JP2001326522A - チップアンテナ及び無線端末装置 - Google Patents

チップアンテナ及び無線端末装置

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JP2001326522A
JP2001326522A JP2000146557A JP2000146557A JP2001326522A JP 2001326522 A JP2001326522 A JP 2001326522A JP 2000146557 A JP2000146557 A JP 2000146557A JP 2000146557 A JP2000146557 A JP 2000146557A JP 2001326522 A JP2001326522 A JP 2001326522A
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antenna
signal
base
conductive film
terminal device
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JP2000146557A
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Atsushi Yoshinomoto
淳 吉ノ元
Kengo Shiiba
健吾 椎葉
Kazuhide Goto
和秀 後藤
Hiromi Sakida
広実 崎田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、生産性,調整のしやすさ,実装性
の少なくとも一つを向上させることができるチップアン
テナ及び無線端末装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 基台11上に設けられた導電膜12と、
導電膜12に設けられたスパイラル状の溝13と、基台
11に設けられた端子部15,16とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信などの
無線通信を行う電子機器等に好適に用いられるチップア
ンテナ及び無線端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロッド型のアンテナや平面アンテナは、
無線通信用のアンテナとして一般的に用いられている
が、近年、チップ型のアンテナが注目されてきている。
このようなチップアンテナは、携帯電話などの基板に直
接実装でき、外部に大きく突出せず、装置の小型化を実
現できる。
【0003】先行例としては、特開平9−64627号
公報,特開平9−74309号公報等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな構成では、製造工程が複雑で、生産性が悪く、しか
も特性の調整が非常に難しかった。更に、チップアンテ
ナを基板上に実装する際に、その実装方向が決まってお
り、実装の際にその方向性に注意しなければならないの
で、実装性が悪かった。
【0005】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、生産性,調整のしやすさ,実装性の少なくとも一つ
を向上させることができるチップアンテナ及び無線端末
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台上に設け
られた導電膜と、導電膜に設けられた溝と、基台に設け
られた端子部とを備えた。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、基台と、
前記基台上に設けられた導電膜と、前記導電膜に設けら
れたスパイラル状の溝と、前記基台に設けられた端子部
とを備えたことによって、導電膜に溝を形成するだけ
で、チップアンテナを形成できるので、生産性が向上
し、しかもアンテナ特性の異なる製品を作製する場合で
も、溝の幅,導電膜の幅,導電膜の厚さ等の少なくとも
一つを調整することで実現できるので、生産性が非常に
良くなる。また、端子部を設けたことで、直接回路基板
等上に実装できるので、面実装アンテナとしても使用可
能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、スパイラル状に溝を設けることで、スパイラル状の
導電膜を設けたことによって、量産性を向上させる事が
できる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、基台に全周に渡って段差部を設け、前記段差部中に
溝を設けたことによって、アンテナ特性に非常に関係す
る溝を形成した部分と、回路基板等との間に隙間を設け
ることができるので、溝を設けた導電膜部分が回路基板
などと接触してアンテナ特性が変化することはない。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1におい
て、端子部の断面を円形状もしくは略正多角形状とした
事によって、どの方向に実装しても特性の変化が極めて
