JP2005175757A - アンテナモジュール - Google Patents

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Munenori Fujimura
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裕美 徳永
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Abstract

【課題】本発明は、小型を維持しつつ、送受信帯域を容易に広帯域化するアンテナモジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、実装基板と、実装基板に実装された基体2と基体2に設けられた一対の端子部3、4を有するチップアンテナ1と、実装基板に設けられ端子部3が接続された給電部7と、実装基板に設けられ端子部4の他方が接続された開放部8と、実装基板に設けられ基体2と対向して形成された容量導体9を有する構成により、チップアンテナ1の実装時に隠れる底面領域を有効に活用して容量成分を増加させて、アンテナモジュールの広帯域化を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信やパーソナルコンピュータなどの無線通信を行う電子機器等に好適に用いられるアンテナモジュールに関するものである。
近年、携帯端末において、通話を行うためのホイップアンテナや内蔵アンテナを設け、各アンテナに加えて他の電子機器との間でデータの無線通信を行うためにアンテナモジュールを搭載するものが増えてきている。
また、ノートブックパソコンなどの携帯型モバイル電子機器においても、無線LANなどを用いてデータ通信を無線で行うものが増えてきており、その電子機器内にアンテナモジュールを搭載するものも増えてきている。
更に、近年の携帯電話やノートブックパソコンなどは、小型化、低消費電力化が必須要件となっており、アンテナ装置の小型化が望まれる。また、近年の伝送容量の増加に伴いアンテナの広帯域化が求められている。更に、OFDM(直交周波数変調多重)などのようにマルチキャリア方式では、ますます広帯域化が求められている。
ここで、アンテナの広帯域化を実現するためにアンテナの負荷容量を増加させるために、アンテナの先端部に付加導体部を付加したアンテナモジュールが検討されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。図18は従来の技術におけるアンテナモジュールの斜視図であり、アンテナ素子の先端に付加導体部が付加されている場合が示されている。
100はアンテナモジュールであり、101はメアンダアンテナ、102は給電部、103は付加導体である。メアンダアンテナ101は基板パターンなどで形成される。付加導体103はメアンダアンテナ101の先端部に形成され、先端部は開放端となっている。給電部102からは信号電流が供給され、供給された信号はメアンダアンテナ101の有する共振周波数にしたがって放射される。受信も同様である。このとき付加導体103が負荷容量となって、給電部102からみた負荷インピーダンスが増加して周波数曲線のピークが緩やかとなり、周波数帯域が拡大する。
特開2002−124812号公報 特開平10−247806号公報
しかしながら、メアンダアンテナのようなパターンアンテナの先端の付加導体を形成する場合には、パターンアンテナ自体が大きな面積を必要とすることより、アンテナモジュールが大型化する問題があった。
特に、広帯域化を更に進めるにはアンテナ先端の負荷容量を更に大型化する必要があるが、あまりに大型化するとアンテナ先端の面積が大型化してしまい、アンテナモジュールおよびこれを組み込む電子機器が非常に大型化する問題がある。また、あまりに大型化しても広帯域化の効果とのバランスが取れないなどの問題もあり、大型化に比して十分な性能を得られない問題があった。
本発明は、小型化を実現しつつ更なる送受信周波数の広帯域化を実現するアンテナモジュールを供給することを目的とする。
本発明は、実装体と、実装体に実装された、基体と基体に設けられた一対の端子部を有するチップアンテナと、実装体に設けられ端子部の一方が接続された給電部と、実装体に設けられ端子部の他方が接続された開放部と、実装体と基体との間に設けられた容量導体を有する構成とする。
本発明は、基体に設けられたヘリカル部に対向して容量導体を配置することで、基体に存在する容量と並列な容量成分を生じさせることができる。更に、この並列の容量成分により全体の容量値を容易に増加させることが可能となり、広帯域化を促進させることができる。
また、容量導体は、チップアンテナが実装される際のチップアンテナの底面に存在するため、余分な実装領域を必要とせず、チップアンテナ先端に付加導体を大きく設ける場合よりも効率的である。即ち、全体として必要とする実装領域を削減できつつ、広帯域化の効果を更に上げることができる。つまり、チップアンテナを実装する際に生じる、他の部品を実装できない無駄な領域を有効活用して、容量成分を増加させて広帯域化を実現することができる。このため、アンテナを大型化させることなく小型を維持することができる。
また、複数のチップアンテナを接続した場合には多共振を実現しつつ、効率的な実装面積により広帯域化を実現することができる。
複数のチップアンテナを接続する場合でも、チップアンテナにより隠される実装体上に容量導体を配置すればよいため、余分な実装領域を必要とせず、更に多数のあるいは大型の付加導体を設けることが不要になるため、全体として非常に小型でありながら、広帯域のアンテナモジュールを実現することができる。
また、このような小型で広帯域のアンテナモジュール、アンテナモジュールにより、これらを組み込む電子機器を非常に小型とすることができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、実装体と、実装体に実装された、基体と基体に設けられた一対の端子部を有するチップアンテナと、実装体に設けられ端子部の一方が接続された給電部と、実装体に設けられ端子部の他方が接続された開放部と、実装体と基体との間に設けられた容量導体を有することを特徴とするアンテナモジュールであって、実装時にチップアンテナの底面となる他の実装部品を実装できない領域を有効活用した上で、全体の容量成分を効率よく増加させて広帯域化を実現する。
本発明の請求項2に記載の発明は、容量導体が開放部と導通していることを特徴とする請求項1に記載のアンテナモジュールであって、実装時にチップアンテナの底面となる他の実装部品を実装できない領域を有効活用した上で、全体の容量成分を効率よく増加させて広帯域化を実現する。
本発明の請求項3に記載の発明は、開放部に付加導体が接続されていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のアンテナモジュールであって、容量成分の増加を更に大きくすることができる。
