JP2007249167A - パタン作成方法及び荷電粒子ビーム描画装置 - Google Patents

パタン作成方法及び荷電粒子ビーム描画装置 Download PDF

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Abstract

【目的】ローディング効果補正における補正残差を低減させるパタン作成方法、及び装置を提供することを目的とする。
【構成】本発明の一態様の試料10にパタンを作成するパタン作成方法は、メッシュ状の複数のマス目に仮想分割されたかかる試料10のパタン作成領域におけるメッシュ領域毎に含まれるパタンの面積Sとパタンの外周の辺の長さの総和とを用いて設計パタン12の寸法を変更し、ローディング効果により生じるパタンの寸法誤差を補正することを特徴とする。本発明によれば、ローディング効果補正における補正残差を低減させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パタン作成方法及び荷電粒子ビーム描画装置に係り、例えば、電子ビーム描画後のパタン形成におけるローディング効果により生じるパタン寸法変動量を補正して試料にパタンを作成する方法、かかる試料に電子ビームを用いてパタンを描画する描画装置及び方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パタンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パタンを形成するためには、高精度の原画パタン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パタンの生産に用いられる。
図17は、従来の電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線描画装置(EB(Electron beam)描画装置)は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向される。そして、可変成形開口421の一部を通過して、ステージ上に搭載された試料340に照射される。ステージは、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動する。すなわち、開口411と可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、試料340の描画領域に描画される。開口411と可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形(VSB:Variable Shaped Beam)方式という。
上述した電子ビーム描画では、より高精度な試料面内、例えばマスク面内の線幅均一性が求められている。ここで、かかる電子ビーム描画では、電子ビームをレジストが塗布されたマスクに照射して回路パタンを描画する場合、近接効果と呼ばれる現象が生じてしまう。これは、電子ビームがレジスト層を透過してその下の層に達し、再度レジスト層に再入射する後方散乱による近接効果と呼ばれる現象である。これにより、描画の際、所望する寸法からずれた寸法に描画されてしまう寸法変動が生じてしまう。
一方、描画後にレジスト膜の現像やその下層の膜をエッチングする場合においても、回路パタンの粗密に起因したローディング効果と呼ばれる寸法変動が生じてしまう。
これら近接効果やローディング効果を補正する技術として、以下の内容についての記載が文献に開示されている(例えば、特許文献1参照)。ここでは、回路パタン全体を、500μm角のグローバルローディング効果小区画、0.5μm角の近接効果小区画、50nm角のマイクロローディング効果小区画にそれぞれ分割する。そして影響度マップ作成を行なう。そして、50%の所定面積密度の回路パタンを適切に描画できる照射量(固定値)を用いて、描画するための照射量を算出する。そして、この算出に際し、近接効果影響値マップと、ローディング効果補正量から求めた近接効果補正係数ηマップを用いている。
特開2005−195787号公報
上述したように、電子ビーム描画に代表される荷電粒子ビーム描画では、ローディング効果と呼ばれる寸法変動が生じてしまう。かかるローディング効果としては、例えば、レジスト膜の現像ローディング効果が挙げられる。或いは、レジスト膜の下層の遮光膜となるクロム(Cr)をエッチングする際のCr−ローディング効果が挙げられる。或いは、化学機械研磨(CMP)でのパタン寸法変動に伴うローディング効果等が挙げられる。一方、電子ビーム描画では、パタン線幅の微細化に伴いより高精度なマスク面内の線幅均一性が求められている。そのため、かかるローディング効果による寸法変動を補正するローディング効果補正を行なっている。かかる補正では、回路パタン(設計パタン)の設計線幅から予めローディング効果による寸法変動量を見越したパタン寸法補正量で補正した状態で描画を行なう。そして、エッチング等で生じるローディング効果を経て所望する設計線幅が得られるようにしている。例えば、計算したローディング効果による寸法変動が正(線幅が太くなる方向)に変動する場合、回路パタンは、ローディング効果による寸法変動分だけ設計線幅より細い線幅になるように予め補正した上で照射される。
しかしながら、設計線幅より細い線幅で描画された場合、描画後の回路パタンの面積密度(パタン密度)は元々の設計パタンの面積密度(パタン密度)より小さくなっている。そのため、その後のエッチング等で生じるローディング効果も小さくなってしまう。
図18は、設計パタンの一例を示す図である。
図19は、図18を描画する場合の描画パタンの一例を示す図である。
図20は、図19の寸法で描画した場合におけるエッチング後の実際に出来上がったパタンの線幅を説明するための概念図である。
マスク等の試料20における元々の設計パタン22のパタン線幅がCDである場合、ローディング効果による寸法変動量Lだけパタン線幅CDより細い線幅CD(=CD−2L)の描画パタン24で描画する。しかし、上述したように描画後のエッチング等で生じるローディング効果も小さくなってしまう。そのため、実際の正のローディング効果による寸法変動量L’も小さくなってしまう。その結果、エッチング工程を経て出来上がった実際の回路パタン26の線幅CDは、予定していた設計値(設計パタン22の線幅CD)よりも細くなってしまう。その結果、補正残差(L−L’)が生じてしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、ローディング効果補正における補正残差を低減させるパタン作成方法、及び装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のパタン作成方法は、
試料にパタンを作成するパタン作成方法において、
メッシュ状の複数のマス目に仮想分割された試料のパタン作成領域におけるマス目領域毎に含まれるパタンの面積と、パタンの外周の辺の長さの総和とを用いてパタン寸法を変更し、ローディング効果により生じる上述した試料に作成されるパタンの寸法誤差を補正することを特徴とする。
後述するように、マス目領域(メッシュ領域)毎に含まれるパタンの面積(パタン密度で定義する場合を含む)と、パタンの外周の辺の長さの総和とを用いてパタン寸法を変更することで、描画されるパタン寸法をローディング効果による寸法変動分だけ設計線幅より予め補正する際に、パタン密度の変化分を考慮したパタン寸法補正量で補正することができる。その結果、補正残差となるパタンの寸法誤差を小さく、或いは無くすことができる。
また、本発明の他の態様のパタン作成方法は、
荷電粒子ビームを照射して試料にパタンを作成するパタン作成方法において、
メッシュ状の複数のマス目に仮想分割された試料のパタン作成領域におけるマス目領域毎に含まれるパタンの面積と、パタンの外周の辺の長さの総和とを用いて試料に照射される照射量を変更し、ローディング効果により生じる上述した試料に作成されるパタンの寸法誤差を補正することを特徴とする。
