JP2005175665A - アンテナモジュール - Google Patents

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敏春 野口
Munenori Fujimura
宗範 藤村
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圭介 丸山
Hiromi Tokunaga
裕美 徳永
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Abstract

【課題】本発明は、多共振でかつ送受信帯域を広帯域化し、非常に小型のアンテナモジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、複数のアンテナと、複数のアンテナを直列に接続するアンテナ相互間に設けられた接続導体8と、直列に接続された複数のアンテナ2、3において接続導体8が非接続の端子部4、7の一方に設けられた給電部10と、接続導体8が非接続の端子部4、5の他方に設けられた付加導体9を有し、付加導体9が開放端部である構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信やパーソナルコンピュータなどの無線通信を行う電子機器等に好適に用いられるアンテナモジュールに関するものである。
近年、携帯端末において、通話を行うためのホイップアンテナや内蔵アンテナを設け、各アンテナに加えて他の電子機器との間でデータの無線通信を行うためにチップアンテナを搭載するものが増えてきている。
また、ノートブックパソコンなどの携帯型モバイル電子機器においても、無線LANなどを用いてデータ通信を無線で行うものが増えてきており、その電子機器内にチップアンテナを搭載するものも増えてきている。
更に、近年の携帯電話やノートブックパソコンなどは、小型化、低消費電力化が必須要件となっており、アンテナ装置の小型化が望まれる。また、近年の伝送容量の増加に伴いアンテナの広帯域化が求められている。更に、OFDM(直交周波数変調多重)などのようにマルチキャリア方式では、ますます広帯域化が求められている。
ここで、アンテナの広帯域化を実現するためにアンテナの負荷容量を増加させるために、アンテナの先端部に付加導体部を付加したアンテナモジュールが検討されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。図17、図18は従来の技術におけるアンテナモジュールの上面図であり、アンテナ素子の先端に付加導体部が付加されている場合が示されている。
100はアンテナモジュールであり、101はメアンダアンテナ、102は給電部、103は付加導体である。メアンダアンテナ101は基板パターンなどで形成される。付加導体103はメアンダアンテナ101の先端部に形成され、先端部は開放端となっている。給電部102からは信号電流が供給され、供給された信号はメアンダアンテナ101の有する共振周波数にしたがって放射される。受信も同様である。このとき付加導体103が負荷容量となって、給電部102からみた負荷インピーダンスが増加して周波数曲線のピークが緩やかとなり、周波数帯域が拡大する。
図18では、多共振に対応するため二つのメアンダアンテナ101が並列に並べられて、それぞれの先端に付加導体103が別個に形成されている様子が示されている。
特開2002−124812号公報 特開平10−247806号公報
しかしながら、メアンダアンテナのようなパターンアンテナの先端の付加導体を形成する場合には、パターンアンテナ自体が大きな面積を必要とすることより、アンテナモジュールが大型化する問題があった。
また、近年の携帯端末やノートブックパソコンなどでは、一つの端末で複数の周波数の規格に対応するために、多共振のアンテナモジュールが求められることが必要である。このため、複数のアンテナを並列に並べた場合には、それぞれに別個の付加導体を必要とすることになり、アンテナモジュールが大型化し、これを組み込む機器の小型化が困難とな
る問題があった。
特に別個の付加導体を設けた場合には、それぞれの付加導体で個々のアンテナの広帯域化を図る必要があり、個々の付加導体自体が大型することで、更にアンテナモジュールが大型化する問題があった。
本発明は、小型化を実現しつつ広帯域の送受信が可能となるアンテナモジュールを供給することを目的とする。
本発明は、複数のアンテナと、複数のアンテナを直列に接続するアンテナ相互間に設けられた接続導体と、直列に接続された複数のアンテナにおいて接続導体が非接続の端子部の一方に設けられた給電部と、接続導体が非接続の端子部の他方に設けられた付加導体を有し、付加導体が開放端部である構成とする。
本発明では、複数のアンテナを直列に接続し、共通の給電部から給電することで、複数の周波数において動作する多共振のアンテナモジュールを実現することができる。
また、複数のアンテナを接続する接続部において接続導体を用いることで、接続導体が容量成分を有することになり、接続導体の容量成分により、アンテナモジュールのQ値が低下して、広帯域化が実現される。
更に、先端に接続される付加導体により、負荷容量が増加してQ値が低下して、広帯域化が実現される。即ち、広帯域化を実現するための容量成分が、先端の付加導体のみならず、アンテナ同士を接続する接続導体の有する容量成分も用いることができるため、少ない面積の付加導体と接続導体の効率的な容量成分の活用によるアンテナモジュールの広帯域化を実現することができる。
また、このとき、アンテナを並列に接続し、それぞれのアンテナに個別に付加導体を形成する場合に比べて、接続導体と付加導体の合算の容量値を活用することができるため、付加導体を小型にすることができる。また、アンテナを並列に接続する場合に比べ、付加導体の実装面積を削減することができる。
更に、直列に接続されるアンテナを略直線上に配置しておくことで、必要となる実装幅が少なくて済むことになり、長さ方向が短くできるアンテナを用いる場合に、より効率的な部品配置や実装が可能となり、実装面積を小さくすることが可能となる。特に、アンテナをヘリカルアンテナなどにすることで長さ方向の短いアンテナが実現される場合に、より効果が高まる。
また、アンテナを表面が導電膜で覆われた基体にトリミング溝を設けたヘリカルアンテナとすることにより、小型化が更に促進される。
