JP2006295470A - 中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋内等で有線通信を行う際に、電力線と他の有線伝送路とを含む複数の有線伝送路のうちの適切な有線伝送路を利用した通信を可能にする。
【解決手段】 ブリッジ装置100は、室内の電源コンセントに接続するための電源プラグ111及び電源コード110に接続され電力線からの通信信号の分離及び電力線への通信信号の重畳を行うカプラ102と、電話線コネクタ106及びアンテナ線コネクタ107による複数のコネクタのいずれを使用して通信信号を送受信するかを選択するセレクタ104と、セレクタ104による信号経路切替を制御する制御回路105とを備えている。これにより、カプラ102を介して電源コード110と電話線コネクタ106またはアンテナ線コネクタ107とが高周波的に接続され、電力線と他の有線伝送路である電話線またはテレビアンテナ線とを接続して有線通信を行うことが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力線通信を含む有線通信を行う通信システムにおいて、有線伝送路に接続して用いられる中継装置に関する。
近年の通信技術の進歩に伴い、屋内に敷設された電力線を有線伝送路に用いて複数の端末装置間でOFDM方式によってマルチキャリア通信を行う電力線通信(PLC:Power Line Communication)が注目されている。OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数多重分割変調)方式は、多重搬送波(マルチキャリア)を用いて情報を伝達する方式であり、複数の搬送波を周波数軸上で並列に伝送するものである。この際、FFT(Fast Fourier Transform)やDWT(Discrete Wavelet Transform)などの直交関数を用いることによって、複数の搬送波を一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることができ、狭い周波数の範囲を効率的に利用した広帯域伝送を実現可能としている。
屋内における電力線の配線は非常に複雑で、かつ建物毎に大きく異なっており、また、接続される電気機器も多岐にわたるため、ノイズの発生やインピーダンス変動を生じる為、他の有線伝送路と比較して、伝送路特性が劣化しやすいと言われている。図9に、電力線における伝送路減衰特性の例を示す。図において明らかなように、電力線を用いた有線伝送路では減衰量が大きく、また、遅延波や接続される電気機器の共振によるノッチが多数観測される。これらのことから、端末装置間で高速にデータを転送するために、電力線の使用可能な全周波数帯域を使用して通信を行おうとした場合、非常に厳しい状況にある。しかしながら、電力線コンセントは建物の各部屋に設置されているので、端末装置を接続するには非常に好都合である(例えば、特許文献1,2参照)。
これに対して、例えば、有線伝送路として電話線を用いる場合は、屋内のすべての部屋に電話線を配線している例は稀であり、新たに各部屋に電話線を敷設しようとすると経済的負担が大きくなる。また、電力線や電話線に比べて高速通信が可能な光ファイバを用いることも考えられるが、一般住宅への普及は緒についたばかりであり、屋内の各部屋への敷設は将来的な課題である。
また、テレビアンテナ線(同軸ケーブル)を有線伝送路として利用する通信方法がある。アンテナ線による有線伝送路は、配線方法によっては信号の大きな減衰量を招いたり、ノッチが観測されたりすることもあるが、通常、図10に示すように良好な伝送路特性を有しており、高速にデータを転送する場合に適している。しかしながら、アンテナコンセントは家屋の一部の部屋にのみ設置されているのが一般的であり、端末装置の接続に際して使い勝手が悪いという課題がある。
例えば、電力線とテレビアンテナ線とを有線伝送路として利用可能な場合、現状では、それぞれの有線伝送路においてモデム等の通信装置を用意する必要があり、また、異なる有線伝送路を介して通信を行うことはできないようになっている。