少なくできるので、実装性が飛躍的に向上する。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1におい
て、基台の両端部における全側面に端子部を設けた事に
よって、どの方向に実装しても特性の変化が極めて少な
くできるので、実装性が飛躍的に向上する。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1におい
て、端子部として導電膜上に保護層か接合層の少なくと
も一つを設けた構成としたことで端子部の回路基板との
接合性を良くでき、長時間に渡って安定した特性を得る
ことができ、同様に端子部自体の腐食なども抑えること
ができるので、長時間に渡って安定した特性を得ること
ができる。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1におい
て、基台に導電膜を形成した後に、レーザー加工もしく
は砥石によって溝を形成した事によって、簡単にスパイ
ラル等の溝を形成できるので、生産性が向上する。
【0014】請求項8記載の発明は、音声を音声信号
に、あるいはデータをデータ信号に変換する信号変換手
段と、電話番号等を入力する操作手段と、着信表示や電
話番号等を表示する表示手段と、音声信号を復調して送
信信号に変換する送信手段と、受信信号を音声信号に変
換する受信手段と、前記送信信号及び前記受信信号を送
受信する請求項1〜7いずれか1記載のアンテナと、各
部を制御する制御手段を備えたことによって、装置を安
価に作製でき、しかも特性がよくしかも面実装可能なア
ンテナを搭載することによって、小型で高性能な装置を
提供できる。
【0015】請求項9記載の発明は、基地局との間で信
号の送受信を行う第1のアンテナと、前記第1のアンテ
ナで送受信した信号をデータ信号に変換する第1の送受
信部と、近傍に設けられた携帯端末装置との間で信号の
送受信を行う第2のアンテナと、前記第2のアンテナで
送受信した信号をデータ信号に変換する第2の送受信部
とを備え、前記第2のアンテナを請求項1〜7いずれか
1記載のアンテナ構造としたことによって、装置を安価
に作製でき、しかも特性がよくしかも面実装可能なアン
テナを搭載することによって、小型で高性能な装置を提
供できる。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
無線端末装置と、前記無線端末装置との間でデータの送
受信を行う携帯端末装置と、前記無線端末装置との間で
データもしくは音声信号のやり取りを行う基地局と、前
記基地局と公衆回線で結ばれたサーバーと、前記サーバ
ーと回線205を介して接続された情報網と、前記情報
網と接続された特定或いは不特定のユーザー又はプロバ
イダを有するユーザー等とを有することによって、安定
な通信システムを構築することができる。
【0017】以下、本発明におけるチップアンテナ及び
無線端末装置の実施の形態について説明する。
【0018】図1,図2はそれぞれ本発明の一実施の形
態におけるチップアンテナを示す斜視図及び側断面図で
ある。
【0019】図1において、11は絶縁材料などをプレ
ス加工,押し出し法等を施して構成されている基台、1
2は基台11の上に設けられている導電膜で、導電膜1
2は、メッキ法やスパッタリング法等の蒸着法等によっ
て基台11上に形成される。13は基台11及び導電膜
12に設けられた溝で、溝13は、レーザ光線等を導電
膜12に照射することによって形成したり、導電膜12
に砥石等を当てて機械的に形成されたり、レジストなど
を用いた選択的エッチングによって形成されている。こ
の溝13はスパイラル状に設けることによって、導電膜
12にスパイラル状の導電膜12が形成されることにな
る。また、溝13は、好ましくは基台11と導電膜12
の双方に形成した方が好ましく、この様な構成によっ
て、完全に導電膜12を切断することができ、特性劣化
を防止できる。14は基台11及び導電膜12の溝13
を設けた部分に塗布された保護材、15,16はそれぞ
れ基台11の端面上にそれぞれ端子電極が形成された端
子部で、端子部15と端子部16の間には、溝13及び
保護材14が設けられている。
【0020】この様な構成によって、スパイラル状の溝
13を導電膜12を形成することで、スパイラル状の導
電膜12を形成できるので、非常に生産性が良く、しか
も、溝13の幅やスパイラル状の導電膜12の幅などを
適宜設定することで、特性の調整も容易になり、しかも
上記構成に加えて、端子部15,16の断面を正多角形
状或いは円形状とすることで、端子部15,16におけ
るどの側面を実装面としても、また、端子部15,16
のいずれを給電電極として用いても特性に変化が無く、
すなわち、方向性が存在しないので、実装性が飛躍的に
向上する。
【0021】また、本実施の形態のチップアンテナは、
実用周波数帯域が0.7〜6.0GHzと高周波数域に対
応し、そのチップアンテナの長さL1,高さL2,幅L
3は以下の通りとなっていることが好ましい。
【0022】L1=4.0〜40.0mm L2=0.5〜5.0mm L3=0.5〜5.0mm L1が4.0mm以下であると、必要とするインダクタ
