2)
半導体層を形成するための基板は、例えば、C面、R面、及びA面のいずれかを主面とするサファイアやスピネル(MgA124)のような絶縁性基板を用いることができる。また、基板として、SiC(6H、4H、3Cを含む)、ZnS、ZnO、GaAs、Siなどを用いても良い。また、窒化物半導体と格子整合する酸化物基板を用いることもできる。中でも、サファイア基板が好ましい。絶縁性基板は、最終的に取り除いてもよいし、取り除かなくてもよい。基板上には、n側窒化物半導体層4、活性層6、及びp側窒化物半導体層8以外に、結晶核形成層、低温成長バッファ層、高温成長層、マスク層、中間層等などが下地層として形成されていてもよい。
(n側窒化物半導体層4、活性層6、p側窒化物半導体層8)
窒化物半導体としては、GaN、AlNもしくはInN、又はこれらの混晶であるIII−V族窒化物半導体(InXAlYGa1-X-YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1))が挙げられる。さらに、III族元素の一部又は全部にBを用いたり、V族元素のNの一部をP、As、Sbで置換した混晶であってもよい。これらの窒化物半導体層は、通常、n型、p型のいずれかの不純物がドーピングされている。半導体層は、単層構造でもよいが、MIS接合、PIN接合又はPN接合を有したホモ構造、ヘテロ構造又はダブルへテロ構造等の積層構造であってもよい。半導体層は、例えば、有機金属気相成長法(MOCVD)、ハイドライド気相成長法(HVPE)、分子線エピタキシャル成長法(MBE)等の公知の技術により形成することができる。半導体層の膜厚は特に限定されるものではなく、種々の膜厚のものを適用することができる。
n側窒化物半導体層4は、不純物を含有し、電極形成面内及び発光層へのキャリアの供給、拡散を実現するような層構造であることが適当である。特に電極から活性層6に向かってキャリアを面内拡散して供給するために、比較的高濃度ドープされたコンタクト層を有していることが好ましい。さらに、積層方向において活性層6へ電荷を移動・供給させる介在層や、p型のキャリアを発光層に閉じこめるクラッド層等を有していることが好ましい。活性層6とコンタクト層との間に設ける層は、比較的低濃度ドープ量又はアンドープの窒化物半導体層、及び/又は多層膜層を設けることが好ましい。これにより、その上に成長させるクラッド層及び/又は活性層6等の結晶性を良好にし、駆動時に電流の面内拡散を促進するとともに、耐圧性も向上できる。多層膜層は、少なくとも2種の層を交互に積層させたような周期構造、超格子構造で形成することが好ましい。
活性層6としては、特に、Inを含む窒化物半導体を用いれば、紫外域から可視光(赤色光)の領域において好適な発光効率が得られ好ましい。また、単一量子井戸構造、多重量子井戸構造等の量子井戸構造であることが好ましい。
p側窒化物半導体層8としては、n型キャリアを活性層6に閉じこめるクラッド層、電極が形成されるコンタクト層等を有していることが好ましい。窒化物半導体においては、クラッド層としてAlを含む窒化物半導体を用いることが好ましい。また、コンタクト層とクラッド層との間にそれらの層より低不純物濃度の層を介在させてもよい。これにより、静電耐圧の高い素子を構成することができ、コンタクト層を高濃度にドープしても結晶性を改善することができる。
具体的には、例えば、サファイア基板2上に、下地層としてGaNバッファ層とノンドープGaN層を積層し、n側窒化物半導体層4として、n型コンタクト層となるSiドープGaN層とn型クラッド層となるSiドープGaN層を積層し、活性層6として、InGaN層を積層し、p側窒化物半導体層8として、p型クラッド層となるMgドープAlGaN層とp型コンタクト層となるMgドープGaN層を積層する。
(透光性樹脂44)
発光装置50では、窒化物半導体発光素子1を外部環境から保護するために、パッケージ30の凹部32を透光性樹脂44で封止することができる。パッケージ30の凹部32内に、半導体発光素子1や導電ワイヤ40等を覆うのに必要な量以上の透光性樹脂44を充填し、その後に硬化させて封止を行う。
透光性樹脂44に適した材料としては、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、フッ素樹脂、および、それらの樹脂を少なくとも一種以上含むハイブリッド樹脂等の耐候性に優れた透光性樹脂が挙げられる。また、透光性樹脂に代えて、ガラス、シリカゲルなどの耐光性に優れた無機物を用いることもできる。
(LEDのオプション、白色)
また、本発明の窒化物半導体発光素子1は、発光素子から光の一部をそれとは異なる波長の光に変換する光変換部材を有していてもよい。これにより、発光素子の光を変換した発光装置を得ることができ、発光素子の発光と変換光との混色光などにより、白色系、電球色などの発光装置50を得ることができる。例えば、白色の発光装置50を得るために、青色発光ダイオード素子1と光変換部材とを組み合わせる方法がある。実際の発光装置50では、粒子状にした光変換部材を、透光性樹脂44に分散させる構成にするのが好ましい。