本発明の請求項4に記載の発明は、容量導体とヘリカル部が容量結合していることを特
徴とする請求項1〜3いずれか1記載のアンテナモジュールであって、並列に接続される容量成分を、チップアンテナの底面に発生させて、全体の容量を大きくして広帯域化を実現できる。
本発明の請求項5に記載の発明は、チップアンテナが、基体と、基体に設けられた一対の端子部と、基体に設けられたヘリカル部を有するチップアンテナであることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載のアンテナモジュールであって、小型でありながら、余分な実装領域を使用することなく容量値を増加させて広帯域化を実現する。
本発明の請求項6に記載の発明は、ヘリカル部が、導電膜が施された基体をトリミングしてスパイラル溝を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項5に記載のアンテナモジュールであって、容易にヘリカル部を形成することができる。
本発明の請求項7に記載の発明は、ヘリカル部が、基体上に導電線を巻きまわして形成されることを特徴とする請求項5に記載のアンテナモジュールであって、容易にヘリカル部を形成することができる。
本発明の請求項8に記載の発明は、ヘリカル部が、基体上で複数設けられたことを特徴とする請求項5〜7いずれか1記載のアンテナモジュールであって、多共振と広帯域を同時に実現することができる。
本発明の請求項9に記載の発明は、チップアンテナにおいて、少なくともヘリカル部を覆う保護膜が設けられたことを特徴とする請求項5〜8いずれか1記載のアンテナモジュールであって、アンテナモジュールの耐久性を高め、性能の維持状態を良好にすることができる。
本発明の請求項10に記載の発明は、チップアンテナが、基体と、基体に設けられた一対の端子部と、基体内部に設けられた導電線を有するチップアンテナであることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載のアンテナモジュールであって、チップアンテナの容量成分を、その実装領域を余分に設けることなく増加させることができ、広帯域化を実現することができる。
本発明の請求項11に記載の発明は、チップアンテナが、基体と、基体に設けられた一対の端子部と、基体内部に設けられたヘリカル導体であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載のアンテナモジュールであって、多様な形態を有するチップアンテナであっても、その容量成分を、その実装領域を余分に設けることなく増加させることができ、広帯域化を実現することができる。
本発明の請求項12に記載の発明は、容量導体が、ヘリカル部と対向して設けられたことを特徴とする請求項1〜9いずれか1記載のアンテナモジュールであって、ヘリカル部と容量結合した並列接続の容量成分となって、容量値を効率的に増加させて広帯域化を実現することができる。
本発明の請求項13に記載の発明は、容量導体が、基体内部の導電線と対向して設けられたことを特徴とする請求項10に記載のアンテナモジュールであって、導電線と容量結合した、他の容量成分と並列接続となる容量成分を生じさせることができ、容量値を効率的に増加させて広帯域化を実現させることができる。
本発明の請求項14に記載の発明は、容量導体が、基体内部のヘリカル導体と対向して設けられたことを特徴とする請求項11に記載のアンテナモジュールであって、ヘリカル
導体と容量結合した、他の容量成分と並列接続となる容量成分を生じさせることができ、容量値を効率的に増加させて広帯域化を実現させることができる。
本発明の請求項15に記載の発明は、実装体と、実装体に設けられた複数の導体と、基体と、基体に設けられた一対の端子部とを有する複数のチップアンテナを有するアンテナモジュールであって、チップアンテナの端子部が導体間に直列に接続され、接続された複数のアンテナの最両端となる導体の一方が給電部であり、他方の導体が開放部であって、複数の導体の一部が基体と対向する位置に配置されている容量導体であることを特徴とするアンテナモジュールであって、実装時にチップアンテナの底面となる他の実装部品を実装できない領域を有効活用した上で、全体の容量成分を効率よく増加させて広帯域化を実現する。
本発明の請求項16に記載の発明は、実装体と、実装体に実装された、基体と基体に設けられた一対の端子部を有する複数のチップアンテナと、複数のチップアンテナを相互に直列に接続する導体と、実装体に設けられ導体が非接続の端子部の一方が接続された給電部と、実装体に設けられ導体が非接続の端子部の他方が接続された開放部と、実装体に設けられ基体と対向して形成された容量導体を有することを特徴とするアンテナモジュールであって、実装時にチップアンテナの底面となる他の実装部品を実装できない領域を有効活用した上で、全体の容量成分を効率よく増加させて広帯域化を実現する。
本発明の請求項17に記載の発明は、チップアンテナが、基体と、基体に設けられた一対の端子部と、基体に設けられたヘリカル部を有するチップアンテナであって、容量導体がヘリカル部と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項15乃至16に記載のアンテナモジュールであって、実装時にチップアンテナの底面となる他の実装部品を実装できない領域を有効活用した上で、ヘリカル部と容量結合した容量成分を生じさせて、全体の容量成分を効率よく増加させて広帯域化を実現する。
本発明の請求項18に記載の発明は、容量導体が開放部と導通していることを特徴とする請求項15〜17いずれか1記載のアンテナモジュールであって、開放部に存在する容量と容量導体による容量成分とが並列の容量成分となって、効率的に容量値を増加させることができ、広帯域化を実現することができる。
本発明の請求項19に記載の発明は、請求項11〜18いずれか1記載のアンテナモジュールと、アンテナモジュールに必要な送受信信号を供給する高周波回路と、高周波回路に接続され信号処理を行う処理回路と、処理回路、高周波回路を制御する制御回路を有することを特徴とする電子機器であって、広帯域の送受信動作を行う電子機器を実現することができる。
本発明の請求項20に記載の発明は、電子機器が、携帯端末もしくはノートブックパソコンであることを特徴とする請求項18に記載の電子機器であって、携帯電話や無線LANなどにおける高速データ通信に対応することのできる広帯域無線通信機器を実現できる。
本発明の請求項21に記載の発明は、複数の請求項11〜17いずれか1記載のアンテナモジュールと、アンテナモジュールでの受信信号を選択する選択部と、選択部で選択された受信信号を検波する検波部と、検波部で検波された検波信号の電力を算出する電力算出部と、検波信号をデータ復調する復調部を有し、電力算出部での算出結果に応じて、選択部において受信信号を選択することを特徴とする選択ダイバーシティであって、広帯域受信を可能とし、更に受信特性を向上させることができるようになる。
