JPH04274625A - ダイバーシチアンテナ装置 - Google Patents

ダイバーシチアンテナ装置

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Publication number
JPH04274625A
JPH04274625A JP3036389A JP3638991A JPH04274625A JP H04274625 A JPH04274625 A JP H04274625A JP 3036389 A JP3036389 A JP 3036389A JP 3638991 A JP3638991 A JP 3638991A JP H04274625 A JPH04274625 A JP H04274625A
Authority
JP
Japan
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antenna
switching
antennas
diversity
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP3036389A
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English (en)
Inventor
Tadahiko Maeda
忠彦 前田
Shuichi Obayashi
秀一 尾林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、無線伝送におけるダ
イバーシチ技術に関し、特に複数のアンテナの切替えに
よって伝搬変動を減少させるようにしたダイバーシチア
ンテナ装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来から無線伝送においては、大気の屈
折率等の変動によって受信電力が経時的に変動する、い
わゆるフェージングが伴うことが知られる。特に移動無
線では周囲の建造物に比べ相対的にアンテナの高さが極
端に低いことから、フェージングを生じ易く、安定な伝
送を行うのが困難である。このフェージングによる受信
品質の変動を補う技術として、複数の受信手段の切替え
等によって受信品質の変動を減少させるダイバーシチ技
術がある。
【0004】このダイバーシチ技術にはいくつかの方式
がある。従来、アナログ変調方式が用いられる自動車電
話においては受信機を2台用いる検波後切替ダイバーシ
チが広く利用されている。しかしながら、この検波後切
替ダイバーシチ方式は、2台の受信機を必要とするため
無線機の小形化及び低廉化には適していない。また電源
容量が限られる移動無線においては、消費電力の点から
も好ましい方式でない。
【0005】これに対して受信機は1台でありながら、
2つのアンテナをスイッチで切替えることによってダイ
バーシチを行うアンテナ切替ダイバーシチが提案されて
いる。ところがこの方式はアンテナ切替時に発生する切
替雑音のために受信信号が妨害される欠点を有していた
。従来から、この切替雑音を取り除くための研究が行わ
れているものの、現在のところ、実用化されるには至っ
ていない。
【0006】ところでこれまでの移動通信においては、
アナログ変調方式として周波数変調のFM波を使用して
いるが、これからの移動通信ではディジタル変調方式と
しての2相位相変調(BPSK;Binary  Ph
ase  ShiftKeying)方式及び4相位相
変調(QPSK;Quadrature  Phase
Shift  Keying)方式等が使用される。こ
れらの変調方式に対して、上述したような従来提案され
ていたアンテナ切替ダイバーシチをそのまま適用すると
、アナログ変調方式の場合と同様に、ディジタル変調方
式においてもアンテナ切替時に発生する雑音によって誤
まりが生じてしまう虞があり、依然としてディジタル変
調方式に対しても、このアンテナ切替ダイバーシチアン
テナ装置は実用としては適用出来ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来提
案されていたアンテナ切替ダイバーシチアンテナ装置で
は切替時に発生する雑音によって、所望の受信信号が妨
害される虞があった。
【0008】本発明は、雑音なく安定した無線通信の行
えるアンテナ切替ダイバーシチアンテナ装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、複数のアンテナと、この複数のアンテナか
ら択一的に選択される任意のアンテナに接続を切替える
アンテナ切替手段と、このアンテナ切替手段で選択され
るアンテナと接続され、送信機と受信機の少なくともい
ずれかを有する通信手段と、この通信手段の通信状態に
応じて前記アンテナ切替手段を制御して所定のアンテナ
を択一的に選択する制御手段とを有することを要旨とす
る。
【0011】
【作用】本発明では、複数のアンテナの平均受信レベル
の高い受信枝に優先的な切替を行うので、受信品質の向
