JP2007531701A - 制御された相分離により調製される小球状粒子の作製方法、使用および組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、2003年7月18日に出願された米国仮特許出願番号第60/488,712号に対する優先権を主張し、その全体が、本明細書中に参考として援用され、本明細書の一部をなす。
該当なし。
(技術分野)
本発明は、活性薬剤の小球状粒子の製造方法、使用方法、および組成に関する。この製造方法に従って、溶解した相分離促進剤(PSEA)を含む水性または水混和性溶剤中に活性薬剤を溶解して、単一液相状態の溶液を生成する。次いで、この溶液は、活性薬剤が固相を構成し、かつPSEAおよび溶剤が液相を構成する、液−固相分離に供される。この液−固相分離は、溶液の温度をこの系の相転移温度より下に変化させるなどの、多数の方法で誘導され得る。この方法は、治療剤を必要とする被験体に送達され得る、治療剤の小球状粒子を生成するのに最適である。この方法はまた、高分子の固体小球状粒子、特に熱不安定性の高分子(例えばタンパク質)を生成するのにも最適である。
いくつかの技術が、バイオポリマーナノ粒子およびミクロ粒子の製造のためにこれまで用いられてきた。従来技術としては、粒子形成のための噴霧乾燥およびミリングが挙げられ、5μm以下のサイズの粒子を生成するのに用いられ得る。
本発明は、活性薬剤の小球状粒子の製造方法および使用方法に関する。この方法に従って、活性薬剤は、溶解した相分離促進剤を含む溶剤中に溶解されて、単一液相状態の溶液を形成する。この溶剤は、好ましくは水性または水混和性溶剤である。次いで、この溶液は、活性薬剤が固相を構成し、かつPSEAおよび溶剤が液相を構成する、液−固相分離に供される。この液−固相分離は、例えば、溶液の温度をこの溶液の相転移温度より下に変化させるなどの、多数の方法で誘導され得る。
本発明は、多数の異なる形態で実施形態の影響を受けやすい。本発明の好ましい実施形態は、本開示が本発明の原理の例証とみなされるべきであるという了解の下で開示され、かつ、本発明の広範な態様を、例示した実施形態に限定することを意図するものではない。
(連続相)
活性薬剤の小球状粒子を調製する本発明の方法は、活性薬剤および第1溶剤中に溶解された相分離促進剤を単一液相状態で含む溶液を生成する工程から始まる。この溶液は、有機溶剤または混和性の有機溶剤の混合物を含む有機系であってもよい。この溶液はまた、水性媒体または水混和性有機溶剤または水混和性有機溶剤の混合物またはこれらの組合せを含む水性溶液であってもよい。この水性媒体は、水、正常生理食塩水、緩衝液、緩衝生理食塩水などであり得る。適切な水混和性有機溶剤としては、N−メチル−2−ピロリジノン(N−メチル−2−ピロリドン)、2−ピロリジノン(2−ピロリドン)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、酢酸、乳酸、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、3−ペンタノール、n−プロパノール、ベンジルアルコール、グリセロール、テトラヒドロフラン(THF)、ポリエチレングリコール(PEG)、PEG−4、PEG−8、PEG−9、PEG−12、PEG−14、PEG−16、PEG−120、PEG−75、PEG−150、ポリエチレングリコールエステル、PEG−4ジラウレート、PEG−20ジラウレート、PEG−6イソステアレート、PEG−8 パルミトステアレート、PEG−150 パルミトステアレート、ポリエチレングリコールソルビタン、PEG−20ソルビタンイソステアレート、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、PEG−3ジメチルエーテル、PEG−4ジメチルエーテル、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリプロピレンアルギレート、PPG−10ブタンジオール、PPG−10メチルグルコースエーテル、PPG−20メチルグルコースエーテル、PPG−15ステアリルエーテル、プロピレングリコールジカプリレート/ジカプレート、プロピレングリコールラウレート、およびグリコフロール(テトラヒドロフルフリルアルコールポリエチレングリコールエーテル)、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカンを含むアルカン、またはこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
溶液が、相分離の工程(この工程において、活性薬剤は固体または半固体となって不連続相として小球状粒子の懸濁液を生成し、一方、相分離促進剤は連続相に溶解したままである)に供されると、本発明の相分離促進剤(PSEA)は、この溶液からの活性薬剤の液−固相分離を促進するかまたは誘導する。この溶液が相分離条件に付されると、相分離促進剤は活性薬剤の溶解度を低下させる。適切な相分離促進剤としては、ポリマーまたはこの溶液に可溶性もしくは混和性のポリマーの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。適切なポリマーとしては、例えば直鎖ポリマーまたは分枝鎖ポリマーが挙げられる。これらのポリマーは、水溶性、半水溶性、水混和性、または不溶性であり得る。
この溶液中の活性薬剤の液−固相分離は、当該分野で公知の任意の方法(例えば、温度の変化、圧力の変化、pHの変化、溶液のイオン強度の変化、活性薬剤の濃度の変化、相分離促進剤の濃度の変化、溶液の重量モル浸透圧濃度の変化、これらの組合せなど)によって誘導され得る。
本発明の粒子は、1以上の賦形剤を含む。この賦形剤は、粒子または活性薬剤またはキャリア剤の安定性の増大、粒子からの活性薬剤の徐放、あるいは生物組織への活性薬剤の改質された浸透のようなさらなる特性を、活性薬剤または粒子にもたらし得る。
本発明の好ましい実施形態において、小球状粒子は、溶液中の相分離促進剤からこれらを分離することによって回収される。さらに別の好ましい実施形態において、分離方法は、活性薬剤は液体媒体において可溶性ではなく、一方相分離促進剤は液体媒体において可溶性である液体媒体で、小球状粒子を含む溶液を洗浄することによるものである。いくつかの洗浄方法は、ダイアフィルトレーションまたは遠心分離によるものであり得る。液体媒体は、水性媒体または有機溶剤であり得る。低い水性溶解度を有する活性薬剤について、液体媒体は、水性媒体または活性薬剤の水性溶解度を低下させる薬剤(例えば2価カチオン)を含む水性媒体であり得る。高い水性溶解度を有する活性薬剤(例えば多くのタンパク質)について、有機溶剤または硫酸アンモニウムのようなタンパク質沈殿剤を含む水性溶剤が用いられ得る。
