JP2005514539A - 蝶着された部材をもつ窓組立体 - Google Patents

Abstract

【解決手段】内側向き枠材面（その枠材面に配置されるスペース構造をもつ）により連結された，間隔があけられた側壁を有する窓サッシ枠材に，ひとつ以上のはめ込み窓ガラスまたは断熱ガラスユニットを取り付ける方法および装置が提供される。はめ込み窓ガラスは，窓サッシ枠材内の接着性シーラント材の細片に配置される。枠材の側壁および内壁に蝶着されたはめ込み押縁を折り曲げることにより，はめ込み押縁は，確実に，はめ込み窓ガラスを窓サッシ枠材に押し付け，さらに/またははめ込み窓ガラスの縁を覆う。

Description

本発明は，一般的に宣伝用，住居用，建築用窓に関するもので，特に一体はめ込み押縁のような蝶着されたはめ込み部材をもつ，窓，ドアまたは天窓サッシ組立体，およびその製造方法に関する。

従来から知られているように，断熱ガラスユニット，またはIGユニットは，車両も含め，窓，天窓，ドアおよび関連したものの構成要素として広く使用されている。このようなユニットは，冬季では建物内部からの熱損失を減少させ，夏期では，空気調和された建物への熱の流入を減少させるために使用されている。断熱ガラスユニットは，典型的に，サッシとは別に形成され，別工程で，断熱ガラスがサッシに備え付けられる。

断熱ガラス構成を組み立てる他の方法（IGユニットがサッシと共に一体的に作られる）が特許文献１（ジェー・フランスによる「一体の多重窓ガラスユニットおよびサッシ組立体ならびにそれを製造する方法」と題した，1999年5月7日付け出願の米国出願第09/307,825号（’825）で，この出願は今や特許になっているが，2000年11月16日付け国際公開WO00/68539に対応するもの），特許文献２（ジェー・フランスによる「一体の多重窓ガラスユニットおよびサッシ組立体ならびにそれを製造する方法」と題した，2001年11月16日付け出願の米国出願），特許文献３（アール・ホーナン等により「接着取り付けおよび間隔空け構造物を有する断熱ガラスサッシ組立体」と題した，2001年6月15付け米国出願），特許文献４（アール・ホーナン等による「一体の多重窓ガラスサッシの製造方法」と題した，2001年8月9日付け米国出願），および特許文献５（アール・ホーナン等による「枢着されたガラス構成部品をもつ窓サッシ組立体」と題して，2001年11月15日付け米国出願）（これらはここに参考文献として組み込まれる）に開示されている。従来技術の総合的な説明に加え，特許文献１は，改良はされているが複雑な，窓サッシと一体となった断熱ガラス構造物を開示する。
米国特許第6,286,288号明細書 米国出願第09/907,528号明細書 米国出願第09/822,295号明細書 米国出願第09/825,293号明細書 米国出願第10/004,112号明細書

特に，上記’825号（米国特許第6,286,288号）は，サッシ枠が形成される多重窓ガラスユニット（はめ込み窓ガラスが直接固定される一体のスペース構成を有する）を開示する。一体のスペース構成は，サッシからの伸長する垂直なはめ込み窓ガラスの表面をもつ。接着剤は，はめ込み窓ガラスを取り付けるための垂直な窓ガラスの表面に付着される。このように方法において，剛直な構成サッシ枠が，はめ込み窓ガラスの取り付け前に形成され，このことにより，別個に製造された断熱ガラスユニットを使用する必要性がなくなるとともに，同様でかつ改良された熱特性が得られる。

窓，ドアなどに使用する断熱ガラス構造についてのさらなる改良，上記’825号の基礎的概念，すなわち一体構造となったサッシとIGユニットの組み込みは，上記米国出願の‘295号に見ることができる。従来技術の総合的な説明に加え，米国出願の‘295号は，窓サッシと一体となって改良はされているが，複雑な断熱ガラス構成を開示する。特に，米国出願の‘295号は，特に，平行な窓ガラスがサッシに，接着取り付けまたは接着取り付けおよびスペース構成により直接に取り付けられ，支持される一体の断熱ガラスおよびサッシ構造を開示する。

これらの接着剤は都合よく，窓ガラスの間のスペーサ構成要素として機能することができるシーラント材の押縁のようなビード形状で直接サッシに適用することができる。これに代え，接着剤は，サッシ輪郭材と一緒に押し出し成形すること（後で押し出し成形すること）ができる。また，接着剤は，一体となったひとつの構成要素の，乾燥したシーラント―接着取り付け剤からなていもよい。特に都合のよい実施例としては，この材料は，いろいろな形状に前もって形成でき，このことより，サッシ輪郭材に接着したとき，一体となったサッシ/取り付け組立体が提供される。開示の接着性空間および取り付け構成を使用して，多重はめ込み窓ガラスユニットを組み立てる方法も開示されている。

窓技術に関して，現在の技術を示す文献は，特許文献６（Schmidt）で，そこで，線条プラスチック材が，ひとつの部材のように抽出された多数の部品からなり，それらは他のものに，線条部材に形成された少なくともひとつの壁部により留め付けられることが開示されている。Schmidt特許の図２に示されているように，ひとつの部品3が凹所17に設けられ，他の部材9が脚部（部品を分離したとき，噛み合った部品システムを提供するように，ひとつの部品3の凹所17に整合するもの）をもつ。Schmidt特許は，はめ込み窓ガラス11を保持する，除去可能で，かつ/または分離可能な構成部品を有する一般的なパネル取り付けシステムに関する。ユニットおよびプロセスが記述され，部品がパネル取り付けられる前に分離されなければならないことが開示されている。このプロセスは扱いにくいものであり，過剰またははみ出た材料をトリミングする労力をさらに必要とし，主部品に保持（取り付け）部品を迅速に取り付けることができない。
米国特許第5,713,159号（‘159号）明細書

その結果，在来の機能窓で使用するために，はめ込み窓ガラスにより，両側に連結される，熱的にシールされ，さらに構造的シールされたエアーポケットを組み込む窓サッシを与える，改良はされているが複雑な機構をもたないものの需要がある。

