JP4378648B2 - 照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システム - Google Patents

照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システム Download PDF

Info

Publication number
JP4378648B2
JP4378648B2 JP2006274779A JP2006274779A JP4378648B2 JP 4378648 B2 JP4378648 B2 JP 4378648B2 JP 2006274779 A JP2006274779 A JP 2006274779A JP 2006274779 A JP2006274779 A JP 2006274779A JP 4378648 B2 JP4378648 B2 JP 4378648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
irradiation
correction
rectangular
rectangle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006274779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008096486A (ja
Inventor
直生 安里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micron Memory Japan Ltd
Original Assignee
Elpida Memory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elpida Memory Inc filed Critical Elpida Memory Inc
Priority to JP2006274779A priority Critical patent/JP4378648B2/ja
Priority to US11/866,699 priority patent/US7810066B2/en
Publication of JP2008096486A publication Critical patent/JP2008096486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4378648B2 publication Critical patent/JP4378648B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/302Controlling tubes by external information, e.g. programme control
    • H01J37/3023Programme control
    • H01J37/3026Patterning strategy
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/76Patterning of masks by imaging
    • G03F1/78Patterning of masks by imaging by charged particle beam [CPB], e.g. electron beam patterning of masks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、被描画体に対してエネルギー照射により描画を行う際の照射パターンデータ作成方法、描画システム、及びそれにより形成されるフォトマスクの製造方法に関する。
描画装置を用いて電子線ビームなどのエネルギーを照射し、被描画体上に所望のパターンを形成させる技術が知られている。このような技術は、例えば、半導体のリソグラフィ工程で用いられるフォトマスクを製造するために適用される。
この描画装置の方式としては、ラスタースキャン方式と可変矩形方式とが知られている。ラスタースキャン方式は点上に絞ったポイントビームにてマスク上の各座標を順番になぞっていく描画方式である。データのある座標ではビームがオンとなり、データの無い座標ではオフとなってマスク上に所望のパターンを形成する。ラスタースキャン方式の利点は、描画時間が描画領域の大きさでほぼ見積もれることである。データの有り無しに関わらす、描画領域のすべての座標をなぞるため、描画時間はほぼ描画領域の大きさで決定される。但し、近接効果補正がしにくいため、その影響の出ない比較的低加速(例示;20keV)の電子ビームを使用する必要がある。低加速の電子ビームを用いるので、解像力が出しにくい。
一方、可変矩形方式は、照射パターンのデータは矩形で表され、その矩形を1個づつ露光していく描画方式である。可変矩形方式の描画装置では、例えば、2枚のL字のアパチャーを組み合わせて、任意の大きさの矩形状のビームを形成する。この方式では、電子ビームの加速電圧も高く(例示;50keV)することができ、被描画体上で高い解像力を得る事ができる。尚、高加速電圧のビームを用いると近接効果が無視できないが、パターンの面積密度の関数を用いて描画時の露光量を変化させる、等の近接効果の補正により、微細パターンの寸法精度を向上させることもできる。
上述のような描画装置の方式のうち、現状では寸法精度の点で有利な可変矩形方式が主流となっている。但し、可変矩形方式を用いた場合、描画時間が長くなる事があった。これは、描画時間は、元のデータ(以下、計画パターンと記載する)というより、描画用に矩形に分割されたデータ(以下、照射パターンと記載する)での矩形数にほぼ比例して延びることになるからである。特に、計画パターン中に斜めのパターンが含まれていると、照射パターン中では非常に微細な多数の矩形に分割されることになるので、極端に描画時間が長くなる事がある。
よって、可変矩形方式において、描画時間を短縮することのできる技術が望まれる。
また、矩形の形状が極めて細くなったりすると、描画の際の寸法精度が低下することもあった。したがって、描画の際の寸法精度を高くする事のできる技術の提供が望まれる。
上記と関連して、特許文献1には、透明基板と、斜め線を含んだ多角形の回路パタンを、斜め線が複数の矩形により階段状に表された多角形として示した遮光パタンとを備え、矩形の幅RがRw<R<Rp×mのの範囲であるフォトマスク(但し、mは露光装置の転写倍率、Rpは露光装置の解像力、Rwはマスク描画装置の解像力である)、が開示されている。
ところで、被描画体に照射される電子線ビームのパターンと、実際に被描画体に形成されるパターンとの間には、寸法シフト(以下、プロセスバイアス)が生じる事がある。この寸法シフトは、被描画体上に形成された電子線レジスト材料、エッチング装置、被描画体の材質・膜厚等の製造プロセス、パターンの寸法、及び隣のパターンとの間隔などに依存する。従って、所望するパターンを被描画体上に形成させるためには、プロセスバイアス値に基いて補正の行われたパターンで、電子線ビームを照射させる必要がある。このような補正は、ルールベース手法(パターン寸法、隣のパターンとの補正量のテーブルあるいは関数を作成しておき、パターンを順次このテーブルあるいは関数に当てはめ補正を行う手法)などで補正されている。