別の好ましい実施形態において、本系の成形加工プロセスは、水性溶剤または水混和性溶剤を含む水性系の成形加工プロセスである。適切な水混和性溶剤の例としては、連続相について上記に特定したものが挙げられるが、これらに限定されない。水性プロセスを用いる利点の1つは、この溶液が緩衝化され得かつ賦形剤を含み得ることであり、これらの賦形剤は生化学的安定化をもたらして活性薬剤(例えばタンパク質)を保護する。
本発明の活性薬剤は、好ましくは薬学的に活性な物質であり、この物質は、治療剤、診断用薬、化粧品、栄養剤、または農薬であり得る。
本発明の粒子および小球状粒子は、動的光散乱法(例えば、光相関分光法、レーザー回折、低角レーザー光散乱(LALLS)、中角レーザー光散乱(MALLS))によって、光暗化法(light obscuration method)(例えば、コールター(Coulter)分析法)によって、あるいはレオロジーまたは(光学もしくは電子)顕微鏡法のような他の方法によって測定されるように、好ましくは約0.01μm〜約200μm、より好ましくは0.1μm〜10μm、さらにより好ましくは約0.5μm〜約5μm、そして最も好ましくは約0.5μm〜約3μmの平均幾何学粒子径を有する。肺送達のための粒子は、飛行時間計測(例えば、エアロゾル化器)またはアンダーセンカスケードインパクター(Andersen Cascade Impactor)計測によって決定される空気力学的粒子サイズを有する。
本発明における活性薬剤を含む粒子は、適切な経路(例えば、注射可能な、局所、経口、直腸、経鼻、肺、膣、頬側、舌下、経皮、経粘膜、眼球、眼球内または耳)による、薬剤を必要とする被験体へのインビボ送達に適している。これらの粒子は、安定な液体懸濁液として送達され得るか、または錠剤、キャプレッツ、カプセルなどのような固形の剤形として処方され得る。好ましい送達経路は、静脈内、筋肉内、皮下、腹腔内、髄腔内、硬膜外、動脈内、関節内などを包む、注射可能な経路である。別の好ましい送達経路は、肺吸入である。この送達経路において、これらの粒子は、肺深部に、上気道中に、またはこの気道中のどこにでも沈積し得る。これらの粒子は、乾燥粉末吸入器によって乾燥粉末として送達され得るか、または定量噴霧式吸入器もしくは噴霧器によって送達され得る。
本発明の小球状粒子または他の方法で調製された小粒子(ミクロ粒子、ミクロスフェア、ナノスフェア、ナノ粒子などを含む)は、さらに壁形成材料のマトリックス内にカプセル化されて、マイクロカプセル化粒子を形成し得る。マイクロカプセル化は、当該分野で公知の任意のプロセスによって達成され得る。好ましい実施形態において、本発明の小球状粒子または任意の他の小粒子のマイクロカプセル化は、下記のように乳化/溶剤抽出プロセスによって達成される。このマトリックスは、活性薬剤に徐放性を与え得、結果として所望の治療用途によって数分から数時間、数日または数週間持続する放出速度をもたらす。これらのマイクロカプセル化粒子はまた、前調製小球状粒子の遅延放出処方物も生成し得る。好ましい実施形態において、これらの前調製小球状粒子は高分子の粒子である。別の好ましい実施形態において、この高分子はタンパク質またはポリペプチドである。
(実施例1:インスリン小球状粒子の調製の一般法)
16.67%のPEG3350を含む、pH5.65に緩衝化した溶液(0.033Mの酢酸ナトリウム緩衝液)を調製した。亜鉛結晶性インスリンの濃縮スラリーを、この溶液に攪拌しながら添加した。最終溶液中のインスリン濃度は0.83mg/mLであった。この溶液を約85〜90℃に加熱した。インスリン結晶をこの温度範囲で5分間以内に完全に溶解した。この溶液の温度が制御速度で低下する場合、インスリン小球状粒子は約60℃で形成を開始した。収率は、PEGの濃度が増大するにつれて増大した。このプロセスにより、平均値1.4μmを有する種々のサイズ分布の小球状粒子が生成される。
20.2mgの亜鉛結晶性インスリンを1mLの脱イオン水中に室温で懸濁した。50マイクロリットルの0.5N HClをこのインスリンに添加した。1mLの脱イオン水を添加して、l0mg/mLの亜鉛結晶性インスリン溶液を生成した。12.5gのポリエチレングリコール3350(Sigma)と12.5gのポリビニルピロリドン(Sigma)を、50mLの100mM酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.7)に溶解した。このポリマー溶液の容量を、酢酸ナトリウム緩衝液で100mLに調整した。エッペンドルフチューブ中の800マイクロリットルのポリマー溶液に、400マイクロリットルの10mg/mLインスリン溶液を添加した。このインスリン/ポリマー溶液は、混合すると濁りを生じた。ポリマー溶液の代わりに水を用いてコントロールを調製した。これらのエッペンドルフチューブを、水浴中で90℃にて30分間、混合または攪拌せずに加熱し、次いで取り出して氷上に10分間置いた。このインスリン/ポリマー溶液は、90℃水浴から取り出した際には透明であったが、冷めるにつれて濁り始めた。ポリマーを含まないコントロールは、実験を通して透明なままであった。粒子を、遠心分離によってこのインスリン/ポリマーチューブから回収し、続いて2回洗浄してポリマーを除去した。最後の水中の懸濁液を凍結乾燥して、乾燥粉末を得た。インスリン/ポリマーチューブからの凍結乾燥粒子のSEM分析により、直径約1マイクロメーターの小球状粒子の一様分布を示した。これらの粒子のコールター光散乱粒子サイズ分析により、1.413マイクロメーターの平均粒子サイズ、0.941〜1.88マイクロメーターの95%信頼限界、および0.241マイクロメーターの標準偏差を有する狭いサイズ分布を示した。ポリマーまたは洗浄工程を含まないが、別な方法で同様に処理および凍結乾燥されたインスリンコントロールは、SEM下で薄片のみ(粒子なし)を示し、外観上はタンパク質の凍結乾燥後に典型的に得られる薄片と類似していた。
36.5mgのインスリンを量り取り、3mLの脱イオン水中に懸濁した。30μLの1N HClを添加してインスリンを溶解させた。この溶液の最終容量を、脱イオン水で3.65mLに調整した。次いで、7.3mLのPEG/PVP溶液(100mM NaOAc緩衝液中の25%PEG/PVP(pH5.6))をこのインスリン溶液に添加して、最終全容量が10.95mLのインスリン溶液にした。次いで、この溶液をボルテックスして、インスリンとPEG/PVPの均質な懸濁液を得た。
ヒト亜鉛結晶性インスリンを超音波処理で必要最低限量の脱イオン水中に懸濁して、完全分散を確実にした。このインスリン懸濁液を、0.1M酢酸ナトリウム緩衝液中における最終溶質濃度が0.83%亜鉛結晶性インスリン、18.5%ポリエチレングリコール3350、0.7%塩化ナトリウムとなるように、77℃に予熱した撹拌緩衝化ポリマー溶液(25℃でpH5.65)に添加した。初期に混濁した混合物は、結晶インスリンが溶解するにつれて3分以内に透明になった。清澄後直ちに、この溶液を、熱交換器(カラム内径:25mm、長さ:600mm;Ace Glass Incorporated,Vineland,NJ)として用いられるガラス製の水ジャケット付きクロマトグラフィーカラムに移した。このガラス製カラムを垂直に配置し、そしてこの熱交換機流体はカラムの下端で水ジャケットに入り、上端から出た。この系の熱交換特性を実証するために、熱電対(タイプJ、Cole Parmer)をカラムの上端および下端でインスリン処方物液体の中心に配置し、冷却温度プロフィールを予備試運転の間に得た。これらの熱電対を、外部表面変化が生じないように、この実験のために実施された6回のバッチの間に取り除いた。