後述するように、マス目領域(メッシュ領域)毎に含まれるパタンの面積(パタン密度で定義する場合を含む)とパタンの外周の辺の長さの総和とを用いて試料に照射される照射量を変更することで、描画されるパタン寸法をローディング効果による寸法変動分だけ照射量を補正することで設計線幅より補正する際に、パタン密度の変化分を考慮したパタン寸法補正量に相当する照射量を補正した照射量で補正することができる。その結果、補正残差となるパタンの寸法誤差を小さく、或いは無くすことができる。
また、上述したパタン作成方法において、マス目領域毎に含まれるパタンの面積とパタンの外周の辺の長さの総和とを用いてパタン寸法補正量を計算し、計算されたパタン寸法補正量に基づいて上述した変更を行い、
パタンの寸法誤差が所定の範囲内になるまで、繰り返し上述したパタン寸法補正量を計算することを特徴とする。
繰り返し上述したパタン寸法補正量を計算することで、後述するようにパタンの寸法誤差をより小さく、或いは無くすことができる。
或いは、上述したパタン作成方法において、ローディング効果により設計パタンで生じるパタン寸法変動量をマス目領域毎に含まれるパタンの辺の総和を用いて変調したパタン寸法補正量に基づいて上述した変更を行うことを特徴とする。
上述した構成により、後述するようにパタンの寸法誤差をより小さく、或いは無くしたパタン寸法補正量を計算することができる。
さらに、上述したパタン寸法補正量の二乗を乗算することでパタンの頂点の面積となる頂点の定数を用いて変調されると好適である。
或いは、上述したパタン作成方法において、ローディング効果により設計パタンで生じるパタン寸法変動量をマス目領域毎に含まれるパタンの辺の総和を用いて変調した第1のパタン寸法補正量を基にパタンの寸法誤差が所定の範囲内になるまで繰り返し計算された第2のパタン寸法補正量に基づいて前記変更を行うことを特徴とする。
上述した構成により、パタンの寸法誤差をより小さくしたパタン寸法補正量を計算した場合であっても、まだパタンの寸法誤差が生じている場合に、第2のパタン寸法補正量でパタンの寸法誤差をさらに小さく、或いは無くすことができる。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
メッシュ状の複数のマス目に仮想分割された試料のパタン作成領域におけるマス目領域毎に含まれるパタンの面積と、パタンの外周の辺の長さの総和とを用いてかかる試料に照射される荷電粒子ビームの照射量を補正する補正部と、
補正された荷電粒子ビームの照射量に基づいて、試料にパタンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
上述した構成の補正部により、補正残差となるパタンの寸法誤差を小さく、或いは無くすように荷電粒子ビームの照射量を補正することができる。そして、かかる補正された荷電粒子ビームの照射量に基づいて、試料にパタンを描画することによりローディング効果補正で生じるパタンの寸法誤差を小さく、或いは無くすことができる。
本発明によれば、ローディング効果補正における補正残差を低減させることができる。その結果、高精度なパタン寸法を得ることができる。
以下、各実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の他の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における作成される設計パタンの一例を示す図である。
図2は、図1の設計パタンを描画する場合の描画パタンの一例を示す図である。
実施の形態1では、図1に示すような設計パタン12をマスク等の試料10に作成するにあたり、以下のようにする場合の手法を説明する。すなわち、パタンを描画する際に予め設計パタン12のパタン寸法(線幅)から図2に示すようなローディング効果による寸法変動分の領域(斜線部分)だけ補正した描画パタン14で描画する。そして、これにより、ローディング(Loading)効果補正を行なう場合の手法を説明する。ここでは、試料10として、例えばマスクにパタンを作成する場合を説明する。かかる場合に、マスクはガラス基板(クオーツ)上に遮光膜となるクロム(Cr)層が形成される。そして、その上にレジスト膜が形成されているマスクを用いる。また、ここでは、Loading効果により生じる寸法変動は、正に変動する場合を説明する。
まず、ローディング効果補正を行なうにあたって、従来のLoading効果補正モデルでは、CDエラーL(x,y)は、以下の式(1)に示すように表すことができる。このCDエラーL(x,y)は、マスク面内座標でのLoading効果により生じる寸法変動量となる。
ここで、ローディング効果の補正係数を「γ」とする。また、1つのメッシュ領域における設計上のパタン面積密度を「ρ(x,y)」とする。また、ローディング効果の分布関数を「κ(x,y)」とする。また、1つのメッシュ領域の面積を「Δm」とする。また、マスク面内位置に依存するCDエラーを「P(x,y)」とする。ここで、Σは小さな領域毎で和をとることを示す。例えば、ローディング効果の影響が数mm〜数cmに及ぶとすると、後述するローディング効果補正用のメッシュ領域のサイズは、1mm角程度とすればよい。x,yは、i番目の小さなメッシュ領域に中の代表点(例えば、中心)の位置を示す。また、ρ(x,y)は、(x,y)の在るメッシュ領域でのパターン密度を示す。以下、各実施の形態において同様である。
図3は、実施の形態1におけるメッシュ領域を説明するための概念図である。
実施の形態1では、図3に示すようにマスク等の試料10を所定のグリッド寸法でメッシュ状(格子状ともいう)の複数のメッシュ領域30(マス目領域)に仮想分割してモデルを計算していくことにする。かかる1つのメッシュ領域30の面積を上述した式(1)における「Δm」とする。ローディング効果の影響範囲は、一般的に数mm〜数cmのオーダーとなるため、所定のグリッド寸法(メッシュサイズ)mを例えば1mmとおくと好適である。
かかるCDエラーL(x,y)を設計パタン12のパタン寸法から差分するようにパタンのリサイズ描画を行うと、上述したように、現像後のクロム面(或いはレジスト面)の露出面積が変化する。パタン面積密度ρ(x,y)が、描画後に実際のパタン面積密度ρ’(x,y)になったとすれば、実際のCDエラーL’(x,y)は、以下の式(2)に示すように表すことができる。実際のCDエラーL’(x,y)は、実際のローディング効果により生じる寸法変動量である。
よって、寸法誤差として、L(x,y)−L’(x,y)だけCDエラーを生じることになる。ここで、面積密度の補正項を「C(x,y)」とすれば、L(x,y)は、以下の式(3)に示すように表すことができる。
ここで、ローディング効果補正における上述した補正残差を無くすためには、L(x,y)−L’(x,y)=0になればよい。よって、以下の式(4)に示すように表すことができる。
よって、L(x,y)−L’(x,y)=0にするためには、以下の式(5)が成り立てばよい。
ここで、パタン面積密度ρ(x,y)は、メッシュ領域内にN個の図形が存在する場合に、各図形の面積Sを用いて、以下の式(6)に示すように表すことができる。但し、図1では、説明をし易くするために1つの図形を記載している。
他方、実際のパタン面積密度ρ’(x,y)は、メッシュ領域内にN個の図形が存在する場合に、以下の式(7)に示すように表すことができる。ここでは、ローディング補正による各図形の縮小後の面積S’(描画パタン14の面積)を用いる。但し、図1では、説明をし易くするために1つの図形を記載している。
補正残差による各図形の面積誤差を「ΔS」とすると、S’=S−ΔSとなるので、式(5)は、以下の式(8)に示すように表すことができる。
また、図形の面積誤差ΔSは、図形の辺の長さの総和lsumにCDエラーL(x,y)を乗じた値から頂点の重複した面積分を差し引いた値となる。例えば、図1の例では、図形の辺の長さの総和lsum=l+l+l+l+l+l+l+lとなる。
ここで、かかる面積密度の補正項C(x,y)をCDエラーL(x,y)に代入する。これにより、Loading効果により生じる寸法変動量となるCDエラーL(x,y)は、以下の漸化式(9)に示すように表すことができる。