ンスを得ることができない。また、L1が40.0mm
を超えてしまうと、素子自体が大きくなってしまい、電
子回路等が形成された基板など(以下回路基板等と略
す)回路基板等の小型化ができず、ひいてはその回路基
板等を搭載した電子機器等の小型化を行うことができな
い。また、L2,L3それぞれが0.5mm以下である
と、素子自体の機械的強度が弱くなりすぎてしまい、実
装装置などで、回路基板等に実装する場合に、素子折れ
等が発生することがある。また、L2,L3が5.0m
m以上となると、素子が大きくなりすぎて、回路基板等
の小型化、ひいては装置の小型化を行うことができな
い。
【0023】以上の様に構成されたチップアンテナにつ
いて、以下各部の詳細な説明をする。
【0024】まず、基台11の形状について説明する。
【0025】基台11は角柱状もしくは円柱状とするこ
とが好ましく、図1,2に示す様に基台11を角柱状と
することによって、実装性を向上させることができ、素
子の転がり等を防止できる等の効果を有する。また、基
台11を角柱状とする中でも特に四角柱状とすることが
非常に実装性や、素子の回路基板上での位置決めを容易
にする。更に、基台11を角柱状とすることによって構
造が非常に簡単になるので、生産性がよく、しかもコス
ト面が非常に有利になる。
【0026】また、基台11の形状を円柱状とすること
によって、後述するように基台11上に導電膜12を形
成し、その導電膜12にレーザ加工等によって溝13を
形成する場合、その溝13の深さなどを精度よく形成す
ることができ、特性のばらつきを抑えることができる。
【0027】また、基台11の両端部を除いて、全周に
渡り段差部11zが形成されており、溝13はこの段差
部11z中に設けられている。この段差部11zは深さ
は30〜500μmとする事が好ましい。この段差部1
1zを設けることで、アンテナとして働く部分を回路基
板等と離間させることができるので、接触などによっ
て、導電膜12を破損させアンテナ特性が変化したりす
る事はない。なお、回路基板などに工夫が施されたり、
或いは、他の手段にて、スパイラル状の導電膜12と基
板との接触の危険性が非常に少ない場合には、特に段差
部11zを設ける必要はない。
【0028】また基台11の両端部の断面の形状は、上
述の通り、円形または多角形状とすることが好ましく、
しかも多角形状とする場合には、特に正多角形状とする
ことによって、どの方向に実装しても、特性の変化があ
まりないので好ましい。更に、段差部における断面も、
同様に、円形または多角形状とすることが好ましく、し
かも多角形状とする場合には、特に正多角形状とするこ
とが好ましい。なお、段差部11zの断面形状と両端部
の断面形状の断面形状は異なった形でも良いし、同一形
状としても良い。
【0029】次に基台11の面取りについて説明する。
【0030】基台11に形成された角部には、面取りが
形成されており、その面取りの曲率半径Rは下記を満た
すことが好ましい。
【0031】0.1<R1<0.5(mm)R1が0.1
mm以下であると、基台11の角部が尖った形状となっ
ているので、ちょっとした衝撃などによって角部に欠け
などが生じることがあり、その欠けによって、特性の劣
化等が発生したりする。
【0032】また、R1が0.5mm以上であると、ア
ンテナを回路基板に実装する際に、はんだ部にひけや空
洞が発生したり、幅方向のはんだ部の細りや未はんだが
発生したりする。
【0033】次に基台11の構成材料について説明す
る。基台11の構成材料として下記の特性を満足してお
くことが好ましい。
【0034】体積固有抵抗:1013Ωm以上(好ましく
は1014Ωm以上) 熱膨張係数:5×10-4/℃以下(好ましくは2×10
-5/℃以下)[20℃〜500℃における熱膨張係数] 比誘電率:1MHzにおいて40以下(好ましくは20
以下) 曲げ強度:1300kg/cm2以上(好ましくは20
00kg/cm2以上) 焼結密度:理論密度の92%以上(好ましくは95%以
上) 基台11の構成材料が体積固有抵抗が1013Ωm以下で
あると、導電膜12間にリーク電流が発生しアンテナ利
得の損失を招いてしまう。
【0035】また熱膨張係数が5×10-4/℃以上であ
ると、基台11にヒートショック等でクラックなどが入
ることがある。すなわち熱膨張係数が5×10-4/℃以
上であると、上述の様に溝13を形成する際にレーザ光
線や砥石等を用いるので、基台11が局部的に高温にな
り、基台11にクラックなどが生じることあるが、上述
の様な熱膨張係数を有することによって、大幅にクラッ
ク等の発生を抑止できる。
【0036】また、誘電率が1MHzにおいて40以上
であると、導電膜間に無視できないほどの静電容量が発
生し、体積固有抵抗が低下したときと同様に導電膜12
間にリーク電流が発生しアンテナ利得の損失を招いてし
まう。
【0037】曲げ強度が1300kg/cm2以下であ
ると、実装装置で回路基板等に実装する際に素子折れ等
が発生することがある。
【0038】焼結密度が理論密度の92%以下である
と、基台11の吸水率が高くなり、基台11の特性が著
しく劣化し、素子としての特性が悪くなったり、抗折強
度の劣化などから十分な機械的強度が確保できなくなっ
