JPH0579254A - ビードを有する建具枠とその建具枠の製造方法 - Google Patents

ビードを有する建具枠とその建具枠の製造方法

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JPH0579254A
JPH0579254A JP3241926A JP24192691A JPH0579254A JP H0579254 A JPH0579254 A JP H0579254A JP 3241926 A JP3241926 A JP 3241926A JP 24192691 A JP24192691 A JP 24192691A JP H0579254 A JPH0579254 A JP H0579254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
bead
fitting
beads
fitting frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP3241926A
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English (en)
Inventor
Shizunobu Fukushima
静信 福島
Satoshi Tanaka
聡 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKKAIDO SEKISUI KOGYO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
HOKKAIDO SEKISUI KOGYO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建具枠の水密性及び気密性の向上を図ると共
に、少ない工数で建具枠を製造することができるビード
を有する建具枠の製造方法を提供する。 【構成】 熱可塑性樹脂製の枠材11のほぼ全長に弾性
を有する熱可塑性樹脂製のビード2を装着してビード2
付き枠材11を形成した後に、複数のビード2付き枠材
11の端部同士を溶着接合させて枠組し、建具枠1を製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引戸や開き戸や嵌殺し
窓などの建具に使用する建具枠に関する。
【0002】
【従来の技術】引戸や開き戸などの建具において、気密
性を高めるために、建具枠と板ガラスなどの板材との間
にビードを介在させることは一般に行なわれている。
【0003】そして、建具枠には、アルミ製とプラスチ
ック製とがあり、プラスチック製の方形枠は、枠材を枠
組する時に、枠材の端部同士を溶着接合させている。一
方、ビードは、一般にゴム製のものが使用されており、
枠材を枠組して建具枠を形成した後に、建具枠の内周に
沿って嵌合などの手段で装着させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建具枠
のコーナー部ではビードを強制的に折り曲げて装着させ
るため、建具枠とビードとを密着させるのは困難であ
り、隙間が生じる従って、その隙間を通して雨水や外気
が室内に浸入するという問題があった。また、ビードの
付け始めと付け終りの間には、必ずビードの継ぎ目が生
じる。そのため、その継ぎ目から雨水が室内側へ浸入し
ないようにするためには、ビードの端部同士を接着させ
る必要があり、手間がかかる。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目し、建
具枠の水密性及び気密性の向上を図ると共に、少ない工
数で建具枠を製造することができるビードを有する建具
枠の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明請求項1記載のビードを有する建具枠は、複
数の熱可塑性樹脂製の枠材を溶着接合させて枠組した建
具枠と、該建具枠の内周に装着したビードとで構成さ
れ、前記ビードが、弾性を有する熱可塑性樹脂で形成さ
れていると共に、溶着接合により建具枠の内周形状とほ
ぼ一致する形状に形成されており、前記建具枠とビード
とが全周にわたって密着している。
【0007】また、上記目的を達成するために、本発明
請求項2記載のビードを有する建具枠の製造方法は、熱
可塑性樹脂製の枠材のほぼ全長に弾性を有する熱可塑性
樹脂製のビードを装着してビード付き枠材を形成した
後、複数のビード付き枠材の端部同士を溶着接合させて
枠組する。
【0008】
【作用】本発明請求項1記載のビードを有する建具枠
は、ビードが、弾性を有する熱可塑性樹脂で形成されて
いると共に、溶着接合により建具枠の内周形状とほぼ一
致する形状に形成されており、前記建具枠とビードとが
全周にわたって密着しているので、建具枠とビードとの
間に雨水や外気が浸入することがない。
【0009】本発明請求項2記載のビードを有する建具
枠の製造方法は、枠組する前の枠材にビードを装着する
ので、枠材の全長にわたってビードを容易に密着させる
ことができる。また、ビード付き枠材を形成した後に、
複数のビード付き枠材を枠組するだけで建具枠の製造が
完了するので、工数も少なくすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳述す
る。
【0011】まず、図1及び図2に基づいて本実施例の
ビードを有する建具枠の構成を説明する。図1は実施例
のビードを有する建具枠を使用した嵌殺し窓を室外側か
ら見た平面図、図2は図1のII−II断面図で、図中1は
建具枠、2はビード、3は2重板ガラス、4は押縁であ
る。
【0012】建具枠1は、4本の熱可塑性樹脂製の枠材
11を方形に枠組したもので、各枠材11は、端部同士
が直角に溶着接合されている。また、この建具枠1の内
周には凸部12が形成されており、この凸部12の室内
側側面にはアリ溝13が形成されている。なお、各枠材
11は押出成形品で、両端部が45度に切断されてい
る。また、この枠材11は、例えば、硬質塩化ビニル樹
脂や、メチルメタアクリレートなどのアクリル樹脂が表
面に被覆された硬質塩化ビニル樹脂製のものを使用する
ことができる。
【0013】前記ビード2は、弾性を有する熱可塑性樹
脂の押出成形品で、溶着接合により建具枠1の内周形状
とほぼ一致する形状に形成されており、前記建具枠1の
全周にわたって密着状態で装着されている。また、この
ビードは、建具枠1のアリ溝13に嵌合により装着され
ている。なお、このビード2の断面形状は、前記アリ溝
13に嵌合可能であると共に、2重板ガラス3に密着可
能な形状であれば特に限定されない。なお、このビード