以下本発明は，ガラス材を使用して説明されるが，他の材料に交換することはできる。材料は，たとえば，プレキシガラス，強化ガラス，安全ガラス，防犯ガラス，または他の知られた取り付け材のような透明または曇りプラスチックがある。

本発明にしたがって，窓サッシ枠材が窓サッシを構成するために用意される。長さをもつサッシ枠材がサッシ枠材の長さにわたって実質的に伸長する内側向き枠材面により，間隔をあけて連結される第一および第二の側壁を有する。第一のはめ込み押縁がサッシ枠材の長さにわたって伸長し，（i）サッシ枠材の第一の側壁，（ii）前記内側向き枠材面の少なくともひとつに蝶着される。

第一のはめ込み押縁は，たとえば，第一の端部およびその反対側の第二の端部を有する第一の側面脚部を有し，その側面脚部の第一の端部はサッシ枠材に，一体的に蝶着される。その側面脚部の第二の端部は，はめ込み押縁がはめ込み窓ガラスへと，蝶着されているところを中心に旋回すると，内側向き枠材面の近傍に位置するはめ込み窓ガラスの周囲部を覆う。一実施例では，はめ込み押縁は，第一の側面脚部に対して横切る方向に伸長する一体の据え付けブロックを含む。一体の据え付けブロックは，たとえば，第一の側面脚部に対して垂直方向に伸長してもよい。

第一の固定部材が第一の側面脚部に設けら，第二の固定部材がサッシ枠材に設けられてもよい。第一および第二の端部は，前記周囲部を覆うようにして，前記はめ込み押縁を前記サッシ枠材に固定するために協働する。一実施例として，第一の固定部材は，第一の端部と第二の端部との間の第一の側面脚部から突き出る固定ラグからなり，第二の固定部材は，固定ラグを確実に受け入れ，把持する固定ノッチからなる。これに代えて，第二の固定部材は，サッシ枠材から突き出る固定ラグからなり，第一の固定部材は，第一の端部と第二の端部との間にある固定ノッチからなってもよい。スナップ留め，ラグ，ラチェットまたは接着構成などの他の固定部材も本発明にしたがって設けられることは分かるであろう。

第二のはめ込み押縁も設けられてもよい。たとえば，第二のはめ込み押縁は，サッシ枠材の長さにわたって実質的に伸長し，（i）サッシ枠材の第二の側壁，（ii）内側向き枠材面の少なくともひとつに蝶着されてもよい。第一および第二のはめ込み押縁は，第一の端部およびその反対側の第二の端部を有する側面脚部を有し，各側面脚部の第一の端部はサッシ枠材に，一体的に蝶着される。各側面脚部の第二の端部は，はめ込み押縁のそれぞれがはめ込み窓ガラスへと，蝶着されているところを中心に旋回すると，内側向き枠材面の近傍に位置するはめ込み窓ガラスの周囲部を覆うことができる。はめ込み押縁のそれぞれは，各はめ込み押縁の側面脚部に設けられる第一の固定部材を含んでもよい。各はめ込み押縁の第一の固定部材はサッシ枠材に設けられる第二の固定部材と協働して，はめ込み押縁をサッシ枠材に固定し，はめ込み押縁の第二の端部はひとつ以上のはめ込みガラスの周囲部を覆う。ふたつのはめ込み窓ガラスが断熱スペース（たとえば，空気やガスが充填されている）により分離されている断熱ガラスの実施例では，第一のはめ込み押縁の第二の端部は第一のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆い，第二のはめ込み押縁の第二の端部は，第一のはめ込み窓ガラスと平行な第二のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆うように設計される。

図示される実施例では，第一のはめ込み押縁は，内側向き枠材面とサッシ部材の第一の側壁とが交差するところににそって一体的に取り付けられる。同様に，第二のはめ込み押縁は，内側向き枠材面とサッシ部材の第二の側壁とが交差するところにそって，一体的に取り付けられる。はめ込み押縁を他の位置で蝶着することも可能であり，当業者であれば，本発明に基づくことにより明らかであろう。

第一の接着性細片が第一のはめ込み押縁の第二の端部と第一のはめ込み窓ガラスとの間に配置され得る。第二の接着性細片が第二のはめ込み押縁の第二の端部と第二のはめ込み窓ガラスとの間に配置され得る。第三の接着性細片が，内側向き枠材面に隣接して配置され，第一のはめ込み窓ガラスと第二のはめ込み窓ガラスとの間に伸長する。接着剤は，たとえば，接着性のビード（シーラント材ともいう），予め形成された接着性発泡体，予め形成された接着性テープ，および/または化学シーラント材のような，さまざまな接着タイプおよび構成のものからなってもよい。用語「接着剤」は，記載したものに限定されず，シーラント材を含め広義に解すべきである。

本発明の蝶着されたはめ込み押縁は，種々の形状，寸法を取ることができる。たとえば，それらは正方形も長方形でもよく，側壁は，はめ込み窓ガラスに隣接した最終位置にあるときに，サッシ部材の各側壁にほぼ平行となる。これに代え，
側壁は，はめ込み窓ガラスに隣接した最終位置にあるときに，サッシ部材の各側壁から各はめ込み窓ガラスに向かって傾斜してもよい。他の実施例では，側壁は，はめ込み窓ガラスに隣接した最終位置にあるときに，サッシ部材の各側壁からはめ込み窓ガラスに向かって湾曲する。他の適切な形状もはめ込み押縁の使用に使用することができる。

はめ込み窓ガラスを窓サッシ枠材に取り付ける方法が開示される。長さをもつサッシ枠材が用意されるが，ここでサッシ枠材は，サッシ枠材の長さにそって伸長する内側向き枠材面により結合さる第一および第二の側壁を有する。サッシ枠材のめ込み窓ガラス取り付け構造が，内側向き枠材面に隣接する少なくともの第一の側面はめ込み面を有する。本方法にしたがって，第一のはめ込み窓ガラスが第一の側面はめ込み面に対して配置される。第一の側壁に蝶着された第一のはめ込み押縁が第一のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆うために，蝶着部のあたりで，折り曲げられる。第一のはめ込み押縁は，たとえば，固定構造を介して，第一のはめ込み窓ガラスに隣接した位置で，固定され得る。