上をはかることが出来る。また送信機が停止中でかつア
ンテナ端子に高周波エネルギが存在しない時に、アンテ
ナ切替を行うので切替雑音を防止出来る。またアンテナ
端子に高周波エネルギが存在する場合でも、あらかじめ
設定された減衰、及び立上げ曲線に従ってアンテナの切
替えを滑らかに行うので、切替雑音の発生を少くするこ
とが出来る。
【0012】受信機のIFの帯域幅とアンテナ切替器の
切替時間との積を3以上となる切替を行うことで、アン
テナ切替雑音の発生を低く抑えることが可能となる。時
分割多重(以下、単にTDM;Time  Divis
ion  Multiplexという)システムにおい
てはTDMシステムのスロット間のガードタイムを切替
雑音の存在時間をより大きく選ぶことにより切替雑音の
発生を防止することが出来る。またTDD(Time 
 Division  Duplex)を行う通信装置
において、送信時に使用するアンテナとして、直前のス
ロットでの受信レベルがあらかじめ設定された所定の受
信値、例えば受信レベルLd以上であったならば直前の
受信スロットで使用した受信アンテナを送信アンテナと
して用い、前記受信レベルがLd以下であったならば、
直前の受信スロットで使用しなかったアンテナを送信ア
ンテナとして使用することにより送信時にもダイバーシ
チ効果を得ることが可能となる。また無線機筐体の上面
でかつスピーカが設けられる面の逆側の面に複数のアン
テナをスピーカ面に平行な方向に0.15波長離して設
置し複数のアンテナを絶縁性のスペーサで供給し、複数
のアンテナと前記スペーサを同一のゴム性カバーで覆う
構成とすることにより、相関係数が低く人体の損失を防
ぎ、かつ小形で薄形のアンテナを得ることが可能となる
【0013】また複数のアンテナとアンテナ切替スイッ
チを接続する伝送線路の長さをアンテナ切替スイッチに
よりOFFに設定されているアンテナの給電点から見た
インピーダンスが開放となるように設定することにより
、OFFに設定されているアンテナに流れる高周波電流
を少くすることが可能となり、アンテナ切替による指向
性パターンの変化を低く抑えることが出来る。
【0014】またアンテナ切替スイッチによって送受信
に使用しないアンテナを所定のインピーダンスで終端す
ることによりアンテナ切替による指向性パターン、入力
インピーダンスを変化させることが可能となり、これに
よって、入力インピーダンス、相関係数を所望の値に設
定することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳
細に説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例に係るダイバ
ーシチアンテナ装置のブロック図である。第1のアンテ
ナ11a及び第2のアンテナ11bはアンテナ切替器1
3に接続されている。このアンテナ切替器13は切替コ
ントローラ19により第1のアンテナ11a若しくは第
2のアンテナ11bとの接続を制御される。また、アン
テナ切替器13には送信機15及び受信機16が接続さ
れている。これら送信機15、受信機16及び前記切替
コントローラ19の動作は制御部17により制御される
【0017】ここで図2を参照して、前記第1のアンテ
ナ11a及び第2のアンテナ11bが取りつけられてい
る具体例を携帯電話を例に示す。携帯電話22には第1
のアンテナ11aとしての外部アンテナ21aと、第2
のアンテナ11bとしての内蔵アンテナ21bが取りつ
けられている。外部アンテナ21aは伸縮自在かつ収納
可能に構成されたものである。この外部アンテナ21a
が引き出されている場合には、該外部アンテナ21aの
平均受信電力は内蔵アンテナ21bよりも大である。一
方、この外部アンテナ21aが筐体内に収納されている
場合には、外部アンテナ21aの性能は低下するため、
内蔵アンテナ21bの平均受信電力が外部アンテナ21
aに比べて大きくなる。
【0018】この様にアンテナの引き出し状態や外部に
人体がある等の、携帯電話22の置かれた周囲の環境状
態の変化によって、それぞれ設けられた2組のアンテナ
の平均受信電力に差が生じる。このため、アンテナを切
替え、ダイバーシチを行う場合、例えば両アンテナ21
a、21bの受信レベルが共に所定のスレッシュホール
ド値LTHよりも低く、いずれかのアンテナ21の出力
がこのスレッシュホールド値LTHを越えるのを待つ場
合、当該環境下でより平均受信電力の高いアンテナに接
続を切替えて待機することにより有利な受信環境に設定
し得る。
【0019】この優先的に接続を割当てるアンテナとし
て、どちらのアンテナを用いるかは、次に述べる様に、
2つの方法が考えられる。1つは外部アンテナ21aの
引き出し、すなわち伸長をスイッチ等で検出し該外部ア
ンテナ21aが伸長されたことが検出されたときに内蔵
アンテナ21bから該外部アンテナ21aに接続を切り
替える方法であり、もう1つの方法は両アンテナ21a
、21bの受信レベルを予めメモリに保持しておき、学
習的に受信レベルの高いアンテナを決定する方法である