本発明の請求項22に記載の発明は、複数の請求項11〜17いずれか1記載のアンテナモジュールと、アンテナモジュールでの受信信号を合成する合成部と、選択部で選択された受信信号を検波する検波部と、検波部で検波された検波信号の電力を算出する電力算出部と、検波信号をデータ復調する復調部を有し、電力算出部での算出結果に応じて、合成部において受信信号を合成することを特徴とする合成ダイバーシティであって、受信特性の向上を更に促進することができる。
本発明の請求項23に記載の発明は、合成部での受信信号の合成が最大比合成であることを特徴とする請求項21に記載の合成ダイバーシティであって、受信特性が更に向上する。
本発明の請求項24に記載の発明は、実装体と、基体と基体に設けられた一対の端子部を有するチップアンテナと、実装体に設けられた給電部に端子部の一方が接続され、実装体に設けられた開放部に端子部の他方が接続され、実装体に設けられた容量導体と基体が対向することを特徴とするチップアンテナの実装構造であって、実装時にチップアンテナの底面となる他の実装部品を実装できない領域を有効活用した上で、ヘリカル部と容量結合した容量成分を生じさせて、全体の容量成分を効率よく増加させて広帯域化を実現する。
本発明の請求項25に記載の発明は、容量導体が開放部と導通していることを特徴とする請求項25に記載のチップアンテナの実装構造であって、実装時にチップアンテナの底面となる他の実装部品を実装できない領域を有効活用した上で、ヘリカル部と容量結合した容量成分を生じさせて、全体の容量成分を効率よく増加させて広帯域化を実現する。
本発明の請求項26に記載の発明は、チップアンテナが、基体と、基体に設けられた一対の端子部と基体に設けられたヘリカル部を有するチップアンテナであって、容量導体がヘリカル部と対向することを特徴とする請求項25乃至26に記載のチップアンテナの実装構造であって、実装時にチップアンテナの底面となる他の実装部品を実装できない領域を有効活用した上で、ヘリカル部と容量結合した容量成分を生じさせて、全体の容量成分を効率よく増加させて広帯域化を実現する。
なお、本明細書において付加導体、接続導体、容量導体はそれぞれ説明のために呼称を別としているものであって、いずれも同じように形成された導体であり、例えば基板上に形成されたパターンやランド面、金属膜などであって、容量成分を生じるものである。
また、実装体とはエポキシなどで形成される実装基板や、電子機器の筺体の一部や、その他の樹脂などで形成された基台など、チップアンテナをはじめとする様々な素子や配線パターン、電極などが実装されるものを言う。
以下、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1、図3は本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの斜視図、図2、図4、図7は本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図である。図5は図3に示されるアンテナモジュールの等価回路図である。図8は図7に示されるアンテナモジュールの等価回路図である。図16、図17は本発明の実施の形態1における他のアンテナモジュールの斜視図である。
1はチップアンテナ、2は基体、3、4は端子部、5はヘリカル部、6はスパイラル溝、7は給電部、8は開放部、9は容量導体である。なお、これらが実装されている実装体
については図示されていないが、存在するものである。
チップアンテナ1は基体2の両端に端子部3、4が存在し、基体2が導電膜で覆われた上で、レーザーなどのトリミングによりスパイラル溝6が形成されてヘリカル部5が形成されて、端子部3が給電部7と、端子部4が開放部8と接続されることで構成される。
まず、チップアンテナ1について図1、図2を用いて説明する。
基体2はアルミナもしくはアルミナを主成分とするセラミック材料等の絶縁体もしくは誘電体などをプレス加工,押し出し法等を施して形成される。なお、基体2の構成材料としては、フォルステライト、チタン酸マグネシウム系、チタン酸カルシウム系、ジルコニア・スズ・チタン系、チタン酸バリウム系、鉛・カルシウム・チタン系などのセラミック材料を用いてもよく、エポキシ樹脂などの樹脂材料を用いても良い。実施の形態1では、強度や絶縁性或いは加工の容易性の面からアルミナもしくはアルミナを主成分としたセラミック材料が用いられている。更に基体には全体に銅,銀,金,ニッケル等の導電材料で構成された導電膜が単層乃至複数積層され、導電性を有する表面が形成される。導電膜はめっき、蒸着、スパッタ、ペーストなどが用いられる。
端子部3、4は基体2の両端に形成され、導電性のメッキ膜,蒸着膜,スパッタ膜等の薄膜や、銀ペーストなどを塗布して焼き付けなどを行ったものなどの少なくとも一つが用いられる。
なお、基体2は端子部3、4と同一の大きさの断面を有していてもよいが、段落ちされてもよく、基体2の断面積は端子部3、4の断面積よりも小さくされてもよい。基体2の外周が段落ちされることで、実装時に基体2がアンテナ実装体の表面からの距離を持つことが可能となり、特性の劣化を防ぐことが可能になる。このとき段落ちを基体2の一部の面に対してのみおこなってもよく、全面に渡って段落ちさせてもよい。全面に渡って段落ちさせた場合には、実装時に電子基板との接する面を選択する留意が不要となり、実装時のコストを低下させることができる。
また、基体2の各角部に面取りを施してもよい。この面取りを設けることで、基体2の欠けが防止され、導電膜が薄くなるのが防止され、或いはスパイラル溝6の損傷が防止される。
ここで、基体2と端子部3、4は個別に形成して後から貼り合わせるなどで一体化してもよく、あらかじめ一体で形成してもよい。また、基体2は四角の角形状でなくとも、三角や五角の多角形状でもよく、円柱状でもよい。円柱状の場合には、角部が存在しなくなるので耐衝撃性が高まり、スパイラル溝6の形成が容易となるメリットがある。
スパイラル溝6は導電膜で覆われた基体2の表面をレーザーなどによるトリミングを用いて螺旋状に掘削して形成されヘリカル部5となり、このヘリカル部5はインダクタ成分を有している。ヘリカル部5により形成されるインダクタ成分は、端子部3、4と電気的に接続されており、電気的にインダクタ成分が接続されていることになる。なお、チップアンテナ1はトリミング溝6ではなく、銅線などの導体線を基体2に巻きまわしたものであっても良い。
また、チップアンテナ1の外周に端子部3、4を回避して保護膜で覆うことにより、耐久性を向上させることも好適である。このとき、ヘリカル部5において、容量導体9と対向する部分のみ保護膜を外しても良い。この場合には、ヘリカル部と容量導体9の容量結合において誘電率を考慮する必要がないメリットがある。逆に保護膜の存在により、誘電