上記のプロセスにより、均一なサイズの球状粒子が、賦形剤を添加することなく亜鉛結晶性インスリンから生成する。このプロセスによって調製された小球状粒子は、飛行時間計測(エアロサイザー(商標))およびアンダーセンカスケードインパクター計測によって決定されるように、単純な広く用いられている乾燥粉末吸入器(Cyclohaler(商標))から送達される場合に肺深部送達を示す高度呼吸可能画分を有し、優れた空気力学的性質を有する。インスリンをモデルタンパク質として用いることにより、本発明者らはまた、確立されたU.S.P.方法を用いてこのタンパク質の化学的完全性に対するこのプロセスの影響も検査し得る。
エアロサイザーおよびアンダーセンカスケードインパクターデータによって実証されるように、生成された6回の別個のインスリン小球状粒子のバッチの間に、空気力学的性質について優れた再現性があった。6回のバッチ全てについて、エアロサイザーデータにより、99.5%を超えるこれらの粒子が0.63〜3.4μmのサイズ範囲内にあるとともに、最低限60%の小球状粒子が1.6〜2.5μmの狭いサイズ範囲内にあることを示した(図5)。統計学的に、このデータにより、生成したインスリン小球状粒子バッチの少なくとも99%がこれらの粒子の少なくとも96.52%を0.63〜3.4μmのサイズ範囲(目標直径2μmの−68.5%〜70%)内に有することは、95%信頼し得ることを示す。
2880mLの緩衝化ポリマー溶液(0.1M酢酸ナトリウム緩衝液(2℃でpH5.65)中の18.5%ポリエチレングリコール3350、0.7%塩化ナトリウム)を、ガラス製の3リットルの水ジャケット付き攪拌容器に添加し、75℃まで予熱した。2.4グラムのヒト亜鉛結晶性インスリンをこの80mLの緩衝化ポリマー溶液中に超音波処理で懸濁して、完全分散を確実にした。このインスリン懸濁液を、攪拌して予熱した緩衝化ポリマー溶液に添加し、さらに5分間攪拌した。この混合物はこの間に透明になり、これは亜鉛結晶性インスリンが溶解したことを示していた。10℃に設定した冷却装置からの水を、このインスリンポリマー溶液が15〜20℃に低下するまで容器のジャケットを通してポンピングした。結果として生じた懸濁液を、5倍容量の0.16%酢酸ナトリウム−0.026%塩化亜鉛緩衝液(pH7.0)、続いて5倍容量の脱イオン水に対してダイアフィルトレーションし、続いて凍結乾燥して水を除去した。凍結乾燥粉末のSEM分析は、TSIエアロサイザー飛行時間計測分析により1.433マイクロメーターの平均空気力学的直径を有する均一な小球状粒子を示した。アンダーセンカスケードインパクター分析により、ステージ3からフィルターまでの上に沈積した放射線量が73%、MMADが2.2、およびGSDが1.6(全ての指標は、この粉末の優れた空気力学的性質を示す)を結果として得た。
インスリンはまた、長期間または酸性環境でなければ、より低い初期温度(例えば、75℃)でこの溶液中に溶解され得るが、この溶液にNaClを添加することによって著しい凝集を生じる。
ポリエチレングリコール(3350)滴定データにより、PEG−3350の増大によっても小球状粒子の収率が増大することを示す。しかしながら、PEG濃度が高すぎると粒子の球形状が崩れ、収率のわずかな改善を無効にする。
この実験研究の目的は、ビーグル犬の肺におけるエアロゾル化インスリン粉末の沈積についての定量化および視覚化実験を実施することであった。本明細書中に開示される方法に従って99mTc標識インスリン粒子を作製した。エアロゾル化インスリンの肺沈積を、ガンマシンチグラフィーを用いて評価した。
PSEA溶液中のインスリン小球状粒子の成形加工に続いて、この懸濁液から全てのPSEAを除去した後に凍結乾燥することが望ましかった。残留PSEAがほんの数パーセントであっても、結合剤として作用し、小球状粒子の非破砕性凝集塊を形成し得る。この凝集は、DPIデバイスから送達される粉末の放射線量および空気力学的性質に悪影響を及ぼした。さらに、PSEAの反復投与への肺組織の曝露は、毒物学的問題を生じ得た。
ヒトインスリンUSP(Intergen)をNaClおよびPEG(分子量3350、スペクトルロット番号RP0741)溶液中に分散させ、結果として最終インスリン濃度0.86mg/mL、ならびに0.7重量%のNaCl濃度および8.3重量%のPEG濃度となった。微量の氷酢酸および1MのNaOH溶液の添加によってpHを5.65に調整した。T1=77℃まで加熱した後、結果としてインスリン濃度Ceqの透明なタンパク質溶液を得た。次いで、これらの溶液を所定の速度で温度T2=37℃まで冷却した。T2で、タンパク質沈殿を認めた。これらの沈殿を遠心分離(13,000×g、3分間)によって再び温度37℃で除去し、この生じた上清中のインスリン濃度(C*)をビシンコニンタンパク質アッセイによって0.45mg/mLと決定した。このようにして調製した、37℃に保持されているインスリン溶液を、溶液Aと称する。
本発明はまた、肺送達に特に適したAATの小球状粒子を調製するのにも用いられ得る。
16%PEG3350および0.02%プルロニックF−68を含むl0mM酢酸アンモニウムでpH6.0に緩衝化した溶液をジャケット付きビーカー中でマグネティック攪拌棒を用いて混合し、かつ30℃に加熱した。このビーカー温度を、循環水浴を用いて制御した。組換えAAT(rAAT)の濃縮溶液をこの溶液に攪拌しながら添加し、そしてpHを6.0に調整した。最終溶液中のrAAT濃度は2mg/mlであった。rAATは、この溶液組成物中にこの温度で完全に可溶性であった。この容器の全内容物をジャケット付きカラムに移し、そして25〜30℃に加熱した。このカラムのための循環水浴をセットして−5℃まで下降させた。このカラムおよび内容物を約1℃/分で約4℃の温度まで冷却した。rAAT小球状粒子はこの冷却工程の間に形成された。ミクロスフェア懸濁液をガラス結晶皿中で凍結させ、そして凍結乾燥して水および緩衝液を除去した。
このタイプの調製を、ジャケット付きカラムと同じ処方組成物を用いて行ったが、より大きな容量に適応可能であり、スケールアップにより適していた。このスケールで、処方物をジャケット付き容器(通常500〜1000ml)中でA形のパドル式インペラーを用いて75rpmで混合し、そして30℃に加熱した。この容器温度を循環水浴を用いて制御した。同じ容器中に溶液を保持して、水浴源を30℃浴から2℃浴に切り換えた。この容器および内容物を約1℃/分で4℃の温度まで冷却した。rAAT小球状粒子はこの冷却工程の間に形成された。この温度を、熱電対を用いてモニタリングし、この懸濁液が4℃に達すると、ほぼこの温度をさらに30分間保持した。この保持工程の後、この小球状粒子懸濁液をダイアフィルトレーションによって約4℃で濃縮し、ポリマーおよび容量の約75%を除去した。残りの小球状粒子懸濁液を予冷した凍結乾燥トレー中で薄層として凍結し、そして凍結乾燥して水および残りの緩衝液を除去した。