【0020】図3に本発明の他の実施例を示す。図3に
示す各軸は、上から送信機の作動状態(ON状態、OF
F状態)、アンテナ端子における受信波の高周波エネル
ギレベル(エネルギ0状態、エネルギ有状態)、切替信
号及び時間軸をそれぞれ示している。例えば、切替えを
アンテナに高周波エネルギが存在する任意の時刻t2 
に行うとスイッチの切替雑音が発生し問題であり、高周
波エネルギが存在しない任意の時刻t1 で切替える方
式を用いることにより、雑音の影響を受けないことが判
る。 また、アンテナ端子のエネルギを判定条件に用いること
により、近接して置かれた無線局による強力な受信波を
スイッチングすることによる雑音の発生を防止すること
が可能である。このための構成を図4に示す。アンテナ
41aには高周波エネルギ検出器42aが接続されてお
り、近接無線局40からの強い高周波を検出することが
出来る。この場合には切替コントローラ49はアンテナ
の切替えを行なわず、近接無線局40が停波している間
にアンテナ切替を行う。一方、近接した無線局のスイッ
チングノイズが無視出来る場合には、アンテナ端子の近
接した無線局による高周波エネルギの代わりに自らの受
信タイミング信号を使うことが可能である。
【0021】図5に本発明の他の実施例を示す。第1の
アンテナ51a及び第2のアンテナ51bにはそれぞれ
第1のアッテネータスイッチ53aと第2のアッテネー
タスイッチ53bが接続される。第1のアッテネータス
イッチ53aと第2のアッテネータスイッチ53bは、
それぞれ切替コントローラ59からのコントロール信号
によって、それぞれ独立して入出力の損失を連続的に変
化出来るスイッチである。
【0022】次に、図5に示す実施例の動作を図6を用
いて説明する。図6において横軸を時間軸とするとき、
到来波は時刻t1 からt3 の全域にわたり存在して
いる。切替コントローラ59は、第1のアッテネータス
イッチ53aと第2のアッテネータスイッチ53bに対
して図6に示す損失カーブで損失を変化させるコントロ
ール信号を送出する。このコントロール信号送出のため
のデータはコンデンサと抵抗(CR)によってアナログ
的に発生させても良く、制御部57を構成するROM(
Read  Only  Memory)やCPU(C
entral  Processing  Unit)
の演算によってディジタル的に発生させても良い。すな
わち、第1のアンテナ出力と第2のアンテナ出力を所望
の滑らかなカーブに合せて変化させ、急峻な到来波の断
続を防ぐことによって、切替え時に生じる雑音、例えば
クリック雑音の発生を防止することができる。
【0023】図7に本発明の他の実施例を示す。図7に
おいて横軸を時間軸とするとき、第1のアンテナ出力と
第2のアンテナ出力は補対の関係にあり、時刻t1 か
らt2 にかけて、所定の時間τを要して切替られる様
子を示している。ここで受信機のIFフィルタの幅をB
とすると、フィルタの幅Bが広いほど切替クリック雑音
の発生時間は少いが、所望の選択度や感度を得るには幅
Bはあらかじめ決められた幅にする必要がある。このた
め幅Bを変化出来る自由度は低い。このため切替時間τ
を最適化する必要がある。この結果、IFフィルタの幅
Bと切替時間τとの積が3以下(B・τ<3)に設定さ
れ、滑らかに切替を行うことにより雑音の発生を低く抑
えることが出来る。これにより無限少の時間で切替えた
場合に比較して、5dB程スイッチングノイズを軽減出
来る。
【0024】図8に本発明の他の実施例を示す。図に示
すように、第1のアンテナ出力と第2のアンテナ出力は
補対の関係で切替えられている。切替えは時刻t1 か
らt2 にかけて切替時間τで行われている。クリック
雑音は時刻t3 までの間、発生していることが示され
る。ここで時分割多元接続(以下、TDMA;Time
  Division  MultipleAcces
sという)方式を考えると、スロット1とスロット2の
間のガードタイムTgを切替時間τより広く選ぶことに
よりスロット1とスロット2の両者の受信を正しく行わ
せることが可能となる。
【0025】次に、より具体的なパラメータを用いて実
施例を示す。
【0026】まず、一つの実施例として、キャリアスイ
ッチングTDMA方式でTDD方式あるいはFDD(F
requency  Division  Duple
x)方式を用いた時の無線基地局で、送信・受信ともア
ンテナ選択ダイバーシチを用いる場合を説明する。なお
、言うまでもなく送信、または受信のみにアンテナ選択
ダイバーシチを用いる場合も同様に考えることができる
。アンテナ選択ダイバーシチを採用することにより無線
基地局の受信部を1つ設けるだけで良いため、無線基地
局装置の小形化、低消費電力化を図ることができる。ま
たダイバーシチ送信を採用することにより端末局の小形
化を図ることができる。
【0027】図9にアンテナ選択ダイバーシチを行うた
めの回路のブロック図を示す。アンテナの電界強度を示
す受信電界強度(以下、RSSI;Received 
 Signal  Strength  Indica