率が高まり、結合する容量値が高まることで、容量導体9を主として起因する容量値を大きくすることができるメリットがある。
なお、チップアンテナ1はλ/4型アンテナであってもよく、λ/2型アンテナであってもよいが、小型化をより促進するためにλ/4型アンテナが用いられることが多く、この場合にはチップアンテナ1の近辺に存在するグランド面に生じるイメージ電流を利用して、送受信利得が確保される。
また、端子部3は給電部7に接続され、端子部4は開放部8に接続される。給電部7、開放部8はそれぞれ実装体に設けられた実装ランドや金属膜、半田面などである。また、実装体表面のみならず、多層基板における内層に形成されてもよいものである。
給電部7から信号電流が端子部3を経由してチップアンテナ1に供給され、チップアンテナ1を通じて放射される。逆に受信の場合にはチップアンテナ1で受信した電波により誘導電流が発生し、発生した誘導電流が端子部3から給電部7を介して受信される。受信された信号電流は検波や復調により、データが再生されて、無線通信が実行されることになる。送信も同じである。即ちチップアンテナ1は無線通信の出入り口としての重要な役割を担うものである。
なお、開放部8は給電部と同じく通常の実装ランドなどで構成されればよいが、その面積を大きくすることで、先端に付加された付加導体とすることによる広帯域化を図ることも好適である。
図2には付加導体10が実装体に形成されている状態が表されている。付加導体10は端子部4に接続されており、実装ランドや金属膜、あるいは半田面などにより実現される。また、付加導体10は、チップアンテナ1の幅と同じかそれより少し幅広い程度にすることで、全体の幅方向の面積を小さくすることができる。もちろん、実装する基板の形態や他の実装部品との位置関係により適宜その形状や大きさを変えることも好適である。
容量導体9は、チップアンテナ1のヘリカル部5に対向して実装体に形成されている。勿論、開放部や給電部と同じく、実装体表面のみならず、多層基板における内層に形成されても良い。容量導体9はチップアンテナ1が実装されるアンテナ基板に形成された実装ランドや半田面、金属膜などで形成される。もちろんパターン導体などでもよい。また、間に保護膜などの充填剤が存在した上で対向していても良く、容量導体9とヘリカル部5の面が相互に略平行でなく傾きを有している場合でもよいものである。
ここで、容量導体9は、基体2においてヘリカル部5が形成されている位置にあわせて形成されることが好ましい。例えば基体2におけるヘリカル部5が存在しない位置に形成されるよりも、ヘリカル部5の位置にあわせることが良い。ここで、容量導体9は予め実装体に給電部7、開放部8、付加導体10と同じように実装されておき、チップアンテナ1を実装することで、ヘリカル部5に容量導体9が近接するようにしてもよい。この場合には容量導体9の位置を、予めヘリカル部5に近接するようにあわせておけばよい。
なお、容量導体9は実装体に形成されてもよく、実装体に形成された半田面に更に接続された容量導体9であっても良く、基体2と実装体との間に容量を発生させるように、基体2と実装体との間に設けられればよいものである。
このとき、対向する距離は非常に近接した状態であり、少なくともヘリカル部5と容量結合できる距離であることが必要であるが、所定の距離を必要とする。例えば、基体2の外周が端子部3、4に比べて段落ちしていれば、基体2は実装体よりも若干の隙間を有す
ることになるので、この隙間部分に容量導体が存在することになり、容量導体は直接ヘリカル部5との所定の距離を確保するのが容易である。これにより、直接ヘリカル部と容量導体9が接触することが無くなり、直接の導通が生じなくなるので、VSWR性能などのアンテナ性能への悪影響がなくなる。
なお、容量導体9はチップアンテナ1の幅を超えないか少し幅広いくらいにしておくことが良い。この場合には、アンテナモジュールの幅方向の面積を小さいままにしておくことが可能である。また、容量導体9はヘリカル部5と近接する、即ち対向する位置に形成されるが、このとき後に詳述するようにヘリカル部5と電界結合する容量成分となるがため、その面積や誘電率により容量値が決まるため、これらを考慮に入れた上で、面積や形状、材料などを選択することが好ましい。
次に、図3、図4を用いて容量導体9が付加導体10と接続している場合について説明する。
図3、図4には、付加導体10と容量導体9が接続されている形態が示されている。付加導体10が折り曲げられて引き戻されてまた曲げ戻されてヘリカル部5の底面に容量導体9が形成されている。これによりヘリカル部5の対向する面に容量導体9が存在する状態となっている。この場合であっても、予め実装体に給電部7、付加導体10(を曲げ戻して容量導体9を形成したもの)をチップアンテナ1の大きさとヘリカル部5の位置を考慮して形成しておいて、その後にチップアンテナ1を実装することで容量導体9がヘリカル部5の底面に位置するようにすることも好適である。勿論、実装後にその面積や形状などを調整することも好適である。
次に、アンテナモジュールの動作について図5を用いて説明する。図5には付加導体10と容量導体9が接続されて、容量導体9がヘリカル部5の底面に存在する場合の等価回路図が表されている。
まず、インダクタ成分と容量成分が直列接続されている場合には、その共振周波数は(数1)により決定される。
Figure 2005175757
即ち、ヘリカル部5によるインダクタ成分を有する基本的なアンテナは、インダクタ成分と容量成分の積の平方根により定まることになる。これによりチップアンテナ1は(数1)で定まる共振周波数により送受信動作を行う。
また、アンテナのQ値は(数2)で定まるため、容量値であるCが大きいほどQ値を低下させることができる。このときQ値を小さくすることにより、アンテナの入力インピーダンスの周波数特性を平坦にすることができ、アンテナの送受信の広帯域化が可能となる。即ち、負荷容量としての容量成分の働きにより、周波数特性でのピークの立ち上がり、立下りが緩やかになり、結果としてアンテナの広帯域化が実現されるものである。
Figure 2005175757
図5において、L1はヘリカル部5により生じるインダクタ成分、C1は端子部3や基体2の一部から生じる容量成分、C2は付加導体10から生じる容量成分、C3は容量導体9から生じる容量成分である。なお、容量成分はこれ以外に基体2や端子部3、4などから生じるものもあるが、これらはC1、C2やC3に含まれているものとして説明する。
L1とC3は容量結合しており、C2とC3は並列接続になっている。この結果、アンテナモジュールの合成容量は(数3)で表される。
Figure 2005175757
(数3)から明らかな通り、C3が大きくなれば合成容量Cは大きくなる。即ち容量導体9が存在することにより、アンテナモジュールの大きさを大きくすることなく容易に容量成分を増加させることが可能となるものである。容量成分が増加することで、(数2)からも明らかな通り共振周波数の広帯域化が可能となる。