上記と関連して、特許文献2には、電子線によりマスクパターンを描画するためのデータ作成方法において、レイアウト設計された半導体集積回路のパターンデータであって、矩形及び/または台形に分割されているパターンデータに対し、アウトライン処理を行わず、矩形及び/又は台形に分割されたまま、寸法補正のためのバイアス処理を施すこと、が開示されている。
特開2000−241958号 公報 特開2003−273001号 公報
上述した可変矩形方式の描画装置において、計画パターンの斜めパターンに対応する部分に上述したプロセスバイアスの補正を行うと、矩形の数が更に膨大な量になってしまう事がある。この理由について、図1を参照して説明する。
図1(a)は、計画パターンの斜めパターン部分を、可変矩形方式用に矩形で近似した矩形近似パターンを示す説明図である。図1(a)では、4つの矩形が描かれている。各矩形は、X軸に平行な辺とY軸に平行な辺とによって形成されている。このような複数の矩形により、計画パターンの側部は階段状に表されている。
図1(b)は、矩形近似パターンに対して、プロセスバイアス補正の行われた状態を説明する説明図である。図1(b)では、プラスのプロセスバイアスが付与され、矩形近似パターンがプロセスバイアス分だけ拡大された状態を示している。この補正後のパターンでは、2つの側部の間で、頂点のY座標が一致しない。従って、矩形近似パターンのように、4つだけの矩形では表す事ができず、更に多数の矩形を必要とする。つまり、プロセスバイアス補正を行う事によって、計画パターンの矩形数よりも照射パターンの矩形数が増大してしまうのである。矩形数の増加は、描画時間の増加となる。
図1(c)は、補正後のパターンを矩形で表した状態を示す説明図である。実際に描画を行う際には、図1(c)に示される矩形毎に、電子ビームの照射が行われる。ここで、プロセスバイアスΔの符号が+であった場合、矩形近似パターンのX方向の辺を含む領域に形成された矩形は、Y方向の幅がプロセスバイアスの2倍の長さしかない。すなわち、微細な矩形である。このような微細の矩形で電子ビームを照射することは、寸法精度の観点から不利である。
従って、本発明の目的は、描画時間を短縮することのできる照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システムを提供する事にある。
本発明の他の目的は、プロセスバイアス補正を行った際に、矩形数が増大しない照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システムを提供する事にある。
また、本発明の更に他の目的は、矩形が微細になり過ぎない照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システムを提供する事にある。
その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
本発明にかかる照射パターンデータ生成方法は、可変矩形方式によるエネルギー照射で被描画体(40)を描画する際の照射パターンデータを作成する照射パターンデータ作成方法である。この照射パターンデータ作成方法は、斜め側部(3)を有する計画パターン(1)を与える工程(ステップS10)と、計画パターン(1)を、矩形により近似して矩形近似パターン(4)を生成する矩形近似工程(ステップS30)と、矩形近似パターン(4)に基いて第1補正パターン(8)を生成する第1補正工程(ステップS40〜50)と、第1補正パターン(8)を、プロセスバイアスΔだけ拡大させて、照射パターン(12)を生成する第2補正工程(ステップS60)と、を具備する。そのプロセスバイアスΔは、実際に被描画体に形成される形成パターンの前記照射パターンに対する縮小量である。第1補正工程(S40〜50)は、矩形近似パターン(4)に基いてΔ移動パターン(6)を生成するΔ移動工程(S40)を有している。Δ移動工程(S40)においてΔ移動パターン(6)を生成するにあたり、矩形近似パターンの側部(5)の位置を、そのプロセスバイアスΔの量だけ移動させる。
上述のように、第2補正工程(S60)の前に予め第1補正工程(S40〜50)を実施しておけば、第2補正工程においてプロセスバイアスΔ分の拡大を行った際に、矩形内の頂点の座標のずれを相殺させる事ができる。このずれの相殺を利用すれば、照射パターン(12)内の矩形数を増やさなくて済み、描画時間が増える事もない。
上述の照射パターンデータ作成方法において、斜め側部(3)は、XY平面上でX軸及びY軸に対して斜めであり、矩形近似工程(S30)において計画パターン(1)を近似するにあたり、矩形の各々は、X軸及びY軸に平行な辺により形成され、その各矩形のX方向長さが、計画パターン(1)のX方向長さに対応するように近似され、Δ移動工程(S40)において、矩形近似パターン側部(5)を、Y軸に平行に、且つ、矩形近似パターン(4)の内側方向へ、そのプロセスバイアスΔだけ移動させることが好ましい。
この照射パターンデータ作成方法において、第1補正工程(S40〜50)は、更に、Δ移動工程(S40)の後に実施される拡張工程(S50)を有していることが好ましい。このとき、拡張工程(S50)において、Δ移動パターンの側部(7)を、X軸に平行に、且つ、Δ移動パターン(6)の外側方向へ移動させる。
また、矩形近似工程(S30)において、その各矩形は、隣接する矩形と、X方向に延びる辺同士が少なくとも一部で共有されるように作成されることが好ましい。
上記の照射パターンデータ作成方法において、矩形近似工程(S30)と、第1補正工程(S40〜50)と、第2補正工程(S60)とは、コンピュータにより実行されることが好ましい。
上記の照射パターンデータ作成方法では、矩形近似工程(S20)において、各矩形は、隣接する矩形と、X方向に延びる辺同士が少なくとも一部で重なるように形成されることが好ましい。
本発明の他の形態における照射パターン作成方法は、可変矩形方式によるエネルギー照射で被描画体(40)に描画する際の照射パターンデータを作成する照射パターンデータ作成方法である。この照射パターンデータ作成方法は、斜め側部(3)を有する計画パターン(1)を与える工程(ステップS110)と、計画パターン(1)を、少なくとも一つの矩形により近似して矩形近似パターン(13)を生成する矩形近似工程(S130)と、矩形近似パターン(13)を、プロセスバイアスΔだけ拡大させて照射パターン(15)を生成するバイアス補正工程(S140)と、を具備する。ここで、そのプロセスバイアスΔは、実際に被描画体(40)に形成される形成パターン(41)の照射パターン(15)に対する縮小量である。また、斜め側部(3)は、XY平面上でX軸及びY軸に対して斜めに延びている。また、矩形近似工程(S120)において計画パターン(1)を近似するにあたり、矩形の各々は、X軸及びY軸に平行な辺で形成され、X方向長さが、計画パターン(1)のX方向幅に対応するように近似され、隣接する矩形と、少なくとも一部で幅を有して重なり合うように形成される。
上述の方法に依れば、矩形近似パターン内の各矩形が、隣接する矩形と少なくとも一部で幅を有して重なり合うように形成されていることで、バイアス補正パターンを矩形に分割した際に、矩形の幅を重ね合わせた量だけ広げる事ができる。照射パターン内の各矩形の幅が広がるので、微細な矩形が発生せず、寸法精度を低下させることがない。
本発明に係る照射パターンデータ生成プログラム(30、50)は、上記の照射データ作成方法をコンピュータによって実行させるためのものである。
本発明にかかるフォトマスク製造方法は、上記の照射データ作成方法によって作成された照射パターンデータに従って、被描画体(40)にエネルギーを照射する工程(ステップS80、S150)、を具備する。
