JP2009164925A - 通信システム並びに通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】PDA、携帯電話などのモバイル機器もPLCによるネットワークに直接加わることを可能にする。
【解決手段】モバイル機器は、電力線通信用のモデムと電磁結合用のコイルを備え、結合装置側のコイルとの電磁結合による近接通信によって電力線通信の仲間に加わる。また、モバイル機器は、巻線方向(すなわち指向方向)が互いに異なる複数の結合用コイルを装備し、結合装置に近接させて通信を行なうときには、結合装置側のコイルと最も電磁結合度が高くなり最も通信速度が速いいずれかのコイルを選択的に使用して、通信品質の劣化を防止する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、一般コンセントに接続して電力線通信を行なう通信システム並びに通信装置に係り、特に、PDAや携帯電話のような商用AC電源を利用しないで動作するモバイル系機器が電力線通信を行なう通信システム並びに通信装置に関する。
近年、家庭などの建物内で簡易にLAN(Local Area Network)を構築する手段として、電力線を介して電力の供給を受ける通信機能を有する機器が通信信号を電力線に重畳して、他の同様な機能を有する機器との間で電力線を介して通信を行なう電力線通信(PLC:Power Line Communication)が実用化されている。
簡易にLANを構築する手段としては無線LANも普及しているが、電波関連の法規制や他のシステムとの干渉回避などのため送信出力が抑制されており、壁越えが不得手で部屋間通信を行なうことができない、といった問題がある。これに対し、電力線通信によれば、既存の電力線を利用することにより、ACコンセントが配設された部屋間であれば機器間で通信を行なうことができ、相手の機器がどの場所にいるかに制限されない。電力線通信によれば、Ethernet(登録商標)を建物内に張り巡らすことなしにLANを構築することができ、しかも100Mbps以上の高速通信を実現することができる。
図12には、従来のPLCを用いた家庭内ネットワーク・システムを示している。同図中の参照番号100は家庭内の電力線であり、参照番号101、106は家庭内コンセントであり、参照番号102、107はACプラグであり、参照番号103、108はPLCモデム(但し、PLCモデム103がマスタとする)、参照番号109はパーソナル・コンピュータ(PC)などのホスト、参照番号104は光回線終端装置、参照番号105はインターネットである。参照番号104はADSLモデムであってもよい。
PLCモデム103とPLCモデム108は、電力線100を経由して相互に通信を行ない、これによって、PC109は光回線終端装置104を経由してインターネット105に接続することが可能となる。
電力線を利用した通信システムによれば、利用者がどこに移動しても、同じような性能の計算機の能力を利用できる「ユビキタス(Ubiquitous)環境が実現する。例えば、家庭内などにおいて、各種の家電製品等の家庭内機器に電力線通信機能を持たせ、PCなどにより構成される親機からそれらの家庭内機器を監視、制御するとともに、外部から公衆通信網を介して前述の親機にアクセスし、外部から家庭内機器を監視、制御するシステムについて提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。
PLCでは伝送路が電力線であることから、ネットワーク構成は既存の配線ではバス型となり、PLCにより電力線に接続される家庭内のすべての通信機器は、帯域を時分割で共有することになる。図12に示したシステム構成例ではPLCモデムは2台であるが、複数設置して相互に通信することが可能である。
図12からも分かるように、従来の電力線通信システムは、基本的には、デスクトップPCなどの商用AC電源を主要な駆動電源とし、ACコンセントに差し込むことができるACプラグを備えた機器が利用するものである。言い換えれば、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話などのモバイル系の機器が、商用AC電源を利用しないバッテリ駆動の状態では電力線通信を行なうことができない。このような場合、無線LAN機能を搭載したモバイル系機器がアクセスポイント経由でPLCに接続する、あるいは、PLCモデムやACアダプタを経由してモバイル系機器をACコンセントに接続するなどの必要があり、利便性に欠ける。
特開2005−143026号公報