ここで、広帯域化を実現するためには容量成分を十分に確保することが好ましい。しかしながら、従来の技術において説明したとおり、アンテナの先端に大きな容量を付加したりする場合にはアンテナが大型化する問題がある。これに対して本発明ではヘリカル部5の対向する実装面、即ち底面に近接する位置に容量導体9を設けて、アンテナを大型化させることなく、後で述べるように容量成分を増加させている。容量導体9の存在する位置は、チップアンテナ1の実装されることで隠される部分であり、本来活用のできないエリアである。この位置に着目して、容量導体9を配置して、アンテナモジュール全体での容量成分を増加させたものである。
以上のように、容量導体9をヘリカル部5の対向する面に配置したことで、アンテナモジュールを大型化させることなく合成容量を増加させて広帯域化を実現できるものである。また、このときインダクタ成分と容量成分により共振周波数が定まるので、この点を考慮して、インダクタ成分を発生させるヘリカル部5の形成や付加導体10、容量導体9の形成を行うことが好ましいものである。
次に、実験によりこの広帯域化が実現されていることについて説明する。
図6には本発明の実施の形態1における実験結果が表されており、図6(a)は従来の技術と本発明の周波数特性図であり、図6(b)は従来の技術のアンテナモジュールの構成図、図6(c)は本発明のアンテナモジュールの構成図である。図6(b)から明らかな通り、従来の技術のアンテナモジュールは付加導体が接続されているだけで、ヘリカル部の底面に容量導体が存在しない。これに対して図6(c)より明らかな通り、本発明のアンテナモジュールは容量導体がヘリカル部の底面に配置されている。
図6(a)の周波数特性図から明らかな通り、本発明の場合には、周波数帯域が非常に拡張されていることが分かる。VSWRが3以下となる帯域幅で比較した場合には、従来の技術は302MHz程度であるのに対して、本発明では371MHzと70MHz程度の拡大が実現されている。これにより、データ通信におけるデータ量の拡大が必要となった場合であっても、対応が可能なアンテナモジュールであることが分かる。
また、図6(b)、図6(c)から明らかな通り、容量導体はチップアンテナの実装により隠されるエリアに配置されるため、余分に新たな実装面積を必要とせず、アンテナモジュールは大型化することがない。同等の大きさを有するアンテナであれば、従来の技術に比べて広帯域性能が拡大し、逆に同じ性能を得ようとする場合には、従来の技術ではアンテナの大型化が避けられない。
このように、実験からも小型でありながら、非常に大きな広帯域化を実現するアンテナモジュールであることが分かる。
次に、一つのチップアンテナで多共振を実現する場合について図7を用いて説明する。
図7には、一つのチップアンテナの基体2に複数のヘリカル部5が設けられている構成が表されている。これは、基体2表面に設けられた導電膜を、レーザーなどによりトリミングする際に、間隔をあけて2箇所トリミングすることで実現される。このような場合には、インダクタ成分を有するヘリカル部5が2箇所となるため、2つの共振周波数を有することになる。即ち、一つ目のヘリカル部5の有するインダクタ成分と容量成分とから定まる共振条件と、一つ目のヘリカル部と二つ目のヘリカル部5の両方のインダクタ成分と容量成分から定まる共振条件の2つが成立し、2共振が実現される。
このような場合であっても、二つのヘリカル部5の底面に容量導体9が配置されることで、実施の形態1で説明したとおり効果的に容量成分を増加させることが可能である。なお、容量導体9は二つのヘリカル部5の両方の底面に配置しても良く、いずれか一方に配置しても良い。また、実施の形態1と同じく、付加導体10を折り曲げて曲げ戻して配置することも好適である。このときその付加導体10や容量導体9の幅方向をチップアンテナ1の幅方向と同等かそれに近い程度に収めることで、アンテナモジュールの小型化が実現されるものである。
図8には図7のアンテナモジュールの等価回路図が示されており、C4、C5は容量導体5から生じる容量成分である。C3,C4、C5は並列接続になるため、合成容量はC4、もしくはC5のいずれかもしくは両方が増加することで増加する。これにより全体の容量値は大きくなり、アンテナモジュールの容量値が大きいことにより、広帯域化が実現されるものである。
このように、多共振に対応するチップアンテナであっても、容量導体をヘリカル部5に対向させて配置することで、アンテナの小型化を維持したまま広帯域化を実現できるものである。
なお、以上は、ヘリカルアンテナを用いた場合について説明したが、例えば基体に銅線を巻きまわした巻線タイプのヘリカルアンテナや、メアンダ形状のパターンアンテナ、導体から形成された導体アンテナなど、いずれのアンテナであっても同様である。
また、誘電体などで形成された基体内部に金属線や印刷により形成された導電線が設けられたチップアンテナであっても良い。
更に、誘電体などで形成された基体内部に金属線や印刷により形成されたヘリカル導体を有するチップアンテナであっても良く、積層タイプの基体内部に金属線や印刷によりスパイラル部を持つヘリカル導体が形成されたチップアンテナであっても良い。
また、基体表面に金属線やパターン印刷による導電線やヘリカル導体が形成されたチップアンテナであっても同様である。これらは図16、図17に示されるものである。
(実施の形態2)
実施の形態2においては、チップアンテナを複数用いたアンテナモジュールについて説明する。図9、図10、図11、図13は本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図である。図12は図9で示されるアンテナモジュールの一部の等価回路図である。
図9、図10、図11にはチップアンテナが二つ直列に接続されている構成が示されている。11は接続導体、12はアンテナモジュールである。接続導体11は二つのチップアンテナ1を直列に接続する。この接続導体は実装ランドや半田面、金属膜などで形成され、その幅方向がチップアンテナ1の幅方向を大きく超えないようにすることで、アンテナモジュールの小型化が実現される。また容量導体9も同じである。給電部7を介してチップアンテナ1には信号電流が供給されるが、接続導体11を介して直列接続されているので、これを介して先に接続されているチップアンテナ1にも信号電流が供給されて、全てのチップアンテナ1が動作可能となる。
このようにチップアンテナ1を複数並べる場合にも、インダクタ成分が2箇所以上に発生し、これらが容量成分を介して接続されるため、共振条件が複数成立して多共振が実現される。図9に示されるアンテナモジュール12から容量導体9を無視した等価回路図である図12により分かるとおり、チップアンテナ1が複数存在することでインダクタ成分と容量成分が相互に配置されている。
等価回路図から明らかな通り、このようなアンテナモジュールではL1とC1とから定まる共振条件に対応した共振周波数での送受信動作と、L1、L2、C1、C2の全てから定まる共振条件に対応した共振周波数での送受信動作の、2共振が実現される。例えば、L1とC1から生ずる共振周波数が、DCSで規格されている携帯電話の使用周波数約1.8GHzやGSM1900の規格に対応する約1.9GHzの使用周波数に対しては、L1とC1から定まる短いアンテナが対応するのが一例である。一方、GSMで規格されている携帯電話の使用周波数900MHzについては、L1、L2、C1、C2から定まる共振周波数を有する長いアンテナが対応するのが一例である。これらは一例であるので、例えば2.4GHzと5GHzを用いる無線LANのそれぞれの周波数に対応させる場合でもよいものである。
これは図10、図11に示されるアンテナモジュール12であっても同様であり、多共振が実現される。
また、容量導体9がそれぞれのチップアンテナ1のヘリカル部5に対向して設けられることで、実施の形態1で説明したのと同じように広帯域化が実現される。図9に表されるアンテナモジュールでは付加導体10に近い側のチップアンテナ1のヘリカル部5の底面に容量導体9が形成されており、図10に表されるアンテナモジュールでは給電部7に近いチップアンテナ1のヘリカル部5の底面に容量導体9が形成されており、図11に示されるアンテナモジュール12では両方のヘリカル部5の底面に形成されている。これらは広帯域化の仕様などにあわせて適宜決定されればよいものである。また、形成方法は、実
施の形態1と同様に予め実装ランドや基板パターンなどで実装体上に位置を考慮して形成しておき、その後にチップアンテナ1を実装すればよいものである。
アンテナモジュール12の合成容量は、容量導体9の有する容量成分の存在と大きさにより大きくなり、アンテナモジュール12全体で容量成分が増加させられる。容量成分の増加により、インピーダンスが平坦となり広帯域化が実現される。例えば、図10に表されるアンテナモジュールにおける合成容量は、端子部3の周辺から生じる容量成分をC1、接続導体11の有する容量成分をC2、付加導体10の有する容量成分をC3、容量導体9の有する容量成分をC4とすると、合成容量Cは(数4)で表される。
Figure 2005175757
(数4)から明らかな通りC4を大きくすれば合成容量Cも大きくなる。即ち多共振を実現するために、複数のチップアンテナ1を接続する場合であっても、ヘリカル部に対向させて容量導体を配置することで、広帯域化を実現することも可能である。
なお、給電部7に最初に接続されるチップアンテナ1の単体での共振周波数が、高周波に対応するチップアンテナ1であり、その先に接続導体11を介して接続されるチップアンテナ1単体での共振周波数が低周波に対応するものであることも好適である。即ち、基体1に形成されるトリミング溝6の周回数を変えることにより実現される。給電部7側のチップアンテナ1だけで共振する周波数と、二つを合わせた共振条件により共振する周波数を効率よく生じさせることが可能となるからである。勿論、この逆であってもよい。
また、チップアンテナ1を2つではなく3以上接続させてもよいものである。この場合でも、それぞれのヘリカル部の内、いずれか、もしくは全部に対向させて容量導体を配置することで、広帯域化を実現することができる。
またこのとき、複数のチップアンテナを略同一直線上に配置することで長さの短いヘリカル方式のチップアンテナ1の特性を活かして幅方向の小型化を実現することができる。勿論、周囲の実装部品や格納する筺体の形態にあわせて決定されればよいものであり、接続導体11を基点に折り曲げた形状で配置しても良い。
また、多共振の実現のために、図13に示されるようにチップアンテナ1をそれぞれ並列に接続しても良い。
図13では二つのチップアンテナ1が同一の給電点に対して並列に接続されている。また、それぞれの先端には付加導体10が形成されており、これに接続された容量導体9がそれぞれのヘリカル部5の底面に配置されている。それぞれのチップアンテナ1はヘリカル部5に形成されたトリミング溝6の周回数がことなって共振周波数が異なるものである。この場合には、それぞれのチップアンテナ1で異なる共振周波数を有した多共振状態であり、更にそれぞれのヘリカル部5に対向して容量導体9が形成されていることで、容量成分がそれぞれ大きくなって広帯域化が実現されるものである。
アンテナの仕様やこれを組み込む電子機器の仕様に応じて、このような並列接続が好適に用いられ、多共振と広帯域化が小型を維持して実現される。
なお、以上は、ヘリカルアンテナを用いた場合について説明したが、例えば基体に銅線を巻きまわした巻線タイプのヘリカルアンテナや、メアンダ形状のパターンアンテナ、導体から形成された導体アンテナなど、いずれのアンテナであっても同様である。
また、誘電体などで形成された基体内部に金属線や印刷により形成された導電線が設けられたチップアンテナであっても良い。
更に、誘電体などで形成された基体内部に金属線や印刷により形成されたヘリカル導体を有するチップアンテナであっても良く、積層タイプの基体内部に金属線や印刷によりスパイラル部を持つヘリカル導体が形成されたチップアンテナであっても良い。
また、基体表面に金属線やパターン印刷による導電線やヘリカル導体が形成されたチップアンテナであっても同様である。これらは図16、図17に示されるものである。
(実施の形態3)
図14は本発明の実施の形態3における電子機器の構成図である。図14に示される電子機器は、ノートブックパソコンや、携帯端末、携帯電話などであり、実施の形態1や2において説明されたチップアンテナが実装されたアンテナモジュールが組み込まれたものである。
30は筺体、31はアンテナモジュール、32は高周波回路、33は処理回路、34は制御回路、35は電源である。
筺体30は例えば携帯電話の筺体であったり、ノートブックパソコンの筺体であったりする。また、図14に示されていない、表示部や、メモリ部、ハードディスクや外部用記憶媒体などが含まれてもよいものである。
高周波回路はアンテナモジュール31に高周波信号電流を供給、あるいはアンテナモジュール31で受信された高周波信号を受信して、検波する処理を行う。送信において必要なパワーアンプ、受信で使うローノイズアンプ、送受信の切り替えスイッチ、ノイズ除去のフィルタや、周波数選択のためのフィルタ、検波回路、ミキサーなどが含まれており、それぞれディスクリート素子や、その一部、もしくは全部が集積回路で実現されている。
処理回路33は、高周波回路で受信した信号の信号処理を行ったり、信号再生を行ったりし、さらに送信用の信号を処理することが行われる。これらが、LSIなどで実現されている。即ち、受信信号の検波、復調、再生が行われる。