ここでは、繰り返し計算回数を「n」としている。かかるCDエラーL(x,y)を用いて、以下の式(10)を繰り返し計算する。
かかる式(10)におけるL(x,y)−Ln−1(x,y)が所望する寸法誤差Δ内に入るまで計算する。これにより、補正残差を小さくする(低減させる)ことができる。
図4は、実施の形態1における繰り返し計算結果の一例を示す図である。
図4では、1:1L/S(1:1ライン アンド スペース)パタンで計算した例を示している。また、ローディング効果の補正係数γ=20nm、メッシュサイズm=約0.5mmとした。また、複数のパタン寸法(線幅)で計算した。図4に示すように、繰り返し計算していくことによりL(x,y)−Ln−1(x,y)の値が小さく、収束していくことがわかる。
よって、所望するΔ以内になったCDエラーL(x,y)を設計パタン12のパタン寸法CDからのパタン寸法補正量として補正した寸法CD(=CD−L(x,y))になるように描画する。これにより、エッチング工程等、ローディング効果を経て出来上がった実際のパタンの線幅CDもCD≒CD=CD−L(x,y)となる。このように、ローディング効果補正の補正残差を小さく、或いは無くすことができる。
ここで、繰り返し計算回数nは必要精度に応じて、或いは必要となる計算時間に応じて適宜設定すればよい。また、式(9)におけるLn−1(x,y)の項は必要に応じて無視しても構わない。また、実用上はn=1で高精度補正が可能となる。また、各メッシュ領域内の各図形の辺の長さの総和や面積の総和等は、パタン数Nと共にメッシュ情報として残せばよい。
以上のように、式(9)に示すようなメッシュ領域毎に含まれるパタンの面積Sとパタンの外周の辺の長さの総和lsumとを用いて面積密度の補正項C(x,y)を定義する。ここでいうパタンの面積Sには、面積密度の補正項C(x,y)のパタンの面積Sや図形の面積誤差ΔSをパタン密度として定義する場合を含む。そして、かかる面積密度の補正項C(x,y)を用いて、パタン面積密度ρ(x,y)等で定義される元々の式(1)に示すローディング効果補正用の寸法補正量を補正する。かかる補正により設計パタン12の寸法CDを描画パタン14の寸法CDのように変更する。
このように、マス目領域(メッシュ領域)毎に含まれるパタンの面積(パタン密度で定義する場合を含む)と、パタンの外周の辺の長さの総和とを用いてパタン寸法を変更する。これにより、描画されるパタン寸法をローディング効果による寸法変動分だけ設計線幅より予め補正する際に、パタン密度の変化分を考慮したパタン寸法補正量で補正することができる。かかる手法により、ローディング効果により生じる上述した試料10に作成されるパタンの補正残差となる寸法誤差Δを補正することができる。そして、かかるパタンの寸法誤差Δは、式10にしたがって、所望する範囲になるまで繰り返し計算することでさらに低減することができる。
そして、既存の描画装置を用いて、既に寸法が変更されたかかる描画パタン14の寸法CDになるように描画する。その結果、ローディング効果を経て、出来上がったパタンの寸法CDを寸法誤差が低減或いは無くなった値とすることができる。よって、寸法CDを設計通りに作成することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、面積密度の補正項C(x,y)を使って、繰り返し計算することで、所望するΔ以内になったCDエラーL(x,y)を計算していた。このCDエラーL(x,y)が、設計パタン12の寸法CDを描画パタン14の寸法CDのように変更するための寸法補正量となる。しかしながら、寸法補正量を求める手法はこれに限るものではない。実施の形態2では、他の手法により寸法補正量を求める手法を説明する。また、特に記載がない限り、符号や記号は、実施の形態1と同様である。また、実施の形態2においても、図3に示すようにメッシュ領域に仮想分割してモデル化する点は実施の形態1と同様である。
まず、ローディング効果等、プロセスなどによる寸法変動L(x,y)は、以下の式(11)で表すことができる。
ここで、ローディング効果の分布関数κ(x,y)は、例えば、以下の式(12−1)或いは式(12−2)を使用することができる。あるいは、エッチング等に使用する装置によって、他の適切な関数を利用しても良い。
ローディング効果の分布関数κ(x,y)は、使用するプロセス等により適宜、最適なものを使用すればよい。また、式11における積分は、描画するパタンについてのみ実行する。ここで、σ、σL1、σL2は、ローディング効果の影響が及ぶ距離で、例えば、数mm〜数cm程度となる。また、実際の計算を行なう場合には、積分を上述した式(1)に示すように和で計算すればよい。例えば、σが、1cmである場合に、メッシュサイズを1mm角ととればよい。
ある場所(x,y)のパタンを補正するために寸法補正量Δl(x,y)だけ設計パタン12の寸法CDから縮めるとする。かかる場合に、エッチング工程等の後に出来上がるパタン寸法CDの設計値(寸法CD)からの差Δ(x,y)は、以下の式(13)で表すことができる。
また、かかる式(13)をメッシュで表す場合には、積分が和となり、以下の式(14)で表すことができる。
ここでiはメッシュに割り振った通し番号、(x、y)はi番目のメッシュの代表点(例えば中心)の座標であり、和はi番目のメッシュに影響を及ぼすメッシュについてとる。
式(13)及び式(14)の右辺第1項は、パタンをΔl(x,y)だけ縮めたことをあらわしている。第2項はΔl(x,y)だけ小さくしたパタンによって発生する密度依存の寸法変動を表す項である。ρ(x、y)はj番目のメッシュの中の縮めたパタンの密度である。また、式(13)及び式(14)の右辺第3項は、位置に依存して生じる寸法変動を示している。
図5は、実施の形態2における作成されるパタンの一例を示す図である。
図5には、設計パタンとなる元のパタン42(パタンB)とローディング補正のために縮めたパタン44(パタンA)とかかる縮めた分のパタン46(パタンC)とを示している。かかるパタン構成の場合に式(14)の右辺第2項は、以下の式(15)のように変形することができる。
ここで、ρは、パタンBの各領域でのパタン密度である。ρは、パタンCの各領域でのパタン密度である。また、パタンCによって積分する項を和で表現すると、以下の式(16)で表すことができる。
ここでlSUM(x、y)は、j番目のメッシュの中にある元のパタン(パタンB)の辺の総和である。
図6は、実施の形態2における縮めた分のパタンの面積を説明するための図である。ここでは、図形がひとつの場合について示している。元のパタン52を補正後のパタン54のように縮める場合を示している。ここで縮めた分のパタン56の面積を辺の総和で見積もるのが式(16)右辺のlSUM(x、y)を用いた項となる。しかし、図6に示すように、元のパタン52の辺の長さを用いると、それぞれの頂点58において面積が2回カウントされる箇所と全くカウントされない箇所が生じる場合がある。そこで、これら2重カウントや計算不足を調整する必要がある。この調整を式(16)右辺の“頂点の定数”
を用いた項で行なう。例えば、図6の例で、全頂点でのこの項の寄与は、差分パタンの面積は、辺の総和×Δl/2から2重カウントされる頂点数と計算されない頂点数との差分にΔlの二乗を乗じた値を引いた値となる。
図7は、実施の形態2におけるパタンの頂点で生じる面積誤差について説明するための図である。例えば、元のパタン62を補正後のパタン64のように縮めた差分のパタン66を想定する。角度θを持った頂点で生じるこのような面積の誤差は領域Qとなる。そこで、2重カウントされる各頂点におけるこの領域Qの面積を求め、その分を補正すればよい。この領域Qの面積は、上述した“頂点の定数”×Δl(x,y)である。このQの面積を求めることによって、角度がθの“頂点の定数”は、以下の式(17)で表されることが解る。
頂点が複数ある場合には、各“頂点の定数”にΔlの二乗を乗じた値の総和を計算すればよい。よって、式(16)は、以下の式(18)で示すことができる。
以下、ケース1〜3に分けて、その後の解法を説明する。まず、ケース1の解法を説明する。
ケース1.