2は、耐候性や溶着強度の面からエラストマー樹脂製の
ものが好ましい。
【0014】前記2重板ガラス3は、スペーサー31を
介して前記建具枠1に嵌合されている。
【0015】前記押縁4は、方形枠状に形成されてお
り、前記ビード2と同一断面形状のビード41が一方の
側面の全周にわたって装着されている。また、押縁4
は、2本のビード2,41で2重板ガラス3の周縁部を
挾着するようにして前記建具枠1に嵌合されている。
【0016】次に、図3に基づいて前記ビード2を有す
る建具枠1の製造方法について説明する。
【0017】まず、図3の(イ)に示すように、まだ切
断されていない長尺の枠材11のアリ溝13に、一本の
ビード2を嵌合させて装着する。
【0018】つぎに、図3の(ロ)に示すように、この
ビード2を装着した長尺の枠材11を所要の長さに切断
し、ビード2付きの枠材11を製造する。この時、切断
の角度は、長手方向に対して45度とする。枠材11と
ビード2を同時に切断するので、枠材11の端面とビー
ド2の端面とは面一になる。
【0019】ビード2付きの枠材11を製造したら、ま
ず、図3の(ハ)に示すように、1本の枠材11の両端
部と、2本の枠材11の一端部を、それぞれ熱板5に当
てて加熱溶融する。この時、一枚の熱板5の両側から枠
材11を当てると、2枚の熱板5で済む。そして、加熱
溶融状態の端部を互いに直角になるように溶着し、3本
の枠材11でコの字形の枠を形成する。
【0020】コの字形の枠を形成している3本の枠材1
1のうち、2本は一端部がまだ溶着されていないので、
図3の(ニ)に示すように、その2本の枠材11の端部
と、残り1本の枠材11の両端部を、熱板5に当てて加
熱溶融する。そして、加熱溶融状態の端部を互いに直角
になるように溶着し、4本の枠材11で方形の建具枠1
を形成する。
【0021】ビード2付き枠材11は、端部が45度に
切断されているので、図3の(ホ)に示すように、枠材
11の端部同士が溶着されると共に、ビード2の端部同
士が溶着される。
【0022】なお、嵌殺し窓は、この建具枠1にスペー
サー31を介して2重板ガラス3を嵌合させると共に押
縁を嵌合させ、ビード2,41で2重板ガラス3の周縁
部を挾着することにより製造することができる。
【0023】次に、本実施例の作用を説明する。
【0024】本実施例のビード2を有する建具枠1は、
建具枠1とビード2とが全周にわたって密着しているの
で、建具枠1とビード2との間に雨水や外気が浸入する
ことがなく、水密製及び気密性に優れている。
【0025】また、本実施例のビード2を有する建具枠
1の製造方法は、枠組する前の枠材11にビード2を装
着するので、枠材11の全長にわたってビード2を容易
に密着させることができる。また、ビード2付き枠材1
1を形成した後に、複数のビード2付き枠材11を枠組
するだけで建具枠1の製造が完了するので、工数も少な
くすることができる。
【0026】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。
【0027】例えば、実施例では、ビード付き建具枠を
嵌殺し窓に使用した例を示したが、開き戸や引き戸など
に使用してもよい。また、実施例では、端部を45度に
切断して形成したビード付き枠材を使用したが、端部が
直角に切断されたビード付き枠材を使用してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のビ
ードを有する建具にあっては、建具枠とビードとが全周
にわたって密着しているので、水密性及び気密性が高い
という効果が得られるまた、請求項2記載のビードを有
する建具の製造方法にあっては、ビード付き枠材を形成
した後に、複数のビード付き枠材を枠組するだけで建具
枠を製造することができ、しかも、ビード付き枠材を形
成する時に、枠材の全長にわたってビードを密着させる
ことができるので、少ない工数で水密性及び気密性が高
い建具枠を製造することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のビードを有する建具枠を使用した嵌
殺し窓を室外側から見た平面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本実施例のビードを有する建具枠の製造方法を
示した図で、(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)はその各
工程を示している。
【符号の説明】
1 建具枠 11 枠材 2 ビード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の熱可塑性樹脂製の枠材を溶着接合
    させて枠組した建具枠と、該建具枠の内周に装着したビ
    ードとで構成され、前記ビードが、弾性を有する熱可塑
    性樹脂で形成されていると共に、溶着接合により建具枠
    の内周形状とほぼ一致する形状に形成されており、前記
    建具枠とビードとが全周にわたって密着していることを
    特徴とするビードを有する建具枠。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂製の枠材のほぼ全長に弾性
    を有する熱可塑性樹脂製のビードを装着してビード付き
    枠材を形成した後に、複数のビード付き枠材の端部同士
    を溶着接合させて枠組することを特徴とするビードを有
    する建具枠の製造方法。
JP3241926A 1991-09-20 1991-09-20 ビードを有する建具枠とその建具枠の製造方法 Pending JPH0579254A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162353A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Shin Nikkei Co Ltd 嵌め殺し部と開閉部を有する樹脂製連窓用窓枠及びその製造方法
JP2017071939A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 株式会社エクセルシャノン 合成樹脂製窓枠体とこれに囲繞された窓ガラスとを具備する組立体の製造方法
JP2017166248A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 株式会社エクセルシャノン 合成樹脂製窓枠体とこれに囲繞された窓ガラスとを具備する組立体及びその製造方法

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