復調されたデータについては、必要に応じて誤り検出がなされる。例えば、巡回符号検査(以下、「CRC」という)やパリティ符号などにより誤り検出がなされる。具体的には、送信側で付されるパリティ符号と、実際に復調されたデータの偶数パリティや奇数パリティなどとの一致を検出する。あるいは、復調されたデータについて生成多項式で除算して、剰余を確認することで検出される。誤りが検出された場合には、データの再送を要求するなどの処理が行われる。
あるいは、ビタビ復号やリードソロモン復号により誤り訂正を行うこともよい。この場合には、検出された誤りを訂正することも可能なので、データの再送要求などが不要となり、受信性能が高まる結果となる。
制御回路34は電子機器全体を制御するためのCPUなどが含まれており、時間制御、同期制御、回路ごとの処理手順制御などが実行される。例えば、CPUで実行されるプロ
グラムにより実行される。電源35はパック電池などが用いられ、内部回路や表示部などに電力が供給される。
このような電子機器の例である、携帯電話やPDAのような携帯端末、あるいはノートブックパソコンなどでは、極限まで小型化、薄型化が求められているため、アンテナモジュール31が実施の形態1、2で説明されたように、小型化されていることで、機器の小型化に貢献する。また、容量導体による広帯域化が実現されたアンテナモジュール31により、大量のデータ通信を実現するために必要となる広帯域での送受信が可能となる。
また、アンテナモジュール31において、基体に複数のヘリカル部を形成したチップアンテナや複数のチップアンテナを接続したアンテナモジュールを用いることで、例えば携帯電話で必要となるGSM帯域の900MHzとDCS帯域の1800MHz、あるいはGSM1900帯域の1900MHzなどをカバーする多共振を実現することができる。あるいは、ノートブック型パソコンなどで用いられる無線LANにおいて、2.4GHzと5GHzの両方に対応することも可能である。また、当然ながらアンテナモジュール31の採用により、実装における他の使用ができない領域を活用したエリアに容量導体を形成することでの小型を維持した広帯域化が実現される。
このような電子機器により、必要な信号の送受信と、その変調、復調、再生が実行され、多共振で広帯域の送受信が可能となり、電子機器の小型化も実現される。
(実施の形態4)
図15は本発明の実施の形態4におけるダイバーシティ装置の構成図である。
チップアンテナを二つ以上用いて、受信した信号の内、より受信電力の高い信号を選択して受信性能向上を図ったり、あるいは信号を合成して受信性能向上を図ったりする。
40が選択部、41は検波部、42は電力算出部、43は復調部、44、45はアンテナモジュールである。アンテナモジュールが2つ接続する。
検波部41において検波された信号は電力算出部42において電力算出される。算出された電力は任意の閾値と比較され、その結果が選択部40に通知される。任意の閾値よりも低い場合には、アンテナモジュール44、45において、現在受信に用いられているのと別のアンテナモジュールに切り替えて選択されて受信される。任意の閾値よりも高ければ現在受信されているアンテナモジュールのままで受信が続行される。
最終的には、選択されているアンテナモジュールで受信された信号が復調部43で復調されて、受信性能を向上させることが可能となる。
また、選択ではなく、信号の合成を行うことで受信性能を向上させる合成ダイバーシティを行うことも好適である。この場合には選択部40の代わりに合成部が設けられればよい。
例えば、電力算出部42での算出された電力の比に応じて最大比合成して復調することで、受信性能の原因となるC/N比(キャリア対ノイズ比)を上げ、受信性能を上げることができる。
また、ノイズは無相関であるため、単純な合成であっても少なくとも約3dBの特性向上が実現される。
以上のように、アンテナモジュールを複数用いて選択ダイバーシティや合成ダイバーシティを行うことで、受信性能を向上させることが可能であり、この場合であっても多共振や広帯域が実現され、チップアンテナの小型化により、複数のアンテナモジュールを格納するに際して電子機器の小型化の阻害が少なくて済むメリットがある。当然、個々のアンテナモジュール44、45での送受信の帯域が広帯域であるため、大量のデータ通信にも対応が可能である。
本発明は、実装体と、実装体に実装された、基体と基体に設けられた一対の端子部を有するチップアンテナと、実装体に設けられ端子部の一方が接続された給電部と、実装体に設けられ端子部の他方が接続された開放部と、実装体と基体との間に設けられた容量導体を有する構成であって、実装される際のチップアンテナの底面に存在して余分な実装領域を必要とせず、効率的に容量成分を増加させて広帯域化の効果を更に上げることができることが必要な用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの斜視図 本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの斜視図 本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図 図3に示されるアンテナモジュールの等価回路図 (a)従来の技術と本発明の周波数特性図、(b)従来の技術のアンテナモジュールの構成図、(c)本発明のアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図 図7に示されるアンテナモジュールの等価回路図 本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図 図9で示されるアンテナモジュールの一部の等価回路図 本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態3における電子機器の構成図 本発明の実施の形態4におけるダイバーシティ装置の構成図 本発明の実施の形態1における他のアンテナモジュールの斜視図 本発明の実施の形態1における他のアンテナモジュールの斜視図 従来の技術におけるアンテナモジュールの斜視図
符号の説明
1 チップアンテナ
2 基体
3、4 端子部
5 ヘリカル部
6 スパイラル溝
7 給電部
8 開放部
9 容量導体
10 付加導体
11 接続導体
12 アンテナモジュール
30 筺体
31 アンテナモジュール
32 高周波回路
33 処理回路
34 制御回路
35 電源
40 選択部
41 検波部
42 電力算出部
43 復調部
44、45 アンテナモジュール
100 アンテナモジュール
101 メアンダアンテナ
102 給電部
103 付加導体
C1、C2、C3、C4 容量成分
L1、L2 インダクタ成分

Claims (26)

  1. 実装体と、
    前記実装体に実装された、基体と前記基体に設けられた一対の端子部を有するチップアンテナと、
    前記実装体に設けられ前記端子部の一方が接続された給電部と、
    前記実装体に設けられ前記端子部の他方が接続された開放部と、
    前記実装体と前記基体との間に設けられた容量導体を有することを特徴とするアンテナモジュール。