てしまう。
【0039】この様に基台11の体積固有抵抗,熱膨張
係数,誘電率,曲げ強度,焼結密度を規定することによ
って、アンテナ利得が低下しないので、面実装用チップ
アンテナの素子として用いることができ、ヒートショッ
ク等で基台11にクラック等が発生することを抑制でき
るので、不良率を低減することができ、更には、機械的
強度を向上させることができるので、実装装置などを用
いて回路基板等に実装できるので、生産性が向上する等
の優れた効果を得ることができる。
【0040】上記の諸特性を得る材料としては、アルミ
ナを主成分とするセラミック材料が挙げられる。しかし
ながら、単にアルミナを主成分とするセラミック材料を
用いても上記諸特性を得ることはできない。すなわち、
上記諸特性は、基台11を作製する際のプレス圧力や焼
成温度及び添加物によって異なるので、作製条件などを
適宜調整しなければならない。具体的な作製条件とし
て、基台11の加工時のプレス圧力を2〜5t,焼成温
度を1500〜1600℃,焼成時間1〜3時間等の条
件が挙げられる。また、アルミナ材料の具体的な材料と
しては、Al23が92重量%以上,SiO2が6重量
%以下,MgOが1.5重量%以下,Fe23が0.1
%以下,Na2Oが0.3重量%以下等が挙げられる。
【0041】この他にもフォルステライト、チタン酸マ
グネシウム系やチタン酸カルシウム系、ジルコニア・ス
ズ・チタン系、チタン酸バリウム系や鉛・カルシウム・
チタン系などのセラミック材料を用いても良い。
【0042】また、基台11の構成材料として、フェラ
イト等の磁性材料で構成してもよい。
【0043】次に基台11の表面粗さについて説明す
る。なお、以下の説明で出てくる表面粗さとは、全て中
心線平均粗さを意味するものであり、導電膜12の説明
等に出てくる粗さも中心線平均粗さである。
【0044】基台11の表面粗さは0.1〜1.0μmと
する事が好ましく、0.1μmより表面粗さが小さい
と、導電膜12の密着強度が低下し、1.0μmより大
きいと導電膜12の導体損が増加しアンテナ利得を低下
させてしまう。
【0045】なお、本実施の形態では、導電膜12と基
台11の接合強度を基台11の表面粗さを調整すること
によって、向上させたが、例えば、基台11と導電膜1
2の間に炭素単体,炭素に他の元素を添加したもの、C
r単体またはCrと他の金属の合金の少なくとも一方で
構成された中間層を設けることによって、表面粗さを調
整せずとも導電膜12と基台11の密着強度を向上させ
ることができる。もちろん基台11の表面粗さを調整
し、その上その基台11の上に中間層及び導電膜12を
積層する場合では、より強力な導電膜12と基台11の
密着強度を得ることができる。
【0046】次に導電膜12について説明する。
【0047】以下具体的に導電膜12について説明す
る。
【0048】導電膜12の構成材料としては、銅,銀,
金,ニッケルなどの導電材料が挙げられる。この銅,
銀,金,ニッケル等の材料には、耐候性等を向上させた
めに所定の元素を添加してもよい。また、導電材料と非
金属材料等の合金を用いてもよい。構成材料としてコス
ト面や耐食性の面及び作り易さの面から銅及びその合金
がよく用いられる。導電膜12の材料として、銅等を用
いる場合には、まず、基台11上に無電解メッキによっ
て下地膜を形成し、その下地膜の上に電解メッキにて所
定の銅膜を形成して導電膜12が形成される。更に、合
金等で導電膜12を形成する場合には、スパッタリング
法や蒸着法で構成することが好ましい。
【0049】なお、導電膜12の膜厚としては、1〜5
0μmとすることが良く、導電膜12の膜厚が1μmよ
り小さいと、高周波電流が流れるのに必要な表皮深さを
十分に確保できなくなり、50μmより大きいと表皮深
さは、十分に確保できるが生産性が悪くなるばかりか、
ヒットショックなどの耐環境性能の劣化を招く。
【0050】更に、導電膜12に形成される溝13の幅
K1と溝13と溝13の間の導電膜12の幅K2は、ア
ンテナの動作周波数、利得およびアンテナ外形形状から
決められ、以下の関係を有する事が好ましい。
【0051】20μm>K1>500μm 5μm>K2>500μm K1が20μm以下であると導電膜12の伝送線路とし
てのインピーダンスが高くなりすぎて、アンテナとして
のインピーダンス整合がとれなくなってしまったり、導
体損の増加からアンテナ利得の劣化を招くという不具合
が生じ、200μm以上であるとアンテナ動作周波数に
必要なインダクタンス値が十分にとれなくなるという不
具合が生じる。
【0052】また、K2が5μm以下であると導電膜1
2間の絶縁に対する十分な信頼性が確保できないという
不具合が生じ、500μm以上であるとアンテナ動作周
波数に必要なインダクタンス値が十分にとれなくなると
いう不具合が生じる。
【0053】導電膜12は単層で構成してもよいが、多
層構造としてもよい。すなわち、構成材料の異なる導電
膜を複数積層して構成しても良い。例えば、基台11の
上に先ず銅膜を形成し、その上に耐候性の良い金属膜
(ニッケル等)を積層する事によって、やや耐候性に問
題がある銅の腐食を防止することができる。
【0054】導電膜12の形成方法としては、メッキ法