torという)からの受信レベル検出信号は、1受信ス
ロットの受信レベルの平均値を求めるための受信スロッ
ト内平均値回路94Aと、複数スロットの平均信号強度
を求めるための積分操作を行う平均電力計算回路94C
に入力される。受信スロット内平均値回路94Aで算出
された1受信スロットの受信レベルの平均値は、平均電
力計算回路94Cで求めた複数スロットの平均信号強度
をもとにしきい値計算回路94Dで計算されたしきい値
との比較回路94Bに入力される。この比較に基づき切
り替えを行う際には、モデムからの切り替えタイミング
信号をもとにスイッチ切替制御回路97を介してRFス
イッチ93を動作させる。また、このスイッチ切替制御
回路97は強電界領域で使用する場合やその他の場合に
切替えを禁止するため、切替禁止信号の入力を設けてい
る。
【0028】次に、アンテナ切替えの判定法を説明する
。各端末局からの受信スロット受信時のRSSI信号を
アンテナ切替えの閾値と比較する。この比較の結果、R
SSI信号が閾値より小さい場合にのみ、直後の当該端
末局への送信スロットの送信時、および次の同端末局か
らの受信スロット受信時に用いるアンテナを他のもう一
つのアンテナに切り替える。この際の時間関係を図10
に示す。したがって、RSSIの検出時から直後の当該
端末局への送信スロットでの送信までは1.875〜3
.125ms、または次の同端末局からの受信スロット
での受信までは4.375〜5.625msの時間が経
過する。
【0029】次に、アンテナ切替のタイミングを示す。 無線基地局のクロックを基準として考えたガードタイム
のちょうど中央に相当するタイミングで、RFスイッチ
を切り替える。このタイミングは、モデム側から制御信
号を送信しやすいという利点がある。
【0030】またここでは、2つのアンテナを切り替え
るRFスイッチの切り替えに要する時間は、最も標準的
な切り替え方法をとれる値として500nsと考える。
【0031】まず、図11を参照して、無線基地局から
端末局への、送信スロット同士の間における切替えにつ
いて考える。この例では、典型的なスロット構成例とし
て、ガードタイムおよびランプタイムにはそれぞれ4ビ
ット(2シンボル)が割り当てる場合を考える。このう
ち、ランプアップとランプダウンには、波形の切れのよ
さを考えて、それぞれ1.7シンボル(10.625μ
s)を割り当る。ここで1シンボル送信時間は、6.2
5μsである。
【0032】無線基地局からの各送信スロットは、1シ
ンボル送信時間(6.25μs)に比べてほとんど時間
誤差の無視できるタイミングで、ガードタイムに相当す
る時間間隔をおいて送出することができる。したがって
、図に示すように、ガードタイムのちょうど中央に相当
するタイミングで、RFスイッチを切替えれば、直後の
送信スロットに与える影響はないと考えられる。なお、
このときRFスイッチの切替えに要する時間は、0.5
μsである。
【0033】さらに、複数の無線基地局が群制御のもと
にある場合は、各無線基地局は、無線基地局集中制御装
置からの基準クロックに位相同期して、バーストを送出
している。このため、各無線基地局からのバーストのず
れは、1シンボル送信時間に比べてほとんど無視できる
。したがって、本実施例中では、1つの無線基地局が全
ての送信スロットで送出するのと等価であると考えるこ
とができる。
【0034】次に、図12を参照して受信スロット同士
の間における切り替えについて説明する。端末局側のバ
ースト検出における量子化誤差と端末局送受信同期制御
過程における量子化誤差をそれぞれ最大±1/2シンボ
ルとし、1つの無線基地局のサービス半径を200mと
仮定した場合、端末局からのバーストの到来時間のずれ
は、最も極端な場合で、片側で6.25μs×(1/2
)×2+0.667μs×2=7.583μsとなる。 したがって、生起確率は低いものの最も条件の厳しい場
合には、図のようにガードタイムの中央で、最悪2つの
受信バーストが重なることが考えられる。但し、受信バ
ーストであるため、この立ち上がり波形が乱れても、無
線基地局の周囲への不要帯域外輻射は問題とはならない
。また、ランプアップ・ランプダウンに用いるシンボル
は、受信すべき情報はのせていないので、復調検波をす
る必要はない。
【0035】図12に示した状況のもとで、ガードタイ
ムのちょうど中央に相当するタイミングで、RFスイッ
チを切り替えると、受信バーストの冒頭のランプアップ
に用いるシンボルの途中以降に、切り替えによる等価雑
音が発生することが考えられる。この等価切り替え雑音
の影響が残る時間は、IF受信フィルタの帯域幅とRF
スイッチの切り替え時間を考慮すると、切替えが終わっ
てから約10μsと推定される。(参考文献:”Mic
rowave Mobile Communicati
ons,”W.C.Jakes Jr.(Ed.),J
ohn Wiley & Sons,1974,pp 
411−418.)したがって、この場合ガードタイム
のちょうど中央に相当するタイミング(図中t1)から