特開2002−077000号公報 特開2004−015455号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、屋内等で有線通信を行う際に、電力線と他の有線伝送路とを含む複数の有線伝送路のうちの適切な有線伝送路を利用した通信を可能にする中継装置を提供することを目的とする。
本発明の中継装置は、電力線を介してアナログ信号を中継する中継装置であって、前記電力線に接続される第1の電源コネクタと、前記電力線と異なる他の有線伝送路に接続される伝送路コネクタと、前記アナログ信号が双方向で伝送可能になるように、前記第1の電源コネクタと前記伝送路コネクタとを接続するカプラと、備えるものである。
上記構成により、屋内等で有線通信を行う際に、電力線と他の有線伝送路とを含む複数の有線伝送路のうちの適切な有線伝送路を利用した通信が可能となる。
また、本発明は、上記の中継装置であって、更に、前記電力線からの電力を出力する第2の電源コネクタを備え、前記カプラは、前記第1の電源コネクタと前記第2の電源コネクタとの間で伝送される前記アナログ信号が、双方向で伝送可能になるように、前記第1の電源コネクタと前記伝送路コネクタとを接続するものとする。
これにより、第1の電源コネクタと第2の電源コネクタとの間で伝送されるアナログ信号が、第1の電源コネクタと伝送路コネクタとの間で双方向に伝送可能となり、電力線と他の有線伝送路とを含む複数の有線伝送路のうちの適切な有線伝送路を利用した通信が可能となる。
また、本発明は、上記の中継装置であって、前記伝送路コネクタは、複数のコネクタを有し、更に、前記複数のコネクタの内、少なくとも一つのコネクタを選択するセレクタを備え、前記カプラは、前記第1の電源コネクタと前記セレクタにより選択されたコネクタとを接続するものとする。
これにより、屋内等で有線通信を行う際に、電力線と他の有線伝送路とを含む複数の有線伝送路のうちの適切な有線伝送路を選択的に用いて通信を行うことが可能になる。
また、本発明は、上記の中継装置であって、更に、前記電力線から前記他の有線伝送路に流入するノイズを除去するフィルタを備えるものとする。これにより、他の有線伝送路を用いて通信を行う場合に、電力線で発生したノイズがアナログ信号に影響を与えることを防止でき、より高速な通信が可能となる。
また、本発明は、上記の中継装置であって、前記複数のコネクタは、アンテナ線に接続自在なアンテナ線コネクタ、及び電話線に接続自在な電話線コネクタの少なくとも一つを含むものとする。これにより、電力線以外に、アンテナ線或いは電話線を有線伝送路として使用し、高速に通信を行うことが可能となる。
本発明によれば、屋内等で有線通信を行う際に、電力線と他の有線伝送路とを含む複数の有線伝送路のうちの適切な有線伝送路を利用した通信を可能にする中継装置を提供できる。
本実施形態では、複数の伝送路を介した有線通信を可能にする装置の一例として、屋内に配線された電力線、テレビアンテナ線、及び電話線を介して有線通信を可能にするブリッジ装置、及び電力線通信装置用の通信アダプタ、並びにこの通信アダプタの機能を有する電力線通信装置の構成例を説明する。なお、ブリッジ装置及び通信アダプタ装置は、電力線を介してアナログ信号を中継する、中継装置の一例である。
まず、ブリッジ装置の構成を示す。図1は、本発明の実施形態に係るブリッジ装置の概略構成を示す図である。
ブリッジ装置100は、室内の電源コンセントに接続するための電源プラグ111(第1の電源コネクタ)及び電源コード110に接続され、電力線からの通信信号の分離及び電力線への通信信号の重畳を行うカプラ102を備えている。この通信信号とは、デジタル変調されたアナログ信号をいう。アナログ信号の帯域は10kHz以上の高域であるが、後述する図9及び図10で減衰量が少ない2MHz以上の帯域が好ましい。また、ブリッジ装置100は、電力線と他の有線伝送路とを接続するために、電話線を接続する電話線コネクタ(RJ−11)106(伝送路コネクタ、コネクタ)と、テレビアンテナ線を接続するアンテナ線コネクタ(F端子)107(伝送路コネクタ、コネクタ)とを備えて構成される。