内側向き枠材面に隣接した第二の側面はめ込み面をもつ取り付け構造が用意される。第二のはめ込み窓ガラスが第二の側面はめ込み面に対して配置される。第二の側壁に蝶着された第二のはめ込み押縁が第二のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆うために，蝶着部のあたりで，折り曲げられる。第二のはめ込み押縁は，第二のはめ込み窓ガラスに隣接した位置で，固定される。はめ込み押縁は薄っぺらなものも含め所望の厚さとすることができる。

第一および第二のはめ込み窓ガラスを窓サッシ枠材に取り付ける方法も開示される。本発明にしたがって，第一および第二の側壁を有する，長さをもつサッシ枠材が用意される。側壁はサッシ枠材にそって伸長する内側向き枠材面により，結合される。はめ込み面がサッシ枠材の第一の側壁に隣接して設けられる。第一の接着性シーラント材が，はめ込み面上に，直接またははめ込み窓ガラス（間に第一の接着性シーラント材の細片をもつはめ込み面に対して配置される）を介して配置される。第二の接着性シーラント材の細片が，第一のはめ込み窓ガラスおよび/または内側向き枠材面上に配置される。第二のはめ込み窓ガラスが，第二の接着性シーラント材の細片に対して配置される。第三の接着性シーラント材の細片が，第二の側壁に蝶着されたはめ込み押縁，および/または第二のはめ込み窓ガラスの上に配置される。はめ込み押縁を第三の接着性シーラント材の細片を介して第二のはめ込み窓ガラスに留め付けるために，はめ込み押縁が折り曲げられる。

本発明の利点は，本開示により容易に理解されようが，しかし，要するに，投資を必要とせず，また既存のIGユニットを使用して，窓を製造するために必要となる工程，設備，人力をほとんど必要とすることなく，このような窓を提供することができることである。

はめ込み窓ガラスやスクリーンのために受け入れ面を提供する枠材からなる窓やドア部材が開示される。少なくともひとつの蝶着部材が，枠材の少なくともひとつの側面の長さにわたって蝶着される。蝶着部材が，枠材の適所に，受け入れ面上に配置されたはめ込み窓ガラスまたはスクリーンと係合して，保持するために，蝶着線のまわりを旋回する。

本発明の利点および特徴は，添付図面（同様の部材は同じ符号が付されている）と以下の記述によりよりよく理解されよう。

図１において，ビニール，たとえばポリ塩化ビニール（PVC）アルミニウム，木材，他のプラスチックなどのような窓枠に使用される他の材料から作ることができる従来技術のサッシ輪郭材10が，断熱ガラス窓の製造に使用される。サッシ輪郭材10は周知の技術，たとえば押し出し成形により作ることができる。輪郭材10の断面のみが図示されているが，正方形，長方形，楕円，円，その他従来知られた形状の完成したサッシ枠材を組み立てるために必要な長さをもつことは分かるであろう。図示のサッシ輪郭材10は従来知られているように，窓ガラスをサッシに取り付けるために，はめ込み押縁またはクリップ14a，14bをそれぞれ受け入れるチャネル12a，12bを有する。各窓に対して別個になったはめ込み押縁またはクリップを据え付けることは，効率的でない。その理由は，そのプロセスは扱いにくく，さらに労力や，過剰または端からはみ出した部材のトリミングを必要とし，確実に，主メッシュ部材に保持（取り付け）部材を迅速（無駄なく）嵌め付けることができないからである。またはめ込み押縁とサッシとの色の整合性が，異なる材料で，部材がそれぞれ別個に作られることからしばしば問題となる。サッシ枠材と一体に蝶着されたはめ込み押縁を提供することにより，色の整合性の問題はもはやなくなる

本発明にしたがって，図３および図４に示されているように，ビニール，たとえばポリ塩化ビニール（PVC）アルミニウム，木材，他のプラスチックなどのような窓枠に使用される他の材料から，サッシ枠材22として作ることができるサッシ輪郭材20が，断熱ガラス窓の製造の使用のために提供される。サッシ枠材22は周知の技術，たとえば押し出し成形，または射出成形により作ることができる。枠材22の断面のみが図４に示されているが，正方形，長方形，楕円，円，その他従来知られた形状の完成したサッシ枠材を組み立てるために必要な長さをもつことは分かるであろう。

図示のサッシ輪郭材20はサッシ枠材22と一体に作られ，窓の眺望用の開口部へと内側へと突き出たスペース構造24を組み込んでいる。図示の実施例（例示である）の内部スペース構造24は，図６に示されているように，接着剤またはシーラント材27のビードを貼り付けることができるふたつの，垂直な側面はめ込み面26a，26bを組み込んでいる。はめ込み窓ガラス30a，30bの膨張係数は典型的にPVC押し出し成型物のものより小さいため，シーラント剤の形状は，はめ込み窓ガラスが押し出し成形のビニールと直接接することを防止している。この構造は，固有の欠点を避け，さらにはめ込み窓ガラス（ガラスのほかプラスチックパネル）により，両側から熱的にシールされ，構造的にシールされ，内部はめ込み構造により周囲を取り囲むようにシールされた空間を形成する。さらにまた，はめ込み窓ガラス30の寸法は内側サッシ枠材表面32の寸法よりも全体として小さく，これによりガラスは，ガラスまたはシーラント材のいずれにも悪影響を与えるストレスを生じさせることなく，膨張し，接触することができる。また，ガラス（他のはめ込み窓仕切の材料）は好適に，押し出し成形物の表面にあり，これにより，ひび割れを生じさせるガラスの縁に対するストレスが除去され，さらに，シーラント材からの水抜きが行え，このことによりシーラント材が水と接触する機会が減少する。

本発明の重要な特徴は，図３ないし図６に示されているように，はめ込み押縁またはクリップ28a，28b（はめ込み窓ガラスをそれぞれ留め付け，さらに/またははめ込み窓ガラスの周囲を覆うようになっている）に関連する。はめ込み押縁またはクリップ28a，28bはサッシ枠材22の長さにそって伸び，互いから離れている。はめ込み押縁またはクリップ28a，28bにより，図６に示されているように各ガラス30a，30bは，互いに独立して取り付けることができ，機能することができる。