10.5μsまで(図中t2)が影響を受けることにな
る。
【0036】ここで、既に述べた端末局からのバースト
の到来時間のずれの最も条件の厳しい場合を考えると、
ガードタイムのちょうど中央に相当するタイミング(図
中t1)から、次の受信スロットに到来するバーストの
プリアンブルの1シンボル目の終り(図中t3)までは
、6.25×3−7.583=11.167μsとなる
。したがって、プリアンブルの1シンボル目以降のシン
ボルは切り替え雑音の影響を受けない。また、通常初期
の段階で受信され同期を取るために用いる制御スロット
のプリアンブルは、多くの場合16シンボル以上にする
ことが多い。したがって、まれに最初の1シンボルが影
響を受けた場合でも、同期に与える影響は大きくない。 また、初期に同期をとった後に受信される通信スロット
のプリアンブルは制御スロットよりも短いことが多いが
、同期などに使われる役割は薄く、まれに受信状況が悪
化しても影響は大きくない。ここまでの検討により、次
の受信スロットに到来するバーストの受信への影響は非
常に小さいと予測することができる。
【0037】さらに、ランプアップ途中の時点での振幅
は、同一スロット内の他の部分の振幅より小さく、切り
替えによる雑音もかなり小さいと考えられる。現実的に
は、ガードタイムのちょうど中央に相当するタイミング
(図中t1)以降からランプアップが始まる場合、ある
いは図中t1以前までにランプダウンが終了する場合が
非常に多く、実際には問題とならない場合の確率の方が
非常に大きいと考えられる。したがって全体を考えた場
合、影響が生ずることは非常に少ないと考えられる。
【0038】その他、受信スロットのあとに送信スロッ
トがある場合の切り替えについては、一般にスイッチ切
り替え後の受信波形の乱れは、送信にはほとんど影響を
与えないと考えられるので、この場合は送信スロット同
士の間における切り替えと同様に、直後の送信スロット
に与える影響はないと考えられる。
【0039】一方、送信スロットのあとに受信スロット
がある場合の切り替えについては、送信スロットが、R
Fスイッチ切り替えまでに終了しているため、この場合
は、受信スロット同士の間における切り替えと同様に考
えられる。また、この場合の切り替えにおいて、切り替
えのタイミングを、ランプダウンが終わった直後に行う
ことにより、切り替え雑音の発生を無くしたりレベルを
低減することもできる。
【0040】したがって、ガードタイムのちょうど中央
に相当するタイミングで、RFスイッチを切り替えるこ
とが、特性劣化の少ないアンテナ切り替え方式の一つで
あると考える。
【0041】また、上記のスロット構成の例のうち、ガ
ードビットを8ビット(4シンボル)にした場合、上記
の検討からわかるように、切り替え雑音はさらに小さく
なることが予測できる。また、ガードビットを10ビッ
ト(5シンボル)にした場合には、切り替え雑音は発生
しないことが予測できる。
【0042】また、上記のランプアップとランプダウン
に、それぞれ1シンボルを割り当てるように送信側の回
路に変更をすれば、切り替え雑音はさらに小さくなるこ
とが予測できる。
【0043】以上、ガードタイムのちょうど中央に相当
するタイミングで、RFスイッチを切り替える場合につ
いて説明したが、一部あるいは全ての切り替えのタイミ
ングを、送信側のランプダウンが終わった直後あるいは
この時刻から1シンボル送信時間毎に行うことにより、
切り替え雑音の発生を無くしたりレベルを低減すること
もできる。
【0044】加えて、プリアンブルやユニークワードの
ビット列に工夫を加えることと組み合わせることにより
、切り替え雑音の発生を低減することもできる。(参考
文献:林他、「デジタル移動通信用TDMAバーストス
イッチの検討」、1990年信学秋季全大、B−239
)さらに、電力増幅器や発振器、シンセサイザ、変調器
を上記に述べた切り替えタイミングで、動作を開始ある
いは停止させることにより消費電力の低減などを図るこ
とも考えられる。
【0045】FDD場合もアンテナ選択ダイバーシチを
採用することにより無線基地局の受信部を1つ設けるだ
けで良いため、無線基地局の小形化、低消費電力化を図
ることができる。
【0046】図13にアンテナ選択ダイバーシチを行う
ための回路のブロック図を示す。この回路の機能は、送
信スロットでの送信時に用いるアンテナを選択する機能
が必要でなくなることを除いては、条件1の場合と同じ
になる。すなわち、RFスイッチ133と第1のアンテ
ナ131aとの間に送受切替器(Duplexer)1
32を設けて、第1のアンテナ131aを送信、受信の
いずれにも使用できるようにしたものである。
【0047】但し、FDD方式でもTDD方式と同じ情
報伝送速度を採用した場合、通常TDD方式の場合に図
10に示した時間関係は変わる。これを図14に示す。 したがって、RSSIの検出時から次の同端末局からの
受信スロット受信までは3.75〜6.25msの時間
が経過することになる。
【0048】次に、アンテナ切替のタイミングを示す。 TDD方式と同じく、無線基地局のクロックを基準とし