また、ヘリカルアンテナのトリミング溝の下面となる実装面に容量成分を形成しておくことで、更に広帯域化が実現され、この容量成分を付加導体と一体形成することで、形成を容易とすることができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数のアンテナと、複数のアンテナを直列に接続するアンテナ相互間に設けられた接続導体と、直列に接続された複数のアンテナにおいて接
続導体が非接続の端子部の一方に設けられた給電部と、接続導体が非接続の端子部の他方に設けられた付加導体を有し、付加導体が開放端部であることを特徴とするアンテナモジュールであって、複数のアンテナの一部のみが使われる共振と、全体が使われることによる異なる周波数の共振とによる多共振を実現し、接続導体をある共振周波数の場合の容量としても、別の共振周波数の場合の容量としても兼用することができて広帯域化を実現し、導体面積に対する容量成分の実質使用の効率を上げることでのアンテナモジュールの小型化を実現できる。
本発明の請求項2に記載の発明は、第一のアンテナと、第二のアンテナと、第一のアンテナと第二のアンテナを直列に接続する接続導体と、第一のアンテナにおいて接続導体が接続された端子部の対向する端子部に設けられた給電部と、第二のアンテナにおいて接続導体が接続された端子部の対向する端子部に設けられた付加導体を有し、付加導体が開放端部であることを特徴とするアンテナモジュールであって、第一のアンテナのみが使われる共振と、二つが使われることによる異なる周波数の共振とによる多共振を実現し、接続導体をある共振周波数の場合の容量としても、別の共振周波数の場合の容量としても兼用することができて広帯域化を実現し、導体面積に対する容量成分の実質使用の効率を上げることでのアンテナモジュールの小型化を実現できる。
本発明の請求項3に記載の発明は、第一のアンテナと第二のアンテナの共振周波数が異なることを特徴とする請求項2に記載のアンテナモジュールであって、容易に多共振を実現することができ、多共振で発信させる周波数の決定を容易とすることができる。
本発明の請求項4に記載の発明は、第一のアンテナの共振周波数が、第二のアンテナの共振周波数よりも高いことを特徴とする請求項3に記載のアンテナモジュールであって、第一のアンテナで高周波を実現し、第一のアンテナと第二のアンテナで低周波を実現する2共振を容易に実現することができる。
本発明の請求項5に記載の発明は、第一のアンテナと第二のアンテナが略同一直線状に配置されることを特徴とする請求項2〜4いずれか1に記載のアンテナモジュールであって、幅方向のアンテナモジュールの小型化を実現することができる。
本発明の請求項6に記載の発明は、接続導体と付加導体のいずれかもしくは両方が、第一のアンテナもしくは第二のアンテナの幅を超えない幅であることを特徴とする請求項2〜5いずれか1記載のアンテナモジュールであって、幅方向の小型化を更に促進することができる。
本発明の請求項7に記載の発明は、第一のアンテナもしくは第二のアンテナもしくは両方が、基体と、基体に設けられたヘリカル部と、基体に設けられた一対の端子部を有し、ヘリカル部と端子部が電気的に接続されるヘリカルアンテナであることを特徴とする請求項2〜6いずれか1記載のアンテナモジュールであって、非常に小型にできるヘリカルアンテナによりアンテナモジュールの小型化を更に促進することができる。
本発明の請求項8に記載の発明は、ヘリカルアンテナが、導電膜が施された基体をトリミングしてスパイラル溝を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項7に記載のアンテナモジュールであって、ヘリカルアンテナの精度を高めることができる。
本発明の請求項9に記載の発明は、第一のアンテナのスパイラル溝の周回数が、第二のアンテナのスパイラル溝の周回数よりも少ないことを特徴とする請求項7乃至8のいずれかに記載のアンテナモジュールであって、第一のアンテナで高周波を実現し、第一のアンテナと第二のアンテナで低周波を実現する2共振を容易に実現することができる。
本発明の請求項10に記載の発明は、第一のアンテナもしくは第二のアンテナのスパイラル溝の対向する実装面に容量導体が設けられたことを特徴とする請求項2〜9いずれか1記載のアンテナモジュールであって、更なる広帯域化を実現することができる。
本発明の請求項11に記載の発明は、容量導体が、付加導体と一体であることを特徴とする請求項10に記載のアンテナモジュールであって、更なる広帯域化を実現することができる。
本発明の請求項12に記載の発明は、ヘリカルアンテナが4分の1λ型アンテナであることを特徴とする請求項7〜11いずれか1記載のアンテナモジュールであって、アンテナモジュールの更なる小型化を実現することができる。
本発明の請求項13に記載の発明は、第一のアンテナと第二のアンテナの間に第三のアンテナが接続導体により接続されていることを特徴とする請求項2〜12いずれか1記載のアンテナモジュールであって、更なる多共振化が実現される。
本発明の請求項14に記載の発明は、接続導体と付加導体の少なくとも一方が、実装基板の端子ランドと共有されていることを特徴とする請求項1〜13いずれか1記載のアンテナモジュールであって、部品点数の削減、製造工程を容易とし、実装面積の削減やコスト低減を実現する。
本発明の請求項15に記載の発明は、複数の導体と、一対の端子部を有する複数のアンテナと、アンテナが複数の導体間に挟まれて直列に接続されたアンテナ群と、アンテナ群で導体が非接続の一方の端子部に接続された給電部と、アンテナ群で導体が非接続の反対の端子部に接続された開放端部を有し、開放端部が容量成分を有することを特徴とするアンテナモジュールであって、複数のアンテナの一部のみが使われる共振と、全体が使われることによる異なる周波数の共振とによる多共振を実現し、接続導体をある共振周波数の場合の容量としても、別の共振周波数の場合の容量としても兼用することができて広帯域化を実現し、導体面積に対する容量成分の実質使用の効率を上げることでのアンテナモジュールの小型化を実現できる。
本発明の請求項16に記載の発明は、開放端部に付加導体が形成されていることを特徴とする請求項15に記載のアンテナモジュールであって、容量成分の増加を実現することができる。
本発明の請求項17に記載の発明は、請求項1〜16いずれか1記載のアンテナモジュールと、アンテナモジュールに必要な送受信信号を供給する高周波回路と、高周波回路に接続され信号処理を行う処理回路と、処理回路、高周波回路を制御する制御回路を有することを特徴とする電子機器であって、多共振かつ広帯域のアンテナモジュールを必要とする電子機器であっても、小型化、薄型化を実現することができる。