図６に示されているように，はめ込み押縁またはクリップ28a，28bが適所に固定されるとき，サッシ枠材22の側面20a，20bの延長部を形成する側面脚部40a，40bを，はめ込み押縁またはクリップ28a，28bのそれぞれは有する。上述のように，はめ込み押縁は機能（美観的または機能的）によって，所望の厚さにすることができる。側面脚部40a，40bのそれぞれの端部42a，42bが，サッシ枠材の側壁20a，20bのそれぞれに一体的に枢着されている。たとえば，サッシ枠材がビニールで構成されるときは，一体の蝶着部材が，サッシ枠材の側壁20a，20bのそれぞれとはめ込み押縁28a，28bのそれぞれとの交差するところに設けられ得る。一体の蝶着部材は，たとえば，はめ込み押縁が旋回する，交差する付近に溝を形成することにより形成することができる。構成全体に依存して，サッシ輪郭材がサッシ枠材を形成するために（額縁のように）留め継ぎされたときに，角部の溶接プレートと干渉しないように，サッシ枠材に対して，角度をつけてはめ込み押縁を押し出し加工することには利点がある。

蝶着はサッシ輪郭材にそって連続的である必要はない。特に雨水および/または結露がはめ込み押縁から流出できるように，開放部を間欠的に設けてもよい。さらに，図示のような一体的な蝶着に代えて，テープにより，接着剤により，または溶接により蝶着を設けてもよい。これに代え，枢着は，はめ込み押縁およびサッシ輪郭材と結合する，分離した蝶着部材により形成されてもよい。このような分離した蝶着部材は，たとえば，薄い溶接され（たとえば，超音波により），化学的に結合され，または接着された，適合プラスチックのような細い材料（はめ込み押縁およびサッシ輪郭材に取り付けられる）からなってもよい。

側面脚部40a，40bの反対側の端部44a，44bはそれぞれ，横方向に，好適には側面脚部40a，40bに対してほぼ垂直に伸長するガラス保持体を形成する。ガラス保持体44a，44bの端部48a，48bはそれぞれ，表面，好適には平坦面（窓ガラス30a，30bにそれぞれ係合し，それらを適所に留め付ける）を形成する。図６に示されているように，はめ込み押縁28a，28bは，それぞれがはめ込み窓ガラス30a，30bに対して折り曲げられたとき，窓ガラスの周囲部（縁31を含む）を覆う。この効果は，はめ込み窓ガラスの縁を隠し，完成したサッシのためのより美観のある外観を与える。図７に示され，下述するように，任意であるが，はめ込み押縁とはめ込み窓ガラスとの間に細片条の接着剤71a，71bを設けてもよい。この接着剤は，はめ込み押縁をはめ込み窓ガラスに留め付けることができ，さらに/またはシーランド機能を与えることができる。

好適な実施例では，固定部が，はめ込み押縁28a，28bをサッシ枠材に固定するために設けられる。たとえば，固定ラグ50が，サッシ枠材22上の対応するノッチ52と係合するように，はめ込み押縁上に設けられ得る。はめ込み押縁が，はめ込み窓ガラスの周囲部を覆うように，はめ込み窓ガラスへと蝶着部を折り曲げたときに，はめ込み押縁をサッシ枠材に固定できる，どのタイプの固定部の使用も本発明の範囲にあるものである。このような固定手段は，当業者には明かであるが，枢着された部材（たとえば，はめ込み押縁）およびサッシ輪郭材（これらの部材の側面および/または頂部も含め）上のいろいろな位置に設けることができる。このような固定機構は，たとえば，固定チャネルと嵌合するリブ，フックとループファスナー，スナップ式のもの，ラチット式のものなどからなる。はめ込み押縁の固定連結を増加させるため，または固定部材に代えて，はめ込み押縁とはめ込み窓ガラスのそれぞれの表面との間に接着剤を使用することもできる。また，はめ込み押縁とサッシ枠材のそれぞれの部位との間に接着剤を与えてもよい。

一連の組み立てにおいて，組み立て者または自動機械（たとえば組み立てロボット）が接着性シーラント材27を垂直な内側の，はめ込み窓ガラス26a，26bの表面上に付着させることがもできる。はめ込み窓ガラス30a，30bは，そのはめ込み窓ガラス30a，30bの底部がサッシ枠材の内面32から好適に離れるように，シーラント材27のビードに対して配置される。つぎに，組み立てロボットは，側面脚部40a，40bが，図５に示されているように，サッシ枠材22との交差点で旋回し，図６に示されているように側面脚部が垂直位置に位置するように，はめ込み押縁28a，28bを回転し，または折り曲げる。そして，はめ込み押縁28a，28bは，固定ラグおよびノッチ50，52の組み合わせにより適所に留め付け，保持される。

最終的に組み立てられた多重ガラス窓ユニットおよびサッシ組立体は，サッシ枠材と一体に形成されたスペース構造が組み込まれたサッシ枠材を有し，このスペース構造は，接着剤またはシーラント材27が付着される，少なくともふたつの垂直な内部はめ込み表面を含む。シーラントの細片またはビード27（それぞれはめ込み窓ガラス30a，30bを一体のスペース構造24に結合する）は，互いに分離しており，これにより，各窓ガラス30は独立して機能することができる。

他のスペースおよび取り付け構造が，図示の脚部26a，26bに代えて設けられ得ることは分かるであろう。たとえば，スペースおよび取り付け構造は全体として，同様の，または異なる接着剤，接着発泡剤，テープまたは他の接着細片のひとつ以上のビードからなってもよい。

はめ込み窓ガラス30a，30bが取り外し，または調整され，または取り替える必要があるとき，はめ込み押縁28a，28bははめ込み窓ガラス30a，30bから離れるように力を作用させ引くことで固定が解除され，その結果固定ラグ50は枠材固定ノッチ52から外れる。そして，はめ込み押縁28a，28bは図５および図６に示されているように，係合前の位置へと曲げ戻される。