さらに、ブリッジ装置100は、通信帯域外の電力線のノイズが他の有線伝送路である電話線やテレビアンテナ線に流入しないように遮断するバンドパスフィルタ(BPF)103と、複数のコネクタの内のどのコネクタを使用して通信信号を送受信するかを選択するセレクタ104と、セレクタ104による信号経路切替を制御する制御回路105とを備えている。なお、ブリッジ装置100は、筐体に直接電源プラグを設けて電源コードを省略したり、電話線コネクタやアンテナ線コネクタの代わりに電話コードやアンテナコードを筐体から延出させるような構成も可能である。また、ブリッジ装置100をコンセント内や壁の配管内などに設置することも可能である。なお、図1では、制御回路105などで使用する電源回路を省略している。この電源回路は、通常の電気機器と同様に電源ラインから電力を取得する。
カプラ102は、結合トランスを含んで構成され、電源コード110と電話線コネクタ106及びアンテナ線コネクタ107とを分離し、かつ、電源コード110と電話線コネクタ106及びアンテナ線コネクタ107との間で通信信号を伝送できるようにするものである。なお、カプラは、結合トランスで構成せずに、フォトカプラを用いて構成することも可能である。バンドパスフィルタ103は、電力線通信装置(後述)におけるアナログ回路部のフロントエンドに設けられる通信帯域通過用のフィルタと同様のものが用いられ、ノイズ成分を除去して通信性能を向上させるものである。セレクタ104は、制御回路105の制御に基づいて接続の切り替えを行い、カプラ102及びバンドパスフィルタ103を電話線コネクタ106またはアンテナ線コネクタ107に選択的に接続させるものである。なお、セレクタ104において、カプラ102を電話線コネクタ106及びアンテナ線コネクタ107の両方に接続してもよいし、電話線コネクタ106及びアンテナ線コネクタ107の双方とカプラ102との接続を切ることもできる。
このブリッジ装置100によって、カプラ102を介して電源コード110と電話線コネクタ106またはアンテナ線コネクタ107とが高周波的に接続され、電力線と他の有線伝送路である電話線またはテレビアンテナ線とを接続して有線通信を行うことが可能となる。この「高周波的に接続」とは、電源プラグと電話線コネクタとが、デジタル変調されたアナログ信号が双方向で伝送可能になるように接続されていること、をいう。以下の説明についても、同様である。なお、制御回路105及びセレクタ104による有線伝送路の選択切替は、ユーザの手動操作等に基づいて行ってもよいし、有線伝送路の状態を検出する図示しない検出部を設け、検出した伝送路状態(例えばSN比)に応じて自動的に有線伝送路を選択するような構成も可能である。
図2は、本実施形態のブリッジ装置100を適用した家庭内通信システムの概略構成を示す図である。図2では、2階建てで1階層に2部屋ずつ合計4つの部屋を有する家屋を模式的に表している。この家屋は、屋外電力線(引込線)に接続され電力供給を受ける配電盤4から屋内に電力線1が配線されており、この電力線1が各部屋に設置された電源コンセント10に接続されている。また、テレビアンテナ3に接続されたテレビアンテナ線2が屋内に配線されており、このテレビアンテナ線2が各部屋に設置されたアンテナコンセント20に接続されている。
図2の例では、2階左側の部屋の電源コンセント10とアンテナコンセント20、及び2階右側の部屋の電源コンセント10とアンテナコンセント20を、それぞれブリッジ装置100で接続し、電力線1とテレビアンテナ線2の双方を有線伝送路として用いた有線通信システムを構成している。2階左側及び右側各部屋の電源コンセント10には、それぞれ電力線通信装置(PLCモデム)501、502が接続されている。なお、ブリッジ装置100は、アンテナコンセント20の代わりに不図示の電話コンセントに接続してもよいし、アンテナコンセント及び電話コンセントの両方に接続するようにしてもよい。そして、電力線通信装置501、502には、それぞれ有線通信を行う端末装置511、512が接続される。