ケース1では、式16におけるΔl(x,y)を2次の微小項として無視して解く。このようにΔl(x,y)を無視すると、式(16)は以下の式(19)で近似することができる。
さらに、寸法補正量Δl(x’,y’)の変動は、小さいと仮定して、和の外に出し、Δl(x,y)とすると、式(19)は、以下の式(20)で近似することができる。
よって、式(15)は、以下の式(21)で表すことができる。
式(21)を式(14)に代入すると、以下の式(22)で表すことができる。
ここで、ローディング効果を経て、出来上がったパタンの寸法CDが設計通りになるためには、Δ(x,y)=0となればよい。よって、式(22)において、Δ(x,y)=0として寸法補正量Δl(x,y)を求めると、以下の式(23)のようになる。
また、かかる式(23)を連続座標と積分で表す場合には、以下の式(24)となる。
式(23)及び式(24)の分子は、従来のローディング効果補正によるパタン寸法補正量に相等する。すなわち、パタンを縮小したことによる影響を無視し、パタン面積密度ρ(x,y)のみを利用して算出した従来の補正量となっている。本方式では、これを分母にあらわれる“メッシュ毎の辺の総和を含む項”によって変調して、補正残渣を取り除く形となっている。かかる変調を行なうことで、補正残差を低減或いは無くしたパタン寸法補正量Δl(x,y)を得ることができる。そして、かかるパタン寸法補正量Δl(x,y)で予め設計パタンの寸法CDを補正した寸法CDに変更する。
そして、既存の描画装置を用いて、既に寸法が変更されたかかる描画パタン14の寸法CDになるように描画する。これにより、ローディング効果を経て、出来上がったパタンの寸法CDを寸法誤差が低減或いは無くなった値とすることができる。よって、寸法CDを設計通りに作成することができる。
ここで、式(19)では、式(16)におけるΔl(x,y)を2次の微小項として無視し、またΔl(x,y)の変化が小さいとして積分の外に出して解を求めたが、これに限るものではない。以下、他の例をケース2,3で説明する。
ケース2.
ここで、(x,y)を中心とする領域の中にある図形について、SumE(x,y)=(辺の長さの和)/2と定義する。また、ContP(x,y)=Σ{cos(θ/2)/[4sin(θ/2)]}と定義する。また、Δ×Δをメッシュサイズとする。この場合に、式(19)は、以下の式(25)で示すことができる。
式(25)と式(15)と式(14)から式(22)は、以下の式(26)で示すことができる。
そして、補正誤差がゼロとなるよう、Δ(x,y)=0として、以下の式(27)のようになる。
そして、寸法補正量Δl(x,y)を以下のようにして求める。まず、Δl(x,y)は、以下の式(28)のように定義することができる。
ここで、ケース2では、辺の寄与を考慮しながらも頂点の影響を無視できると仮定して解を求める。このとき、l(x,y)は、以下の式(29)で示すことができる。
なお、この式及び以下の式ではi,jについての和を、Δが充分小さいとして、積分で表記する。また、積分は全領域について行うものとものとし、Aで表す。また、d(x,y)は、以下の式(30)で示すことができる。
ここで、ε(x,y)は、以下の式(31)とする。
以上のようにして、寸法補正量Δl(x,y)を収束させていく。その結果、高精度な値を導くことができる。さらに、精度を高める場合には、以下のケース3を用いるとよい。
ケース3.