図３ないし図６に示された実施例はふたつの蝶着されたはめ込み押縁を有するものであるが，ひとつのはめ込み窓ガラス用の，ひとつの蝶着されたはめ込み押縁や他のはめ込み窓ガラス用の固定されたはめ込み押縁の使用も本発明の範囲内にある。また，好適な実施例が，間隔があけられた対となったはめ込み窓ガラスを，窓サッシを構成するための窓サッシ枠材に据え付けることに関するが，ひとつ以上またはひとつのみのはめ込み窓ガラスを，据え付けまたは非据え付け用のはめ込み窓ガラス窓サッシを構成する窓サッシ枠材に据え付けることも，本発明の範囲内にある。

図７は，サッシ枠材22の全長にそって，ひとつのはめ込み押縁70が実質的に伸長する他の実施例を図示する。上述した実施例の場合のように，はめ込み押縁からの水の排出を可能にするために，サッシ枠材22の長さにそって，はめ込み押縁が間欠的に蝶着されてもよい。

図７の他の実施例として，対となった接着性細片，テープまたはビード71a，71bが，間隔をあけるための，接着性のある中間細片またはビード74とともにとともに設けられる。シーラント材の細片またはビード71a，71bがシーラント材の中間細片またはビード74とともに，はめ込み窓ガラス30a，30bのそれぞれを垂直位置に留め付けるために使用される。接着性の細片またはビード71a，71b，および間隔を空けるために接着性のある中間細片またはビード74はサッシ枠材22の長さにそって伸長し，これにより，図７に示されているように，各ガラス30a，30bは互いに独立して取り付けられ，機能する。特定のスペースおよび取り付け構造が図７に示されているが，本発明の思想にしたがって，他のスペースおよび取り付け構造のどれとでも置き換えれられることは分かるであろう。たとえば，図７の蝶着されたひとつのはめ込み押縁はまた，図３ないし図６に示されたスペースおよび取り付け構造に使用することができ，また逆の使用もすることができる。

図７に示されたはめ込み押縁70は，そのはめ込み押縁70が適所に固定されるとき，サッシ枠材22の側面73の延長を形成する側面脚部75を有する。はめ込み押縁は，サッシ枠材22の，枠材の側面73と交差するところに一体的に蝶着されている。はめ込み押縁の他の構造の特徴は，基本的に，図３ないし図６に関連して上述したはめ込み押縁と同じである。さらに，図７に示されているように，本発明にしたがったはめ込み押縁は，はめ込み押縁70が窓ガラス30aに対して適所に位置したとき，窓ガラス30aが配置される窓ガラスベース支持体100を備える。図示のように，接着性の細片またはビード71aは，はめ込み押縁内で，窓ガラス支持体100とはめ込み押縁の窓ガラス支持体78との間に配置される。

図７に示された実施例のサッシ枠材22はまた，好適に枠材の長さにそって伸長する固定はめ込み押縁を有する。固定はめ込み押縁102は窓ガラス支持体78’および窓ガラスベース支持体100’を有し，それら支持体は両方とも，蝶着されたはめ込み押縁70上での機能と同じ機能を果たす。接着性のビード71aははめ込み押縁102上で，窓ガラスベース支持体100’と窓ガラス支持体78’との間に位置する。シーラント材の細片74は図示のように，枠材表面94上に載置してもよく，または表面94と接触しないように上方に位置してもよい。

図示されたはめ込み窓ガラス（たとえば，図７の窓ガラス30a）に代えて，エネルギーパネル，スクリーンなども，はめ込み押縁70のような蝶着部材を使用して適所に保持されてもよい。エネルギーパネルを保持するために本発明の構造を使用することは，特にひとつのはめ込みユニット（ここでエネルギーパネルは，断熱ガラスそのものがなくとも，よりより絶縁性，防音性を与える。）に対して利点がある。本発明にしたがった蝶着部材により適所に保持されるスクリーンは，枠材を含む自己支持スクリーンユニットであってもよく，または，蝶着部材がサッシ枠材へとスナップ留め（または取り付け）されたとき，枠材にわたって引っ張った状態にして適所に保持されるスクリーンメッシュ生地でもよい。下述する図１３は，本発明の実施例にしたがって窓スクリーン組立体を図示する。蝶着部材70に似た構成もまた，従前の二重窓ガラスである断熱ガラスユニットを適所に保持するために使用でき，このことにより，三重の取り付けユニットが提供される。

サッシを組み立てるために，組み立てるもの（たとえば，人，ロボット，自動組み立て機，またはこれらの組み合わせ）は，接着性のビード71bを固定はめ込み押縁102に位置づけることから開始する。つぎに，窓ガラス30bがシーラントの細片71bに対するように，ベース支持体100’に配置される。続けて，接着性の細片74が枠材表面94および/または窓ガラス30b上に配置される。最後に，接着性のビード71aがはめ込み押縁70に適用され，そのはめ込み押縁70が図７に示されているように，矢印の方向に折り曲げられる。はめ込み押縁70が適所に保持される前に，窓ガラス30aは接着性の細片74と接着性のビード71bとの間に挿入され，はめ込みブロックとして機能するベース支持体100上に配置される。

図８は，図３ないし図６のサッシ輪郭材20に似た窓サッシ輪郭材110の他の実施例を示す（ただし，はめ込み押縁の構成を除く）。前述した実施例のように，図８に示されたはめ込み押縁112a，112bは，はめ込み窓ガラスをそれぞれサッシ枠材110の一体のスペース構造24に取り付けるためにものである。はめ込み押縁112a，112bはサッシ枠材110の長さにそって伸長しており，互いに離れている。

はめ込み押縁112a，112bのそれぞれは，図９に示されているように，はめ込み押縁が固定されたとき，サッシ枠材110の側面の延長を形成する側面脚部118a，118bをそれぞれ有する。側面脚部118a，118bのそれぞれの端部が，それぞれのサッシ枠材110の側面116a，116bの交点で，サッシ枠材110と一体的に蝶着される。各側面脚部118a，118bの反対側の端部は，それぞれのはめ込み窓ガラスの周囲カバー部124a，124bの第一の端部に一体的に結合されている。カバー部124a，124bは図示にように，角度をつけて伸長することで，傾斜したはめ込み押縁構造を提供する。固定部材のような，図３ないし図６に関連して記述したはめ込み押縁の他の特徴は，図８および図９のはめ込み押縁も有する。

図１０は，図８および図９の実施例のサッシ輪郭材110に似た窓サッシ輪郭材148の他の実施例を示す（ただし，はめ込み押縁の周囲カバー部124a，124bの形状を除く）。すなわち，図１０のはめ込み押縁のカバー部150a，150bは審美上，機能上所望の丸みをもつ。窓サッシ構造の他の残りの部分は，図８および図９の窓サッシ構成と基本的に同じである。

図１１は，蝶着部材162，164（たとえば，はめ込み押縁，断熱ガラス（IG）ユニット取り付け台，スクリーン取り付け台，エネルギーパネル取り付け台などからなる）が図示のサッシ輪郭材の下面の開始位置から回転する実施例を示す。図示のように，蝶着部材は，開始位置162a，164a（図面では破線により示されている）のそれぞれから，中間の位置162b，164bを通り，そして最終位置162a，164bへと回転する。最終位置で，各蝶着部材は，たとえば，はめ込み押縁または，いままでの図に関連した記述した他の機能部材のように機能することができる。

図１２は，蝶着された部材172，174，176，178の最終配置前の，完成したサッシ枠材170の実施例を示す。図示の例において，サッシ枠材170は在来の方法で溶接された留め継ぎ角部を有する。しかし，溶接加熱プレートは，蝶着された部材（たとえば，はめ込み押縁）のはみ出た部分を溶接処理から除くことができるように，特別に成形加工されたものでもよい。

角部の加工処理の１つは，サッシ輪郭押し出し成形部材を，その端部に留め継ぎカット部を有する長さに切断することである。留め継ぎされ，仕上げられたはめ込み押縁（または他の蝶着された部品）のために，はめ込み押縁は，さらに処理加工されてもよい。特に，蝶着された部材の縁が他のものと干渉しないように，僅かな切り返しが，パンチプレス，チョップのこぎり，またはマルチプロセス機により，処理されてもよい。はめ込み押縁はまた，角部クリーニング機内に設けられた機構を使用して切り返されてもよい。押し出し成形された輪郭部材片は，窓やドアの製造の分野で周知なように，たとえば，一点，二点または四点溶接機のようなビニール溶接機で，溶接される。接着，化学的な接合を含め他のタイプの溶接も可能である。

特に，蝶着された部材に対して，留め継ぎ結合以外の結合も可能であることは分かるであろう。たとえば，蝶着された部材の隣接した端部は突き合わせ結合ができりようになっていてもよく，オーバーラップ法により，他の端部と重なり合うようにしてもよく，または他の方法（相互固定S字またはステアケイス法，またはフェザー法）を使用して仕上げられてもよい。

図１３は，スクリーンメッシュのようなスクリーン部材180（以下スクリーンといる）を図１２の枠材170のような枠材に据え付ける過程を示す。スクリーン180が窓サッシに配置されときは，はめ込窓ガラスはなくなり，したがって，外気が外からスクリーンを通過することができる。窓，ドア，天窓などの据え付けのための自己支持スクリーンユニットを提供するために，スクリーン枠材のために異なる（例えば細い）輪郭材を使用することができることは分かるであろう。

スクリーンユニットの組み立てにおいて，スクリーン180は，符号182により示されているように，枠材170に配置される。蝶着された部材がスクリーンの縁を覆うように折り曲げられ，符号184により示されているように，スクリーンを枠材の適所へとスナップ留めされる。

種々の他の構成も本発明の概念にしたがって可能である。たとえば，はめ込み脚部（はめ込み窓ガラスが取り付けられる）およびはめ込み押縁（窓ガラスがはめ込み脚部に取り付けられた後，はめ込み窓ガラスへと折り曲げられる）の両方が一体の蝶着構造（または分離した蝶着部材）に形成されることも考えられる。このような構造において，はめ込み脚部は，まず，対応する蝶着線にそって，適所に折り曲げられる。はめ込み窓ガラスは，はめ込み脚部に配置される。つぎに，はめ込み押縁は，はめ込み窓ガラスの外表面に対して，蝶着線にそって折り曲げられる。

また，多数の蝶着された部材は，はめ込み窓ガラスなどを支持する脚部を形成し，外部のはめ込み押縁を与えるために，サッシ輪郭材に設けられ得る。

さらに，温度計，外および/または内温度を示す細片，ガス，パーティクルまたは生物要因モニターセンサーのような部材，および警報部材が，蝶着されたはめ込み押縁または窓サッシの部材に組み込まれ得る。

本発明は，種々の実施例でもって記述されてきたが，本発明の範囲から逸脱することなくいろいろな変形，修正がなし得ることは分かるであろう。

図１は，従来よく知られているはめ込み押縁またはクリップを保持するチャネルをもつ窓サッシ輪郭部を示す従来構造の断面図である。 図２は，個別の組み立ておよび保持部材が，間にパネルを取り付けるために，互いに取り付けられた従来構造の斜視図である。 図３は，本発明にしたがった，蝶番部材（たとえば，はめ込み押縁）を有するサッシ輪郭材の断面図である。 図４は，本発明にしたがった，輪郭部の側面に蝶着さたはめ込み押縁/ストップを有する窓サッシ輪郭部を示す斜視図である。 図５は，本発明にしたがって，はめ込み押縁/ストップを取り付け位置へと折り曲げる移動を示す図４の実施例の断面図である。 図６は，本発明にしたがって，対のはめ込み窓ガラスに対して，はめ込み押縁/ストップを取り付け位置へと折り曲げる移動を示す図４の実施例の断面図である。 図７は，図６に示されたものと似た他の実施例であるが，本発明にしたがって，窓サッシ輪郭部が輪郭部の片側でのみ，はめ込み押縁/ストップを有する実施例の断面図である。 図８は，図４に示されたものと似た他の実施例であるが，本発明にしたがって，窓サッシ輪郭部が傾斜した，折り曲げはめ込み押縁/ストップを有する実施例の断面図である。 図９は，図８に示された実施例であるが，本発明にしたがって，はめ込み押縁/ストップが固定位置に折れ曲がった実施例の断面図である。 図１０は，図８に示されたものと似た他の実施例であるが，本発明にしたがって，窓サッシ輪郭部が丸みのあるはめ込み押縁/ストップを有する実施例の断面図である。 図１１は，蝶番部材がサッシ輪郭部の底部から最終点まで270度折れ曲がり，適所にスナップ留めされた実施例の断面図である。 図１２は，留め継ぎされた角部に，対応する留め継ぎされた蝶着部材を有する完成されたサッシ枠材の斜視図である。 図１３は，図１２のサッシ枠材を使用するスクリーン組立体の組み立て図である。