上記構成の有線通信システムにおいて、ブリッジ装置100を介して電力線1とテレビアンテナ線2との間で通信信号を伝送可能であり、双方の有線伝送路を用いて有線通信を行うことが可能となっている。ここで、ブリッジ装置100内のセレクタ104を切り替えることにより、電力線1とテレビアンテナ線2の一方を選択して端末装置511、512間で通信を行うことができる。例えば、電力線1とテレビアンテナ線2が通信に利用可能な場合に、高速通信を行う場合は一般にノイズ等の有線伝送路特性が良好なテレビアンテナ線2を介して通信を行い、部屋にアンテナコンセントが無い場合や低速な通信でも十分な場合は電力線1を用いて通信を行う。また、それぞれの伝送路状態に応じて最適な有線伝送路を選択するようなことも可能である。電力線1のみを用いて通信を行う場合は、ブリッジ装置100内のセレクタ104において電話線コネクタ106及びアンテナ線コネクタ107とカプラ102との接続を切るようにすればよい。
端末装置は、例えばパーソナルコンピュータのように通信端末装置の機能を有する情報処理装置、プリンタや表示装置等の周辺機器、通信機能を備えたテレビ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、エアコン等の家電機器などが含まれる。
次に、通信アダプタの構成を示す。図3は、本発明の実施形態に係る通信アダプタと、通信アダプタに接続される電力線通信装置の外観構成を示す斜視図である。
通信アダプタ200は、室内の電源コンセントに接続するための電源プラグ211(第1の電源コネクタ)及び電源コード210と、電話線を接続する電話線コネクタ(RJ−11)207(伝送路コネクタ、コネクタ)と、テレビアンテナ線を接続するアンテナ線コネクタ(F端子)208(伝送路コネクタ、コネクタ)と、他の電源コードを接続する電源コンセント215(第2の電源コネクタ)とを備えて構成される。電源コンセント215に電力線通信装置300の電源コード310の電源プラグ311を接続することによって、通信アダプタ200と電力線通信装置300とが接続される。なお、通信アダプタ200は、筐体に直接電源プラグを設けて電源コードを省略したり、電話線コネクタやアンテナ線コネクタの代わりに電話コードやアンテナコードを筐体から延出させるような構成も可能である。また、通信アダプタ200と電力線通信装置300をコネクタで直結可能に構成し、電源コードを省くことも可能である。
図4は、図3に示した通信アダプタ200及び電力線通信装置300の電気的な概略構成を示すブロック図である。通信アダプタ200は、電源コード210に接続され電力線を介して伝送される通信信号の経路を選択するセレクタ202と、通信信号を遮断するためのローパスフィルタ(LPF)203と、電力線からの通信信号の分離及び電力線への通信信号の重畳を行うカプラ204と、複数のコネクタの内のどのコネクタを使用して通信信号を送受信するかを選択するセレクタ205と、セレクタ202、205による信号経路切替を制御する制御回路206とを備えている。
カプラ204は、上記のブリッジ装置100と同様に結合トランスを含んで構成され、電源ライン212と電話線コネクタ207及びアンテナ線コネクタ208とを分離し、かつ、電源ライン212と電話線コネクタ207及びアンテナ線コネクタ208との間で通信信号を伝送できるようにするものである。セレクタ202は、制御回路206の制御に基づいて接続の切り替えを行い、電源コード210を電源コンセント215と直接か或いはローパスフィルタ203を介して接続するものである。セレクタ205は、制御回路206の制御に基づいて接続の切り替えを行い、カプラ204を電話線コネクタ207またはアンテナ線コネクタ208に選択的に接続させるものである。なお、セレクタ205において、カプラ204を電話線コネクタ207及びアンテナ線コネクタ208の両方に接続してもよいし、電話線コネクタ207及びアンテナ線コネクタ208の双方とカプラ204との接続を切ることもできる。