本発明の目的は、一般コンセントに接続して電力線通信を好適に行なうことができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、PDAや携帯電話のような商用AC電源を利用しないで動作するモバイル系機器が電力線通信を行なうことができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、PDAや携帯電話のような商用AC電源を利用しないで動作するモバイル系機器が電力線通信を行なう際に、通信性能の低下を最小限に抑え、且つ、モバイル機器の配置の自由度を向上させることが可能となる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、
商用AC電源を供給する一般の電力線を介して相互接続された1以上の電力線通信装置と、
電力線通信用のモデムと、指向方向が異なる複数の第1のコイルを備えた通信端末と、
電力線に接続され、電力線の交流成分を減衰させるフィルタと、前記フィルタの後段に設けられた第2のコイルを備えた結合装置と、
を具備し、
前記通信端末は、前記結合装置の前記結合面に接近させたときに前記第1及び第2のコイル間に発生する電磁結合作用による近接通信を通じて、一般の電力線を介して接続されたいずれかの電力線通信装置と相互通信を行なう、ことを特徴とする通信システムである。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
家庭などの建物内で簡易にLANを構築する手段として、電力線通信技術が実用化されており、ACコンセントが配設された部屋間であれば機器間で通信を行なうことができ、しかも100Mbps以上の高速通信を実現することができる。
しかしながら、従来の電力線通信システムは、基本的には、デスクトップPCなどの商用AC電源を主要な駆動電源とし、ACコンセントに差し込むことができるACプラグを備えた機器が利用するものであるため、PDAや携帯電話などの商用AC電源を利用しないモバイル系の機器にとって利便性に欠ける。
これに対し、本発明に係る通信システムでは、電力線の交流成分を減衰させるフィルタとこのフィルタの後段にモバイル機器側のコイルと電磁結合を行なうためのコイルを備えた結合装置を電力線に接続している。モバイル機器は、電力線通信用のモデムと、外部と電力線通信信号を電磁結合により信号を授受するためのコイルを備えている。そして、結合装置側のコイルとの電磁結合による近接通信を介在させることによって、モバイル機器の設置場所に自由度が増し、容易に電力線通信の仲間に加わることができる。
ここで、コイルが持つ指向性のため、設置場所の自由度に制限があるという問題がある。すなわち、結合装置のコイル中央付近ではコイル断面に対しほぼ垂直方向の磁界となるが、コイル線の付近ではいわゆる右ねじの法則に従って流れる電流方向に依存した磁界となる。このため、モバイル機器を結合装置のどの位置に配置するかによって、モバイル機器側のコイルとの電磁結合度が異なり通信品質の劣化を招来する。
そこで、本発明では、巻線方向(すなわち指向方向)が互いに異なる複数の結合用コイルをモバイル機器に装備し、結合装置に近接させて通信を行なうときには、結合装置側のコイルと最も電磁結合度が高くなり最も通信速度が速いいずれかのコイルを選択的に使用することによって、モバイル機器の設置場所に拘らず通信品質の劣化を防止するようにしている。
具体的には、モバイル機器は、結合装置の介在により一般の電力線を介して接続されたいずれかの電力線通信装置と通信を開始する際において、前記複数の第1のコイルを切り替えながら、各コイルで信号を受信するときの受信速度を求め、各コイルに対する受信速度を比較して最も速いコイルを選択する。
あるいは、モバイル機器は、一般の電力線を介して接続されたいずれかの電力線通信装置と通信を開始する際において、前記複数の第1のコイルを切り替えながら、各コイルで信号を受信するときの受信速度を求めるスキャン動作を行ない、各コイルに対する受信速度を比較して最も速く且つ所定の速度を上回るコイルを選択するが、その後、通信の最中において、該選択されたコイルによる受信速度が前記所定の速度以下となったときには、前記スキャン動作を再度行なって、受信速度が最も速く且つ所定の速度を上回るコイルを選択するようにしてもよい。これによって、通信期間全体にわたって通信品質を一定以上に保つことができる。
また、送信途中や受信途中でコイルの切り換えが生じると通信が途絶してしまうことから、モバイル機器は、送信から受信に切り換わるインターバルのタイミングでコイルを切り換えるようにすればよい。
なお、モバイル機器は、第1のコイルの受信信号のベースバンド処理において得られる、AGC(Auto Gain Control:自動利得制御)のための受信信号強度、BER(ビット誤り率)、又は受信品質のうち少なくとも1つに基づいて、各々のコイルで信号を受信したときの受信速度を特定することができる。例えばOFDM変調方式などが採用される通信システムでは、情報信号の間に挿入されるパイロット信号を用いて受信速度の測定を行なうことができる。
本発明によれば、一般コンセントに接続して電力線通信を好適に行なうことができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することができる。