Claims (34)

1. 窓サッシを構成するための窓サッシ枠材であって，
   長さをもつサッシ枠材であって，サッシ枠材の長さにわたって伸長する，内側向き枠材面により，間隔をあけて連結される第一および第二の側壁を有するサッシ枠材と，
   該サッシ枠材の長さにわたって伸長する第一の蝶着される部材と，
   を有し，
   第一の蝶着される部材は
   （i）サッシ枠材の第一の側壁，
   （ii）前記内側向き枠材面，
   の少なくともひとつに蝶着される，ところの窓サッシ枠材。
2. 第一の蝶着される部材が，はめ込み押縁からなり，
   該はめ込み押縁が，第一の端部およびその反対側の第二の端部を有する第一の側面脚部を有し，
   第一の端部がサッシ枠材に，一体的に蝶着され，
   第二の端部が，はめ込み押縁がはめ込み窓ガラスへと，蝶着されているところを中心に旋回すると，前記内側向き枠材面の近傍に位置するはめ込み窓ガラスの周囲部を覆う，ところの請求項１に記載の窓サッシ枠材。
3. 前記はめ込み押縁が，第一の側面脚部に対して横切る方向に伸長する一体の据え付けブロックを含む，請求項２に記載の窓サッシ枠材。
4. 前記一体の据え付けブロックが，第一の側面脚部に対して垂直方向に伸長する，請求項３に記載の窓サッシ枠材。
5. さらに，
   第一の側面脚部に設けられる第一の固定部材と，
   前記第二の端部が前記周囲部を覆うようにして，前記はめ込み押縁を前記サッシ枠材に固定するために，前記第一の固定部材と協働する，前記サッシ枠材に設けられる第二の固定部材と，
   を含む，請求項２に記載の窓サッシ枠材。
6. 第一の固定部材が，前記第一の端部と前記第二の端部との間の第一の側面脚部から突き出る固定ラグからなり，
   第二の固定部材が，前記固定ラグを確実に受け入れ，把持する固定ノッチからなる，請求項５に記載の窓サッシ枠材。
7. 前記第二の固定部材が，サッシ枠材から突き出る固定ラグからなり，
   前記第一の固定部材が，前記第一の端部と前記第二の端部との間の固定ノッチからなり，該ノッチが前記固定ラグを確実に受け入れ，把持する，請求項５に記載の窓サッシ枠材。
8. さらに，
   前記サッシ枠材の長さにわたって伸長する第二の蝶着される部材が，
   （i）サッシ枠材の第二の側壁，
   （ii）前記内側向き枠材面
   の少なくともひとつに蝶着される，ところの請求項１に記載の窓サッシ枠材。
9. 第一および第二の蝶着される部材がはめ込み押縁からなり，
   各はめ込み押縁が第一の端部およびその反対側の第二の端部を有する側面脚部を有し，
   各第一の端部がサッシ枠材に，一体的に蝶着され，
   各側面脚部の第二の端部が，はめ込み押縁のそれぞれがはめ込み窓ガラスへと，蝶着されているところを中心に旋回すると，前記内側向き枠材面の近傍に位置するはめ込み窓ガラスの周囲部を覆う，ところの請求項８に記載の窓サッシ枠材。
10. 前記はめ込み押縁のそれぞれが，
    各はめ込み押縁の側面脚部に設けられる第一の固定部材と，
    はめ込み押縁の第二の端部が前記周囲部を覆うようにして，前記はめ込み押縁をサッシ枠材に固定するために，第一の固定部材と協働する，前記サッシ枠材に設けられる第二の固定部材とを有する，請求項９に記載の窓サッシ枠材。
11. 前記第一のはめ込み押縁の第二の端部が第一のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆い，
    前記第二のはめ込み押縁の第二の端部が第二のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆う，請求項１０に記載の窓サッシ枠材。
12. 前記第一のはめ込み押縁の第二の端部が第一のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆い，
    前記第二のはめ込み押縁の第二の端部が第二のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆う，請求項９に記載の窓サッシ枠材。
13. さらに，
    前記第一のはめ込み押縁の第二の端部と前記第一のはめ込み窓ガラスとの間に，第一の接着性細片を，
    前記第二のはめ込み押縁の第二の端部と前記第二のはめ込み窓ガラスとの間に，第二の接着性細片を，
    有する，請求項１２に記載の窓サッシ枠材。
14. さらに，内側向き枠材面に隣接して位置し，第一のはめ込み窓ガラスと第二のはめ込み窓ガラスとの間に伸長する第三の接着性細片を有する，請求項１３に記載の窓サッシ枠材。
15. 前記蝶着される部材が，内側向き枠材面とサッシ部材の第一の側壁とが交差するところに，一体的に取り付けられる請求項１に記載の窓サッシ枠材。
16. 第二の蝶着される部材が，内側向き枠材面とサッシ部材の第二の側壁とが交差するところに，一体的に取り付けられている請求項１５に記載の窓サッシ枠材。
17. 前記第一の蝶着される部材がはめ込み押縁であり，
    該はめ込み押縁が，前記はめ込み押縁がはめ込み窓ガラスへと，蝶着したところを中心に旋回したときに，はめ込み窓ガラスの周囲部を覆う脚部を含み，
    前記はめ込み窓ガラスが前記内側向き枠材面に隣接して位置し，
    前記脚部が，前記はめ込み窓ガラスに隣接した最終位置にあるときに，前記サッシ部材の第一の側壁にほぼ平行となっている，請求項１に記載の窓サッシ枠材。
18. 前記第一の蝶着される部材がはめ込み押縁であり，
    該はめ込み押縁が，前記はめ込み押縁がはめ込み窓ガラスへと，蝶着したところを中心に旋回したときに，はめ込み窓ガラスの周囲部を覆う脚部を含み，
    前記はめ込み窓ガラスが前記内側向き枠材面に隣接して位置し，