(電解メッキ法や無電解メッキ法など),スパッタリン
グ法,蒸着法等が挙げられる。この形成方法の中でも、
量産性がよく、しかも膜厚のばらつきが小さなメッキ法
がよく用いられる。
【0055】導電膜12の表面粗さは5μm以下が好ま
しく、更に好ましくはい2μm以下が好ましい。導電膜
12の表面粗さがい5μmを超えると導体損の増加から
アンテナ利得の劣化を招く、という不具合が生じる。
【0056】次に保護材14について説明する。
【0057】保護材14としては、耐候性に優れた有機
材料、例えばエポキシ樹脂などの絶縁性を示す材料が用
いられる。また、保護材14としては、溝13の状況等
が観測できるような透明度を有する事が好ましい。更に
保護材14には透明度を有したまま、所定の色を有する
ことが好ましい。保護材14に赤,青,緑などの、導電
膜12や端子部15,16等と異なる色を着色する事に
よって、素子各部の区別をする事ができ、素子各部の検
査などが容易に行える。また、素子の大きさ、特性、品
番等の違いで保護材14の色を変えることによって、特
性や品番等の異なる素子を誤った部分に取り付けるなど
のミスを低減させることができる。
【0058】なお、保護材14は、耐候性を求める場合
等に必要であり、耐候性等を必要としない場合には、設
けなくても良い。また、樹脂などを塗布して保護材14
を形成しても良いが、電着法などを用いて、保護材14
を設けても良く、この場合には、薄くて均一な膜を形成
でき、しかも量産性に優れている。
【0059】次に端子部15,16について説明する。
【0060】端子部15,16は、導電膜12のみでも
十分に機能するが、様々な環境条件等に順応させるため
に、多層構造とすることが好ましい。
【0061】基台11の端部11dの上に導電膜12が
形成されており、しかも導電膜12の上には耐候性を有
するニッケル,チタン等の材料で構成される保護層30
0が形成されており、更に保護層300の上には半田等
で構成された接合層301が形成されている。保護層3
00は接合層と導電膜12の接合強度を向上させるとと
もに、導電膜の耐候性を向上させることができる。本実
施の形態では、保護層300の構成材料として、ニッケ
ルかニッケル合金の少なくとも一方とし、接合層301
の構成材料としては半田を用いた。保護層300(ニッ
ケル)の厚みは1〜8μmが好ましく、1μmを下回る
と耐候性が悪くなり、8μmを上回ると保護層300
(ニッケル)自体の電気抵抗が高くなり、素子特性が大
きく劣化する。また、接合層301(半田)の厚みは5
μm〜20μm程度が好ましく、5μmを下回るとはん
だ量が不足して素子と回路基板等との良好な接合が期待
できず、20μmを上回るとメッキ量が多くなるため生
産性が悪くなる。なお、保護層300は耐候性を要求し
ない場合には設けなくても良い。
【0062】なお、チップアンテナの実装の際の方向性
を無くすには、端子部15,16の全側面に導電膜12
を設けるか、或いは、その導電膜12上に接合層301
か保護層300の少なくとも一つを設けることが好まし
い。
【0063】更に、本実施の形態では、基台11の端面
全面に導電膜12を設けたが、図7(a)に示すよう
に、基台11の端面がむき出しになるように、基台11
の端面上に導電膜12が全く存在しないように構成した
り、あるいは、図7(b)に示すように、端面の一部に
基台11がむき出しになるように、導電膜12の非配設
部分を設けることで、空芯コイル化することができ、高
周波磁界がアンテナ部をスムーズに流れることによりア
ンテナのQ値が良くなりアンテナ利得が向上する。この
空芯化処理部(基台11がむき出しになっている部分)
の形状は、図に示す方形状以外に、円形,楕円形状,三
角形状,多角形などでも良いが、その面積が基台11の
端面の少なくとも30%以上必要で、これ以下の面積で
は、効果が十分に現れてこないという不具合が起こる。
【0064】また、端子部15,16として、保護層3
00や接合層301の少なくとも一つを設けた場合に
は、上述の通り、基台11の端面をむき出しにしても良
いし、更に、基台11の端面上において、保護層300
や接合層301の少なくとも一方を設けず、導電膜12
がむき出しになるようにしても良く、この構成は、基台
11をむき出しにするよりも空芯コイル化の効果は多少
減少するものの、保護層300か接合層301の少なく
とも一つを基台11の端面上の全面に形成するよりは、
特性を良くすることができる。
【0065】以上の様に構成されたチップアンテナにつ
いて、以下その製造方法について説明する。
【0066】まず、アルミナ等の絶縁材料をプレス成形
や押し出し法によって、基台11を作製する。次にその
基台11全体にメッキ法やスパッタリング法などによっ
て導電膜12を形成する。次に導電膜12を形成した基
台11にスパイラル状の溝13を形成する。溝13はレ
ーザ加工や切削加工によって作製される。レーザ加工
は、非常に生産性が良いので、以下レーザ加工について
説明する。まず、基台11を回転装置に取り付け、基台
11を回転させ、そして基台11にレーザを照射して導
電膜12及び基台11の双方を取り除き、スパイラル状