本発明にかかる描画システム(20)は、可変矩形方式でエネルギーを被描画体(40)に照射する描画装置(21)と、描画装置(21)の動作を制御する制御装置(22)と、
を具備する。制御装置(22)は、XY平面上でX軸及びY軸に対して斜めに延びる斜め側部(3)、を有する計画パターン(1)が入力されると、計画パターン(1)を矩形により近似して矩形近似パターン(4)を形成する矩形近似部(32)と、矩形近似パターン(32)に基いて第1補正パターン(8)を生成する第1補正部(33)と、第1補正パターン(8)を、プロセスバイアスΔだけ拡大して、照射パターンデータを生成する第2補正部(10)と、を具備する。ここで、プロセスバイアスΔは、実際に被描画体(40)に形成される形成パターン(41)の照射パターンからの縮小量である。第1補正部(33)はΔ移動部(36)を有している。Δ移動部(36)は、矩形近似パターンの側部(5)を、プロセスバイアスΔの量だけ移動させてΔ移動パターン(6)を生成する。描画装置(21)は、被描画体(40)上に、制御装置(22)によって作成された照射パターンデータに基いてエネルギーを照射する。
本発明にかかる描画システムの他の一形態は、可変矩形方式でエネルギーを被描画体(40)に照射してする描画装置(21)と、描画装置(21)の動作を制御する制御装置と、を具備する。その制御装置は、幅を有しXY平面上でX軸及びY軸に対して斜めに延びる斜め側部(3)、を有する計画パターン(1)が与えられると、斜め側部(3)を矩形により近似して矩形近似パターン(13)を形成する矩形近似部(52)と、矩形近似パターン(13)を、プロセスバイアスΔだけ拡大して、照射パターン(15)を生成するバイアス補正部(53)と、を有している。ここで、そのプロセスバイアスΔは、実際に被描画体(40)に形成される形成パターン(41)の照射パターンからの縮小量である。矩形近似部(52)が計画パターン(1)を近似するにあたり、その矩形の各々は、X軸及びY軸に平行な辺で形成され、X方向長さが、計画パターン(1)のX方向長さに対応するように近似され、隣接する矩形と少なくとも一部で幅を有して重なり合うように形成される。描画装置(21)は、被描画体(40)上に、その制御装置によって作成された照射パターン(15)でエネルギーを照射する。
上記の描画システムにおいて、描画装置(21)は、電子ビーム照射装置であることが好ましい。
本発明に依れば、描画時間を短縮することのできる照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システムが提供される。
本発明に依れば、更に、プロセスバイアス補正を行った際に、矩形数が増大しない照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システムが提供される。
(第1の実施形態)
以下に、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図2は、本実施形態にかかる描画システム20の概略構成図である。図2に示されるように、描画システム20は、描画装置21と、制御装置22とを有している。描画装置21は、電子ビームを被描画体40に対して照射して描画を行う装置である。制御装置22は、描画装置21が照射するビームのパターン(照射パターン)の生成を行い、描画装置21の動作を制御する。尚、照射パターンの生成と、描画装置21の動作の制御は、必ずしも一の装置で行われる必要はなく、別々の装置で行われてもよい。
制御装置22は、RAM(Random access memory)やROM(Read only memory)、CPU、ハードディスクなどを有するコンピュータに例示される。制御装置22には、照射パターン生成プログラム30と、描画装置制御部35とが、コンピュータプログラムとして格納されている。照射パターン生成プログラム30は、照射パターンを生成する機能を実現するものである。照射パターン生成プログラム30は、プロセスバイアス算出部31、矩形近似部32、第1補正部33、及び第2補正部34を有している。第1補正部33は、Δ移動部36と、拡張部37とを有している。但し、照射パターン生成プログラム30についての詳細な機能は後述する。一方、描画装置制御部35は、描画装置21の動作を制御する機能を実現する。
描画装置21は、電子ビームを発生させる電子ビーム発生装置と、2枚のL字型アパチャーとを有している。電子ビーム発生装置によって発生された電子ビームは、L字型アパチャーによって断面が矩形状となるように成形される。そして、矩形状となった電子ビームが、被描画体40に照射される。すなわち、描画装置21は、可変矩形方式の電子ビーム照射装置である。
被描画体40としては、フォトマスク40が挙げられる。本実施形態では、被描画体40が、半導体ウエハ上にDRAM(Dynamic Random access memory等の配線パターンを形成するためのフォトマスク40である場合について説明する。DRAM等の配線パターンでは、斜めに延びるパターンが多く、フォトマスク形成時の照射パターンの矩形数が増え易い。従って、照射パターン内の矩形数増加を抑える工夫が、より望まれている。
続いて、本実施形態にかかる照射パターンデータ生成方法について説明する。図3は、この照射パターンデータ生成方法を含む半導体ウエハの描画方法のフローチャートである。図3に示されるステップS10〜60の工程によって、照射パターンデータが生成される。また、ステップS70の工程により、フォトマスク40上にパターンが形成される。更に、ステップS80の工程によって、ウエハ上にパターンが形成される。各工程の詳細について、以下に説明する。
ステップS10;計画パターンの作成
まず、実際にウエハ上に形成させたいパターンである計画パターン1を、データとして用意する。図4は、計画パターン1の説明図である。本実施形態では、計画パターン1が、ライン(符号1)・アンド・スペース(符号2)=Lnm/Snmであり、XY平面上でX軸及びY軸に対して斜め45°の方向に延びるものとして説明する。計画パターン1は、斜め側部3を有しており、一の計画パターン1の2つの側部が、斜め側部(3−1、3−2)となっている。
尚、ウエハ上やフォトマスク40上に形成されるレジストの種類(ネガ、ポジ)によって、フォトマスク40上に電子ビームの照射された領域が、ライン(パターン)部分に対応するのかスペース部分に対応するのかが決定される。本実施形態では、電子ビームの照射された領域が、パターン部分に対応する場合について説明する。
また、ウエハ上にパターンを形成させるにあたり、フォトマスク上のパターンを縮小させて転写させる場合がある。このような場合、フォトマスク形成用の照射パターンは、ウエハ上のパターンを拡大(例示;4倍)させたものになる。但し、以下の説明においては、説明を簡便にするために、パターンの大きさを、ウエハ上での大きさに揃えて説明する。
上述のようにして用意された計画パターン1は、制御装置22に読み込まれる。
ステップS20;プロセスバイアスΔの算出
続いて、プロセスバイアス算出部31によって、プロセスバイアスΔの算出が行われる。プロセスバイアスとは、実際にフォトマスク40上に形成されるパターンと、照射パターンとの寸法シフトの事を意味している。プロセスバイアスは、エッチング装置や、マスク遮光膜の材質、膜厚などのリソグラフィ工程の諸条件に依存している。従って、実際に照射されたパターンに対して、形成されたパターンの方が拡大されていることもある。本実施形態では、プロセスバイアスΔを、実際にフォトマスク40に形成されるパターンが、実際に照射されたパターンに対して縮小した量として定義する。このプロセスバイアスΔは、リソグラフィ工程における諸条件などに基いて決定される事ができる。