本発明によれば、PDA、携帯電話などのモバイル機器もPLCによるネットワークに直接加わることが可能となる。また、これらのモバイル系の機器は、無線LANが届かない場所でもPLCにより通信が可能となる。
本発明に係る通信システムでは、モバイル機器は、電力線通信用のモデムと電磁結合用のコイルを備え、結合装置側のコイルとの電磁結合による近接通信によって電力線通信の仲間に加わることができる。
コイルが持つ指向性のために、モバイル機器の設置場所に制約があるが、本発明では、モバイル機器は、巻線方向(すなわち指向方向)が互いに異なる複数の結合用コイルを装備しており、結合装置に近接させて通信を行なうときには、結合装置側のコイルと最も電磁結合度が高くなり最も通信速度が速いいずれかのコイルを選択的に使用することによって、通信品質の劣化を防止することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
図1には、家庭内ネットワーク・システムの構成を模式的に示している。
家庭内に電力線100が敷設され、パーソナル・コンピュータ109に接続されたPLCモデム108の電源ケーブル先端のACプラグ107が家庭内コンセント106に差し込まれることによってパーソナル・コンピュータ109が家庭内のPLCネットワークに参加している点、並びに、インターネットなどの外部ネットワーク105に接続するための光回線終端装置(若しくはADSLモデムなど)104に接続されたPLCモデム103の電源ケーブル先端のACプラグ102が家庭内コンセント101に差し込まれることによって家庭内のPLCネットワークがインターネット105に相互接続されている点は、図12に示したシステムと同様である。
図1に示すシステムが図12に示した従来のシステムと相違する主な点として、PDA205が通信機器としてPLCネットワークに加わったことを挙げることができる。
PDA205は、商用AC電源で動作する機器ではないので、ACコンセントにACプラグを差し込むという形態でPLCネットワークに参加することはできない。このため、PDA205は、電力線通信用モデムと、電磁結合により信号を授受するためのコイルを内蔵し(後述)、電磁結合シート202との電磁結合を介在してPLCネットワークに参加するようになっている。電磁結合シート202は、電力線の交流成分を減衰させるフィルタとこのフィルタの後段に接続された電磁結合用のコイルを備えており(後述)、PDA205内のコイルが近接してきたときにはコイル同士の電磁結合作用が発生して、PDA205はPLC信号の授受が可能となる。電力線通信で使用される帯域は例えば2〜30MHzであるので、この周波数帯をカバーする広帯域の電磁結合が必要である。
PDA205は、電磁結合シート202に置いて使用する。電磁結合シート202上に置かれるモバイル機器は1台に限定されず、電磁結合シート202の大きさに応じて複数のモバイル機器を置き、それぞれが他のPLCモデムと通信が行なうことができる。また、図2に示すように、電磁結合シート202を介して複数のモバイル機器同士の通信も可能となる。
電磁結合シート202は、ACラインからAC成分(50Hz〜60Hz)をカット(若しくは減衰させる)するハイパス・フィルタ(HPF)203と、モバイル機器側のコイルとの間で電磁誘導を行なうためのコイル204で構成される。
したがって、モバイル機器であるPDA205は、電磁結合シート202、電力線100、PLCモデム103、PLCモデム108を経由してPLC信号による通信が可能となり、さらには光回線終端装置104を介してインターネット105に接続したり、PLCネットワークに参加しているパーソナル・コンピュータ109と通信したりすることができる。
なお、上記の説明では、モバイル機器と電磁結合シート間の磁界による結合としているが、電界も少なからず作用していると考えられるので、本発明の要旨は必ずしも電磁結合に限定されるものではない。
図3には、電磁結合シート202の内部構成を示している。参照番号203はハイパス・フィルタ、参照番号204はコイルである。ハイパス・フィルタ203は、トランス300と2つのコンデンサ301、302で構成され、入出力が平衡型のハイパス・フィルタを形成する。コンデンサ301、302の先は電力線100に接続される。
PLCの変調方式としては、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)方式がよく用いられる。OFDM変調方式では、各サブキャリアがシンボル区間内で相互に直交するように各キャリアの周波数が設定されている。サブキャリアが互いに「直交」するとは、任意のサブキャリアのスペクトラムのピーク点が常に他のサブキャリアのスペクトラムのゼロ点と一致し、隣り合うサブキャリアの帯域が重なり合うほど近接させてもクロストークがないことを意味する。したがって、送信データを周波数が直交する複数のキャリアに分配して伝送するので、各キャリアの帯域が狭帯域となり、周波数利用効率が非常に高い。