の溝を形成する。このときのレーザは、YAGレーザ,
エキシマレーザ,炭酸ガスレーザなどを用いることがで
き、レーザ光をレンズなどで絞り込むことによって、基
台11に照射する。更に、溝13の深さ等は、レーザの
パワーを調整し、溝13の幅等は、レーザ光を絞り込む
際のレンズを交換することによって行える。また、導電
膜12の構成材料等によって、レーザの吸収率が異なる
ので、レーザの種類(レーザの波長)は、導電膜12の
構成材料によって、適宜選択することが好ましい。
【0067】溝13を形成した後に、溝13を形成した
部分に保護材14を塗布し、乾燥させる。
【0068】この時点でも、製品は完成するが、特に端
子部15,16にニッケル層や半田層を積層して、耐候
性や接合性を向上させることもある。ニッケル層や半田
層は、メッキ法等によって保護材14を形成した半完成
品に形成する。
【0069】図3は本発明の一実施の形態におけるチッ
プアンテナを回路基板に実装したときの斜視図であり、
図3において、100は図1,2に示されるチップアン
テナ、101は回路基板で、回路基板101には少なく
ともチップアンテナ固定用パターン102と受信或いは
送信回路と接続されたパターン103が設けられてい
る。なお、回路基板101には、図示していないが他の
電子部品(抵抗器,コンデンサ,インダクタンス素子,
半導体装置の中の少なくとも一つ)が実装されている。
【0070】本実施の形態では、パターン102に端子
部16を接合し、パターン103に端子部15を接合し
ているが、逆方向に接合しても良い。また、本実施の形
態では、端子部15,16の断面形状を略正方形として
いるので、実装面を側面100aとしているが、、実装
面として側面100b,100c,100dとしても特
性の変化が極めて小さく、チップアンテナ100を実装
する際の方向性を無くすことができる。
【0071】図4及び図5はそれぞれ本発明の一実施の
形態における無線端末装置を示す斜視図及びブロック図
である。図4及び図5において、29は音声を音声信号
に変換するマイク、30は音声信号を音声に変換するス
ピーカー、31はダイヤルボタン等から構成される操作
部、32は着信等を表示する表示部、33は公衆回線な
どと接続された基地局との間で電波のやり取りを行うア
ンテナ、34はマイク29からの音声信号を復調して送
信信号に変換する送信部で、送信部34で作製された送
信信号は、アンテナ33を通して外部に放出される。3
5はアンテナ33で受信した受信信号を音声信号に変換
する受信部で、受信部35で作成された音声信号はスピ
ーカ30にて音声に変換される。36はアンテナで、ア
ンテナ36は、図示していないデスクトップコンピュー
タ,モバイルコンピュータ等の携帯端末装置との間で電
波のやり取りを行い、図1,2等に示されるチップアン
テナである。37はデータ信号をデータ送信信号に変換
し、そのデータ送信信号をアンテナ36を介して送信す
る送信部、38はアンテナ36を介して受信したデータ
受信信号をデータ信号に変換する受信部、39は送信部
34,受信部35,操作部31,表示部32,送信部3
7,受信部38を制御する制御部である。
【0072】なお、本実施の形態では、アンテナ33を
ヘリカルアンテナやホイップアンテナ等を用い、アンテ
ナ36を図1,2に示すチップアンテナとしてが、アン
テナ33及びアンテナ36の双方を図1,2に示すチッ
プアンテナとしても良い。
【0073】更に、図5に示すアンテナ36,送信部3
7,受信部36を設けずに、アンテナ33を図1,2等
に示すチップアンテナとした無線端末装置にしても良
い。
【0074】以下図5,6に示す無線電話装置のその動
作の一例について説明する。
【0075】先ず、着信があった場合には、受信部35
から制御部36に着信信号を送出し、制御部36は、そ
の着信信号に基づいて、表示部32に所定のキャラクタ
等を表示させ、更に操作部31から着信を受ける旨のボ
タン等が押されると、信号が制御部36に送出されて、
制御部36は、着信モードに各部を設定する。即ちアン
テナ33で受信した信号は、受信部35で音声信号に変
換され、音声信号はスピーカー30から音声として出力
されると共に、マイク29から入力された音声は、音声
信号に変換され、送信部34を介し、アンテナ33を通
して外部に送出される。
【0076】次に、発信する場合について説明する。
【0077】まず、発信する場合には、操作部31から
発信する旨の信号が、制御部36に入力される。続いて
電話番号に相当する信号が操作部31から制御部36に
送られてくると、制御部36は送信部34を介して、電
話番号に対応する信号をアンテナ33から送出する。そ
の送出信号によって、相手方との通信が確立されたら、
その旨の信号がアンテナ33を介し受信部35を通して
制御部36に送られると、制御部36は発信モードに各
部を設定する。即ちアンテナ33で受信した信号は、受
信部35で音声信号に変換され、音声信号はスピーカー
30から音声として出力されると共に、マイク29から
入力された音声は、音声信号に変換され、送信部34を
介し、アンテナ33を通して外部に送出される。
【0078】図6は本発明の一実施の形態における無線
端末装置を用いたシステムを示す図であり、図6におい