ケース3では、辺と頂点の寄与を考慮して解く。式(28)の形の解を示す。まず、a1(x,y)を以下の式(32)のように定義する。
そして、b1(x,y)を以下の式(33)のように定義する。
そして、c1(x,y)を以下の式(34)のように定義する。
そして、a(x,y)を以下の式(35)のように定義する。
そして、b(x,y)を以下の式(36)のように定義する。
そして、c(x,y)を以下の式(37)のように定義する。
これら定義した各関数を用いると、以下のように示すことができる。まず、a1(x,y)・b1(x,y)≧0の場合、l(x,y)は、以下の式(38)で示すことができる。
或いは、a1(x,y)・b1(x,y)<0の場合、l(x,y)は、以下の式(39)で示すことができる。
或いは、a1(x,y)=0の場合、l(x,y)は、以下の式(40)で示すことができる。
また、a1(x,y)・b1(x,y)>0の場合、d(x,y)は、以下の式(41)で示すことができる。
或いは、a1(x,y)・b1(x,y)<0の場合、d(x,y)は、以下の式(42)で示すことができる。
或いは、a1(x,y)=0の場合、d(x,y)は、以下の式(43)で示すことができる。
そして、パタンの最小の辺の長さをLminとすると、上述したa(x,y),a(x,y)の大きさは概ね以下の式(44)に示す大きさになる。
また、b(x,y),b(x,y)の大きさは概ね以下の式(45)に示す大きさになる。
また、c(x,y),c(x,y)の大きさは概ね以下の式(46)に示す大きさになる。
ここで、γ/Lminをζと定義する。すると、b(x,y),b(x,y)の大きさは以下の式(47)のように示すことができる。
ここで、Lminがγよりも十分小さいと仮定した場合(仮定1)、ζは微小量となる。よって、b(x,y)及びb(x,y)がゼロになることはない。また、式(38)、式(39)、式(41)、及び式(42)に示す二乗根の中の項については、以下の式(48)のように示すことができる。
ζが微小量であるため式(48)の値が負となることはない。よって、上述した仮定1の下で、二乗根の中の項が負となることはない。したがって、式(38)、式(39)、式(41)、及び式(42)の解が虚根となることはない。また、計算する際には、無限回数行なう必要はない。必要な精度に応じて計算回数を決めればよい。例えば、l(x,y)で終了してもよいし、或いはl(x,y)程度まで計算してもよい。計算回数を増やすことにより得られる寸法補正量Δl(x,y)の精度を向上させることができる。以下、補正残差を評価する。
図8は、実施の形態2における補正誤差測定用のパタンの一例を示す図である。
2次元平面となる描画領域72の右半分に市松模様(チェストボードパタン)を形成する。そして、個々の矩形サイズはw×wとした。この場合、パタン密度ρ(x,y)は以下の式(49)で示すことができる。
また、SumE(x,y)は、以下の式(50)で示すことができる。
また、ContP(x,y)は、以下の式(51)で示すことができる。
以上の説明において、ひとつの図形が複数の小領域にまたがる場合は、各領域に含まれる辺、頂点の寄与を個々の小領域に加算すれば良い。ただし、もし図形の寸法が領域のサイズΔよりも充分小さければ、この図形の寄与すべてを一方の領域に加算しても良い。
図9は、面積のみを考慮した場合の補正精度の一例を示すグラフである。ここでは、一例として、パタンの面積のみを考慮し、辺や頂点の寄与を無視した場合を示す。図9に示すように、辺や頂点の寄与を無視したため、位置によって大きく補正残差が残ることがわかる。
図10は、実施の形態2におけるケース1,2で解を求めた場合の補正精度の一例を示すグラフである。括弧内の数字は、計算回数を示している。ここで、(1)で示すグラフは、ケース1で解を求めた場合の結果になる。ここでは、計算回数を1回よりも2回にした方がより補正残差は小さくなる。すなわち、ケース1よりはケース2で解を求める方が高精度になる。しかし、3回以上計算回数を多くしても精度の向上が図れなかった。これは、頂点の寄与を無視したことに起因する。
図11は、実施の形態2におけるケース3で解を求めた場合の補正精度の一例を示すグラフである。括弧内の数字は、計算回数を示している。ここでは、辺と頂点の寄与を考慮した。そして、計算回数を増やすことにより補正残差を0.1nm以内に抑えることができる。ここで、マスクのエッチング時に生じるローディング効果を補正する場合を考える。ITRS2005によると、HP45nm及びHP32nm世代のマスクに要求される寸法均一性(dense pattern)は、それぞれ、3.8nm及び2.7nmである。マスク製造で生じる誤差要因は数多く存在することを考慮に入れ、上記見積もり結果とITRSの予想を比較する。すると、近い将来、面積のみを考慮するような方法のみでは精度が不十分となることがわかる。これに対し、ケース1〜3の各解法により、将来のLSIの精度が満たすことが可能となる。特に、ケース3のように、辺の寄与、頂点の寄与までを考慮する補正によってより高精度に補正することが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態2では、補正残差を考慮していない従来のローディング効果によるパタン寸法変動量L(x,y)をメッシュ領域毎に含まれるパタンの辺の総和lsumを用いて変調したパタン寸法補正量Δl(x,y)を用いた場合について説明した。実施の形態3では、さらに、精度を高めるために、実施の形態2で求めたパタン寸法補正量Δl(x,y)を用いて繰り返し計算を行なう手法について説明する。また、特に記載がない限り、符号や記号は、実施の形態2と同様である。また、実施の形態3においても、図3に示すようにメッシュ領域に仮想分割してモデル化する点は実施の形態1と同様である。
実施の形態2で求めた繰り返し回数n=0の場合のパタン寸法補正量Δl(x,y)を式(13)に代入して、Δ(x,y)=0にならない場合、かかるΔ(x,y)の値をΔ(x,y)とする。また、上述した繰り返し回数n=0の場合のパタン寸法補正量Δl(x,y)(第1のパタン寸法補正量)をΔl(x,y)とする。そして、Δl(x,y)=Δl(x,y)−Δ(x,y)を計算する。そして、Δl(x,y)を式(13)におけるΔl(x,y)の代わりに代入して、式(13)を再計算する(繰り返し数n=1)。そして、かかる計算で求めたΔ(x,y)をΔ(x,y)として、かかるΔ(x,y)=0にならない場合、Δl(x,y)=Δ(x,y)−Δ(x,y)を計算する。そして、Δl(x,y)を式(13)におけるΔl(x,y)の代わりに代入して、式(13)を再計算する(繰り返し数n=2)。以上のように繰り返すことで寸法誤差Δ(x,y)を0に近づけることができる。ここでは、Δ(x,y)=0かどうかで次回の繰り返し計算を行なっているが、0にならなくてもΔ(x,y)が所望する寸法誤差Δ内に入るまで計算すればよい。これにより、補正残差を小さくする(低減させる)ことができる。繰り返し計算回数nは上述したような必要精度に応じて、或いは必要となる計算時間に応じて適宜設定すればよい。
以上のように、繰り返し回数n=0の場合のパタン寸法補正量Δl(x,y)(第1のパタン寸法補正量)を基にして、パタンの寸法誤差Δ(x,y)が所定の範囲Δ内になるまで繰り返し計算されたΔl(x,y)(第2のパタン寸法補正量)(但し、n>0)で予め設計パタンの寸法CDを寸法CDに変更する。そして、既存の描画装置を用いて、所定の範囲Δ内に入るように既に寸法が変更されたかかる描画パタン14の寸法CDになるように描画する。このようにすることで、ローディング効果を経て、出来上がったパタンの寸法CDを寸法誤差が低減或いは無くなった値とすることができる。よって、寸法CDを設計通りに作成することができる。
実施の形態4.
上述した各実施の形態では、電子ビーム描画装置で描画する前に、設計パタン12のパタン寸法CDを補正残差が低減された描画するためのパタン寸法CDに予め補正しておく構成について説明した。しかしながら、補正残差を低減する手法はこれに限るものではない。実施の形態4では、設計パタン12のパタン寸法CDを補正残差が低減された描画するためのパタン寸法CDに予め変更することで補正する代わりに、電子ビーム描画装置で描画する際の電子ビームの照射量を制御する。このようにすることで補正残差を低減する手法を説明する。また、特に記載がない限り、符号や記号は、実施の形態1〜3と同様である。また、実施の形態4においても、図3に示すようにメッシュ領域に仮想分割してモデル化する点は実施の形態1と同様である。
図12は、実施の形態4における描画方法のフローチャートの要部を示す図である。
図12において、電子ビーム描画方法は、ローディング効果残差補正がされたローディング効果寸法補正量計算工程(S102)、ローディング効果寸法補正量を補正する基準照射量を計算する基準照射量計算工程(S104)、ローディング効果寸法補正分を考慮した近接効果補正照射量を計算する補正照射量計算工程(S106)、照射量を計算する照射量計算工程(S108)、照射時間計算工程(S110)、照射工程(S112)という一例の工程を実施する。
図13は、実施の形態4における描画装置の要部構成の一例を示す概念図である。
図13において、荷電粒子ビーム描画装置の一例であり電子ビーム描画装置の一例となる描画装置100は、描画部150と制御系を備える。描画部150として、電子鏡筒102と描画室103を備える。そして、制御系として、制御計算機110、記憶装置の一例となるメモリ130、記憶装置の一例となる磁気ディスク装置146、記憶装置の一例となる磁気ディスク装置148、偏向制御回路140を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、ブランキング(BLK)偏向器205、ブランキング(BLK)アパーチャ206を有している。描画室103内には、XYステージ105を有している。制御計算機110内では、ローディング効果寸法補正量計算部112、基準照射量計算部114、補正照射量計算部116、照射量計算部118、照射時間計算部120、描画データ処理部122といった各機能を有している。制御計算機110には、磁気ディスク装置146に記憶されたパターンデータ152が磁気ディスク装置146を介して入力される。同様に、制御計算機110には、磁気ディスク装置148に記憶されたメッシュ領域毎の近接効果補正係数η相関データ154と基準照射量BaseDose相関データ156が磁気ディスク装置148を介して入力される。制御計算機110に入力される情報或いは演算処理中及び処理後の各情報はその都度メモリ130に記憶される。
制御計算機110には、メモリ130、偏向制御回路140、磁気ディスク装置146、磁気ディスク装置148が図示していないバスを介して接続されている。偏向制御回路140は、BLK偏向器205に接続される。
図13では、本実施の形態4を説明する上で必要な構成部分について記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。また、図12では、コンピュータの一例となる制御計算機110で、ローディング効果寸法補正量計算部112、基準照射量計算部114、補正照射量計算部116、照射量計算部118、照射時間計算部120、描画データ処理部122といった各機能の処理を実行するように記載しているがこれに限るものではない。例えば、電気的な回路によるハードウェアにより実施させても構わない。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。
電子銃201から出た所定の電流密度Jに制御された荷電粒子ビームの一例となる電子ビーム200は、XYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。XYステージ105は、移動可能に配置されている。ここで、試料101上の電子ビーム200が、所望する照射量を試料101に入射させる照射時間に達した場合、以下のようにブランキングする。すなわち、試料101上に必要以上に電子ビーム200が照射されないようにするため、例えば静電型のブランキング偏向器205で電子ビーム200を偏向すると共にブランキングアパーチャ206で電子ビーム200をカットする。これにより、電子ビーム200が試料101面上に到達しないようにする。ブランキング偏向器205の偏向電圧は、偏向制御回路140及び図示していないアンプによって制御される。
ビームON(ブランキングOFF)の場合、電子銃201から出た電子ビーム200は、図1における実線で示す軌道を進むことになる。一方、ビームOFF(ブランキングON)の場合、電子銃201から出た電子ビーム200は、図1における点線で示す軌道を進むことになる。また、電子鏡筒102内およびXYステージ105が配置された描画室103内は、図示していない真空ポンプにより真空引きされ、大気圧よりも低い圧力となる真空雰囲気となっている。
図13では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載しているが、描画装置100は、上述した構成の他に、電子鏡筒102内に、照明レンズ、第1のアパーチャ、投影レンズ、成形偏向器、第2のアパーチャ、対物レンズ、対物偏向器等を備えていても構わない。ビームON(ブランキングOFF)の場合、かかる構成では、電子銃201から出た電子ビーム200が、照明レンズにより矩形、例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形、例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャを通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズにより第2のアパーチャ上に投影される。かかる第2のアパーチャ上での第1のアパーチャ像の位置は、成形偏向器によって制御される。その結果、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャを通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズにより焦点を合わせる。そして、対物偏向器により偏向されて、XYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。かかる構成にすることにより可変成形型(VSB型)EB描画装置とすることができる。
ここで、描画装置100で描画する際の電子ビーム200の照射量D(x,y)は、以下の式(52)で表すことができる。
基準照射量を「BaseDose」、近接効果補正照射量を「Dp(x,y)」としている。電子ビーム200の照射量D(x,y)は、基準照射量BaseDoseと補正照射量の積で求めることができる。ここでは、補正照射量として、近接効果補正分となる近接効果補正照射量D(x,y)を用いた。実施の形態4では、ローディング効果補正等のグローバルCD補正分は、基準照射量BaseDoseの値を補正することで対応する。
ここで、標準の近接効果補正係数η、標準の基準照射量BaseDose、影響範囲σ、及び補正線幅寸法CDに対する、近接効果補正係数と基準照射量の相関CD(η,BaseDose)の導出を行う。
図14は、実施の形態4における補正線幅寸法CDに対する、近接効果補正係数と基準照射量の相関CD(η,BaseDose)の導出を行うための手法の一例である。
図14のように、一例となる線幅のパタン面積密度がほぼ0%のラインパタンと、50%のラインパタンと、100%のラインパタンとが組になったパタンセットを配置する。そして、近接効果補正係数、基準照射量、影響範囲の値を変えてマスクに描画を行なう。そして、パタン面積密度0%、50%、100%のラインパタンの線幅を測定する。
図15は、実施の形態4の各基準照射量における、近接効果補正係数に対する線幅をグラフに示した一例である。各基準照射量における、パタン面積密度0%、50%、100%のラインパタンの線幅の差がいちばん小さくなるときの近接効果補正係数を、近接効果補正条件を満たす最適な近接効果補正係数と基準照射量の組み合わせ、と決める。図15の例では、5組の最適な近接効果補正係数と基準照射量の組み合わせが、影響範囲ごとに算出できる。最適な近接効果補正係数と基準照射量の組み合わせにおけるパタン面積密度0%、50%、100%のラインパタンの線幅の差が一番小さくなる影響範囲を、最適な影響範囲σと決める。
最適な近接効果補正係数と基準照射量と影響範囲σ、このときの線幅の5組の組み合わせを基に補間によって最適な近接効果補正係数と基準照射量と線幅がそれぞれ連続的な相関となるようにする。線幅に対する相関連続線上の近接効果補正係数と基準照射量のうち、50%面積密度となる線幅1対1のラインパタンにおけるiso−focul Doseと一致する近接効果補正係数と基準照射量の組み合わせを、標準の近接効果補正係数ηと標準の基準照射量BaseDoseとして定義する。
図16は、実施の形態4における、上述した標準の近接効果補正係数ηと標準の基準照射量BaseDoseとこのときの線幅を中心に、最適な近接効果補正係数と基準照射量の5組の組み合わせを基に補間を行った相関連続線に沿って近接効果補正係数と基準照射量を変えたときの、線幅CDの変化量、すなわち補正線幅寸法の相関CD(η,BaseDose)を示した図である。この相関関係により、近接効果補正条件を満たした状態で線幅寸法を変化させることができる。
ここで、上述した各実施の形態で求めた補正残差が低減されたローディング効果補正のためのパタン寸法補正量Δl(x,y)だけ、設計パタン12の寸法CDを変更したい場合、図16に示す相関データから、標準の基準照射量BaseDoseを基準照射量BaseDoseに、標準の近接効果補正係数ηを近接効果補正係数ηに補正すればよいことがわかる。ここで、本実施の形態における補正残差が低減されたローディング効果補正のためのパタン寸法補正量Δl(x,y)について、実施の形態1では、所望するΔ以内になったCDエラーL(x,y)で定義した。また、実施の形態2では、Δl(x,y)で定義した。また、実施の形態3では、所望するΔ以内になったΔl(x,y)で定義した。以下、本実施の形態では、いずれもΔl(x,y)として記載する。以上のような関係を用いて、設計パタンの寸法CDを描画前に予めパタン寸法補正量Δl(x,y)を加減して寸法CDに変更する代わりに、かかるパタン寸法補正量Δl(x,y)分を電子ビーム200の照射量で補正する構成を説明する。
まず、制御計算機110は、磁気ディスク装置146を介してパターンデータ152を入力する。描画データ処理部122は、パターンデータ152に基づいて、ショットデータを作成する。以下、各ショットにおける照射時間Tを計算し、かかる照射時間Tに沿って電子ビーム200を照射し、試料101を描画していく。
S(ステップ)102において、ローディング効果寸法補正量計算工程として、ローディング効果寸法補正量計算部112は、補正残差が低減されたローディング効果補正のためのパタン寸法補正量Δl(x,y)を計算する。計算手法は、上述した各実施の形態で説明したため説明を省略する。
実施の形態4では、制御計算機110でパタン寸法補正量Δl(x,y)を計算しているが、予め制御計算機110以外で求めておいて、制御計算機110がパタン寸法補正量Δl(x,y)を入力するように構成しても好適である。例えば、パタン寸法補正量Δl(x,y)のデータを磁気ディスク装置148等に格納しておき、制御計算機110には、磁気ディスク装置148に記憶されたパタン寸法補正量Δl(x,y)のデータを磁気ディスク装置148を介して入力させる。例えば、メッシュ領域毎のパタン寸法補正量Δl(x,y)マップを作成し、磁気ディスク装置148等に格納しておくと好適である。これにより、描画動作がかかるパタン寸法補正量Δl(x,y)の計算待ちで停止してしまう可能性を排除することができる。
S104において、基準照射量計算工程として、基準照射量計算部114は、ローディング効果残差補正がされた基準照射量BaseDoseを計算する。基準照射量計算部114は、磁気ディスク装置148を介して図16に示す相関関係を取得することができる基準照射量BaseDose相関データ156を入力する。そして、パタン寸法補正量Δl(x,y)のデータから対応する基準照射量BaseDoseを求める。これにより補正残差が低減されたローディング効果寸法補正分を考慮したメッシュ領域毎の基準照射量BaseDoseを得ることができる。
ここで、実施の形態4では、制御計算機110で基準照射量BaseDoseを計算しているが、これに限るものではない。上述したようにパタン寸法補正量Δl(x,y)を予め制御計算機110以外で求めておく場合には、基準照射量BaseDoseも予め制御計算機110以外で求めておく。そして、メッシュ領域毎に値をもつ基準照射量BaseDoseマップを作成する。そして、このマップを磁気ディスク装置148等に格納しておいても好適である。そして、制御計算機110は、磁気ディスク装置148に記憶された基準照射量BaseDoseマップから磁気ディスク装置148を介して該当する基準照射量BaseDoseを入力する。これにより、計算時間を短縮することができる。
S106において、補正照射量計算工程として、補正照射量計算部116は、近接効果補正照射量D(x,y)を計算する。まず、補正照射量計算部116は、磁気ディスク装置148を介して図16に示す相関関係を取得することができる近接効果補正係数η相関データ154を入力する。そして、パタン寸法補正量Δl(x,y)のデータから対応する近接効果補正係数ηを求める。これにより補正残差が低減されたローディング効果寸法補正分を考慮した後述する近接効果補正用メッシュ領域毎の近接効果補正係数ηを得ることができる。そして、近接効果補正照射量D(x,y)は、以下に示す式式(53−1)〜式(53−5)で表すことができる。
iは、補正項の次数を示している。また、近接効果の分布関数を「κ(x,y)」とした。近接効果の影響範囲はローディング効果の影響範囲と比べて狭い。そのため、計算上、パタンの作成領域をメッシュ領域(近接効果補正用メッシュ領域)に分割する場合にローディング効果補正用のメッシュサイズ(1mm)より小さいサイズとして計算する。例えば、μmオーダー、例えば、1μmとするとよい。そして、式(53−1)、式(53−2)で定義されるηを近接効果補正係数η相関データ154から得たηにして計算する。これにより、補正残差が低減されたローディング効果寸法補正分を考慮した近接効果補正照射量D(x,y)を計算することができる。
ここで、実施の形態4では、制御計算機110で近接効果補正係数ηを計算しているが、これに限るものではない。上述したようにパタン寸法補正量Δl(x,y)を予め制御計算機110以外で求めておく場合には、近接効果補正係数ηも予め制御計算機110以外で求めておく。そして、メッシュ領域毎に値をもつ近接効果補正係数ηマップを作成する。そして、このマップを磁気ディスク装置148等に格納しておいても好適である。そして、制御計算機110は、磁気ディスク装置148に記憶された近接効果補正係数ηマップから磁気ディスク装置148を介して該当する近接効果補正係数ηを入力する。これにより、計算時間を短縮することができる。
S108において、照射量計算工程において、照射量計算部118は、基準照射量BaseDoseと補正残差が低減されたローディング効果寸法補正分を考慮した近接効果補正照射量D(x,y)を用いて、式(52)に従って、電子ビーム200の照射量D(x,y)を計算する。
S110において、照射時間計算工程として、照射時間計算部120は、メモリ130から照射量D(x,y)を読み出し、電流密度Jを用いて、照射時間T(=照射量D(x,y)/電流密度J)を計算する。
S112において、照射工程(描画工程でもある)として、制御計算機110は、求めた照射時間Tで試料へのビーム照射がOFFになるように偏向制御回路140に信号を出力する。そして、偏向制御回路140では、かかる信号に沿って、求めた照射時間Tに合わせて、電子ビーム200を偏向するようにブランキング偏向器205を制御する。そして、所望する照射量D(x,y)を試料101に照射した後、ブランキング偏向器205により偏向された電子ビーム200は、試料101に到達しないようにブランキングアパーチャ206によって遮蔽される。ブランキング偏向器205は、上述したように描画部150を構成する。このようにして、描画部150は、電子ビーム200を用いて所望する照射量D(x,y)で試料101を描画する。
以上のように、照射量を補正することで、ローディング効果補正における補正残差を低減、或いは無くしたローディング効果補正を行なうことができる。その結果、ローディング効果を経てマスク等の試料に高精度なパタン寸法でパタンを作成することができる。
以上の説明において、「〜部」或いは「〜工程」と記載したものの処理内容或いは動作内容は、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。例えば、磁気ディスク装置146に記録される。
また、図13において、コンピュータとなる制御計算機110は、さらに、図示していないバスを介して、記憶装置の一例となるRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM、磁気ディスク(HD)装置、入力手段の一例となるキーボード(K/B)、マウス、出力手段の一例となるモニタ、プリンタ、或いは、入力出力手段の一例となる外部インターフェース(I/F)、FD、DVD、CD等に接続されていても構わない。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、実施の形態では可変成形ビーム方式の電子ビーム描画装置を用いたが、これ以外の方式の描画装置にも適用できる。また、本発明は電子ビーム描画装置の使用目的を限定するものでは無い。例えば、マスクやウェハ上に直接レジストパターンを形成するという使用目的以外にも、光ステッパー用マスク、X線マスクなどを作成する際にも利用可能である。また、実施の形態1〜3における描画するためにパタン寸法補正量は、図12に示す描画装置100内の計算機等で求めてもよい。或いは、パタン寸法補正量を描画装置100内の計算機が入力して描画データを補正してもよい。また、図1、図2、図5では、矩形(すべての角が90度)を例として記載しているが、これに限るものではなく、任意角度の斜め線、三角形、円、楕円、リング等、一般的な2次元のパタンでも構わない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全てのパタン作成方法、荷電粒子ビーム描画装置、及び荷電粒子ビーム描画方法は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における作成される設計パタンの一例を示す図である。 図1の設計パタンを描画する場合の描画パタンの一例を示す図である。 実施の形態1におけるメッシュ領域を説明するための概念図である。 実施の形態1における繰り返し計算結果の一例を示す図である。 実施の形態2における作成されるパタンの一例を示す図である。 実施の形態2における縮めた分のパタンの面積を説明するための図である。 実施の形態2におけるパタンの頂点で生じる面積誤差について説明するための図である。 実施の形態2における補正誤差測定用のパタンの一例を示す図である。 面積のみを考慮した場合の補正精度の一例を示すグラフである。 実施の形態2におけるケース1,2で解を求めた場合の補正精度の一例を示すグラフである。 実施の形態2におけるケース3で解を求めた場合の補正精度の一例を示すグラフである。 実施の形態4における描画方法のフローチャートの要部を示す図である。 実施の形態4における描画装置の要部構成の一例を示す概念図である。 実施の形態4における補正線幅寸法CDに対する、近接効果補正係数と基準照射量の相関CD(η,BaseDose)の導出を行うための手法の一例を説明するための図である。 実施の形態4の各基準照射量における、近接効果補正係数に対する線幅をグラフに示した一例である。 実施の形態4における、上述した標準の近接効果補正係数ηと標準の基準照射量BaseDoseとこのときの線幅を中心に、最適な近接効果補正係数と基準照射量の5組の組み合わせを基に補間を行った相関連続線に沿って近接効果補正係数と基準照射量を変えたときの、線幅CDの変化量、すなわち補正線幅寸法の相関CD(η,BaseDose)を示した図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。 設計パタンの一例を示す図である。 図12を描画する場合の描画パタンの一例を示す図である。 図13の寸法で描画した場合におけるエッチング後の実際に出来上がったパタンの線幅を説明するための概念図である。
符号の説明
10,20,101,340 試料
12,22 設計パタン
14,24 描画パタン
30 メッシュ領域
100 描画装置
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
112 ローディング効果寸法補正量計算部
114 基準照射量計算部
116 補正照射量計算部
118 照射量計算部
120 照射時間計算部
122 描画データ処理部
130 メモリ
140 偏向制御回路
146,148 磁気ディスク装置
150 描画部
152 パターンデータ
154 η相関データ
156 BaseDose相関データ
200 電子ビーム
201 電子銃
205 ブランキング偏向器
206 ブランキングアパーチャ
300 サーバ装置
330 電子線
410 第1のアパーチャ
411 開口
420 第2のアパーチャ
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (7)

  1. 試料にパタンを作成するパタン作成方法において、
    メッシュ状の複数のマス目に仮想分割された前記試料のパタン作成領域におけるマス目領域毎に含まれるパタンの面積と、パタンの外周の辺の長さの総和とを用いてパタン寸法を変更し、ローディング効果により生じる前記試料に作成されるパタンの寸法誤差を補正することを特徴とするパタン作成方法。
  2. 荷電粒子ビームを照射して試料にパタンを作成するパタン作成方法において、
    メッシュ状の複数のマス目に仮想分割された前記試料のパタン作成領域におけるマス目領域毎に含まれるパタンの面積と、パタンの外周の辺の長さの総和とを用いて前記試料に照射される照射量を変更し、ローディング効果により生じる前記試料に作成されるパタンの寸法誤差を補正することを特徴とするパタン作成方法。
  3. 前記マス目領域毎に含まれるパタンの面積とパタンの外周の辺の長さの総和とを用いてパタン寸法補正量を計算し、計算されたパタン寸法補正量に基づいて前記変更を行い、
    前記パタンの寸法誤差が所定の範囲内になるまで、繰り返し前記パタン寸法補正量を計算することを特徴とする請求項1又は2記載のパタン作成方法。
  4. ローディング効果により設計パタンで生じるパタン寸法変動量をマス目領域毎に含まれるパタンの辺の総和を用いて変調したパタン寸法補正量に基づいて前記変更を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のパタン作成方法。
  5. 前記パタン寸法補正量は、さらに、前記パタン寸法補正量の二乗を乗算することでパタンの頂点の面積となる頂点の定数を用いて変調されることを特徴とする請求項4記載のパタン作成方法。
  6. ローディング効果により設計パタンで生じるパタン寸法変動量をマス目領域毎に含まれるパタンの辺の総和を用いて変調した第1のパタン寸法補正量を基に、前記パタンの寸法誤差が所定の範囲内になるまで繰り返し計算された第2のパタン寸法補正量に基づいて前記変更を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のパタン作成方法。
  7. メッシュ状の複数のマス目に仮想分割された試料のパタン作成領域におけるマス目領域毎に含まれるパタンの面積と、パタンの外周の辺の長さの総和とを用いて前記試料に照射される荷電粒子ビームの照射量を補正する補正部と、
    前記補正された荷電粒子ビームの照射量に基づいて、前記試料にパタンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
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