  2. 前記容量導体が前記開放部と導通していることを特徴とする請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. 前記開放部に付加導体が接続されていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のアンテナモジュール。
  4. 前記容量導体と前記ヘリカル部が容量結合していることを特徴とする請求項1〜3いずれか1記載のアンテナモジュール。
  5. 前記チップアンテナが、基体と、前記基体に設けられた一対の端子部と、前記基体に設けられたヘリカル部を有するチップアンテナであることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載のアンテナモジュール。
  6. 前記ヘリカル部が、導電膜が施された前記基体をトリミングしてスパイラル溝を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項5に記載のアンテナモジュール。
  7. 前記ヘリカル部が、前記基体上に導電線を巻きまわして形成されることを特徴とする請求項5に記載のアンテナモジュール。
  8. 前記ヘリカル部が、前記基体上で複数設けられたことを特徴とする請求項5〜7いずれか1記載のアンテナモジュール。
  9. 前記チップアンテナにおいて、少なくともヘリカル部を覆う保護膜が設けられたことを特徴とする請求項5〜8いずれか1記載のアンテナモジュール。
  10. 前記チップアンテナが、基体と、前記基体に設けられた一対の端子部と、前記基体内部に設けられた導電線を有するチップアンテナであることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載のアンテナモジュール。
  11. 前記チップアンテナが、基体と、前記基体に設けられた一対の端子部と、前記基体内部に設けられたヘリカル導体であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載のアンテナモジュール。
  12. 前記容量導体が、前記ヘリカル部と対向して設けられたことを特徴とする請求項1〜9いずれか1記載のアンテナモジュール。
  13. 前記容量導体が、前記基体内部の導電線と対向して設けられたことを特徴とする請求項10に記載のアンテナモジュール。
  14. 前記容量導体が、前記基体内部のヘリカル導体と対向して設けられたことを特徴とする請
    求項11に記載のアンテナモジュール。
  15. 実装体と、
    前記実装体に設けられた複数の導体と、
    基体と、前記基体に設けられた一対の端子部とを有する複数のチップアンテナを有するアンテナモジュールであって、
    前記チップアンテナの端子部が前記導体間に直列に接続され、前記接続された複数のアンテナの最両端となる導体の一方が給電部であり、他方の導体が開放部であって、前記複数の導体の一部が前記基体と対向する位置に配置されている容量導体であることを特徴とするアンテナモジュール。
  16. 実装体と、
    前記実装体に実装された、基体と前記基体に設けられた一対の端子部を有する複数のチップアンテナと、
    前記複数のチップアンテナを相互に直列に接続する導体と、
    前記実装体に設けられ前記導体が非接続の端子部の一方が接続された給電部と、
    前記実装体に設けられ前記導体が非接続の端子部の他方が接続された開放部と、
    前記実装体に設けられ前記基体と対向して形成された容量導体を有することを特徴とするアンテナモジュール。
  17. 前記チップアンテナが、基体と、前記基体に設けられた一対の端子部と、前記基体に設けられたヘリカル部を有するチップアンテナであって、前記容量導体が前記ヘリカル部と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項15乃至16に記載のアンテナモジュール。
  18. 前記容量導体が前記開放部と導通していることを特徴とする請求項15〜17いずれか1記載のアンテナモジュール。
  19. 請求項11〜18いずれか1記載のアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールに必要な送受信信号を供給する高周波回路と、
    前記高周波回路に接続され信号処理を行う処理回路と、
    前記処理回路、高周波回路を制御する制御回路を有することを特徴とする電子機器。
  20. 前記電子機器が、携帯端末もしくはノートブックパソコンであることを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  21. 複数の請求項11〜17いずれか1記載のアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールでの受信信号を選択する選択部と、
    前記選択部で選択された受信信号を検波する検波部と、
    前記検波部で検波された検波信号の電力を算出する電力算出部と、
    前記検波信号をデータ復調する復調部を有し、
    前記電力算出部での算出結果に応じて、前記選択部において受信信号を選択することを特徴とする選択ダイバーシティ。
  22. 複数の請求項11〜17いずれか1記載のアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールでの受信信号を合成する合成部と、
    前記選択部で選択された受信信号を検波する検波部と、
    前記検波部で検波された検波信号の電力を算出する電力算出部と、
    前記検波信号をデータ復調する復調部を有し、
    前記電力算出部での算出結果に応じて、前記合成部において受信信号を合成することを特
    徴とする合成ダイバーシティ。
  23. 前記合成部での受信信号の合成が最大比合成であることを特徴とする請求項21に記載の合成ダイバーシティ。
  24. 実装体と、
    基体と前記基体に設けられた一対の端子部を有するチップアンテナと、
    前記実装体に設けられた給電部に前記端子部の一方が接続され、
    前記実装体に設けられた開放部に前記端子部の他方が接続され、
    前記実装体に設けられた容量導体と前記基体が対向することを特徴とするチップアンテナの実装構造。
  25. 前記容量導体が前記開放部と導通していることを特徴とする請求項25に記載のチップアンテナの実装構造。
  26. 前記チップアンテナが、基体と、前記基体に設けられた一対の端子部と前記基体に設けられたヘリカル部を有するチップアンテナであって、前記容量導体が前記ヘリカル部と対向することを特徴とする請求項25乃至26に記載のチップアンテナの実装構造。
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