て、200は図4,5に示す無線端末装置、201は無
線端末装置200との間でデータのやり取りを行う携帯
端末装置、202は無線端末装置200と通信を行う基
地局で、無線端末装置200は直接基地局202と通信
を行ったり、時には地球の周りを回っている通信衛星を
介して、基地局202と通信を行う。203は基地局2
02と公衆回線204を介して接続されたサーバー(好
ましくは通信サーバー)で、サーバー204は公衆回線
や専用回線等の回線205を介してインターネット等の
情報網206と接続されている。207は情報網206
と接続されたユーザー等で、ユーザー等207とは、プ
ロバイダや特定或いは不特定のユーザー等を示す。
【0079】携帯端末装置201は、無線端末装置20
0と電波のやり取りを行うアンテナ201aが設けられ
ており、このアンテナ201aとしては、図1,2に示
すようなチップアンテナを用いるのが好ましく、チップ
アンテナは携帯端末装置201のケース内に内蔵されて
いるか、或いは、携帯端末装置201に接続される通信
カードに設けられている。201bはアンテナ201a
で受信した受信信号を受信データ信号に変換したり、或
いは、携帯端末装置201が送ろうとする送信データを
送信信号に変換したりする。201cは入力手段で、入
力手段201cとしてはキーボード,手書き入力装置,
音声入力装置等で構成され、外部へ送ろうとするデータ
などの入力を行う。201dは表示手段で、送られてき
たデータを表示したり、或いは入力手段201cで入力
されたデータなどを表示する。表示手段201dとして
は、液晶ディスプレー,CRTディスプレー,有機EL
ディスプレー,プラズマディスプレー等が好適に用いら
れる。201eは送られてきたデータなどを記憶する記
憶手段で、記憶手段201eとしては、ハードディスク
ドライブ,フロッピー(登録商標)ディスクドライブ,
DVDドライブ,光磁気ディスクドライブ,CD−Rド
ライブ,CD−RWドライブ等の光ディスクドライブ等
のデータの記憶、読み出し可能なものが好適に用いられ
る。201fはデータ読み出し専用の外部記憶手段で、
CD−ROMドライブ,DVD−ROMドライブ等の読
み出し専用のドライブが好適に用いられる。201gは
各部を制御する制御手段である。
【0080】以下、通信方法について、一例を説明す
る。
【0081】先ず、無線端末装置200とサーバー20
3の間に通信を確立させる。
【0082】携帯端末装置201の入力手段201c等
から入力されたデータは、送信データ信号として、送受
信部201bに送られ、送受信部201bで送信信号に
変換され、アンテナ201aを介して近傍に配置された
(半径約10m以内)無線端末装置200に送られる。
無線端末装置200では、図示していないアンテナ36
にてその送信信号を受信し、受信部38にて受信データ
信号に変換される。その受信データ信号は制御部39を
介して、送信部34に送られ、送信部34にて、送信信
号に変換され、アンテナ33から電波として送信され、
基地局202,サーバー203を介して、情報網206
に接続されユーザー等207に携帯端末装置201で入
力されたデータが送信される。
【0083】更に、ユーザー等207からデータ送信さ
れると、情報網206、サーバー203、基地局202
を介して無線端末装置200にデータ送信信号が送られ
てくる。無線端末装置200はアンテナ33でそのデー
タ送信信号を受信すると、受信部34で受信し、その受
信した信号を音声に変換するかどうかを判断する。個の
時、音声信号へ変換する信号であれば、直接スピーカー
30から音を出し、データ信号として、携帯端末装置2
01に送るものであれば、制御部39を介して、送信部
37に送られる。送信部37では、データ信号をデータ
送信信号に変換し、アンテナ36を介して、送信し、そ
の送信信号がアンテナ201aで受信されると、送受信
部201bにてデータ信号に変換され、制御手段201
gで、そのデータ信号に対応したキャラクタなどを表示
手段201dに表示したり、或いは記憶手段201eに
記憶させる。
【0084】
【発明の効果】本発明は、基台上に設けられた導電膜
と、導電膜に設けられたスパイラル状の溝と、前記基台
に設けられた端子部とを備えたことによって、導電膜に
溝を形成するだけで、チップアンテナを形成できるの
で、生産性が向上し、しかもアンテナ特性の異なる製品
を作製する場合でも、溝の幅,導電膜の幅,導電膜の厚
さ等の少なくとも一つを調整することで実現できるの
で、生産性が非常に良くなる。また、端子部を設けたこ
とで、直接回路基板等上に実装できるので、面実装アン
テナとしても使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるチップアンテナ
を示す斜視図
【図2】本発明の一実施の形態におけるチップアンテナ
を示す側断面図
【図3】本発明の一実施の形態におけるチップアンテナ
を回路基板に実装したときの斜視図
【図4】本発明の一実施の形態における無線端末装置を
示す斜視図
【図5】本発明の一実施の形態における無線端末装置を
示すブロック図
【図6】本発明の一実施の形態における無線端末装置を