本発明の請求項18に記載の発明は、電子機器が、携帯端末であることを特徴とする請求項17に記載の電子機器であって、複数の周波数帯域と広帯域を必要とする携帯端末の小型化、薄型化を実現できる。
本発明の請求項19に記載の発明は、電子機器が、ノートブックパソコンであることを特徴とする請求項17に記載の電子機器であって、無線LANなどのように複数の周波数帯域と広帯域を必要とするノートブックパソコンの小型化、薄型化を実現することができる。
本発明の請求項20に記載の発明は、複数の請求項1〜16いずれか1記載のアンテナモジュールと、アンテナモジュールでの受信信号を選択する選択部と、選択部で選択された受信信号を検波する検波部と、検波部で検波された検波信号の電力を算出する電力算出部と、検波信号をデータ復調する復調部を有し、電力算出部での算出結果に応じて、選択部において受信信号を選択することを特徴とする選択ダイバーシティであって、受信特性を向上させつつ、機器の小型化を実現できる。
本発明の請求項21に記載の発明は、複数の請求項1〜16いずれか1記載のアンテナモジュールとアンテナモジュールでの受信信号を合成する合成部と、選択部で選択された受信信号を検波する検波部と、検波部で検波された検波信号の電力を算出する電力算出部と、検波信号をデータ復調する復調部を有し、電力算出部での算出結果に応じて、合成部において受信信号を合成することを特徴とする合成ダイバーシティであって、受信特性を向上させつつ、機器の小型化を実現できる。
本発明の請求項22に記載の発明は、合成部での受信信号の合成が最大比合成であることを特徴とする請求項21に記載の合成ダイバーシティであって、合成ダイバーシティでの受信特性を更に向上させることができる。
なお、本明細書において付加導体、接続導体、容量導体はそれぞれ説明のために呼称を別としているものであって、いずれも同じように形成された導体であり、例えば基板上に形成されたパターンやランド面、金属膜などであって、容量成分を生じるものである。
以下、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
まず、二つのアンテナである第一のアンテナと第二のアンテナを接続した、多共振と広帯域化と小型化を実現するアンテナモジュールについて、図1〜図5を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの斜視図であり、図2、図4、図5は本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図、図3は図1に示されたアンテナモジュールの等価回路図である。
なお、いずれもヘリカルアンテナにより説明されているが、これ以外のパターンアンテナなどであっても同様である。
1はアンテナモジュール、2、3はヘリカルアンテナであって、ヘリカルアンテナ2が第一のアンテナ、ヘリカルアンテナ3が第二のアンテナであり、4、5、6、7は端子部、8は接続導体、9は付加導体、10は給電部、11、12はスパイラル溝、13は給電点である。L1、L2はインダクタ成分、C1、C2は容量成分である。
まず、ヘリカルアンテナ2、3について説明する。
ヘリカルアンテナ2、3は基体表面に導電膜を形成し、基体に一対の端子部が形成され、導電膜の一部をレーザーなどでトリミングすることでスパイラル溝11、12が形成されることで製造される。
基体はアルミナもしくはアルミナを主成分とするセラミック材料等の絶縁体もしくは誘電体などをプレス加工、押し出し法等を施して形成される。なお、基体の構成材料としては、フォルステライト、チタン酸マグネシウム系、チタン酸カルシウム系、ジルコニア・
スズ・チタン系、チタン酸バリウム系、鉛・カルシウム・チタン系などのセラミック材料を用いてもよく、エポキシ樹脂などの樹脂材料を用いても良い。実施の形態1では、強度や絶縁性或いは加工の容易性の面からアルミナもしくはアルミナを主成分としたセラミック材料が用いられている。更に基体には全体に銅、銀、金、ニッケル等の導電材料で構成された導電膜が単層乃至複数積層され、導電性を有する表面が形成される。導電膜はめっき、蒸着、スパッタ、ペーストなどが用いられる。
端子部4、5、6、7は基体の両端に形成され、導電性のメッキ膜、蒸着膜、スパッタ膜等の薄膜や、銀ペーストなどを塗布して焼き付けなどを行ったものなどの少なくとも一つが用いられる。
なお、基体は端子部4、5、6、7と同一の大きさの断面を有していてもよいが、段落ちされてもよく、基体の断面積は端子部4、5、6、7の断面積よりも小さくされてもよい。基体の外周が段落ちされることで、実装時に基体がアンテナ実装基板の表面からの距離を持つことが可能となり、特性の劣化を防ぐことが可能になる。このとき段落ちを基体の一部の面に対してのみおこなってもよく、全面に渡って段落ちさせてもよい。全面に渡って段落ちさせた場合には、実装時に電子基板との接する面を選択する留意が不要となり、実装時のコストを低下させることができる。
また、基体の各角部に面取りを施してもよい。この面取りを設けることで、基体の欠けが防止され、導電膜が薄くなるのが防止され、或いはスパイラル溝11、12の損傷が防止される。
ここで、基体と端子部は個別に形成して後から貼り合わせるなどで一体化してもよく、あらかじめ一体で形成してもよい。また、基体は四角の角形状でなくとも、三角や五角の多角形状でもよく、円柱状でもよい。円柱状の場合には、角部が存在しなくなるので耐衝撃性が高まり、スパイラル溝11、12の形成が容易となるメリットがある。
スパイラル溝11、12は導電性を有する基体の表面をレーザーなどによるトリミングを用いて螺旋状に掘削して形成され、インダクタ成分を有している。スパイラル溝11、12により形成されるインダクタ成分は、端子部と電気的に接続されており、電気的にインダクタ成分が接続されていることになる。なお、ヘリカルアンテナ2、3はレーザートリミングによるスパイラル溝を設けたものでなく、銅線などの導体線を基体に巻きまわしたものであっても良い。
また、ヘリカルアンテナ2、3の外周に端子部4、5、6、7を回避して保護膜で覆うことにより、耐久性を向上させることも好適である。
なお、ヘリカルアンテナ2、3はλ/4型アンテナであってもよく、λ/2型アンテナであってもよいが、小型化をより促進するためにλ/4型アンテナが用いられることが多く、この場合にはヘリカルアンテナ2、3の近辺に存在するグランド面に生じるイメージ電流を利用して、送受信利得が確保される。
また、ヘリカルアンテナ2と3は略同一直線上に配置されることで、幅方向の面積を小さくすることができ、アンテナをヘリカルアンテナとしたことで、その長さを短くしたことを利用して、長さ方向での効率的実装を行い、並列に配置した場合に比較して、面積の小型化を図ることができる。