この通信アダプタ200によって、カプラ204を介して電源ライン212と電話線コネクタ207またはアンテナ線コネクタ208とが高周波的に接続され、電力線と他の有線伝送路である電話線またはテレビアンテナ線とを接続して有線通信を行うことが可能となる。この際、電話線コネクタ207またはアンテナ線コネクタ208とカプラ204とを接続する場合は、セレクタ202によってローパスフィルタ203を電源コード210に接続し、電源コード210に通信信号が流入しないようにする。また、電話線コネクタ207及びアンテナ線コネクタ208の双方とカプラ204とを接続しない場合は、電源コード210を電源ライン212と直接接続し、電源コード210を介して通信信号を伝送可能にする。なお、制御回路206及びセレクタ202,205による有線伝送路の選択切替は、ユーザの手動操作等に基づいて行ってもよいし、有線伝送路の状態を検出する図示しない検出部を設け、検出した伝送路状態に応じて自動的に有線伝送路を選択するような構成も可能である。
電力線通信装置300は、イーサネット(登録商標)を介してパーソナルコンピュータ等に接続するためのイーサネットインタフェース(Ethernet I/F)301(RJ−45)と、USB(Universal Serial Bus)を介してパーソナルコンピュータ等に接続するためのUSBインタフェース(USB I/F)302とを備える。また、通信データを含むデジタル信号の変調処理等を行って送信する通信信号をアナログフロントエンド304に出力すると共に、アナログフロントエンド304から入力される通信信号の復調処理等を行って受信した通信データを抽出するデジタル信号処理回路303と、送信する通信信号のアナログ信号への変換及び受信した通信信号のデジタル信号への変換を行うアナログフロントエンド304とを備える。さらに、電源コード310を介して供給される交流電力を所定電圧の直流に変換して電力線通信装置300の各部に供給する電源回路306と、この電源回路306及び電源コード310とアナログフロントエンド304とを分離し、かつ、アナログフロントエンド304と電源コード310との間で通信信号を伝送できるようにするカプラ305とを備えている。
図5は、通信アダプタ及び電力線通信装置の変形例の構成を示す図である。これら通信アダプタ250及び電力線通信装置350は、図4の構成におけるカプラ204、305の代わりに、電力線に供給される商用電源の周波数を遮断するためのバンドパスフィルタ209を備えるものであり、同様の機能を実現できる。また、アナログフロントエンド304には、図示しないバンドパスフィルタが設けられている。
図6は、本実施形態の通信アダプタ200を適用した家庭内通信システムの概略構成を示す図である。屋内の電力線1及びテレビアンテナ線2の配線は図2と同様である。
図6の例では、2階左側の部屋の電源コンセント10とアンテナコンセント20、及び2階右側の部屋の電源コンセント10とアンテナコンセント20に、それぞれ通信アダプタ200を接続し、電力線1とテレビアンテナ線2の双方を有線伝送路として用いた有線通信システムを構成している。また、通信アダプタ200には、それぞれ電力線通信装置300が接続されている。なお、通信アダプタ200は、アンテナコンセント20の代わりに不図示の電話コンセントに接続してもよいし、アンテナコンセント及び電話コンセントの両方に接続するようにしてもよい。そして、電力線通信装置300には、それぞれ有線通信を行う端末装置511、512が接続される。
上記構成の有線通信システムにおいて、通信アダプタ200を介して電力線通信装置300とテレビアンテナ線2との間で通信信号を伝送可能であり、電力線1及びテレビアンテナ線2の双方の有線伝送路を用いて有線通信を行うことが可能となっている。ここで、通信アダプタ200内のセレクタ202、205を切り替えることにより、電力線1とテレビアンテナ線2の一方を選択して端末装置511、512間で通信を行うことができる。例えば、電力線1とテレビアンテナ線2が通信に利用可能な場合に、高速通信を行う場合は一般にノイズ等の伝送路特性が良好なテレビアンテナ線2を介して通信を行い、低速な通信でも十分な場合は電力線1を用いて通信を行う。部屋にアンテナコンセントが無い場合は、通信アダプタ200を介さずに電力線1を用いて通信を行えばよい。また、それぞれの伝送路状態に応じて最適な有線伝送路を選択するようなことも可能である。