用いたシステムを示す図
【図7】本発明の一実施の形態におけるチップアンテナ
の端面を示す平面図
【符号の説明】
11 基台 11z 段差部 12 導電膜 13 溝 14 保護材 15,16 端子部 30 スピーカー 31 操作部 32 表示部 33,36 アンテナ 34,37 送信部 35,38 受信部 39 制御部 200 無線端末装置 201 携帯端末装置 202 基地局 203 サーバー 204 公衆回線 205 回線 206 情報網 207 ユーザー等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 和秀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 崎田 広実 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E070 AA01 AB01 AB03 BA03 CC03 EA01 5J046 AA01 AA09 AA19 AB00 AB06 AB11 PA02 QA03 5J047 AA01 AA09 AA19 AB00 AB06 AB11 FD01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、前記基台上に設けられた導電膜
    と、前記導電膜に設けられた溝と、前記基台に設けられ
    た端子部とを備えたことを特徴とするチップアンテナ。
  2. 【請求項2】スパイラル状に溝を設けることで、スパイ
    ラル状の導電膜を設けたことを特徴とする請求項1記載
    のチップアンテナ。
  3. 【請求項3】基台に全周に渡って段差部を設け、前記段
    差部中に溝を設けたことを特徴とする請求項1記載のチ
    ップアンテナ。
  4. 【請求項4】端子部の断面を円形状もしくは略正多角形
    状とした事を特徴とする請求項1記載のチップアンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】基台の両端部における全側面に端子部を設
    けた事を特徴とする請求項1記載のチップアンテナ。
  6. 【請求項6】端子部として導電膜上に保護層か接合層の
    少なくとも一つを設けた構成としてことを特徴とする請
    求項1記載のチップアンテナ。
  7. 【請求項7】基台に導電膜を形成した後に、レーザー加
    工もしくは砥石によって溝を形成した事を特徴とする請
    求項1記載のチップアンテナ。
  8. 【請求項8】音声を音声信号に、あるいはデータをデー
    タ信号に変換する信号変換手段と、電話番号等を入力す
    る操作手段と、着信表示や電話番号等を表示する表示手
    段と、音声信号あるいはデータ信号を変調して送信信号
    に変換する送信手段と、受信信号を音声あるいはデータ
    信号に変換する受信手段と、前記送信信号及び前記受信
    信号を送受信する請求項1〜7いずれか1記載のアンテ
    ナと、各部を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
    る無線端末装置。
  9. 【請求項9】基地局との間で信号の送受信を行う第1の
    アンテナと、前記第1のアンテナで送受信した信号をデ
    ータ信号に変換する第1の送受信部と、近傍に設けられ
    た携帯端末装置との間で信号の送受信を行う第2のアン
    テナと、前記第2のアンテナで送受信した信号をデータ
    信号に変換する第2の送受信部とを備え、前記第1のア
    ンテナおよび第2のアンテナの少なくともいずれか一方
    を請求項1〜7いずれか1記載のアンテナ構造とした事
    を特徴とする無線端末装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の無線端末装置と、前記無
    線端末装置との間でデータの送受信を行う携帯端末装置
    と、前記無線端末装置との間でデータもしくは音声信号
    のやり取りを行う基地局と、前記基地局と公衆回線で結
    ばれたサーバーと、前記サーバーと回線205を介して
    接続された情報網と、前記情報網と接続された特定或い
    は不特定のユーザー又はプロバイダを有するユーザー等
    とを有するデータの送受信システム。
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KR1020010027000A KR100785651B1 (ko) 2000-05-18 2001-05-17 칩 안테나, 이를 이용한 무선 단말 장치와 무선 통신시스템 및 그 제조 방법
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004363675A (ja) * 2003-04-10 2004-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナ素子およびアンテナモジュール
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