ステップS30;矩形近似
続いて、矩形近似部32が、計画パターン1を矩形近似して、少なくとも一の矩形からなる矩形近似パターン4を生成する。図5は、矩形近似の様子を説明する説明図である。尚、図5では、一本の計画パターン1についてのみ示している。図5に示されるように、矩形近似パターン4内の各矩形は、X軸に平行な辺とY軸に平行な辺とによって形成されている。計画パターン1の斜め側部3−1部分は、矩形近似パターン4において階段状の側部(矩形近似パターン側部)5−1として表される。同様に、斜め側部3−2部分は、矩形近似パターン側部5−2として表される。
また、各矩形のX方向の長さは、計画パターン1の幅のX方向長さに対応する。各矩形は、隣接する矩形と、X方向に延びる辺同士が少なくとも一部で共有されるように形成される。また、各矩形は、Y方向に延びる辺の中点が、計画パターン1上に位置されるように形成される。但し、斜め側部3が直線状ではない場合には、矩形近似パターン側部5と斜め側部3とによって形成される複数の領域(図中、符号A)が、等しい面積となるようにしてもよい。各矩形のY方向長さは、フォトマスク40上にパターンを形成する際の解像力R(=k1×λ/NA)以下の長さである。尚、k1はレジスト性能などのプロセスで決まる係数、λは電子ビームの波長、NAは開口数である。このように、解像力R以下の幅で矩形近似を行うのは、側部がフォトマスク40上では階段状であっても、ウエハ上で斜めにするためである。
ステップS40;第1補正工程(Δ移動工程)
続いて、Δ移動部36が、矩形近似パターン4に基いて、Δ移動パターン6を生成する。図6は、Δ移動工程を説明する説明図である。Δ移動部36は、矩形近似パターン4の階段状側部5のそれぞれを、Y軸に平行であり、且つ、矩形近似パターン4の内側を向く方向に移動させる。すなわち、図6に示されるように、矩形近似パターン側部5−1を+Y方向側に、矩形近似パターン側部5−2を−Y方向側に移動させる。そして、移動後の矩形近似パターン側部5−1は、Δ移動パターン側部7−1となり、矩形近似パターン側部5−2はΔ移動パターン側部7−2となる。この時の移動量は、プロセスバイアスΔである。
ステップS50;第1補正工程(拡張工程)
続いて、拡張部37が、Δ移動パターン6に基いて、第1補正パターン8を生成する。図7は、拡張工程を説明する説明図である。拡張部37は、Δ移動パターン側部7を、X軸に平行であり、且つ、Δ移動パターン6の外側を向く方向に移動させる。すなわち、Δ移パターン側部7−1は+X方向に移動して第1補正パターン側部9−1に、Δ移動パターン側部7−2は−X方向に移動して第1補正パターン側部9−2になる。尚、拡張工程における移動量は、階段状部分のY方向に延びる辺の中点(図7中、符号B)が、斜め側部3−1上となるような量である。
ステップS60;第2補正工程
続いて、図8に示されるように、第2補正部34が、第1補正パターン8を、プロセスバイアスΔだけ拡大して、第2補正パターン10を生成する。第1補正パターン側部9−1は、第2補正パターン側部11−1となり、第1補正パターン側部9−2は、第2補正パターン側部11−2となる。ここで、第2補正パターン側部11−1のX方向に延びる辺のY座標(y−1)は、第2補正パターン側部11−2のX方向に延びる辺のY座標(y−2)に一致する。これは、図6で示されるΔ移動工程で生じたΔ分のずれが、第2補正工程によって相殺されるからである。第2補正パターン側部(11−1、11−2)のX方向に延びる辺のY座標が一致するので、第2補正パターン10は、矩形近似パターン4の矩形数と同じ数の矩形で表現され得る。第2補正部34は、第2補正パターン10を複数の矩形に分割して、照射パターンデータとする。
ステップS70;マスクに描画
続いて、描画装置制御部35が照射パターンデータに基いて、フォトマスク40上に電子ビームを照射するように、描画装置21の動作を制御する。図9は、フォトマスク40上に照射される照射パターン12の図である。電子ビームは、照射パターン12内の矩形単位で照射される。ここで、照射パターン12は、矩形近似パターン4と同じ数で表現されるので、描画時間が延びることはない。
図10は、電子ビームの照射によって形成されるフォトマスク40上のパターン41を示す図である。フォトマスク40上に実際に形成されるパターン41は、照射パターン12に対してプロセスバイアスΔだけ縮小されたものである。すなわち、第2補正工程を行う前のパターン(第1補正パターン8)と同じパターンが形成される。
ステップS80;マスクを用いてウエハに描画
ステップS70で描画されたフォトマスク40を用いて、ウエハ上にパターンを形成する。図11は、フォトマスク40を用いて露光を行う際の光強度分布をシミュレーションした結果を示す図である。フォトマスク40上のパターン41が、光を遮光する部分であった場合についてシミュレーションを行った。
尚、シミュレーションにあたり、露光条件としては、以下の条件を用いた。
レーザー;KrFエキシマレーザー(波長λ=248nm)、
縮小倍率;4、
開口数(NA);0.85、
コヒーレント・ファクター(σ);0.85の遮光率、4/5の輪帯照明(円形光源の中心80%を遮光した斜入射照明)
フォトマスク40;透過率6%、位相差180度のハーフトーン位相差シフトマスク
また、シミュレーションにあたり、計画パターン1のラインアンドスペースは、100nm/100nmとした。矩形近似を行う際の各矩形のY方向幅は、80nmとした。プロセスバイアスΔは、一律+10nmとした。
図11中の符号cで示される領域(領域c)は、ウエハ上のレジストに到達する光強度が最大である領域である。すなわち、光は遮光部の影響は殆ど受けず、殆どそのままの強度でウエハ上に到達する領域である。符号bで示される線(線b)は、光強度が領域cよりも低いある一定の値を示す位置である。符号aで示される線は、光強度が線b部分よりも更に低いある一定の値を示す位置である。
図11に示されるように、フォトマスク40上に形成されたパターン41の側部は段差状であるが、ウエハ上では、ある一定の光強度で露光される領域(線a、線b部分)は、段差とならずに斜めの延びる直線状になる。これは、上述の露光条件での解像力R(約100nm)よりも、段差形状部分のY方向に延びる辺の幅(80nm)の方が小さいからである。すなわち、ウエハ上に形成されるパターンの側部は、段差状ではなく、直線状となる。尚、露光時の露光量を調整する事で、ウエハ上に形成されるパターンの幅を調整することもできる。
以上説明したように、本実施の形態に依れば、第2補正工程(S60)の前に、Δ移動工程(S40)を実施していることで、照射パターン側部(26−1、26−2)のY座標を揃える事ができる。これにより、照射パターン中に含まれる矩形の数を増加させず、結果としてフォトマスク40を描画する際の描画時間を短縮させる事ができる。
尚、本実施形態では、プロセスバイアスΔの算出が制御装置22によって行われる場合について説明したが、必ずしも制御装置22がプロセスバイアスΔを算出する必要はなく、別の手段によってプロセスバイアスΔが算出されてもよい。また、プロセスバイアスΔの算出は、第1補正工程(S40)の前であれば、どの段階で求められてもよい。但し、プロセスバイアスΔの算出にあたり、計画パターンの寸法によってもプロセスバイアスΔが変動する場合には、計画パターンのレイアウトが決定されてからプロセスバイアスΔが算出される必要がある。