同図中の参照番号303は、電力線100側から送られてくるPLC信号の波形である。AC信号にOFDM信号が重畳されていることを理解されたい。この信号がハイパス・フィルタ203を通過すると、50〜60Hzの交流成分が除去されて、参照番号304に示すような単体のOFDM信号となる。また、電磁結合シート202からのOFDM信号(すなわちPDA20からの送信信号)は、この逆の経路で、ハイパス・フィルタ203を通過してAC信号に重畳されて、相手側のPLCモデムに伝達される。
図4には、PLCモデム400の内部構成を示している。図1中のPLCモデム103並びにPLCモデム108がこれに相当する。参照番号401はACプラグ、参照番号402はAC電源からDC電源に整流変換する電源部、参照番号403はハイパス・フィルタ、参照番号404は送信波と受信波を結合する結合部、参照番号405は受信部、参照番号406は送信部、参照番号407はOFDMの変復調処理と通信制御を行なうベースバンド処理部である。また、参照番号408はインターフェース部であり、例えばEthernet(登録商標)のインターフェース処理を行なう。
ACプラグ401で受信されたPLC信号は、ハイパス・フィルタ403で50Hz〜60HzのAC電源成分をカットされ、結合器404を経由して受信部405で増幅され、ベースバンド処理部407に渡される。ベースバンド処理部407では、AD変換後、OFDMの復調を行ない、デジタル・データに変換される。
また、Ethernet(登録商標)側からのデータは、インターフェース部408を経由して、ベースバンド処理部407に入り、ここでOFDM変調を行ない、DA変換後、PLC信号となり、送信部406に渡される。送信部406で増幅されたPLC信号は結合器404、ハイパス・フィルタ403を経由してAC電源信号に重畳されてACプラグ401より電力線100に送出される。
ベースバンド処理部407では、フレーミング、デフレーミング、誤り検出、再送などのMAC(Machine Access Control)の処理も行なう。
また、PLCモデム400では、マスタとスレーブの関係が必要であり、参照番号410で示される切替部でユーザがマスタ/スレーブの切り替えを手動で行なえるようにしている。マスタ局となるPLCモデムは、間欠的にビーコン信号の送信を行なう。これに対し、スレーブ局となるPLCモデムは、ビーコン信号を見て通信の可否や各種情報を入手することができる。但し、マスタ局はQoS(Quality of Service)が必要になるような場合に有益であり、自律分散的に複数のPLCモデム同士が相互接続をする場合にはマスタとスレーブの関係は特に意味を持たない。
図5には、PDA205の内部構成を示している。同図中、参照番号500がPLCモデム部に相当する。PLCモデム部500は、内蔵モジュールの形態でも良いし、コンパクト・フラッシュのようなカード・タイプでも構わない。
参照番号206は、電磁結合シート202側のコイル204と電磁結合を行なうコイルである。501は端末部(PDAの本体)である。PDA本体の構成自体は本発明の要旨に直接関連しないので、ここでは説明を省略する。PLCモデム部500と端末部501とのインターフェースは、内蔵の場合はバス接続、外付けカードの場合はコンパクト・フラッシュ・インターフェースが用いられる。また、参照番号502はバッテリ部、参照番号503はLED(Light−Emitting Diode)などによる通信状態の表示部である。
コイル206で受信されたPLC信号は、結合器404を経由して受信部405で増幅され、ベースバンド処理部407に渡される。ベースバンド処理部407では、AD変換後、OFDMの復調を行ない、デジタル・データに変換される。
一方、端末部501からのデータはインターフェース部408を経由して、ベースバンド処理部407に入り、ここでOFDM変調を行ない、DA変換後、PLC信号となり、送信部406に渡される。送信部406で増幅されたPLC信号は、結合器404を経由してコイル206より電磁波として電磁結合シート202のコイル204に送られる。
ベースバンド処理部407では、フレーミング、デフレーミング、誤り検出、再送などのMACの処理も行なう。通信状態表示部503では、受信レベル、成功した受信パケット数などにより通信状態を色や点滅頻度などで表現してユーザに知らせる。
図6には、PLCの通信手順を示している。図示の通信手順はPLCの間でマスタとスレーブの関係が設定されており、PLC1はマスタ、PLC2はスレーブ、PLC3もスレーブでPDA205と置き換える。
PLC1は、間欠的にビーコン信号600を送信する。図中では省略しているが、以降の通信中でもビーコン信号を送信し続ける。
PLC2は、ビーコン信号を受信すると、エントリ信号601をPLC1に送信し、PLC1からの許可信号602を受信する。PLC3も、参照番号603、604で示すように、スレーブとしてPLC2と同様のシーケンスを実行する。
これらが終了すると、通信はコネクションレスで、いつでも行なうことが可能となる。すなわち、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance:衝突検出多重接続/衝突回避)605により、PLC1、PLC2、PLC3は相互に通信が可能となる。
但し、スレーブであるPLC2及びPLC3は、マスタであるPLC1のビーコン信号を常に受信しなくてはならない。
なお、図6に示した通信手順では、ベストエフォートのデータであるが、ストリーミングなどのQoSが必要なアプリケーションでは、マスタのPLC1の集中制御によりデータ通信区間が制御される。
PLCを利用した通信規格として、例えば、Wavelet−OFDM方式を採用するHD−PLC(High Definition Power Line COmmunication)が知られているが、本発明の要旨は特定の通信方式に限定されるものではない。
上述したように、図1に示した通信システムによれば、図3に示したような結合装置を電力線に接続することによって、PDA205の設置場所には自由度が生まれる。しかしながら、コイルが持つ指向性のため、設置場所の自由度に制限があるという問題がある。
コイルには指向性があり、磁界の方向がコイル内部を通過する場合に最も高い電磁誘導起電力が発生する。図7には、電磁結合シート202から発生する磁界の方向を表わしている。PDA205などの電力線通信機器からの信号は、電磁結合シート202の内部に配置されたコイル204に流れ、その電流で磁界が発生する。例えば、電磁結合シート202(コイル204)の中央では当該シート202に対して垂直方向320の磁界になり、コイル線の上では流れる電流方向に依存していわゆる「右ねじの法則」330に従う。このため、PDA205を電磁界結合シート202のどの位置に配置するかにより、PDA205側のコイルとの電磁結合度が異なり通信品質の劣化を招来する。
そこで、本実施形態では、PDA205は、巻線方向(すなわち指向方向)が互いに異なる複数の結合用コイルを装備し、電磁結合シート202に近接させて通信を行なうときには、電磁結合シート202側のコイルと最も電磁結合度が高くなり最も通信速度が速いいずれかのコイルを選択的に使用するようにしている。これによって、電力線通信を行なう際に、通信性能の低下を最小限に抑え、且つ、電磁結合シート202に対するPDA205の配置の自由度を向上させることが可能となる。
モバイル機器が装備する結合用コイルの個数と各コイルの配置に関し、大量のコイルをそれぞれ異なる方向に配置しても、通信性能低下の防止と、配置の自由度向上という効果を得ることができる。但し、図8に示すように、互いの巻線方向(すなわち指向方向)が直交するように、最低限3個の結合用コイル700、710、720をXYZ各軸に沿って配置することで、基本的には、あらゆる方向の磁界に対応することが可能であり、効率良く所望の効果が得られる。
図9には、巻線方向(すなわち指向方向)が異なるように配置された3つのコイル206A、206B、206Cを備えたPDA205の内部構成を模式的に示している。但し、図5に示したPDA205と同一の構成要素については同一の参照番号を付してあり、これらについては説明を省略する。
図9に示したPDA205のPLCモデム部は、コイル切り替えブロック500Aと、PLCのモデム・ブロック500Bから構成される。
コイル206A、206B、206Cは、図7に示したようにそれぞれ、X軸、Y軸、並びにZ軸にそれぞれ配置されており、送受信時にはいずれかのコイル206A、206B、206Cを経由して通信が行なわれる。電力線通信機器からの信号は電磁結合シート202内のコイル204とコイル206A、206B、206Cの間に生じる電磁誘導で受信され、後段のコイル・セレクタ504へ送られる。
3つのコイル206A、206B、206Cの受信信号はコイル・セレクタ504でコイル切換え信号に従い選択され、PLCモデム・ブロック500B内の結合部404へ導かれる。この結合部404は、受信時には受信部405側に、送信時には送信部406側に、コイル切り替えブロック500Aを接続する。
結合部404を経て受信部405へ送られた受信信号は、ここで帯域外の不要な成分が除去され適正な信号レベルに増幅され、後段のベースバンド処理部407へ出力される。ベースバンド処理部407では、受信信号をOFDM復調し、受信データとして後段のインターフェース部408を経て端末部501に送られ、データの種類に応じて処理される。
一方、送信時には、送信データが端末部501からインターフェース部408を経由してベースバンド処理部407へ送られ、OFDM変調される。その後、送信部406で信号が増幅され、結合部404を経て、コイル切換え信号でコントロールされるコイル・セレクタ504経由でコイル206A、206B、206Cのうちいずれかのコイルから送信される。
コイル206A、206B、206Cの切換えに関し、まず、PDA205が電磁結合シート202上に置かれ、マスタ側である電力線通信機器からのビーコン信号を受信したタイミングから通信が開始され、初期値としてコイル206Aがコイル・セレクタ504で選択されている。受信した信号は、ベースバンド処理部407でOFDM復調されると同時に受信速度が求められ、受信速度データとして速度情報処理部505へ送られる。また、ベースバンド処理部407は、送信と受信の切換タイミングの信号である送受信切換信号も速度情報処理部505へ向け出力する。
ここで、ベースバンド処理部407では、AGC(Auto Gain Control:自動利得制御)のための受信信号強度、BER(ビット誤り率)、又は受信品質のうち少なくとも1つに基づいて、各々のコイル206A、206B、206Cで信号を受信したときの受信速度を特定することができる。本実施形態のようにOFDM変調方式などが採用される通信システムでは、情報信号の間に挿入されるパイロット信号を用いて受信速度の測定を行なうことができる。
速度情報処理部505は、パケット単位で入力される受信速度データを記憶する機能と、コイル・セレクタ504をコントロールして3つのコイル206A、206B、206Cを選択する機能と、受信速度の比較を行なう機能を備えている。
図10には、速度情報処理部505の内部構成を模式的に示している。図示の速度情報処理部505は、記憶部505Aと情報処理部505Bで構成されている。
通信開始時には、各コイル206A、206B、206Cの受信速度データを得るためのスキャン動作を行なう。初期値としてコイル206Aがコイル・セレクタ504で選択されている。入力されたパケット単位の受信速度データがベースバンド処理部407から送られてくると、選択されているコイル206Aの情報とともに、記憶部505Aに一旦記憶される。情報処理部505Bは、次の受信パケットに合わせてコイル切換え信号でコイル206Bを選択し、ベースバンド処理部407から送られてきた受信速度データを記憶部505Aに記憶する。順次、同様にコイル206Cを選択し、その受信速度データを記憶部505Aへ記憶する。
そして、情報処理部505Bは、各コイル206A、206B、206Cに対する受信速度データの大小を比較し、その中から最も速いコイルを選定し、且つ、ある所定の速度を上回る場合か判定を行ない、満たしている場合には選定したいずれかのコイルにコイル切換え信号で選択する。
最速として選択されているコイルであっても、ある所定の速度以下となったときには、上述と同様のスキャン動作並びにコイル切り換えに関する一連の手順を繰り返し実行するようにする。
コイル・セレクタ504での切換えタイミングに関し、送信途中又は受信途中などの切換えを防止するため、送受信切換信号によって送信から受信のインターバルのタイミングでコイルを切換えるようにしている。
また、その後の通信期間中においても、ベースバンド処理部407からパケット単位の受信速度データが速度情報処理部505へ送られ続け、情報処理部505Bは受信速度の監視を行ない、ある所定の速度以上か以下かを判定する。そして、ある所定の速度以下となったときには、通信開始時と同様のスキャン動作並びにコイル切り換えに関する一連の手順を繰り返し実行するようにする。これによって、通信期間全体にわたって通信品質を一定以上に保つことができる。
図11には、モバイル機器においてコイル切り換えを行なうための処理手順をフローチャートの形式で示している。但し、同図では、一般的な手順を説明するために、モバイル機器がn個のコイルを備えているものとしている(nは2以上の整数)。この処理手順は、例えば、モバイル機器205が電磁結合シート202上に設置され、受信可能な状態になったタイミングで起動する。
まず、速度情報処理部505は、n個のコイル206−1、…、206−nのうち、任意の1つのコイルを選択して、コイル・セレクタ504にコイル切り換え信号を出力する(ステップS1)。
そして、ステップS1で選択したコイルで信号の受信処理が行なわれ、ベースバンド処理部407はその際に得られた受信速度データを速度情報処理部505に出力し、速度情報処理部505内では、選択されたコイルの情報とともに受信速度データを記憶部505Aに記憶する(ステップS2)。
未選択のコイルがあるときには(ステップS3のYes)、未選択コイルのうち任意の1つのコイルを選択してから(ステップS7)、ステップS2に戻り、同様に受信速度データの取得を行なう。
また、すべてのコイルについて受信速度データの記憶が終了すると(ステップS3のNo)、情報処理部505Bは、記憶部505Aに記憶されている各コイルの受信速度データの中から最速となるコイルを選択する(ステップS4)。
続いて、情報処理部505Bは、最速として選択したコイルの受信速度があらかじめ定めた閾値以上か否かを判別する(ステップS5)。
ここで、最速として選択されているコイルであっても、その受信速度が閾値以下であれば(ステップS5のNo)、ステップS1に戻って、上述と同様のスキャン動作並びにコイル切り換えに関する一連の手順を繰り返し実行する。
一方、最速として選択されているコイルの受信速度が閾値以上であれば(ステップS5のYes)、情報処理部505Bは、コイル・セレクタ504に対しコイル切り換え信号を出力し、コイル切り換えを行なってから通信動作を行なう。
その後の通信期間中においても、ベースバンド処理部407からパケット単位の受信速度データが速度情報処理部505へ送られ続け、情報処理部505Bは受信速度の監視を行なう(ステップS6)。そして、選択中のコイルによる受信速度が閾値以下となったときには(ステップS5のNo)、ステップS1に戻って、通信開始時と同様のスキャン動作並びにコイル切り換えに関する一連の手順を繰り返し実行する。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、モバイル機器と電磁結合シート間の磁界による結合として実施形態について説明してきたが、電界も少なからず作用していると考えられるので、本発明の要旨は必ずしも電磁結合に限定されるものではない。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る家庭内ネットワーク・システムの構成を模式的に示した図である。 図2は、電力線通信路を介在させないで電磁結合シート202上でモバイル機器間の相互通信を行なう様子を示した図である。 図3は、電磁結合シート202の内部構成を模式的に示した図である。 図4は、PLCモデム400の内部構成を模式的に示した図である。 図5は、PDA205の内部構成を模式的に示した図である。 図6は、PLCの通信手順を示した図である。 図7は、電磁結合シート202から発生する磁界の方向を表わした図である。 図8は、結合用コイル700、710、720をXYZ各軸に沿って配置した様子を示した図である。 図9は、巻線方向(すなわち指向方向)が異なるように配置された3つのコイル206A、206B、206Cを備えたPDA205の内部構成を模式的に示した図である。 図10は、速度情報処理部505の内部構成を模式的に示した図である。 図11は、モバイル機器においてコイル切り換えを行なうための処理手順をフローチャートである。 図12は、従来のPLCを用いた家庭内ネットワーク・システムを示した図である。
符号の説明
100…電力線
101、106、200…家庭内コンセント
102、107、201…ACプラグ
103、108…PLCモデム
104…光回線終端装置(若しくはADSLモデム)
105…インターネット
109…パーソナル・コンピュータ
202…電磁結合シート
203…ハイパス・フィルタ
204…コイル
205…PDA
206…コイル
207…電源ケーブル
300…トランス
301、302…コンデンサ
307…2芯ケーブル
400…PLCモデム
401…ACプラグ
402…電源部
403…ハイパス・フィルタ
404…結合部
405…受信部
406…送信部
407…ベースバンド処理部
408…インターフェース部
410…切替部
500…PLCモデム部
501…端末部
502…バッテリ部
503…表示部
504…コイル・セレクタ
505…速度情報処理部

Claims (16)

  1. 商用AC電源を供給する一般の電力線を介して相互接続された1以上の電力線通信装置と、
    電力線通信用のモデムと、指向方向が異なる複数の第1のコイルを備えた通信端末と、
    電力線に接続され、電力線の交流成分を減衰させるフィルタと、前記フィルタの後段に設けられた第2のコイルを備えた結合装置と、
    を具備し、
    前記通信端末は、前記結合装置の前記結合面に接近させたときに前記第1及び第2のコイル間に発生する電磁結合作用による近接通信を通じて、一般の電力線を介して接続されたいずれかの電力線通信装置と相互通信を行なう、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信端末は、直交するXYZ各軸方向に指向性を持つ3つの第1のコイルを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信端末は、前記結合装置に近接させて通信を行なうときには、前期複数の第1のコイルのうち前記結合装置側の前記第2のコイルと最も電磁結合度が高くなり最も通信速度が速いいずれかのコイルを選択的に使用する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記通信端末は、一般の電力線を介して接続されたいずれかの電力線通信装置と通信を開始する際において、前記複数の第1のコイルを切り替えながら、各コイルで信号を受信するときの受信速度を求め、各コイルに対する受信速度を比較して最も速いコイルを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記通信端末は、
    一般の電力線を介して接続されたいずれかの電力線通信装置と通信を開始する際において、前記複数の第1のコイルを切り替えながら、各コイルで信号を受信するときの受信速度を求めるスキャン動作を行ない、各コイルに対する受信速度を比較して最も速く且つ所定の速度を上回るコイルを選択し、
    通信の最中において、該選択されたコイルによる受信速度が前記所定の速度以下となったときには、前記スキャン動作を再度行なって、受信速度が最も速く且つ所定の速度を上回るコイルを選択するようにする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  6. 前記通信端末は、送信から受信に切り換わるインターバルのタイミングでコイルを切り換える、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 前記通信端末は、前記第1のコイルの受信信号のベースバンド処理において得られる、AGC(Auto Gain Control:自動利得制御)のための受信信号強度、BER(ビット誤り率)、又は受信品質のうち少なくとも1つに基づいて受信速度を特定する、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の通信システム。
  8. 前記結合装置は、
    電力線に接続する手段と、
    電力線の交流成分を減衰させるフィルタと、
    前記フィルタの後段に設けられたコイルと、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  9. 前記フィルタは、50Hz〜60Hzの交流成分をカットするハイパス・フィルタである、
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記フィルタは、一端が前記コイルに接続されるとともに他端が1対のコンデンサを介して電力線を接続するトランスからなるハイパス・フィルタである、
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  11. 電力線通信用のモデムと、
    指向方向が異なる複数のコイルと、
    前記複数のコイルのうち、外部と電力線通信信号を電磁結合により信号を授受するためのコイルを切り替えるコイル切り替え手段と、
    を備え、請求項1に記載の通信システムにおいて通信端末として電力線通信に参加する、
    ことを特徴とする通信装置。
  12. 前記コイル切り替え手段は、外部と電力線通信信号を電磁結合により信号を授受する際に、最も通信速度が速いいずれかのコイルを選択的に使用する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記コイル切り替え手段は、一般の電力線を介して接続されたいずれかの電力線通信装置と通信を開始する際において、前記複数のコイルを切り替えながら、各コイルで信号を受信するときの受信速度を求め、各コイルに対する受信速度を比較して最も速いコイルを選択する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  14. 前記コイル切り替え手段は、
    一般の電力線を介して接続されたいずれかの電力線通信装置と通信を開始する際において、前記複数の第1のコイルを切り替えながら、各コイルで信号を受信するときの受信速度を求めるスキャン動作を行ない、各コイルに対する受信速度を比較して最も速く且つ所定の速度を上回るコイルを選択し、
    通信の最中において、該選択されたコイルによる受信速度が前記所定の速度以下となったときには、前記スキャン動作を再度行なって、受信速度が最も速く且つ所定の速度を上回るコイルを選択するようにする、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  15. 前記コイル切り替え手段は、送信から受信に切り換わるインターバルのタイミングでコイルを切り換える、
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の通信装置。
  16. 前記コイル切り替え手段は、前記複数のコイルの受信信号のベースバンド処理においてそれぞれ得られる、AGC(Auto Gain Control:自動利得制御)のための受信信号強度、BER(ビット誤り率)、又は受信品質のうち少なくとも1つに基づいて、各コイルを用いたときの受信速度を特定する、
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の通信装置。
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