小球状粒子を実施例10および11に記載のように作製した。冷却プロセスが完了した後、この懸濁液の小アリコートを取り出し、そして0.2μmのシリンジフィルターを通して濾過して固体小球状粒子を除去した。溶液中に残ったrAATである、濾液の吸光度を、UV分光光度計を用いて280nmで決定した。次いで、rAAT濃度を検量線から算出した。変換%を以下のように算出した:
(出発rAAT濃度−濾液rAAT濃度)/出発rAAT濃度*100%=変換%
(エアロサイザーデータ)
最終的なAAT乾燥粉末小球状粒子のサンプルを、飛行時間計測によって粒子サイズを測定する、TSIエアロサイザー3225で分析した。これらの測定値から種々の比の体積粒径を算出して、AAT小球状粒子の粒子サイズ分布を実証し、かつ本発明の方法以外の方法で作製した粒子と比較するのに用いた。
5〜l0mgのサンプルをゲルカプセル中に秤量し、そしてCyclohaler乾燥粉末吸入器を用いて流速60リットル/分(LPM)でアンダーセンカスケードインパクター中に投与した。小球状粒子を全てのインパクターステージから収集し、0.2Mのトリス塩酸緩衝液中にpH8.0で溶解し、そして逆相HPLCを用いて定量した。このデータを分析し、そして幾何学的標準偏差(GSD)を米国薬局方(USP)に記載のように算出した。このデータは狭いサイズ分布を実証した。
比活性を決定するために、rAAT小球状粒子を0.2Mのトリス塩酸(室温でpH8.0)中に溶解した。生じた溶液を、C末端にp−ニトロアニリド基を含む合成ペプチドを加水分解する、ブタ膵エラスターゼ(PPE)の能力を阻害する、rAATの能力を測定するアッセイによって分析した。次いで、rAAT小球状粒子の同じ溶液を、タンパク質濃度についてビシンコニン酸(BCA)アッセイを用いてアッセイした。コントロールrAAT出発物質溶液もまた両方のアッセイで分析した。活性アッセイを進行させて1mg/mlのタンパク質/サンプルの濃度に基づいて活性を決定したので、BCAによって決定されるような実際のタンパク質濃度に基づいて活性値を補正し、以下の比活性値を得た:
制御相分離(CPS)技術の重要な識別ポイントの1つは、粒子形成の間に水性系を利用し、かつ他のストレス誘導性の条件(例えば、温度の上昇、剪断など)を回避する、温和な条件下での粒子の形成である。粒子工学の分野において、主要な関心事は、成形加工中のタンパク質の安定性および貯蔵安定性である。タンパク質の主要な分解経路、例えば酸化、脱アミドおよび特に凝集は、免疫原性を含むタンパク質処方の副作用を引き起こすと考えられる。従って、調節の関係上、最終粒子処方物中の分解生成物は極めて低レベルであることが必要である。HPLC、例えばCDおよびDSCのような物理的化学的特性決定を利用して、形成の間にタンパク質修飾が起こったか否かを決定した。
小球状粒子を0.2Mのトリス塩酸中にpH8.0で溶解し、逆相HPLCによって分析した。出発rAATタンパク質のコントロール溶液と比較した場合、クロマトグラムの外観上に明らかな相違はない。
HPLCカラム−Pheomenex Jupiter、5ミクロン、C4、300A、250×4.6mm
Waters Alliance 2965ポンプ/オートサンプルラー
波長−280nm
注入容量−75μl
濃度勾配:
移動相1:0.1%TFA/水
移動相2:0.085%TFA/90%(c/v)アセトニトリル/水
実行時間−60分
流速−1.0ml/分
DSC
DSCダイアグラムを作成した。図15〜25bを参照のこと。
小球状粒子を、室温および4℃で1週間、1ヶ月間、2ヶ月間、3ヶ月間、6ヶ月間、および12ヶ月間貯蔵後の生物活性の保持について(実施例15に記載のアッセイを用いて)分析した。(図14bおよび14c)。このバルク材料は、rAAT出発溶液を透析し、次いで凍結乾燥したものである。各々の時点および貯蔵条件について、各々二連でアッセイした二連のサンプルが存在した。
本発明はまたhGHの小球状粒子を調製するのにも用いられ得る。
18%PEG3350を含むpH5.6で緩衝化した溶液(50mM酢酸アンモニウム/50mM重炭酸アンモニウム)(この溶液中におけるhGHの最終濃度は1mg/mlである)を50mlコニカルチューブ中で混合し、固定水浴中で58℃に加熱した。hGHをこれらの条件下でこの溶液中に溶解した。次いで、このチューブを水浴から取り出し、この溶液が10℃に達するまで氷浴中で冷却した。冷却速度を4〜6℃/分に維持した。hGHタンパク質小球状粒子はこの冷却工程の間に形成した。小球状粒子は、溶液の温度が約40℃に達すると形成し始めた。粒子形成後、hGHタンパク質小球状粒子を以下に記載の2つの方法のうち1つによってPEGから分離した。
このタイプの調製を、実施例18と類似の処方組成物を用いて行ったが、より大きな容量に適応可能であり、スケールアップにより適している。
小球状粒子中のhGHのタンパク質完全性を、このプロセスの以下の段階で評価した:粒子形成後、PEG抽出後、および溶剤除去後または乾燥後。小球状粒子への成形加工後のhGHの化学的完全性の測定を、凝集および分解生成物を定量化するためにHPLCアッセイ(サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、逆相(RP))を用いて決定した。結果から、小球状粒子形成プロセスの間に凝集塊または他の関連物質の有意な蓄積はなかったことが証明された。
サイズ排除によるhGH凝集:出発物質を超える凝集の増大
小球状粒子の粒子サイズ分布の特性決定を、TSIエアロサイザーを用いる空気力学的飛行時間計測(図26)によって、および走査型電子顕微鏡(図27)によって決定した。
2つの異なる抽出手順を受けたhGH小球状粒子の溶解速度論を比較した。
(実施例23.リゾチームの小球状粒子の調製)
以下の溶液:1.6mg/mlのリゾチーム、13.2%のPEG3350、55mMの酢酸アンモニウム(pH9.5)53mMの硫酸アンモニウム、263mMの塩化ナトリウム、26mMの塩化カルシウム。
(実施例24.DNaseの小球状粒子の調製)
処方例:以下の溶液:0.18mg/mlのDNase(1mg/mlストックから)、18.2%のPEG3350(25%ストックから)、9mMの酢酸アンモニウム(pH5.15)(1Mストックから)。
出発物質についての理論活性を775Ku/mgタンパク質としてリストに記載する。このストック溶液を0.145mg/mlのタンパク質と決定した。この濃度を最終濃度が0.0199mg/mlとなるように5mlに希釈した。この活性は775Ku/mg*0.0199mg/ml=15.46Ku/mlであるはずである。
理論との比較:
小球状粒子/理論*100%=活性%
14.55Ku/ml/15.46Ku/ml*100%=94.1%
(F.スーパーオキシドジスムターゼ小球状粒子)
(実施例25.スーパーオキシドジスムターゼの小球状粒子の調製)
0.68mg/mlのSOD(5mg/mlストックから)、24.15%のPEG3350(31.25%ストックから)、9.1mMの酢酸アンモニウム(1Mストックから)、最終pH=4.99(水酸化アンモニウムおよび酢酸で調整)の溶液。この溶液を40℃から0℃まで50分間にわたって(約0.8℃/分)冷却し、そして約25℃で沈殿が開始した。この懸濁液を液体窒素中で瞬間凍結し、そして多岐管凍結乾燥器で凍結乾燥し、続いてMeCl2/アセトンで遠心分離によって洗浄した(図39、40)。
(実施例26:非ポリマー相分離促進剤を用いるサブチリシン小球状粒子)
初期系の連続相は非ポリマー相分離促進剤を含み、冷却中にタンパク質の相分離を誘導し得る。サブチリシン小球状粒子は、ポリマーを全く用いることなくプロピレングリコールとエタノールの混合物を用いて本発明に従って形成され得る。この系において、プロピレングリコールは凝固点降下剤としての機能を果たし、そしてエタノールは相分離促進剤としての機能を果たす。プロピレングリコールはまた、小球状粒子の球形状の形成にも役立つ。
溶液中のサブチリシンのサブチリシン小球状粒子への変換後の酵素活性の保持を、比色アッセイによって確認した。小球状粒子についての理論上の全活性単位を、冷却の前にエタノール−サブチリシン−プロピレングリコール溶液中でアッセイされたサブチリシンの全単位から、(サブチリシン粒子の分離後に)上清中に見出された全単位を減算することによって算出した。サブチリシン小球状粒子について求めた実際の全単位を理論単位で割ってパーセンテージで表したものは、粒子形成後のサブチリシン活性の保持を表す。この計算によって、107%の理論サブチリシン活性がサブチリシン小球状粒子の形成後に保持された。
(実施例27:炭水化物小球状粒子の形成)
本発明は、炭水化物小球状粒子の調製に適用され得る。相分離は、この系の冷却中にPEG相とデキストラン相の間に誘導され得る。種々の分子量(例えば、5K、40K、144K、および500K)のデキストランが用いられ得る。30%PEG300中の5mg/mlデキストラン40Kの混合物を35℃で平衡化し、次いでこの混合物を0℃に冷却し、そして凍結乾燥した。この混合物を塩化メチレン:アセトン(1:1)で洗浄および遠心分離することによって凍結乾燥粒子を収集した。図49を見ても分かるように、小球状粒子が形成された。他の炭水化物、例えばデンプン、ヒドロキシエチルデンプン、トレハロース、ラクトース、マンニトール、ソルビトール、ハイロース(hylose)、硫酸デキストランなどを、このプロセスを用いて小球状粒子中に処方され得る。
(実施例28.PLGA−カプセル化前調製インスリン小球状粒子の調製)
a)20%(w/v)ポリマー溶液(8ml)を塩化メチレン中の1600mgのポリラクチド・グリコリド共重合体(PLGA、MW35k)を溶解することによって調製した。この溶液に、100mgのインスリン小球状粒子(INSms)を添加し、そしてこの媒体をローター/ステーターホモジナイザーを用いて11krpmで激しく混合することによって均質の懸濁液を得た。0.02%メチルセルロース水溶液からなる連続相(24ml)を塩化メチレンで飽和した。この連続相を同じホモジナイザーを用いて11krpmで混合し、そして前記懸濁液を徐々にこの媒体に注入して有機相の初期マイクロカプセル化粒子を生成した。このエマルジョンは1:3のO/W比を有する。乳化を5分間継続した。次に、このエマルジョンを、150mlの脱イオン(DI)水からなる硬化媒体中に、この媒体を400rpmで攪拌しながら直ちに移した。この有機溶剤を−0.7バールの減圧下で1時間にわたって抽出した。硬化したマイクロカプセル化粒子を濾過によって収集し、水で洗浄した。これらの洗浄したマイクロカプセル化粒子を凍結乾燥して過剰な水を除去した。結果として生じるマイクロカプセル化粒子は、約30μmの平均粒子サイズを有するとともに、これらの粒子集団の大部分が90μm未満であり、そして5.7%(w/w)インスリンを含んだ。
マイクロカプセル化粒子からのインスリンのインビトロ放出(IVR)は、37℃でインキュベートした3mg当量のカプセル化インスリンを含むガラスバイアル中に10mlの放出緩衝液(10mMトリス、0.05%Brij35、0.9%NaCl、pH7.4)を添加することによって達成される。指定の時間間隔でこのIVR媒体の400μLを微量遠心管中に移し、そして2分間13krpmで遠心する。上清の最上層300μLを取り出し、分析されるまで−80℃で保存する。この取得した容量を300μLの新たな媒体で置き換え、これを用いて残りの上清(100μL)とともにパレットを再構成した。この懸濁液をもとの対応するインビトロ放出媒体へ移す。
PLGA/PLA合金の30%(w/v)溶液を塩化メチレン(4ml)中で調製した。この合金は、それぞれ40、54および6%(0.48、0.68および0.07g)で、50:50PLGA(MW35k)、D,L−ポリ乳酸(PLA、MW19k)およびポリL−PLA(PLLA、MW180k)からなった。実施例28bと同じ手順に従って、最終マイクロカプセル粒子を調製した。これらのマイクロカプセル化粒子の例は、粒子サイズが0.8〜120μmの範囲にわたり、平均して40μmであって、粒子集団の大部分が90μmよりも小さかった。
10%の50:50PLGA(0.4g)および25%ポリエチレングリコール(PEG、MW8k)の4mlの溶液を塩化メチレン中で調製した。ローター/ステーターホモジナイザーを用いて、100mgのINSmsをこの溶液中に11krpmで懸濁した。この連続相は、塩化メチレンで飽和させた0.02%(w/v)メチルセルロースおよび25%PEG(MW8k)の水溶液(12ml)からなった。この連続相を同じホモジナイザーを用いて11krpmで混合し、そして上記懸濁液をこの媒体に徐々に注入して有機相の初期マイクロカプセル化粒子を生成した。このエマルジョンは1:3のO/W比を有する。乳化を5分間継続した。次に、このエマルジョンを、150mlの脱イオン(DI)水からなる硬化媒体中に、この媒体を400rpmで攪拌しながら直ちに移した。この有機溶剤を−0.7バールの減圧下で1時間にわたって抽出した。硬化したマイクロカプセル化粒子を濾過によって収集し、水で洗浄した。これらの洗浄したマイクロカプセル化粒子を凍結乾燥して過剰な水を除去した。本実施例のマイクロカプセル化粒子は、30μmの平均粒子サイズを有し、2〜90μmの範囲にわたるとともに、この集団の大部分が70μmよりも小さかった。これらのミクロスフェアのインスリン含量は16.0%(w/w)であった。
20%の50:50 35kD PLGA(0.8g)の4mlの溶液を塩化メチレン中で調製した。ローター/ステーターホモジナイザーを用いて、100mgのINSmsをこの溶液中に11krpmで懸濁した。連続相は、0.1%(w/v)メチルセルロースおよび50mMリン酸緩衝液(pH2.5、5.4および7.8)の水溶液からなった。連続装備(図41A)を用いてマイクロカプセル化を行った。この連続相を11krpmで混合し、そして乳化チャンバー中に12ml/分で送り込んだ。分散相をこのチャンバー中に2.7ml/分で注入して初期マイクロカプセル化粒子を生成した。生成したエマルジョンをこのチャンバーから取り出し、硬化浴中に連続様式で移した。この硬化媒体を400rpmで攪拌した。この有機溶剤を−0.4バールの減圧下で1時間にわたって抽出した。硬化したマイクロカプセル化粒子を濾過によって収集し、水で洗浄した。これらの洗浄したマイクロカプセル化粒子を凍結乾燥して過剰な水を除去した。
マイクロカプセル化粒子からのインスリンのインビトロ放出は、37℃でインキュベートした3mg当量のカプセル化インスリンを含むガラスバイアル中に10mlの放出緩衝液(10mMトリス、0.05%Brij35、0.9%NaCl、pH7.4)を添加することによって達成された。指定の時間間隔でこのIVR媒体の400μLを微量遠心管中に移し、そして2分間13krpmで遠心した。上清の最上層300μLを取り出し、分析されるまで−80℃で保存した。この取得した容量を300μLの新たな媒体で置き換え、これを用いて残りの上清(100μL)とともにパレットを再構成した。この懸濁液をもとの対応するインビトロ放出媒体へ移した。
25%(w/v、500mg)PEG(MW3kまたは8k)の2mlの溶液を塩化メチレン中で調製した。このPEG溶液または2mlの塩化メチレンを用いて50mgの前調製ヒト血清アルブミン小球状粒子(HSAms)の懸濁液を、ローター/ステーターホモジナイザーを11krpmで用いて生成した。この懸濁液に塩化メチレン中の4%PLLA(80mg、MW180k)2mlを添加し、そしてこの媒体を11〜27krpmでホモジナイズして有機相を生成した。この連続相は、塩化メチレンで飽和させた12mlの0.02%メチルセルロース水溶液からなった。この連続相を1lkrpmで激しく攪拌することによって乳化を惹起し、続いて有機相を徐々に注入した。この媒体を5分間乳化し、次いでこのエマルジョンを400rpmで混合している150mlのDI水中に移した。全ての上記手順を4℃で行った。次いでこの硬化媒体を室温に移し、そしてこの有機溶剤を−0.7バールの減圧下で1時間にわたって抽出した。硬化したマイクロカプセル化粒子を濾過によって収集し、水で洗浄した。洗浄したマイクロカプセル化粒子を凍結乾燥して過剰な水を除去した。上記処方物からのHASのIVRに対するPEGのチャンネル効果を図42に示す。
カプセル化したマイクロカプセル化粒子からのHASのインビトロ放出(IVR)は、37℃でインキュベートした2.5mg当量のカプセル化HSAを含む15mlポリプロピレン遠心管中に15mlの放出緩衝液(20mMのHEPES、0.01%Tween−80、0.1MのNaCl、1mMのCaCl2、pH7.4)を添加することによって達成される。サンプリング手順は実施例31に記載した。
塩化メチレン中に1200mgの50:50ポリラクチド−グリコリド共重合体(PLGA、MW35k)を溶解することによって、30%(w/v)ポリマー溶液(4ml)を調製した。次に50mgのロイプロリドを含む65.9mgの前調製ロイプロリド(leuprilide)/硫酸デキストラン小球状粒子(LDS)を、該ポリマー溶液中にホモジナイザーを用いて懸濁した。この懸濁液を用いて、実施例28に記載されるように12mlの0.02%メチルセルロース水溶液中のO/Wエマルジョンを生成した(W/O比=1:3)。実施例28bと同じ手順に従って、最終マイクロカプセル化粒子を調製した。
マイクロカプセル化粒子からのロイプロリドのインビトロ放出(IVR)は、37℃でインキュベートした2.5mg当量のカプセル化ロイプロリドを含む15mlポリプロピレン遠心管中に15mlの放出緩衝液(10mMのNa−リン酸緩衝液、0.01%Tween−80、0.9%NaCl、0.04%NaN3、pH7.4)を添加することによって達成される。サンプリング手順は実施例28に記載した。
塩化メチレン中に0.4gのPLGA−PEGを溶解することによって、10%(w/v)ポリマー溶液(4ml)を調製した。次に100mgの前調製組換えヒト成長ホルモン小球状粒子(hGHms)を、上記ポリマー溶液中にホモジナイザーを用いて懸濁した。この連続相は、0.1%(w/v)メチルセルロースおよび50mMリン酸緩衝液(pH7.0)の水溶液からなった。マイクロカプセル化を実施例31に記載のように連続装備(図41A)を用いて行った。これらのマイクロカプセル化粒子の平均粒子サイズは25μmであり、1〜60μmの範囲にわたった。高分子マトリックスからのhGHのIVRプロフィールを図45に示す。
マイクロカプセル化粒子からのhGHのIVRは、実施例28に記載のように達成される。
カプセル化前調製インスリン小球状粒子の完全性に対するマイクロカプセル化プロセスの影響を評価するために、前調製INSmsを含む高分子マイクロカプセル化粒子を、二相二重抽出法を用いて分解した。秤量したカプセル化INSmsのサンプルを塩化メチレン中に懸濁し、そして穏やかに混合して高分子マトリックスを溶解させた。タンパク質を抽出するために0.01NのHClを添加し、これらの2つの相を混合してエマルジョンを生成した。次いで、これらの2つの相を分離し、水性相を除去して同じ溶液を補給し、そしてこの抽出プロセスを繰り返した。抽出したインスリンの完全性をサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって決定した。この方法は、抽出した媒体中のINSのモノマー、ダイマーおよび高分子量(HMW)種の増大を確認する。適切なコントロールを用いて、INSの完全性に対する分解プロセスの影響を確認した。これらの結果は、INS完全性に対するこのプロセスの有意な影響を示さなかった。
前調製インスリン小球状粒子のマイクロカプセル化粒子からのインスリンのインビボ放出をSprague Dawley(SD)ラットにおいて研究した。これらの動物に、初回皮下用量の1IU/kgのカプセル化されていないかまたはカプセル化された前調製インスリン小球状粒子を投与した。ELISAを用いて、収集したサンプル中の組換えヒトインスリン(rhINS)血清レベルを決定した。これらの結果を図48に示す。
Claims (77)
- 活性薬剤の小球状粒子を調製するための方法であって、該方法は以下の工程:
活性薬剤、相分離促進剤および第1溶剤を含む単一液相状態の溶液を提供する工程;ならびに
該溶液に制御速度で相変化を誘導して活性薬剤の液−固相分離を引き起こし、固相および液相を形成する工程であって、該固相は該活性薬剤の固体小球状粒子を含み、該液相は該相分離促進剤および該溶剤を含み、該小球状粒子は実質的に球状である、工程、
を包含する、方法。 - 前記誘導工程が、以下:
前記溶液の温度を調整する工程;
前記活性薬剤の濃度を調整する工程;
前記相分離促進剤の濃度を調整する工程;
該溶液のイオン強度を調整する工程;
pHを調整する工程;および
該溶液の重量モル浸透圧濃度を調整する工程、
からなる群より選択される工程を包含する、請求項1に記載の方法。 - 前記相変化が、前記活性薬剤の濃度の変化によって誘導される、請求項1に記載の方法。
- 前記相変化が、前記相分離促進剤の濃度の変化によって誘導される、請求項1に記載の方法。
- 前記溶液が、相転移温度、第1温度および第2温度を有し、該溶液を相変化に供する工程は、該第1温度から該第2温度までの該溶液の冷却によるものであり、ここで、該第1温度は該溶液の相転移温度よりも高く、かつ該第2温度は該溶液の相転移温度よりも低い、請求項1に記載の方法。
- 前記第2温度が、前記溶液の凝固点よりも高い、請求項5に記載の方法。
- 前記第2温度が、前記溶液の凝固点よりも低い、請求項5に記載の方法。
- 前記冷却工程が、制御速度で行われる、請求項5に記載の方法。
- 前記制御速度が、約0.2℃/分から約50℃/分までを含む、請求項8に記載の方法。
- 前記制御速度が、約0.2℃/分から約30℃/分までを含む、請求項8に記載の方法。
- 前記溶液を提供する工程が、以下の工程:
前記第1溶剤中に相分離促進剤を溶解して混合物を生成する工程;および
前記活性薬剤を該混合物に添加して溶液を形成する工程、
を包含する、請求項1に記載の方法。 - 前記活性薬剤を、前記第1溶剤または該第1溶剤と混和性の第2溶剤中に溶解し、その後に該活性薬剤を前記混合物に添加する工程をさらに包含する、請求項11に記載の方法。
- 前記溶液が、該溶液の凝固点を降下させるための凝固点降下剤をさらに含む、請求項6に記載の方法。
- 前記凝固点降下剤が、ポリエチレングリコールおよびプロピレングリコールからなる群より選択される、請求項13に記載の方法。
- 前記相分離促進剤が、水溶性または水混和性の薬剤である、請求項1に記載の方法。
- 前記相分離促進剤が、直線状または分岐状ポリマー、炭水化物系ポリマー、ポリ脂肪族アルコール、ポリ(ビニル)ポリマー、ポリアクリル酸、ポリ有機酸、ポリアミノ酸、コポリマーおよびブロックコポリマー、tert−ポリマー、ポリエーテル、天然に存在するポリマー、ポリイミド、界面活性剤、ポリエステル、分岐状および環状ポリマー、ポリアルデヒド、デンプン、置換デンプン、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポロクサマー、エタノール、アセトン、ならびにイソプロパノールからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記PSEAが、ポリエチレングリコール(PEG)である、請求項1に記載の方法。
- 前記小球状粒子が、該小球状粒子の安定性を高めるために、該小球状粒子に徐放をもたらすために、または生物組織への該小球状粒子の浸透を高めるために、賦形剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記賦形剤が、炭水化物、カチオン、アニオン、アミノ酸、脂質、脂肪酸、界面活性剤、トリグリセリド、胆汁酸またはそれらの塩、脂肪酸エステル、およびポリマーからなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
- 前記カチオンがZn2+、Mg2+、およびCa2+からなる群より選択される、請求項19に記載の方法。
- 前記胆汁酸がコール酸またはその塩である、請求項19に記載の方法。
- 前記小球状粒子を収集する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記小球状粒子を収集する工程が、前記活性薬剤が前記液体媒体において可溶性ではなく、かつ前記相分離促進剤が該液体媒体において可溶性である温度にて、該粒子を液体媒体で洗浄することによる、請求項22に記載の方法。
- 前記洗浄工程が、ダイアフィルトレーションまたは遠心分離によるものである、請求項23に記載の方法。
- 前記液体媒体が、水性または有機性である、請求項23に記載の方法。
- 前記液体媒体が、超臨界流体または超臨界流体と超臨界流体混和性溶剤との混合物である、請求項23に記載の方法。
- 前記有機性液体媒体が、塩化メチレン、クロロホルム、アセトニトレート(acetonitrate)、酢酸エチル、エタノール、およびペンタンからなる群より選択される、請求項25に記載の方法。
- 前記液体媒体が、該液体媒体中の活性薬剤の溶解度を低下させる薬剤をさらに含む、請求項23に記載の方法。
- 前記液体媒体中の活性薬剤の溶解度を低下させる薬剤が、錯イオンを含む、請求項28に記載の方法。
- 前記カチオンが、Zn2+、Ca2+、Fe2+、Mg2+、Mn2+、Na+およびNH4 +からなる群より選択される、請求項29に記載の方法。
- 前記液体媒体を除去する工程をさらに含む、請求項23に記載の方法。
- 前記液体媒体を除去する工程が、凍結乾燥、乾燥または蒸発による、請求項31に記載の方法。
- 前記液体媒体が、賦形剤をさらに含む、請求項23に記載の方法。
- 前記賦形剤が、前記小球状粒子に徐放をもたらし、生物組織への該小球状粒子の浸透を高めるために、該小球状粒子の安定性を高める、請求項33に記載の方法。
- 前記賦形剤が、炭水化物、カチオン、アニオン、アミノ酸、脂質、脂肪酸、界面活性剤、トリグリセリド、胆汁酸またはそれらの塩、脂肪酸エステル、およびポリマーからなる群より選択される、請求項34に記載の方法。
- 前記カチオンが、Zn2+、Mg2+、およびCa2+からなる群より選択される、請求項35に記載の方法。
- 前記賦形剤がコール酸またはその塩である、請求項35に記載の方法。
- 前記ポリマーがポリエチレングリコールである、請求項37に記載の方法。
- 前記溶液が、水性または水混和性溶剤を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記水混和性溶剤が、N−メチル−2−ピロリジノン(N−メチル−2−ピロリドン)、2−ピロリジノン(2−ピロリドン)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、酢酸、乳酸、メタノール、エタノール、イソプロパノール、3−ペンタノール、n−プロパノール、ベンジルアルコール、グリセロール、ポリエチレングリコール(PEG)、PEG−4、PEG−8、PEG−9、PEG−12、PEG−14、PEG−16、PEG−120、PEG−75、PEG−150、ポリエチレングリコールエステル、PEG−4ジラウレート、PEG−20ジラウレート、PEG−6イソステアレート、PEG−8パルミトステアレート、PEG−150パルミトステアレート、ポリエチレングリコールソルビタン、PEG−20ソルビタンイソステアレート、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、PEG−3ジメチルエーテル、PEG−4ジメチルエーテル、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリプロピレンアルギレート、PPG−10ブタンジオール、PPG−10メチルグルコースエーテル、PPG−20メチルグルコースエーテル、PPG−15ステアリルエーテル、プロピレングリコールジカプリレート/ジカプレート、プロピレングリコールラウレート、およびグリコフロール(テトラヒドロフルフリルアルコールポリエチレングリコールエーテル)、またはこれらの組合せからなる群より選択される、請求項39に記載の方法。
- 前記活性薬剤が、薬学的に活性な物質である、請求項1に記載の方法。
- 前記薬学的に活性な化合物が、治療剤、診断用薬、化粧品、栄養剤、および農薬からなる群より選択される、請求項41に記載の方法。
- 前記活性薬剤が高分子である、請求項1に記載の方法。
- 前記高分子が、タンパク質、ポリペプチド、炭水化物、ポリヌクレオチド、ウイルスおよび核酸からなる群より選択される、請求項43に記載の方法。
- 前記タンパク質が、血液凝固カスケードのタンパク質、VII因子、VIII因子、IX因子、サブチリシン、オボアルブミン、α−1−アンチトリプシン、DNAse、スーパーオキシドジスムターゼ、リゾチーム、リボヌクレアーゼ、ヒアルロニダーゼ、コラゲナーゼ、成長ホルモン、エリスロポエチン、インスリン様成長因子またはそれらのアナログ、インターフェロン、グラチラマー、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、顆粒球コロニー刺激因子、抗体、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、Fabフラグメント、単鎖抗体、ペグ化タンパク質、グリコシル化または高グリコシル化タンパク質、デスモプレシン、LHRHアゴニスト、例えばロイプロリド、ゴセレリン、ナファレリン、ブセレリン、LHRHアンタゴニスト、バソプレッシン、シクロスポリン、カルシトニン、副甲状腺ホルモン、副甲状腺ホルモンペプチドおよびインスリンからなる群より選択される、請求項44に記載の方法。
- 前記粒子が、前記治療剤を必要とする被験体へのインビボ送達に適した、請求項1に記載の方法。
- 前記送達方法が、注射可能送達、吸入可能送達、非経口送達、局所送達、経口送達、直腸送達、経鼻送達、肺送達、膣送達、頬側送達、舌下送達、経皮送達、経粘膜送達、耳送達、眼球送達、眼球内送達および眼送達からなる群より選択される、請求項46に記載の方法。
- 前記送達方法が、肺送達によるものである、請求項47に記載の方法。
- 前記粒子が、前記被験体の肺の中心エリアまたは末梢エリア中の沈積に適した、請求項48に記載の方法。
- 前記粒子が、乾燥粉末吸入器、定量噴霧式吸入器、および噴霧器からなる群より選択されるデバイスによって送達される、請求項48に記載の方法。
- 前記粒子が、安定な液体懸濁液として送達される、請求項46に記載の方法。
- 前記粒子が、実質的に同じ粒子サイズを有する、請求項1に記載の方法。
- 前記粒子が、約0.01μmから約200μmまでの平均粒子サイズを有する、請求項1に記載の方法。
- 前記粒子が、約0.5μmから約10μmまでの平均粒子サイズを有する、請求項1に記載の方法。
- 前記活性薬剤が、前記粒子の約0.1重量%から約100重量%までである、請求項1に記載の方法。
- 前記活性薬剤が、前記粒子の約75重量%から約100重量%までである、請求項1に記載の方法。
- 前記活性薬剤が、前記粒子の90重量%以上である、請求項1に記載の方法。
- 前記小球状粒子が、狭いサイズ分布を有する、請求項1に記載の方法。
- 前記狭いサイズ分布が、前記小球状粒子の第90百分位数の体積粒径の第10百分位数の体積粒径に対する比が約5以下であることを含む、請求項58に記載の方法。
- 前記小球状粒子が、半晶質または非晶質である、請求項1に記載の方法。
- 活性薬剤の小球状粒子を調製する方法であって、該方法は、以下の工程:
該活性薬剤および相分離促進剤を水性または水混和性溶剤中に溶解して、単一連続相の溶液を形成する工程、および
相変化を誘導する工程であって、それによって該活性薬剤が液−固相分離を受けて、該活性薬剤の固体小球状粒子を含む固相および該相分離促進剤の液相を生成する、工程
を包含する、方法。 - 前記溶液が、相転移温度、第1温度および第2温度を有し、該溶液を相変化に供する工程は、該溶液を該第1温度から該第2温度まで冷却することによるものであり、ここで、該第1温度は該相転移温度よりも高く、かつ該第2温度は該相転移温度よりも低い、請求項61に記載の方法。
- 前記制御速度が、約0.2℃/分から約50℃/分までである、請求項62に記載の方法。
- 実質的に球状であり、かつ狭いサイズ分布および約0.5〜約2g/cm3の密度を有する、治療剤の固体球状粒子を含む、インビボ送達のための治療剤の小粒子。
- 前記固体小球状粒子が、約0.5〜約1.5g/cm3の密度を有する、請求項64に記載の粒子。
- 前記固体小球状粒子が、0.75g/cm3よりも大きい密度を有する、請求項64に記載の粒子。
- 前記固体小球状粒子が、0.85g/cm3よりも大きい密度を有する、請求項64に記載の粒子。
- 前記固体小球状粒子が、実質的に非多孔性である、請求項64に記載の粒子。
- 前記固体小球状粒子が、該固体小球状粒子の安定性を高めるために、該固体小球状粒子の徐放をもたらすために、または生物組織への該固体小球状粒子の浸透を高めるために、賦形剤をさらに含む、請求項64に記載の粒子。
- 前記賦形剤が、炭水化物、カチオン、アニオン、アミノ酸、脂質、脂肪酸、界面活性剤、トリグリセリド、胆汁酸またはそれらの塩、脂肪酸エステル、およびポリマーからなる群より選択される、請求項64に記載の粒子。
- 前記カチオンが、Zn2+、Mg2+、およびCa2+からなる群より選択される、請求項64に記載の粒子。
- 前記小球状粒子は、各々が一定の長さを有する2つの横軸を有し、該2つの軸の長さの比が約1.5以下である、請求項64に記載の粒子。
- 前記小球状粒子が、約0.01μmから約200μmまでの平均サイズを有する、請求項64に記載の粒子。
- 前記小球状粒子が、約0.1μmから約10μmまでの平均サイズを有する、請求項64に記載の粒子。
- 前記小球状粒子が、約0.1μmから約5μmまでの平均サイズを有する、請求項64に記載の粒子。
- 前記狭いサイズ分布が、前記小球状粒子の第90百分位数の体積粒径の第10百分位数の体積粒径に対する比が約5以下であることを含む、請求項76に記載の粒子。
- 前記小球状粒子が、半晶質または非晶質である、請求項64に記載の粒子。
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