また、本実施形態では、拡張部37によって、Δ移動パターン側部7を移動させる(拡張する)場合について説明した。但し、ウエハに対する露光の際に、露光量の調整によりパターンの幅を調整することができる場合については、必ずしもパターンを拡張させる必要はない。この場合には、計画パターン1の全体が斜めパターンである必要がある。計画パターンの側部の少なくとも一部がX方向又はY方向に平行であれば、斜めパターンの幅調整の為に露光量を変化した際に、幅が所望のものにならない事がある。
なお、ラインの多いパターンでは、上述のようなネガレジストを用いたプロセスが通常用いられる。これは、描画時間(ショット数)の点で有利となるからである。しかし、ポジレジストプロセスを使用する場合もありうる。ポジレジストを用いた場合、描画データは、ラインパターン間のスペース部分になる。この場合、このスペース部の描画データにプロセスバイアス処理が掛けられた後連続した長方形データとなるように、CADデータではラインパターンを作成しておくことが必要になる。そのため、一本の斜めラインパターンの分割は、隣接する他のパターンの分割を考慮しなければならないが、同様に本発明を適用することができる。
また、ラインではなくスペースを主に有するマスクを用いる場合も同様に本発明を適用できる。この場合、マスク製造時にはポジレジストが用いられ、CADデータで作製されたスペースデータ部を描画することになる。ポジレジストを用いた場合、通常プロセスバイアスΔは−になる。これは、プロセスバイアスの主原因が、マスク遮光膜エッチング中のレジスト後退であるためであり、ポジレジストで描画したスペースはマスク遮光膜エッチング工程で寸法が広がる傾向が出やすいためである。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る描画システムの構成は、照射パターン生成プログラム30の機能構成が異なっている。尚、第1の実施形態と機能構成が同じものについては、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図12は、本実施形態に係る照射パターン生成プログラム50の内容を示すブロック図である。照射パターン生成プログラム50は、プロセスバイアス算出部51と、矩形近似部52と、バイアス補正部53とを有している。尚、プロセスバイアス算出部51の機能は、第1の実施形態におけるプロセスバイアス算出部51と同じであり、説明を省略する。但し、矩形近似部52の機能は、第1の実施形態における矩形近似部32と異なっている。バイアス補正部53は、第1の実施形態における第2補正部34と実質的に同じ機能を実現する。
図13は、本実施形態に係る照射パターンデータ生成方法を含む半導体ウエハの描画方法のフローチャートである。図13に示されるように、ステップS110〜ステップS140の工程によって、照射パターンデータが生成される。ステップS140の工程によって、フォトマスク上にパターンが形成される。そして、ステップS150の工程によって、ウエハ上にパターンが形成される。各工程の詳細について、以下に説明する。
ステップS110;計画パターンの作成
まず、計画パターン1が作成され、制御装置22に読み込まれる。この工程は、第1の実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
ステップS120;プロセスバイアス算出
続いて、プロセスバイアス算出部51がプロセスバイアスΔを算出する。この工程は、第1の実施形態と同じであり、詳細な説明は省略する。また、この工程は、以下に述べるバイアス補正工程(ステップS140)より前であれば、どの段階で実施されてもよい。
ステップS130;矩形近似
続いて、矩形近似部52が、計画パターン1を少なくとも一の矩形により近似して、矩形近似パターン13を生成する。図14(a)は、矩形近似工程の様子を示す説明図である。矩形近似の際に、各矩形は、X軸及びY軸に平行な辺で形成されるように近似される。また、各矩形は、X方向長さが、計画パターン1のX方向の幅に対応するように近似される。ここまでは、第1の実施形態と同じである。但し、本実施形態では、ステップS120で算出されたプロセスバイアスΔの符号が+であった場合、各矩形が隣接する矩形と、少なくとも一部で幅を有して重なり合うように近似する。図14(a)では、隣接する矩形同士が、Y方向側に幅eを有して重なっている。
ステップS140;バイアス補正
続いて、バイアス補正部53が、矩形近似パターン52をプロセスバイアスΔだけ拡張して、バイアス補正パターン14を生成する。この工程は、第1の実施形態における第2補正工程と実質的に同じである。図14(b)は、バイアス補正工程の様子を示す説明図である。矩形同士が重なった部分は、片側Δ分だけ拡張される。従って、隣接する矩形同士は、Y方向側に幅e+2Δを有して重なっている。
この矩形近似パターン52は、Y方向側で隣接する複数の矩形16に組替えることができる。図14(c)は、バイアス補正パターン14を、Y方向側で隣接する複数の矩形16により組替えた時の図である。複数の矩形16のうち、重なり部分に対応した矩形のY方向側の幅は、e+2Δである。バイアス補正部53は、図14(c)示されるような、Y方向側で隣接する複数の矩形16を表す情報を、照射パターンデータとして生成する。
ステップS150、160;マスクに描画、マスクを用いてウエハを描画
続いて、第1の実施形態と同様に、生成した照射パターンデータに基いて、電子ビームをフォトマスク40に照射する。これにより、フォトマスク40上にパターン42が形成される(S150)。更に、第1の実施形態と同様に、フォトマスク40を用いてウエハ上にパターンを形成する(S160)。図15は、フォトマスク40を用いて露光を行う際の光強度分布をシミュレーションした結果を示す図である。露光条件などは、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態と同様に、符号cで示される領域(領域c)は、ウエハ上のレジストに到達する光強度が最大である領域でり、符号bで示される線(線b)は、光強度が領域cよりも低いある一定の値を示す位置であり、符号aで示される線は、光強度が線b部分よりも更に低いある一定の値を示す位置である。図15に示されるように、フォトマスク40上のパターン42の側部が段差状であったとしても、ウエハ上に形成されるパターンの側部は直線上となる事がわかる。
図16は、比較例として、矩形近似工程において、隣接する矩形同士が辺を共有するように近似した場合、すなわち、隣接する矩形同士の重なり部分は線であり、幅を有していない場合の例を示す説明図である。図16(a)は、矩形近似工程後のパターン17を示している。図16(b)は、バイアス補正工程後のパターン18を示している。パターン18において、隣接する矩形同士は、Y方向の幅が2Δの領域で重なっている。図16(c)は、このパターン18を、Y方向で隣接する複数の矩形19で表現した様子を示す説明図である。すなわち、比較例における照射パターンデータを示している。矩形19同士が重なった部分に対応する矩形は、Y方向の幅が2Δしかなく、微細な矩形である。
比較例と比較すれば、本実施形態における照射パターン15は、Y方向の幅がe+2Δであるので、「e」分だけ幅が拡大されていることがわかる。すなわち、照射パターン15内に含まれる各矩形が微細になる事が防止され、その結果としてフォトマスク上にパターンを形成する際の寸法精度が向上する。