次に、通信アダプタと一体化した電力線通信装置の構成を示す。図7は、通信アダプタの機能を有する電力線通信装置の外観構成を示す斜視図である。
電力線通信装置400は、室内の電源コンセントに接続するための電源プラグ411及び電源コード410と、電話線を接続する電話線コネクタ(RJ−11)402と、テレビアンテナ線を接続するアンテナ線コネクタ(F端子)403とを備えて構成される。この電力線通信装置400の電気的な構成は、図5に示した通信アダプタ250と電力線通信装置350の構成において、電源コード310を除いて電源ライン212を直結し、一体的に構成したものである。
図8は、本実施形態の電力線通信装置400を適用した家庭内通信システムの概略構成を示す図である。屋内の電力線1及びテレビアンテナ線2の配線は図2と同様である。
図8の例では、2階左側の部屋の電源コンセント10とアンテナコンセント20、及び2階右側の部屋の電源コンセント10とアンテナコンセント20に、それぞれ電力線通信装置400を接続し、電力線1とテレビアンテナ線2の双方を有線伝送路として用いた有線通信システムを構成している。なお、電力線通信装置400は、アンテナコンセント20の代わりに不図示の電話コンセントに接続してもよいし、アンテナコンセント及び電話コンセントの両方に接続するようにしてもよい。そして、電力線通信装置400には、それぞれ有線通信を行う端末装置511、512が接続される。
上記構成の有線通信システムにおいて、電力線通信装置400によって電力線1だけでなくテレビアンテナ線2との間で通信信号を伝送可能であり、電力線1及びテレビアンテナ線2の双方の有線伝送路を用いて有線通信を行うことが可能となっている。ここで、電力線通信装置400内のセレクタを切り替えることにより、電力線1とテレビアンテナ線2の一方を選択して端末装置511、512間で通信を行うことができる。例えば、電力線1とテレビアンテナ線2が通信に利用可能な場合に、高速通信を行う場合は一般にノイズ等の伝送路特性が良好なテレビアンテナ線2を介して通信を行い、部屋にアンテナコンセントが無い場合や低速な通信でも十分な場合は電力線1を用いて通信を行う。また、それぞれの伝送路状態に応じて最適な有線伝送路を選択するようなことも可能である。
上述したように、本実施形態のブリッジ装置は、電力線と他の有線伝送路とを電源周波数帯域おいて分離するとともに、通信帯域において電力線と他の有線伝送路との間で信号伝送を可能にするカプラを備えており、室内に設置されている電源と電話線又はテレビアンテナ線の各コンセントとを接続することによって、電力線と電話線又はテレビアンテナ線による他の有線伝送路との一方、または両方を用いた有線通信を行うことができる。
また、本実施形態の通信アダプタは、上記ブリッジ装置と同様のカプラと、電力線に接続するコードまたはコネクタと、他の有線伝送路である電話線やテレビアンテナ線に接続するコードまたはコネクタと、複数の有線伝送路のうちのどの有線伝送路に接続するかの接続選択切り替えを行うセレクタとを備えており、室内に設置されている電源と電話線又はテレビアンテナ線の各コンセントとを接続し、電力線通信装置と接続することにより、電力線通信装置によって電力線と電話線又はテレビアンテナ線による他の有線伝送路との一方、または両方を用いた有線通信を行うことができる。
なお、上述した実施の形態では、テレビが地上波を放送する場合であって、宅内におけるアンテナ線コネクタが「F端子」の1種類の場合について説明したが、放送が、地上波放送だけではなく、BS(Broadcasting Satellite)放送、CS(Communications Satellite)放送などの多岐に渡る場合は、宅内に複数種類のアンテナ線コネクタがある。この場合、セレクタが、電力線の他の有線伝送路として、1種類のアンテナ線コネクタだけでなく、複数のアンテナ線コネクタを選択してもよい。こうすることで、複数の配線を有効活用することが出来る。