て考えたガードタイムのちょうど中央に相当するタイミ
ングで、RFスイッチを切り替える。
【0049】上記のTDDの場合と同様の検討を行うと
き、受信スロット同士の間の切り替えのみを検討すれば
良いことになる(図15)。
【0050】この場合、端末局からのバーストの到来時
間のずれは、最も極端な場合で、片側で12.5μs×
(1/2)×2+0.667μs×2=13.833μ
sとなる。
【0051】ここで、上記の提案であるガードタイムの
ちょうど中央に相当するタイミングで、RFスイッチを
切り替えると、切り替えノイズの影響が残る時間は、前
記の文献に従い、IF受信フィルタの帯域幅とRFスイ
ッチの切り替え時間を考慮すると、切り替えが終わって
から約20μsと予測される。したがって、この場合ガ
ードタイムのちょうど中央に相当するタイミングから0
.5+20=20.5μsまでが影響を受けることにな
る。一方、上記の端末局からのバーストの到来時間のず
れを考えると、ガードタイムのちょうど中央に相当する
タイミング(図中t1)から、次の受信スロットのプリ
アンブルの1シンボル目の終り(図中t2)までは、1
2.5×3−13.833=23.667μsとなる。 したがって、上記の最も条件の厳しい場合でも、あとか
ら到来する受信スロットへの影響は非常に小さいと予測
することができる。
【0052】したがって、ガードタイムのちょうど中央
に相当するタイミングで、RFスイッチを切り替えるこ
とが、最も特性劣化の少ないアンテナ切り替え方式であ
ると考える。
【0053】図16はレイリーフェージング下において
無相関のアンテナを用い、アンテナ選択ダイバーシチ方
式を採用した場合のダイバーシチ効果を示している。 (出典:”Microwave Mobile Com
munications,”W.C.Jakes Jr
.(Ed.),John Wiley& Sons,1
974,p408)アンテナ切り替えのしきい値を−1
3dB(ここでは受信平均電力を基準(0dB)とする
)に設定することにより、信頼度99%付近でダイバー
シチなしの場合に比べ8dBのダイバーシチゲインが得
られ、安定した受信レベルを確保できることがわかる。
【0054】切り替えダイバーシチ方式におけるダイバ
ーシチ効果を考える場合には、切り替え遅れ時間が重要
である。図17は、図16と同じ条件の下で−13dB
のしきい値を設定した場合の切り替え遅れ時間の影響を
示している。(出典:”Microwave Mobi
le Communications,”W.C.Ja
kes Jr.(Ed.),John Wiley &
Sons,1974,p412.)フェージング周期に
対する切り替え遅れ時間の比が0.144以下という条
件を満足することにより、無限小の遅れ時間で切り替え
を行った場合に対してのダイバーシチ効果の低下を1d
B程度に抑えることができる。 しかも信頼度99%付近での安定動作も実現できること
がわかる。一例として、2.6GHzにおける歩行時(
時速4km)のフェージングの周期は約50msとなる
。 このとき、上述の条件は、切り替え遅れ時間が7.2m
s以下という条件に相当する。
【0055】また、前述したように、RSSIの検出時
から直後の当該端末局への送信スロットでの送信までの
時間は1.875〜3.125ms、また次の同端末局
からの受信スロットでの受信までは4.375〜5.6
25msである。また、RSSIの検出時から次の無線
基地局からの受信スロット受信までの時間は3.75〜
6.25msである。したがって、いずれの場合も上述
した切り替え遅れ時間に関する条件を満たす。
【0056】以上の考察から99%の信頼確率の点で約
7dBのダイバーシチ利得を得ることが可能であると考
えられる。
【0057】次に、いま一つの実施例として、キャリア
スイッチングTDMA/FDD方式を用いた時の端末(
端末局)でアンテナ選択ダイバーシチ受信を用いる場合
を述べる。アンテナ選択ダイバーシチを採用することに
より端末局の受信部を1つ設けるだけで良いため、端末
局の低消費電力化を図ることができる。
【0058】アンテナ選択ダイバーシチを行うための回
路の構成を、図18に示す。前の実施例で述べたものの
うち、スイッチ切り替え制御回路までの回路が1系統に
なる以外は同じである。
【0059】アンテナ切り替えの判定法は、前の実施例
のFDD方式の場合で述べたものと同じである。
【0060】アンテナの切り替えは、無線基地局からの
受信スロットのガードビット終了時から受信スロットの
次につづく1番目のアイドルスロットが終了するまでの
間で、切り替えの可否の判定を行った後に行うことによ
り、受信スロットの次に続く2番目のアイドルスロット
での干渉検出のための受信時の切り替えノイズの発生を
避けることができる。
【0061】また、前の実施例と同様、2つのアンテナ
の相関係数が充分小さくできるとき、リレイーフェージ
ング下においてアンテナ切り替えのスレッシュホールド
値を−13dB(ここでは受信平均電力を基準(0dB
)とする)とし、フェージング周期50ms以下の環境
の下では、信頼度99%付近でダイバーシチなしの場合
に比べ約7dBのダイバーシチゲインが得られると予測
できる。
【0062】図19に本発明の他の実施例を示す。
【0063】第1のアンテナ191a、第2のアンテナ
191bに近接した場所に強い電波を発射する近接無線
局190がある場合には、たとえ自システム内のガード
タイムを広く取り、自システムのクリック雑音を防ぐ方
式を用いていても、前記近接無線局190の電波が存在
する時刻にアンテナが切替られたなら、この電波の断続
によるクリック等の雑音が発生してしまう。このため受
信品質を向上させるためにアンテナ切替ダイバーシチを
行っても、かえって近接無線局190からの高周波の断
続によるクリック雑音のために品質の低下が生じてしま
う。このため制御装置199はアンテナ切替直後の誤り
率をスロット全体の誤り率と比較しており、アンテナ切
替直後の誤り率が高い場合にアンテナ切替の禁止を行わ
せる。これにより上記の問題点を解決出来る。
【0064】図20に本発明の他の実施例を示す。
【0065】無線機200にはスピーカ200S及びマ
イク200Mが設けられており、第1のアンテナ201
a、第2のアンテナ201bはスピーカ200S及びマ
イク200Mの取りつけられている面と反対の面に取付
けられている。前記2つのアンテナ201a、201b
は絶縁性のスペーサ202で保持されうすいカバー20
4によりアンテナ系全体が保護される構造となっている
。前記スペーサ202は、前記カバー204と共通の部
品として構成しても良い。
【0066】次にこのアンテナの動作を詳細に説明する
【0067】図21は半波長ダイポールアンテナ間の相
関係数の計算値と実験値を示している。アンテナ間には
相互結合があるため図中実際の相関係数は実線のデータ
に対応しており実測値もこれをよく表わしている。とこ
ろでダイバーシチを行うためには2つのアンテナの受信
電力の相関を低くする必要がある。ところで、実用上良
好なダイバーシチ効果を得るには0.5以下の相関係数
を得れば良いことは知られている。ここで両アンテナの
素子間隔dを0.15波長以上に設定すれば、十分低い
相関係数を得ることが出来ることが図21よりよく理解
される。ところで0.1波長以下にdを設定することは
アンテナの入力インピーダンスの低下を生ずるため好ま
しくない。
【0068】さらに人体による損失を含めて図20の構
成のアンテナを説明する。
【0069】図23は、人体の頭部をモデルとして損失
性の角柱を設けこの近傍に半波長ダイポールアンテナを
設置した場合の放射効率を示している。ただし計算は1
GHzで行ったものである。同図から分る様に頭部モデ
ルより1cmから2cmアンテナを離すことによって、
アンテナの放射効率が大きく改善されることが理解出来
る。
【0070】図24は、本発明の他の実施例である。
【0071】第1のアンテナ241aと第2のアンテナ
241bは第1の給電線路242a,第2の給電線路2
42bを介してスイッチ243に接続されている。ここ
で重要なのは第1の給電線路242a,第2の給電線路
242bの電気的な長さ、いわゆる電気的長を実際には
0には出来ないことである。これは特にマイクロ波帯の
様な高い周波数では重要である。すなわち、スイッチが
完全に動作し、未使用の端子を開放に設定しても仮りに
給電線路の電気長が1/4波長となるならば、アンテナ
給電点では短絡されたことになり、選択されないアンテ
ナに対し多くの高周波電流が流れ、アンテナ切替により
指向性の変化や入力インピーダンスの変化が生じてしま
う。
【0072】ここで、前記第1の給電線路242a,第
2の給電線路242bの電気長をアンテナ給電点でイン
ピーダンスが開放となる長さに設定することにより、前
述の問題点を解決することが可能となる。
【0073】図25は本発明の他の実施例であり、未使
用のアンテナを負荷インピーダンス254a,254b
で終端する構成となっている。この負荷インピーダンス
の値と第1のアンテナ251a、第2のアンテナ251
bと第1のスイッチ253a,第2のスイッチ253b
間の第1の給電線路252a、第2の給電線路252b
の電気長を変化させることにより、アンテナの指向性、
入力インピーダンスのコントロールを行うことが可能と
なる。
【0074】負荷インピーダンスを電気信号でコントロ
ールすることにより、ダイナミックに指向性入力インピ
ーダンスを変化させることが出来、高いダイバーシチ利
得を得ることが可能となる。
【0075】なお、上述した実施例においては、2組の
アンテナを例に説明したが、任意の組数のアンテナに対
して適用できるのはいうまでもないことである。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、アンテナ切替ダイバーシチにおいて切替雑音を防ぎ
、高いダイバーシチ効果を得ることにより安定した無線
通信の行えるダイバーシチアンテナ装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である。
【図2】2つのアンテナをもつ無線装置である。
【図3】本発明の他の実施例である。
【図4】ダイバーシチアンテナの構成である。
【図5】本発明の他の実施例である。
【図6】切替シーケンスである。
【図7】本発明の他の実施例である。
【図8】本発明の他の実施例である。
【図9】本発明の他の実施例である。
【図10】TDDのスロット構成である。
【図11】切替シーケンスである。
【図12】切替シーケンスである。
【図13】本発明の他の実施例である。
【図14】FDDのスロット構成である。
【図15】切替シーケンスである。
【図16】ダイバーシチ利得である。
【図17】切替おくれを考えたダイバーシチ利得である
【図18】本発明の他の実施例である。
【図19】本発明の他の実施例である。
【図20】本発明の他の実施例である。
【図21】半波長ダイポールアンテナの相関係数である
【図22】人体頭部モデル近傍のアンテナの放射効率で
ある。
【図23】本発明の他の実施例である。
【図24】本発明の他の実施例である。
【図25】本発明の他の実施例である。
【符号の説明】
11a  第1のアンテナ 11b  第2のアンテナ 13  アンテナ切替器 15  送信機 16  受信機 17  制御部 19  切替コントローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のアンテナと、この複数のアンテ
    ナから択一的に選択される任意のアンテナに接続を切替
    えるアンテナ切替手段と、このアンテナ切替手段で選択
    されるアンテナと接続され、送信機と受信機の少なくと
    もいずれかを有する通信手段と、この通信手段の通信状
    態に応じて前記アンテナ切替手段を制御して所定のアン
    テナを択一的に選択する制御手段とを有することを特徴
    とするダイバーシチアンテナ装置。
  2. 【請求項2】  前記制御手段は、送信機が動作停止中
    でかつ所望とする受信信号がアンテナ端子に存在しない
    時刻にアンテナの接続の切替を行うことを特徴とする請
    求項1記載のダイバーシチアンテナ装置。
  3. 【請求項3】  前記アンテナ切替手段は各アンテナか
    らの入力にかかる損失を予め設定された減衰及び立ち上
    げ曲線に従って変化させると共に、前記制御手段は所望
    とする受信信号がアンテナ端子に存在する間にアンテナ
    の接続の切替を行うことを特徴とする請求項1記載のダ
    イバーシチアンテナ装置。
  4. 【請求項4】  前記制御手段は、受信機のIFフィル
    タの帯域幅とアンテナの切替時間との積が3以上となる
    条件でアンテナの接続の切替を行うことを特徴とする請
    求項1記載のダイバーシチアンテナ装置。
  5. 【請求項5】  前記制御手段は、時分割多重通信を行
    うためのガードタイムを当該受信機におけるアンテナの
    切替時に発生する切替雑音の存在時間以上とすることを
    特徴とする請求項1記載のダイバーシチアンテナ装置。
  6. 【請求項6】  前記制御手段は、TDDにおける送信
    時に使用するアンテナとして、直前の受信スロットでの
    受信レベルが予め設定される所定の受信値以上であると
    きには直前の受信スロットで使用した受信アンテナを送
    信アンテナとして用い、受信レベルが所定の受信値以下
    でるときには直前の受信スロットで使用しなかったアン
    テナを送信アンテナとして順次選択することを特徴とす
    る請求項1記載のダイバーシチアンテナ装置。
  7. 【請求項7】  前記制御手段は、時分割多元接続方式
    におけるアンテナ切替直後のデータの誤り率とスロット
    全体にわたる平均誤り率とを比較し、アンテナ切替直後
    の誤り率が高いときにはアンテナの切替を禁止すること
    を特徴とする請求項1記載のダイバーシチアンテナ装置
  8. 【請求項8】  無線機筐体の一側面にスピーカを設け
    、他側面に複数のアンテナをスピーカ面に平行な方向に
    0.15波長だけ離して設置し、該複数のアンテナを絶
    縁性のスペーサで結合すると共に該アンテナと当該スペ
    ーサを同一のゴム性のカバーで覆ったことを特徴とする
    請求項1記載のダイバーシチアンテナ装置。
  9. 【請求項9】  複数のアンテナの内、送受信に使用し
    ないアンテナに接続される伝送線路の長さをアンテナの
    給電点から見たインピーダンスが開放となるように設定
    したことを特徴とする請求項1記載のダイバーシチアン
    テナ装置。
  10. 【請求項10】  前記制御手段は、複数のアンテナの
    内、送受信に使用しないアンテナの有効長を所定のイン
    ピーダンスで終端させることを特徴とする請求項1記載
    のダイバーシチアンテナ装置。
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