    前記脚部が，前記はめ込み窓ガラスに隣接した最終位置にあるときに，前記サッシ部材の第一の側壁から前記はめ込み窓ガラスに向かって傾斜する，請求項１に記載の窓サッシ枠材。
19. 前記第一の蝶着される部材がはめ込み押縁であり，
    該はめ込み押縁が，前記はめ込み押縁がはめ込み窓ガラスへと，蝶着したところを中心に旋回したときに，はめ込み窓ガラスの周囲部を覆う脚部を含み，
    前記はめ込み窓ガラスが前記内側向き枠材面に隣接して位置し，
    前記脚部が，前記はめ込み窓ガラスに隣接した最終位置にあるときに，前記サッシ部材の第一の側壁から前記はめ込み窓ガラスに向かって湾曲する，請求項１に記載の窓サッシ枠材。
20. 第一の蝶着される部材が，
    （i）分離した断熱ガラスユニット，
    （ii）窓スクリーン，
    （iii）エネルギーパネル，
    のうちのひとつを保持するものである，請求項１に記載の窓サッシ枠材。
21. 蝶着的な取り付けが間欠的である，請求項１に記載の窓サッシ枠材。
22. 前記第一の蝶着される部材が，サッシ枠部材の一面上の第一の位置から，約270度弧を描いて，最終の機能位置へと折り曲げられる，請求項１に記載の窓サッシ枠材。
23. はめ込み窓ガラスを窓サッシ枠材に取り付ける方法であって，
    間隔があけられた第一および第二の側壁と，はめ込み窓ガラス取り付け構造とを有する，長さをもつサッシ枠材を用意する工程であって，第一および第二の側壁が，サッシ枠材の長さにそって伸長する内側向き枠材面により結合され，はめ込み窓ガラス取り付け構造が，内側向き枠材面に隣接する少なくともの第一の側面はめ込み面を有する，ところの用意工程と，
    第一の側面はめ込み面に対して第一のはめ込み窓ガラスを配置する工程と，
    前記第一のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆うための，第一の側壁に蝶着された第一のはめ込み押縁を折り曲げる工程と，
    を含む方法。
24. さらに，前記第一のはめ込み窓ガラスに隣接した位置で，第一のはめ込み押縁を固定する工程を含む，請求項２３に記載の方法。
25. さらに，
    内側向き枠材面に隣接した第二の側面はめ込み面をもつ取り付け構造を用意する工程と，
    第二の側面はめ込み面に対して，第二のはめ込み窓ガラスを配置する工程と，
    前記第二のはめ込み窓ガラスの周囲部を覆うための，第二の側壁に蝶着された第二のはめ込み押縁を折り曲げる工程と，
    を含む，請求項２３に記載の方法。
26. さらに，第二のはめ込み窓ガラスに隣接した位置で，第二のはめ込み押縁を固定する工程を含む，請求項２５に記載の方法。
27. （i）分離した断熱ガラスユニット，
    （ii）窓スクリーン，
    （iii）エネルギーパネル，
    のうちのひとつが前記第一のはめ込み窓ガラスと置き換えられる，請求項２３に記載の方法。
28. 第一および第二のはめ込み窓ガラスを窓サッシ枠材に取り付ける方法であって，
    間隔があけられた第一および第二の側壁を有する，長さをもつサッシ枠材であって，そのサッシ枠材にそって伸長する内側向き枠材面により，第一および第二の側壁が結合するところのサッシ枠材を用意する工程と，
    サッシ枠材の第一の側壁に隣接してはめ込み面を設ける工程と，
    （i）はめ込み面，
    （ii）第一のはめ込み窓ガラス，
    の少なくともひとつの上に第一の接着性細片を配置する工程と，
    第一の接着性細片をもつはめ込み面に対して第一のはめ込み窓ガラスを配置する工程と，
    （i）第一のはめ込み窓ガラス，
    （ii）内側向き枠材面，
    の少なくともひとつの上に第二の接着性細片を配置する工程と，
    第二の接着性細片に対して第二のはめ込み窓ガラスを配置する工程と，
    （i）第二の側壁に蝶着されたはめ込み押縁，
    （ii）前記第二のはめ込み窓ガラス，
    の少なくともひとつの上に第三の接着性細片を配置する工程と，
    はめ込み押縁を第三の接着性細片に留め付けるために，はめ込み押縁を折り曲げる工程と
    を含む方法。
29. （i）分離した断熱ガラスユニット，
    （ii）窓スクリーン，
    （iii）エネルギーパネル，
    の少なくともひとつが，前記はめ込み窓ガラスの少なくともひとつと置き換えられる，請求項２８に記載の方法。
30. 窓またはドア部材であって，
    はめ込み窓ガラスまたはスクリーンのための受け入れ面を有する枠材と，
    該枠材の少なくとも一方の側面の長さにそって蝶着された，少なくとも蝶着部材と，
    を含み，
    前記蝶着部材が，枠材の適所で，前記受け入れ面上に配置されたはめ込み窓ガラスまたはスクリーンと係合し，保持するために，蝶着線にそって旋回する，
    ところの窓またはドア部材。
31. 前記蝶着部材が固定部材と，前記枠材上にある対応する固定部とを含む，請求項３０に記載の窓またはドア部材。
32. 前記蝶着部材が前記枠材に，前記はめ込み窓ガラスまたはスクリーンを保持するために，適所にスナップ留めされる，請求項３０に記載の窓またはドア部材。
33. 前記蝶着された部材が，
    第一の蝶着線にそって折り曲げられたとき，前記受け入れ表面を形成する第一の部分と，
    前記係合および保持機能をもつ第二の部分と，
    を含む，請求項３０に記載の窓またはドア部材。
34. 前記第二の部分が，前記枠材に前記はめ込み窓ガラスまたはスクリーンを保持し，適所にスナップ留めされる，請求項３３に記載の窓またはドア部材。

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