したがって、本実施形態のブリッジ装置または通信アダプタを用いることにより、有線伝送路の状態、配線構成、通信装置の構成や仕様、通信速度や通信目的など、種々の条件に応じて、より適切な有線伝送路を介して良好な信号伝送を行うことが可能となる。
本発明は、屋内等で有線通信を行う際に、電力線と他の有線伝送路とを含む複数の有線伝送路のうちの適切な有線伝送路を利用した通信を可能にすることができる効果を有し、電力線通信を含む有線通信を行う中継装置において、有線伝送路に接続して用いられるブリッジ装置及び通信アダプタ、並びに電力線通信装置等に有用である。
本発明の実施形態に係るブリッジ装置の概略構成を示す図 本実施形態のブリッジ装置を適用した家庭内通信システムの概略構成を示す図 本発明の実施形態に係る通信アダプタと、通信アダプタに接続される電力線通信装置の外観構成を示す斜視図 本実施形態に係る通信アダプタ及び電力線通信装置の電気的な概略構成を示すブロック図 本実施形態に係る通信アダプタ及び電力線通信装置の変形例の構成を示す図 本実施形態の通信アダプタを適用した家庭内通信システムの概略構成を示す図 本実施形態に係る通信アダプタの機能を有する電力線通信装置の外観構成を示す斜視図 本実施形態の電力線通信装置を適用した家庭内通信システムの概略構成を示す図 電力線における伝送路減衰特性の例を示す図 テレビアンテナ線における伝送路減衰特性の例を示す図
符号の説明
1 電力線
2 テレビアンテナ線
10 電源コンセント
20 アンテナコンセント
100 ブリッジ装置
102、204 カプラ
103 バンドパスフィルタ
104、202、205 セレクタ
105、206 制御回路
106、207 電話線コネクタ
107、208 アンテナ線コネクタ
111、211 電源プラグ
110、210 電源コード
212 電源ライン
200、250 通信アダプタ
203 ローパスフィルタ
215 電源コンセント
300、350、400、501、502 電力線通信装置

Claims (5)

  1. 電力線を介してアナログ信号を中継する中継装置であって、
    前記電力線に接続される第1の電源コネクタと、
    前記電力線と異なる他の有線伝送路に接続される伝送路コネクタと、
    前記アナログ信号が双方向で伝送可能になるように、前記第1の電源コネクタと前記伝送路コネクタとを接続するカプラと、
    を備える中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、更に、
    前記電力線からの電力を出力する第2の電源コネクタを備え、
    前記カプラは、前記第1の電源コネクタと前記第2の電源コネクタとの間で伝送される前記アナログ信号が、双方向で伝送可能になるように、前記第1の電源コネクタと前記伝送路コネクタとを接続する中継装置。
  3. 請求項1または2に記載の中継装置であって、
    前記伝送路コネクタは、複数のコネクタを有し、
    更に、前記複数のコネクタの内、少なくとも一つのコネクタを選択するセレクタを備え、
    前記カプラは、前記第1の電源コネクタと前記セレクタにより選択されたコネクタとを接続する中継装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の中継装置であって、更に、
    前記電力線から前記他の有線伝送路に流入するノイズを除去するフィルタを備える中継装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の中継装置であって、
    前記複数のコネクタは、アンテナ線に接続自在なアンテナ線コネクタ、及び電話線に接続自在な電話線コネクタの少なくとも一つを含む中継装置。
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