尚、照射パターン15内の各矩形16のうち、隣接する矩形と重ならなかった部分に対応する矩形の幅は縮小される事になるが、矩形近似工程において、各矩形のY方向幅を、eに対して十分に長くしておけば問題ない。
従来の照射パターンデータ作成方法の説明図である。 第1の実施形態にかかる描画システムの概略構成図である。 第1の実施形態にかかる照射パターンデータ作成方法のフローチャートである。 第1の実施形態にかかる計画パターンの説明図である。 第1の実施形態にかかる矩形近似パターンの説明図である。 第1の実施形態にかかるΔ移動パターンの説明図である。 第1の実施形態にかかる第1補正パターンの説明図である。 第1の実施形態にかかる第2補正パターンの説明図である。 第1の実施形態にかかる照射パターンデータの説明図である。 第1の実施形態にかかるフォトマスク上のパターンの説明図である。 第1の実施形態にかかる光強度分布のシミュレーション結果の説明図である。 第2の実施形態にかかる描画システムの概略構成図である。 第2の実施形態にかかる照射パターンデータ作成方法のフローチャートである。 第2の実施形態にかかる照射パターンデータ作成方法の説明図である。 第1の実施形態にかかる光強度分布のシミュレーション結果の説明図である。 比較例における照射パターンデータ作成方法の説明図である。
符号の説明
1 計画パターン
2 スペース
3 斜め側部
4 矩形近似パターン
5 矩形近似パターン側部
6 Δ移動パターン
7 Δ移動パターン側部
8 第1補正パターン
9 第1補正パターン側部
10 第2補正パターン
11 第2補正パターン側部
12 照射パターン
13 矩形近似パターン
14 バイアス補正パターン
15 照射パターン
16 矩形
17 矩形近似後のパターン(比較例)
18 バイアス補正後のパターン(比較例)
19 矩形(比較例)
20 描画システム
21 描画装置
22 制御装置
30 照射パターン生成プログラム
31 プロセスバイアス算出部
32 矩形近似部
33 第1補正部
34 第2補正部
35 描画装置制御部
36 Δ移動部
37 拡張部
40 被描画体(フォトマスク)
41 フォトマスク上のパターン
50 照射パターン生成プログラム
51 プロセスバイアス算出部
52 矩形近似部
53 バイアス補正部

Claims (8)

  1. 可変矩形方式によるエネルギー照射で被描画体を描画する際の照射パターンを示す照射パターンデータ作成方法であって、
    XY平面上でX軸及びY軸に対して斜めに延びた斜め側部を有する計画パターンを与える工程と、
    前記計画パターンを、矩形により近似して矩形近似パターンを生成する矩形近似工程と、
    前記矩形近似パターンに基いて第1補正パターンを生成する第1補正工程と、
    前記第1補正パターンを、プロセスバイアスΔだけ拡大させて、前記照射パターンを生成する第2補正工程
    を具備し、
    前記矩形近似工程において前記計画パターンを近似するにあたり、
    前記矩形の各々は、
    前記X軸及び前記Y軸に平行な辺により形成され、
    前記各矩形のX方向長さが、前記計画パターンのX方向幅に対応するように近似され、
    前記プロセスバイアスΔは、前記照射パターンに対して、実際に被描画体に形成される形成パターンが縮小する縮小量であり、
    前記第1補正工程は、前記矩形近似パターンに基いてΔ移動パターンを生成するΔ移動工程を有し、
    前記Δ移動工程において前記矩形近似パターンを形成する辺を、前記Y軸に平行に、且つ、前記矩形近似パターンの内側方向へ、前記プロセスバイアスΔの量だけ移動させる
    照射パターンデータ作成方法。
  2. 請求項に記載された照射パターンデータ作成方法であって、
    前記第1補正工程は、更に、前記Δ移動工程の後に実施される拡張工程を有し、
    前記拡張工程において、前記Δ移動パターンを形成する辺を、前記X軸に平行に、且つ、前記Δ移動パターンの外側方向へ移動させる
    照射パターンデータ作成方法。
  3. 請求項1又は2に記載された照射パターンデータ作成方法であって、
    前記矩形近似工程において、前記各矩形は、隣接する矩形と、X方向に延びる辺同士が少なくとも一部で共有されるように作成される
    照射パターンデータ作成方法。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載された照射パターンデータ作成方法であって、
    前記矩形近似工程と、前記第1補正工程と、前記第2補正工程とは、コンピュータにより実行される
    照射パターンデータ作成方法。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載された照射パターンデータ作成方法をコンピュータによって実行させるための、コンピュータ読み取り可能な照射パターンデータ生成プログラム。
  6. フォトマスク上に可変矩形方式によるエネルギー照射で描を行うフォトマスク製造方法であって、
    前記描画を行う際の照射パターンデータを作成するにあたり、
    XY平面上でX軸及びY軸に対して斜めに延びた斜め側部を有する計画パターンを与える工程と、
    前記計画パターンを、矩形により近似して矩形近似パターンを生成する矩形近似工程と、
    前記矩形近似パターンに基いて第1補正パターンを生成する第1補正工程と、
    前記第1補正パターンを、プロセスバイアスΔだけ拡大させて前記照射パターンを生成する第2補正工程
    を具備し、
    記矩形近似工程において前記計画パターンを近似するにあたり、
    前記矩形の各々は、
    前記X軸及び前記Y軸に平行な辺で形成され、
    前記各矩形のX方向長さが、前記計画パターンのX方向幅に対応するように近似され、
    前記プロセスバイアスΔは、前記照射パターンに対して、実際に被描画体に形成される形成パターンが縮小する縮小量であり、
    前記第1補正工程は、前記矩形近似パターンに基いてΔ移動パターンを生成するΔ移動工程を有し、
    前記Δ移動工程において、前記矩形近似パターンを形成する辺を、前記Y軸に平行に、且つ、前記矩形近似パターンの内側方向へ、前記プロセスバイアスΔだけ移動させる
    フォトマスク製造方法
  7. 可変矩形方式でエネルギーを被描画体に照射して描画を行う描画装置と、
    前記描画装置の動作を制御する制御装置
    を具備し、
    前記制御装置は、矩形近似部と、第1補正部と、第2補正部と、を具備し、
    前記矩形近似部は、XY平面上でX軸及びY軸に対して斜めに延びる斜め側部を有する計画パターンが入力されると、前記計画パターンを矩形により近似して矩形近似パターンを形成するにあたり、前記矩形の各々が、前記X軸及び前記Y軸に平行な辺により形成され
    前記第1補正部は、前記照射パターンに対して、実際に被描画体に形成される形成パターンが縮小する縮小量であるプロセスバイアスΔの値を用いて、前記矩形近似パターンに基いて前記矩形近似パターンを形成する辺を、前記Y軸に平行に、且つ、前記矩形近似パターンの内側方向へ、前記Δだけ移動させて、第1補正パターンを生成
    前記第2補正部は、前記第1補正パターンを、プロセスバイアスΔだけ拡大して、前記照射パターンを生成
    記描画装置は、被描画体上に、前記制御装置によって作成された前記照射パターンでエネルギーを照射する
    描画システム。
  8. 請求項に記載された描画システムであって、