光変換部材としては、Alを含み、かつY、Lu、Sc、La、Gd、Tb、Eu及びSmから選択された少なくとも一つの元素と、Ga及びInから選択された一つの元素とを含むアルミニウム・ガーネット系蛍光体、さらに希土類元素から選択された少なくとも一つの元素を含有するアルミニウム・ガーネット系蛍光体等が挙げられる。これにより、発光素子を高出力で高発熱での使用においても、温度特性に優れ、耐久性にも優れた発光装置を得ることができる。
光変換部材は、(Re1-xRx)3(Al1-yGay512(0<x<1、0≦y≦1、但し、Reは、Y,Gd,La,Lu,Tb,Smからなる群より選択される少なくとも一種の元素であり、RはCe又はCeとPrである)で表される蛍光体であってもよい。これにより上記と同様に、高出力の発光素子において、温度特性、耐久性に優れた素子とでき、特に、活性層がInGaNである場合に、温度特性において黒体放射に沿った変化となり、白色系発光において有利となる。
さらに、光変換部材は、Nを含み、かつBe、Mg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択された少なくとも一つの元素と、C、Si、Ge、Sn、Ti、Zr及びHfから選択された少なくとも一つの元素とを含み、希土類元素から選択された少なくとも一つの元素で賦活された窒化物系蛍光体であってもよい。具体的には、一般式LSi(2/3X+4/3Y):Eu又はLSi(2/3X+4/3Y−2/3Z):Eu(Lは、Sr若しくはCa、又は、Sr及びCaのいずれか。)が挙げられる。これにより上記蛍光体と同様に、高出力の発光素子において、優れた温度特性、耐久性を得ることができる。なかでも、酸化窒化珪素化合物が好ましい。また、上述したアルミニウム・ガーネット系蛍光体と組み合わせることで、両者の温度特性が相互に作用して、混合色の温度変化が小さい発光装置とできる。
図1は、本発明のある実施の形態に係る窒化物半導体発光素子を模式的に示す平面図である。 図2は、図1に示す窒化物半導体発光素子のA−A’断面を模式的に示す断面図である。 図3は、窒化物半導体発光素子の各部の寸法を示す模式図である。 図4Aは、p側パッド電極の位置がX=0.88L、Y=0.12Lである場合の発光分布を示す写真である。 図4Bは、p側パッド電極の位置がX=0.59L、Y=0.41Lである場合の発光分布を示す写真である。 図4Cは、p側パッド電極の位置がX=0.29L、Y=0.71Lである場合の発光分布を示す写真である。 図4Dは、p側パッド電極の位置がX=0.12L、Y=0.88Lである場合の発光分布を示す写真である。 図5Aは、p側パッド電極とn側パッド電極の端間距離Xと光度の関係を示すグラフである。 図5Bは、p側パッド電極とn側パッド電極の端間距離Xと破壊電圧の関係を示すグラフである。 図5Cは、p側パッド電極とn側パッド電極の端間距離XとVfの関係を示すグラフである。 図5Dは、p側パッド電極とn側パッド電極の端間距離Xと光度I×破壊電圧/Vfの関係を示すグラフである。 図5Eは、p側パッド電極とn側パッド電極の端間距離Xと光度I×破壊電圧/Vfの関係を示すグラフである。 図6Aは、p側パッド電極の端から透光性電極の外周までの距離Yと光度の関係を示すグラフである。 図6Bは、p側パッド電極の端から透光性電極の外周までの距離Yと破壊電圧の関係を示すグラフである。 図6Cは、p側パッド電極の端から透光性電極の外周までの距離YとVfの関係を示すグラフである。 図5Dは、p側パッド電極の端から透光性電極の外周までの距離Yと光度I×破壊電圧/Vfの関係を示すグラフである。 図5Eは、p側パッド電極の端から透光性電極の外周までの距離Yと光度I×破壊電圧/Vfの関係を示すグラフである。 図7は、本発明のある実施の形態に係る発光装置を模式的に示す斜視図である。 図8は、本発明のある実施の形態に係る発光装置を模式的に示す正面図である。 図9は、従来の窒化物半導体発光素子の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 窒化物半導体発光素子、
2 基板、
4 n型窒化物半導体層、
6 活性層、
8 p型窒化物半導体層、
12 n側パッド電極、
14 透光性電極、
16 p側パッド電極、
18 凹凸構造
18a ディンプル
18b 突出部
20 突起
30 パッケージ
32 凹部
34 n側リード電極
36 p側リード電極
40 導電ワイヤ
42 発光面
50 発光装置

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成されたn型窒化物半導体層と、
    前記n型窒化物半導体層上に形成されたp型窒化物半導体層と、
    前記p型窒化物半導体層と前記n型窒化物半導体層の一部とを除去して前記n型窒化物半導体層を露出させた露出面に形成されたn側パッド電極と、
    前記p型窒化物半導体層に形成された透光性電極と、
    前記透光性電極の面内に形成されたp側パッド電極と、を備えた窒化物半導体発光素子であって、
    前記透光性電極は、導電性酸化物から成り、
    前記n側パッド電極は、前記透光性電極の外周に隣接し、
    前記p側パッド電極は、次の関係を充足するよう配置されたことを特徴とする窒化物半導体発光素子。
    0.4L≦X≦0.7L、かつ、0.25L≦Y≦0.55L
    (X:p側パッド電極からn側パッド電極までの端間距離、Y:n側パッド電極とp側パッド電極の重心同士を結ぶ線分上における、p側パッド電極のn側パッド電極と逆側の端から透光性電極の外周までの距離、L:p側パッド電極とn側パッド電極の重心同士を結ぶ線分上における透光性電極の長さからp側パッド電極の外径dを引いた長さ)
  2. 前記X及びYが、次の関係を充足することを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。
    0.5L≦X≦0.6L、かつ、0.3L≦Y≦0.5L
  3. 前記窒化物半導体素子の外形が、アスペクト比1.5〜5の長方形であることを特徴とする請求項1又は2に記載の窒化物半導体発光素子。
  4. 前記窒化物半導体素子の前記長方形の短辺と平行な方向において、n側パッド電極及びp側パッド電極の寸法が、前記透光性電極の寸法に対して20%以上であることを特徴とする請求項3に記載の窒化物半導体素子。
  5. 前記n側パッド電極と前記p側パッド電極が、前記長方形の長辺に平行に並べて配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の窒化物半導体発光素子。
  6. 前記透光性電極のシート抵抗が10〜30Ωcmであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の窒化物半導体発光素子。
  7. 前記透光性電極のシート抵抗が15〜25Ωcmであることを特徴とする請求項6に記載の窒化物半導体発光素子。
  8. 前記透光性電極が、ITO、ZnO、In及びSnOから成る群から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の窒化物半導体発光素子。
  9. 素子外周部に窒化物半導体層から成る複数の突起が形成されたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の窒化物半導体発光素子。
  10. 前記基板の上面に凹凸構造が形成されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の窒化物半導体発光素子。
  11. 請求項3に記載の窒化物半導体発光素子と、
    前記窒化物半導体素子を内包する凹部を発光面側に備えた扁平形状のパッケージと、
    前記凹部の内面に露出したp側リード電極及びn側リード電極と、
    前記窒化物半導体発光素子の前記p側パッド電極及び前記n側パッド電極と、前記p側リード電極及び前記n側リード電極とをそれぞれ電気的に接続する導電ワイヤと、を備えた薄型発光装置であって、
    前記パッケージの凹部は、前記発光面側から観察したときに略矩形又は長楕円であり、
    前記窒化物半導体発光素子は、その長辺方向が前記凹部の長軸方向とほぼ一致する向きで、前記n側リード電極の表面に接着固定されており、
    前記導電ワイヤは、前記凹部の長軸方向とほぼ一致する方向に張り渡されていることを特徴とする薄型発光装置。
  12. 請求項3に記載の窒化物半導体発光素子と、
    前記窒化物半導体素子を内包する凹部を発光面側に備えた扁平形状のパッケージと、
    前記凹部の内面に露出したp側リード電極及びn側リード電極と、
    前記窒化物半導体発光素子の前記p側パッド電極及び前記n側パッド電極と、前記p側リード電極及び前記n側リード電極とをそれぞれ電気的に接続する導電ワイヤと、を備え、
    前記パッケージの凹部が、前記発光面側から観察したときに略矩形又は長楕円である薄型発光装置を製造する方法であって、
    前記パッケージのn側リード電極の表面に、前記窒化物半導体発光素子の長辺方向を前記凹部の長軸方向とほぼ一致する向きで、前記窒化物半導体発光素子を接着固定する工程と、
    前記導電ワイヤを、前記凹部の長軸方向とほぼ一致する方向に張り渡す工程とを含むことを特徴とする薄型発光装置の製造方法。
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