また、端子部4は給電部10に接続され、端子部5、6は接続導体8に接続され、端子部7は付加導体9に接続される。
また、給電部10に最初に接続されるヘリカルアンテナ2が、ヘリカルアンテナ単体での共振周波数が、高周波に対応するヘリカルアンテナであり、ヘリカルアンテナ3単体での共振周波数がヘリカルアンテナ2よりも低周波に対応するアンテナであることも好適である。即ち、ヘリカルアンテナ2に形成されるスパイラル溝11の周回数よりも、ヘリカルアンテナ3に形成されるスパイラル溝12や導体線の周回数が多いことで実現される。これは後で述べるように、ヘリカルアンテナ2だけで共振する周波数と、ヘリカルアンテナ2と3をあわせた共振条件により共振する周波数を効率よく生じさせることが可能となるからである。勿論、この逆であってもよい。また、アンテナを3以上接続する場合には、給電部10に近いアンテナから、順にアンテナ単体での共振周波数が高周波から低周波となることも好適である。アンテナがヘリカルアンテナである場合には、給電部10に近いヘリカルアンテナから順に、トリミング溝あるいは巻き回し導体線の周回数が増えていくことが好適である。勿論、この通りでなくともよいものである。
次に、接続導体8と付加導体9について説明する。
接続導体8はヘリカルアンテナ2とヘリカルアンテナ3、即ち第一のアンテナと第二のアンテナを電気的に直列に接続する導体であり、ヘリカルアンテナ2、3を実装する基板上に形成される。このとき、端子部5、6の実装用ランドと兼用されて使われることも好適である。接続導体は、基板上のパターン導体でも、半田面でも、ランド面でも、金属面であってもいずれでもよい。なお、複数のアンテナを直列に接続する際に、その相互の電気的接続を実現するために、各アンテナ間に形成される。
付加導体9は、ヘリカルアンテナ3、即ち第二のアンテナの先端に形成され、付加導体9は開放端となっている。複数のアンテナが接続される場合には、各給電部10と反対側であって、接続されるアンテナ間の接続導体が存在しない、最先端の端子部に付加導体9が形成される。付加導体9も、接続導体と同じく基板上のパターン導体、半田面、ランド面、金属面のいずれでも良く、端子部7を基板に接続するランド面と兼用で形成されても良い。
また、図2にあるように、接続導体8、付加導体9の幅はヘリカルアンテナ2、3の最大幅と同等か、幾らか大きい程度にしておくことで、アンテナモジュール1の幅方向の大きさを小さくすることが可能である。実装される基板や電子機器に合わせて、決定されることも好適である。
また、このときヘリカルアンテナ2、3を略直線上に配置する場合には、接続導体8と付加導体9の幅を、ヘリカルアンテナ2、3の最大幅と同等か幾らか大きい程度にしておくことでの、幅方向の実装面積の削減が更に促進される。
給電部10はヘリカルアンテナ2、3に信号電流を供給し、あるいは、ヘリカルアンテナ2、3で受信した信号電流を、受信回路に伝達する。給電部10にヘリカルアンテナ2が接続され、ヘリカルアンテナ3が接続導体8を介して電気接続されることで、ヘリカルアンテナ2、3の双方に信号電流が供給される。もちろん、ヘリカルアンテナが3以上であっても、接続導体でそれぞれを接続することにより、同じように全てのアンテナに対する信号給電が実現される。
以上のように、複数のアンテナを接続導体を介して直列に接続し、それぞれをほぼ略同一直線上に配置することで、実装面積を小型化することが可能となる。
次に、アンテナモジュール1の動作について説明する。
インダクタ成分と容量成分が直列接続されている場合には、その共振周波数は(数1)により決定される。
Figure 2005175665
即ち、インダクタ成分と容量成分の積の平方根により定まることになる。
図3には、図1、図2で表された二つのヘリカルアンテナ2、3からなるアンテナモジュールの等価回路が示されている。L1はスパイラル溝11により生じるインダクタ成分であり、C1は接続導体8を主として生じる容量成分であり、L2はスパイラル溝12により生じるインダクタ成分であり、C2は付加導体9を主として生じる容量成分である。
このようなアンテナモジュールにおいては、まず、L1とC1とから定まる共振条件に対応した共振周波数での送受信動作と、L1、L2、C1、C2の全てから定まる共振条件に対応した共振周波数での送受信動作の、2共振が実現される。例えば、L1とC1から生ずる共振周波数が、DCSで規格されている携帯電話の使用周波数約1.8GHzやGSM1900の規格に対応する約1.9GHzの使用周波数に対しては、L1とC1から定まる短いアンテナが対応するのが一例である。一方、GSMで規格されている携帯電話の使用周波数900MHzについては、L1、L2、C1、C2から定まる共振周波数を有する長いアンテナが対応するのが一例である。これらは一例であるので、例えば2.4GHzと5GHzを用いる無線LANのそれぞれの周波数に対応させる場合でもよいものである。
なお、後に述べるように、アンテナが3以上であれば3以上の共振周波数を有するアンテナモジュールとすることが可能である。
また、一つのヘリカルアンテナの中に、トリミング溝を離して形成してヘリカル部を複数設けることで、一つのヘリカルアンテナの中に、インダクタ成分と容量成分を複数発生させることで、更に共振する周波数の種類を増加させることも好適である。図4にこのような場合が示されている。ヘリカルアンテナ3に複数のヘリカル部が設けられる。
次に、効率的に広帯域化が実現されることについて説明する。アンテナのQ値は(数2)により決定される。
Figure 2005175665
容量成分であるCを大きくすることで、Q値を低下させることができる。このときQ値を小さくすることにより、アンテナの入力インピーダンスの周波数特性を平坦にすることができ、アンテナの送受信の広帯域化が可能となる。即ち、負荷容量としての容量成分の
働きにより、周波数特性でのピークの立ち上がり、立下りが緩やかになり、結果としてアンテナの広帯域化が実現されるものである。
ここで、容量成分の形成には接続導体8が生ずる容量成分C1と付加導体9が生ずる容量成分C2の両方が寄与する。このため、接続導体8の有する容量成分C1は、L1とC1から定まる共振周波数における場合と、L1、L2、C1、C2から定まる共振周波数における両方の場合に、その広帯域化に寄与する。このため、広帯域化がより促進される。
これに対して、アンテナを並列に接続して、それぞれのアンテナに個別に付加導体を形成した場合には、この付加導体はそれぞれのアンテナにおける容量成分として個別に寄与するに過ぎない。即ち、同じ面積の容量成分を生ずる導体部分がアンテナに接続されていたとしても、並列にアンテナを接続した場合には、導体面積の広帯域化に対する寄与度の割合が低いことになる。一方、直列に接続した場合であれば、容量成分を生ずる導体部分の全て(本発明ではアンテナを電気的に接続する接続導体と、付加導体の全て)が広帯域化に寄与するため、導体面積の広帯域化に対する寄与度の割合が高いことになり、導体面積対広帯域化の効率がよくなる。
また、複数のアンテナを並列に接続した場合には、端子部接続のためのランド面積も端子部の個数だけ独立に必要となるため、マージン面積も含めてアンテナモジュールの面積が大きくなることになる。一方、複数のアンテナを直列に接続した場合には、接続導体により接続される端子部のランド部は、接続導体と兼用されるため、余分なランド面積やこれのマージン面積が不要となるため、更に小型化が促進される。
このように、多共振を実現するために複数のアンテナを同一の給電部に接続するアンテナモジュールでは、本発明のように接続導体を介して直列に接続することで、少ない導体面積で広帯域化を実現することができるものである。即ち、多共振、広帯域のアンテナモジュールの小型化を容易に実現できるものである。
また、このときアンテナを略同一直線上に配置しておくことで、ヘリカルアンテナを用いることによるアンテナ長の短縮効果のメリットを更に活用して幅方向の狭いアンテナモジュール1とすることができ、接続導体8と付加導体9の幅を、ヘリカルアンテナ2、3の最大幅と同等か幾らか大きい程度にすることで、幅方向の小型化が実現される。このため、長さ方向に比べて幅方向の小型化が要求される場合に好適なアンテナモジュールを実現することができる。ヘリカルアンテナという長さを短縮できるアンテナを用いることでの利点を活用しているものである。
なお、複数のアンテナを略同一直線上でない形態での配置にしても良く、実装する基板や他の部品、格納する筺体の形態にあわせて決定されればよいものである。この場合であっても、容量成分を生ずる導体の兼用による小型化が実現されるものである。
図5には、ヘリカルアンテナ2と3を接続導体8において屈曲して配置したアンテナモジュールが示されている。このように接続導体8において屈曲させ、比較的幅方向と長さ方向が同じ程度の面積の中に、アンテナモジュールを収めることで、他の実装部品や格納筺体、基板形状に適切に対応させることも好適である。
次に、ヘリカルアンテナが3つある(すなわち第一のアンテナ、第二のアンテナ、第三のアンテナが存在する)場合について、図6、図7を用いて説明する。
図6は本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図、図7は図6に示さ
れるアンテナモジュールの等価回路図である。
14はヘリカルアンテナであって、第三のアンテナである。ヘリカルアンテナ14はヘリカルアンテナ2と3の間に配置されており、即ち、第一のアンテナと第二のアンテナの間に第三のアンテナが配置されている。15、16は端子部である。8a、8bは接続導体であり、接続導体8aはヘリカルアンテナ2とヘリカルアンテナ14を電気的に接続しており、接続導体8bはヘリカルアンテナ14とヘリカルアンテナ3を電気的に接続しているものである。接続導体8a、8bはそれぞれ、端子部5、15、16、7の実装用の半田ランドなどと兼用されることも好適である。また、接続導体8a、8bはパターン、金属面、半田面などから形成される。また、二つのヘリカルアンテナが接続された場合と同様に、接続導体8a、8b、ならびに付加導体9はヘリカルアンテナの最大幅を超えない幅もしくは幾らか超える幅に収めることで、アンテナモジュール1の幅方向の面積を小さくすることができる。
次に、このアンテナモジュール1の動作を図7に示される等価回路を用いて説明する。
3つのヘリカルアンテナが配置され、それぞれが接続導体で接続されているので、インダクタ成分と容量成分がそれぞれ3つずつ直列に接続されている。L1はヘリカルアンテナ2のトリミング溝によるヘリカル部から生じるインダクタ成分であり、L2はヘリカルアンテナ14のトリミング溝によるヘリカル部から生じるインダクタ成分であり、L3はヘリカルアンテナ3のトリミング溝によるヘリカル部から生じるインダクタ成分である。C1は接続導体8aから生じる容量成分であり、C2は接続導体8bから生じる容量成分であり、C3は付加導体9から生じる容量成分である。
等価回路から明らかな通り、このアンテナモジュールであれば、L1とC1とから定まる共振条件に基づく最も高周波の共振周波数と、L1とL2とC1C2から定まる共振条件に基づく中間の周波数である共振周波数と、L1、L2、L3とC1、C2、C3から定まる共振条件に基づく最も低い周波数である共振周波数の3種類の共振周波数で動作する。さらに、接続導体8a、8b、付加導体9は共通に容量成分を生じさせる導体であるとして共有されるため、広帯域化に必要となる容量成分を効率的に増加させることができる。これにより、ヘリカルアンテナを並列に接続して多共振化して、それぞれのヘリカルアンテナに独立に付加導体を接続した場合に比べて、導体面積と生じさせる容量成分との効率が高いものになる。よって、少ない導体面積により発生する容量成分を最大限として、多共振かつ広帯域のアンテナモジュールを非常に小型化できる。また、ヘリカルアンテナ2、3、14を略同一直線上に並べることで、長さ方向に比べて幅方向での実装余裕度が低い機器などに組み込む場合に好適となる。勿論、長さ方向の実装余裕度が低い場合には、ヘリカルアンテナ2、3、14をそれぞれの接続導体8a、8bの位置において屈曲させて接続させることで、対応することも好適である。
次に、このような接続導体を介して直列接続して、接続導体を容量成分として共用して小型化と広帯域化を実現した場合の、従来のアンテナモジュールとの実験結果の比較について図8、図9、図10を用いて説明する。
図8(a)は本発明のアンテナモジュールの携帯電話の実装図、図8(b)は本発明のアンテナモジュールのVSWR図、図8(c)は本発明のアンテナモジュールの利得を示す一覧図、図8(d)は本発明のアンテナモジュールの指向性図である。同様に、図9(a)と図10(a)は従来のアンテナモジュールの携帯電話への実装図、図9(b)と図10(b)は従来のアンテナモジュールのVSWR図、図9(c)と図10(c)は従来のアンテナモジュールの利得を示す一覧図、図9(d)と図10(d)は従来のアンテナモジュールの指向性図である。
図9での従来は、アンテナを大型として性能を向上させた場合、図10での従来は、面積を本発明と同程度にした場合での結果が示されている。
図8(a)から明らかな通り、本発明のアンテナモジュールは二つのヘリカルアンテナを直列に接続導体を介して接続して、2共振と広帯域化を実現している。一方、従来のアンテナモジュールは二つのヘリカルアンテナを並列に接続して、個々に付加導体が形成されて、2共振と広帯域化が実現されている。図8(a)と図9(a)の比較から明らかな通り、実装面積は本発明のアンテナモジュールが小さく、従来のアンテナモジュールの約6割程度の面積である。
図8(b)と図9(b)から明らかな通り、それぞれ2箇所で周波数のピークがあり、いずれも2共振が実現されている。更に、同じVSWRの値においては、ほぼ同じ帯域幅が実現されている。更に、図8(c)、図9(c)からも明らかな通り、ある周波数での利得も、本発明のアンテナモジュールと従来のアンテナモジュールとでほぼ同じである。また、図8(d)、図9(d)から明らかな通り、本発明のアンテナモジュールと、従来のアンテナモジュールとの指向性に遜色はない。即ち、4割近く小型化を実現できた本発明のアンテナモジュールは、その性能においては、従来のアンテナモジュールと遜色がなく、利得などではむしろ高いことが分かる。
また、図10(a)〜図10(d)から明らかな通り、本発明の同程度の小型化を行った場合には、利得も周波数帯域が不十分で、広帯域化が十分に図れていないことが分かる。図10(b)のVSWR図から明らかな通り、VSWR値が1〜3の位置での周波数帯域は図8(b)に表される本発明の場合に比べて非常に小さい。目的とする広帯域化が十分ではないことが分かる。また、利得そのものも不十分である。
この実験結果からも明らかな通り、多共振であって、その利得、指向性、帯域を同等かそれ以上を実現するのに、本発明のアンテナモジュールであれば、小型化が実現され、更にこれを組み込む電子機器の小型化も実現されることが明確である。
もちろん、従来のように並列にアンテナを接続して、個別に付加導体を形成した場合に、本発明と同等の面積とした場合には、広帯域化が不十分となり、性能面においても本発明のアンテナモジュールの優位性は明らかである。
以上の構成により、多共振であるアンテナモジュールを、非常に小型で実現しつつ、広帯域化を促進することが可能となる。
なお、以上は、ヘリカルアンテナを用いた場合について説明したが、例えば基体に銅線を巻きまわした巻線タイプのヘリカルアンテナや、メアンダ形状のパターンアンテナ、導体から形成された導体アンテナなど、いずれのアンテナであっても同様である。
(実施の形態2)
次に、図11、図12、図13、図14を用いて、更に広帯域化を実現することについて説明する。
図11、図12、図13は本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図であり、図14は図12のアンテナモジュールの等価回路図である。
20は容量導体であり、容量導体20はヘリカルアンテナ2、3のスパイラル溝11もしくはスパイラル溝12のいずれかあるいは両方の底面に設けられている。例えば、アン
テナモジュールを実装する実装基板において、スパイラル溝11、12の底面に相当する部分に予め半田や基板パターン、金属膜などの容量成分を発生する導体を形成しておき、その後にヘリカルアンテナ2、3を実装することなどで実現される。図11ではヘリカルアンテナ2のスパイラル溝11の底面に形成され、図12ではヘリカルアンテナ3のスパイラル溝12の底面に形成され、図13ではヘリカルアンテナ2、3の両方のスパイラル溝11、12の底面に形成される。また、容量導体20は付加導体9から延伸したものであり、導通している。
このように、ヘリカルアンテナ2、3のインダクタ成分を発生させるスパイラル溝11、12の底面に容量導体を配置することで、スパイラル溝11、12と容量導体20はそれぞれ電気的には直接には非導通であるが、非常に近接しているため、容量結合して、図14に示される等価回路図となる。
C10は接続導体8を主として発生する容量成分、C11は付加導体9を主として発生する容量成分、C12は容量導体20を主として発生する容量成分、L10はスパイラル溝11から、L11はスパイラル溝12から発生するインダクタ成分である。図14から明らかな通り、容量導体20の容量成分C12も全体の中での容量成分として寄与する。
ここで全体の合成容量は次の(数3)で表される。
Figure 2005175665
(数3)から明らかな通り、C12の値が大きくなれば、合成容量値Cは大きくなり、容量値が大きいことで、広帯域化が更に促進される。これは、図11、図13の場合であっても同様である。
以上より、ヘリカルアンテナを基板に実装した場合に生じる、ヘリカルアンテナと基板との隙間部分を効率よく活用することで、更なる広帯域化を実現することができる。
なお、以上は、ヘリカルアンテナを用いた場合について説明したが、例えば基体に銅線を巻き回した巻線タイプのヘリカルアンテナや、メアンダ形状のパターンアンテナ、導体から形成された導体アンテナなど、いずれのアンテナであっても同様である。
(実施の形態3)
図15は本発明の実施の形態3における電子機器の構成図である。図15に示される電子機器は、ノートブックパソコンや、携帯端末、携帯電話などであり、実施の形態1や2において説明されたアンテナモジュールが、その通信用のアンテナとして組み込まれたものである。
30は筺体、31はアンテナモジュール、32は高周波回路、33は処理回路、34は制御回路、35は電源である。
筺体30は例えば携帯電話の筺体であったり、ノートブックパソコンの筺体であったりする。また、図15に示されていない、表示部や、メモリ部、ハードディスクや外部用記憶媒体などが含まれてもよいものである。
アンテナモジュール31は実施の形態1もしくは2で説明されたアンテナモジュールであり、ここではヘリカルアンテナが用いられた場合が示されている。
高周波回路はアンテナモジュールに高周波信号電流を供給、あるいはアンテナモジュール31で受信された高周波信号を受信して、検波する処理を行う。送信において必要なパワーアンプ、受信で使うローノイズアンプ、送受信の切り替えスイッチ、ノイズ除去のフィルタや、周波数選択のためのフィルタ、検波回路、ミキサーなどが含まれており、それぞれディスクリート素子や、その一部、もしくは全部が集積回路で実現されている。
処理回路33は、高周波回路で受信した信号の信号処理を行ったり、信号再生を行ったりし、さらに送信用の信号を処理することが行われる。これらが、LSIなどで実現されている。即ち、受信信号の検波、復調、再生が行われる。
復調されたデータについては、必要に応じて誤り検出がなされる。例えば、巡回符号検査(以下、「CRC」という)やパリティ符号などにより誤り検出がなされる。具体的には、送信側で付されるパリティ符号と、実際に復調されたデータの偶数パリティや奇数パリティなどとの一致を検出する。あるいは、復調されたデータについて生成多項式で除算して、剰余を確認することで検出される。誤りが検出された場合には、データの再送を要求するなどの処理が行われる。
あるいは、ビタビ復号やリードソロモン復号により誤り訂正を行うこともよい。この場合には、検出された誤りを訂正することも可能なので、データの再送要求などが不要となり、受信性能が高まる結果となる。
制御回路34は電子機器全体を制御するためのCPUなどが含まれており、時間制御、同期制御、回路ごとの処理手順制御などが実行される。例えば、CPUで実行されるプログラムにより実行される。電源35はパック電池などが用いられ、内部回路や表示部などに電力が供給される。
このような電子機器の例である、携帯電話やPDAのような携帯端末、あるいはノートブックパソコンなどでは、極限まで小型化、薄型化が求められているため、アンテナモジュール31が実施の形態1、2で説明されたように、小型化されていることで、機器の小型化に貢献する。また、携帯電話であれば、900MHzのGSM帯域、1.8GHzのDCS帯域や1.9GHzのGSM1900帯域など、複数の共振周波数を一つの機器で処理する必要がある。また、データ量の増大に伴い、広帯域化も要求される。例えば、1.8GHzと1.9GHzにおいては一つの共振帯域で両方を受信できるようにすることで、2つのアンテナからなるアンテナモジュール31により、900MHz帯域と、1.8GHz、1.9GHz帯域の全てをカバーすることができる。このため、アンテナを接続導体を介して直列に接続して、容量導体を効率よく形成して、広帯域化を実現することで、このような3つの周波数帯域をカバーすることが可能となる。
また、ノートブック型パソコンなどで用いられる無線LANにおいて、2.4GHzと5GHzの両方に対応することも可能であり、この場合にも、小型化の促進も可能となる。
また、アンテナモジュール31においてヘリカルアンテナを用いることで、その長手方向を短くできるので、直線上に接続して、幅方向の面積を縮小し、長さ方向に詰め込むことで、機器の小型化を図ることも好適である。勿論、逆であっても良い。
このような電子機器により、必要な信号の送受信と、その変調、復調、再生が実行され、多共振で広帯域の送受信が可能となり、電子機器の小型化も実現される。
(実施の形態4)
図16は本発明の実施の形態4におけるダイバーシティ装置の構成図である。
アンテナモジュールを二つ以上用いて、受信した信号の内、より受信電力の高い信号を選択して受信性能向上を図ったり、あるいは信号を合成して受信性能向上を図ったりする。
40が選択部、41は検波部、42は電力算出部、43は復調部、44、45はアンテナモジュールである。アンテナモジュールが2つ存在する。
検波部41において検波された信号は電力算出部42において電力算出される。算出された電力は任意の閾値と比較され、その結果が選択部40に通知される。任意の閾値よりも低い場合には、アンテナモジュール44、45において、現在受信に用いられているのと別のアンテナモジュールに切り替えて選択されて受信される。任意の閾値よりも高ければ現在受信されているアンテナモジュールのままで受信が続行される。
最終的には、選択されているアンテナモジュールで受信された信号が復調部43で復調されて、受信性能を向上させることが可能となる。
また、選択ではなく、信号の合成を行うことで受信性能を向上させる合成ダイバーシティを行うことも好適である。この場合には選択部40の代わりに合成部が設けられればよい。
例えば、電力算出部42での算出された電力の比に応じて最大比合成して復調することで、受信性能の原因となるC/N比(キャリア対ノイズ比)を上げ、受信性能を上げることができる。
また、ノイズは無相関であるため、単純な合成であっても少なくとも約3dBの特性向上が実現される。
以上のように、アンテナモジュールを複数用いて選択ダイバーシティや合成ダイバーシティを行うことで、受信性能を向上させることが可能であり、この場合であっても多共振や広帯域が実現され、アンテナモジュールの小型化により、複数のアンテナモジュールを格納するに際して電子機器の小型化の阻害が少なくて済むメリットがある。
本発明は、複数のアンテナと、複数のアンテナを直列に接続するアンテナ相互間に設けられた接続導体と、直列に接続された複数のアンテナにおいて接続導体が非接続の端子部の一方に設けられた給電部と、接続導体が非接続の端子部の他方に設けられた付加導体を有し、付加導体が開放端部である構成により、複数のアンテナを接続する接続部において接続導体を用いることで、接続導体が容量成分を有することになり、接続導体の容量成分により、アンテナモジュールのQ値が低下して、広帯域化が実現されることが必要な用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの斜視図 本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図 図1に示されたアンテナモジュールの等価回路図 本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態1におけるアンテナモジュールの構成図 図6に示されるアンテナモジュールの等価回路図 (a)本発明のアンテナモジュールの携帯電話の実装図、(b)本発明のアンテナモジュールのVSWR図、(c)本発明のアンテナモジュールの利得を示す一覧図、(d)本発明のアンテナモジュールの指向性図 (a)従来のアンテナモジュールの携帯電話の実装図、(b)従来のアンテナモジュールのVSWR図、(c)従来のアンテナモジュールの利得を示す一覧図、(d)従来のアンテナモジュールの指向性図 (a)従来のアンテナモジュールの携帯電話の実装図、(b)従来のアンテナモジュールのVSWR図、(c)従来のアンテナモジュールの利得を示す一覧図、(d)従来のアンテナモジュールの指向性図 本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図 本発明の実施の形態2におけるアンテナモジュールの構成図 図12のアンテナモジュールの等価回路図 本発明の実施の形態3における電子機器の構成図 本発明の実施の形態4におけるダイバーシティ装置の構成図 従来の技術におけるアンテナモジュールの斜視図 従来の技術におけるアンテナモジュールの上面図
符号の説明
1 アンテナモジュール
2、3、14 ヘリカルアンテナ
4、5、6、7、15、16 端子部
8、8a、8b 接続導体
9 付加導体
10 給電部
11、12 スパイラル溝
13 給電点
20 容量導体
30 筺体
31 アンテナモジュール
32 高周波回路
33 処理回路
34 制御回路
35 電源
40 選択部
41 検波部
42 電力算出部
43 復調部
44、45 アンテナモジュール
100 アンテナモジュール
101 メアンダアンテナ
102 給電部
103 付加導体

Claims (22)

  1. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナを直列に接続するアンテナ相互間に設けられた接続導体と、
    前記直列に接続された複数のアンテナにおいて接続導体が非接続の端子部の一方に設けられた給電部と、
    前記接続導体が非接続の端子部の他方に設けられた付加導体を有し、
    前記付加導体が開放端部であることを特徴とするアンテナモジュール。
  2. 第一のアンテナと、
    第二のアンテナと、
    前記第一のアンテナと第二のアンテナを直列に接続する接続導体と、
    前記第一のアンテナにおいて接続導体が接続された端子部の対向する端子部に設けられた給電部と、
    前記第二のアンテナにおいて接続導体が接続された端子部の対向する端子部に設けられた付加導体を有し、
    前記付加導体が開放端部であることを特徴とするアンテナモジュール。
  3. 前記第一のアンテナと第二のアンテナの共振周波数が異なることを特徴とする請求項2に記載のアンテナモジュール。
  4. 前記第一のアンテナの共振周波数が、第二のアンテナの共振周波数よりも高いことを特徴とする請求項3に記載のアンテナモジュール。
  5. 前記第一のアンテナと第二のアンテナが略同一直線状に配置されることを特徴とする請求項2〜4いずれか1に記載のアンテナモジュール。
  6. 前記接続導体と付加導体のいずれかもしくは両方が、前記第一のアンテナもしくは第二のアンテナの幅を超えない幅であることを特徴とする請求項2〜5いずれか1記載のアンテナモジュール。
  7. 前記第一のアンテナもしくは第二のアンテナもしくは両方が、基体と、前記基体に設けられたヘリカル部と、前記基体に設けられた一対の端子部を有し、前記ヘリカル部と前記端子部が電気的に接続されるヘリカルアンテナであることを特徴とする請求項2〜6いずれか1記載のアンテナモジュール。
  8. 前記ヘリカルアンテナが、導電膜が施された基体をトリミングしてスパイラル溝を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項7に記載のアンテナモジュール。
  9. 前記第一のアンテナのスパイラル溝の周回数が、前記第二のアンテナのスパイラル溝の周回数よりも少ないことを特徴とする請求項7乃至8のいずれかに記載のアンテナモジュール。
  10. 前記第一のアンテナもしくは第二のアンテナのスパイラル溝の対向する実装面に容量導体が設けられたことを特徴とする請求項2〜9いずれか1記載のアンテナモジュール。
  11. 前記容量導体が、前記付加導体と一体であることを特徴とする請求項10に記載のアンテナモジュール。
  12. 前記ヘリカルアンテナが4分の1λ型アンテナであることを特徴とする請求項7〜11い
    ずれか1記載のアンテナモジュール。
  13. 前記第一のアンテナと第二のアンテナの間に第三のアンテナが前記接続導体により接続されていることを特徴とする請求項2〜12いずれか1記載のアンテナモジュール。
  14. 前記接続導体と付加導体の少なくとも一方が、実装基板の端子ランドと共有されていることを特徴とする請求項1〜13いずれか1記載のアンテナモジュール。
  15. 複数の導体と、
    一対の端子部を有する複数のアンテナと、
    前記アンテナが前記複数の導体間に挟まれて直列に接続されたアンテナ群と、
    前記アンテナ群で導体が非接続の一方の端子部に接続された給電部と、
    前記アンテナ群で導体が非接続の反対の端子部に接続された開放端部を有し、
    前記開放端部が容量成分を有することを特徴とするアンテナモジュール。
  16. 前記開放端部に付加導体が形成されていることを特徴とする請求項15に記載のアンテナモジュール。
  17. 請求項1〜16いずれか1記載のアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールに必要な送受信信号を供給する高周波回路と、
    前記高周波回路に接続され信号処理を行う処理回路と、
    前記処理回路、高周波回路を制御する制御回路を有することを特徴とする電子機器。
  18. 前記電子機器が、携帯端末であることを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
  19. 前記電子機器が、ノートブックパソコンであることを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
  20. 複数の請求項1〜16いずれか1記載のアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールでの受信信号を選択する選択部と、
    前記選択部で選択された受信信号を検波する検波部と、
    前記検波部で検波された検波信号の電力を算出する電力算出部と、
    前記検波信号をデータ復調する復調部を有し、
    前記電力算出部での算出結果に応じて、前記選択部において受信信号を選択することを特徴とする選択ダイバーシティ。
  21. 複数の請求項1〜16いずれか1記載のアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールでの受信信号を合成する合成部と、
    前記選択部で選択された受信信号を検波する検波部と、
    前記検波部で検波された検波信号の電力を算出する電力算出部と、
    前記検波信号をデータ復調する復調部を有し、
    前記電力算出部での算出結果に応じて、前記合成部において受信信号を合成することを特徴とする合成ダイバーシティ。
  22. 前記合成部での受信信号の合成が最大比合成であることを特徴とする請求項21に記載の合成ダイバーシティ。
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