    前記描画システムは、電子ビーム照射装置である
    描画システム。
JP2006274779A 2006-10-06 2006-10-06 照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システム Expired - Fee Related JP4378648B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006274779A JP4378648B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システム
US11/866,699 US7810066B2 (en) 2006-10-06 2007-10-03 Irradiation pattern data generation method, mask fabrication method, and plotting system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006274779A JP4378648B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008096486A JP2008096486A (ja) 2008-04-24
JP4378648B2 true JP4378648B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=39379434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006274779A Expired - Fee Related JP4378648B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7810066B2 (ja)
JP (1) JP4378648B2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4998853B2 (ja) * 2006-01-30 2012-08-15 株式会社ニコン 処理条件決定方法及び装置、処理装置、測定装置及び露光装置、基板処理システム、並びにプログラム及び情報記録媒体
US20120219886A1 (en) 2011-02-28 2012-08-30 D2S, Inc. Method and system for forming patterns using charged particle beam lithography with variable pattern dosage
US8473875B2 (en) 2010-10-13 2013-06-25 D2S, Inc. Method and system for forming high accuracy patterns using charged particle beam lithography
US9341936B2 (en) 2008-09-01 2016-05-17 D2S, Inc. Method and system for forming a pattern on a reticle using charged particle beam lithography
US7901850B2 (en) 2008-09-01 2011-03-08 D2S, Inc. Method and system for design of a reticle to be manufactured using variable shaped beam lithography
US8039176B2 (en) 2009-08-26 2011-10-18 D2S, Inc. Method for fracturing and forming a pattern using curvilinear characters with charged particle beam lithography
US9323140B2 (en) 2008-09-01 2016-04-26 D2S, Inc. Method and system for forming a pattern on a reticle using charged particle beam lithography
US8057970B2 (en) 2008-09-01 2011-11-15 D2S, Inc. Method and system for forming circular patterns on a surface
TWI496182B (zh) * 2009-08-26 2015-08-11 D2S Inc 以可變束模糊技術使用帶電粒子束微影術製造表面之方法及系統
US9164372B2 (en) 2009-08-26 2015-10-20 D2S, Inc. Method and system for forming non-manhattan patterns using variable shaped beam lithography
US9448473B2 (en) 2009-08-26 2016-09-20 D2S, Inc. Method for fracturing and forming a pattern using shaped beam charged particle beam lithography
JP5709465B2 (ja) * 2010-10-29 2015-04-30 キヤノン株式会社 描画装置、および、物品の製造方法
US9612530B2 (en) 2011-02-28 2017-04-04 D2S, Inc. Method and system for design of enhanced edge slope patterns for charged particle beam lithography
US9057956B2 (en) 2011-02-28 2015-06-16 D2S, Inc. Method and system for design of enhanced edge slope patterns for charged particle beam lithography
WO2012148606A2 (en) 2011-04-26 2012-11-01 D2S, Inc. Method and system for forming non-manhattan patterns using variable shaped beam lithography
US9034542B2 (en) 2011-06-25 2015-05-19 D2S, Inc. Method and system for forming patterns with charged particle beam lithography
JP2013045838A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Canon Inc 描画装置、および、物品の製造方法
US8719739B2 (en) 2011-09-19 2014-05-06 D2S, Inc. Method and system for forming patterns using charged particle beam lithography
US9343267B2 (en) 2012-04-18 2016-05-17 D2S, Inc. Method and system for dimensional uniformity using charged particle beam lithography
US9038003B2 (en) 2012-04-18 2015-05-19 D2S, Inc. Method and system for critical dimension uniformity using charged particle beam lithography
JP6169876B2 (ja) * 2013-04-11 2017-07-26 日本コントロールシステム株式会社 電子ビーム描画装置、描画用図形データ作成装置、電子ビーム描画方法、描画用図形データ作成方法、およびプログラム
US10381196B2 (en) * 2015-03-23 2019-08-13 Nuflare Technology, Inc. Charged particle beam writing apparatus and method for calculating irradiation coefficient
CN112366203B (zh) * 2020-10-23 2023-01-03 福建省晋华集成电路有限公司 图案布局以及其形成方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4895780A (en) * 1987-05-13 1990-01-23 General Electric Company Adjustable windage method and mask for correction of proximity effect in submicron photolithography
JP2854674B2 (ja) 1990-05-21 1999-02-03 日本電信電話株式会社 図形パターン発生方法
IL97022A0 (en) * 1991-01-24 1992-03-29 Ibm Israel Partitioning method for e-beam lithography
US5159201A (en) 1991-07-26 1992-10-27 International Business Machines Corporation Shape decompositon system and method
JPH0536595A (ja) 1991-08-02 1993-02-12 Fujitsu Ltd 電子線露光方法
JP3454970B2 (ja) 1995-05-24 2003-10-06 富士通株式会社 マスクパターン補正方法、パターン形成方法及びフォトマスク
JPH11307429A (ja) 1998-04-23 1999-11-05 Sony Corp パターン図形の分割方法
JP4756720B2 (ja) 1999-02-19 2011-08-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 フォトマスク、フォトマスクの製造方法、フォトマスクの検査修正方法、半導体集積回路の製造方法および液晶ディスプレイの製造方法
JP3360662B2 (ja) * 1999-10-05 2002-12-24 日本電気株式会社 電子線ビーム描画方法および電子線ビーム描画用マスク
JP3686367B2 (ja) 2001-11-15 2005-08-24 株式会社ルネサステクノロジ パターン形成方法および半導体装置の製造方法
JP2003273001A (ja) 2002-03-14 2003-09-26 Sony Corp 電子線描画データ作成方法、マスク製造方法および描画装置
US6842889B2 (en) * 2002-08-06 2005-01-11 Micron Technology, Inc. Methods of forming patterned reticles
JP5063071B2 (ja) * 2006-02-14 2012-10-31 株式会社ニューフレアテクノロジー パタン作成方法及び荷電粒子ビーム描画装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008096486A (ja) 2008-04-24
US20080149859A1 (en) 2008-06-26
US7810066B2 (en) 2010-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4378648B2 (ja) 照射パターンデータ作成方法、マスク製造方法、及び描画システム
US11340584B2 (en) Synchronized parallel tile computation for large area lithography simulation
US11048161B2 (en) Optical proximity correction methodology using pattern classification for target placement
EP1438633B1 (en) Method for forming elliptical and rounded features using beam shaping
CN110456610B (zh) 优化通孔层工艺窗口的辅助图形及方法
US10417376B2 (en) Source beam optimization method for improving lithography printability
JP2000049072A (ja) マスクパターン補正方法
JP2005079111A (ja) 電子線描画データ作成方法、作成装置及び作成プログラム並びに電子線描画装置
KR102396647B1 (ko) 포토마스크의 레이아웃 설계 방법 및 포토마스크의 제조 방법
KR101074106B1 (ko) 포토마스크의 디자인방법 및 포토마스크를 사용하여 반도체장치를 제조하는 방법
CN111913362B (zh) 带电粒子束描绘方法以及带电粒子束描绘装置
US8250495B2 (en) Mask decomposition for double dipole lithography
JP4831390B2 (ja) 電子線描画データ作成方法、作成装置及び作成プログラム並びに電子線描画装置
JP5810642B2 (ja) マスクデータ生成方法及びそれを用いたマスクの製造方法
JP6350204B2 (ja) 描画データ検証方法、プログラム、及びマルチ荷電粒子ビーム描画装置
JP2001228599A (ja) 補助パターン生成方法および半導体マスクレイアウトパターンの自動生成方法
JP2019068000A (ja) シミュレーション装置、荷電粒子ビーム描画システム、及び荷電粒子ビーム描画方法
JP2005114843A (ja) 半導体装置の製造方法
US9960013B2 (en) Continuous writing of pattern
JP2002296759A (ja) マスクの製造方法及び電子線描画データ生成方法
JP2011176046A (ja) 露光方法及び半導体装置の製造方法
JP2000066370A (ja) マスクパターン作成方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090902

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees